JPH05113138A - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents
内燃機関の吸入空気量制御装置Info
- Publication number
- JPH05113138A JPH05113138A JP27744991A JP27744991A JPH05113138A JP H05113138 A JPH05113138 A JP H05113138A JP 27744991 A JP27744991 A JP 27744991A JP 27744991 A JP27744991 A JP 27744991A JP H05113138 A JPH05113138 A JP H05113138A
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- Japan
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- lever
- throttle
- internal combustion
- combustion engine
- intake air
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、車輌用内燃機関の吸入空気量制御装
置に関し、特に制御弁駆動手段が作動した場合の運転者
アクセルペダルの操作感の悪化を抑制した簡便な機構を
提供することにある。 【構成】スロットルバルブ3,4を軸支するスロットル
シャフト10,13とモータ27に駆動される連結シャ
フト21と、スロットルシャフト10に回動自在に軸支
されるワイアレバー15を同軸上に配置し、非動作スプ
リング17とスロットルリターンスプリング33が対向
して付勢するように配置することにより構成される。 【効果】モータ駆動時に、非作動スプリングとスロット
ルリターンスプリングの発生モーメントが相殺される。
置に関し、特に制御弁駆動手段が作動した場合の運転者
アクセルペダルの操作感の悪化を抑制した簡便な機構を
提供することにある。 【構成】スロットルバルブ3,4を軸支するスロットル
シャフト10,13とモータ27に駆動される連結シャ
フト21と、スロットルシャフト10に回動自在に軸支
されるワイアレバー15を同軸上に配置し、非動作スプ
リング17とスロットルリターンスプリング33が対向
して付勢するように配置することにより構成される。 【効果】モータ駆動時に、非作動スプリングとスロット
ルリターンスプリングの発生モーメントが相殺される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に供給される吸
入空気量を制御する内燃機関の吸入空気量制御装置に関
し、特に、モータ等の駆動手段により吸入空気量を制御
することができる内燃機関の吸入空気量制御装置に関す
る。
入空気量を制御する内燃機関の吸入空気量制御装置に関
し、特に、モータ等の駆動手段により吸入空気量を制御
することができる内燃機関の吸入空気量制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関に通じる吸気通路には
スロットルバルブが設けられている。このスロットルバ
ルブが開閉されることにより吸入空気量が加減される。
従来は、アクセルペダルが機械的にスロットルバルブに
接続されており、アクセルペダルの踏み込み量に対し一
義的にスロットルバルブの開度が定まるようになってい
た。
スロットルバルブが設けられている。このスロットルバ
ルブが開閉されることにより吸入空気量が加減される。
従来は、アクセルペダルが機械的にスロットルバルブに
接続されており、アクセルペダルの踏み込み量に対し一
義的にスロットルバルブの開度が定まるようになってい
た。
【0003】近年、高度な内燃機関の制御が要求される
ようになってきた。車輪がスリップするような状態に陥
ったときに内燃機関に供給される吸入空気量を制限す
る、いわゆる、トラクション制御などはこの一例であ
る。そのためにアクセルペダルの踏み込み量と独立し
て、モータ等の駆動手段を用いてスロットルバルブを開
閉する技術が開発された。この技術では、アクセルペダ
ルの踏み込み力はまずワイアレバーに伝えられ、さら
に、ばね等の弾性体を介してスロットルバルブと一体と
なったスロットルレバーに伝えられるようになってお
り、一方、スロットルバルブと一体のスロットルレバー
はモータにより回転力が与えられるようになっている。
ようになってきた。車輪がスリップするような状態に陥
ったときに内燃機関に供給される吸入空気量を制限す
る、いわゆる、トラクション制御などはこの一例であ
る。そのためにアクセルペダルの踏み込み量と独立し
て、モータ等の駆動手段を用いてスロットルバルブを開
閉する技術が開発された。この技術では、アクセルペダ
ルの踏み込み力はまずワイアレバーに伝えられ、さら
に、ばね等の弾性体を介してスロットルバルブと一体と
なったスロットルレバーに伝えられるようになってお
り、一方、スロットルバルブと一体のスロットルレバー
はモータにより回転力が与えられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、アクセルペダルの踏み込み量に応じてスロットルレ
バーの回転位置が定まり、スロットルレバーとスロット
ルバルブは一体に構成されているので、これに応じてス
ロットルバルブの位置が定まる。そして、モータの回転
力がスロットルレバーに加えられ、アクセルペダルの踏
み込み量に応じた位置から、さらに、スロットルバルブ
が開閉される。
は、アクセルペダルの踏み込み量に応じてスロットルレ
バーの回転位置が定まり、スロットルレバーとスロット
ルバルブは一体に構成されているので、これに応じてス
ロットルバルブの位置が定まる。そして、モータの回転
力がスロットルレバーに加えられ、アクセルペダルの踏
み込み量に応じた位置から、さらに、スロットルバルブ
が開閉される。
【0005】このように、モータからスロットルレバー
に回転力が伝わるとスロットルレバーが移動する。ここ
で、アクセルの踏み込み量に応じて定まるワイアレバー
の位置とモータによって移動されるスロットルレバーの
位置との相対的変位は、ワイアレバーとスロットルレバ
ーとの間に介在されたばね等の弾性部材によって吸収さ
れる。
に回転力が伝わるとスロットルレバーが移動する。ここ
で、アクセルの踏み込み量に応じて定まるワイアレバー
の位置とモータによって移動されるスロットルレバーの
位置との相対的変位は、ワイアレバーとスロットルレバ
ーとの間に介在されたばね等の弾性部材によって吸収さ
れる。
【0006】しかしながら、ワイアレバーとスロットル
レバーの相対的な変位によってばねに弾性力が発生し、
この弾性力はワイアレバーを介してアクセルペダルに付
勢される。そのために、アクセルペダルの踏み込み量が
同じであっても、ワイアレバーとスロットルレバーの間
に相対的変位があるときは、アクセルペダルの踏み込み
のフィーリングが変わってしまい、運転者の操作感が悪
化するという問題が生じていた。
レバーの相対的な変位によってばねに弾性力が発生し、
この弾性力はワイアレバーを介してアクセルペダルに付
勢される。そのために、アクセルペダルの踏み込み量が
同じであっても、ワイアレバーとスロットルレバーの間
に相対的変位があるときは、アクセルペダルの踏み込み
のフィーリングが変わってしまい、運転者の操作感が悪
化するという問題が生じていた。
【0007】本発明の目的は、アクセルペダルの操作感
の悪化が抑制可能な内燃機関の吸入空気量制御装置を提
供することにある。
の悪化が抑制可能な内燃機関の吸入空気量制御装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、アクセルペダルの踏み込みに応じて
回転するワイアレバーと、前記ワイアレバーの回転力が
非動作スプリングを介して伝えられるスロットルレバー
と、前記スロットルレバーと固定されたスロットルシャ
フトと、前記スロットルレバーに回転力を与えるモータ
等の駆動手段を有し、さらに、前記スロットルレバーと
前記ワイアレバーとの相対的変位がワイアレバーに与え
る付勢力を緩和するための付勢力を前記ワイアレバーに
与える弾性体を有するように構成した。
めに、本発明では、アクセルペダルの踏み込みに応じて
回転するワイアレバーと、前記ワイアレバーの回転力が
非動作スプリングを介して伝えられるスロットルレバー
と、前記スロットルレバーと固定されたスロットルシャ
フトと、前記スロットルレバーに回転力を与えるモータ
等の駆動手段を有し、さらに、前記スロットルレバーと
前記ワイアレバーとの相対的変位がワイアレバーに与え
る付勢力を緩和するための付勢力を前記ワイアレバーに
与える弾性体を有するように構成した。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、モータ等の回転力がスロ
ットルレバーに伝わりスロットルレバーが回転して、ス
ロットルレバーとワイアレバーとの間に相対的な変化が
生じてアクセルワイアーに付勢力が加わったときに、弾
性体がこの付勢力を打ち消すように動作する。そのため
に、アクセルペダルの踏み込みのフィーリングが損なわ
れることがなく、運転者の操作感の悪化が抑制される。
ットルレバーに伝わりスロットルレバーが回転して、ス
ロットルレバーとワイアレバーとの間に相対的な変化が
生じてアクセルワイアーに付勢力が加わったときに、弾
性体がこの付勢力を打ち消すように動作する。そのため
に、アクセルペダルの踏み込みのフィーリングが損なわ
れることがなく、運転者の操作感の悪化が抑制される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。システム構成図を図2に示す。空気はエアクリー
ナ1を通り、さらにインテークマニホールド2で2系統
に分岐する。2系統に分かれた吸気通路には、それぞ
れ、スロットルバルブ3及びスロットルバルブ4が設け
られている。スロットルバルブ3はスロットルアクチュ
エータ5によって開閉される(スロットルアクチュエー
タ5の詳細は後述)。スロットルバルブ3及びスロット
ルバルブ4を通過した吸入空気は内燃機関のシリンダー
群8に供給される。一方、車輪速センサ等の各センサ
(図示せず)の信号はコントロールユニット7に入力さ
れる。この信号に基づいてコントロールユニット7は制
御信号を出力する。スロットルアクチュエータ5は、コ
ントロールユニット7からの制御信号及びアクセルペダ
ル6の踏み込み量に応じてスロットルバルブ3及びスロ
ットルバルブ4を開閉する。
する。システム構成図を図2に示す。空気はエアクリー
ナ1を通り、さらにインテークマニホールド2で2系統
に分岐する。2系統に分かれた吸気通路には、それぞ
れ、スロットルバルブ3及びスロットルバルブ4が設け
られている。スロットルバルブ3はスロットルアクチュ
エータ5によって開閉される(スロットルアクチュエー
タ5の詳細は後述)。スロットルバルブ3及びスロット
ルバルブ4を通過した吸入空気は内燃機関のシリンダー
群8に供給される。一方、車輪速センサ等の各センサ
(図示せず)の信号はコントロールユニット7に入力さ
れる。この信号に基づいてコントロールユニット7は制
御信号を出力する。スロットルアクチュエータ5は、コ
ントロールユニット7からの制御信号及びアクセルペダ
ル6の踏み込み量に応じてスロットルバルブ3及びスロ
ットルバルブ4を開閉する。
【0011】スロットルアクチュエータ5の詳細図を図
1に示す。スロットルバルブ4はスロットルシャフト1
3を中心として回転するようになっており、スロットル
ボディ11の内部に回転自在に保持されている。また、
アクセルペダル6はアクセルワイア12と結合されてい
る。このアクセルワイア12と結合されているワイアレ
バー15はスロットルシャフト13に対して回転自在に
軸支され、さらに、スロットルリターンスプリング14
によりスロットルバルブ4が閉じるように付勢されてい
る。ワイアレバー15は非動作スプリング17を介して
スロットルレバー16に接続されている。スロットルレ
バー16はスロットルシャフト13と一体に回動するよ
うに固定されている。なお、ワイアレバー15は操作量
検知手段であるアクセルセンサ18に係合連動してお
り、ワイアレバー15の偏角量、すなわち、アクセルワ
イア12の操作量を検知することができる。
1に示す。スロットルバルブ4はスロットルシャフト1
3を中心として回転するようになっており、スロットル
ボディ11の内部に回転自在に保持されている。また、
アクセルペダル6はアクセルワイア12と結合されてい
る。このアクセルワイア12と結合されているワイアレ
バー15はスロットルシャフト13に対して回転自在に
軸支され、さらに、スロットルリターンスプリング14
によりスロットルバルブ4が閉じるように付勢されてい
る。ワイアレバー15は非動作スプリング17を介して
スロットルレバー16に接続されている。スロットルレ
バー16はスロットルシャフト13と一体に回動するよ
うに固定されている。なお、ワイアレバー15は操作量
検知手段であるアクセルセンサ18に係合連動してお
り、ワイアレバー15の偏角量、すなわち、アクセルワ
イア12の操作量を検知することができる。
【0012】一方、スロットルバルブ3はスロットルシ
ャフト32と一体に回転するようになっており、スロッ
トルボディ31の内部に回転自在に保持されている。ス
ロットルシャフト32はスロットルリターンスプリング
33によりスロットルバルブ3の閉じ方向に付勢されて
おり、スロットルバルブ3の制御量は同軸上に配置した
スロットルセンサ35により検出される。またコネクト
レバー34はスロットルシャフト32に一体に固定され
ている。
ャフト32と一体に回転するようになっており、スロッ
トルボディ31の内部に回転自在に保持されている。ス
ロットルシャフト32はスロットルリターンスプリング
33によりスロットルバルブ3の閉じ方向に付勢されて
おり、スロットルバルブ3の制御量は同軸上に配置した
スロットルセンサ35により検出される。またコネクト
レバー34はスロットルシャフト32に一体に固定され
ている。
【0013】上記スロットルボディ11及び31は、連
結シャフト21の両端に固定されたコネクトレバー22
及び23にスロットルレバー16及びコネクトレバー3
4が係合連動するように、同一軸上に配置される。連結
シャフト21には、連結シャフト21に対して相対回動
可能なギア24が軸支され、ギア24はギアスプリング
25により制御弁全開方向に付勢され待期している。ま
た連結シャフト21には、一体となって回動するギアフ
ォローレバー26が軸支される。モータ27は、連結シ
ャフト21の近傍に配置され、別に設けるモータ駆動手
段により駆動されると、ギア24を回動し、ギア24が
ギアフォローレバー26を当接回動させることにより連
結シャフト21を回動させる。
結シャフト21の両端に固定されたコネクトレバー22
及び23にスロットルレバー16及びコネクトレバー3
4が係合連動するように、同一軸上に配置される。連結
シャフト21には、連結シャフト21に対して相対回動
可能なギア24が軸支され、ギア24はギアスプリング
25により制御弁全開方向に付勢され待期している。ま
た連結シャフト21には、一体となって回動するギアフ
ォローレバー26が軸支される。モータ27は、連結シ
ャフト21の近傍に配置され、別に設けるモータ駆動手
段により駆動されると、ギア24を回動し、ギア24が
ギアフォローレバー26を当接回動させることにより連
結シャフト21を回動させる。
【0014】次に、このような構成のスロットルアクチ
ュエータ5の動作を説明する。運転者によりアクセルペ
ダル6が踏み込まれるとアクセルワイア12が引かれ、
ワイアレバー15が回動する。ワイアレバー15の回動
は非動作スプリング17を介してコネクタレバー16に
伝えられる。コネクタレバー16とスロットルシャフト
13は一体的に固定されているので、コネクタレバー1
6が回動すると、これに応じてスロットルバルブ4がス
ロットルリターンスプリング14に抗して開く。同様
に、アクセルペダル6が踏み込みまれアクセルワイア1
2が引かれるとスロットルバルブ3が開く。前述のよう
に、アクセルワイア12が引かれ、ワイアレバー15が
回動すると、スロットルレバー16が回動する。スロッ
トルレバー16は、連結シャフト21の一端に設けられ
たコネクタレバー22に当接し、スロットルレバー16
の回動は連結シャフト21に伝えられる。さらに、連結
シャフト21の回動は、連結シャフト21の他端に設け
られたコネクタレバー23、及び、スロットルシャフト
32に設けられたコネクタレバー34を介して、スロッ
トルシャフト32に伝えられる。この回転力により、ス
ロットルバルブ3がリターンスプリング33に抗して開
かれる。
ュエータ5の動作を説明する。運転者によりアクセルペ
ダル6が踏み込まれるとアクセルワイア12が引かれ、
ワイアレバー15が回動する。ワイアレバー15の回動
は非動作スプリング17を介してコネクタレバー16に
伝えられる。コネクタレバー16とスロットルシャフト
13は一体的に固定されているので、コネクタレバー1
6が回動すると、これに応じてスロットルバルブ4がス
ロットルリターンスプリング14に抗して開く。同様
に、アクセルペダル6が踏み込みまれアクセルワイア1
2が引かれるとスロットルバルブ3が開く。前述のよう
に、アクセルワイア12が引かれ、ワイアレバー15が
回動すると、スロットルレバー16が回動する。スロッ
トルレバー16は、連結シャフト21の一端に設けられ
たコネクタレバー22に当接し、スロットルレバー16
の回動は連結シャフト21に伝えられる。さらに、連結
シャフト21の回動は、連結シャフト21の他端に設け
られたコネクタレバー23、及び、スロットルシャフト
32に設けられたコネクタレバー34を介して、スロッ
トルシャフト32に伝えられる。この回転力により、ス
ロットルバルブ3がリターンスプリング33に抗して開
かれる。
【0015】モータ27を駆動した場合について述べ
る。モータ27が駆動されるとギア24が回動しギア2
4の端部がギアフォローレバー26に当接し、当接後は
ギアフォローレバー26を回動し連結シャフト21を回
動する。連結シャフト21が回動すると、コネクトレバ
ー22がスロットルレバー6を、コネクトレバー23が
コネクトレバー34をそれぞれ回動する。これによっ
て、スロットルシャフト13及び32が回動し、スロッ
トルバルブ3及び4が開閉作動する。
る。モータ27が駆動されるとギア24が回動しギア2
4の端部がギアフォローレバー26に当接し、当接後は
ギアフォローレバー26を回動し連結シャフト21を回
動する。連結シャフト21が回動すると、コネクトレバ
ー22がスロットルレバー6を、コネクトレバー23が
コネクトレバー34をそれぞれ回動する。これによっ
て、スロットルシャフト13及び32が回動し、スロッ
トルバルブ3及び4が開閉作動する。
【0016】モータ27の駆動による制御は、ギア24
がギアフォローレバー26に当接してからの後に、行な
われるので、モータ27の駆動によるスロットルバルブ
3及び4の制御される範囲は、その時点のギアフォロー
レバー26の位置(ワイアレバー15の位置)により規
制される。したがって、モータ27の回動により、スロ
ットルバルブ3及び4は、ワイアレバー15により規定
される位置から、閉じる方向にのみ回動される。すなわ
ち図3に示す如く、運転者の操作による制御弁開度を最
大量として、機関運転状態や車輌走行状態に応じて、該
制御弁開度以下の経済的開度へ任意に制御する機能を有
する。
がギアフォローレバー26に当接してからの後に、行な
われるので、モータ27の駆動によるスロットルバルブ
3及び4の制御される範囲は、その時点のギアフォロー
レバー26の位置(ワイアレバー15の位置)により規
制される。したがって、モータ27の回動により、スロ
ットルバルブ3及び4は、ワイアレバー15により規定
される位置から、閉じる方向にのみ回動される。すなわ
ち図3に示す如く、運転者の操作による制御弁開度を最
大量として、機関運転状態や車輌走行状態に応じて、該
制御弁開度以下の経済的開度へ任意に制御する機能を有
する。
【0017】モータ27が駆動されて連結シャフト21
が回動されると、スロットルレバー16はスロットルバ
ルブ2が閉じる方向に回動される。このために、スロッ
トルレバー16はワイアレバー5に対して相対的に変化
する。この変位により、非動作スプリング17がねじれ
て弾性力が発生し、この弾性力はワイアレバー5に付勢
される。一方、モータ27が駆動されて連結シャフト2
1が回動されると、コネクタレバー23もスロットルバ
ルブ3を閉じる方向に回動される。このように、スロッ
トルバルブ3が閉じられる方向にスロットルシャフト3
2が回動されると、スロットルリターンスプリング33
のスロットルバルブ3を閉じるように付勢していた力が
減少する。このように、モータ27により連結シャフト
21が回動したときに、非動作スプリング17からワイ
アレバー5に付勢される力に働くが、これとは反対に、
スロットルリーターンプリング33から連結シャフト2
1を介してワイアレバー15に付勢される力が弱まる。
このために、全体的にみると、ワイアレバー5に付勢さ
れるばね力がそれほど変化しない。
が回動されると、スロットルレバー16はスロットルバ
ルブ2が閉じる方向に回動される。このために、スロッ
トルレバー16はワイアレバー5に対して相対的に変化
する。この変位により、非動作スプリング17がねじれ
て弾性力が発生し、この弾性力はワイアレバー5に付勢
される。一方、モータ27が駆動されて連結シャフト2
1が回動されると、コネクタレバー23もスロットルバ
ルブ3を閉じる方向に回動される。このように、スロッ
トルバルブ3が閉じられる方向にスロットルシャフト3
2が回動されると、スロットルリターンスプリング33
のスロットルバルブ3を閉じるように付勢していた力が
減少する。このように、モータ27により連結シャフト
21が回動したときに、非動作スプリング17からワイ
アレバー5に付勢される力に働くが、これとは反対に、
スロットルリーターンプリング33から連結シャフト2
1を介してワイアレバー15に付勢される力が弱まる。
このために、全体的にみると、ワイアレバー5に付勢さ
れるばね力がそれほど変化しない。
【0018】このように、本実施にあっては、非動作ス
プリング17の反力モーメントとスロットルリターンス
プリング33のモーメントが相殺されることにより、運
転者の操作感悪化が抑制される。また、モータ27の負
荷が低減できるため、モータ27の小型化,長寿命化が
実施できる。一方、構成部品点数が少なく、製造原価を
低減し、装置の車輌搭載性を容易にできる。
プリング17の反力モーメントとスロットルリターンス
プリング33のモーメントが相殺されることにより、運
転者の操作感悪化が抑制される。また、モータ27の負
荷が低減できるため、モータ27の小型化,長寿命化が
実施できる。一方、構成部品点数が少なく、製造原価を
低減し、装置の車輌搭載性を容易にできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクセルの踏み込みのフィーリングが損なわれることが
なく、運転者の操作感の悪化を抑制することができると
いう効果が得られる。
アクセルの踏み込みのフィーリングが損なわれることが
なく、運転者の操作感の悪化を抑制することができると
いう効果が得られる。
【図1】図1は吸入空気量制御装置の部品構成図。
【図2】図2はシステム構成図。
【図3】図3は制御特性図。
4…スロットルバルブ、6…アクセルペダル、15…ワ
イアレバー、16…スロットルレバー、17…非動作ス
プリング、27…モータ、33…スロットルリターンス
プリング。
イアレバー、16…スロットルレバー、17…非動作ス
プリング、27…モータ、33…スロットルリターンス
プリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 29/02 311 D 9248−3G (72)発明者 佐々木 靖 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内
Claims (8)
- 【請求項1】アクセルペダルの踏み込みに応じて回転す
るワイアレバーと、前記ワイアレバーの回転力が非動作
スプリングを介して伝えられるスロットルレバーと、前
記スロットルレバーに固定されたスロットルシャフト
と、前記スロットルレバーに回転力を与えるアクチュエ
ータを有した内燃機関の吸入空気量制御装置において、
前記スロットルレバーと前記ワイアレバーとの相対的変
化がワイアレバーに与える付勢力を緩和するための付勢
力を前記ワイアレバーに与える弾性体を備えたことを特
徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記アクチュエータ
は、前記アクセルペダルにより規定されたスロットルバ
ルブ位置から、前記スロットルバルブを閉じる方向にの
み作用するように構成されていることを特徴とする内燃
機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記スロットルアクチ
ュエータに駆動される第1のレバーと、前記スロットル
シャフトを回転させる第2のレバーとを有し、前記第1
レバーが前記第2のレバーに当接したときに前記スロッ
トルバルブが閉じ方向に移動するように構成されている
ことを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項4】請求項2において、第2のスロットルバル
ブと、前記第2のスロットルバルブを閉じ方向に付勢す
るリターンスプリングを有し、前記スロットルレバーの
回転力が前記スロットルバルブを伝えられるように構成
されていることを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御
装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記スロットルレバー
の回転力は連結シャフトによって前記第2のスロットル
バルブに伝えるように構成されていることを特徴とする
内燃機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項6】請求項5において、前記アクチュエータは
前記連結シャフトを回転させることによって前記スロッ
トルレバーが回転するように構成されていることを特徴
とする内燃機関の吸入空気量制御装置。 - 【請求項7】請求項6において、前記アクチュエータは
モータであり、前記モータによって回転する第3のレバ
ーと、前記連結シャフトを回転させる第4のレバーを有
して、前記第3のレバーが前記第4のレバーと当接する
ことによって前記モータの回転が前記連結シャフトに伝
わるように構成されていることを特徴とする内燃機関の
吸入空気量制御装置。 - 【請求項8】アクセルペダルの踏み込みに応じて回転す
るワイアレバーと、前記ワイアレバーの回転が非動作ス
プリングを介して伝えられるスロットルレバーと、前記
スロットルレバーに固定されたスロットルシャフトと、
前記スロットルレバーに回転力を与えるアクチュエータ
を有した内燃機関の吸入空気量制御装置において、前記
スロットルバルブが開度の大きさに応じて大きくなる付
勢力を前記スロットルレバーに与える弾性体を備えたこ
とを特徴とする内燃機関の吸入空気量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744991A JPH05113138A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27744991A JPH05113138A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05113138A true JPH05113138A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17583734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27744991A Pending JPH05113138A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 内燃機関の吸入空気量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05113138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6843223B2 (en) * | 2001-09-11 | 2005-01-18 | Keihin Corporation | Tandem valve type throttle body |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63167037A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エンジンのスロットル制御装置 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP27744991A patent/JPH05113138A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63167037A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-11 | Honda Motor Co Ltd | 車両用エンジンのスロットル制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6843223B2 (en) * | 2001-09-11 | 2005-01-18 | Keihin Corporation | Tandem valve type throttle body |
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