JPH05112860A - 溶融めつき鋼帯の表面処理装置 - Google Patents
溶融めつき鋼帯の表面処理装置Info
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- JPH05112860A JPH05112860A JP27260591A JP27260591A JPH05112860A JP H05112860 A JPH05112860 A JP H05112860A JP 27260591 A JP27260591 A JP 27260591A JP 27260591 A JP27260591 A JP 27260591A JP H05112860 A JPH05112860 A JP H05112860A
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Abstract
を移動する溶融めっき済みの鋼帯表面の液状亜鉛被覆層
に空気に懸濁された固体粒子を連続的に吹付ける装置に
おいて、所定量の空気量と固体微粒子量の制御を容易に
するための手段の提供。 【構成】 ケーシングの通板出入口の近傍に設けた両吸
引口の外方に通板鋼板の表面に向かって流体を噴出する
流体噴出口を通板鋼板の全幅にわたって開口した構造と
したことによって、流体噴出口からの流体が通板鋼板の
表面に噴射した固体粒の系外流出を防ぐことになる。ま
た、ケーシング内の固体微粒子吹付口の開口基部に平行
な複数のスリットを有するスリット板上に、複数本の棒
体をスリットと直交して且つ一定間隔をもって平行に配
列した整流板を設置したことによって、理想とするミニ
マムもしくはゼロスパングル模様の形成に必要な固体微
粒子の均一分布と適度な衝突速度を得ることができる。
Description
性外観を呈する微細スパングル模様を形成するための表
面処理装置に関する。
鋼板のような溶融めっき鋼板が固化メタル層上に結晶化
したスパングル模様を形成することはよく知られてお
り、このスパングル模様が微細な結晶模様として分布し
た、いわゆるミニマムもしくはゼルスパングル模様と称
される半輝性外観を有する鋼板が要求されることがあ
る。この半輝性外観を有する模様を形成するために、溶
融めっき浴から出た鋼板の表面を覆う溶融メタル表面が
完全に固化し結晶化する前に、その表面にミストや固体
微粒子を吹付けてメタル中に多数の結晶核を生成する装
置が特公昭60−47345号公報に開示されている。
粉末吹付けノズルを有する垂直なケーシングを設け、こ
のケーシング間を移動する溶融めっき済みの鋼帯表面の
液状亜鉛被覆層に空気に懸濁された固体粒子を連続的に
吹付けるものである。
けによってスパングルを形成するときの結晶の微小化、
均一化は、鋼板に噴霧する空気の単位体積あたりの固体
微粒子の量によって左右され、通常、2〜20μm粒度
の亜鉛粉末のような固体粒子を0.3〜0.5kg/時
間程度、20〜40m/秒の空気中に懸濁せしめて吹付
ける。
シングを有する装置においては、ケーシング間の鋼板の
移動に伴って、ケーシング入口において外気を巻き込
み、また、ケーシングの出口において、鋼板表面に吹付
けた固体微粒子懸濁ガスを持ち出すため、所定量の空気
量と固体微粒子量の制御が困難で、理想とするミニマム
もしくはゼロスパングル模様の形成ができないという問
題がある。
亜鉛粉末吹付けノズルを有する垂直なケーシングを設
け、このケーシング間を移動する溶融めっき済みの鋼帯
表面の液状亜鉛被覆層に空気に懸濁された固体粒子を連
続的に吹付ける装置において、所定量の空気量と固体微
粒子量の制御を容易にするための手段を提供することに
ある。
被覆層を有する鋼帯の移動路の両側に設けられたケ−シ
ングを有し、同ケーシングの略中央部に通板鋼板の全幅
にわたって開口した固体微粒子吹付け口と、同ケーシン
グの通板入口と通板出口近傍に設けられた通板鋼板の全
幅にわたって開口した吸引口とを有する溶融めっき鋼帯
の表面処理装置において、前記両吸引口の外方位置に通
板鋼板の表面に向かって流体を噴出する流体噴出口を通
板鋼板の全幅にわたって開口したことを第1の特徴とす
る。
帯の表面処理装置における固体微粒子吹付け口の開口基
部に平行な複数のスリットを有するスリット板上に、複
数本の棒体をスリットと直交して且つ一定間隔をもって
平行に配列した整流板を設置したことにある。
からの流体が通板表面に噴射した固体粒の系外流出を防
ぐことになるので、吹付けられる固体微粒子量の制御が
容易になり、理想とするミニマムもしくはゼロスパング
ル模様の形成が可能となる。
よって、理想とするミニマムもしくはゼロスパングル模
様の形成に必要な固体微粒子の均一分布と適度な衝突速
度を得ることができる。
処理装置の実施例を示すもので、図1は溶融めっき帯鋼
Aの通路の両面に設けられたケーシング2の中の一側の
ケーシングの一つを溶融めっき帯鋼A側から見た図であ
る。図2は図1に示すハウジング1の断面構造を示す。
1内には、図示されていない溶融めっき浴から出現しつ
つある連続的な鋼板Aに対し対称的に配置されたケ−シ
ング2を有する。このケーシング2の高さ中央部には、
固体粉末を吹付けるために、鋼板Aの進行方向に対して
直角に、全幅にわたって、通板表面から50〜200m
mの間隔を置いて吹付け口3が開口している。この吹付
け口3からは、貯蔵ホッパー4に収納されている固体微
粒子が、モータ5で駆動されるブロアー6によって、計
量装置7、導管8、9を経て鋼板Aの表面に吹付けられ
る。
板の全幅にわたって吸引口10が開口し、鋼板Aに対し
て吹付けられた空気と固体微粒子の残余分は、この吸引
口10から導管11を経て循環し、導管9を経て吹付け
口3から吹付けられる。
下面と上部出口の上面に、通板鋼板の全幅にわたって設
けられたガス噴出口であって、ブロアー13から導入し
た外気を導管14を経て鋼板A表面に吹きつけて、鋼板
Aの移動により発生する随伴ガスの装置内への侵入と固
体微粒子を含む空気の装置からの漏出を防止する。
シング2のそれぞれ上下の吸引口10の通路15にはス
リット板16が配置され、吹付け口3の通路17の吹付
け口の直前には、整流板18が配置されている。
4は側面図を示す。同図に示すように、整流板18は、
等間隔にスリット19を穿設したスリット板20とその
前面に等間隔に配置した断面が丸形の整流棒21からな
る。
である。同図に示すように、一旦スリット19から噴出
した10〜35m/秒程度の空気流が断面が円形の整流
棒21の曲面に当たって反射した空気流が相互に干渉し
合い、スリット板20に穿設したスリット19から鋼板
Aに噴出されるガス流の鋼板幅方向の噴出ガス流速を鋼
帯幅方向にほぼ均一にし、懸濁された粒径0.5〜30
μm程度の固体微粒を均一に分布させ、成長直前の結晶
の均一微細化に必要で、且つ亜鉛被覆層の表面状態に悪
影響を与える凹部を形成することがない。
たところ、鋼板600〜1200mm、鋼板速度30〜
150mm/分で5〜20μmの粉径分布を持つ酸化ア
ルミの微粒子を噴霧空気流量180Nm3 /分に対し
0.5〜2.0kg/hr供給し、ガス噴出ノズルから
のガス流量を上下15Nm3 /分鋼板に対し吹付けるこ
とにより、酸化アルミの微粒子の流出による環境雰囲気
の汚染もなく、安定して鋼板表面がゼロスパングル模様
の外観を有する鋼板の製造ができた。
半輝性表面を形成するために必要な固体微粒子の吹付け
条件を簡単に得ることができる。
ことなく、簡単な設備を設けるだけで完成することがで
きる。
が皆無になり、環境雰囲気の汚染もなくなった。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 溶融メタルの被覆層を有する鋼帯の移動
路の両側に設けられた一対のケ−シングを有し、それぞ
れのケーシングの通板側の略中央部に通板鋼板の全幅に
わたって開口した固体微粒子吹付け口と、通板入口と通
板出口近傍に設けられた通板鋼板の全幅にわたって開口
した吸引口とを有する溶融めっき鋼帯の表面処理装置に
おいて、 前記両吸引開口の外方位置に通板鋼板の表面に向かって
流体を噴出する流体噴出口を通板鋼板の全幅にわたって
開口せしめてなる溶融めっき鋼帯の表面処理装置。 - 【請求項2】 溶融メタルの被覆層を有する鋼帯の移動
路の両側に設けられた一対のケ−シングを有し、それぞ
れのケーシングの通板側の略中央部に通板鋼板の全幅に
わたって開口した固体微粒子吹付け口と、通板入口と通
板出口近傍に設けられた通板鋼板の全幅にわたって開口
した吸引口とを有する溶融めっき鋼帯の表面処理装置に
おいて、 前記固体微粒子吹付け口の開口基部に平行な複数のスリ
ットを有するスリット板上に、複数本の棒体をスリット
と直交して且つ一定間隔をもって平行に配列した整流板
を設置した溶融めっき鋼帯の表面処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272605A JP2558402B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 溶融めっき鋼帯の表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3272605A JP2558402B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 溶融めっき鋼帯の表面処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05112860A true JPH05112860A (ja) | 1993-05-07 |
JP2558402B2 JP2558402B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=17516260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3272605A Expired - Lifetime JP2558402B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 溶融めっき鋼帯の表面処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558402B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025421A (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-18 | ||
JPS6047345A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-14 | Hitachi Ltd | 陰極線管 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3272605A patent/JP2558402B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5025421A (ja) * | 1973-07-09 | 1975-03-18 | ||
JPS6047345A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-14 | Hitachi Ltd | 陰極線管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558402B2 (ja) | 1996-11-27 |
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