JPH0511304Y2 - - Google Patents

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JPH0511304Y2
JPH0511304Y2 JP1986088227U JP8822786U JPH0511304Y2 JP H0511304 Y2 JPH0511304 Y2 JP H0511304Y2 JP 1986088227 U JP1986088227 U JP 1986088227U JP 8822786 U JP8822786 U JP 8822786U JP H0511304 Y2 JPH0511304 Y2 JP H0511304Y2
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JP
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casing
air
rotor
gas
exhaust
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、圧力波過給機付エンジンの性能向上
対策に関する。
(従来の技術) 従来、エンジンに吸気の過給を行つて出力向上
を図る過給機として、例えば特開昭60−150428号
公報に開示されるように、大気を吸入する1次吸
気ポート及び加圧空気を吐出する2次吸気ポート
を有するエアケーシングと、多数のセルが形成さ
れたロータを内部に嵌装するロータケーシング
と、燃焼室から排出された高圧の排気を導入する
1次排気ポート及び低圧の排気を排出する2次排
気ポートを有するガスケーシングとを備え、上記
ロータの回転に伴い上記セルにおいて排気エネル
ギーを吸気に伝達して吸気の過給を行うようにし
た圧力波過給機が知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、このような圧力波過給機では、吸気
の充填効率を高めるため、ケーシングの冷却性を
良くして吸気温度を下げたいという要求がある。
しかし、その一方では、圧力波過給機で利用す
る排気エネルギーは排気の膨張波による圧力波エ
ネルギーであるので、ケーシングの冷却性が良い
と排気が冷却されて排気の圧力波が減衰してしま
い、吸気の高い充填効率が得られないという相反
する問題がある。
また、上記ロータケーシングの内部では、ロー
タが高速で回転するので、このロータの風切り音
等によつてロータケーシングから高周波の騒音が
発生する。特に、この騒音はロータケーシングと
エアケーシングとの接続部から多く生じている。
さらに、圧力波過給機が排気によつて高温に加
熱されるので、その熱放射によつて圧力波過給機
の周囲の部材が熱負荷を受けるという問題もあ
る。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、圧力波過給機のケ
ーシングのうち主として排気が流通する部分をイ
ンシユレータで覆い、排気を高温に保つことによ
り排気の圧力波の減衰を防止するとともにロータ
ケーシングから発生する騒音及びケーシングから
の熱放射を遮断する一方、エアケーシングをイン
シユレータで覆わずにその冷却性を確保すること
により、吸気の充填効率を高めることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の解決手段
は、大気を吸入する1次吸気ポート及び加圧空気
を吐出する2次吸気ポートを有するエアケーシン
グと、多数のセルが形成されたロータを内部に嵌
装するロータケーシングと、高圧の排気を導入す
る1次排気ポート及び低圧の排気を排出する2次
排気ポートを有するガスケーシングとを備え、上
記ロータの回転に伴い上記セルにおいて排気エネ
ルギーを吸気に伝達して吸気の過給を行うように
した圧力波過給機付エンジンを前提とし、これに
対し上記ガスケーシング側から上記ロータケーシ
ングとエアケーシングとの接続部まで延び、ガス
ケーシングとロータケーシングとを包囲するよう
に覆うインシユレータが設ける構成としたもので
ある。
(作用) 上記の構成により、本考案では、上記ガスケー
シングがインシユレータで包囲されて覆われてい
るので、ガスケーシング内の排気ガスが高温に保
たれて排気エネルギーが逃げず、圧力波の減衰が
防止されることになる。
また、上記エアケーシングがインシユレータで
覆われていないので、エアケーシングが外気に晒
されることになつて良好に冷却され、吸気の温度
上昇が抑制されることによつて充填効率が高めら
れる。
さらに、上記ロータケーシングがインシユレー
タで覆われ且つこのインシユレータはロータケー
シングとエアケーシングとの接続部まで延びてい
るので、ロータケーシングや該ロータケーシング
とエアケーシングとの接続部分から発生する騒音
が遮断される。
また、上記インシユレータによりガスケーシン
グ及びロータケーシングからの熱放射も遮断され
ることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の実施例に係る圧力波
過給機付エンジンを示し、1はエンジン本体の右
側方に配置された圧力波過給機であつて、該圧力
波過給機1は、エアクリーナから供給された大気
を吸入する1次吸気ポート2及び加圧空気を吐出
して吸気マニホールド3に供給する2次吸気ポー
ト4を有するエアケーシング5と、該エアケーシ
ング5の後側に配設され、多数のセルが形成され
たロータを内部に嵌装するロータケーシング6
と、該ロータケーシング6の後側に配設され、排
気マニホールド7から高圧の排気を導入する1次
排気ポート8及び排気エネルギー放出後の低圧の
排気を排気通路9に排出する2次排気ポート10
を有するガスケーシング11とを備え、上記ロー
タはベルト駆動装置12を介してエンジンにより
駆動され、該ロータの回転に伴い上記セルにおい
て排気エネルギーを吸気に伝達して吸気の過給を
行うようにしている。
そして、本考案の特徴として、上記ガスケーシ
ング11側から上記ロータケーシング6とエアケ
ーシング5との接続部13まで延び、排気通路9
とガスケーシング11とロータケーシング6とを
包囲するように覆うインシユレータ14が設けら
れている。該インシユレータ14は、一端がロー
タケーシング6とエアケーシング5との接続部1
3の周囲に開口し、他端が排気マニホールド7及
び排気通路9の周囲に開口する略短管状に形成さ
れた第1インシユレータ部材15と、該第1イン
シユレータ部材15の右側下端に取付けられ下端
が排気マニホールド7の下側でエンジン側に向つ
て折曲げられている第2インシユレータ部材16
とからなる。上記第1インシユレータ部材15は
圧力波過給機1の左側(エンジン本体側)に配置
されたインシユレータ部材15aと、圧力波過給
機1の右側(エンジン本体と逆側)に配置された
右側インシユレータ部材15bとに分割されてお
り、圧力波過給機1がエンジン本体に組付けられ
ている状態でエンジン上方から左側インシユレー
タ部材15aを装着し、エンジン右側から右側イ
ンシユレータ部材15bを装着してこの両インシ
ユレータ部材15a,15bをボルト18,18
……により互いに結合するようになされている。
尚、17はウエストゲートバルブを駆動するた
めのソレノイドバルブである。
したがつて、上記実施例においては、ガスケー
シング11がインシユレータ14で包囲されるよ
うに覆われているので、ガスケーシング内の排気
ガスの熱が大気中に放出されることが抑制されて
該排気ガスが高温に保たれ、排気エネルギーが逃
げないことから、排気の圧力波の減衰を防止する
ことができる。
また、エアケーシング5がインシユレータ14
で覆われていないので、エアケーシング5が、外
気に晒され、この外気によつて良好に冷却される
ことになつて、吸気の温度上昇が抑制されること
になり、該吸気の充填効率を高めることができ
る。
さらに、ロータケーシング6がインシユレータ
14で包囲されるように覆われ且つこのインシユ
レータ14はロータケーシング6とエアケーシン
グ5との接続部13まで延びているので、ロータ
ケーシング9や該ロータケーシング6とエアケー
シング8との接続部13から発生する高周波の騒
音が遮断される。
また、ガスケーシング11及びロータケーシン
グ6がインシユレータ14で包囲されるように覆
われているので、ガスケーシング11及びロータ
ケーシング6からの熱放射を遮断することもでき
る。
さらに、上記第1インシユレータ部材15は、
左側インシユレータ部材15aと右側インシユレ
ータ部材15bとに分割されているので、エンジ
ン本体に圧力過給機1を組付けた後でも容易に取
付け又は取外しができインシユレータ14の組付
け性及びメンテナンス時の作業性を向上させるこ
とができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の圧力波過給機付
エンジンによれば、圧力波過給機のガスケーシン
グ側からのロータケーシングとエアケーシングと
の接続部まで延び、ガスケーシングとロータケー
シングとを包囲するように覆うインシユレータを
設けたために、ガスケーシング内の排気ガスが高
温に保たれ、排気エネルギーが逃げず、圧力波の
減衰を防止することができるとともに、エアケー
シングの冷却性を確保して吸気の充填効率を高め
ることができて、エンジン性能の向上を図ること
ができる。またロータケーシングや該ロータケー
シングとエアケーシングとの接続部分から発生す
る騒音を遮断することができ、エンジン騒音の低
減を図ることもできる。更には、ガスケーシン
グ、ロータケーシングからの熱放射を遮断するこ
とができ、圧力波過給機周辺部材への熱負荷を防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はインシ
ユレータの一部を取除いた状態の右面図、第2図
は背面図、第3図は平面図である。 1……圧力波過給機、2……1次吸気ポート、
4……2次吸気ポート、5……エアケーシング、
6……ロータケーシング、8……1次排気ポー
ト、10……2次排気ポート、11……ガスケー
シング、13……接続部、14……インシユレー
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大気を吸入する1次吸気ポート及び加圧空気を
    吐出する2次吸気ポートを有するエアケーシング
    と、多数のセルが形成されたロータを内部に嵌装
    するロータケーシングと、高圧の排気を導入する
    1次排気ポート及び低圧の排気を排出する2次排
    気ポートを有するガスケーシングとを備え、上記
    ロータの回転に伴い上記セルにおいて排気エネル
    ギーを吸気に伝達して吸気の過給を行うようにし
    た圧力波過給機付エンジンにおいて、 上記ガスケーシング側から上記ロータケーシン
    グとエアケーシングとの接続部まで延び、ガスケ
    ーシングとロータケーシングとを包囲するように
    覆うインシユレータが設けられていることを特徴
    とする圧力波過給機付エンジン。
JP1986088227U 1986-06-10 1986-06-10 Expired - Lifetime JPH0511304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986088227U JPH0511304Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986088227U JPH0511304Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62200128U JPS62200128U (ja) 1987-12-19
JPH0511304Y2 true JPH0511304Y2 (ja) 1993-03-19

Family

ID=30946150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986088227U Expired - Lifetime JPH0511304Y2 (ja) 1986-06-10 1986-06-10

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JP (1) JPH0511304Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717200A (en) * 1980-07-05 1982-01-28 Nissei Electric Method of bonding electronic part taping mounting paper

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6166608U (ja) * 1984-10-09 1986-05-07

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717200A (en) * 1980-07-05 1982-01-28 Nissei Electric Method of bonding electronic part taping mounting paper

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JPS62200128U (ja) 1987-12-19

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