JPH05112600A - 環状ヘキサペプチドオキシトシン拮抗剤 - Google Patents

環状ヘキサペプチドオキシトシン拮抗剤

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JPH05112600A
JPH05112600A JP21676991A JP21676991A JPH05112600A JP H05112600 A JPH05112600 A JP H05112600A JP 21676991 A JP21676991 A JP 21676991A JP 21676991 A JP21676991 A JP 21676991A JP H05112600 A JPH05112600 A JP H05112600A
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prolyl
phenylalanyl
cyclo
pipecolyl
isoleucyl
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Withdrawn
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JP21676991A
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English (en)
Inventor
Mark G Bock
ジー.ボツク マーク
Roger D Tung
デー.ツング ロジヤー
Roger M Freidinger
エム.フレイデインガー ロジヤー
Daniel F Veber
エフ.ヴエバー ダニエル
Peter D Williams
デー.ウイリアムス ペーター
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Merck and Co Inc
Original Assignee
Merck and Co Inc
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K7/00Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K7/04Linear peptides containing only normal peptide links
    • C07K7/16Oxytocins; Vasopressins; Related peptides

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式式Iの環状ヘキサペプチド類。具体的
にはシクロ−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕
−メチル)−フェニルアラニル−L−プロリル〕があ
る。 【効果】 本発明の化合物はオキシトシンの拮抗剤であ
って、早産及び月経困難症の治療並びに帝王切開分娩に
先立つ分娩の抑制に関して有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は産科分野に関する。この分野にお
いて、最も重要な問題の1つは早産の管理である。妊娠
20週以後に進んだ相当数の妊婦は未熟分娩及び出産を
経験するが、これは新生児罹患及び死亡の主原因であ
る。
【0002】選択的オキシトシン拮抗剤は理想的な分娩
抑制(tocolytic) 剤であろうと最近提案された。この数
年間で、オキシトシンはヒトを含めた数種の哺乳動物に
おいて分娩の生理学的開始物質であることを強く示唆す
る証拠が蓄積されてきた。オキシトシンは子宮筋層を直
接収縮させることで一部並びに子宮膜/脱落膜から収縮
性プロスタグランジン類の合成及び放出を高めることで
一部この作用を発揮すると考えられる。更に、これらの
プロスタグランジン類は頸部熟成プロセスでも重要であ
るらしい。これらのメカニズムにより、(期日及び早
期)分娩のプロセスはオキシトシンに対する子宮感受性
の増加で開始されるが、これはこの組織におけるオキシ
トシンレセプター数の論文報告された増加に一部起因し
ている。オキシトシンレセプター及び子宮感受性増加の
この”上方調節”(up-regulation)は、期日に向けてエ
ストロゲンの血漿レベルを上昇させる向効果によるらし
い。子宮において直接的(収縮)及び間接的(プロスタ
グランジン合成増強)作用を共に阻止することにより、
選択的オキシトシン拮抗剤は現療法よりも早産を処置す
る上でおそらく有効であろう。加えて、オキシトシンは
期日において子宮でのみ主作用を有するため、このよう
な化合物はたとえあるにしてもほとんど副作用を有しな
いと思われる。
【0003】本発明の化合物は月経困難症の治療にも有
用であろう。この症状は、排卵サイクル中で月経に伴う
周期的痛みにより特徴付けられる。痛みは、おそらく分
泌内膜で産生されるプロスタグランジン類の作用によっ
て媒介される子宮収縮及び虚血に起因していると思われ
る。子宮においてオキシトシンの直接的及び間接的作用
を共に阻止することにより、選択的オキシトシン拮抗剤
は現療法よりも月経困難症を治療する上で有効であろ
う。
【0004】本発明に関するもう1つの用途は、帝王切
開分娩に先立つ分娩の抑制である。
【0005】オキシトシン拮抗剤の開発は、オキシトシ
ン及びアルギニンバソプレシンと密接に関連した構造的
アナログに制限されてきた。D.J.ペッチボーンら、
エンドクリノロジー,1989年、第125巻、第1
号、第217−222頁〔D.J.Pettibone,et al.,
Endocrinology,(1989)125(1),217−2
22〕参照;更に1989年8月16日付で公開された
EP327,744参照。したがって、これらの化合物
はオキシトシン対バソプレシンに関してほとんど選択性
を示さなかった。公知オキシトシン拮抗剤に関するもう
1つの共通問題は、それらがしばしば部分的作用物質活
性を示すことである。
【0006】したがって、動物、好ましくは哺乳動物、
特にヒトの病状に関してオキシトシンの機能と更に効果
的に拮抗する物質を確認することが本発明の目的であっ
た。更に選択的にオキシトシンを阻害する新規化合物を
製造することが本発明のもう1つの目的であった。哺乳
動物の病状に関してオキシトシンの機能と拮抗させる方
法を開発することが本発明の更にもう1つの目的であっ
た。オキシトシン関連障害、特に早産及び月経困難症の
予防又は治療方法を開発することも本発明の目的であ
る。
【0007】式Iの化合物はオキシトシンの拮抗剤であ
って、オキシトシンレセプターに結合することがここに
判明した。本発明の化合物は、高い効力を示しかつオキ
シトシン対バソプレシンに関して更に大きな特異性を示
す新規構造を有している。加えて、本発明の化合物はN
−アルキルアミノ酸残基及びD−アミノ酸を含んでお
り、したがってインビボで代謝されにくく、従来の化合
物と比べて更に長い作用期間及び/又は処方上更に大き
な溶解性を示す。これらの化合物は動物、好ましくは哺
乳動物、特にヒトのオキシトシン関連障害の治療及び予
防上有用である。これらの障害は主に早産及び月経困難
症である。本化合物は帝王切開分娩に先立つ分娩の抑制
にも有用性を有するであろう。
【0008】本発明は下記式の新規環状ヘキサペプチド
類及びその薬学上許容される塩を提供する:
【化24】 上記式中:Aはグリシン、N−メチルグリシン、アラニ
ン、N−メチルアラニン、セリン、
【化25】 であり(但しX=NH2 又はOHである場合、m≠0で
ある);Bは
【化26】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
レオニン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−
4−ヒドロキシプロリン、アスパラギン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、グルタミン、リジン、アルギニン、
ヒスチジン、オルニチン、シクロヘキシルアラニン、オ
ルニチン−δ−tert−ブチルオキシカルボニルであ
り;Cは
【化27】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、トレオニ
ン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−4−ヒ
ドロキシプロリン、ヒスチジン、シクロヘキシルアラニ
ン、オルニチン−δ−tert−ブチルオキシカルボニ
ルであり(Hetは非置換又は−もしくは二置換の5又
は6員ヘテロシクロ環であって、1又は2のヘテロ原子
は各々独立してN、O、S及び四級化Nからなる群より
選択され、置換基は各々独立してヒドロキシル、C1
6 アルキル、CF3 、C1 −C4 アルコキシ、ハロ、
アミノ、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、グアニ
ジル、CO2 H、CO2 −C1 −C4 アルキルからなる
群より選択される);R1 は水素、グリシル、トリフル
オロメチルスルホニル、メタンスルホニル、アセチル、
ベンジルであり;R2 は水素、メチル、カルボキシメチ
ル、ベンジルオキシカルボニルであり;R3 、R4 及び
5 は同一又は異なり、各々独立して水素、メチル、エ
チル、プロピル、アリル、ジヒドロキシプロピル、カル
ボキシメチルからなる群より選択され;R6 は水素、フ
ェニル、スチリル、アミノプロピル、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、4−アミノフェニル、4−
イミダゾリル、3−インドリル、2−ベンゾチエニル、
3−ベンゾチエニル、−又は二置換フェニル(置換基は
各々独立してC1 −C4 アルキル、フルオロ、クロロ、
ブロモ、ヨード、C1 −C4 アルコキシ、ヒドロキシ
ル、ベンジルオキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、
モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、ニトロ、シア
ノ、アミノメチル、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミ
ノメチル及びメチレンジオキシからなる群より選択され
る)、1−ナフチル、2−ナフチル、置換1又は2−ナ
フチル(置換基はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、
1 −C4 アルキル、ヒドロキシル、C1−C4 アルコ
キシ、ベンジルオキシ、フェニル、フェノキシ、ニトロ
及びシアノからなる群より選択される)、置換3−イン
ドリル(置換基は炭素に結合されている場合C1 −C4
アルキル、C1 −C4 アルコキシ、フルオロ、クロロ、
ブロモ、ヨード、ヒドロキシル、シアノ、ニトロからな
る群より選択され、窒素に結合されている場合置換基は
ホルミル、アセチル、ベンゾイル、ベンジル及びC1
4 アルキルからなる群より選択される)であり;R7
は水素、メチル、エチル、2−プロピル、2−ブチル、
1−ブチル、1−プロピル、シクロヘキシル、シクロペ
ンチル、フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−
ヒドロキシフェニル、4−tert−ブチルオキシカル
ボニルオキシフェニル、4−tert−ブチルオキシフ
ェニル、1−ベンジルオキシエチル、1−tert−ブ
チルオキシエチル、1−ヒドロキシエチル、ヒドロキシ
メチルであり;R8 は水素、ヒドロキシル、スルフヒド
リル、3−インドリル、4−イミダゾリル、フェニル、
ナフチル、アミノプロピル、N−(ベンジルオキシカル
ボニル)アミノプロピル、N−(2−クロロベンジルオ
キシカルボニル)アミノプロピル、グアニジルエチル、
グアニジルプロピル、2−ピリジル、3−ピリジル、4
−ピリジル、1−メチル−4−イミダゾリル、1−ベン
ジルオキシメチル−4−イミダゾリル、1−メチル−5
−イミダゾリル、(1,3−ジメチル−5−イミダゾリ
ル)+- −S−ベンジル、
【化28】
【化29】
【化30】 −CO29 ,−CH2 CO29 、−又は二置換フェ
ニル(置換基はC1 −C4 アルキル、ヒドロキシル、C
1 −C4 アルコキシ、ベンジルオキシ、ニトロ、アミ
ノ、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、1−ピロリ
ジニル、シアノ、アミノメチル、モノ又はジC1 −C4
アルキルアミノ、(N,N−ジメチルグリシル)アミ
ノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、2−(4−モ
ルホリニル)エトキシからなる群より選択される)であ
り;R9 は水素、(CH2q NH2
【化31】 −(CH2q −NH(C1 −C5 アルキル)、 −(CH2q −N(C1 −C5 アルキル)2 、 −(CH2q −Het、
【化32】 であり;R10はアミノ、NH−t−ブチルオキシカルボ
ニル、NH−ベンジルオキシカルボニル、NH−9−フ
ルオレニルメチルオキシカルボニル、NH(C1 −C5
アルキル)、N(C1 −C5 アルキル)2 、N+ (C1
−C5 アルキル)3- 、グアニジル、NH−(1−メ
チルキヌクリジニウム−3−カルボニル)+- 、He
t(Hetは前記と同義である)、1−ピロリジニル、
1−ピペリジニル、4−モルホリニル、2,3又は4−
ピリジル、1−ピペラジニル、4−(C1 −C5 アルキ
ル)−1−ピペラジニル、
【化33】 (Hetは前記と同義である)
【化34】 であり;R11はカルボキシル、アミノ、C1 −C5 アル
キルアミノ、ジC1 −C5 アルキルアミノ、トリC1
5 アルキルアミノZ、グアニジルであり;R12は水
素、C1 −C5 アルキル、ベンジル、フェニルであり;
13はC1 −C5 アルキル、ベンジル、フェニルであ
り;Xは水素、NHR1 、OR1であり;YはCH2
NR2 、S、SO、SO2
【化35】 CH−(CH2i −Het(Hetは前記と同義であ
る)であり;Zはクロリド、ブロミド、サルフェート、
スルファメート、ホスフェート、ニトレート、アセテー
ト、プロピオネート、サクシネート、グリコレート、ス
テアレート、ラクテート、マレート、タートレート、シ
トレート、アスコルベート、パモエート、マレエート、
ヒドロキシマレエート、フェニルアセテート、グルタメ
ート、ベンゾエート、サリシレート、スルファニレー
ト、2−アセトキシベンゾエート、フマレート、トルエ
ンスルホネート、メタンスルホネート、トリフルオロメ
タンスルホネート;エタンジスルホネート、オキサレー
ト、イセチオネート等であり;iは1又は2であり;m
は0、1又は2であり;qは2又は3であり;rは1〜
5であり;但しC及びBは同時に
【化36】 及び
【化37】 であることはない。式Iの好ましい化合物は下記場合の
化合物及びその薬学上許容される塩である:Aはグリシ
ン、アラニン、N−メチルアラニン、セリン、
【化38】 であり(但しX=NH2 又はOHの場合、m≠0であ
る);Bは
【化39】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
ランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−4−ヒドロキ
シプロリン、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、
オルニチン、シクロヘキシルアラニン、オルニチン−δ
−tert−ブチルオキシカルボニルであり;Cは
【化40】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
レオニン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−
4−ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、シクロヘキシル
アラニン、オルニチン−δ−tert−ブチルオキシカ
ルボニルであり;R1 は水素、N−ベンジルオキシカル
ボニルグリシル、メタンスルホニル、アセチル、ベンジ
ルであり;R2 は水素、ベンジルオキシカルボニルであ
り;R3 、R4 及びR5 は同一又は異なり、各々独立し
て水素、メチル、アリルからなる群より選択され;R6
は水素、フェニル、3−ピリジル、4−イミダゾリル、
3−インドリル、−置換フェニル(置換基はヒドロキシ
ル、ベンジルオキシ、メトキシ、エトキシからなる群よ
り選択される)、1−ナフチル、2−ナフチル、置換3
−インドリル(置換基は窒素に結合されている場合メチ
ルであり、炭素に結合されている場合メチル、メトキ
シ、フルオロからなる群より選択される)であり;R7
は水素、2−プロピル、2−ブチル、シクロヘキシル、
フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−ヒドロキ
シフェニルであり;R8 は水素、ヒドロキシル、3−イ
ンドリル、4−イミダゾリル、フェニル、アミノプロピ
ル、N−(ベンジルオキシカルボニル)アミノプロピ
ル、N−(2−クロロベンジルオキシカルボニル)アミ
ノプロピル、3−ピリジル、1−メチル−4−イミダゾ
リル、1−ベンジルオキシメチル−4−イミダゾリル、
1−メチル−5−イミダゾリル、(1,3−ジメチル−
5−イミダゾリル)+-
【化41】 −S−ベンジル、−CO29 、−置換フェニル(置換
基はヒドロキシル、ベンジルオキシ、ニトロ、アミノ、
(N,N−ジメチルグリシル)アミノ、2−(4−モル
ホリニル)エトキシからなる群より選択される)であ
る;R9 は水素、(CH2q NH2
【化42】 であり;R10はアミノ、グアニジル、NH−t−ブチル
オキシカルボニル、NH−ベンジルオキシカルボニル、
NH−(1−メチルキヌクリジニウム−3−カルボニ
ル)+- 、−CH=N−t−ブチルオキシカルボニ
ル、−CO212であり;R12は水素、t−ブチルであ
り;R13がベンジルであり;Xは水素、NHR1 、OR
1 であり;YはCH2 、NR2
【化43】 であり;Zがクロリド、シトレート、マレエート、トリ
フルオロメタンスルホネート、アセテートであり;iは
1又は2であり;mは0、1又は2であり;qは2又は
3であり;式Iの更に好ましい化合物は下記場合の化合
物及びその薬学上許容される塩である:Aは
【化44】 であり;Bは
【化45】 であり;Cは
【化46】 であり;R2 は水素であり;R3 及びR5 は水素であ
り;R4 はメチルであり;R6 はフェニル、3−インド
リル、2−ナフチルであり;R7 は2−ブチルであり;
8 は4−イミダゾリル、フェニルであり;R10はアミ
ノ、グアニジルであり;Xは水素であり;YはNR2
ある。
【0009】本明細書で用いられる各表現、例えばm、
q等の定義は、それがいずれかの構造中で2回以上出現
する場合、同構造中における他のその定義から独立して
いる。また、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明中、
アルファはN〔α〕と、Nヘ゛ータはN〔β〕と、Nカ゛ンマはN
〔γ〕と、Nテ゛ルタはN〔δ〕と、Nイフ゜シロンはN〔ε〕と
記載する。
【0010】式Iの化合物のすべての可能な立体異性体
が本発明に含まれる。天然又は非天然いずれかの様々な
アミノ酸残基の立体配置はD又はLのいずれであっても
よい。好ましくは、アミノ酸立体配置は1位でL、2位
でD、3位でL、4位でD、5位でL及び6位でDであ
る。
【0011】式Iの化合物の薬学上許容される塩として
は、例えば無毒性の無機又は有機酸から形成される式I
の化合物の慣用的無毒性塩又は四級化アンモニウム塩が
ある。例えば、このような慣用的無毒性塩としては塩
酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸、硝酸
等のような無機酸から誘導される塩並びに酢酸、プロピ
オン酸、コハク酸、グリコール酸、ステアリン酸、乳
酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パ
モ酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル
酸、グルタミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニ
ル酸、2−アセトキシ安息香酸、フマル酸、トルエンス
ルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シ
ュウ酸、イセチオン酸等のような有機酸から製造される
塩がある。
【0012】本発明の薬学上許容される塩は、塩基性又
は酸性部分を含んだ式Iの化合物から慣用的な化学的方
法で合成することができる。通常、塩は適切な溶媒又は
様々な溶媒組合せ中で遊離塩基又は酸を化学量論量又は
過剰の望ましい塩形成無機又は有機酸又は塩基と反応さ
せることにより製造される。
【0013】式Iの酸の薬学上許容される塩は、例えば
ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウムもしくは
マグネシウムのアルカリもしくはアルカリ土類金属ヒド
ロキシのような塩基、アミンのような有機塩基、例えば
ジベンジルエチレンジアミン、トリメチルアミン、ピペ
リジン、ピロリジン、ベンジルアミン等又はテトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシド等のような四級アンモニウ
ムヒドロキシドの適量で式Iの酸を処理するような慣用
的操作によっても容易に製造される。
【0014】本発明の態様は式Iの化合物の製造であ
る。オキシトシンに拮抗する式Iの化合物の能力は、オ
キシトシンが関与する障害の治療及び予防のための哺乳
動物、特にヒト用薬剤としてこれらの化合物を有用なも
のにしている。このような障害の例としては早産及び特
に月経困難症がある。これらの化合物は帝王切開分娩に
先立つ分娩の抑制に関しても有用性を有している。バソ
プレシン対オキシトシンの既知関係のせいで、本発明の
化合物はバソプレシン拮抗剤としても有用である。それ
らはバソプレシン障害を伴う病状の治療又は予防に関し
て有用である。
【0015】式Iの化合物は、標準的医薬実務に従い医
薬組成物中単独で又は好ましくは薬学上許容されるキャ
リア又は希釈剤、場合によりミョウバンのような公知ア
ジュバントと共にヒト主体に投与される。本化合物は経
口的に又は静脈内、腹腔内、筋肉内、皮下を含めて非経
口的に投与できる。
【0016】本発明によるオキシトシン拮抗剤の経口使
用の場合、選択された化合物は例えば錠剤もしくはカプ
セルの形で又は水性溶液もしくは懸濁液として投与され
る。経口用錠剤の場合、通常用いられるキャリアとして
はラクトース及びコーンスターチがあり、ステアリン酸
マグネシウムのような滑沢剤も普通加えられる。カプセ
ル形での経口投与の場合、有用な希釈剤としてはラクト
ース及び乾燥コーンスターチがある。水性懸濁液が経口
用に要求される場合、活性成分は乳化剤及び懸濁剤と組
合される。所望であれば、ある甘味剤及び/又は香味剤
も加えてよい。筋肉内、腹腔内、皮下及び静脈内使用の
場合、活性成分の無菌溶液が通常調製され、溶液のpHは
適度に調整かつ緩衝化されるべきである。静脈内使用の
場合、溶質の総濃度は製剤を等張化させうるようにコン
トロールされるべきである。
【0017】式Iの化合物がヒト主体でオキシトシン拮
抗剤として用いられる場合、1日投与量は通常担当医に
より決定されるが、投与量は通常個別的患者の年令、体
重及び応答性並びに患者症状の程度に応じて様々であ
る。しかしながらほとんどの例において、有効な1日投
与量は約0.10〜約10mg/kg体重の範囲内であり、
1回で又は分割して投与される。しかしながらある場合
には、これらの制限外の投与量を用いることが必要であ
ろう。
【0018】式Iの化合物は下記経路に従い製造され
る。
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【0019】一般的経路 望ましい環式ヘキサペプチドを製造するための1つの好
ましい操作では、固相樹脂支持体上において直鎖ヘキサ
ペプチドの段階的合成を要する。Boc保護C末端アミ
ノ酸はカルボン酸エステルとして不溶性ポリマー支持体
に共有結合される。1つのこのような樹脂はPAM〔4
−(オキシメチル)フェニルアセトアミドメチルポリス
チレンコジビニルベンゼン〕樹脂である。樹脂結合アミ
ノ酸は例えばジオキサン中HClで脱保護されて(1)
を生じ、それにBOPのようなカップリング試薬を用い
て第二のBoc保護アミノ酸がカップリングされる。第
二のアミノ酸(2)は脱保護され、ジケトピペラジン形
成を最少に抑えるため対応する塩は5℃でFmocアミ
ノ酸クロリドにより処理され、しかる後pH8まで塩基を
加える。第三のアミノ酸(3)上におけるFmoc基
は、例えばDMF中20%ピペリジンで除去される。次
いで得られたアミノ酸は環境温度でカップリングさせる
ことができる。直鎖状樹脂結合ヘキサペプチド(6)が
製造された後、N末端保護基が除去され、しかる後ペプ
チドは例えば1:1メタノール/ヒドラジンとの処理で
樹脂から開裂される。得られた直鎖ヘキサペプチド
(7)の環化は、例えば対応アシルアジドの形成及び高
度塩基希釈下での処理により行われ、粗製環化ヘキサペ
プチドIを得る。
【0020】減圧下で溶媒を除去した後、生成物は一般
的操作で記載された精製法を1回以上用いて精製形で得
られる。
【0021】本発明のいくつかの新規阻害ペプチドは自
動固相合成技術を用いても製造できる。合成はクロロメ
チル化樹脂〔メリフィールド(Merrifield)樹脂〕上連続
的方法で行われる。直鎖ペプチドのC末端アミノ酸とし
て選択されたアミノ酸は、そのアミノ保護誘導体に変換
される。アミノ保護基が例えばTFAで除去されて
(8)を得た後、配列中次のアミノ酸のアミノ保護誘導
体がジイソプロピルカルボジイミドのようなカップリン
グ剤と共に加えられる。アミノ反応剤はアミノ酸クロリ
ドのようなカルボキシル活性化アミノ酸の形で用いても
よい。脱保護及び連続的アミノ酸の添加は、望ましい直
鎖ペプチドが形成されるまで行われる。
【0022】保護基の選択は、具体的カップリング条
件、アミノ酸成分及びこれら成分の配列によって一部決
定される。通常用いられるアミノ保護基としては当業界
で周知の基、例えばCbz、Boc、Fmoc等のよう
なウレタン保護置換基がある。反応をうけるアミノ酸の
α−アミノ基を上記アミノ酸のカルボキシル末端で保護
するためにはBocを用いることが好ましい。Boc保
護基は、かかるカップリング反応の後かつ次ステップの
前に、酢酸エチル中トリフルオロ酢酸又は塩化水素のよ
うな酸の比較的穏やかな作用によって容易に除去され
る。
【0023】ペプチド(11a)が固相樹脂上で形成さ
れた後、それは当業界で周知の様々な方法により樹脂か
ら除去される。例えば、ペプチドはヒドラジン、メタノ
ール中アンモニア、トリエチルアミンのような適切な塩
基を含有したメタノール又は液体フッ化水素で樹脂から
開裂される。
【0024】固相樹脂から直鎖ペプチド、好ましくはヘ
キサペプチドの除去後、それは当業界で周知のプロトコ
ールを用いて環化に付される。例えば、上記ペプチドの
カルボキシ末端はアシルアジドに変換され、得られた種
はDMFのような適切な溶媒中ややアルカリ性条件下で
環化される。一方、その未保護アミノ酸形の直鎖ペプチ
ド(12)はDMFのような適切な溶媒中DPPA及び
炭酸水素ナトリウムで処理される。
【0025】望ましい環状ヘキサペプチドは溶液中で段
階的に組立ててもよい。このため適切に保護されたカル
ボキシ末端(13)は最初脱保護され(14)、その酸
クロリド誘導体として活性化された適切な保護アミノ酸
にカップリングされる。このカップリングはトルエン中
シアン化銀のような試薬を用いて行うことができ、(1
5)を得る。Fmoc除去の場合のためジエチルアミン
によるアミノ末端の脱保護と必要アミノ酸によるこのサ
イクルの繰返しとで、完全に組立てられかつ保護された
直鎖配列(17)を得る。当業界で普通の試薬、例えば
ジフェニルホスホリルアジドを用いた脱保護及び環化で
標題化合物を得る。
【0026】本発明の環状ヘキサペプチドに関するもう
1つの組立て法は、2以上のアミノ酸を含む直鎖配列の
断片を組合せることである。例えば、標題化合物Iの
1、4、5及び6位に相当するテトラペプチド(18)
が標準的方式で製造され、脱保護される。次いでそれは
直鎖ヘキサペプチド(22)を得る反応の前にHBTエ
ステル(21)として活性化されたジペプチド(20)
と結合される。通常のプロトコールによる環化で標題化
合物Iを得る。
【0027】本発明の環状ヘキサペプチドの液相組立て
は、アミノ末端保護及びカルボキシ末端活性化の選択に
従い修正することができる。このため、ジペプチド(2
3)のベンジルエステルは保護アミノ酸クロリドを用い
た連続カップリングで合成でき、ペンタペプチド(2
5)を得る。次いでCbz保護直鎖ヘキサペプチド(2
6)が(25)のアミノ末端の脱保護しかる後アシル化
によって得られる。こうして、アミノ及びカルボキシ末
端双方の保護基が、好ましくは触媒存在下の水素添加で
同時に除去できる。
【0028】本発明の環状ヘキサペプチドの液相組立て
に関するもう1つのアプローチではテトラペプチド(2
8)の組立てを要する。後者の化合物のアミノ酸は構造
Iの6、5、4及び3位におけるアミノ酸に対応する。
アミノ及びカルボキシ末端の双方は標準的条件を用いて
脱保護され、しかる後カルボキシ末端がそのトリメチル
シリルエステル(29)として再保護される。次いで後
者の化合物は、混合無水物(30)として活性化された
2位アミノ酸とそれを結合させることによりそのアミノ
末端で処理される。次いで標準的後処理によりペンタペ
プチド(31)を得るが、これは混合無水物技術、好ま
しくは塩化ピバロイルから誘導される無水物を用いてカ
ルボキシ末端での処理に付される。これで完全に保護さ
れた直鎖ヘキサペプチド(32)を得るが、その場合に
アミノ及びカルボキシ末端双方の保護基は好ましくは触
媒存在下の水素添加で同時に除去できる。標準的方法、
好ましくはDPPAでの環化によりIを得る。
【0029】本発明の環状ヘキサペプチドの液相組立て
に関するもう1つのアプローチでは2つのトリペプチド
断片の組立てを要する。このため、Iの1、2及び3位
に相当するアミノ酸を含んだトリペプチド(34)がI
の4、5及び6位に相当するアミノ酸を含んだトリペプ
チド(35)とカップリングされる。選択試薬はBOP
である。次いで直鎖ヘキサペプチド(36)の側鎖保護
基は(37)におけるアミノ及びカルボキシ末端の脱保
護前に選択的に開裂でき、しかる後DPPAによる環化
でIを得る。
【0030】本発明の環状ヘキサペプチドのペプチド主
鎖は修正してもよい。1つのアプローチは環状ヘキサペ
プチドの直鎖配列の断片を選択的にアルキル化すること
である。例えば、標準的方式で組立てられたテトラペプ
チド(38)はDMF中水素化ナトリウムの存在下で臭
化アリルのような親電子試薬を用いてアルキル化でき
る。次いで対応アルキル化テトラペプチド(39)は、
標準的液相合成プロトコールを用いて完全保護直鎖ヘキ
サペプチド(40)に変換される。
【0031】本発明の環状ヘキサペプチドを構成するア
ミノ酸に関して選択される側鎖も修正してよい。1つの
アプローチは直鎖配列への組込み前に環状ヘキサペプチ
ドの断片を選択的に酸化することである。例えばジペプ
チド(41)のCbz基はパラジウム触媒存在下の水素
添加で選択的に開裂できる。次いで得られたジペプチド
のカルボキシ末端はそのトリメチルシリルエステルとし
て保護され、全体がピリジン存在下次亜塩素酸t−ブチ
ルで酸化され、(42)を形成させる。次いで後者の化
合物は溶液中でトリペプチド(34)と断片カップリン
グされ、ペンタペプチド(43)を得る。更にアミノ末
端における処理で直鎖ヘキサペプチド(44)を得る
が、これは標準的アジド法を用いて環化され、Iを得
る。
【0032】本発明の環状ヘキサペプチドを構成するア
ミノ酸に関して選択される側鎖は更に修正してもよい。
もう1つのアプローチは、環状ヘキサペプチドが組立て
られた後それに合成操作を選択的に加えることである。
固相法を用いて、PAM樹脂に結合されたジペプチド
(2)は脱保護され、しかる後保護アミノ酸と反応せし
められ、樹脂結合トリペプチド(45)を得る。更にこ
の同プロトコール後の処理で完全に保護された直鎖ヘキ
サペプチド(46)を得る。アミノ末端における脱保護
しかる後ヒドラジンとの反応で対応アシルヒドラジドを
得る。この後者の化合物はアシルアジドに変換され、標
準的方式で環化される。次いでIの5位に相当するアミ
ノ酸の側鎖はトリフルオロ酢酸と反応せしめられ、標準
化合物を得る。
【0033】本発明の環状ヘキサペプチドのペプチド主
鎖及びアミノ酸側鎖は、反応条件の選択に応じて選択的
に化学誘導することができる。このためメチルのような
アルキル基は、DMFのような適切な溶媒中で一般式I
の化合物を水素化ナトリウムのような塩基で処理ししか
る後ヨウ化メチルのようなハロゲン化アルキルを加える
ことにより、Iの2及び3位に相当するアミノ酸のアミ
ド窒素上に導入できる。一方、一般式Iの化合物におけ
るアミド窒素は塩基存在下でハロゲン化アルキルのよう
な親電子試薬に対し非反応性である。しかしながら一般
式Iの化合物におけるアミノ酸側鎖が例えばイミダゾー
ル環として親電子部分を含む場合には、ハロゲン化アル
キルとの処理でこの中心にて反応し、四級塩(48)の
ような生成物を得る。
【0034】カルバメート部分を含む本発明の化合物I
も更に修正してよい。カルバメートが例えばtert−
ブチルオキシカルボニル基として酸感受性である場合、
それは標準的方式で酢酸エチルのような適切な溶媒中塩
化水素のような酸で除去でき、(49)のような生成物
を得る。ベンジルオキシカルボニル基の開裂は当業界で
周知の同様な方法で、例えばパラジウム触媒による水素
添加で行われ、(50)のような生成物を得る。
【0035】本発明の化合物のアミノ酸側鎖は化学的選
択方法で更に反応させ、それによって一般式Iの化合物
の物理化学的及び/又は生理学的特性を修正してもよ
い。このため、Iの2及び6位に相当する残基のアミノ
酸側鎖は例えば4−(2−クロロエチル)モルホリンで
アルキル化して(53)を得ることも又はヨウ化メチル
で(54)を得ることもできる。Iの2位に相当する残
基のアミノ酸側鎖は水素で接触還元でき、(51)を得
る。次いで一般式(51)の化合物は例えばN,N−ジ
メチルグリシンの酸クロリドでアシル化でき、(52)
を得る。
【0036】Iの4位に相当する残基のアミノ酸側鎖は
ピリジン存在下適切な試薬、好ましくは次亜塩素酸te
rt−ブチルで化学選択的に酸化でき、(54)を得
る。
【0037】Iの5位に相当する残基のアミノ酸側鎖も
更に修正してよい。IにおけるCがセリンである場合、
トリフェニルホスフィン、フタルイミド及びジエチルア
ゾジカルボキシレートとの処理で(55)を得る。Iに
おけるCがアスパラギン酸である場合には、EDCのよ
うな脱水剤の存在下アンモニア、好ましくは水酸化アン
モニウムとの反応で(56)を得る。好ましくはビス
(トリフルオロアセチル)ヨードベンゼンによるホフマ
ン転位条件に一般式(56)の化合物を付して(57)
を得る。IにおけるCがリシンである場合、BOP及び
ジイソプロピルエチルアミンの存在下酸クロリド、好ま
しくは1−メチルキヌクリジニウム−3−カルボン酸ク
ロリドによるアシル化で(59)を得る。IにおけるC
がオルニチンである場合、一級アミノ基のグアニル化は
好ましくは硝酸3,5−ジメチルピラゾール−1−カル
ボキサミジンで行うことができ、(58)を得る。Iの
5位残基がピペラジン−2−カルボン酸である場合に
は、相転移条件下ジベンジルホスファイトとの(60)
の反応で後者の一般構造の化合物を選択的に(61)に
変換する。一方、塩基、好ましくは炭酸カリウムの存在
下ブロモ酢酸tert−ブチルによる(60)のアルキ
ル化で(62)を得る。適切な溶媒中エタンジチオール
のようなカルボニウムイオン除去剤の存在下無水酸、好
ましくは塩化水素ガスによる(62)の処理で(63)
を得る。
【0038】本発明の新規阻害ペプチドの製造は下記実
施例で示されている。実施例は本発明で何らかの制限と
なるものではない。
【0039】以下の記載において、いくつかの略記がア
ミノ酸成分、ある好ましい保護基、試薬及び溶媒に関し
て用いられている。このような略記の意味は下記表1で
示されている。
【0040】 表 1略 記 アミノ酸 Ala D又はL−アラニン (N〔α〕−Me)Ala D又はL−(N−メチル)アラニン Arg D又はL−アルギニン Cys D又はL−シスチン ChGly D又はL−シクロヘキシルグリシン Gly グリシン His D又はL−ヒスチジン (N〔α〕−Me)His D又はL−(N−メチル)ヒスチジン Hyp シス又はトランス−4−ヒドロキシプロリン Ile D又はL−イソロイシン (N〔α〕−Me)Ile L−(N−メチル)イソロイシン Leu D又はL−ロイシン Lys D又はL−リジン Met D又はL−メチオニン α−NAL D−3−(1−ナフチル)アラニン β−NAL D−3−(2−ナフチル)アラニン Nle D又はL−ノルロイシン Orn D又はL−オルニチン phe D又はL−フェニルアラニン (N〔α〕−Me)Phe D−(N−メチル)フェニルアラニン (pNO2 )phe D−(4−ニトロ)フェニルアラニン Phg D又はL−フェニルグリシン Pip D又はL−ピペコリン酸 Pipe D又はL−ピペラジン−2−カルボン酸 Piz D又はL−ピペラジン酸 Δ−Piz D又はL−デヒドロピペラジン酸 Pro D又はL−プロリン 3−(Pyr)Ala D,L−3−(3−ピリジル)アラニン Ser D又はL−セリン Sar サルコシン(N−メチルグリシン) Thr D又はL−トレオニン Trp D又はL−トリプトファン Tyr D又はL−チロシン Tyr(OEt) D又はL−(O−エチル)チロシン Val D又はL−バリン
【0041】 保護基 Acm アセトアミノメチル Boc t−ブチルオキシカルボニル Bom ベンジルオキシメチル Bzl ベンジル Cbz ベンジルオキシカルボニル 2Cl−Cbz 2−クロロベンジルオキシカルボニル Dnp 2,4−ジニトロフェニル Fmoc フルオレニルメチルオキシカルボニル OMe メチルエステル Tos p−トルエンスルホニル
【0042】 縮合剤 BOP ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス (ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフル オロホスフェート DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド DICI ジイソプロピルカルボジイミド DPPA ジフェニルホスホリルアジド EDC 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ ピル)カルボジイミド
【0043】 試薬及び溶媒 AcOH 酢酸 DMF N,N−ジメチルホルムアミド DIEA ジイソプロピルエチルアミン Fmoc−Cl 9−フルオレニルメチルオキシカルボニルク ロリド HBT 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール HF フッ化水素酸 Pyr ピリジン TEA トリエチルアミン TFA トリフルオロ酢酸 THF テトラヒドロフラン
【0044】一般的操作 カップリング技術 操作1 (酸クロリド/AgCN): 1a)Fmocアミノ酸クロリド:Fmoc−L−(N
〔α〕−Cbz)ピペラジン酸クロリドの形式 塩化メチレン10ml中Fmoc−L−(N〔δ〕−Cb
z)−Piz 535mg(1.1mmol)の溶液を氷/水
で冷却し、塩化オキサリル0.19ml(2.2mmol)し
かる後DMF 0.01ml(0.13mmol)で処理し
た。混合物を1.5時間攪拌し、しかる後濃縮し、泡状
物として酸クロリドを得た。 1b)Fmoc−L−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジ
ンアシル−D−フェニルアラニル−L−プロリン−te
rt−ブチルエステル 上記酸クロリドにトルエン6ml中H−D−Phe−L−
Pro−O− tBu(操作8によりFmoc−D−Ph
e−L−Pro−o− tBu 654mg(1.21mmo
l)から得られる)の溶液を加えた。混合物をシアン化
銀295mg(2.20mmol)で処理し、80〜85℃に
保たれた油浴中で激しく攪拌した。30分間後、混合物
をトルエン(約60ml)で希釈し、ケイソウ土パッドで
濾過し、濾液を減圧蒸発させた。方法F(ヘキサン中2
5%アセトン)による精製で保護トリペプチド614mg
を得た;HPLC(方法I)、Rt=17.34分で単
一の主ピーク(純度98.1%);FAB MS:78
7(M+ +H)、809(M+ +Na);〔 1H〕−N
MR(300MHz,CDCl3 )構造と一致;元素分
析、計算値C,70.12;H,6.40;N,7.1
2.実測値:C,69.92;H,6.15;N,6.
88.
【0045】操作2 (酸クロリド/三級アミン塩基): Fmoc−(N
〔δ〕−Cbz)−L−Pizのサンプル49mg(0.
1mmol)をその酸クロリドに変換した(操作1a)。こ
の物質に塩化メチレン1.5ml中H−D−Phe−L−
Pro−O− tBu(操作8によりFmoc−D−Ph
e−L−Pro−O− tBu 60mg(0.11mmol)
から得られる)の冷(0℃浴)溶液しかる後DIEA
0.019ml(0.11mmol)を加えた。混合物を冷却
下で2時間攪拌し、しかる後少量に減圧濃縮し、方法F
(33%アセトン/ヘキサン)で精製して泡状固体物6
1mgを得たが、これは操作1で得られた場合と同一であ
った。
【0046】操作3 (BOP−Cl): 塩化メチレン1ml中Fmoc−(N
〔δ〕−Cbz)−L−Piz 49mg(0.1mmo
l)、DIEA 0.0175ml(0.10mmol)及び
BOP−Cl28mg(0.11mmol)の冷(0℃浴)懸
濁液を1.5時間攪拌した。凝集混合物を塩化メチレン
1.5ml中H−D−Phe−L−Pro−O− tBu
(操作8によりFmoc−D−phe−L−Pro−O
tBu 60mg(0.11mmol)から得られる)
しかる後DIEA 0.0175ml(0.10mmol)
で処理した。混合物を冷却下で17時間攪拌し、しかる
後減圧除去し、方法F(33%アセトン/ヘキサン)で
精製してガラス質体51mgを得たが、これは操作で得ら
れた場合と同一であった。
【0047】操作4 (ペンタフルオロフェニルエステル): 酢酸エチル10
ml中H−D−Phe−L−Pro−O− tBu 776
mg(2.44mmol)の溶液をDIEA 0.446ml
(2.56mmol)及びFmoc−Asnペンタフルオロ
フェニルエステル1.33g(2.56mmol)で連続処
理した。混合物を反応成分の溶解について助けるためそ
の後で少しずつDMF 1.5mlで処理した。3.5時
間後、混合物を酢酸エチル20mlで希釈し、塩化ナトリ
ウム溶液(3×)、しかる後5%炭酸水素ナトリウム水
溶液(2×)、10%重硫酸カリウム水溶液(2×)、
最後に塩水(3×)で洗浄した。溶液をMgSO4 で乾
燥し、濃縮して、固体物を得た。トルエン、エーテル及
びヘキサンからの再結晶化で白色固体物1.16gを得
た:FAB MS:655(M+ +H);TLC,4%
MeOH/塩化メチレン中のRf=0.25,E.メル
クシリカゲル;HPLC(方法I)Rt=17.65分
で主ピーク; 〔 1H〕−NMR(300MHz,CDCl3 )構造と
一致
【0048】操作5 (ピバル酸混合無水物): CHCl3 0.7ml中N−
Cbz−D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−Phe−OH 151mg(0.19mmol)の
溶液を−22℃定温浴で冷却し、N−メチルモルホリン
0.044ml(0.040mmol)で処理した。数分間攪
拌後、溶液を塩化ピバロイル0.023ml(0.019
mmol)で数分間滴下処理した。混合物を冷却下で8時間
攪拌し、しかる後それに同温度に前冷却されたCHCl
3 0.5ml中N−メチルアラニンベンジルエステル
(p−トルエンスルホン酸塩250mgから)の溶液をカ
ニューレで加えた。混合物を冷却下で2日間攪拌し、し
かる後4倍容量のエーテルに注ぎ、水(2×)、10%
重硫酸カリウム水溶液、水及び塩水で抽出した。溶液を
MgSO4 で乾燥し、濃縮して油状物を得、これを方法
F(5%メタノール/塩化メチレン)で精製し、白色泡
状物110mgを得た:TLC,30%アセトン/ヘキサ
ン中のRf=0.30,E.メルクシリカゲル;〔
1H〕−NMR(300MHz,CDCl3 )構造と一
【0049】脱保護技術 操作6 (トリフルオロ酢酸Boc除去): トリフルオロ酢酸
(2ml)を−10℃浴で冷却した。この酸を氷/水浴で
前冷却されたシクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−ピペコリル−L−アスパルチル(β−t
ert−ブチルエステル)−D−N−メチルフェニルア
ラニル−L−プロリル〕のサンプル80mg(0.010
mmol)にカニューレで移した。攪拌してペプチドを溶解
させた後、混合物を冷却下で45分間放置した。四塩化
炭素数mlを混合物に加え、減圧濃縮して、白色泡状物を
得た。この物質を方法Fで精製し(90:10:1塩化
メチレン/メタノール/水で溶出させる)、泡状物38
mgを得た:TLC,92:8:0.8塩化メチレン/メ
タノール/水中のRf=0.20,E.メルクシリカゲ
ル;HPLC(方法I)Rt=16.17分で単一の主
ピーク;FAB MS:745(M+ +H),767
(M+ +Na);〔 1H〕−NMR(360MHz,D
MSO−d6 )構造と一致;元素分析、計算値(水0.
5モル):C,63.72,H,7.09,N,11.
15; 実測値:C,63.68,H,7.02,N,10.9
5.
【0050】操作7 (ギ酸Boc除去): シクロ〔D−Phe−L−Ile
−D−(N〔δ〕−Boc)−Orn−L−Pip−D
−MePhe−L−Pro〕のサンプル38mg(0.0
45mmol)を98%ギ酸2mlで処理し、攪拌してペプチ
ドを溶解させた。混合物を室温で2時間放置し、しかる
後濃縮し、残渣をトルエンに溶解し、再び濃縮して、白
色固体物を得た。この物質を方法Fで精製し(90:1
0:1.2塩化メチレン/メタノール/濃水酸化アンモ
ニウムで溶出させる)、固体物25mgを得た:TLC、
Rf=0.33(90:10:1塩化メチレン/メタノ
ール/濃水酸化アンモニウム)E.メルクシリカゲル;
HPLC(方法L)Rt=17.00分で単一の主ピー
ク;FAB MS:744(M+ +H),766(M+
+Na);〔 1H〕−NMR(360MHz,DMSO
−d6 )構造と一致;元素分析、計算値(水酸化アンモ
ニウム0.5モル):C,64.67;H,7.88,
N;11.15;実測値:C,64.55;H,7.8
7;N,13.80.
【0051】操作8 (ジエチルアミン/アセトニトリルFmoc除去):
セトニトリル2ml中Fmoc−D−フェニルアラニル−
L−イソロイシル−D−プロリル−L−ピペコリル−D
−N−メチルフェニルアラニル−L−プロリンベンジル
エステル218mg(0.204mmol)の溶液を環境温度
下等量のジエチルアミンで処理した。混合物を攪拌して
すべての物質を溶解させ、しかる後25分間放置した。
溶媒を減圧除去し、残渣を溶出液として塩化メチレン中
0〜7%メタノールの勾配で(方法E)精製した。生成
物含有分画の濃縮で泡状物145mgを得た:TLC,R
f=0.46(8%メタノール/塩化メチレン)E.メ
ルクシリカゲル;HPLC(方法L)Rt=16.17
分で単一の主ピーク;〔1H〕−NMR(300MH
z,DMSO−d6 )構造と一致;元素分析、計算値
(水0.5モル):C,68.30;H,7.52;
N,9.96;実測値:C,68.42;H,7.5
8;N,10.05.
【0052】操作9 (Pd/Cでの水素添加によるCbzの除去): 95%
水性エタノール10ml中シクロ〔D−Phe−L−Il
e−D−(N〔δ〕−Cbz)−Piz−L−(N
〔δ〕−Cbz)−Piz−D−MePhe−L−Pr
o〕28mg(0.028mmol)の溶液をアルゴンで洗い
流し、10%Pd/C4mgで処理した。混合物を水素4
5psi (約3.2kg/cm2)下で17時間パール(Parr)
水素添加装置内で振盪した。混合物をケイソウ土で濾過
し、濾液を濃縮した。残渣を方法Fにより95:5:
0.5クロロホルム/メタノール/濃水酸化アンモニウ
ムで溶出させて精製し、固体物16mgを得た:TLC,
95:5:0.5クロロホルム/メタノール/濃水酸化
アンモニウム中のRf=0.20,E.メルクシリカゲ
ル;HPLC(方法I)Rt=17.38分で単一の主
ピーク;FAB MS:729(M+ +H)、751
(M+ +Na);〔 1H〕−NMR(360MHz,D
MSO−d6 )構造と一致;元素分析、計算値(メタノ
ール1.2モル):C,62.93,H,7.46,
N,14.60;実測値:C,62.99,H,7.3
4,N,14.60.
【0053】操作10 (Pd(OH)2 /Cでの水素添加によるCbzの除
去): 95%水性エタノール20ml中Cbz−D−Ph
e−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−N−M
ePhe−L−Pro−ベンジルエステル220mg
(0.221mmol)の溶液を湿潤20%水酸化パラジウ
ム/炭素55mgで処理し、混合物を水素55psi (約
4.2kg/cm2)下で17時間パール水素添加装置内で振
盪した。混合物をケイソウ土で濾過し、濾液を濃縮し
て、灰白色固体物177mgを得た:TLC,90:1
0:1クロロホルム/メタノール/水中のRf=0.4
8,E.メルクシリカゲル;HPLC(方法I)Rt=
14.27分で単一の主ピーク;FAB MS:773
(M+ +H),795(M+ +Na);〔 1H〕−NM
R(300MHz,アセトン−d6 )構造と一致;元素
分析、計算値(水及びエタノール各0.5モル):C,
65.27,H,8.16,N,10.15;実測値:
C,65.54,H,7.98,N,9.82.
【0054】キー中間体の製造: N−1−(9−フルオレニルメチルオキシカルボニル)
−N−4−ベンジルオキシカルボニル−L−ピペラジン
−2−カルボン酸 ピペラジン−2−カルボン酸(18.6g)及び水酸化
カリウム(0.6g)を水600mlに溶解し、パール装
置内において55psi (約4.2kg/cm2)で数時間水素
添加した。反応混合物を濾過し、濾液を(1S)−
(+)−10−カンホルスルホン酸(CSA)109.
41g(3当量)で処理した。得られた溶液を150ml
まで濃縮した。固体物を集め、乾燥させ、〔α〕D =+
16.7°(c=1,H2 O)のPipe・CSA塩4
6.6gを得た。上記Pipe・CSA塩41.69g
含有水溶液150mlを水150ml中の塩化第二銅6.4
7gと合わせた。溶液を0℃に冷却し、pHを10N水酸
化ナトリウムで9.5に調整した。次いでベンジルクロ
ロホルメート(11.77g)及び10N水酸化ナトリ
ウムを20分間かけて同時に加えたが、その際反応混合
物のpHが9.5に保たれるよう注意した。添加終了後、
反応混合物を室温まで加温し、一夜攪拌した。反応混合
物のpHを希塩酸溶液で7.2に調整し、得られた青色沈
殿物を集めた。固体物を酢酸(300ml)に溶解し、水
(200ml)で希釈し、50℃まで加温した。硫化水素
ガスをもはや硫化銅が沈殿しなくなるまで反応混合物に
注いだ。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮し
て、N−4−Cbz−L−Pipeを得た。トリメチル
シリルクロリド(18.73g)を塩化メチレン300
ml中N−4−Cbz−L−Pipe 28.7gの懸濁
液に加えた。1時間後、均一な反応混合物を0℃に冷却
し、Fmoc−Cl(32.05g)及びDIEA(4
3.2ml)を加えた。反応混合物を室温で一夜攪拌し、
濾過し、濃縮した。残留固体物をエーテル及び水で分配
し、1.2N HCl溶液で処理した。有機相を水で中
性まで洗浄し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で抽出し
た。標題化合物のナトリウム塩が沈殿し、これを集め
た。標題化合物(16.8g)をCH2 Cl2 中1.2
N HClで酸性化後純度98%以上(HPLC)で得
た。
【0055】3−(3−ピリジル)−D−アラニン:
P.N.ラオら、インターナショナル・ジャーナル・オ
ブ・ペプチド・アンド・プロテイン・リサーチ、198
7年、第29巻、第118−125頁〔P.N.Rao,et
al., Int.J.Peptide Protein Res.(1987)2
9,118−125〕の操作に従い製造した。
【0056】後処理及び精製方法: 方法A 混合層イオン交換: 粗環化生成物(1mmol)をDMF
(60ml)及びH2 O(20ml)に溶解し、環境温度で
1時間バイオラッド(Bio Rad)AG501−X8混合イ
オン交換樹脂(乾燥容量20ml)により処理する。溶液
を濾過し、濾液を減圧下でガラス質体まで蒸発させ、こ
れをジオキサン又はジオキサン/H2 O(50ml)から
凍結乾燥する。
【0057】方法B プレパラティブ逆相HPLC: 粗環化生成物(1mmol)
をメタノール(8ml)に溶解し、下記条件下で逆相プレ
パラティブHPLCを用いてクロマトグラフィーに付
す: カラム=デルタパック・プレプ・カートリッジ(Deltapa
k PrepCartridge) C18.15μ、300A、5cmID、30cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル中0.1%TFA 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=45分、A(0%)、B(100%) 流速=40ml/min 温度=23℃
【0057】方法C プレパラティブ逆相HPLC: 粗環化生成物(1mmol)
をメタノール(10ml)に溶解し、下記条件下で逆相プ
レパラティブHPLCを用いてクロマトグラフィーに付
す: カラム=デルタパック・プレプ・カートリッジ C18.15μ、100A、5cmID、30cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(100%)、B(0%) T=60分、A(40%)、B(60%) 流速=100ml/min 温度=23℃
【0058】方法D プレパラティブ逆相HPLC: 粗環化生成物(1mmol)
をメタノール(10ml)に溶解し、下記条件下で逆相プ
レパラティブHPLCを用いてクロマトグラフィーに付
す: カラム=デルタパック・プレプ・カートリッジ C18.15μ、300A、5cmID、30cmL 移動相A=H2 O中0.1%H3 PO4 B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(100%)、B(0%) T=60分、A(40%)、B(60%) 流速=100ml/min 温度=23℃
【0059】方法E フラッシュクロマトグラフィー: 粗環化生成物(1mmo
l)を塩化メチレン(5ml)に溶解し、シリカゲル(2
30〜400メッシュ、層容量200ml)クロマトグラ
フィーに付して、塩化メチレン/メタノール/H2 O/
酢酸(90:10:1:1v/v )で溶出させる。分画を
純度について調べ(方法F)、純粋な分画を合わせ、減
圧下で蒸発させ、ジオキサン又はジオキサン/H2
(50ml)から凍結乾燥する。
【0060】方法F プレパラティブ厚層クロマトグラフィー: 粗生成物をメ
タノール又はTHFに溶解し、プレコートされたE.メ
ルク60F254 シリカゲルプレート(0.25mm、0.
5mm、1.0mm又は2mm厚)でクロマトグラフィーに付
して、塩化メチレン/メタノール/H2 O/酢酸(9
0:10:1:1v/v )又は同様の溶媒系で溶出させ
る。生成物バンドを単離し、塩化メチレン/メタノール
(70:30v/v )、THF/メタノール(90:10
v/v )又はエタノール/水(50:50v/v )で洗浄す
る。懸濁液を濾過し、濾液を減圧下で濃縮乾固する。
【0061】分析逆相HPLC法: 方法G: カラム=バイダック(Vydac) 218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル中0.1%TFA 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=15分、A(0%)、B(100%) 流速=2ml/min 温度=23℃
【0062】方法H: カラム=バイダック218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル中0.1%TFA 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=45分、A(5%)、B(95%) 流速=1.5ml/min 温度=23℃
【0063】方法I: カラム=ウォーターズ・マイクロボンダパック(Waters
MicroBondapak) C18、0.39cmID、30cmL 移動相A=H2 O中0.1%H3 PO4 B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=30分、A(5%)、B(95%) 流速=3.0ml/min 温度=40℃
【0064】方法J: カラム=バイダック218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%H3 PO4 B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=45分、A(5%)、B(95%) 流速=1.5ml/min 温度=23℃
【0065】方法K: カラム=バイダック218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル中0.1%TFA 勾配 (均等)A(52%)、B(48%) 流速=1.5ml/min 温度=23℃
【0066】方法L: カラム=バイダック218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%H3 PO4 B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=15分、A(5%)、B(95%) 流速=1.5ml/min 温度=23℃
【0067】方法M: カラム=バイダック218TP C18、2.54cmID、22cmL 移動相A=H2 O中0.1%TFA B=アセトニトリル中0.1%TFA 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=45分、A(5%)、B(95%) 流速=8.0ml/min 温度=23℃
【0068】方法N: カラム=バイダック218TP C18、0.21cmID、15cmL 移動相A=H2 O中0.1%H3 PO4 B=アセトニトリル 勾配 T=0分、A(95%)、B(5%) T=20分、A(5%)、B(95%) 流速=2.0ml/min 温度=23℃
【0069】実施例1 シクロ−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メ
チル)−フェニルアラニル−L−プロリル〕の製造 段階1: Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
----→Boc−D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pr
o−O−(PAM)−レジン Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1.3
2g、1ミリモル、窒素0.76ミリ当量/グラム)
を、シェーカーフラスコ中に置き、CH2 Cl220ml
を加えて2時間膨潤させた。次いでレジンを、表4の方
法に従って移動させた。この方法は、15分の4N H
Cl/ジオキサンでの脱保護を各々2回行い、10%D
IEA/DMFでの中和を2回行うことを包含するもの
である。カップリングが、1:1 CH2 Cl2/DM
F 15ml中Boc−D−(N〔α〕Me)Phe
(0.558g、2ミリモル)の添加、次いで、DIE
A(0.350ml、2ミリモル)の添加により行われ、
5分間のシェイクの後、固体BOP試薬(0.884
g、2ミリモル)をフラスコに加えた。10分間シェー
クした後、混合物を、DIEA40μl 以上を添加する
ことによりpH8に調整した(湿式イー、メルク(E.Me
rck )pHスティックにより測定)。反応物を周囲温度で
15分間シェイクした。次いで、レジンを表2に示され
たように、DMF、メタノール及びCH2 Cl2 で洗浄
し、表3に示されたように、次なるカップリング段階に
おいて使用した。
【0070】 表2 1ミリモルスケールについての方法 溶媒 容量 時間 回数 注釈 (ML) (MIN) (XS) CH2 Cl2 15 120 1 膨潤レジン CH2 Cl2 15 2 3 4N HCl 1N 15 15 2 脱保護 ジオキサン CH2 Cl2 15 2 3 DMF 15 2 3 10% DIEA 1N DMF 15 5 2 中和 DMF 15 2 2 Boc-AA 1N 1:1 15 5 2当量 DMF/CH2Cl2 DIEA * * 3当量 BOP試薬 * 15時間 * 加えられた固体2当量 DMF 15 2 2 CH2 Cl2 15 2 2 CH2 Cl2 及びMEOHを交互 MEOH 15 2 2 に2回づつ
【0071】段階2:Boc−D−(N〔α〕Me)P
he−L−Pro−O−(PAM)−レジン----→Fm
oc−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−L−
Pro−O−(PAM)−レジン 表 3 溶媒 容量 時間 回数 注釈 (ML) (MIN) (XS) CH2 Cl2 15 2 3 4N HCl 1N 15 15 2 脱保護 ジオキサン CH2 Cl2 15 2 6 CH2 Cl2 /0℃中 15 2 5℃テ゛ノレシ゛ン 混合物; Fmoc-L-Pip-Cl アミノ 酸クロリト゛2当量 DIEA 0.522 15時間 3当量 CH2 Cl2 15 2 3 メタノール 15 2 2 CH2 Cl2 及びメタノールヲ CH2 Cl2 15 2 2 交互に2回づつ ジオキサン中4N HClを用いて2回脱保護を行った
後、以下のごとき調製手順に従って、カップリングFm
oc−L−Pipの酸クロリドを用いて行った。Fmo
c−L−Pip(0.712g、2ミリモル)を乾燥C
2 Cl2 (5ml)に溶解し、N2 下0℃へ冷却した。
オキサリルクロリド(0.350ml、4ミリモル)を加
え、次いでDMF(0.0155ml、0.2ミリモル)
を加えた。反応物を1時間攪拌した。その間、ガスが発
生した。溶媒を減圧下除去し、CH2 Cl2 (5ml、乾
燥)を加え、減圧下で2回蒸発させ、あわ状物を得た。
この材料を、0℃でCH2 Cl2 (15ml)に溶解し、
5℃でジペプチドレジンへ加えた。DIEA(0.52
2ml、3ミリモル)を加え、反応混合物を5℃で15時
間シェイクした。レジンを表3に示されたようにCH2
Cl2 及びメタノールで洗浄した。残存する3アミノ酸
のカップリングを、表4における実験計画に従って行っ
た。
【0072】段階3−5:Fmoc−L−Pip−D−
(N〔α〕Me)Phe−L−Pro−O−(PAM)
−レジン----→Fmoc−D−Phe−L−Ile−D
−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−
L−Pro−O−(PAM)レジン
【0073】 表 4 溶媒 容量 時間 回数 注釈 (ML) (MIN) (XS) CH2 Cl2 15 2 2 DMF 15 2 3 DMF 中20%ヒ゜ヘ゜リシ゛ン 15 2 1 Fmoc(存在する場合には 10 1 DNP)の脱保護 DMF 15 2 3 CH2 Cl2 15 2 3 CH2 Cl2 /25℃中 15 2 酸クロリド(2当量)の Fmoc-AA-Cl 添加 DIEA 0.348 15時間 pHを8に調整 CH2 Cl2 15 2 4 メタノール 15 2 2 CH2Cl2とメタノール で交互に CH2 Cl2 15 2 2 洗浄 最終Fmoc−D−Phe−L−Ile−D−Pip−
L−Pip−D−(N〔α〕Me)−Phe−L−Pr
o−O−(PAM)−レジンを、表5に示されるよう
に、DMF中20%ピペリジンを用いてN末端で脱保護
した。
【0074】 表 5 溶媒 容量 時間 回数 注釈 (ML) (MIN) (XS) CH2 Cl2 15 2 2 DMF 15 2 3 DMF 中20%ヒ゜ヘ゜リシ゛ン 15 2 1 脱保護 10 1 DMF 15 2 3 CH2 Cl2 15 2 4 メタノール 15 2 2 交互にメタノールと CH2 Cl2 15 2 2 CH2Cl2で洗浄 CH2 Cl2 15 2 3段階6: Fmoc−D−Phe−L−Ile−D−Pi
p−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−L−P
ro−O−(PAM)−レジン----→H−D−Phe−
L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕
Me)Phe−L−Pro−O−(PAM)−レジン
【0075】 表 5 溶媒 容量 時間 回数 注釈 (ML) (MIN) (XS) CH2 Cl2 15 2 2 DMF 15 2 3 DMF 中20%ヒ゜ヘ゜リシ゛ン 15 2 1 脱保護 10 1 DMF 15 2 3 CH2 Cl2 15 2 4 メタノール 15 2 2 交互にメタノールと CH2 Cl2 15 2 2 CH2Cl2で洗浄 CH2 Cl2 15 2 3段階7: H−D−Phe−L−Ile−D−Pip−L
−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro−
O−(PAM)−レジン----→H−D−Phe−L−I
le−D−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕Me)
−Phe−L−Pro−NHNH2 示された洗浄が完了した後、レジンを真空下で24時間
乾燥させた。乾燥レジン(1.5g)は、燃焼分析によ
り4.97%の窒素値を有し、0.583ミリモル/g
のペプチド量を示した。レジンを、室温で1時間、50
℃で30分、窒素下1:1メタノール/ヒドラジン(6
0ml)とともに攪拌した。過剰のヒドラジン及びメタノ
ールを、50℃で減圧下除去し、メタノール(60ml)
を加え、減圧下3回蒸発させた。次いで、残渣を、メタ
ノールに懸濁し、ロ過した。ロ液を減圧下蒸発させ、得
られたガラス状物質を真空下15時間乾燥させた。この
ガラス状物質をn−ブタノール(400ml)に溶解し、
水(300ml)で3回抽出し、微量のヒドラジンを除去
した。次いでn−ブタノール層を減圧下蒸発させ、メタ
ノール(60ml)を加え、減圧下蒸発させた。得られた
ヒドラジドを真空下15時間乾燥させた。このヒドラジ
ドのHPLC保持時間は、方法Gを用いて、7.75分
であった。
【0076】段階8:H−D−Phe−L−Ile−D
−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−
L−Pro−NHNH2 ----→シクロ〔D−Phe−L
−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕M
e)Phe−L−Pro〕 ヒドラジド(540mg、0.698ミリモル)を、乾燥
脱気DMF(6ml)に溶解し、15℃に窒素下冷却し
た。攪拌溶液へ、5倍過剰の5N HCl/THF
(0.69ml、3.49ミリモル)を加え、反応物を、
さらに−25℃に冷却した。イソアミルニトライト
(0.103ml、0.768ミリモル)を少量づつ1時
間にわたって加え、その間スターチ/KI紙上にアリコ
ットでスポットすることにより過剰のイソアミルニトラ
イトについて、モニターした。わずかな過剰状態(ポジ
ティブ試験)が30分維持された時に、添加を止めた。
方法Fを用いるHPLC分析により、9.29分の保持
時間を有するアシルアジドへの完全な転換が示された。
次いで反応物を、窒素下であらかじめ−25℃に冷却さ
れたDMF(乾燥、脱気、150ml)で希釈した。溶液
を、DIEA(0.67ml、3.84ミリモル)の添加
にによりpHを8とした(湿式イー.メルクpHスティッ
ク)。反応温度を、24時間−20℃に維持した。保持
時間11.16分の単一生成物が、HPLC分析(方法
G)により検出された。次いで、溶液を減圧下蒸発さ
せ、油状物を得、方法Aを用いて精製した。最終生成物
を、ジオキサンからの凍結乾燥により、標題化合物52
0mg(70%)の白色固体として得た。 HPLC(方法G)RT=11.14分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;741(M+ +H) 分析:C425666 に対する計算値 N,11.34;C,68.08;H,7.62 実測値:N,11.39;C,67.30;H,7.5
【0077】実施例2 シクロ〔D−アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコ
リル−L−ピペコリル−D−フェニルアラニル−L−プ
ロリル Boc−D−Phe(530mg、2ミリモル)を段階1
で使用し、Fmoc−D−Ala(622mg、2ミリモ
ル)を段階5で使用すること以外、実施例1に説明され
た固相法により、シクロ〔D−Ala−L−Ile−D
−Pip−L−Pip−D−Phe−L−Pro〕を、
Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリ
モル)から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂
し、ヘキサペプチドヒドラジドを、アシルアジドとして
環状化した。精密な操作及び精製(方法A)により、標
題化合物452mg(70%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.80分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS、651(M+ +H) 分析:C355066 に対する計算値 N,12.91;C,64.59;H,7.74 実測値:N,12.96;C,62.02;H,7.7
【0078】実施例3 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−
プロリル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)が段階1で使用される以外、実施例1の固相法によ
り、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L
−Pip−D−His−L−Pro〕を、Boc−L−
Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製
造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプ
チドヒドラジドを、アシルアジドとして環化した。精密
な操作及び精製(方法B)により、標題化合物248mg
(28%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.49分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS、718(M+ +H) 分析:C385286 ・1C2 HF32 ・4H2
に対する計算値 N,12.41;C,53.21;H,6.92 実測値:N,12.27;C,53.83;H,5.7
【0079】実施例4 シクロ〔D−ヒスチジル−L−イソロイシル−D−ピペ
コリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)−
フェニルアラニル−L−プロリル〕 Fmoc−D−(DNP)−His(1.086g、2
ミリモル)が段階5で使用される以外、実施例1の固相
法により、シクロ〔D−His−L−Ile−D−Pi
p−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Phe−L−P
ro〕をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
(1ミリモル)から製造した。最終レジンを、ヒドラジ
ンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジド
として環化した。精密な操作及び精製(方法B)によ
り、標題化合物242mg(26%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.95分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;732(M+ +H) 分析:C395486 ・1C2 HF32 ・4H2
に対する計算値 N12.22;C53.70;H7.03 実測値:N12.07;C54.35;H5.93
【0080】実施例5 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル)アラニル−L−プロリル〕 Boc−D−(N〔α〕Me)Ala(410mg、2ミ
リモル)が段階1で使用される以外、実施例1の固相法
により、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip
−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Ala−L−Pr
o〕を、Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
(1ミリモル)から製造した。最終レジンをヒドラジン
で開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドと
して環化した。精密な操作及び精製(方法B)により、
標題化合物340mg(44%)を得た。 HPLC(方法G)RT=9.41分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;665(M+ +H) 分析:C365266 ・1C2 HF32 に対する計
算値 N10.79;C58.60;H6.99 実測値:N10.81;C58.60;H6.84
【0081】実施例6 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(N〔α〕−メチル)−アラニル−
D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロ
リル〕 Fmoc−D−(N〔α〕M)Ala(650mg、2ミ
リモル)を段階2で使用した以外、実施例1の固相法に
より、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−
L−(N〔α〕Me)Ala−D−(N〔α〕Me)P
he−L−Pro〕を、Boc−L−Pro−O−(P
AM)−レジン(1ミリモル)から製造した。最終レジ
ンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドを
アシルアジドとして環化した。精密な操作及び精製(方
法A)により、標題化合物470mg(64%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.17分;純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;716(M+ +H) 分析:C405466 ・1H2 Oに対する計算値 N11.46;C65.55;H7.70 実測値:N11.45;C65.41;H7.58
【0082】実施例7 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−プロリル−D−(N〔α〕−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 Fmoc−L−Pro(674mg、2ミリモル)を段階
2で使用する以外、実施例1の固相法により、シクロ
〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−Pro−
D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕を、Boc
−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)
から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキ
サペプチドヒドラジドを、アシルアジドとして環化し
た。精密な操作及び精製(方法A)により、標題化合物
382mg(39%)を得た。 HPLC(方法G)RT=9.98分、純度98% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;728(M+ +H) 分析:C415466 ・1H2 Oに対する計算値 N11.28;C66.11;H7.58 実測値:N11.33;C65.47;H7.25
【0083】実施例8 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−(N〔α〕メチル)アラニル−L−ピペコリル−D−
(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 Fmoc−D−(N〔α〕Me)Ala(650mg、2
ミリモル)を、段階3で使用した以外、実施例1の固相
法により、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−(N
〔α〕Me)−Ala−L−Pip−D−(N〔α〕M
e)−Phe−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O
−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製造した。最
終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラ
ジドをアシルアジドとして環化した。精密な操作及び精
製(方法A)により、標題化合物350mg(48%)を
得た。 HPLC(方法G)RT=9.95分;純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;728(M+ +H) 分析:C405466 ・H2 Oに対する計算値 N10.68;C61.05;H7.94 実測値:N10.46;C61.87;H6.87
【0084】実施例9 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−アラニル−D−ピ
ペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)
フェニルアラニル−L−プロリン〕 Fmoc−L−Ala(622mg、2ミリモル)が段階
4で使用された以外、実施例1の固相法により、シクロ
〔D−Phe−L−Ala−D−Pip−L−Pip−
D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕を、Boc
−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)
から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキ
サペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。
精密な操作及び精製(方法A)により、標題化合物20
2mg(28%)を得た。 HPLC(方法G)RT=9.66分;純度98.5% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS;700(M+ +H) 分析:C395066 ・15H2 Oに対する計算値 N11.58;C64.53;H7.36 実測値:N11.53;C64.71;H7.06
【0085】実施例10 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−DL−3−ピリジルア
ラニル−L−プロリル〕 Boc−dl−3−PyrAla(682mg、2ミリモ
ル)が、段階1で使用される以外、実施例1の固相法に
より、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−
L−Pip−D,L−3−PyrAla−L−Pro〕
をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミ
リモル)から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂
し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアシドとして環
化した。精密な操作及び精製(方法B、次いで方法F)
により、標題化合物の異性体1、31mg(4%)及び異
性体2、40mg(2%)を得た。 異性体1: HPLC(方法G)RT=7.54分、純度97% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS:729(M+ +H) 分析:C405376 ・1C242 に対する計算
値 N12.42;C63.94;H7.28 実測値N12.49;C63.17;H7.13 異性体2: HPLC(方法G)RT=7.84分、純度96% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS:729(M+ +H) 分析:C405386 ・1C242 ・2H2 Oに
対する計算値 N,11.82;C60.79;H7.40 実測値N,11.86;C61.97;H7.10
【0086】実施例11 シクロ〔D−a−ナフタルアラニル−L−イソロイシル
−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−
L−プロリル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)が段階1で、Fmoc−D−a−Nal(875m
g、2ミリモル)が段階5で使用される以外実施例1の
固相法により、シクロ〔D−a−Nal−L−Ile−
D−Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕を
Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリ
モル)から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂
し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環
化した。精密な操作及び精製(方法B)により、標題化
合物142mg(14%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.65分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:729(M+ +H) 分析:C425486 ・4H2 Oに対する計算値 N11.26;C55.33;H5.67 実測値N11.28;C55.05;H5.72
【0087】実施例12 シクロ〔D−2−ナフタルアラニル−L−イソロイシル
−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−
L−プロリル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)を段階1で、Fmoc−D−β−Nal(875m
g、2ミリモル)を段階5で使用すること以外、実施例
1の固相法により、シクロ〔D−2−Nal−L−Il
e−D−Pip−L−Pip−D−His−L−Pr
o〕をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
(1ミリモル)から製造した。最終レジンをヒドラジン
で開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドと
して環化した。精密な操作及び精製(方法B)により標
題化合物120mg(12%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.48分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:767(M+ +H) 分析:C425486 ・4H2 Oに対する計算値 N11.26;C55.53;H5.67 実測値N11.44;C54.80;H5.71
【0088】実施例13 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ヒスチジル−D−(N〔α〕−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル Fmoc−L−(DNP)His(1.086g、2ミ
リモル)が、段階2の変更法において使用された以外、
実施例1の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−I
le−D−Pip−L−His−D−(N〔α〕Me)
Phe−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(P
AM)−レジン(1ミリモル)から製造した。CH2
2 にアミノ酸が不溶であるゆえに、活性エステルカッ
プリングが使用された。アミノ酸をDMF(15ml)に
溶解し、0℃に冷却し、次いで5℃でレジンへ加えた。
BOP試薬(884mg、2ミリモル)を固体として加
え、反応物をDIEA(0.522ml、3ミリモル)で
pH8に調整し、レジンを、段階3に進む前、5℃で15
時間シェイクした。残りの段階を前記のごとく行った。
最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒド
ラジドをアシルアジドとして環化した。精密な操作及び
精製(方法B)により標題化合物42mg(5%)を得
た。 HPLC(方法G)RT=8.06分、純度98.5% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS:768(M+ +H) 分析:C425486 ・1C2 HF32 ・1H2
に対する計算値 N12.46;C58.79;H7.14 実測値N12.52;C58.29;H6.59
【0089】実施例14 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペラジル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−
プロリル〕 Boc−D−His−(DNP)(840mg、2ミリモ
ル)が段階1で使用され、Fmoc−D−(Cbz)P
iz(4.2g、10ミリモル)が酸クロリドカップリ
ングヘのAgCN(300mg)の添加をともなう段階3
で使用されること以外、実施例1の固相法により、シク
ロ〔D−Phe−L−Ile−D−Piz−L−Pip
−D−His−L−Pro〕を、Boc−L−Pro−
O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製造した。
最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒド
ラジドをアシルアジドとして環化した。Cbz基を周囲
温度及び圧力下でエタノール(5ml)中10%Pd/C
触媒(100mg)を用いて、水素化により除去した。精
密な操作及び精製(方法B)により、標題化合物38mg
(4%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.70分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:695(M+ +H) 分析:C355196 ・2C2 HF32 に対する計
算値 N13.67;C50.81;H6.01 実測値N13.94;C52.88;H5.96 なお、以下シクロをcと表示する場合がある。
【0090】実施例15 c−〔D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニル−L−
(N〔α〕メチル)イソロイシル−D−ピペコリル−L
−ピペコリル−D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニ
ル−L−プロリル〕 シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕(5
0mg、0.067ミリモル)を、周囲温度で、DMF
(5ml)に溶解した。NaH(50%油状分散物)(1
6mg、0.335ミリモル)及びCH3 I(0.5ml)
を加え、反応物を15時間攪拌した。溶媒を減圧下蒸発
除去し、得られた生成物を方法Fで精製した。ジオキサ
ンからの凍結乾燥により、標題化合物22mg(40%)
を得た。 HPLC(方法G)RT=11.74分、純度98% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H) 分析:C446066 ・3H2 Oに対する計算値 N10.21;C64.21;H8.06 実測値N10.11;C66.45;H7.70
【0091】実施例16 c−〔D−(N〔α〕−メチル)アラニル−L−(N
〔α〕メチル)イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
ペコリル−D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニル−
L−プロリル〕 シクロ〔D−Ala−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−Phe−L−Pro〕(50mg、0.077
ミリモル)を、周囲温度でDMF(5ml)に溶解した。
NaH(50%油状分散物)(18mg、0.385ミリ
モル)及びCH3 I(0.5ml)を加え、反応物を15
時間攪拌した。溶媒を減圧下蒸発除去し、得られた生成
物を方法Fで精製した。ジオキサンからの凍結乾燥によ
り標題化合物19mg(34%)を得た。 HPLC(方法G)RT=9.98分、純度98% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:694(M+ +H) 分析:C385666 ・1.5H2 Oに対する計算値 N11.67;C63.40;H8.26 実測値N11.66;C63.89;H7.82
【0092】実施例17 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プ
ロリル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)が段階1で使用される以外実施例1の固相法によ
り、シクロ〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L
−Pip−D−His−L−Pro〕をBoc−L−P
ro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製造
した。CH2 Cl2にFmoc−D−Trpが不溶であ
るので、活性エステルカップリングが段階5において使
用された。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモ
ル)を周囲温度でDMFに溶解し、レジンへ加えた。B
OP試薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、
反応物をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加に
より、pH8とした。15時間シェイクの後、レジンを洗
浄し、前記のごとく進行させた。最終レジンをヒドラジ
ンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジド
として環化した。精密な操作及び精製(方法Eを用い
る)により得た生成物を酢酸/H2 Oから凍結乾燥さ
せ、次いで、メタノールから結晶化して、標題化合物2
57mg(33%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.45分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS:756(M+ +H) 分析:C405396 ・2H2 Oに対する計算値 N15.92;C60.67;H7.25 実測値N15.88;C60.84;H7.12
【0093】実施例18 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−〔im−(CH
32+ ヒスチジル−L−プロリル〕トリフルオロア
セテート シクロ〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−His−L−Pro〕(50mg、0.07ミ
リモル)をDMF(5ml)に周囲温度で溶解し、CH3
I(0.5ml、8ミリモル)で6時間処理した。溶媒を
減圧下蒸発除去し、得られた生成物を方法Bを用いて精
製した。生成物を含む均一HPLC分画を凍結乾燥する
ことにより、標題化合物30mg(42%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.70分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:898(M+ +H) 分析:C4458398・1H2 Oに対する計算
値. N12.24;C53.64;H5.97 実測値N12.11;C53.82;H5.74
【0094】実施例19 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル)ヒスチジル−L−プロリル〕 Boc−D−(Tos)−(N〔α〕Me)−His
(846mg、2ミリモル)を段階1で使用する以外実施
例1の固相法により、シクロ〔D−Trp−L−Ile
−D−Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕
をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミ
リモル)から製造した。CH2Cl2 にFmoc−D−
Trpが不溶ゆえ、活性エステルカップリングが段階5
で使用された。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミ
リモル)を周囲温度でDMFに溶解し、レジンへ加え
た。BOP試薬(884mg、2ミリモル)を加え、反応
物をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加により
pH8とした。15時間シェイクした後、レジンを洗浄
し、前記のごとく、操作を進めた。最終レジンをヒドラ
ジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジ
ドとして環化した。精密な操作及び精製(方法Bを用い
る)により、標題化合物110mg(12%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.92分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:771(M+ +H) 分析:C415596 ・1C2 HF32 ・1H2
に対する計算値 N13.51;C55.14;H6.24 実測値N13.51;C55.59;H6.14
【0095】実施例20 シクロ〔D−トリプトファニル−L−ノルロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−
プロリル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)を段階1で、Fmoc−L−Nle(706mg、2
ミリモル)を段階4で使用する以外、実施例1の固相法
により、シクロ〔D−Trp−L−Nle−D−Pip
−L−Pip−D−His−L−Pro〕をBoc−L
−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から
製造した。CH2 Cl2 にFmoc−D−Trpが不溶
ゆえ、活性エステルカップリングを段階5で使用した。
Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモル)を周囲
温度でDMFに溶解し、レジンへ加えた。BOP試薬
(884mg、2ミリモル)を加え、反応物をDIEA
(0.35ml、2ミリモル)の添加によりpH8とした。
15時間のシェイクの後、レジンを洗浄し、前記のごと
く操作を進めた。最終レジンをヒドラジンで開裂させ、
ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化し
た。精密な操作及び精製(方法Bを用いる)により標題
化合物252mg(29%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.76分、純度99% NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:756(M+ +H) 分析:C405396 ・1C2 HF32 ・4H2
に対する計算値 N13.38;C53.55;H6.63 実測値N13.43;C53.25;H5.25
【0096】実施例21 シクロ〔D−トリプトファニル−L−ロイシル−D−ピ
ペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロ
リル〕 Boc−D−(DNP)−His(840mg、2ミリモ
ル)を段階1で、Fmoc−L−Leu(706mg、2
ミリモル)を段階4で使用する以外、実施例1の固相法
により、シクロ〔D−Trp−L−Leu−D−Pip
−L−Pip−D−His−L−Pro〕をBoc−L
−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から
製造した。CH2 Cl2 にFmoc−D−Trpが不溶
ゆえ、活性エステルカップリングが、段階5で使用され
た。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモル)を
周囲温度でDMFに溶解し、レジンへ加えた。BOP試
薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、反応物
をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加によりpH
8とした。15時間のシェイクの後、レジンを洗浄し、
前記のごとく操作を進めた。最終レジンをヒドラジンで
開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとし
て環化した。精密な操作及び精製(方法Bを用いる)に
より、標題化合物150mg(16%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.66分、純度99% NMR(CD3 OD)は、標題化合物と一致した。 FAB MS:756(M+ +H) 分析:C405396 ・1C2 HF32 ・4H2
に対する計算値. N13.38;C53.55;H6.63 実測値N13.14;C53.69;H5.69
【0097】実施例22 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−D−(3,4−デヒドロ)−ピペコリル
−D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニル−L−プロ
リル〕 ラセミFmoc−(3,4−デヒドロ)−Pip(69
8mg、2ミリモル)を段階2で使用する以外、実施例1
の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D
−Pip−D−(3,4−デヒドロ)−Pip−D−
(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕をBoc−L−
Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製
造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプ
チドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精密な
操作及び精製(方法A)により、標題化合物150mg
(20%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.76分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:740(M+ +H) 分析:C425466 ・1H2 Oに対する計算値. N11.10;C66.65;H7.46 実測値N10.66;C66.96;H7.36
【0098】実施例23 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(3,4−デヒドロ)−ピペコリル
−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プ
ロリル〕 ラセミFmoc−(3,4−デヒドロ)−Pip(69
8mg、2ミリモル)を段階2で使用する以外、実施例1
の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D
−Pip−L−(3,4−デヒドロ)−Pip−D−
(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕を、Boc−L
−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から
製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペ
プチドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精密
な操作及び精製(方法A)により、標題化合物520mg
(70%)を得た。3,4−デヒドロピペコリン酸の配
列を、既知の配列の飽和類似体を得るための水素化(1
0%Pd−C、EtOAc、1気圧H2 )により決定し
た(NMR及びHPLC分析)。 HPLC(方法G)RT=10.44分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:739(M+ +H) 分析:C425466 ・1H2 Oに対する計算値. N11.10;C66.64;H7.46 実測値N10.96;C66.65;H7.28
【0099】実施例24 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−(3,4−デヒドロ)−ピペコリル−L−ピペコリル
−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プ
ロリル〕 ラセミFmoc−(3,4−デヒドロ)−Pip(69
8mg、2ミリモル)を段階3で使用すること以外、実施
例1の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Ile
−D−(3,4−デヒドロ)−Pip−L−Pip−D
−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕をBoc−L
−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から
製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペ
プチドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精密
な操作及び精製(方法A)により標題化合物320mg
(45%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.45分、純度98.5
% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:739(M+ +H) 分析:C425466 ・2H2 Oに対する計算値 N10.84;C65.09;H7.48 実測値N10.67;C64.88;H7.08
【0100】実施例25 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−トリプトファニル
−L−プロリル〕 Boc−D−Trp(608mg、2ミリモル)を段階1
で使用する以外、実施例1の固相法により、シクロ〔D
−Phe−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−
Trp−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(P
AM)−レジン(1ミリモル)から製造した。最終レジ
ンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドを
アシルアジドとして環化した。精密な操作及び精製(方
法B)により、標題化合物500mg(65%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.26分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:766(M+ +H) 分析:C435476 ・1H2 Oに対する計算値 N12.34;C65.74;H7.18 実測値N12.70;C65.41;H7.22
【0101】実施例26 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(2−クロロカル
ボベンジルオキシ)−リシル−L−プロリル〕 Boc−D−(2−Cl−Cbz)−Lys(830m
g、2ミリモル)を段階1で使用する以外、実施例1の
固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−
Pip−L−Pip−D−(2−Cl−Cbz)−Ly
s−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(PA
M)−レジン(1ミリモル)から製造した。最終レジン
をヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジンをア
シルアシドとして環化した。精密な操作及び精製(方法
B)により、標題化合物564mg(65%)を得た。 HPLC(方法G)RT=11.10分、純度797% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:876(M+ +H) 分析:C466278 Cl・0.5ジオキサン・0.
75H2 Oに対する 計算値N10.51;C61.76;H7.24 実測値N10.97;C61.53;H6.97
【0102】実施例27 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(カルボベンジル
オキシ)−オルニチル−L−プロリル〕 Boc−D−(Cbz)−Orn(830mg、2ミリモ
ル)を段階1で使用する以外実施例1の固相法により、
シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−(Cbz)−Orn−L−Pro〕をBoc
−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)
から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキ
サペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。
精密な操作及び精製(方法B)により標題化合物582
mg(70%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.41分、純度>97% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:828(M+ +H) 分析:C456178 ・0.5ジオキサンに対する計
算値. N11.24;C64.73;H7.45 実測値N11.47;C64.25;H7.30
【0103】実施例28 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル−O−ベンジル)−チロシル−L−プロリル〕 Boc−D−(Bzl)(N〔α〕Me)−Tyr(7
70mg、2ミリモル)を段階1で使用すること以外、実
施例1の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Il
e−D−Pip−L−Pip−D−(Bzl)(N
〔α〕Me)−Tyr−L−Pro〕をBoc−L−P
ro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製造
した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチ
ドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精密な操
作及び精製(方法B)により標題化合物700mg(84
%)を得た。 HPLC(方法G)RT=12.51分、純度98.4
% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:848(M+ +H) 分析:C492168 1・H2 Oに対する計算値 N9.71;C67.98;H7.40 実測値N9.70;C68.02;H7.70
【0104】実施例29 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)リシル−
D−トリプトファニル−L−プロリル〕 Boc−L−(Cbz)リシン(760mg、2ミリモ
ル)を段階2の変形法において使用する以外、実施例1
の固相法により、シクロ〔D−Trp−L−Ile−D
−Pip−L−(Cbz)Lys−D−Trp−L−P
ro〕をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
(1ミリモル)から製造した。アミノ酸をDMF(15
ml)に溶解し、0℃へ冷却し5℃でレジンへ加えた。B
OP試薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、
反応物をDIEA(0.522ml、3ミリモル)でpH8
に調整し、レジンを15時間シェイクし、次いで段階3
を行った。CH2 Cl2 にFmoc−D−Trpが不溶
ゆえ、活性エステルカップリングが、段階5で使用され
た。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモル)を
周囲温度でDMFに溶解し、レジンへ加えた。BOP試
薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、反応物
をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加によりpH
8とした。15時間のシェイクの後、レジンを洗浄し、
前記のごとく操作を進めた。最終レジンをヒドラジンで
開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとし
て環化した。精密な操作及び精製(方法A)により純粋
生成物を得、ジオキサンから凍結乾燥により、標題化合
物650mg(67%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.43分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:957(M+ +H) 分析:C536598 ・0.5ジオキサン・2H2
に対する計算値. N12.16;C63.70;H7.04 実測値N12.54;C63.92;H7.04
【0105】実施例30 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D(N〔α〕−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 CH2 Cl2 にFmoc−D−Trpが不溶ゆえ、活性
エステルカップリングが段階5で使用される以外、実施
例1の固相法により、シクロ〔D−Trp−L−Ile
−D−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕Me)Ph
e−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(PA
M)−レジン(1ミリモル)から製造した。Fmoc−
D−Trp(852mg、2ミリモル)を周囲温度でDM
Fに溶解し、レジンへ加えた。BOP試薬(884mg、
2ミリモル)を固体として加え、反応物をDIEA
(0.35ml、2ミリモル)の添加によりpH8とした。
15時間のシェイクの後、レジンを洗浄し、前記のごと
き操作を進めた。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘ
キサペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化し
た。精密な操作及び精製(方法A)により純粋生成物を
得、ジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物400mg
(52%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.64分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:780(M+ +H) 分析:C445776 ・0.66ジオキサンに対する
計算値. N11.69;C66.77;H7.43 実測値N12.09;C66.44;H7.40
【0106】実施例31 シクロ〔D−トリプトファニル−L−フェニルアラニル
−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−
メチル)ファニルアラニル−L−プロリル〕 Fmoc−L−PheをFmoc−L−Ileに代えて
段階4で使用される以外、実施例1の固相法により、シ
クロ〔D−Trp−L−Phe−D−Pip−L−Pi
p−D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕をBo
c−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモ
ル)から製造した。CH2 Cl2 にFmoc−D−Tr
pが不溶ゆえ、活性エステルカップリングが段階5で使
用された。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモ
ル)を周囲温度でDMFに溶解し、レジンへ加えた。B
OP試薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、
反応物をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加に
よりpH8とした。15時間のシェイクの後、レジンを洗
浄し、前記のごとき操作を進めた。最終レジンをヒドラ
ジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジ
ドとして環化した。精密な操作及び精製(方法A)によ
り純粋な生成物を得、ジオキサンからの凍結乾燥によ
り、標題化合物500mg(65%)を得た。 HPLC(方法G)RT=11.09分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:814(M+ +H) 分析:C475576 ・0.25ジオキサン・2.5
2 Oに対する計算値 N11.13;C65.44;H7.09 実測値N11.20;C65.54;H6.53
【0107】実施例32 シクロ〔D−トリプトファニル−L−ホモフェニルアラ
ニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N
〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 Fmoc−L−ホモPheをFmoc−L−Ileに代
えて段階4で使用する以外、実施例1の固相法により、
シクロ〔D−Trp−L−ホモPhe−D−Pip−L
−Pip−D−(N〔α〕Me)−Phe−L−Pr
o〕をBoc−L−Pro−O−(PAM)−レジン
(1ミリモル)から製造した。CH2 Cl2にFmoc
−D−Trpが不溶ゆえ、活性エステルカップリングが
段階5で使用された。Fmoc−D−Trp(852m
g、2ミリモル)を周囲温度でDMFに溶解し、レジン
へ加えた。BOP試薬(884mg、2ミリモル)を固体
として加え、反応物をDIEA(0.35ml、2ミリモ
ル)の添加によりpH8とした。15時間のシェイクの
後、レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒド
ラジドをアシルアジドとして環化した。精密な操作及び
精製(方法A)により純粋な生成物を得、ジオキサンか
らの凍結乾燥により標題化合物520mg(63%)を得
た。 HPLC(方法G)RT=11.26分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:828(M+ +H) 分析:C485776 ・2H2 Oに対する計算値. N11.34;C66.67;H7.06 実測値N11.29;C66.97;H6.56
【0108】実施例33 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル−O−ベンジル)チロシル−L−プロリル〕 アミノ酸Boc−D−(N〔α〕Me−O−Bzl)T
yr(770mg、2ミリモル)を段階1で使用する以
外、実施例1の固相法により、シクロ〔D−Trp−L
−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(N〔α〕M
e−O−Bzl)−Tyr−L−Pro〕をBoc−L
−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から
製造した。CH2 Cl2 にFmoc−D−Trpが不溶
ゆえ、活性エステルカップリングが、段階5で使用され
た。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリモル)を
周囲温度でDMFに溶解し、レジンに加えた。BOP試
薬(884mg、2ミリモル)を固体として加え、反応物
をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添加によりpH
8とした。15時間のシェイクの後、レジンを洗浄し、
前記のごとく操作を進めた。最終レジンをヒドラジンで
開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとし
て環化した。精密な操作及び精製(方法A)により生成
物を得、ジオキサンからの凍結乾燥により標題化合物3
50mg(35%)を得た。 HPLC(方法G)RT=12.15分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:887(M+ +H) 分析:C516477 ・1C2 HF32 に対する計
算値 N9.79;C63.52;H6.49 実測値N9.91;C63.54;H6.41
【0109】実施例34 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)オルニチ
ル−D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニル−L−プ
ロリル〕 アミノ酸Boc−D−(N〔α〕Me)Phe(560
mg、2ミリモル)を段階1で、アミノ酸Boc−L−
(Cbz)Ornを段階2で使用した以外、実施例1の
固相法により、シクロ〔D−Trp−L−Ile−D−
Pip−L−(Cbz)Orn−D−(N〔α〕Me)
−Phe−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−
(PAM)−レジン(1ミリモル)から製造した。最終
レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジ
ドをアシルアジドとして環化した。精密な操作及び精製
(方法A)により純粋生成物を得、ジオキサンからの凍
結乾燥により標題化合物500mg(54%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.22分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:917(M+ +H) 分析:C516588 ・0.25ジオキサンに対する
計算値. N11.93;C66.51;H7.19 実測値N11.90;C65.39;H6.95
【0110】実施例35 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)リシル−
D−(N〔α〕メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 アミノ酸Boc−D−(N〔α〕Me)Phe(560
mg、2ミリモル)を段階1でアミノ酸Boc−L−(C
bz)Lys(760mg、2ミリモル)を段階2で使用
する以外、実施例1の固相法により、シクロ〔D−Tr
p−L−Ile−D−Pip−L−(Cbz)Lys−
D−(N〔α〕Me)Phe−L−Pro〕をBoc−
L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)か
ら製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサ
ペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精
密な操作及び精製(方法A)により純粋生成物を得、ジ
オキサンからの凍結乾燥により標題化合物480mg(4
9%)を得た。 HPLC(方法G)RT=10.90分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:931(M+ +H) 分析:C526788 ・0.25ジオキサン・0.5
2 Oに対する計算値 .N11.65;C66.17;H7.33 実測値N11.67;C65.97;H7.13
【0111】実施例36 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)オルニチ
ニル−D−トリプトファニル−L−プロリル〕 アミノ酸Boc−L−(Cbz)Orn(732mg、2
ミリモル)を、Boc−L−(Cbz)Lysに代えて
段階2で使用する以外、実施例1の固相法により、シク
ロ〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L−(Cb
z)Orn−D−Trp−L−Pro〕をBoc−L−
Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモル)から製
造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプ
チドヒドラジドをアシルアジドとして環化した。精密な
操作及び精製(方法A)により生成物を得、ジオキサン
からの凍結乾燥により標題化合物370mg(39%)を
得た。 HPLC(方法G)RT=10.24分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:942(M+ +H) 分析:C526398 ・0.5H2 Oに対する計算値 N13.22;C64.40;H6.93 実測値N13.00;C64.10;H6.81
【0112】実施例37 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)リシル−
D−ヒスチジル−L−プロリル〕 Boc−D−His(DNP)(530mg、2ミリモ
ル)を段階1で、Boc−L−(Cbz)リシン(76
0mg、2ミリモル)を段階2の変形法で使用する以外実
施例1の固相法により、シクロ〔D−Phe−L−Il
e−D−Pip−L−(Cbz)Lys−D−His−
L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(PAM)−
レジン(1ミリモル)から製造した。アミノ酸をDMF
(15ml)に溶解し、0℃へ冷却し、次いで5℃でレジ
ンへ加えた。BOP試薬(884mg、2ミリモル)を固
体として加え、反応物をDIEA(0.522ml、3ミ
リモル)でpH8とした。レジンを15時間シェイクし、
段階3を行った。残りの段階は、前記のごときに行っ
た。最終レジンをヒドラジンで開裂し、ヘキサペプチド
ヒドラジドをアシルアシドとして環化した。精密な操作
及び精製(方法B)により純粋な生成物を得、ジオキサ
ンからの凍結乾燥によりTFA塩としての標題化合物1
86mg(11%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.59分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:868(M+ +H) 分析:C466198 ・1C2 HF32 ・1H2
に対する計算値 N12.61;C57.64;H6.45 実測値N12.37;C57.16;H6.23
【0113】実施例38 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)リシル−
D−ヒスチジル−L−プロリル〕 Boc−D−His(DNP)(530mg、2ミリモ
ル)を段階1で使用し、Boc−L−(Cbz)Lys
(760mg、2ミリモル)を段階2の変形法で使用する
以外実施例1の固相法により、シクロ〔D−Trp−L
−Ile−D−Pip−L−(Cbz)Lys−D−H
is−L−Pro〕をBoc−L−Pro−O−(PA
M)−レジン(1ミリモル)から製造した。アミノ酸を
DMF(15ml)に溶解し、0℃に冷却し、5℃でレジ
ンへ加えた。BOP試薬(884mg、2ミリモル)を固
体として加え、反応物をDIEA(0.522ml、3ミ
リモル)でpH8に調整した。レジンを15時間シェイク
し、段階3に進んだ。CH2Cl2 にFmoc−D−T
rpが不溶ゆえ、活性エステルカップリングが段階5で
使用された。Fmoc−D−Trp(852mg、2ミリ
モル)をDMFに周囲温度で溶解し、レジンへ加えた。
BOP試薬(884mg、2ミリモル)を固体として加
え、反応物をDIEA(0.35ml、2ミリモル)の添
加によりpH8とした。15時間シェイクの後、レジンを
洗浄し、前記のごとく操作を進めた。最終レジンをヒド
ラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルア
ジドとして環化した。精密な操作及び精製(方法B)に
より純粋生成物を得、ジオキサンからの凍結乾燥により
標題化合物350mg(30%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.35分、純度99% NMR(DMSO)は標題化合物と一致した。 FAB MS:908(M+ +H) 分析:C4862108 ・2C2 HF32 ・1H2
に対する計算値 N12.33;C54.98;H5.81 実測値N12.37;C55.11;H5.80
【0114】実施例39 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−オルニチル−L−
プロリル〕 シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−(Cbz)Orn−L−Pro〕(100m
g、0.12ミリモル)をエタノール溶液中4%酢酸2
5ml中に溶解した。等重量の触媒(炭素上10%パラジ
ウム)を加えた。反応混合物を大気圧下15時間水素化
し、次いでアルゴンでフラッシュし、セライトを通して
ロ過した。ロ液溶媒を減圧下蒸発させた。ジオキサンか
らの凍結乾燥により、粉状標題化合物40mg(38%)
を得た。 HPLC(方法G)RT=7.73分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:695(M+ +H) 分析:C375576 ・1.5C2 HF32 ・1H
2 Oに対する計算値. N11.12;C54.48;H6.64 実測値N10.90;C54.19;H6.44
【0115】実施例40 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−オルニチル−D−(N〔α〕−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例39と同一の方法により、シクロ〔D−Trp−
L−Ile−D−Pip−L−Orn−D−(N〔α〕
Me)Phe−L−Proをシクロ〔D−Trp−L−
Ile−D−Pip−L−(Cbz)Orn−D−(N
〔α〕Me)Phe−L−Pro〕(200mg、0.2
2ミリモル)から製造した。精密な操作及び精製(方法
B)により、純粋な化合物を得た。ジオキサンからの凍
結乾燥により、白色粉状の標題化合物90mg(41%)
を得た。 HPLC(方法G)RT=7.83分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:783(M+ +H) 分析:C435886 ・2C2 HF32 ・2H2
に対する計算値. N10.70;C53.87;H6.11 実測値N10.78;C53.77;H5.98
【0116】実施例41 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−オルニチル−D−トリプトファニル
−L−プロリル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Trp
−L−Ile−D−Pip−L−Orn−D−Trp−
L−Pro〕をシクロ〔D−Trp−L−Ile−D−
Pip−L−(Cbz)Orn−D−Trp−L−Pr
o〕(500mg、0.53ミリモル)から製造した。精
密な操作及び精製(方法B)により同一化合物を得た。
ジオキサンからの凍結乾燥により、粉状標題化合物35
0mg(64%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.60分、純度99% NMR(DMSO)は標題化合物と一致した。 FAB MS:808(M+ +H) 分析:C445796 ・2C2 HF32 ・3H2
に対する計算値. N11.57;C52.87;H5.97 実測値N11.49;C52.81;H5.64
【0117】実施例42 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−リシル−D−トリプトファニル−L
−プロリル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Trp
−L−Ile−D−Pip−L−Lys−D−Trp−
L−Pro〕をシクロ〔D−Trp−L−Ile−D−
Pip−L−(Cbz)Lys−D−Trp−L−Pr
o〕(30mg、0.03ミリモル)から製造した。精密
な操作及び精製(方法B)により同一化合物10mg(3
3%)を得た。ジオキサンからの凍結乾燥により粉状の
標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=7.63分、純度99% NMR(DMSO)は標題化合物と一致した。 FAB MS:822.5(M+ +H) 分析:C455996 ・1.5C2 HF32 ・2H
2 Oに対する計算値 N12.48;C57.03;H6.19 実測値N11.96;C57.31;H6.35
【0118】実施例43 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−リシル−L−プロ
リル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Phe
−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−Lys−
L−Pro〕をシクロ〔D−Trp−L−Ile−D−
Pip−L−Pip−D−(2−Cl−Cbz)Lys
−L−Pro〕(150mg、0.17ミリモル)から製
造した。精密な操作及び精製(方法B)により、同一化
合物80mg(67%)を得た。ジオキサンからの凍結乾
燥により白色粉状の標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=7.71分、純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 分析:C385776 ・0.5H2 O・0.5ジオキ
サンに対する計算値 N12.89;C63.16;H8.16 実測値N13.25;C63.15;H7.85
【0119】実施例44 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−リシル−D−ヒスチジル−L−プロ
リル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Trp
−L−Ile−D−Pip−L−Lys−D−His−
L−Pro〕をシクロ〔D−Trp−L−Ile−D−
Pip−L−(Cbz)Lys−D−His−L−Pr
o〕から製造した。精密な操作及び精製(方法B)によ
り純粋化合物350mg(32%)を得た。ジオキサンか
らの凍結乾燥により白色粉状の標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=6.36分、純度99% NMR(DMSO)は標題化合物と一致した。 FAB MS:774(M+ +H) 分析:C4056106 ・2.5C2 HF32 ・1H
2 Oに対する計算値 N13.02;C50.19;H5.67 実施例N12.78;C50.60;H5.63
【0120】実施例45 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−リシル−D−ヒスチジル−L−プロ
リル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Phe
−L−Ile−D−Pip−L−Lys−D−His−
L−Pro〕をシクロ〔D−Phe−L−Ile−D−
Pip−L−(Cbz)Lys−D−His−L−Pr
o〕(35mg、0.04ミリモル)から製造した。精密
な操作及び精製(方法B)により純粋化合物15mg(5
0%)を得た。ジオキサンからの凍結乾燥により、白色
粉状の標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=6.45分、純度97.5% NMR(DMSO)は標題化合物と一致した。 FAB MS:741(M+ +H) 分析:C385596 ・2C2 HF32 ・2H2
に対する計算値. N13.01;C50.44;H5.68 実測値N13.02;C50.10;H4.90
【0121】実施例46 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル)チロシル−L−プロリル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Phe
−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(N
〔α〕Me)Tyr−L−Pro〕をシクロ〔D−Ph
e−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(N
〔α〕Me−O−Bzl)Tyr−L−Pro〕(14
0mg、0.17ミリモル)から製造した。精密な操作及
び精製(方法B)を行い、次いでジオキサンからの凍結
乾燥により白色粉状の標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=9.65分、純度97.5% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:757(M+ +H) 分析:C425667 ・0.5C2 HF32 ・0.
5H2 Oに対する計算値 N10.21;C62.52;H6.99 実測値N10.47;C62.70;H6.73
【0122】実施例47 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(p−ニトロ)フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 Boc−D−(p−ニトロ)Phe(622mg、2ミリ
モル)を段階1で使用する以外、実施例1の固相法によ
り、シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L
−Pip−(p−ニトロ)−Phe−L−Pro〕をB
oc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1ミリモ
ル)から製造した。最終レジンをヒドラジンで開裂し、
ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアジドとして環化し
た。精密な操作及び精製(方法B)により同一生成物を
得た。ジオキサンからの凍結乾燥により標題化合物80
0mg(70%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.77分、純度98% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:772(M+ +H) 分析:C415376 ・0.75H2 O・0.25ジ
オキサン N12.15;C62.49;H7.06 実測値N12.44;C62.38;H6.84
【0123】実施例48 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(p−アミノ)フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例39と同様の方法を用いて、シクロ〔D−Phe
−L−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(p−ア
ミノ)Phe−L−Pro〕をシクロ〔D−Phe−L
−Ile−D−Pip−L−Pip−D−(p−ニト
ロ)Phe−L−Pro〕(150mg、0.19ミリモ
ル)から製造した。精密な操作及び精製(方法B)によ
り純粋化合物を得た。ジオキサンからの凍結乾燥により
白色粉状の標題化合物130mg(92%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.84分、純度97.5% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:742(M+ +H) 分析:C415576 ・2.5H2 Oに対する計算
値. N12.45;C62.52;H7.62 実測値N11.93;C62.92;H7.32
【0124】実施例49 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(〔N,N−ジメ
チルグリシル〕p−アミノ)フェニルアラニル−L−プ
ロリル〕 シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D(p−アミノ)−Phe−L−Pro〕(50
mg、0.07ミリモル)を、乾燥CH2 Cl2(2ml)
に溶解した。(ジメチルアミノ)−グリシンの酸クロリ
ドを、実施例1に記載の対応する酸及びオキサリルクロ
リドから製造した。酸クロリドを乾燥CH2 Cl2 (1
ml)に溶解し、環状ヘキサペプチドへ加えた。DIEA
(30μl 、0.17ミリモル)を加え、反応物をアル
ゴン下15時間攪拌した。反応混合物をCH2 Cl2
(5ml)で希釈し、飽和水性NaHCO3 (5ml)及び
ブライン(5ml)で2回抽出し、次いでNaSO4 上で
乾燥させ、減圧下で蒸発させた。精密な操作及び精製
(方法B)及びジオキサン(50ml)からの凍結乾燥に
より標題化合物15mg(47%)を得た。 HPLC(方法G)RT=8.07分;純度99% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:827(M+ +H) 分析:C456286 ・1C2 HF32 ・3.5ジ
オキサンに対する計算値 N8.97;C58.61;H7.29 実測値N8.81;C58.32;H7.17
【0125】実施例50 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチ
ル−O−2−(モルホリン−4−イル)エチル))−チ
ロシル−L−プロリル〕 シクロ〔D−Phe−L−Ile−D−Pip−L−P
ip−D−(N〔α〕Me)Tyr−L−Pro〕(1
00mg、0.125ミリモル)を無水エタノール(2m
l)に溶解し、4−(2−クロロエチル)−モルホリン
ヒドロクロリド(140mg、6当量)を加え、次いでエ
タノール中過剰(12当量)のNaOEtを加えた。反
応物をアルゴン下4日間還流した。減圧下で蒸発させた
後、生成物をCH2 Cl2 (10ml)に溶解し、水(1
0ml)で3回抽出し、Na2 SO4上で乾燥させ、減圧
下蒸発させた。精製(方法B)次いでジオキサン(10
ml)からの凍結乾燥により標題化合物20mg(15%)
を得た。 HPLC(方法G)RT=8.48分、純度98.6% NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:870(M+ +H) 分析:C476578 ・2C2 HF32 に対する計
算値. N8.92;C56.80;H6.28 実測値N9.10;C57.35;H6.66
【0126】実施例51 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
アラニル−L−アラニル−D−フェニルアラニル−L−
プロリル〕 標題ペプチドを3つの工程より製造した。その第1は、
作業を遂行するためのベックマンモデル990Bペプチ
ド合成装置を用いて、“エリクソン及びメリフィール
ド、タンパク質、第3版、2:257〜527、197
6”に記載されたように、標準的固相法により、一次配
列を調製した(段階A)。 第2は、一次ペプチドを固体レジン支持体から開裂した
(段階B)。 第3は、一次ペプチドを環化し、精製した(段階C)。
【0127】段階1:D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−アラニル−L−アラニル−D−フェニル
アラニル−L−プロリル−O−レジン 出発ポリマーは2%架橋ポリスチレン−ジビニルベンゼ
ン(2.5ミリモル、1.92g)に対してエステル化
されたBoc−L−Proであった。D−Phe、L−
Ala、D−Ala及びL−IleのN〔α〕−Boc
誘導体をジイソプロピルカルボジイミドを用いて、当量
の添加された1−ヒドロキシベンゾトリアゾールヒドレ
ートと結合させた。Boc保護基を40%トリフルオロ
酢酸で除去した。操作を以下の計画に従って行った。
【0128】 2.5ミリモルについての操作段階の計画 段階 溶媒/試薬 容量(ml) 混合時間(分) カップリング計画1 1 CH2 Cl2 6×50 2 2 40%TFA、CH2 Cl2 中 1×50 2 0.5%エタンジチオール 3 40%TFA、CH2 Cl2 中 1×50 25 0.5%エタンジチオール 4 CH2 Cl2 3×50 2 5 DMF中10%TEA 2×50 5 6 CH2 Cl2 3×50 2 7 DMF 3×50 2 8 Boc−アミノ酸、 1:1DMF/CH2 Cl2 中HBT 40 5 9 CH2 Cl2 中1.0MDICI 15 180 10 DMF 1×50 2 11 MeOH 2×50 2 12 CH2 Cl2 1×50 2 完全に調製されたレジン−ペプチドを、上記計画中1〜
4の段階により脱保護した(D−Phe残基上のBoc
の除去)。CH2 Cl2 で最終的に洗浄した後、レジン
ペプチドを乾燥させた。
【0129】段階2:D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−アラニル−L−アラニル−D−フェニル
アラニル−L−プロリン Aからのレジンペプチドをアニソール2ml中で膨張させ
た。反応容器を液体窒素浴に沈め、反応容器は1Tor
rまで空気を抜かれた。液体HF(40ml)が反応容器
中へ凝縮され、次いで0℃まで加温された。0℃で1時
間攪拌後、全ての揮発性材料を液体窒素冷却トラップへ
蒸留された。残りの固体をエチルエーテルに懸濁し、ロ
過した。ロ紙上のケーキを酢酸−水混合液に再懸濁し、
再度ロ過した。ロ液を、酢酸の濃度が約10%容量にな
るまで、水で希釈した。得られた溶液を次いで凍結乾燥
した。この方法により、段階Aからのレジンペプチドよ
り、標題化合物953mgを得た。
【0130】段階3:c−〔D−フェニルアラニル−L
−イソロイシル−D−アラニル−L−アラニル−D−フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 段階Bからのペプチド400mgを含むDMF200mlの
溶液へ、0℃でDPPA 1.45ml及び炭酸水素ナト
リウム760mgを加えた。得られた懸濁物を0℃で16
時間攪拌した。反応混合物をロ過し、ロ液を水50mlで
希釈し、十分量の分析的グレードの混合−基体レジン
(バイオラッド、AG501−X8(C)、20〜50
メッシュ)でその青色が1時間持続するように処理し
た。反応混合物をロ過し、溶媒を減圧下除去した。残渣
をHPLC精製(方法C)し、溶媒和化した白色固体の
標題化合物112mgを得た。m.p.304〜307℃ HPLC(方法J)RT=19.15分、210nMで9
9.9%純度 NMR(DMSO−D6 )により、標題化合物の構造及
び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:647(M+ +H),669(M+ +N
a) 元素分析:C354666 ・0.75H2 Oに対する
計算値 C63.66;H7.25;N12.73 実測値C63.69;H6.86;N12.61
【0131】実施例52 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−N−メチル−D−フェニルア
ラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ro、L−Pro及びN−メチル−D−PheのN
〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成
し、HPLC精製(方法C)により、分析的に純粋な形
とした。 HPLC(方法J)RT=23.82分、210nMで>
99%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 アミノ酸分析:Pro3(2.77)、N−Me−Ph
e(0.99)、Ile(0.85)
【0132】実施例53 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−
プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘導体を用いて
行い、標題化合物を合成し、HPLC精製(方法C)に
より分析的に純粋な形とした。 HPLC(方法J)RT=20.70分、210nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクルにより、標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:699(M+ +H),721(M+ +N
a) アミノ酸分析:Phe2(1.00)、Pro3(1.
02)、Ile(0.97).
【0133】実施例54 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−N−
メチル−D−アラニル−N−メチル−L−アラニル−D
−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、N−メ
チル−D−Ala、N−メチル−L−Ala及びL−P
roのN〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合
物を合成し、HPLC精製(方法C)により、分析的に
純粋な形とした。 HPLC(方法J)RT=18.46分、210nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:675(M+ +H) アミノ酸分析:Phe2(1.00)、Pro(1.0
0)、Ile(0.942)
【0134】実施例55 c−〔D−シクロヘキシルアラニル−L−イソロイシル
−D−プロリル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−シ
クロヘキシル−Ala、D−Pro、及びL−Proの
N〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合
成し、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形
とした。 HPLC(方法J)RT=22.86分、210nMで9
9%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:705(M+ +H),727(M+
H) アミノ酸分析:Pro3(1.00)、Phe(1.0
0)、Ile(0.94)
【0135】実施例56 c−〔D−フェニルアラニル−L−シクロヘキシルアラ
ニル−D−プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−シクロヘキシル
−Ala、D−Pro、及びL−ProのN〔α〕−B
oc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HPL
C精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.
p.80〜97℃ HPLC(方法J)RT=24.94分、210nMで9
9%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:739(M+ +H),761(M+ +N
a) 元素分析:C425466 ・0.05H2 O・0.5
TFAに対する計算値 C64.81;H6.91;N10.55 実測値C64.78;H6.84;N10.55
【0136】実施例57 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−α−グルタミニル−グリ
シル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−α−Gln、G
ly、Ile、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−
Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HP
LC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.305〜325℃ HPLC(方法I)RT=11.05分、210nMで9
9.81%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:640(M+ +H) 元素分析:C324577 ・0.25H2 O・0.4
TFAに対する計算値 C57.10;H6.71;N14.21 実測値C57.14;H6.76;N14.12
【0137】実施例58 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−システイニル(Acm)
−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−Cys(Ac
m)、Ile、D−Pro、及びL−ProのN〔α〕
−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、H
PLC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.80〜97℃ HPLC(方法J)RT=17.79分、210nMで9
9%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:726(M+ ) 元素分析:C365177 S・0.8H2 O・1.2
TFAに対する計算値 C52.58;H6.18;N11.18 実測値C52.60;H6.15;N11.18
【0138】実施例59 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−システイニル(Bzl)
−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−Cys(Bz
l)、Ile、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−
Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HP
LC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.72〜88℃ HPLC(方法J)RT=24.18分、210nMで9
7.5%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:745(M+ +H) 元素分析:C405266 S・1.0H2 O・0.7
TFAに対する計算値 C59.00;H6.54;N9.97 実測値C59.02;H6.58;N9.86
【0139】実施例60 c−〔L−フェニルアラニル−D−イソロイシル−L−
プロリル−D−プロリル−L−フェニルアラニル−D−
プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘導体を用いて
行い、標題化合物を合成し、HPLC精製(方法C)に
より分析に純粋な形とした。 HPLC(方法J)RT=22.94分、210nMで1
00%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:699(M+ +H) 元素分析:C395966 ・1.35H2 O・0.3
5TFAに対する計算値 C62.34;H7.02;N10.99 実測値C62.35;H7.01;N11.14
【0140】実施例61 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−スレオニニル(Bzl)
−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−Thr(Bz
l)、L−Ile、D−Pro及びL−ProのN
〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成
し、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形と
した。 HPLC(方法I)RT=17.46分、210nMで9
8.51%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:743(M+ +H) 元素分析:C415467 ・0.4H2 O・0.4T
FAに対する計算値 C63.09;H6.99;N10.56 実測値C63.05;H6.96;N10.64
【0141】実施例62 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−スレオニニル−L−プロ
リル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−Thr、L−I
le、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘
導体を用いることにより行い、標題化合物を合成し、H
PLC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.182〜188℃ HPLC(方法J)RT=16.9分、210nMで9
9.74%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:653(M+ +H),675(M+ +N
a) 元素分析:C344867 ・1.35H2 O・0.7
TFAに対する計算値 C56.17;H6.84;N11.10 実測値C56.16;H6.81;N11.26
【0142】実施例63 c−〔D−フェニルアラニル−L−フェニルグリシル−
D−プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−
L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Phg、L−P
he、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘
導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HPLC精製
(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.p.1
35〜160℃ HPLC(方法J)RT=20.40分、214nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:719(M+ +H),741(M+ +N
a) 元素分析:C414666 ・0.45H2 O・0.7
TFAに対する計算値 C63.12;H5.95;N10.42 実測値C63.13;H5.96;N10.43
【0143】実施例64 c−〔D−フェニルアラニル−L−プロリル−D−プロ
リル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−プロ
リル〕 実施例51の方法を、D−Phe、D−Pro及びL−
ProのN〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化
合物を合成し、HPLC精製(方法C)により分析的に
純粋な形とした。m.p.70〜80℃ HPLC(方法J)RT=19.52分、214nMで9
7%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:683(M+ +H),706(M+ +N
a) 元素分析:C354666 ・0.75H2 Oに対する
計算値. C63.66;H7.25;N12.73 実測値C63.69;H6.86;N12.61
【0144】実施例65 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
シクロヘキシルグリシル−L−シクロヘキシルグリシル
−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−C
hGly、L−ChGly D−Pro、及びL−Pr
oのN〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物
を合成しHPLC精製(方法C)により分析的に純粋な
形とした。m.p.345〜353℃ HPLC(方法J)RT=33.77分、214nMで9
6%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:783(M+ +H),805(M+ +N
a) 元素分析:C456266 ・0.55CHCl3 に対
する計算値. C64.46;H7.43;N9.90 実測値C64.63;H7.32;N9.98
【0145】実施例66 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−α−グルタミニル−グリ
シル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、Gl
y、D−α−Gln、D−Pro及びL−ProのN
〔α〕−Boc誘導体を用いて行い標題化合物を合成
し、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形と
した。m.p.168〜175℃ HPLC(方法J)RT=9.34分、214nMで99
%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:640(M+ +H),662(M+ +N
a) 元素分析:C456266 ・0.55CHCl3 に対
する計算値. C55.64;H6.82;N13.93 実測値C55.65;H6.77;N14.06
【0146】実施例67 c−〔D−フェニルアラニル−L−シクロヘキシルグリ
シル−D−プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−ChGly、D
−Pro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘導体を用
いて行い標題化合物を合成し、HPLC精製(方法C)
により分析的に純粋な形とした。m.p.325〜32
8℃ HPLC(方法J)RT=25.14分、214nMで9
9%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:725(M+ +H) 元素分析:C415166 ・1.0H2 O・0.2T
FAに対する計算値 C65.02;H7.01;N10.99 実測値C64.99;H6.98;N10.99
【0147】実施例68 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−プロリル−D−α−グルタミニル−L−
プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、α−G
ln、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘
導体を用いて行い標題化合物を合成し、HPLC精製
(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.p.1
27〜138℃HPLC(方法J)RT=15.26
分、214nMで99%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:680(M+ +H) 元素分析:C354977 ・2.2H2 O・0.25
TFAに対する計算値 C57.00;H7.23;N13.11 実測値C57.00;H7.22;N13.18
【0148】実施例69 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ヒスチジニル−L−ヒスチジニル−D−フェニルアラニ
ル−L−プロリル〕 段階1 :D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
−ヒスチジニル−L−ヒスチジニル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル−O−レジン 実施例51段階Aの方法を、D−Phe、L−Ile、
D−His(DNP)、L−His(DNP)、D−P
ro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘導体を用いて
行い、標題化合物を合成した。Boc保護基を、実施例
51、段階1に記載のように除去した。DNP保護基
を、以下の操作に従ってペプチドレジンから除去した。
【0149】 2.5ミリモルについての操作段階の計画 段階 溶媒/試薬 容量(ml) 混合時間(分) DNP除去計画2 1 CH2 Cl2 1×50 2 2 DMF中10% フェニルチオール 1×50 25 3 DMF 1×50 2 4 MeOH 2×50 2 5 CH2 Cl2 2×50 2 6 MeOH 2×50 2 7 CH2 Cl2 2×50 2 最終のレジン−ペプチドを乾燥し、乾燥メタノール40
mlに懸濁した。
【0150】段階2:D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−ヒスチジニル−L−ヒスチジニル−D−
フェニルアラニル−L−プロリンメチルエステル 上記段階1で調製された懸濁液へ、トリエチルアミン1
0mlを加え、反応混合物を、乾燥窒素雰囲気下で18時
間攪拌した。反応混合物をロ過し、ロ液をを減圧下濃縮
し、クルードメチルエステルを得、これを精製せずに直
接次の段階に使用した。
【0151】段階3:c−〔D−フェニルアラニル−L
−イソロイシル−D−ヒスチジニル−L−ヒスチジニル
−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 クルードメチルエステルを、メタノール−水−トリエチ
ルアミン(1:1:0.5v/v)の混合物100mlに
溶解し、18時間攪拌した。溶液を減圧下蒸発させクル
ード生成物に対して、実施例51、段階3に記載された
のと同様の環化及び精密な操作を行った。標題化合物
を、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形で
得た。m.p.250〜274℃ HPLC(方法J)RT=13.19分、214nMで9
7.33%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:779(M+ +H) アミノ酸分析:Phe2(1.00);Pro(1.0
1)、His2(1.01);Ile0.99
【0152】実施例70 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
フェニルグリシニル−L−フェニルグリシニル−D−フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
hg、L−Phg及びL−ProのN〔α〕−Boc誘
導体を用いて行い標題化合物を合成し、HPLC精製
(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.p.3
05〜310℃ HPLC(方法J)RT=26.51分、214nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:793(M+ +H) 元素分析:C455066 ・0.6H2 O・1.10
TFAに対する計算値 C62.49;H5.81;N9.26 実測値C62.52;H5.84;N9.07
【0153】実施例71 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−トランス−ヒドロキシプロリル−D−フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、L−ト
ランス−Hyp、D−Pro及びL−ProのN〔α〕
−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、H
PLC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.105〜120℃ HPLC(方法I)RT=14.11分、214nMで9
8%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:715(M+ +H) 元素分析:C395067 ・0.5H2 O・0.8T
FAに対する計算値 C59.82;H6.41;N10.31 実測値C59.82;H6.42;N10.40
【0154】実施例72 c−〔D−フェニルアラニル−L−(O−ベンジル)−
スレオニニル−D−プロリル−L−プロリル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Thr−(Bz
l)、D−Pro及びL−ProのN〔α〕−Boc誘
導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HPLC精製
(方法C)により分析的に純粋な形とした。 HPLC(方法I)RT=17.55分、214nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:777(M+ +H) 元素分析:C445267 ・0.85H2 O・1.1
5TFAに対する計算値 C60.22;H5.99;N9.10 実測値C60.23;H5.99;N9.20
【0155】実施例73 c−〔D−フェニルアラニル−L−スレオニニル−D−
プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−
プロリル〕 無水エタノール100mlへ、保護ペプチドc−〔D−フ
ェニルアラニル−L−(O−ベンジル)−スレオニニル
−D−プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラニル
−L−プロリル〕100mg及び氷酢酸2滴を加えた。溶
液を10%パラジウム/炭素触媒50mgで処理し、得ら
れた懸濁物を、55psi で6時間パー(Parr)装置上で水
素化した。反応混合物をセライトを通してロ過し、ロ液
を真空下濃縮して、クルード生成物を得、これをHPL
C精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。 HPLC(方法I)RT=17.98分、214nMで9
7%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:687(M+ +H) 元素分析:C374667 ・1.1H2 O・0.75
TFAに対する計算値. C58.37;H6.23;N10.61 実測値C58.35;H6.22;N10.68
【0156】実施例74 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−プロリル−L−シス−ヒドロキシプロリル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ro、シス−L−Hyp及びL−ProのN〔α〕−B
oc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HPL
C精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.
p.126〜128℃ HPLC(方法J)RT=20.80分、214nMで9
8%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:715(M+ +H),737(M+ +N
a) 元素分析:C395067 ・0.65H2 O・0.4
5TFAに対する計算値 C61.60;H6.71;N10.80 実測値C61.62;H6.66;N10.89
【0157】実施例75 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−プロリル−シス−D−ヒドロキシプロリル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ro、シス−D−Hyp及びL−ProのN〔α〕−B
oc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成し、HPL
C精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。m.
p.130〜134℃ HPLC(方法J)RT=21.07分、214nMで9
9%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:715(M+ +H),737(M+ +N
a) 元素分析:C395067 ・0.95H2 O・0.6
0TFAに対する計算値 C60.32;H6.61;N10.50 実測値C60.30;H6.65;N10.51
【0158】実施例76 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ip、D−Pipe(4−Cbz)及びL−ProのN
〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成
し、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形と
した。m.p.295℃(分解) HPLC(方法J)RT=28.49分、214nMで9
7%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:863(M+ +H),885(M+ +N
a) アミノ酸分析:Phe2(1.023)、Pro(1.
00)、Ile(0.984) 元素分析:C485978 ・0.5H2 O・1.25
TFAに対する計算値 C59.84;H6.09;N9.67 実測値C59.85;H6.25;N9.29
【0159】実施例77 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の方法を、D−Phe、L−Ile、D−P
ip、L−Pipe(4−Cbz)及びL−ProのN
〔α〕−Boc誘導体を用いて行い、標題化合物を合成
し、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形と
した。m.p.117〜119℃ HPLC(方法J)RT=29.17分、214nMで>
96%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:863(M+ +H),885(M+ +N
a) 元素分析:C485978 ・0.5H2 O・1.25
TFAに対する計算値. C59.84;H6.09;N9.67 実測値C59.85;H6.25;N9.29
【0160】実施例78 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕(200
mg)を、無水エタノール40mlに溶解し、氷酢酸2滴及
び10%Pd/C触媒50mgで処理した。得られた懸濁
物をパー装置において7時間水素化し、ロ過し、濃縮乾
固した。残渣材料をHPLC(方法C)により分析的に
純粋な形にした。m.p.264〜280℃ HPLC(方法I)RT=12.46分、214nMで>
99%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:728(M+ +H),750(M+ +N
a) 元素分析:C425478 ・1.95H2 O・1.0
5TFAに対する計算値 C53.13;H5.96;N9.84 実測値C52.89;H5.58;N10.23
【0161】実施例79 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−L−ピペラジ
ン−2−イル(4Cbz)−D−フェニルアラニル−L
−プロリル〕 標題化合物を、以下のわずかの変更を加える以外、実施
例1、段階1〜6記載のように製造した。わずかな変更
とは、PAMレジンをメリフィールドレジンに置き換え
ること、BOPをDCCに置き換えること、D−(N
〔α〕−Me)PheをD−Pheに置き換えること、
及びL−及びD−PipをそれぞれL−及びD−Pip
e(4−Cbz)に置き換えることである。完全に結合
したペプチド−レジン(@2ミリモル)を、乾燥メタノ
ール300mlに懸濁し、トリエチルアミン30mlで処理
した。得られた懸濁物を、窒素雰囲気下18時間攪拌し
た。次いで、反応混合物をロ過し、ロ液を減圧下蒸発さ
せ、メチルエステル(1.93g)を得た。これを精製
することなく、メタノール−水−トリエチルアミン
(2:2:1、v/v)の混合物200mlに溶解し、2
3℃で一晩攪拌した。反応混合物を減圧下ロート蒸発(r
otoevaporation) させ、クルード生成物を実施例51、
段階3に記載のように、環化した。実施例51、段階3
と同一の精密な操作及び精製により、全収量10%で分
析的生成物で得た。m.p.135〜140℃ HPLC(方法J)RT=29.88分、214nMで>
96%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:997(M+ ) 元素分析:C5564810・0.4TFAに対する計
算値 C64.27;H6.23;N10.75 実測値C64.36;H6.08;N10.61
【0162】実施例80 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペラジン−2−イル−L−ピペラジン−2−イル−
D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 炭素上20%パラジウムヒドロキシド触媒を、炭素上1
0%パラジウム触媒に代えて使用すること以外、実施例
73における方法を用いて、標題化合物をc−〔D−フ
ェニルアラニル−L−イソロイシニル−D−ピペラジン
−2−イル(4−Cbz)−L−ピペラジン−2−イル
(4−Cbz)−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕から得た。標題化合物を、HPLC精製(方法C)
により分析的に純粋な形として得た。m.p.225〜
230℃ HPLC(方法J)214nMで98.49%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:729(M+ ) 元素分析: C3952810・2.35H2 O・3.4THFに対
する計算値 C47.46;H5.23;N9.67 実測値C47.47;H5.24;N9.62
【0163】実施例81 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−ヒスチジニル−L−プロリル〕 実施例1における方法により、D−(DNP)−Hi
s、L−Pipe(4−Cbz)、D−Pip、L−I
le及びD−PheのFmoc誘導体を用いて、標題化
合物をBoc−L−Pro−(メリフィールド)−レジ
ン(1ミリモル)から得た。段階7においては、完全に
結合したペプチド−レジンをメタノール10ml及び95
%ヒドラジン10mlよりなる溶液に懸濁する工程にモデ
ィファイされた。得られた懸濁物を周囲温度で2時間攪
拌し、ロ過し、減圧下濃縮した。残渣をメタノールに再
溶解し、再度濃縮した。次いで、クルードヒドラジド生
成物(微量のヒドラジンを含む)をメタノール(@10
ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物(保持時
間@45分)を凍結乾燥し、実施例1の段階8の操作を
行った。標題化合物を、HPLC精製(方法D)により
分析的に純粋な形とした。 HPLC(方法I)13.84分、214nMで>99%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:852(M+ +H),874(M+ +N
a) アミノ酸分析:Ile(0.93)、Phe(1.0
0)、His(0.996)、Pro(1.00) 元素分析: C455798 ・1.25EtOAc・0.7H3
4 に対する計算値 C58.26;H6.76;N12.23 実測値C58.23;H6.93;N12.24
【0164】実施例82 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−ヒスチジニル−L−プロリル〕 実施例81における方法により、D−Pipe(4−C
bz)、D−(DNP)−His、D−Pip、L−I
le及びD−PheのFmoc誘導体を用いて、標題化
合物をBoc−L−Pro−(メリフィールド)−レジ
ン(1ミリモル)から得た。標題化合物を、HPLC精
製(方法D)により分析的に純粋な形とした。 HPLC(方法I)14.07分、214nMで>95%
純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:852(M+ +H),874(M+ +N
a) 元素分析: C455798 ・1.0EtOAc・0.55H3
4 に対する計算値. C59.20;H6.76;N12.68 実測値C59.32;H6.62;N12.67
【0165】実施例83 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペラジン−2−イル−(4−Cbz)−L−ピペコ
リル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例81における方法により、L−Pipe(4−C
bz)、L−Pip、L−Ile、L−Pro及びD−
PheのFmoc誘導体を用いて、標題化合物をBoc
−L−Pro−(メリフィールド)−レジン(1ミリモ
ル)から得た。標題化合物をHPLC精製(方法C)に
より分析的に純粋な形とした。m.p.110〜127
℃ HPLC(方法I)16.43分、214nMで>95%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:862(M+ +H) 元素分析: C485978 ・1.35H2 O・1.10TFAに
対する計算値. C59.59;H6.26;N9.69 実測値C59.58;H6.23;N9.96
【0166】実施例84 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペラジン−2−イル−L−ピペコリル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 炭素上20%パラジウムヒドロキシド触媒を、炭素上1
0%パラジウム触媒に代えて使用する以外、実施例73
における方法により標題化合物を得た。標題化合物を、
HPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形とし
た。m.p.168〜188℃ HPLC(方法I)12.62分、214nMで>97.
6%純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:728(M+ +H) 元素分析: C405376 ・1.55H2 O・1.65TFAに
対する計算値. C55.09;H6.17;N10.39 実測値C55.08;H6.08;N10.77
【0167】実施例85 c−〔フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D−ピ
ペラジン−2−イル(4−Cbz)−D−ピペラジン−
2−イル(4−Cbz)−D−(N〔α〕−メチル)フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 Fmoc−D−PheをFmoc−N〔α〕−メチル−
D−Pheに代え、Fmoc−L−ピペラジン−2−イ
ル(4−Cbz)をFmoc−D−ピペラジン−2−イ
ル(4−Cbz)に代えること以外、実施例79に記載
のごとく、標題化合物の製造が行われた。標題化合物
を、HPLC精製(方法C)により分析的に純粋なもの
とした。最終生成物を、ジオキサンから凍結乾燥した。
m.p.65〜70℃ HPLC(方法I)20.21分、210nMで>99%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:1012(M+ +H) 元素分析: C5666810・1.5C482 ・0.75TF
Aに対する計算値 C62.06;H6.46;N9.12 実測値C62.04;H6.53;N9.21
【0168】実施例86 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペラジン−2−イル−(4−Cbz)−L−ピペラ
ジン−2−イル(4−Cbz)−D−(N〔α〕−メ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕
Fmoc−D−PheをFmoc−N〔α〕−メチル−
D−Pheに代えること以外実施例79のごとく標題化
合物の製造を行った。標題化合物を、HPLC精製(方
法C)により分析的に純粋な形とした。m.p.131
〜144℃ HPLC(方法I)21.07分、210nMで>94%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:1012(M+ +H) 元素分析: C5666810・1.25H2 O・1.40TFAに
対する計算値 C59.18;H5.90;N9.39 実測値C59.16;H5.89;N9.48
【0169】実施例87 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 炭素上20%パラジウムヒドロキシド触媒を炭素上10
%パラジウム触媒に代えて使用する以外、実施例73に
おける方法により、標題化合物をc−〔D−トリプトフ
ァニル−L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−ピ
ペラジン−2−イル−(4−Cbz)−D−フェニルア
ラニル−L−プロリル〕から得た。標題化合物を、HP
LC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.197〜210℃ HPLC(方法I)11.89分、210nMで>98.
5% NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の存在及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:767(M+ +H) 元素分析:C425486 ・1.9TFAに対する計
算値 C55.92;H5.73;N11.39 実測値C55.90;H5.72;N11.43
【0170】実施例88 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−トリプ
トファニル−L−プロリル〕 炭素上20%パラジウムヒドロキシド触媒を炭素上10
%パラジウム触媒に代えて使用する以外、実施例73に
おける方法により、標題化合物を、c−〔D−トリプト
ファニル−L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−
ピペラジン−2−イル−(4−Cbz)−D−トリプト
ファニル−L−プロリル〕から得た。標題化合物をHP
LC精製(方法C)により分析的に純粋な形とした。
m.p.200〜220℃ HPLC(方法I)13.30分、210nMで>97.
7%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:806(M+ +H) 元素分析: C425486 ・2.15TFA・0.3H2 Oに対
する計算値. C54.90;H5.51;N11.93 実測値C54.90;H5.52;N11.84
【0171】実施例89 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例1における方法により、D−Trp、L−Il
e、D−Pip、L−(4−Cbz)−Pipe、及び
D−PheのFmoc誘導体を用いて、標題化合物を、
Boc−L−Pro−(メリフィールド)−レジン(1
ミリモル)から得た。段階7においては、完全に結合し
たペプチド−レジンをメタノール10ml及び95%ヒド
ラジン10mlよりなる溶液に懸濁する工程においてモデ
ィファイされた。得られた懸濁物を周囲温度で2時間攪
拌し、ロ過し、減圧下濃縮した。残渣をメタノールに再
溶解し、再び濃縮した。クルードヒドラジド生成物(微
量のヒドラジンを含む)を、次いで、メタノール(@1
0ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物を集
め、凍結乾燥し、実施例1の段階8の操作を行った。標
題化合物を、HPLC精製(方法C)により分析的に純
粋な形とした。m.p.116〜140℃ HPLC(方法I)17.32分、210nMで>94.
5%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:901(M+ +H) 元素分析: C506088 ・1.2TFA・1.1H2 Oに対す
る計算値 C59.50;H6.04;N10.59 実測値C59.52;H6.05;N10.66
【0172】実施例90 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例1における方法により、D−Trp、L−Il
e、D−Pip、D−(4−Cbz)−Pipe、及び
D−PheのFmoc誘導体を用いて、標題化合物をB
oc−L−Pro−(メリフィールド)−レジン(1ミ
リモル)から得た。段階7においては、完全に結合した
ペプチド−レジンをメタノール10ml及び95%ヒドラ
ジン10mlよりなる溶液に懸濁することにおいてモディ
ファイされた。得られた懸濁物を周囲温度で2時間攪拌
し、ロ過し、減圧下濃縮した。残渣をメタノールに再懸
濁し、再び濃縮した。クルードヒドラジド生成物(微量
のヒドラジンを含む)を、次いで、メタノール(@10
ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物を集め、
凍結乾燥し、実施例1の段階8の操作を行った。標題化
合物をHPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形
とした。m.p.120〜140℃ HPLC(方法I)17.77分、210nMで>94.
7% NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:901(M+ +H) 元素分析: C506088 ・0.85TFA・1.25H2 Oに
対する計算値 C60.84;H6.26;N10.98 実測値C60.82;H6.25;N11.00
【0173】実施例91 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル−(4−Cb
z)−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L
−プロリル〕 実施例1における方法により、D−Trp、L−Il
e、D−Pip、D−(4−Cbz)−Pipe及びD
−(N〔α〕−メチル)PheのFmoc誘導体を用い
て、標題化合物をBoc−L−Pro−(メリフィール
ド)−レジン(1ミリモル)から得た。段階7において
は、完全に結合されたペプチド−レジンをメタノール1
0ml及び95%ヒドラジン10mlよりなる溶液に懸濁す
ることにおいて、モディファイされている。得られた懸
濁物を周囲温度で2時間攪拌し、ロ過し、減圧下濃縮し
た。残渣をメタノールに再溶解し、再び濃縮した。次い
で、クルードヒドラジド生成物(微量のヒドラジンを含
む)をメタノール(@10ml)に溶解し、方法Cにより
精製した。生成物を集め、凍結乾燥し、実施例1の段階
8の操作を行った。標題化合物をHPLC精製(方法
C)により分析的に純粋な形とした。m.p.135〜
196℃ HPLC(方法K)17.77分、210nMで>98%
純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:915(M+ +H),937(M+ +N
a) 元素分析: C516288 ・0.90TFA・0.7H2 Oに対
する計算値 C61.55;H6.29;N10.88 実測値C61.54;H6.26;N11.04
【0174】実施例92 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−(N
〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例73における方法により、標題化合物を、c−
〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D−ピ
ペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−
D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロ
リル〕から得た。標題化合物をHPLC精製(方法C)
により分析的に純粋な形とした。m.p.182〜24
8℃ HPLC(方法J)19.23分、210nMで>97%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標題化合物
の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:781(M+ +H) 元素分析: C435686 ・1.6TFA・2.45H2 Oに対
する計算値 C51.61;H5.70;N9.99 実測値C51.32;H5.70;N10.39
【0175】実施例93 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
z)−L−(BOM)ヒスチジル−L−プロリル〕 実施例1における方法により、D−Phe、L−Il
e、D−Pip、D−(4−Cbz)−Pipe、及び
L−(BOM)HisのFmoc誘導体を用いて、標題
化合物をBoc−L−Pro−(メリフィールド)−レ
ジン(1ミリモル)から得た。段階7においては、完全
に結合したペプチド−レジンをメタノール10ml及び9
5%ヒドラジン10mlよりなる溶液に懸濁することにお
いて、モディファイした。得られた懸濁物を周囲温度で
2時間攪拌し、ロ過し、減圧下濃縮した。残渣をメタノ
ールに再懸濁し、再び濃縮した。次いで、クルードヒド
ラジド生成物(微量のヒドラジンを含む)をメタノール
(@10ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物
を集め、凍結乾燥し、実施例1の段階8の操作を行っ
た。標題化合物を、HPLC精製(方法C)により分析
的に純粋な形とした。HPLC(方法H)24.18
分、210nMで>98%純度(サンプルは、Pipe残
基でジアステレオマーである4:1の混合物である。) NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:972(M+ +H),994(M+ +N
a) 元素分析: C536599 ・2.3TFA・0.5H2 Oに対す
る計算値 C55.63;H5.54;N10.14 実測値C55.62;H5.52;N10.49
【0176】実施例94 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−プロリル−L−ヒスチジル−D−ヒスチジル−L−プ
ロリル〕 実施例1における方法により、D−Trp、L−Il
e、D−Pro、D−(DNP)His、及びL−(D
NP)HisのFmoc誘導体を用いて、標題化合物を
Boc−L−Pro−(メリフィールド)−レジン(1
ミリモル)から得た。段階7においては、完全に結合し
たペプチド−レジンを、メタノール10ml及び95%ヒ
ドラジン10mlよりなる溶液に懸濁することにおいてモ
ディファイした。得られた懸濁物を周囲温度で2時間攪
拌し、ロ過し、減圧下で濃縮した。残渣をメタノールに
再溶解し、再び濃縮した。次いでクルードヒドラジド生
成物(微量のヒドラジンを含む)をメタノール(@10
ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物を集め、
凍結乾燥し、実施例1の段階8の操作を行った。標題化
合物をHPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形
とした。m.p.175〜200℃ HPLC(方法I)8.73分、210nMで99.7%
純度 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:768(M+ +H) 元素分析:C3949119 ・2.75TFA・1.3
2 Oに対する計算値 C48.37;H4.96;N13.95 実測値C48.36;H4.90;N14.02
【0177】実施例95 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−プロリル−L−オルニチニル−(Cbz)−D−ヒス
チジル−L−プロリル〕 実施例1における方法により、D−Trp、L−Il
e、D−Pro、L−Orn(Cbz)及びL−(DN
P)HisのFmoc誘導体を用いて、標題化合物をB
oc−L−Pro−(メリフィールド)−レジン(1ミ
リモル)から得た。段階7においては、完全に結合した
ペプチド−レジンを、メタノール10ml及び95%ヒド
ラジン10mlからなる溶液に懸濁することにおいてモデ
ィファイした。得られた懸濁物を周囲温度で2時間攪拌
し、ロ過し、減圧下で濃縮した。残渣をメタノールに再
溶解し、再び濃縮した。次いで、クルードヒドラジド生
成物(微量のヒドラジンを含む)をメタノール(@10
ml)に溶解し、方法Cにより精製した。生成物を集め、
凍結乾燥し、実施例の段階8の操作を行った。標題化合
物をHPLC精製(方法C)により分析的に純粋な形と
した。m.p.135〜172℃ HPLC(方法I)13.31分、210nMで96.7
%純度. NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより、標題化合
物の構造及び溶媒の存在を確認した。 MS FAB:879(M+ +H) 元素分析: C4658108 ・1.85TFA・0.2H2 Oに対
する計算値. C54.58;H5.55;N12.81 実測値C54.56;H5.53;N13.04
【0178】実施例96 c−〔L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−ピペラジル−L−ピペラジル−D−フェ
ニルアラニル〕 1.Fmoc−L−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジッ
クアシル−D−フェニルアラニル−L−プロリン−t−
ブチルエステル Fmoc−L−(N〔δ〕−Cbz)−Piz49mg
(0.1ミリモル)をその酸クロリド(手順1a)に転
換した。Fmoc−D−Phe−L−Pro−O−t
u60mg(0.11ミリモル)の試料をN−保護し(手
順8)、粗生成物と酸クロリドと反応させた(手順1
b)。33%アセトン/ヘキサンで溶離する精製(方法
F)により油状として生成物を得た。TLC、30%ア
セトン/ヘキサンにおけるRf=0.45。HPLC
(方法I)、RT=23.99分において単一主ピー
ク。FAB MS:787(M++H),809(M+
+Na); NMR(300 MHz,CDCl3 )により構造が一
致すること確認した。 元素分析:計算値:C,70.21,H,6.40,
N,7.12 実測値:C,69.92,H,6.15,N,6.8
8。
【0179】2.Boc−D−フェニルアラニル−L−
イソロイシル−D−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジル
−L−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリン−t−ブチルエステル アミノ酸としてBoc−D−Phe、Fmoc−L−I
leおよびFmoc−D−(N〔δ〕−Cbz)−Pi
zを用いて、前記トリペプチドのN末端を延長させて、
表題のヘキサペプチドを油状生成物として得た。この物
質を28%アセトン/ヘキサンで溶離する方法Eにより
精製した。生成物は白色発泡体として得られた。TL
C、30%アセトン/ヘキサンにおけるRf=0.3
6。FABMS:1171(M+ +H)。NMR(36
0 MHz,DMSO−d6 )により構造の一致を確認
した。
【0180】3.H−D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジル−L
−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジル−D−フェニルア
ラニル−L−プロリン−OH 前記の完全保護ヘキサペプチド108mg(0.092ミ
リモル)の試料を手順6(反応時間17時間)により脱
保護して残留物を得た。この物質をエーテル1mlとヘキ
サン3mlで粉砕して固形物である生成物を得、この生成
物を真空乾燥し、次の段階に直接使用した。
【0181】4.c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−D−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラジル−
D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 前記のNおよびC末端の脱ブロックヘキサペプチド86
mg(0.076ミリモル)のDMF38ml溶液を氷水中
で冷却し、炭酸水素ナトリウム64mg(0.78ミリモ
ル)、ついでDPPA 0.038ml(0.18ミリモ
ル)で処理した。この混合物を0℃で5日間攪拌し、つ
いで濃縮した。得られた残留物を塩化メチレンに溶解
し、濾過し濃縮した。得られた残留物をつぎに加温した
アセトニトリルで処理し、濾過し、濾液を方法F(8%
メタノール/塩化メチレンで溶離)で精製した。主バン
ドを単離し、塩化メチレン/ヘキサンから沈殿させて、
表題の化合物を固形物として得た。TLC、7.5%メ
タール/塩化メチレンにおけるRf=0.49。HPL
C(方法I)、RT=22.22分において主ピーク
(純度89%)。FAB MS:997(M++H),
1019(M+ +Na);NMR(360 MHz,D
MSO−d6 )で構造の一致を確認した。
【0182】5.c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−D−ピペラジル−L−ピペラジル−D−フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 前記環状ヘキサペプチド28mg(0.028ミリモル)
の95%水性エタノール10ml溶液を、木炭担体の10
%パラジウム4mgで処理した。この混合物を水素圧45
psi (3.15kg/cm2 )下で17時間振とうし、濾過
し、濃縮した。残留物を分取厚層シリカゲルを使用し、
クロロホルム/メタノール/濃水酸化アンモニウム9
5:5:0.5により溶離して精製した。主生成物バン
ドを単離して、無色ガラス状物質を得、これをクロロホ
ルム/ヘキサンで摩砕して白色固体の表題の化合物を得
た。TLC、クロロホルム/メタノール/濃水酸化アン
モニウム95:5:0.5におけるRf=0.20。H
PLC、RT=17.34分システムAにおいて単一主
ピーク(純度96%)。FAB MS:729(M+
H),751(M+ +Na);NMR(360 MH
z,DMSO−d6 )により構造の一致を確認した。 元素分析(メタノール1.2モル溶媒和物について) 計算値:C,62.93,H,7.46,N,14.6
0 実測値:C,62.99,H,7.34,N,14.6
【0183】実施例97 c−〔D−リシル−L−イソロイシル−D−ピペラジル
−L−ピペラジル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 1.実施例96と同様の方法で、アミノ酸としてBoc
−D−(O−ベンジル)−Tyr、Fmoc−L−Il
e、Fmoc−D−(N〔δ〕−Cbz)−Piz、F
moc−L−(N〔δ〕−Cbz)−Piz、Boc−
D−PheおよびL−Pro−O−t Buを使用して、
環状ヘキサペプチドであるc−〔D−(O−ベンジル)
−チロシル−L−イソロイシル−D−(N〔δ〕−Cb
z)−ピペラジル−L−(N〔δ〕−Cbz)−ピペラ
ジル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕を合成
し、精製した(方法F、メタノール/塩化メチレンで溶
離)。TLC、5%メタノール/塩化メチレンにおける
Rf=0.51。HPLC(方法I)、RT=21.8
分において単一主ピーク(純度96.3%)。FABM
S:1103(M+ +H),1125(M++Na)。 NMR(400 MHz,CDCl3 )により構造を確
認した。 元素分析(メタノール0.75モル溶媒和物につい
て); 計算値:C,67.35,H,6.82,N,9.65 実測値:C,67.39,H,6.92,N,9.65
【0184】2.c−〔D−チロシル−L−イソロイシ
ル−D−ピペラジル−L−ピペラジル−D−フェニルア
ラニル−L−プロリル〕 前記の環状ヘキサペプチド43mg(0.039ミリモ
ル)の溶液を、手順10に従って脱保護した。濾過、濃
縮、方法F(塩化メチレン/メタノール/濃水酸化アン
モニウム95:5:5による溶離)による精製によっ
て、得られた生成物を単離し、塩化メチレン/ヘキサン
で再濃縮して白色固体を得た。TLC、8%メタノール
/塩化メチレンにおけるRf=0.42。HPLC(方
法I)、RT=14.99分において単一主ピーク(純
度98.3%)。FAB MS:745(M+ +H),
767(M+ +Na);NMR(400 MHz,DM
SO−d6 )により構造を確認した。 元素分析(塩化メチレン0.25モルについて) 計算値:C,61.53,H,6.89,N,14.6
3 実測値:C,61.70,H,6.23,N,14.5
【0185】実施例98 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−L−
トレオニル−L−アスパラギル−D−フェニルアラニル
−L−プロリル〕 1.Boc−D−フェニルアラニル−L−イソロイシル
−L−(O−t−ブチル)−トレオニル−L−アスパラ
ギル−D−フェニルアラニル−L−プロリン−t−ブチ
ルエステル Boc−D−Phe−L−Ile−OH84mg(0.2
2ミリモル)の塩化メチレン2mlの溶液を、固体の可溶
化を助けるためにHBT30mg(0.22ミリモル)と
少量のDMFで処理した。この溶液にジシクロヘキシル
カルボジイミド46mg(0.22ミリモル)を加えて、
冷却下で1時間攪拌した。混合物を濾過し、濃縮してヒ
ドロキシベンゾトリアゾール活性エステルを得た。Fm
oc−L−Thr−L−Asn−D−Phe−L−Pr
o−O−t Bu(アミノ酸Fmoc−L−Thr、Fm
oc−L−Asn、Boc−D−PheおよびL−Pr
o−O−t Buを用い、手順1および3に従って合成し
た)90mg(0.11ミリモル)をN−脱保護(手順
8)した。この粗生成物を、前記活性エステルのDMF
1ml溶液で0℃で処理し、得られた混合物を、室温にゆ
っくり加温しながら16時間攪拌した。ついで反応混合
物を濃縮し、残留物を酢酸エチルと食塩水に分配した。
有機層を食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2
回)、水、10%硫酸水素カリウム水溶液、50%食塩
水および食塩水で洗浄し、濃縮して黄色油状物質を得
た。この物質を溶離剤として4%メタノール/塩化メチ
レンを使用する方法Fにより精製して無色油状の生成物
を得た。TLC、7.5%メタノール/塩化メチレンに
おけるRf=0.42。NMR(300 MHz,CD
Cl3 )により構造の一致を確認した。
【0186】2.c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−L−トレオニル−L−アスパラギル−D−
フェニルアラニル−L−プロリル〕 線状ヘキサペプチドを脱ブロック(手順6)し、DPP
Aで環化させ、方法F(クロロホルム/ヘキサン/メタ
ノール/水4:4:4:0.5)により精製して白色固
体を得た。TLC、Rf=0.67(クロロホルム/ヘ
キサン/メタノール/水4:4:4:0.5)。RT=
11.23分、純度99%以上。FABMS:720
(M+ +H),742(M+ +Na):NMR(360
MHz,DMSO−d6 )により構造の一致を確認し
た。 アミノ酸分析:Asp(1.02);Thr(0.9
8);Phe2(1.01);Ile(0.97),P
ro(1.02)
【0187】実施例99 c−〔D−(O−エチル)−チロシル−L−イソロイシ
ル−D−(O−t−ブチル)−トレオニル−L−アスパ
ラギル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 表題の環状ヘキサペプチドは、アミノ酸としてBoc−
D−(O−エチル)−Tyr、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−D−(O−t−ブチル)−Thr、Fmoc
−L−Asn、Boc−D−PheおよびL−Pro−
O−t Buを使用し、実施例98と同様の方法で合成し
た。粗生成物を方法F(クロロホルム/ヘキサン/メタ
ノール/水8:8:1.9:0.1の溶離剤使用)によ
り精製した。TLC、クロロホルム/ヘキサン/メタノ
ール/水4:4:4:0.5におけるRf=0.68。
HPLC(方法I)、RT=13.53分において単一
主ピーク(純度98.6%)。FAB MS:764
(M+ +H),786(M+ +Na);NMR(360
Mz,DMSO−d6 )で構造を確認した。 元素分析(メタノール1.8モル溶媒和物として) 計算値:C,59.64,H,7.39,N,11.9
4 実測値:C,59.38,H,7.40,N,12.2
【0188】実施例100 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−L−
グルタミル−L−アスパラギル−D−フェニルアラニル
−L−プロリル〕 アミノ酸Boc−D−Phe、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−L−Gln、Fmoc−L−Asn、Boc
−D−PheおよびL−Pro−O−tBuエステルを
使用し、実施例98と同様の方法で、表題の環状ヘキサ
ペプチドを白色固体として得た。TLC、クロロホルム
/ヘキサン/メタノール/水4:4:4:0.5におけ
るRf=0.63。HPLC(方法I)、RT=10.
97分において単一主ピーク(純度99.4%)。 FAB MS:747(M+ +H),769(M+ +N
a);NMR(360 MHz,DMSO−d6 )によ
り構造の一致を確認した。 元素分析(トリフルオロ酢酸0.25モルについて) 計算値:C,58.55,H,6.45,N,14.2
4 実測値:C,58.42,H,6.33,N,14.2
【0189】実施例101 c−〔D−(O−エチル)−チロシル−D−イソロイシ
ル−D−グルタミル−L−アスパラギル−D−フェニル
アラニル−L−プロリル〕 1.Boc−D−(O−エチル)−チロシル−(D,
L)−イソロイシル−D−グルタミル−L−アスパラギ
ル−D−フェニルアラニル−L−プロリン−t−ブチル
エステル Fmoc−D−(O−エチル)−Thr−L−Ile−
OH336mg(0.759ミリモル)の塩化メチレン3
ml溶液を、HBT103mg(0.759ミリモル)と少
量のDMFで処理した。この溶液にEDC146mg
(0.759ミリモル)を添加し、得られた溶液を冷却
下で2時間攪拌した。混合物を濾過、濃縮してヒドロキ
シベンゾトリアゾール活性エステルを得た。Fmoc−
D−Glu−L−Thr−L−Asn−D−Phe−L
−Pro−O−t Bu460mg(0.538ミリモル)
を脱保護した(手順6)。粗生成物を前記活性エステル
のDMF3ml溶液で処理し、得られた混合物をN−メチ
ルモルホリン66μl (0.60ミリモル)で処理し、
さらに16時間攪拌した。ついで反応混合物を濃縮し、
残留物をエーテル、ついで水、飽和NaHCO3 、水、
最後にエーテルで処理した。残留固形分をイソプロパノ
ール/エーテルで再結晶して淡黄色固体を得た。TL
C、クロロホルム/メタノール/酢酸85:10:5に
おいてRf=0.33、0.38の2スポット。NMR
(300 MHz,CD3OD)で構造の一致を確認し
た。
【0190】2.c−〔D−(O−エチル)−チロシル
−D−イソロイシル−D−グルタミル−L−アスパラギ
ル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 線状ヘキサペプチドから実施例98に従って表題の環状
ヘキサペプチドを合成し、ついで方法F(クロロホルム
/ヘキサン/メタノール/水4:4:4:0.5)によ
り精製し、白色固体を得た。HPLC(方法I)、RT
=14.00分において単一主ピーク。FAB MS:
791(M+ +H),813(M+ +Na)。NMR
(360 MHz,DMSO−d6)により構造の一致
を確認した。 アミノ酸分析:Asn,0.98;Gln,1.11;
AlloIle,0.93;Thr,0.95;Ph
e,0.94;Pro,0.69
【0191】実施例102 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
グルタミル−L−アスパラギル−D−フェニルアラニル
−L−プロリル〕 1.H−L−Ile−D−Gln−L−Asn−D−P
he−L−Pro−D−Phe−OMe アミノ酸としてFmoc−L−Ile、Fmoc−D−
Gln、Fmoc−L−Asn、Boc−D−Phe、
Boc−L−ProおよびD−Phe−O−Meを使用
し、実施例98と同様の方法で、表題の化合物を合成し
固形状物質を得た。 TLC、ブタノール/酢酸/水4:1:1におけるRf
=0.59。
【0192】2.c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−D−グルタミル−L−アスパラギル−D−
フェニルアラニル−L−プロリル〕 線状ヘキサペプチド物質90mg(0.116ミリモル)
の溶液を、メタノール300mlに溶解し、水酸化ナトリ
ウム5.5mg(0.13ミリモル)と水5mlにより0℃
で処理した。得られた混合物を冷却下で4時間攪拌し、
ついで1N HCl 0.13mlを添加してpHを約6に
した。この混合物を真空下で濃縮して白色固体を得、こ
れを酢酸エチルとエーテルで破砕し、ついで濾過、乾燥
した。この物質を実施例98に従って環化し、溶離剤と
して塩化メチレン/トリフルオロ酢酸/水35:18:
2を使用する方法Fによって精製して白色固体を得た。
TLC、塩化メチレン/トリフルオロ酢酸/水35:1
8:2におけるRf=0.31。HPLC(方法I)、
RT=12.32分において単一主ピーク(純度90.
0%)。 FAB MS:747(M+ +H),769(M+ +N
a) NMR(360 MHz,DMSO−d6 )により構造
を確認した。 元素分析(水1.5モルについて) 計算値:C,58.98,H,6.90,N,14.5
0 実測値:C,58.91,H,6.72,N,14.3
【0193】実施例103 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−D−フェニルアラニル−
L−プロリル〕 1.Fmoc−L−Pip505mgの試料をその酸クロ
リドに転換した(手順1a)。この化合物を塩化メチレ
ン15ml中H−D−Phe−L−Pro−O−Bzl・
HCl(576mg、1.58ミリモル)の溶液に添加
し、得られた混合物をDIEA275ml(1.58ミリ
モル)で中和した。この混合物を0〜5℃で16時間攪
拌し、ついで水、10%KHSO4水溶液、水、飽和N
aHCO3 、水および食塩水で連続して洗浄した。Mg
SO4 上で乾燥し、濃縮した後、混合物を方法E(25
%アセトン/ヘキサン)により精製し、白色固体620
mgを得た。TLC、25%メタノール/塩化メチレンに
おけるRf=0.25。 2.前記トリペプチドは、アミノ酸としてCbz−D−
Phe、Fmoc−L−IleおよびFmoc−D−P
ipを使用し、実施例96に従って合成した。表題の環
状ヘキサペプチドは方法F(6%メタノール/塩化メチ
レン溶離剤)により精製して白色固体を得た。TLC、
6%メタノール/塩化メチレンにおけるRf=0.3
7、HPLC(方法I)、RT=16.80分において
純度95.8%。FAB MS:727(M+ +H),
749(M+ +Na) NMR(360 MHz,DMSO−d6 )により構造
の一致を確認した。 元素分析(ヘキサン0.65モルおよび水0.6モルに
ついて) 計算値:C,67.94,H,8.17,N,10.5
9 実測値:C,67.81,H,8.46,N,10.4
【0194】実施例104 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−D−N−メチル−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−D−Pip、Fmoc−L−Pip、Boc
−N−Me−D−PheおよびL−Pro−ベンジルエ
ステルを使用し、実施例103と同様の方法で表題の環
状ヘキサペプチドを合成した。粗生成物を方法Hおよび
F(7.5%メタノール/塩化メチレン溶離剤)により
精製し、白色固体を得た。TLC、35%アセトン/塩
化メチレンにおけるRf=0.76。HPLC(方法
I)、RT=18.25分において単一主ピーク(純度
93.8%)。FAB MS:741(M+ +H),7
63(M+ +Na)。 NMR(400 MHz,DMSO−d6 )により構造
を確認した。 元素分析(アセトン0.5モルについて) 計算値:C,67.85,H,7.72,N,10.9
1 実測値:C,67.85,H,7.75,N,10.8
【0195】実施例105 c−〔D−フェニルアラニル−N−メチル−L−イソロ
イシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチル
−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−MeIl
e、Fmoc−D−Pip、Fmoc−L−Pip、B
oc−N−Me−D−PheおよびL−Pro−ベンジ
ルエステルを使用し、実施例103により表題の環状ヘ
キサペプチドを合成し、方法F(7%メタノール/塩化
メチレン)により精製して固体を得た。TLC、8%メ
タノール/塩化メチレンにおけるRf=0.48。HP
LC、RT=18.33分において単一主ピーク(純度
98.4%)(方法I)。 FAB MS:755(M+ +H),777(M+ +N
a);NMR(400MHz,DMSO−d6 )により
構造の一致を確認した。 元素分析(塩化メチレン0.30モルについて) 計算値:C,66.64,H,7.57,N,10.7
7 実測値:C,66.58,H,7.53,N,10.7
【0196】実施例106 c−〔D−フェニルアラニル−L−(O−t−ブチル)
−トレオニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
N−メチル−フェニルアラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−(O−t
Bu)−Thr、Fmoc−D−Pip、Fmoc−L
−Pip、Boc−N−Me−D−PheおよびL−P
ro−ベンジルエステルを使用して表題の環状ヘキサペ
プチドを合成し、方法F(7%メタノール/塩化メチレ
ン)により精製して固体を得た。TLC、クロロホルム
/ヘキサン/メタノール/水8:8:1.9:0.1に
おけるRf=0.55。HPLC(方法I)、RT=1
9.01分において単一主ピーク、純度98.5%。 FAB MS:785(M+ +H),807(M+ +N
a);NMR(400 MHz,DMSO−d6 )によ
り構造の一致を確認した。 元素分析(塩化メチレン0.4モルについて) 計算値:C,65.12,H,7.48,N,10.2
6 実測値:C,65.07,H,7.31,N,10.1
【0197】実施例107 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
(N〔δ〕−Boc)−オルニチル−L−ピペコリニル
−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル) アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−D−(N〔δ〕 −Boc)−Orn、Fmoc−L−Pip、Boc−
N−Me−D−PheおよびL−Pro−ベンジルエス
テルを使用し、実施例103により表題の環状ヘキサペ
プチドを合成し、方法F(クロロホルム/メタノール/
水95:5:0.5)により精製して固体を得た。TL
C、クロロホルム/メタノール/水95:5:0.5に
おけるRf=0.40。HPLC(方法J)、RT=2
0.99分において単一主ピーク純度97.0%。FA
B MS:844(M+ +H)。NMR(360 MH
z,DMSO−d6 )により構造の一致を確認した。 元素分析(水0.8モルおよびヘキサン0.3モルにつ
いて) 計算値:C,64.92,H,8.07,N,11.0
9 実測値:C,64.91,H,7.98,N,11.1
【0198】実施例108 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニ
ルアラニル−L−ピペコリル〕 1.Fmoc−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
−ピペコリル−N−メチル−D−フェニルアラニル−ベ
ンジルエステル アミノ酸Fmoc−L−Ile、Fmoc−D−Pi
p、Boc−L−PipおよびN−Me−D−Pheベ
ンジルエステルを使用し、実施例103と同様の方法に
より、表題のテトラペプチドを合成し、精製(方法E)
(24%アセトン/ヘキサン)後、固形状物質を得た。
TLC、30%アセトン/ヘキサンにおけるRf=0.
40。HPLC(方法I)、RT=24.70分におい
て単一主ピーク(純度95.2%)。FAB MS:7
85(M+ +H),NMR(300 MHz,DMSO
−d6 )により構造の一致を確認した。 元素分析(ヘキサン0.25モルについて) 計算値:C,72.89,H,7.31,N,6.60 実測値:C,72.74,H,7.51,N,6.52
【0199】2.Cbz−D−フェニルアラニル−L−
イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−
メチル−D−フェニルアラニル−ベンジルエステル L−Ile−D−Pip−L−Pip−N−Me−D−
Phe−OH(前記テトラペプチドを脱保護して得たも
の)(手順8および9)の試料687mg(1.33ミリ
モル)の塩化メチレン6ml溶液を塩化トリメチルシリル
186μl で処理し、室温で30分間攪拌した。この溶
液を−17℃の恒温浴中で冷却したDIEA244μl
で処理した。酢酸エチル6ml中Cbz−D−Phe47
9mg(1.60ミリモル)と4−メチルモルホリン17
6μl の溶液を−17℃恒温浴中で冷却し、イソブチル
クロロホルメート208μl で処理した。2.5分間攪
拌後、この混合物にテトラペプチドトリメチルシリルエ
ステル溶液を挿管法で添加した。得られた混合物を冷却
下で5分間攪拌し、ついで冷浴から取り出し、室温で1
5分間攪拌した。つぎに反応混合物を酢酸エチル40ml
で希釈し、塩化メチレンを除去するため一部濃縮し、
水、5:1の水/飽和NaHCO3 溶液、水、最後に1
0%KHSO4 で洗浄した。残留物を方法E(メタノー
ル/塩化メチレン)で精製して泡状物を得た。TLC、
7%メタノール/塩化メチレンにおけるRf=0.1
8。
【0200】3.c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−メ
チル−D−フェニルアラニル−L−ピペコリル〕 手順5に従って、前記のペンタペプチド酸151mg
(0.19ミリモル)の試料を、L−ピペコリン酸ベン
ジルエステルと縮合させてCbz−D−Phe−L−I
le−D−Pip−L−Pip−N−Me−D−Phe
−L−Pip−ベンジルエステルを得た。手順9と実施
例98によるヘキサペプチドの合成により、表題の環状
ヘキサペプチドを合成し、方法F(メタノール/塩化メ
チレン)で精製して固体を得た。TLC、クロロホルム
/ヘキサン/メタノール/水8:8:1.9:0.1に
おけるRf=0.59。HPLC(方法J)、RT=2
1.34分において単一主ピーク純度98.3%。FA
B MS:755(M+ +H)。NMR(400 MH
z,DMSO−d6 )により構造の一致を確認した。 元素分析(メタノール0.25モルおよびヘキサン0.
25モルについて) 計算値:C,68.51,H,8.03,N,10.7
1 実測値:C,68.48,H,8.00,N,10.6
【0201】実施例109 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニ
ルアラニル−N−メチル−L−アラニル〕 アミノ酸として、Cbz−D−Phe、Fmoc−L−
Ile、Fmoc−D−Pip、Boc−L−Pip、
N−Me−D−PheベンジルエステルおよびMe−L
−Alaベンジルエステルを用い、実施例108に記載
した方法と同様の方法により表題の環状ヘキサペプチド
を合成し、方法F(クロロホルム/メタノール/濃水酸
化アンモニウム95:5:0.5)により精製して固体
を得た。TLC、塩化メチレン/メタノール/濃水酸化
アンモニウム95:5:0.5におけるRf=0.5
2。HPLC(方法G)、RT=8.72分において単
一主ピーク純度95.1%。 FAB MS:729(M+ +H)。NMR(400
MHz,DMSO−d6)により構造の一致を確認し
た。 元素分析(水1.40モルについて) 計算値:C,65.30,H,7.86,N,11.1
4 実測値:C,65.27,H,7.73,N,11.4
【0202】実施例110 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニル
アラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−D−Pro、Fmoc−L−Pip、Boc
−N−Me−PheおよびL−Pro−ベンジルエステ
ルを使用し、実施例108に記載した方法と同様の方法
により、表題の環状ヘキサペプチドを合成し、方法F
(クロロホルム/メタノール/水95:5:0.5)に
より精製して固体を得た。TLC、クロロホルム/メタ
ノール/水95:5:0.5におけるRf=0.55。
HPLC(方法J)、RT=21.17分において単一
主ピーク(純度98.4%)。FAB MS:727
(M++H)。NMR(400 MHz,DMSO−d6
)により構造の一致を確認した。 元素分析(クロロホルム0.1モルについて) 計算値:C,66.79,H,7.38,N,11.3
7 実測値:C,66.87,H,7.45,N,11.1
【0203】実施例111 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペラジル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc−L−Ile、
Fmoc−D−(N〔δ〕−Cbz)−Piz、Fmo
c−L−Pip、Boc−N−Me−D−Pheおよび
L−Pro−ベンジルエステルを使用し、実施例108
に記載された方法と同様の方法で表題の環状ヘキサペプ
チドを合成し、方法F(クロロホルム/メタノール/水
95:5:0.5)により精製して固体を得た。TL
C、クロロホルム/メタノール/水95:5:0.5に
おけるRf=0.40。HPLC(方法J)、RT=2
8.19分において単一主ピーク純度97.0%。FA
BMS:742(M+ +Na)。 NMR(360 MHz,DMSO−d6 )により構造
の一致を確認した。 元素分析(クロロホルム0.4モルについて) 計算値:C,62.97,H,7.07,N,12.4
2 実測値:C,63.08,H,7.06,N,12.4
【0204】実施例112 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 ピリジン0.5ml中シクロ−〔D−フェニルアラニル−
L−イソロイシル−D−ピペラジル−L−ピペコリル−
N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕3
9mg(0.053mmol)の溶液を、氷/水浴中で冷却
し、これにtert−ブチル次亜塩素酸塩6.3μl
(0.053mmol)を一度に加えた。該混合物を4時間
かけて、少しずつのtert−ブチル次亜塩素酸塩(合
計48μl)で処理した。冷しながら1.5時間攪拌し
た後、揮発分をアルゴン気流下で除去し、残留物をCH
2 Cl2 中に溶解し、水、10%KHSO4 溶液、水、
飽和NaHCO3 溶液、水およびブラインで順に洗浄し
た。MgSO4 で乾燥した後真空中で濃縮し、該混合物
を、方法F(95:5:0.5のクロロホルム/メタノ
ール/水)で精製し標記化合物を固形物として得た。 TLC、Rf=0.48(95:5:0.5のクロロホ
ルム/メタノール/水中);HPLC(方法G)単一主
ピーク、(97.4%純度)RT=10.67分;FA
B MS:774(M+ +Na);NMR(400MH
z、DMSO−d6 )構造と一致;元素分析(ヘキサン
0.1mol および塩化メチレン0.2mol に対して): 計算値:C,65.58;H,7.22;N,12.8
1 実測値:C,65.70;H,7.02;N,12.5
【0205】実施例113 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
オルニチル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−(N
〔δ〕−Boc−オルニチル−L−ピペコリル−N−メ
チル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕38mg
(0.045mmol)のサンプルを、操作7に従って処理
した。粗生成物を方法F(90:10:1.2のクロロ
ホルム/メタノール/濃縮水酸化アンモニウム)に従っ
て精製し、標記化合物を得た。 TLC、Rf=0.33(90:10:1のクロロホル
ム/メタノール/濃縮水酸化アンモニウム中);HPL
C(方法J)単一主ピーク、99.4%純度RT=1
7.00分;FAB MS:744(M+ +H),76
6(M+ +Na);NMR(360MHz、DMSO−
6 )構造と一致;元素分析(水酸化アンモニウム0.
5mol に対して): 計算値:C,64.67;H,7.88;N,13.8
0 実測値:C,64.55;H,7.87;N,14.0
【0206】実施例114 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−L−セリル−N−メチル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 1. Fmoc−D−フェニルアラニル−L−イソロイ
シル−D−プロリル−(O−tBu)−セリル−N−メ
チル−D−フェニルアラニル−L−プロリンベンジルエ
ステル Fmoc−(D−tert−ブチル)−Ser−N−M
e−D−Phe−L−Pro−ベンジルエステルを、操
作8に従ってN−脱保護を行った。粗生成物をアセトニ
トリル35ml中に溶解し、雰囲気温度にてFmoc−D
−Phe−L−Ile−D−Pro−OH 1.04g
(1.80mmol)にて処理し、2つの成分を操作3に記
載されているようにBOPで濃縮した。水性処理および
30%アセトン/ヘキサンを溶離剤として使用する方法
Eにより精製して泡状物を得た。 TLC、Rf=0.72(50%アセトン/ヘキサン
中)
【0207】2. c−〔D−フェニルアラニル−L−
イソロイシル−D−プロリル−L−セリル−N−メチル
−D−フェニルアラニル−L−プロリル 上記ヘキサペプチド(1.58g、1.46mmol)を操
作6記載のように脱保護してFmoc−D−Phe−L
−Ile−D−Pro−L−Ser−N−Me−D−P
he−L−Pro−OBzlを得た。これを、勾配35
%〜55%のアセトン/ヘキサンを溶離剤として使用す
る方法Eにより精製し固形物を得た。TLC、Rf=
0.53(50%アセトン/ヘキサン中)。操作8およ
び9記載と同様の方法により、この線状ヘキサペプチド
をそのNおよびC末端で脱保護し、環化して標記化合物
を得、これを方法F(95:5:0.5のクロロホルム
/メタノール/水)で精製した。TLC、Rf=0.2
2(95:5:0.5のクロロホルム/メタノール/水
中);HPLC(方法I)単一主ピーク、97.8%純
度RT=14.39分;FAB MS:703(M+
H),725(M+ +Na);NMR(360MHz、
DMSO−d6 )構造と一致;元素分析(クロロホルム
0.9mol に対して): 計算値:C,57.66;H,6.33;N,10.3
7 実測値:C,57.82;H,6.44;N,10.4
【0208】実施例115 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル(O−tert−ブチル)−L−アスパルチ
ル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 標記環式ヘキサペプチドを実施例114に記載したのと
同様な方法で、アミノ酸Cbz−D−Phe、Fmoc
−L−Ile、Fmoc−D−Pip、Fmoc−L−
Asp−(O−tBu)、Boc−N−Me−D−Ph
eおよびL−Pro−ベンジルエステルを用いて合成し
た。粗生成物を、方法E(97.5:2.5:0.25
の塩化メチレン/メタノール/濃縮水酸化アンモニウ
ム)続いて方法F(7%メタノール/塩化メチレン)に
より精製した。TLC、Rf=0.57(95:5:
0.5のクロロホルム/メタノール/水 中);HPL
C(方法I)単一主ピーク、94.7%純度RT=2
0.30分;FAB MS:801(M+ +H),82
3(M+ +Na);NMR(360MHz、DMSO−
6 )構造と一致;元素分析(クロロホルム0.1mol
に対して): 計算値:C,65.98;H,7.55;N,10.4
9 実測値:C,65.95;H,7.56;N,10.3
【0209】実施例116 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−アスパルチル−N−メチル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−(O−tert−ブチル)−L−アスパル
チル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕を操作6に従って脱保護した。生成物を90:1
0:1の塩化メチレン/メタノール/水を溶離剤として
使用する方法Fにより精製し、生成物を固形物として得
た。TLC、Rf=0.20(92:8:0.8のクロ
ロホルム/メタノール/水 中);HPLC(方法I)
主ピーク(90.4%純度)RT=16.17分;FA
B MS:745(M+ +H),767(M+ +N
a);NMR(400MHz、DMSO−d6 )構造と
一致;元素分析(0.5mol 水溶媒和として): 計算値:C,63.92;H,7.09;N,11.1
5 実測値:C,63.68;H,7.02;N,10.9
【0210】実施例117 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
プロリル−デヒドロ−アラニル−N−メチル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 THF1.5ml中c−〔D−フェニルアラニル−L−イ
ソロイシル−D−プロリル−L−セリル−N−メチル−
D−フェニルアラニル−L−プロリル〕100mg(0.
137mmol)、トリフェニルホスフィン36mg(0.1
4mmol)およびフタルイミド20mg(0.14mmol)の
溶液を、1分間雰囲気温度でジエチルアゾジカルボキシ
レート22μlにて処理した。4.5時間経過時に、反
応物を濃縮し、残留物をエーテルで摩砕した。エーテル
をデカントし、濃縮して白色ガム状物を得、これを9
5:5:0.5のクロロホルム/メタノール/濃縮水酸
化アンモニウムを溶離剤として使用する方法Fにより精
製した。更に、70:22.5:2.5の塩化メチレン
/アセトン/メタノールを使用するクロマトグラフィー
による精製により、生成物を固形物として得た。TL
C、Rf=0.26(95:5:0.8のクロロホルム
/メタノール/水 中);HPLC(方法I)、単一主
ピーク、98.2%純度RT=12.50分;FAB
MS:685(M+ +H),707(M+ +Na);N
MR(400MHz、DMSO−d6)構造と一致;元
素分析(水0.5mol およびヘキサン0.4mol とし
て): 計算値:C,66.99;H,7.65;N,11.4
3 実測値:C,67.02;H,7.58;N,11.1
【0211】実施例118 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−アスパラギル−N−メチル−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 塩化メチレン中c−〔D−フェニルアラニル−L−イソ
ロイシル−D−ピペコリル−L−アスパルチル−N−メ
チル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕を、ED
Cの存在下濃縮水酸化アンモニウム20μlで濃縮し
た。水性処理した粗生成物を、8%メタノール/塩化メ
チレンを溶離剤として使用する方法Fにより精製して、
生成物(アセトニトリル/水で凍結乾燥)を固形物とし
て得た。TLC、Rf=0.37(95:5:0.5の
塩化メチレン/メタノール/濃縮水酸化アンモニウム
中);HPLC(方法L)単一主ピーク、94.2%純
度RT=8.94分,FAB MS:744(M+
H);NMR(300MHz、DMSO−d6 )構造と
一致;元素分析(水0.5molとして): 計算値:C,63.43;H,7.25;N,12.9
5 実測値:C,63.65;H,7.15;N,12.6
【0212】実施例119 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−N〔β〕−(アミノエチル)−L−アスパ
ラギル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロ
リル〕 塩化メチレン中42mg(0.052mmol)のc−〔D−
フェニル−アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリ
ル−L−アスパルチル−N−メチル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕の試料を、EDCの存在下で35
μL のエチレンジアミンと縮合させた。19時間後に反
応物を濃縮し、その残渣は4:4:4:0.5のクロロ
ホルム/ヘキサン/メタノール/水を溶離剤として用い
る、F法で精製した。得られた生成物を更にM法で精製
して固状物を得た;4:4:4:0.5のクロロホルム
/ヘキサン/メタノール/水によるTLCで、Rf=
0.48、HPLC(I法)の単一な主要ピーク(99
%)はRT=17.27分;FAB MS;787(M
+ +H);NMR(400MHz、DMSO−d6 )は
構造と一致;元素分析(1モルの水と、1.25モルの
TFAに対し) 計算値:炭素56.09,水素6.52,窒素11.8
3 分析値:炭素55.02,水素6.36,窒素11.7
【0213】実施例120 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−N〔β〕−(イミダゾリルエチル)−L−
アスパラギル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L
−プロリル〕 50mg(0.062mmol)の、c−〔D−フェニルアラ
ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−アスパ
ルチル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロ
リル〕を、35mgのヒスタミンと、EDC及びHBTの
存在下で塩化メチレン中で縮合させた。水性の条件下で
の処理についで、粗生成物を90:10:1の塩化メチ
レン/メタノール/濃水酸化アンモニウムを用いるF法
で精製した。得られた生成物を更にM法で精製し、固状
物を得た。2:2:2:0.1のクロロホルム/ヘキサ
ン/メタノール/水によるTLCで、Rf=0.45;
HPLC(I法)の単一主要ピーク、RT=21.19
分、99.7%純度;FAB MS;838(M+ +N
a);NMR(400MHz、DMSO−d6 )は構造
と一致;元素分析(1.5モルの水と2.0モルのTF
Aに対し) 計算値:炭素53.84 水素5.90 窒素11.5
3 測定値:炭素53.50 水素5.71 窒素11.5
【0214】実施例121 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−2,3−ジアミノプロピオニル−N−
メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 40mg(0.054mmol)の、c−〔D−フェニルアラ
ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−アスパ
ラギル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロ
リル〕と、35mg(0.81mmol)のビス(トリフルオ
ロアセチル)ヨードベンゼンを、1.5mlの33%水性
DMF中に懸濁したものを、4.3μLのピリジンで処
理し、その混合物を常温で16時間攪拌した。この混合
物を減圧下で無色のガラス状となるまで濃縮し、2:
2:1:0.1のクロロホルム/ヘキサン/メタノール
/水を溶離液としてF法で精製し、固体状の生成物を得
た。2:2:1:0.1のクロロホルム/ヘキサン/メ
タノール/水によるTLC上でのRf=0.37;HP
LC(I法)の単一の主要ピーク、RT=21.19分
において99.7%純度;FAB MS;716(M
+H)、860(M+ +Na);NMR(400MH
z、DMSO−d6 )は構造と一致;元素分析(0.4
mol のクロロホルムと0.25mol のヘキサンに対し) 計算値:炭素62.56 水素7.39 窒素12.4
9 測定値:炭素62.31 水素7.12 窒素12.6
【0215】実施例122 c−〔(O−エチル)−D−チロシル−L−イソロイシ
ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチル−D
−フェニルアラニル−L−プロリル〕 アミノ酸Boc−(O−エチル)−D−Tyr、Fmo
c−L−Ile、Fmoc−L−Pip、Boc−N−
Me−D−Phe、及びL−Proのベンジルエステル
を用いて、ヘキサペプタイド、Boc−(O−エチル)
−D−チロシル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−
L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニルアラニル−
L−プロリンベンジルエステルを、実施例105にした
がって合成した。この粗生成物をE法(25%アセトン
/ヘキサン溶離液)を用いて精製し固状物を得た。操作
7及び10による脱保護の後に、鎖状のヘキサペプタイ
ドを実施例96に従って環化し、F法による2回の精製
(95:5:0.5の塩化メチレン/メタノール/水)
及び7.5%メタノール/塩化メチレンによる再精製の
後、固体の標記環状ヘキサペプタイドを得た。7.5%
メタノール/塩化メチレンによるTLCで、Rf=0.
48;HPLC(I法)、RT=14.47分における
93.8%純度。NMR(400MHz、DMSO−d
6 )は構造と一致;元素分析 計算値:炭素67.32 水素7.70 窒素10.7
1 測定値:炭素67.62 水素7.87 窒素10.4
【0216】実施例123 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−N−アリル−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 1. Boc−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
フェニルアラニル−L−プロリル−ベンジルエステル 実施例122に記載されたものと同じ手法で、アミノ酸
Boc−D−pip、Fmoc−Pip、Boc−D−
Phe及びL−Pro−ベンジルエステルを用い、標記
のテトラペプチドを合成した。E法(26%アセトン/
ヘキサン溶離液)による精製で泡状の固状物を得た。2
5%アセトン/ヘキサンによるTLCでRf=0.24
【0217】2. Boc−D−ピペコリル−L−ピペ
コリル−N−アリル−D−フェニル−アラニル−L−プ
ロリル−ベンジルエステル 上記のテトラペプチド382mg(0.566mmol)の溶
液を、1.5mlのDMFに溶解させ、1.5ml(17.
2mmol)の臭化アリルで処理し、氷/水浴中で冷却し
た。この溶液に54mgの60%NaH/鉱物油分散液
(1.4mmol)を添加することにより沈澱が生成され
た。この混合物を冷温で45分間攪拌し、ついで300
μL の酢酸を加え反応を停止させた。この混合物を減圧
下で濃縮し、水及びエーテル間で分配し、その有機相を
分離し、ついで水、重炭酸ナトリウム飽和水及び塩水で
洗浄した。硫酸マグネシウムを用いて脱水後、減圧下で
濃縮し油状物を得、これをE法(20%アセトン/ヘキ
サン溶離剤)で精製した;30%アセトン/ヘキサンに
よるTLCで、Rf=0.44。
【0218】3. c−〔D−フェニルアラニル−L−
イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−
アリル−D−フェニルアラニル−N−プロリル〕 操作7によるN−末端のデプロテクションについで、N
−アリル化されたテトラペプチドを、順次Fmoc−I
le及びFmoc−D−Pheと実施例96に記載した
ようにカップルさせ、鎖状の完全に保護されたヘキサペ
プチドを得た。操作8によるN−末端の除去により粗製
の残査を得、これをアセトニトリル(15ml)に溶解
し、4×30mlのヘキサンで洗浄した。このアセトニト
リル層を分離し、濃縮し油状物質を得た。この油状物質
を0.17mlのメタノール中に入れ、氷浴上で冷却し
た。得られた溶液を1規定の水酸化ナトリウムの0.2
1ml(0.21mmol)で処理し、その間に粘稠な第2次
相が生成された。氷浴を除き、さらにメタノール(数回
に分けて0.15ml)を添加し、容易に攪拌し得るよう
な懸濁液を得た。2時間で追加の1規定水酸化ナトリウ
ム溶液の40μlを添加した。さらに、2.5時間後に
反応混合物を1規定の塩酸で処理し、濃縮した。残渣を
アセトニトリルに懸濁し、再び濃縮し(2倍)その残渣
を減圧で乾燥した。この粗製の混合物の環化はDPPA
を使用して、実施例96に従って実施した。A法とF法
(8:8:1.9:0.1のクロロホルム/ヘキサン/
メタノール/水)で精製し、固体を得た;8:8:1.
9:0.1のクロロホルム/ヘキサン/メタノール/水
によるTLCで、Rf=0.46;HPLC(I法)の
RT=18.54分で純度96.0%、FAB MS;
767(M+ +H),807(M+ +Na);NMR
(400MHz、CDCl3 )構造と一致;元素分析
(0.25モルのヘキサンに対し) 計算値:炭素69.30,水素7.81,窒素10.6
6 測定値:炭素69.48,水素7.85,窒素10.4
【0219】実施例124 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチ
ル−N−メチル−D−δ−フェニル−アラニル−L−プ
ロリル〕 1. Fmoc−L−イソロイシル−N〔δ〕−ピペラ
ジン酸 1.55g(5.86mmol)の(N〔δ〕−Cbz)−
D−ピペラジン酸を30mlの塩化メチレンに懸濁したも
のを、0.82ml(6.45mmol)のトリメチルシリル
クロライドで処理し、その混合物を30分間常温で攪拌
した。得られた無色透明の溶液を氷/水中で冷却し、1
部あたり3.05ml(14.0mmol)のDIEAで処理
した。数分後に、10mlの塩化メチレン中に溶解された
Fmoc−L−Ileの酸クロライド(操作1aに記載
されるように、2.69g(7.62mmol)のFmoc
−L−Ileから新に調製されもの)を、あらかじめ氷
/水中で冷却し、カニューレで添加した。フラスコ及び
針を別の5mlの塩化メチレンで洗浄し、得られた混合物
をその冷条件で攪拌した。1.5時間攪拌したのち、混
合物を約5mlの脱水メタノールの添加によってクエンチ
した。この混合物を10分間攪拌し、ついでDIEAを
添加してpH>7に中和した。この反応混合物を蒸発さ
せ、その残渣をエーテルと1規定の塩酸に分配した。こ
のエーテル層を1/2容量のヘキサンで処理し、もはや
油状の生成物が認められなくなるまで、5%重炭酸ナト
リウム溶液を用いて抽出を行った。この水層部分をまと
めて、6規定塩酸でpHを約1とし、エーテルを用いて3
回抽出を行った。これらの有機抽出液を水及び塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムを用いて脱水後、濃縮し泡状の
標記ジペプチドを得た;2:2:1:0.1のクロロホ
ルム/ヘキサン/メタノール/水によるTLCのRf=
0.53;NMR(300MHz、CDCl3 )は、構
造と一致。
【0220】2. Fmoc−L−イソロイシル−D−
ピペラジン酸 上記の22.07mg(36.8mmol)のジペプタイドの
溶液を95%水性エタノールの75mlに溶解し、2.0
gのPd/Cで処理し、Parrシェーカー内で、11
時間水素化した。この反応混合物を濾過、濃縮し、つい
でその残渣を8:8:1.9:0.1から2:2:1:
0.1の混合比に勾配させたクロロホルム/ヘキサン/
メタノール/水を用いたE法で精製した。所期の生成物
は泡状の固体として得られた。2:2:1:0.1のク
ロロホルム/ヘキサン/メタノール/水によるTLC、
Rf=0.39;NMR(400MHz、CDCl3
は構造と一致。
【0221】3. Fmoc−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジン酸 20mlの塩化メチレンに、2.64g(5.67mmol)
のFmoc−L−Ile−D−Piz−OHを含む溶液
を、0.69ml(8.5mmol)のピリジン、ついで0.
79ml(6.24mmol)のトリメチルシリルクロライド
で処理した。この混合物を常温で25分間攪拌し、つい
でこの混合物を、CCl4 /CO2 浴(−24℃)中で
冷却し、2.06ml(25.3mmol)のピリジンを添加
し、ついで2つの部分にわけた0.87ml(7.3mmo
l)のターシャリー・ブチルハイポクロライトを添加し
た。この混合物を冷却下で1時間攪拌し、ついで50ml
のエーテル中に注ぎ、5%のクエン酸水溶液(4×)、
水及び塩水で洗浄した。脱水後、濃縮し15mlの塩化メ
チレン中に生成物をとり、20分間かけて、3gのヨウ
化ナトリウム、5gのチオ硫酸ナトリウム及び0.25
gのテトラブチルアンモニウムイオダイドを、20mlの
水/塩化メチレン(1:1)中に溶解させた混合物を十
分攪拌したものの中に滴下しながら添加した。添加終了
後、この混合物を常温で1時間攪拌し、50mlのエーテ
ル中に注いだ。層を分離した。有機層を、水、5%チオ
硫酸ナトリウム水溶液、塩水を用いて順次洗浄し、つい
で脱水(硫酸マグネシウム)し、泡状となるまで濃縮し
た。この物質を、70:30:1のトルエン/酢酸エチ
ル/ぎ酸を溶離液として用いE法で精製し、固体の標記
化合物を得た。70:30:1のトルエン/酢酸エチル
/ぎ酸におけるTLCで、Rf=0.23;NMR(4
00MHz、DMSO−d6 )は構造と一致。
【0222】4. Fmoc−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチ
ル−N−メチル−D−フェニルアラニル−プロリンベン
ジルエステル Fmoc−(N〔δ〕−Boc)−L−Orn、Boc
−N−Me−D−Phe、及びL−Pro−OBzlの
アミノ酸誘導体から、トリペプチドFmoc−(N
〔δ〕−Boc)−L−Orn−N−D−Phe−L−
Pro−OBzlを、実施例103と同様な方法で合成
し、E法(30%アセトン/ヘキサン)で精製した。1
7.6g(2.20mmol)のこのペプチドを、操作8に
したがってN〔α〕のデプロテクションを行ない、カッ
プリング剤としてBOPを使用し、1.02g(2.2
0mmol)のFmoc−L−Ile−D−Δ−Piz−O
Hと、粗生成物とを縮合させた(操作3)。この粗生成
物を水性で処理した後、溶離剤として、0から4%の勾
配のメタノール/塩化メチレンを用いてE法で精製し
た。泡状の生成物を得た;5%メタノール/塩化メチレ
ンにおけるTLCのRf=0.22、0.27
【0223】5. D−フェニルアラニル−L−イソロ
イシル−D−Δ−ピペラジル−(N〔δ〕−Boc)−
L−オルニチル−N−メチル−D−フェニルアラニル−
L−プロリンベンジルエステル 上記のペンタペプチド(2.06g、1.98mmol)
を、操作8にしたがってN〔α〕のデプロテクションを
行ない、粗生成物を、カップリング剤としてBOPを使
用し、919mg(2.37mmol)のFmoc−D−Ph
eと縮合させた。この粗生成物(7.5%メタノール/
塩化メチレンにおけるRf=0.38、0.42)のN
〔α〕を再びデプロテクトし(操作8)、得られた物質
を、0から6%の勾配のメタノール/塩化メチレンで溶
離するE法で精製し、固体を得た;NMR(300MH
z、CDCl3 )は構造と一致。
【0224】6. c−〔D−フェニルアラニル−L−
イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−(N〔δ〕−Bo
c)−L−オルニチル−N−メチル−D−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 2.3mlのメタノールに、上記の鎖状ヘキサペプチド
(1.73g、1.80mmol)を含む溶液を、1.0ml
の無水ヒドラジンで処理し、この混合物を常温で2時間
静置した。この混合物を2mlの水で処理し、揮散成分を
減圧下で除いた。この残渣を50%水性メタノール中に
溶解させ、濃縮し、その残渣を再びn−ブタノールから
濃縮した。この物質を水、n−ブタノールで分配し、こ
の有機層を別の水を用いて2回洗浄した。n−ブタノー
ル層の濃縮により、直接次工程で使用される灰色がかっ
た白色の泡状物を得た。実施例1の操作8で処理し、こ
の化合物を環化し、粗の標記環状ヘキサペプチドを得、
これを溶離剤として0から6%の勾配のメタノール/塩
化メチレンを用いるE法で精製した;95:5:0.5
のクロロホルム/メタノール/水におけるTLCでRf
=0.19、HPLC(I法)、RT=19.22分に
おいて、98.9%純度;FAB MS;843(M+
+H)、849(M++Li),865(M+ +N
a);NMR(360MHz、DMSO−d6 )は構造
と一致;元素分析(0.25モルヘキサンに対する) 計算値: 炭素 64.60 水素 7.64 窒素
12.96 測定値: 炭素 64.57 水素 7.62 窒素
12.93
【0225】実施例125 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−L−オルニチル−D−(N−メチル)
フェニルアラニル−L−プロリル〕酢酸塩 584mg(0.693mmol)の、c−〔D−フェニルア
ラニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル(N
〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−N−メチル−D−
フェニルアラニル−L−プロリル〕のNをデプロテクト
した(操作7)。得られた粗生成物を、最初にE法(純
粋な塩化メチレンから、(2:2:2:0.1の塩化メ
チレン/ヘキサン/メタノール/濃アンモニア水)への
勾配))、次にF法(6%メタノール/塩化メチレン)
で精製し、標記化合物の遊離塩基を得た。この物質を1
0%の酢酸水溶液に溶解、濾過し、濾液を凍結乾燥し
た。この残渣を水性アセトニトリルから再び凍結乾燥
し、固体の標記化合物を得た;90:10:1のクロロ
ホルム/メタノール/濃アンモニア水におけるTLC
で、Rf=0.14;HPLC(I法)、RT=13.
12分に98.2%純度;NMR(360MHz、DM
SO−d6 )は構造と一致;元素分析(1.25モル酢
酸及び2モル水) 計算値: 炭素 59.77 水素 7.44 窒素
13.12 測定値: 炭素 59.69 水素 7.06 窒素
13.30
【0226】実施例126 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル
−D−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 アミノ酸Fmoc−D−Trp、Fmoc−(N〔δ〕
−Boc)−L−Orn、Boc−N−Me−D−Ph
e、L−Pro−ベンジルエステル及びジペプチドFm
oc−L−Ile−D−Δ−Piz−OHを用い、実施
例124に従って標記の環状ヘキサペプチドを合成し
た。この標記化合物をF法(10%メタノール/塩化メ
チレン)で精製した;7.5%メタノール/塩化メチレ
ンにおけるTLCでRf=0.43;HPLC(L法)
の主要単一ピーク、RT=12.21分に95.6%純
度;FAB MS;882(M+ +Na);NMR(3
00MHz、CDCl3 )構造と一致;元素分析(0.
4モルのクロロホルムに対し) 計算値: 炭素 63.07 水素 7.39 窒素
13.79 測定値: 炭素 63.30 水素 7.37 窒素
13.66
【0227】実施例127 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−L−オルニチル−N−メチル−D−フ
ェニルアラニル L−プロリル〕 194mg(0.220mmol)のc−〔D−Trp−L−
Ile−D−Δ−Piz−(N〔δ〕−Boc)−L−
Orn−N−Me−D−Phe〕の試料のNのデプロテ
クションを操作7に従って行なった。得られた粗生成物
をF法(85:15:1.5のクロロホルム/メタノー
ル/濃アンモニア水)で精製し、固体の標記化合物を得
た;80:20:2の塩化メチレン/メタノール/濃ア
ンモニア水におけるTLCのRf=0.57;HPLC
(L法)の主要単一ピーク、RT=9.23分に94.
8%純度;NMR(300MHz、DMSO−d6 )構
造と一致;元素分析(1.0モルのクロロホルムと、
1.5モルの水に対して) 計算値: 炭素 55.63 水素 6.41 窒素
13.58 測定値: 炭素 55.55 水素 6.08 窒素
13.62
【0228】実施例128 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペラジル(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−D
−ヒスチジル−L−プロリル〕 Fmoc−L−イソロイシル−(N〔δ〕−Cbz)−
D−ピペラジル(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル
−D−Nim−DNP)−ヒスチジルプロリンベンジルエ
ステル 実施例124で記載したものと同じ手法で、Fmoc−
D−Trp、Fmoc−Ile、Fmoc−D−(N
〔δ〕−Cbz)−ピペラジン酸、Fmoc−(N
〔δ〕−Boc)−L−Orn、Boc−D−(Nim
DNP)−Hisのアミノ酸及びL−Pro−ベンジル
エステルを用いて、標記のペンタペプチドを精製するこ
となく次の工程に使用する混合物として合成した;7.
5%メタノール/塩化メチレンにおけるTLCのRf=
0.40、0.29(Hisプロテクションのない低い
方のスポット)。
【0229】Cbz−D−トリプトファニル−L−イソ
ロイシル−(N〔δ〕−Cbz)−D−ピペラジル−
(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−D−ヒスチジ
ル−L−プロリンベンジルエステル 1.14g(0.851mmol)の上記のペンタペプチド
の溶液のNのデプロテクション(操作8)を行なった。
557mg(0.50mmol)のNのデプロテクションを行
ったペンタペプチドを、BOPの存在下で(操作3)2
11mg(0.625mmol)のCbz−D−Trpと反応
させた。この反応から得られた粗生成物を、2.25ml
のDMFに溶解し、0.25mlのチオフェノールと2滴
のトリエチルアミンで処理し、この混合物を常温で45
分間攪拌した。揮散性物質を除いた後、生成物を塩化メ
チレン中に0から11%へ勾配させるメタノールで溶離
するE法で精製し、固体を得た。7.5%メタノール/
塩化メチレンにおけるTLCでRf=0.39
【0230】c−〔D−トリプトファニル−L−イソロ
イシル−D−ピペラジル−(N〔δ〕−Boc)−L−
オルニチル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕。操作9
によって標記の鎖状のヘキサペプチドをデプロテクショ
ンし、DPPAを用いて実施例96に従って環化し、標
記の環状ヘキサペプチドを得た。 F法(4:4:4:0.5クロロホルム/メタノール/
ヘキサン/水)による精製で固体の生成物を得た;TL
CのRf=0.18(4:4:4:0.5のクロロホル
ム/メタノール/ヘキサン/水);HPLC(L法)単
一主要ピーク、RT=8.60分92.18%純度;F
AB MS;882(M+ +Na),904(M+ +2
Na);NMR(300MHz、DMSO−d6 )構
造と一致;元素分析(1モルのクロロホルム、4モルの
水及び2.0モルのメタノールに対して) 計算値 炭素52.04 水素 6.83 窒素 1
4.51 測定値 炭素51.75 水素 6.48 窒素 1
4.63
【0231】実施例129 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−
D−ヒスチジル−L−プロリル〕酢酸塩 Cbz−D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−(N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル
−D−ヒスチジル−L−プロリンベンジルエステル アミノ酸Fmoc−L−Ile、Fmoc−D−Pi
p、Fmoc−(N〔δ〕−Boc)−L−Orn、B
oc−D−(Nim)−His、及びL−プロリンベンジ
ルエステルを用い、実施例96に記載したのと同様な手
法で、ペンタペプチドFmoc−L−Ile−D−Pi
p−(N〔δ〕−Boc)−L−Orn−D(Nim−D
NP)His−L−Pro−ベンジルエステルを合成し
た。FmocとNim−DNP群の同時除去を、814mg
(0.696mmol)のペンタペプチドの試料を10mlの
DMFに溶解し、この溶液を10mlのピペリジンを用い
常温で1時間処理する方法で行った。減圧下、揮散性成
分を除去して得られた粗生成物を、操作3に従ってCb
z−D−Trpと反応させ、標記の鎖状のヘキサペプチ
ドを得、これをE法(0から10%へのメタノール/塩
化メチレンの勾配溶液)で精製した;4:4:4:0.
5のクロロホルム/メタノール/ヘキサン/水における
TLCで、Rf=0.77
【0232】c−〔D−トリプトファニル−L−イソロ
イシル−D−ピペコリル−(N〔δ〕−Boc)−L−
オルニチル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕酢酸塩 上記の鎖状のヘキサペプチドから出発し、実施例103
と同様な方法で、標記化合物を合成した。A法とF法
(4:4:4:0.5のクロロホルム/メタノール/ベ
ンゼン/水)の精製についで、更に純粋な塩化メチレン
ら80:20:2の塩化メチレン/メタノール/酢酸へ
の勾配溶液を用いるE法で精製し、固体の生成物を得
た;3:2:1のクロロホルム/メタノール/酢酸水溶
液におけるTLCで、Rf=0.74;HPLC(L
法)、単一主要ピーク、RT=9.31分に92.2%
純度;FAB MS;859(M+ +H),881(M
+ +Na);NMR(300MHz、DMSO−d6
構造と一致;元素分析(0.1モルのクロロホルム、
0.5モルの水及び2.5モルの酢酸に対し) 計算値 炭素57.25 水素 7.15 窒素 1
3.60 測定値 炭素57.15 水素 6.92 窒素 1
3.33
【0233】実施例130 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペラジル−L−オルニチル−D−ヒスチジル−L−プ
ロリル〕トリフルオロアセテート 162mg(0.157mmol)の、c−〔D−トリプトフ
ァニル−L−イソロイシル−D−ピペラジル−(N
〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−D−ヒスチジル−
L−プロリル〕の試料のN−デプロテクション(操作
7)を行った。得られた粗生成物をM法で精製し、凍結
乾燥及び水性ジオキサンからの再凍結乾燥によって標記
化合物を得た;3:2:1のクロロホルム/メタノール
/37%酢酸水溶液におけるTLCで、Rf=0.3
8;HPLC(L法)単一主要ピーク、RT=7.44
分に95.6%純度;FAB MS;758(M+
H)、781(M+ +Na);NMR(400MHz、
DMSO−d6 )構造と一致;元素分析(1.0モルの
ジオキサン及び2.5モルのトリフルオロ酢酸に対し) 計算値 炭素50.92 水素 5.79 窒素 1
2.37 測定値 炭素50.68 水素 5.57 窒素 1
2.28
【0234】実施例131 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
Δ−ピペラジル−L−アルギニル−D−(N〔α〕−メ
チル)−フェニルアラニル−L−プロリル〕トリフルオ
ロ酢酸塩 83mg(0.11mmol)の、c−〔D−フェニル−アラ
ニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−L−オ
ルニチル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プ
ロリル〕の試料を、1mlのDMFに溶解し、134mg
(0.67mmol)の3,5−ジメチル−ピラゾール−1
−カルボキサミジンナイトレートで処理した。この混合
物を55℃で1時間攪拌し、濃縮後その残渣を0.1規
定の水酸化ナトリウムとクロロホルムに分配した。水相
をクロロホルム(2×)で抽出し、有機層を濃縮、残渣
を再び1mlのDMFに溶解し、更に134mgの3,5−
ジメチルピラゾール−1−カルボキサミジンナイトレー
トで処理した。この反応混合物をさらに1時間加熱し
た。前記のような処理で、粘稠な油状の粗生成物を得
た。この物質をM法で精製、凍結乾燥し、固体を得た;
HPLC(I法)単一主要ピーク、RT=12.94分
に93.2%純度;FAB MS;785(M+
H);NMR(300MHz、DMSO−d6 )構造式
と一致;元素分析(1.0モル水及び1.5モルトリフ
ルオロ酢酸に対し) 計算値 炭素53.64 水素 6.16 窒素 1
4.38 測定値 炭素53.86 水素 6.01 窒素 1
4.41
【0235】実施例132 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フェニル
アラニル−L−プロリル〕 c−〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L−(C
bz)Lys−D−N−MePhe−L−Pro〕(2
00mg、0.21mmol)を、10mlの4%酢酸含有エタ
ノール溶液に溶解し、40mgの触媒(炭素上に10%の
パラジウム)を加えた。この反応混合物をアルゴンでフ
ラッシし、ついで15分間常圧で水素化した。この反応
混合物をアルゴンでフラッシュし、セライトを通して濾
過し、減圧下で濃縮した。ジオキサンからの凍結乾燥に
より、白色粉末の標記化合物103mg(48%)を得
た。 HPLC(G法)RT=7.8分;純度99%; NMR(CD3 OD)は標記化合物と一致; FAB MS;796(M+ +H) C446086 2C2 HF32 に対する元素分
析: 計算値: 窒素10.94: 炭素 56.25 水素
6.05 測定値: 窒素11.31: 炭素 56.18 水素
6.41
【0236】実施例133 c−〔D−トリプトファニル−L−ホモフェニルアラニ
ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチ
ル)フェニルアラニル−プロリル〕 c−〔D−Trp−L−HomoPhe−D−Pip−
L−Pip−D(NMe)Phe−L−Pro〕を、B
oc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1mmol)
から、下記の例外を以て、実施例1で記載した固相工程
に従って調製した;Fmoc−L−HomoPhe(8
02mg、2mmol)を、工程4におけるFmoc−L−I
leの代りに使用した。塩化メチレンにFmoc−D−
Trpが不溶性なので、工程5では活性エステルカップ
リングを行なった。Fmoc−D−Trp(852mg、
2mmole)を常温でDMFに溶解し、レジンに添加した。
Bop試薬(884mg、2mmole)を固体で添加し、この
反応をDIEA(0.35ml、2mmole)の添加によって
pH8で行わせた。15時間振盪後、レジンを洗浄した。
レジンをヒドラジンで開裂し、このヘキサペプチドヒド
ラジドを、アシルアジドとして環化させた。A法による
処理と精製で、均質な生成物を得、これをジオキサンか
ら凍結乾燥して標記化合物の520mg(63%)を得
た。 HPLC(G法);RT=11.26分、99%純度; NMR(CDCl3 )標記化合物と一致; FAB MS;828(M+ +H); C485776 ・H2 Oに対する元素分析 計算値: 窒素 11.34 炭素 66.67 水素
7.06 測定値: 窒素 11.29 炭素 66.96 水素
6.56
【0237】実施例134 c−〔D−トリプトファニル−L−フェニルアラニル−
D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチル)
フェニルアラニル−プロリル〕 c−〔D−Trp−L−Phe−D−Pip−L−Pi
p−D−(NMe)Phe−L−Pro〕を、Boc−
L−Pro−O−(PAM)−レジン(1mmole)から、
下記の例外を以て、実施例1に記載した固相工程に従っ
て調製した;Fmoc−L−Phe(774mg、2mmol
e)を、工程4のFmoc−L−Ileの代りに使用し
た。塩化メチレンにFmoc−D−Trpが不溶性なの
で、工程5には活性エステルカップリングを用いた。常
温でFmoc−D−Trp(852mg、2mmole)をDM
Fに溶解し、レジンに添加した。BOP試薬(884m
g、2mmole)を固体で添加し、反応をDIEA(0.3
5ml、2mmole)の添加によってpH8で行わせた。15時
間振盪後、レジンを洗浄した。レジンをヒドラジンで開
裂し、このヘキサペプチドヒドラジドを、アシルアジド
として環化した。A法を用いる処理、精製で均質な生成
物を得、これをジオキサンから凍結乾燥して標記化合物
の611mg(75%)を得た。 HPLC(G法)RT=11.09分;99%純度; NMR(CDCl3 )標記化合物と一致; FAB MS;814(M+ +H) C475576 ,0.25ジオキサン2.5水に対す
る元素分析; 計算値 窒素 11.13 炭素 65.44 水素
7.09 測定値 窒素 11.20 炭素 65.54 水素
6.53
【0238】実施例135 c−〔D−フェニルアラニル−L−ホモフェニルアラニ
ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−HomoPhe−L−Phe−D−Pip−
L−Pip−D−(N−Me)Phe−L−Pro〕
を、Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジン(1
mmole)から、下記の例外を以て、実施例1に記載した固
相工程に従って調製した;FMOC−L−HomoPh
e(802mg、2mmole)を、工程4のFmoc−L−I
leの代りに使用した。この最終のレジンはヒドラジン
で開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドはアシルアジドと
して環化させた。処理、精製(A法)の後、標記化合物
の340mg(43%)を得た。 HPLC(G法)RT=11.60分、95%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物に一致 FAB MS;789(M+ +H) C465666 ・1H2 Oに対する分析; 計算値 窒素 10.41 炭素 68.47 水素
7.24 測定値 窒素 10.52 炭素 68.37 水素
6.96
【0239】実施例136 c−〔D−フェニルアラニル−L−フェニルアラニル−
D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチル)
フェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−Phe−L−Phe−D−Pip−L−Pi
p−N−Me−D−Phe−L−Pro〕を、Boc−
L−Pro−O−(PAM)−レジン(1mmole)から、
下記の例外を以て、実施例1に記載した固相工程に従っ
て調製した;FMOC−L−Phe(774mg、2mmol
e)を、工程4のFmoc−L−Ileの代りに使用し
た。この最終のレジンはヒドラジンで開裂し、ヘキサペ
プチドヒドラジドは、アシルアジドとして環化させた。
処理、精製(A法)の後、標記化合物348mg(45
%)を得た。 HPLC(G法)RT=11.18分、95%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS;775(M+ +H) C455466 ・1H2 Oに対する分析; 計算値: 窒素 10.37 炭素 66.67 水素
7.16 測定値: 窒素 10.84 炭素 66.73 水素
6.83
【0240】実施例137 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチル)チロ
シル−L−プロリル〕 c−〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L−Pi
p−D−(N−Me−O−Bzl)−Tyr−L−Pr
o〕(210mg、0.24mmole)を、15mlの10%酢
酸含有エタノール溶液に溶解し、45mgの触媒(炭素上
に10%パラジウム)を添加した。この反応混合物をア
ルゴンでフラッシュし、ついで常圧下、72時間水素化
させた。この反応混合物をアルゴンでフラッシュし、セ
ライトを通して濾過し、減圧下で濃縮した。ジオキサン
から凍結乾燥し、白色粉末の標記化合物180mg(94
%)を得た。更にE法(クロロホルム中に6%のメタノ
ール)の精製を行ない、ジオキサン/水から凍結乾燥
し、白色粉末の標記化合物の100mg(53%)を得
た。 HPLC(G法)RT=9.48分;99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS;797(M+ +H) C445577 ・0.5ジオキサン1.5H2 Oに対
する分析; 計算値 窒素 11.31 炭素 63.74 水素
7.38 測定値: 窒素 11.28 炭素 63.53 水素
7.01
【0241】実施例138 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−(N−t−ブチロキシカルボニ
ル)リシル−D−(N−メチル)フェニル−アラニル−
L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−L−
(Boc)−Lys−D−(N−Me)Phe−L−P
ro〕を、Boc−L−Pro−O−(PAM)−レジ
ンから、下記の例外を以て、実施例1に記載した固相工
程に従って調製した;Fmoc−L−(Boc)Lys
(904mg、2mmole)を、工程2の修飾部に用いた。ア
ミノ酸をDMF(15ml)に溶解し、0℃に冷却し、つ
いで5℃でレジンに添加した。BOP試薬(884mg、
2mmole)を固体で添加し、反応はDIEA(0.522
ml、3mmole)でpH8に調整した;工程3、及び4に進む
前に、このレジンを15時間振盪した。工程5では活性
エステルカップリングを用いた。Fmoc−D−2−N
al(878mg、2mmole)を常温でDMFに溶解し、レ
ジンに加えた。BOP試薬(884mg、2mmole)を固体
で添加し、反応はDIEA(0.35ml、2mmole)の添
加によってpH8で行わせた。15時間振盪後、レジンを
洗浄した。この最終のレジンをヒドラジンで開裂し、ヘ
キサペプチドヒドラジドを、アシルアジドとして環化さ
せた。B法で処理、精製を行ない均質な生成物を得、こ
れをジオキサンから凍結乾燥し、標記化合物300mg
(66%)を得た。 HPLC(G法)RT=12.02分、99%純度 NMR(CDCl3 ):標記化合物と一致 FAB;909(M+ +H) C516978 ・5ジオキサン・1.5水に対する分
析; 計算値 窒素 10.53 炭素 65.82 水素
7.68 測定値 窒素 10.91 炭素 65.68 水素
7.41
【0242】実施例139 c−〔D−1−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−(N−t−ブチロキシカルボニ
ル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L
−プロリル〕 c−〔D−1−Nal−L−Ile−D−Pip−L−
(Boc)Lys−D−(N−Me)−Phe−L−P
ro〕を、Boc−Pro−O−(PAM)−レジンか
ら、下記の例外を以って、実施例1に記載した固相工程
に従って調製した;Fmoc−L−(Boc)Lys
(904mg、2mmole)を、工程2の修飾部に用いた。ア
ミノ酸をDMF(15ml)に溶解し、0℃に冷却後、5
℃でレジンに添加した。BOP試薬(884mg、2mmol
e)を固体で添加し、反応をDIEA(0.522ml、3
mmole)でpH8に調整した;工程3及び4に進む前に、レ
ジンを15時間振盪した。工程5では、活性エステルカ
ップリングを用いた。Fmoc−D−1−Nal(87
8mg、2mmole)を常温でDMFに溶解し、レジンに添加
した。BOP試薬(884mg、2mmole)を固体で添加
し、反応はDIEA(0.35ml、2mmole)の添加によ
ってpH8で行わせた。15時間振盪した後、レジンを洗
浄した。この最終のレジンをヒドラジンで開裂し、ヘキ
サペプチドをアシルアジドとして環化させた。B法を用
いて処理、精製し均質な生成物を得、これをジオキサン
から凍結乾燥して、標記化合物350mg(77%)を得
た。 HPLC(G法)RT=12.15分、99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS:909(M+ +H) C516978 ・2H2 Oに対する分析: 計算値 窒素 10.38 炭素 64.88 水素
7.79 測定値 窒素 10.55 炭素 64.74 水素
7.68
【0243】実施例140 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−L−
(Boc)Lys−D−(N−Me)−Phe−L−P
ro〕(10mg:0.011mmole)を、塩化メチレン中
にトリフルオロ酢酸20%を溶解した溶液の5ml中に溶
解した。室温に5分置いた後、この反応混合物を減圧下
で濃縮し油状物を得た。この油状物をジオキサン及び水
から凍結乾燥し、標記化合物11mg(98%)を得た。 HPLC(G法)、RT=8.93分、99%純度 NMR(CD3 OD)標記化合物と一致 FAB MS;808(M+ +H) C466076 ・2C2 HF32 ・1H2 Oに対す
る分析: 計算値: 窒素 9.30 炭素 56.98 水素
6.12 測定値: 窒素 9.64 炭素 57.12 水素
6.31
【0244】実施例141 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−L−
(Boc)Lys−D−(N−Me)−Phe−L−P
ro〕(10mg:0.011mmole)を、塩化メチレン
中、トリフルオロ酢酸の20%溶液5mlに溶解した。室
温に5分置いた後、反応混合物を減圧下で濃縮し油状物
を得た。この油状物をジオキサン及び水から凍結乾燥
し、標記化合物11mg(98%)を得た。 HPLC(G法)RT=8.88分、99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS:808(M+ +H) C466076 ・2C2 HF32 ・2H2 Oに対す
る分析: 計算値: 窒素 9.14 炭素 56.02 水素
6.16 測定値: 窒素 9.46 炭素 56.30 水素
6.21
【0245】実施例142 c−〔D−(O−ベンジル)−チロシニル−L−イソロ
イシニル−D−ピペコリル−L−(N−t−ブチロキシ
カルボニル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 c−〔D−(O−Bzl)−Tyr−L−Ile−D−
Pip−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Ph
e−L−Pro〕を、Boc−L−Pro−O−(PA
M)−レジン(1mmole)から、下記の例外を以て、実施
例1に記載した固相工程に従って調製した;Fmoc−
L−(Boc)Lys(904mg、2mmole)を、工程2
の修飾部に用いた。アミノ酸をDMF(15ml)に溶解
し、0℃に冷却後、5℃でレジンに添加した。BOP試
薬(884mg、2mmole)を固体で添加し、反応をDIE
A(0.522ml、3mmole)でpH8に調整した;工程3
及び4に進む前にレジンを15時間振盪した。工程5に
は活性エステルカップリングを用いた。Fmoc−D−
(O−Bzl)Tyr(770mg、2mmole)を常温でD
MFに溶解し、レジンに添加した。BOP試薬(884
mg、2mmole)を固体で添加し、反応はDIEA(0.3
5ml、2mmole)の添加によってpH8で行わせた。15時
間の振盪後、レジンを洗浄した。この最終のレジンをヒ
ドラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシル
アジドとして環化させた。B法を用いて処理、精製を行
ない均質な生成物を得、これをジオキサンから凍結乾燥
して、標記化合物700mg(73%)を得た。 HPLC(G法)RT=12.37分、99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS:965(M+ +H) C547379 ・2H2 Oに対する分析 計算値: 窒素 9.79 炭素 64.80 水素
7.69 測定値: 窒素 9.84 炭素 65.17 水素
7.90
【0246】実施例143 c−〔D,L−メタ−チロシニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−(N−t−ブチロキシカルボニ
ル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L
−プロリル〕 c−〔D,L−メタ−Tyr−L−Ile−D−Pip
−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Phe−L
−Pro〕を、Boc−L−Pro−O−(PAM)−
レジン(1mmole)から、以下の例外を以て、実施例1に
記載した固相工程に従って調製した;Fmoc−L−
(Boc)Lys(904mg、2mmole)を、工程2の修
飾部に用いた。アミノ酸をDMF(15ml)に溶解し、
0℃に冷却後、5℃でレジンに添加した。BOP試薬
(884mg、2mmole)を固体で添加し、反応をDIEA
(0.522ml、3mmole)でpH8に調整した;工程3及
び4に進める前に、レジンを15時間振盪した。工程5
には、活性エステルカップリングを用いた。Fmoc−
D,L−メタ−Tyr(773mg、2mmole)を常温でD
MFに溶解し、レジンに添加した。BOP試薬(884
mg、2mmole)を固体で添加し、反応はDIEA(0.3
5ml、2mmole)の添加によってpH8で行なわせた。15
時間振盪後、レジンを洗浄した。この最終レジンをヒド
ラジンで開裂し、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルア
ジドとして環化させた。B法を用いて処理、精製を行な
い均質の生成物を得、これをジオキサンから凍結乾燥し
て、標記化合物500mg(57%)を得た。 HPLC(G法)RT=11.29分、99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS:875(M+ +H) C476779 ・2H2 O・0.25C482
対する分析: 計算値: 窒素 10.51 炭素 61.81 水素
7.82 測定値: 窒素 10.38 炭素 61.36 水素
7.82
【0247】実施例144 c−〔D−(O−t−ブチル)チロシニル−L−イソロ
イシル−D−ピペコリル−L(N−t−ブチロキシカル
ボニル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル
−L−プロリル〕 c−〔D−(O−t−Bu)−Tyr−L−Ile−D
−Pip−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)P
he−L−Pro〕を、Boc−L−Pro−O−(P
AM)−レジン(0.5mmole)から、下記の例外を以
て、実施例1に記載した固相工程に従って調製した;F
moc−L−(Boc)Lys(904mg、1mmole)
を、工程2の修飾部に用いた。アミノ酸をDMF(8m
l)に溶解し、0℃に冷却後、5℃でレジンに添加し
た。BOP試薬(442mg、2mmole)を固体で添加し、
反応をDIEA(0.26ml、1.5mmole)でpH8に調
整した;工程3及び4に進める前に、レジンを15時間
振盪した。工程5には活性エステルカップリングを用い
た。Fmoc−D−(o−t−Bu)Tyr(471m
g、1mmole)を常温でDMFに溶解し、レジンに添加し
た。BOP試薬(442mg、1mmole)を固体で添加し、
反応はDIEA(0.18ml、1mmole)の添加によって
pH8で行わせた。15時間の振盪後、レジンを洗浄し
た。この最終レジンを、ヒドラジンで開裂し、ヘキサペ
プチドヒドラジドをアシルアジドとして環化させた。B
法を用いて処理、精製を行ない均質な生成物を得、これ
をジオキサンから凍結乾燥して標記化合物700mg(7
3%)を得た。 HPLC(G法)、流速=毎分1.5ml、RT=13.
84分、99%純度 NMR(CDCl3 )標記化合物と一致 FAB MS:930(M+ +H) C517579 ・1.5H2 Oに対する分析 計算値 窒素 10.24 炭素 64.02 水素
8.15 測定値 窒素 10.78 炭素 63.90 水素
8.00
【0248】実施例145 c−〔D−(O−ベンジル)チロシル−L−イソロイシ
ル−D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)
フェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−(O−Bzl)−Tyr−Ile−D−Pi
p−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Phe−
L−Pro〕(100mg;0.10mmole)を、塩化メチ
レンにトリフルオロ酢酸を20%溶解させた溶液の5ml
中に溶解させた。15分室温に置いた後、この反応混合
物を重炭酸ナトリウム飽和溶液で洗浄し脱水(硫酸ナト
リウム)後減圧下で濃縮した。得られた油状物を、ジオ
キサン及び水から凍結乾燥し、標記化合物90mg(95
%)を得た。 HPLC(G法)RT=10.51分、99%純度 NMR(CD3 OD)標記化合物と一致 FAB MS:865(M+ +H) C496577 ・2.5H2 Oに対する分析 計算値: 窒素 10.78 炭素 64.74 水素
7.69 測定値: 窒素 10.53 炭素 64.40 水素
7.28
【0249】実施例146 c−〔D,L−メタ−チロシル−L−イソロイシル−D
−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D,L−メタ−Tyr−L−Ile−D−Pip
−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Phe−L
−Pro〕(50mg;0.054mmole)と、ジチオスレ
イトール25mgとを塩化メチレン中トリフルオロ酢酸の
20%溶液の5mlに溶解させた。15分間室温に置いた
後、この反応混合物をNaHCO3 飽和溶液で洗浄、脱
水(Na2 SO4 )後減圧下で濃縮した。精製(E法)
(90:10:1:1のクロロホルム/メタノール/水
/アンモニア水)で2成分を得た。低いRfを有する成
分を単離し、ジオキサン及び0.5%のTFAを含む水
から凍結乾燥し、標記化合物35mg(49%)を得た。
単離した高いRfの成分の量は無視し得るものであっ
た。 HPLC(G法)RT=7.17分、99%純度 NMR(CD3 OD)標記化合物と一致 C425977 ・3C2 HO23 ・1H2 O・1S
iO2 に対する分析 計算値: 窒素 8.18 炭素 48.08 水素
5.34 測定値: 窒素 7.88 炭素 48.28 水素
5.58
【0250】実施例147 c−〔D−チロシル−L−イソロイシル−D−ピペコリ
ル−L−リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル
−L−プロリル〕 c−〔D−(O−t−Bu)Tyr−L−Ile−D−
Pip−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Ph
e−L−Pro〕(22mg;0.02mmole)と、ジチオ
トレイトール10mgとを、塩化メチレン中トリフルオロ
酢酸の20%溶液の5mlに溶解させた。5分室温に置い
た後、この反応混合物を減圧下で濃縮した。精製(M
法)により、標記化合物12mg(61%)を得た。 HPLC(G法)RT=6.91分、99%純度 NMR(CD3 OD)標記化合物と一致 FAB MS:775(M+ +H) C425977 ・1.75C2 HO23 ・0.5H
2 Oに対する分析: 計算値: 窒素 9.97 炭素 55.57 水素
6.28 測定値: 窒素 9.63 炭素 55.66 水素
6.69
【0251】実施例148 c−〔D−チロシル−L−イソロイシル−D−ピペコリ
ル−L−(N−t−ブチル−オキソカルボニル)リシル
−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル c−〔D−(O−Bzl)−Tyr−L−Ile−D−
Pip−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)Ph
e−L−Pro〕(50mg;0.05mmole)を、酢酸1
0%を含むエタノール溶液の15mlに溶解させ、15ml
の触媒(炭素上に10%パラジウム)を添加した。この
反応混合物をアルゴンでフラッシュし、ついで常圧下で
72時間水素化させた。この反応混合物をアルゴンでフ
ラッシュし、セライトを通して濾過し、減圧下で濃縮し
た。ジオキサンからの凍結乾燥で、白色粉末の標記化合
物35mg(71%)を得た。 HPLC(G法)RT=9.55分、99%純度 NMR(CD3 OD)標記化合物と一致 FAB MS:875(M+ +H) C476679 ・1C242 ・1H2 Oに対する
分析 計算値: 窒素 10.30 炭素 61.84 水素
7.57 測定値: 窒素 10.32 炭素 61.52 水素
7.53
【0252】実施例149 c−〔D−(O−メチル)チロシル−L−イソロイシル
−D−ピペコリル−L−(N−t−ブチロキシカルボニ
ル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L
−プロリル〕 c−〔D−Tyr−L−Ile−D−Pip−L−(B
oc)Lys−D−(N−Me)−Phe−L−Pr
o〕35mg、(0.04mmol)を2mlの無水THFに溶
解し、0℃に冷却した。1.1当量のn−BuLi(1
M溶液を44μl)を加えて反応混液を0℃で20分間
攪拌した。ついで反応混液を室温にまで温めて30分間
攪拌し、0.4mmolのMeIを加えた。反応混液を室温
で72時間攪拌し、減圧下で揮発性物を留去した。残渣
をCH2 Cl2 に溶解し、水および飽和食塩水で2回洗
浄した。Na2 SO4 で乾燥し、減圧下で溶媒を留去し
た。ジオキサンと水に溶解したものを凍結乾燥して標題
化合物を粉末として30mg(85%収率)得た。 HPLC(方法G)RT=10.72分:純度95%: NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:888(M+ +H). C486879 ・0.5C242 ・1H2 Oに対
する 計算値: N,10.31;C,63.23;H,7.
79 測定値: N,10.21;C,63.21;H,7.
80
【0253】実施例150 c−〔D−(O−メチル)チロシル−L−イソロイシル
−D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フ
ェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔L−(O−Me)Tyr−L−Ile−D−Pi
p−L−(Boc)Lys−D−(N−Me)−Phe
−L−Pro〕15mg(0.016mmol) とジチオスレ
イトール5mgを、CH2 Cl2中トリフルオロ酢酸の2
0%溶液5mlに溶解した。室温で5分放置した後、反応
混液を減圧下で濃縮した。方法Mによる精製後、9mg
(50%)の標題化合物が得られた。 HPLC(方法G)RT=7.91分:純度99%: NMR(CDCl3 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:788(M+ +H). C436177 ・2C2 HO23 ・2.5H2 Oに
対する 計算値 N,9.25;C,53.21;H,6.3
2 測定値 N,8.95;C,53.13;H,6.0
【0254】実施例151 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−
D−ピペコリル−L−(N−(1−メチル−キヌクリジ
ウム−3−イル−カルボニル)リシル−D−(N−メチ
ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−L−
Lys−D−(N−Me)Phe−L−Pro〕トリフ
ルオロ酢酸塩20mg(0.0187mmol)と塩化1−メ
チル−キヌクリジニウム−3−カルボン酸(12mg、
0.067mmol)を、乾燥して脱気したDMF1mlに溶
解した。この溶液にBOP試薬(29mg、0.067mm
ol)とDIPEA(30μl、0.17mmol)を加え
た。反応液は18時間アルゴン雰囲気下で攪拌した。反
応混液は減圧下で乾固した。方法Mにより精製して14
mg(48%)の標題化合物を得た。 HPLC(方法G)RT=9.23分:純度99%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:960(M+ +H). C557687 ・4C2 HO23 ・10H2 Oに対
する 計算値 N,6.93;C,46.81;H,6.2
5 測定値 N,6.61;C,46.65;H,5.5
【0255】実施例152 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−3,4
−デヒドロプロリル〕 c−〔D−Trp−L−Ile−D−Pip−L−Pi
p−D−His−3,4−デヒドロ−Pro〕は、以下
に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法によりB
oc−D−Trp−O−(メリフィールド)樹脂(1mm
ol)から調製した。工程1でBoc−(3,4−デヒド
ロ)−Pro(400mg、2mmol)を用いた。工程2の
変法でBoc−D−His(DNP)(884mg、2mm
ole)を用いた。アミノ酸はDMF(15ml)に溶解し、
0℃に冷却してから5℃の樹脂に加えた。BOP試薬
(884mg、2mmole)は固体で加え、反応液はDIEA
(0.522ml、3mmole)でpH8に調節した。樹脂は1
5時間振とうした後、工程3へ進んだ。工程3にはFm
oc−L−Pip(1.04g、3mmol)と523μl
DIPEAを用いた。Fmoc−D−Pip(1.04
g、3mmol)、Fmoc−L−Ile(1.05g、3
mmol)、523μlのDIPEAを工程4,5でそれぞ
れ用いた。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂さ
せ、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアザイドとして
環化した。方法Eを操作および精製により均一な生成物
が得られ、これはジオキサン/H2 Oに溶解してから凍
結乾燥し、次いで2%メタノールをふくむ酢酸エチルか
ら結晶化して、標題化合物301mg(40%)が得られ
た。 HPLC(方法G)RT=7.44分:純度99%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:755(M+ +H). C405196 ・H2 Oに対する 計算値 N,16.33;C,62.23;H,6.
87 測定値 N,16.23;C,62.00;H,6.
69
【0256】実施例153 c−〔D,L−3−(3−(1−メチル)インドリル)
アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
ペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D,L−(1−Me)Trp−L−Ile−D−
Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕は、以
下に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法にした
がってBoc−L−Pro−O−(PAM)樹脂(1mm
ol)から調製した。工程でBoc−D−(DNP)Hi
s(840mg、2mmol)を用いた。工程5では活性エス
テルカップリングを用いた。Fmoc−D,L(1−M
e)−Trp(880mg、2mmole)は室温でDMFに溶
解し、樹脂に加えた。BOP試薬(884mg、2mmole)
は固体で加え、反応液はDIEA(0.35ml、2mmol
e)でpH8に調節した。樹脂は15時間振とうした後、樹
脂を洗浄した。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂
させ、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアザイドとし
て環化した。方法Bを用いた操作および精製によりDL
混合物が得られ、これをジオキサン/H2 Oに溶解して
から凍結乾燥し、標題化合物49.1mg(6.3%)が
得られた。この2位における異性体の混合物を90:1
0:1 CHCl3 :MeOH:濃NH4 OHを用いた
シリカゲルクロマトグラフィで分離し、凍結乾燥して、
二化合物がえられた。 高いRfの異性体 HPLC(方法G)RT=8.15分:純度100%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H). C405396 ・H2 O・0.27ジオキサンに対す
る 計算値 N,15.19;C,59.35;H,6.
68 測定値 N,14.49;C,59.36;H,6.
63 TLC 90:10:1/CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.35 低いRfの異性体 HPLC(方法G)RT=9.63分:純度99.1
%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H). TLC 90:10:1 CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.26
【0257】実施例154 c−〔D,L−3−(3−(5−メチル)インドリル)
アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
ペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D,L−(5−Me)Trp−L−Ile−D−
Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕は、以
下に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法により
Boc−L−Pro−O−(PAM)樹脂(1mmol)か
ら調製した。工程1でBoc−D−(DNP)His
(840mg、2mmol)を用いた。工程5では活性エステ
ルカップリングを用いた。Fmoc−D,L−(5−M
e)−Trp(880mg、2mmole)は室温でDMFに溶
解し、樹脂に加えた。BOP試薬(884mg、2mmole)
は固体で加え、反応液はDIEA(0.35ml、2mmol
e)でpH8に調節した。樹脂は15時間振とうした後、樹
脂を洗浄した。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂
させ、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアザイドとし
て環化した。方法Bを用いた操作および精製によりDL
混合物が得られ、これをジオキサン/H2 Oに溶解して
から凍結乾燥し、標題化合物352mg(46%)が得ら
れた。2位における異性体の混合物は90:10:1の
CHCl3 :MeOH:濃NH4 OH溶媒系を用いたシ
リカゲルクロマトグラフィで分離し、凍結乾燥して、二
化合物がえられた。 高いRfの異性体 HPLC(方法G)RT=7.97分:純度98%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H). TLC 90:10:1/CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.25 低いRfの異性体 HPLC(方法G):純度98%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H). C415596 ・ジオキサンに対する 計算値 N,14.82;C,62.99;H,7.
40 測定値 N,14.69;C,58.96;H,6.
72 TLC 90:10:1 CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.20
【0258】実施例155 c−〔D,L−3−(3−(7−メチル)インドリル)
アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
ペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D,L−(7−Me)Trp−L−Ile−D−
Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕は、以
下に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法により
Boc−L−Pro−O−(PAM)樹脂(1mmol)か
ら調製した。工程1でBoc−D−(DNP)His
(840mg、2mmol)を用いた。工程5では活性エステ
ルカップリングを用いた。Fmoc−D,L(7−M
e)−Trp(880mg、2mmole)は室温でDMFに溶
解し、樹脂に加えた。BOP試薬(884mg、2mmole)
は固体で加え、反応液はDIEA(0.35ml、2mmol
e)でpH8に調節した。樹脂は15時間振とうした後、樹
脂を洗浄した。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂
させ、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアザイドとし
て環化した。方法Bを用いた操作および精製によりDL
混合物が得られ、これをジオキサン/H2 Oに溶解して
から凍結乾燥し、2位の異性体混合物として標題化合物
5.4mg(0.7%)が得られた。 HPLC(方法G)RT=7.97分:純度99.4
%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:770(M+ +H). C415597 ・ジオキサンに対する 計算値 N,13.64;C,52.05;H,5.
86 測定値 N,11.65;C,51.99;H,5.
91
【0259】実施例156 c−〔D,L−3−(3−(5−メトキシ)インドリ
ル)アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D,L−(5−OMe)Trp−L−Ile−D
−Pip−L−Pip−D−His−L−Pro〕は、
以下に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法によ
りBoc−L−Pro−O−(PAM)樹脂(1mmol)
から調製した。工程1ではBoc−D−(DNP)Hi
s(840mg、2mmol)を用いた。工程5では活性エス
テルカップリングを用いた。Fmoc−D,L(5−O
Me)−Trp(912mg、2mmole)は室温でDMFに
溶解し、樹脂に加えた。BOP試薬(884mg、2mmol
e)は固体で加え、反応液はDIEA(0.35ml、2mm
ole)でpH8に調節した。樹脂は15時間振とうした後、
樹脂を洗浄した。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開
裂させ、ヘキサペプチドヒドラジドをアシルアザイドと
して環化した。方法Bを用いた操作および精製により2
位のDL混合物が得られ、これをジオキサン/H2 Oに
溶解してから凍結乾燥し、標題化合物13.8mg(2
%)が得られた。 HPLC(方法G)RT=7.41分:純度98%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:786(M+ +H). C415597 ・1H2 O・1C2 HF32 ・0.
3ジオキサンに対する 計算値 N,13.34;C,52.14;H,5.
86 測定値 N,13.32;C,52.54;H,5.
76
【0260】実施例157 c−〔D,L−3−(3−(5−フルオロ)インドリ
ル)アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D,L−(5−F)Trp−L−Ile−D−P
ip−L−Pip−D−His−L−Pro〕は、以下
に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法によりB
oc−L−Pro−O−(PAM)樹脂(1mmol)から
調製した。工程1でBoc−D−(DNP)His(8
40mg、2mmol)を用いた。工程5では活性エステルカ
ップリングを用いた。Fmoc−D,L(5−F)−T
rp(912mg、2mmole)は室温でDMFに溶解し、樹
脂に加えた。BOP試薬(884mg、2mmole)は固体で
加え、反応液はDIEA(0.35ml、2mmole)でpH8
に調節した。樹脂は15時間振とうした後、樹脂を洗浄
した。最終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂させ、ヘ
キサペプチドヒドラジドをアシルアザイドとして環化し
た。方法Bを用いた操作および精製によりDL混合物が
得られた。これをジオキサン/H2 Oに溶解して凍結乾
燥し、標題化合物410mg(53%)が得られた。2位
における異性体の混合物は90:10:1/CHCl
3 :MeOH:濃NH4 OHを用いたシリカゲルクロマ
トグラフィで分離し、凍結乾燥して、二化合物がえられ
た。 高いRfの異性体 HPLC(方法G)RT=7.83分:純度90%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:774(M+ +H). C4052FN96 ・4ジオキサンに対する 計算値 N,11.15;C,59.50;H,7.
80 測定値 N,11.10;C,62.67;H,6.
88 TLC 90:10:1 CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.35 低いRfの異性体 HPLC(方法G):純度94%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:774(M+ +H). C4052FN96 ・2ジオキサン・1SiO2 に対す
る 計算値 N,12.48;C,57.07;H,6.
78 測定値 N,12.10;C,56.78;H,6.
35 TLC 90:10:1 CHCl3 :MeOH:濃N
4 OH Rf=0.31
【0261】実施例158 c−〔D−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−(4−カルボ
ベンジルオキシ)−D−ヒスチジル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−pip−L−
(Cbz)Pipe−D−His−L−Pro〕は、以
下に述べる点を除いて実施例1に記載した固相法により
Boc−D−Pro−O−(PAM)−樹脂(1mmol)
から調製した。工程1ではBoc−D−(DNP)Hi
s(530mg、2mmol)を用いた。工程2の変法でFm
oc−L−(Cbz)Pipe(974mg、2mmole)を
用いた。アミノ酸はDMF(15ml)に溶解し、0℃に
冷却してから5℃の樹脂に加えた。BOP試薬(884
mg、2mmole)は固体で加え、反応液はDIEA(0.5
22ml、3mmole)でpH8に調節した。樹脂は15時間振
とうした後、工程3へ進んだ。工程5では活性エステル
カップリングを用いた。Fmoc−D−2−Nal(8
78mg、2mmole)は室温でDMFに溶解し、樹脂に加え
た。BOP試薬(884mg、2mmole)は固体で加え、反
応液はDIEA(0.35ml、2mmole)でpH8に調節し
た。樹脂は15時間振とうした後、樹脂を洗浄した。最
終的に樹脂はヒドラジンを用いて開裂させ、ヘキサペプ
チドヒドラジドをアシルアザイドとして環化した。方法
Bを用いた操作および精製により、ピペラジン−2−カ
ルボン酸基の5位におけるDL混合物が65:35の比
で得られた。これをジオキサンに溶解して凍結乾燥し、
標題化合物450mgが得られた。異性体の混合物は10
0:10:1のCHCl3 :MeOH:濃NH4 OHの
溶媒系を用いたシリカゲルクロマトグラフィで分離し、
主要成分をジオキサンから凍結乾燥して、標題化合物2
36mg(26%)がえられた。 HPLC(方法G)RT=9.22分:純度96%: NMR(CD3 OD)は標題化合物と一致した。 FAB MS:903(M+ +H). C496098 ・2.5H2 Oに対する 計算値 N,13.30;C,62.02;H,6.
91 測定値 N,13.29;C,61.93;H,6.0
【0262】実施例159 c−〔D−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−
ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチジ
ル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−pip−L−
(Cbz)Pipe−D−His−L−Pro〕(10
0mg、0.11mmole)を4%(v/v)酢酸を含むエタ
ノール25mlに溶解し、この溶液に25mgの触媒(10
%白金アラジウム炭素)を加えた。反応混液はアルゴン
でフラッシュした後、大気圧下で15時間水素添加を行
なった。反応混液をアルゴンでフラッシュした後、セラ
イトを通して濾過し、減圧下で溶媒留去した。得られた
物質を方法Eにより、90:10:1のCHCl3 :M
eOH:濃NH4 OHの溶媒系を用いて精製した。ジオ
キサンから凍結乾燥して、32mg(38%)の標題化合
物を白色粉末として得た。 HPLC(方法G):RT=7.27分;純度99%: NMR(DMSO−D6 )は標題化合物と一致した。 FAB MS:768(M+ +H). C415496 ・3SiO22・1NH4 OHに対する 計算値 N,14.25;C,51.03;H,5.
95 測定値 N,14.34;C,51.93;H,5.
88
【0263】実施例160 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソレウシル−
D−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル−(4−カ
ルボベンジルオキシ)−D−ヒスチジル−L−プロリ
ル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−D−
(Cbz)Pipe−D−His−L−Pro〕は上記
実施例159の合成からの異性体混合物から単離した。
ジオキサンからの凍結乾燥により標記化合物150mg
(16.6%)を得た。 HPLC(方法G)RT=9.48分:純度95.5
%。 NMR(CD3 OD)は標記化合物と一致した。 FAB MS:903(M+ +H)。 C496098 ・2H2 Oに関する分析、 計算値: N,12.27;C,61.98;H,7.
01 実測値: N,12.58;C,61.36;H,6.
54。
【0264】実施例161 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソレウシル−
D−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル−D−ヒス
チジル−L−プロリル〕 c−〔D−2−Nal−L−Ile−D−Pip−D−
(Cbz)Pipe−D−His−L−Pro〕(12
0mg、0.13mmol)をエタノール溶液中4%酢酸25
mlに溶解し、触媒(炭素上10%パラジウム)20mgを
加えた。反応混合液にアルゴンを流し、次に大気圧下1
5時間水素を添加した。反応液にアルゴンを流し、セラ
イトで濾過し、減圧下で蒸発させた。生じた物質を、溶
媒系として90:10:1CHCl3 :MeOH:NH
4 OHを使用して精製した(方法E)。ジオキサンから
の凍結乾燥により白色粉末として標記化合物54mg(5
3%)を得た。 HPLC(方法G)RT=7.61分:純度95%。 NMR(DMSO−D6 )は標記化合物と一致した。 FAB MS:768(M+ +H)。 C415496 ・0.5ジオキサン・1SiO2 に関
する分析、 計算値: N,14.44;C,59.16;H,6.
70 実測値: N,14.69;C,58.90;H,6.
31。
【0265】実施例162 c−〔D−トリプトファニル−L−イソレウシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−t−ブ
チルアセチル)−D−トリプトファニル−L−プロリ
ル〕 c−〔D−トリプトファニル−L−イソレウシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−トリプ
トファニル−L−プロリル〕(50mg、0.047mmo
l)を乾燥DMF1ml中炭酸カリウム(13.8mg、
0.10mmol)の懸濁液に加えた。この混合液にt−ブ
チルブロモアセテート(8μl、0.05mmol)を1度
に室温で加えた。反応混合液を一夜中攪拌し、濾過し、
減圧下で濃縮乾固した。残留物を方法F(95:5:
0.5 CHCl3 :MeOH:濃NH4 OH)により
精製し、分析的に純粋な形で標記化合物を得た:融点2
20〜230℃。 HPLC(方法H)22.51分、210nMで96%
以上純粋である。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 FAB MS:920(M+ )。 C506598 ・2.35H2 O・0.7CHCl3
に関する元素分析: 計算値: C,58.21;H,6.79;N,12.
05 実測値: C,58.14;H,6.79;N,12.
45。
【0266】実施例163 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシニル−D
−プロリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)
−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例51の操作を実施し、D−Phe、L−Ile、
D−Pip、L−Pipe(4−Cbz)、D−Pro
及びL−ProのN〔α〕−Boc誘導体を利用し、標
記化合物を合成した。この化合物はHPLC精製(方法
C)後、分析的に純粋な形で得られた:融点210〜2
20℃(収縮)。HPLC(方法I)16.27分、2
10nMで95%純粋である。NMR(DMSO−D
6 ):スペクトルにより標記化合物の構造及び溶媒の存
在が確認された。 C475778 ・2.5H2 O・0.80TFAに関
する元素分析: 計算値: C,59.30;H,6.43;N,9.9
6 実測値: C,59.27;H,6.06;N,10.
35。
【0267】実施例164 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシニル−D
−プロリル−L−ピペラジン−2−イル−D−フェニル
アラニル−L−プロリル〕 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシニル−D
−プロリル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)
−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕を実施例73
に明記された操作に従って標記化合物に変換した。標記
化合物は精製(方法C)後分析的に純粋な形で得られ
た:融点210〜220℃(155℃で収縮)。 HPLC(方法I)RT=11.91分:254nMで
97%以上純粋であった。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 FAB MS:714(M+ )。 C4152378 ・1.65TFAに関する元素分
析: 計算値: C,51.59;H,5.41;N,9.5
1 実測値: C,51.58;H,5.36;N,9.8
9。
【0268】実施例165 c−〔D−ホモフェニルアラニル−L−イソレウシル−
D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−Me−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 実施例103と同様な方法で、アミノ酸Cbz−D−H
Phe、Fmoc−L−Ile、Fmoc−D−Pi
p、Fmoc−L−Pip、Boc−N−Me−D−P
he及びL−Proベンジルエステルを使用して標記の
環状ヘキサペプチドを合成した。方法Fに従って、7%
MeOH/CH2 Cl2 を使用し、粗生成物を精製し、
固体物を得た。 HPLC(方法I)、210nMで95.5%以上純粋
であり、RT=20.18分。 FAB MS:755(M+ +H)。 NMR(300MHz、CDCl3 )スペクトルにより
標記化合物の構造及び溶媒の存在が確認された。 C435866 に関する元素分析: 計算値: C,68.45;H,7.75;N,11.
14 実測値: C,68.69;H,7.76;N,10.
72。
【0269】実施例166 c−〔N−Me−D−ホモフェニルアラニル−N−Me
−L−イソレウシル−D−ピペコリル−N−Me−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−ホモフェニルアラニル−D−イソレウシル−
D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−Me−D−フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕73mg(0.097mmo
l)とヨードメタン0.1mlを含む乾燥DMF0.4ml
の溶液に水素化ナトリウム12mgを加えた。約1時間
後、更に水素化ナトリウムとヨードメタンを加え、反応
混合液を6時間攪拌した。氷酢酸(5滴)を加えて、反
応混合液を冷却し、減圧下濃縮乾固した。残留物をCH
2 Cl2 に溶解した。有機相を水で洗浄し、乾燥し(M
gSO4 )、濃縮した。粗反応生成物を方法F(7%M
eOH/CH2 Cl2 )に従って精製し、分析的形(2
2.5%収率)で標記化合物を得た。 HPLC(方法I)、215nMで97.5%以上純粋
であった。 FAB MS:784(M+ +H)。 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標記化合物
の構造及び溶媒の存在が確認された。 C456266 ・0.3CH2 Cl2 ・0.15ヘキ
サンに関する元素分析: 計算値: C,67.75;H,7.94;N,10.
23 実測値: C,67.79;H,7.64;N,10.
01。
【0270】実施例167 c−〔N−Me−D−アラニル−L−イソレウシル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−N−Me−D−フェニ
ルアラニル−L−プロリル〕 実施例103と同様の方法で、アミノ酸Fmoc−N−
Me−D−Ala、Fmoc−L−Ile、Fmoc−
D−Pip、Fmoc−L−Pip、Boc−N−Me
−D−Phe及びL−Proベンジルエステルを使用し
て、標記の環状ヘキサペプチドを合成した。方法Fに従
い、8.5%MeOH/CH2 Cl2 を利用し、粗生成
物を精製し、固体物を得た。 HPLC(方法I)、210nMで96.5%以上純粋
であり、RT=16.90分。 FAB MS:679(M+ +H)。 NMR(CDCl3 )スペクトにより標記化合物の構造
及び溶媒の存在が確認された。 C375466 ・0.45CH2 Cl2 ・0.85ヘ
キサンに関する元素分析: 計算値: C,64.69;H,8.52;N,10.
63 実測値: C,64.47;H,8.35;N,10.
65。
【0271】実施例168 c−〔D−トリプトファニル−L−イソレウシニル−D
−Δ−ピペラジル−L−ピペラジン−2−イル(4−C
bz)−N−Me−D−フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕 実施例124に詳述された実験操作に従い、アミノ酸F
moc−D−Trp、Fmoc−L−Ile、N〔β〕
−Cbz−D−Piz、Fmoc−(N〔δ〕−Cb
z)−L−Pipe、Boc−N−Me−D−Phe及
びL−Proを使用して、標記化合物を精製(方法C)
の後白色固体物として得た。 HPLC(方法I)、259nMで98.4%以上純粋
であり、RT=22.29分。 FAB MS:915(M+ +H)。 NMR(DMSO−D6 )スペクトルにより標記化合物
の構造及び溶媒の存在が確認された。 C506098 ・0.50H2 O・0.55TFAに
関する元素分析: 計算値: C,61.19;H,6.29;N,12.
78 実測値: C,62.18;H,6.30;N,12.
42。
【0272】実施例169 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソレウシニル
−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−C
bz)−D−(N〔α〕−メチル)−フェニルアラニル
−L−プロリル〕 実施例1に記載された操作を使用し、そしてD−(N
〔α〕−Me)−D−Phe、L−Pipe(4−Cb
z)、D−Pip、L−Ile及びD−2−NalのF
moc誘導体を利用して、Boc−L−Pro−(メリ
ーフィールド)−レジン(1mmol)から標記化合物を得
た。工程7を次の方法で修正した:十分な集めたペプチ
ド−レジンをメタノール30mlと95%ヒドラジン5ml
を含む溶液に懸濁した。生じた懸濁液を30分間周囲温
度で攪拌し、濾過し、減圧下で濃縮した。次にレジンを
メタノール30ml中に再懸濁し、95%ヒドラジン20
mlで1時間処理した。懸濁液の濾過及びこのサイクルの
繰り返しにより、合わせた濾液の濃縮後に粗生成物80
0mgを得た。粗生成物をトルエンで共沸乾固し、そして
生じた粗アジルヒドラジド(リテンションタイム10.
00分、方法G)を実施例1の工程8にかけた。標記化
合物を精製(方法F、CHCl3 /MeOH/濃NH4
OH95:5:0.5v/v)後に分析的に純粋な形で
得た:融点48〜51℃。 HPLC(方法G)14.24分、214nMで98%
以上純粋である。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 FAB MS:926(M+ )。 C536378 ・2.50H2 O・2.25TFAに
関する元素分析: 計算値: C,56.25;H,5.77;N,7.9
9 分析値: C,56.23;H,5.78;N,7.9
6。
【0273】実施例170 c−〔D−トリプトファニル−L−イソレウシニル−D
−Δ−ピペラジル−L−ピペラジン−2−イル−N
〔α〕−Me−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕 実施例73に記載の操作を使用して、ただし次の例外す
なわち炭素上10%パラジウム触媒の代わりに炭素上2
0%水酸化パラジウム触媒を使用して、c−〔D−トリ
プトファニル−L−イソレウシニル−D−Δ−ピペラジ
ル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−N−M
e−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕から標記化
合物を得た。標記化合物を精製(方法F、CHCl3
MeOH/濃NH4 OH5:5:0.5)の後に分析的
に純粋な形で得た。 HPLC(方法N)96%以上純粋であり、RT=1
1.00分。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 FAB MS:780(M+ )。 C445898 ・0.90HOAc・1.9ジオキサ
ンに関する元素分析: 計算値: C,60.36;H,7.29;N,11.
87 実測値: C,60.37;H,6.83;N,11.
86。
【0274】実施例171 c−〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソレウシニル
−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−
(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロ
ル〕 実施例73に記載の操作を使用して、ただし次の例外す
なわち炭素上10%パラジウム触媒の代わりに炭素上2
0%水酸化パラジウム触媒を使用して、c−〔D−2−
ナフチルアラニル−L−イソレウシニル−D−ピペコリ
ル−L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−D−
(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
ル〕から標記化合物を得た。23.5時間水素付加した
後、反応混合液を濾過し、そして標記化合物を方法F
(CHCl3 /MeOH/濃NH4 OH95:5:0.
5v/v)に従い分析的に純粋な形で得た。 HPLC(方法G)97%以上純粋であり、10.78
分。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在は確認された。 FAB MS:792(M+ +H)。 C455776 ・1.80MeOH・0.6CHCl
3 に関する元素分析: 計算値: C,61.79;H,7.09;N,10.
64 実測値: C,61.81;H,7.09;N,10.
64。
【0275】実施例172 c−〔D−トリプトファニル−L−イソレウシニル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(β−t−ブチ
ル)アスパルチル−L−プロリル〕 実施例1に記載された操作を使用し、そしてアミノ酸誘
導体Fmoc−D−Trp、Fmoc−L−Ile、F
moc−D−Pip、Fmoc−L−Pip及びBoc
−(β−t−ブチル)Aspを利用してBoc−L−P
ro−(メリーフィールド)−レジン(1mmol)から標
記化合物を得た。工程7を次の方法で修正し、すなわち
十分に集めたペプチド−レジンをメタノール10mlと9
5%ヒドラジン10mlを含む溶液に懸濁した。生じた懸
濁液を周囲温度で2時間攪拌し、濾過し、減圧下で濃縮
した。粗ヒドラジド生成物(ヒドラジンを微量に含む)
をトルエンで共沸乾固し(3回)、実施例1の工程8に
かけた。粗生成物を精製し(方法M)、固体物を得た:
融点131〜134℃。 HPLC(方法C)、214nMで95%以上純粋であ
り、RT=11.98分。 FAB MS:790(M+ +H),812(M+ +N
a)。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 C415978 ・0.55CH3 OHに関する元素分
析: 計算値: C,56.77;H,6.97;N,10.
93 実測値: C,56.85;H,6.68;N,10.
64。
【0276】実施例173 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシル−D−
Δ−ピペラジル−L−(N〔ε〕−t−ブチルオキシカ
ルボニル)−リシル−M−Me−D−フェニルアラニル
−L−プロリル〕 実施例124に記載された同様の試薬量及び同一の反応
条件を使用して、標記化合物をアミノ酸N〔β〕−Cb
z−Piz、Fmoc−L−Ile、N〔ε〕−Boc
−Lys、Fmoc−D−Phe、Boc−N−Me−
D−Phe及びL−Proベンジルエステルから製造し
た。粗生成物を溶離剤として95:5:0.5CHCl
3 /MeOH/濃NH4 OHを利用し、方法Fに従って
精製し、固体物を得た。 HPLC(方法I)、94%以上純粋であり、RT=1
8.30分。 FAB MAS:857(M+ )。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 C466488 ・0.40トルエン・1SiO2 に関
する元素分析: 計算値: C,61.43;H,7.10;N,11.
75 実測値: C,61.49;H,6.89;N,11.
77。
【0277】実施例174 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシル−D−
Δ−ピペラジル−L−リシル−N−Me−D−フェニル
アラニル−L−プロリル〕 実施例125に記載した同一の反応条件を使用して、c
−〔D−フェニルアラニル−L−イソレウシル−D−Δ
−ピペラジル−L−リシル−N−Me−D−フェニルア
ラニル−L−プロリル〕を標記化合物に変換し、これを
85:15:1.5CH2 Cl2 /MeOH/濃NH4
OHを利用して方法に従って精製し、80:20:2C
2 Cl2 /MeOH/濃NH4 OHによる再精製(方
法F)により、分析試料を得た。 HPLC(方法I)、98%以上純粋であり、RT=1
2.48分。 FAB MS:757(M+ )。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 C415686 ・0.70CH2 Cl2 ・0.40ヘ
キサンに関する元素分析: 計算値: C,62.25;H,7.46;N,13.
17 実測値: C,62.26;H,7.48;N,13.
26。
【0278】実施例175 c−〔D−2−トリプトファニル−L−イソレウシニル
−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−(4−
Cbz)−D−ヒスチジニル(BOM)−L−プロリ
ル〕 実施例1に記載された操作を使用して、かつD−Tr
p、L−Pipe(4−Cbz)、D−Pip及びL−
IleのFmoc誘導体並びにBoc−D−His(B
OM)を利用して、標記化合物をBoc−L−Pro−
PAM−レジン(1mmol)から得た。工程7を次の方法
で修正し、すなわち十分に集めたペプチド−レジンをメ
タノール30mlと95%ヒドラジン5mlを含む溶液に懸
濁した。生じた懸濁液を周囲温度で30分間攪拌し、濾
過し、減圧下で濃縮した。次にレジンをメタノール30
ml中に懸濁し、95%ヒドラジン20mlで1時間処理し
た。懸濁液を濾過し、このサイクルを繰り返し、粗生成
物を得た。粗生成物を方法Cにより精製し、生じたアジ
ルヒドラジドを実施例1の工程8にかけた。標記化合物
を精製(方法B)の後に分析的に純粋な形で得た:融点
145℃。 HPLC(方法G)、11.15分、214nMで96
%以上純粋である。 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルにより標記化合
物の構造及び溶媒の存在が確認された。 FAB MS:1011(M+ +H)。 C5566109 ・1.60ジオキサン・3.25TF
Aに関する元素分析: 計算値: C,53.64;H,5.44;N,9.2
1 実測値: C,53.58;H,5.84;N,9.4
8。 アミノ酸分析:His(1.00),Pro(1.0
4),Ile(0.95),Pip(1.14)。
【0279】実施例176 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチ
ジニル(BOM)−L−プロリル〕 実施例73で概略した手順を用い、但し、10%パラジ
ウム−カーボン触媒の代わりに20%水酸化パラジウム
−カーボン触媒を使用して、c−〔D−フェニルアラニ
ル−L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−ピペラ
ジン−2−イル(4−Cbz)−D−ヒスチジニル(B
OM)−L−プロリル〕から標記化合物を得た。クロマ
トグラフィー(方法B)後分析的に純粋な形で標記化合
物を得た。融点185℃(分解)、 HPLC(方法G)純度>96%、RT=8.58分 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:838(M+ ). アミノ酸分析:Pro(1.00),Pip(1.0
6),Ile(1.04),Phe(1.09),Hi
s(Nim−Me)(1.09).
【0280】実施例177 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチ
ジニル(BOM)−L−プロリル〕 実施例73で概略した手順を用い、但し、10%パラジ
ウム−カーボン触媒の代わりに20%水酸化パラジウム
−カーボン触媒を用いて、c−〔D−トリプトファニル
−L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−ピペラジ
ン−2−イル(4−Cbz)−D−ヒスチジニル(BO
M)−L−プロリル〕から標記化合物を得た。クロマト
グラフィー(方法B)後分析的に純粋な形で標記化合物
を得た。融点185℃(分解)、 HPLC(方法G)純度>99%、RT=8.96分 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:877(M+ ). C4760107 ・2.95TFA・4.55H2 Oと
しての元素分析: 計算値: C,48.91;H,5.59;N,10.
98 実測値: C,48.70;H,5.22;N,11.
38
【0281】実施例178 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−(Nim
−メチル)ヒスチジニル−L−プロリル 実施例73で概略した手順を用い、但し、10%パラジ
ウム−カーボン触媒の代わりに20%水酸化パラジウム
−カーボン触媒を用いて、c−〔D−フェニルアラニル
−L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−ピペラジ
ン−2−イル−D−ヒスチジニル(BOM)−L−プロ
リル〕から標記化合物を得た。クロマトグラフィー(方
法M)後分析的に純粋な形で標記化合物を得た。 HPLC(方法G)純度>97%、RT=8.56分、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:754(M+ +H). C385396 ・3.7TFA・2.0H2 Oとして
の元素分析: 計算値: C,45.35;H,5.03;N,10.
72 実測値: C,45.45;H,5.28;N,10.
44 アミノ酸分析:Pro(1.00),Pip(0.9
7),Ile(0.97),Phe(1.00),Hi
s(im−Me)(1.01).
【0282】実施例179 c−〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(β−t−ブチ
ル)アスパルチル−L−プロリル〕 実施例1で概略した手順を用い、そしてアミ酸誘導体、
Fmoc−D−Phe、Fmoc−L−Ile、Fmo
c−D−Pip、Fmoc−L−Pip及びBoc−
(β−t−ブチル)Aspを使用してBoc−L−Pr
o−(メリフィールド)−樹脂(1−mMole)から標記化
合物を得た。工程7を以下の方法で修正した。完全に組
み立てたペプチド樹脂をメタノール10mlと95%ヒド
ラジン10mlから成る溶液に懸濁した。得られた懸濁液
を周囲温度で2時間攪拌し、濾過し減圧下濃縮した。粗
製ヒドラジン生成物(ヒドラジンの痕跡を含む)をトル
エンで共沸乾燥(3回)し、実施例1工程8を行った。
粗生成物を精製(方法B)して標記化合物を得た。 HPLC(方法C)純度>98%、214nMで、 FAB MS:751(M+ +H)773(M+ +N
a) NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 アミノ酸分析:Asp(1.08),Pro(0.9
9),Pip(2×1.00),Phe(0.99),
Ile(1.00).
【0283】実施例180 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−t−ブ
チルアセチル)−D−(N〔α〕−Me)フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−(N
〔α〕−Me)フェニルアラニル−L−プロリル〕(5
0mg、0.064ミリモル)を炭酸カリウム(13.8
mg、0.10ミリモル)の乾燥DMF(1ml)懸濁液へ
添加した。この混合物へt−ブチルブロモアセテート
(8μl、0.05ミリモル)を室温で一度に添加し
た。反応混合物を一晩攪拌し、濾過し減圧下で濃縮乾固
した。残留物を方法Mにより精製して分析的に純粋な形
で標記化合物を得た。融点220℃(分解)、 HPLC(方法G)12.75分、純度>98%、21
0nMで、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:895(M+ ) C496688 ・2.50H2 O・3.50TFAと
しての元素分析: 計算値: C,52.45;H,5.86;N,8.7
4 実測値: C,52.43;H,5.80;N,9.0
【0284】実施例181 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−カルボ
キシメチル)−D−(N〔α〕−Me)−フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−t−ブ
チルアセチル)−D−(N〔α〕−Me)フェニルアラ
ニル−L−プロリル〕(40mg)を酢酸エチル(10m
l)に溶解した。この溶液を4滴のエタンジチオールで
処理し−25℃に冷却した。塩化水素ガスを飽和点まで
反応溶液へ通気した。この反応混合物を室温に温ためそ
して減圧下で濃縮乾固した。残留半固形物を方法Mによ
り精製して標記化合物を得た。 HPLC(方法G)210nMでの純度@98%、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:839(M+ ) C455888 ・1.00H2 O・1.80TFAと
しての元素分析: 計算値: C,54.95;H,5.86;N,10.
55 実測値: C,54.95;H,5.88;N,10.
33
【0285】実施例182 c−〔D−トリプトファニル(t−ブチルアセチル)−
L−イソロイシニル−D−ピペコリル−L−ピペラジン
−2−イル(4−t−ブチルアセチル)−D−(
〔α〕−Me)フェニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−(N
〔α〕−Me)フェニルアラニル−L−プロリル〕(5
0mg、0.064ミリモル)を炭酸カリウム(13.8
mg、0.10ミリモル)の乾燥DMF(1ml)の懸濁液
へ添加した。この混合物へt−ブチルブロモアセテート
(8μl、0.05ミリモル)を室温で一度に添加し
た。この反応混合物を一晩攪拌し、濾過して減圧下で濃
縮乾固した。残留物を方法Mにより精製して分析的に純
粋な形で標記化合物を得た。 HPLC(方法G)12.75分、210nMでの純度
>98%、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:1010(M+ +H)
【0286】実施例183 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−ジベン
ジルホスホルアミジル)−D−(N〔α〕−Me)フェ
ニルアラニル−L−プロリル〕 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−(N
〔α〕−Me)フェニルアラニル−L−プロリル〕TF
A塩(50mg)をジベンジルホスファイト、炭酸カリウ
ム(15mg)、炭酸水素カリウム(11.3mg)及びテ
トラブチルアンモニウムブロミド(0.8mg)を含む四
塩化炭素(1.5ml)及びメチレンクロリド(1.0m
l)の溶液へ添加した。この反応混合物を時々冷却しな
がら20℃で4時間攪拌し、次に周囲温度で一晩攪拌し
た。反応混合物を濾過し、濾液を真空下濃縮し得られた
半固形物を方法Mにより精製した。 HPLC(方法G)210nMでの純度>96%、RT
=13.43分、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 C576989 P・0.50H2 O・0.85TFA
としての元素分析: 計算値: C,61.46;H,6.23;N,9.7
7 実測値: C,61.46;H,6.23;N,9.7
【0287】実施例184 c−〔D−トリプトファニル−L−イソロイシニル−D
−Δ−ピペラジル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−
L−プロリル〕 実施例124で記載した実験手順に従い、アミノ酸Bo
c−L−Pro−OBz、Boc−D−His(DN
P)、Fmoc−L−Pip、Fmoc−(N〔β〕−
Cbz)−D−Piz、Fmoc−L−Ile及びFm
oc−D−Trpを使用して、標記環状ヘキサペプチド
を方法E(メチレンクロリド−メタノール−水−酢酸、
90:10:2:1v/v)による精製後固形物として
得た。 HPLC(方法I)210nMでの純度>97%、RT
=11.59分、 NMR(DMSO−D6 ):スペクトルは標記化合物の
構造と一致し溶媒の存在を確認した。 FAB MS:755(M+ ) C3950106 ・1.0H2 O・1.0HOAcとし
ての元素分析: 計算値: C,59.12;H,6.77;N,16.
81 実測値: C,58.68;H,6.60;N,16.
47
【0288】実施例185 3 H〕OT及び〔3 H〕AVP受容体結合に関する式
Iの化合物の効果 好ましい式Iの化合物は濃度依存法において特異的に〔
3 H〕OT結合を阻害するものである。式Iの化合物の
非存在及び存在下での特異的な〔3 H〕OT受容体結合
のスキャッチャード(Scatchard)分析は、Bmax (最大
受容体数)に影響を及ぼさずにKD (解離定数)を増加
させるので特異的に〔3 H〕OT受容体結合を拮抗阻害
した。式Iの化合物のKi値(阻害剤の解離定数)を評
価した。
【0289】放射性配位子結合検定 子宮のOT受容体への〔3 H〕OT(〔チロシル、3,
5−3 H〕OT;30〜60Ci/mmol;ニュー イン
グランド ニュークレア(New England Nuclear) 、ボス
トン、MA)の高親和性結合は、ジエチルスチルベスト
ロールジプロピオネート(DES)処置した(0.3mg
/kg、ip;18〜24時間)ラットから摘出した子宮
の精製膜調製を用いる検定に基づいた。拮抗研究は50
mMのトリス−HCl、5mMのMgCl2 及び0.1%B
SA、pH7.4の検定緩衝液中で1nM〔3 H〕OTを
用いる平衡状態(60分;22℃)で行った。非特異的
結合(全結合の10%)は1μM の無標識OTを用いて
決定し、結合反応はセルハーベスター(cell harvester)
(モデル7019、Skatron,Inc.,Sterling,VA) を用い
たガラス繊維フィルターを通す濾過により終わらせた。
雄性ラットの肝臓(AVP−V1 部位)又は腎臓髄質
(AVP−V2 部位)の精製膜調製への〔3 H〕AVP
(〔フェニルアラニル−3,4,5−3 H〕AVP;8
0〜90Ci/mmol);ニュー イングランド ニュー
クレア)結合測定はバトレン(Butlen)等の方法〔バトレ
ン,D;ギロン(Guillon),G.,ラジェルソン(Rajerso
n), R.,ジャード(Jard),S.,ソーヤー(Sawyer), W.,
マニング(Manning),M.モリキュラー ファルマコロジ
ー(Mol.Pharmacol).第14巻、第1006頁(1978
年)〕に従って決定した。拮抗検定は、100mMのトリ
ス−HCl、5mMのMgCl2、0.1%BSA、50
μM のフェニルメチルスルホニルフルオリド及び50μ
g /mlのバシトラシン、pH8.0の検定緩衝液中で1nM
3 H〕AVP(肝臓)又は2nM〔3 H〕AVP(腎
臓)を用いた平衡状態(30℃で30分)で行った。非
特異的結合(全結合の5〜10%)は10μM の非標識
AVPを用いて決定し、この結合反応は〔3 H〕OT結
合検定に対する上記の濾過により終らせた。IC50値の
3〜6回の別々の測定により各々の化合物に対してKi
値を求めた(Ki=IC50/1+C/Kd.Kd値は飽
和結合検定:〔3 H〕OT(子宮)、0.7nM;〔3
H〕AVP(肝臓)、0.4nM;〔3 H〕AVP(腎
臓)、1.4nM.から得た。)。
【0290】試験管内での機能検定 単離したラット子宮のOTへの収縮応答の拮抗作用。 18時間前にDES(0.25mg/kg、ip)で処置し
たSD(Spragul-Dawley)ラットから摘出した子宮角を緩
衝液(NaCl、152mM;KCl、5.6mM;CaC
2 、0.4mM;NaHCO3 、6mM;デキストロー
ス、2.8mM)を含む標準組織浴(30℃)中に縦に取
り付け連続的に通気した(95%O2 −5%CO2 )。
組織を等張力変位変換器モデルUC−3ゴウルド スタ
ッタン(Gould Stattan),Inc,Oxnard,CA に結合し1gの
力で放置いた。縦の筋肉層の収縮が増幅されポリグラフ
で記録した(ヒューレット−パッカード(Hewlett-Packa
rd)8805B増幅器及び7758B記録計、パロ ア
ルト(PaloAlto),CA) 。OTの各々の濃度で4分間さら
すことにより累積濃度応答曲線を得た。最大収縮(Ema
x )に到達したら、この組織を75分間繰り返し洗浄
し、アンタゴニスト及び媒介物(vehicle) を添加し、4
5分後にOTへの第2濃度応答曲線を描いた。処置前後
の50%Emax を生じるOT濃度を回帰分析により決定
した。用量比(処置後EC50/処置前EC50)を、もし
指摘するならば、共働媒介物−処置組織から由来する因
子により補正した。この結果を拮抗に対して解析し、そ
して見かけの解離定数(KB )を式:KB =〔アンタゴ
ニスト〕/(用量比−1)を用いて基礎組織に対する組
織に関して決定した。
【0291】AVP−V1 で刺激したホスファチジルイ
ノシトール(P1)代謝回転及びAVP−V2 で刺激し
たアデニレートシクラーゼの阻害 肝細胞中のP1代謝回転のAVPによる刺激は〔3 H〕
イノシトールから生ずる〔3 H〕イノシトールリン酸の
累積を測定することにより評価した。肝細胞は雄のラッ
トから調製し約0.6μM の〔3 H〕イノシトール
(〔2−N−3 H〕ミオイノシトール;10〜20Ci
/mmol;New England Nuclear)を含むクレブス−リンガ
ー重炭酸塩(pH7.4)中に保温した(90分;37
℃)。標識した細胞をクレブス−リンガー重炭酸緩衝液
−10mMLiCl中に予備保温し(10分;37℃)次
に最大下の濃度(EC70〜10nM)のAVPへさらした
(10分;37℃)。全〔3 H〕イノシトールリン酸を
陰イオン交換クロマトグラフィーにより単離した。〔3
H〕イノシトールリン酸累積(〜1300cpm/10
分・8mg乾燥重量)の基礎率をAVPにより最大100
〜200%刺激した。AVPで刺激したアデニレートシ
クラーゼ活性は雄のラットからの腎臓髄質の精製膜調製
を用いて測定した。この反応は反応混合物(最終状
態):50mMのトリス−HCl、5mMのMgCl2
0.2mMのEGTA、20mMのホスホクレアチン、40
U/mlのクレアチンホスホキナーゼ1U/mlのアデノシ
ンデアミナーゼ、2mlのイソブチルメチルキサンチン、
0.1%のBSA及び250μM /1μCiの〔3 H〕
ATP(New England Nuclear)、へ組織を添加すること
により開始した。30分保温(37℃)後、新たに生成
した〔3 H〕cAMPを精製しHPLCにより集めた。
基礎アデニレートシクラーゼ活性(〜20pmol/分mgプ
ロテイン)はAVP(EC70〜2nM)により最大200
〜300%に刺激された。
【0292】 式Iの化合物に関するデータ 表6 ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 1 240 3,200 3,800 2 >>10,000 >10,000 >>10,000 3 88 7,300 19,000 4 >10,000 >10,000 >>10,000 5 930 >10,000 >10,000 6 1,800 >10,000 >10,000 7 350 >10,000 >10,000 8 850 >10,000 >10,000 9 >10,000 >10,000 >10,000 10(異性体1) 1,000 >>10,000 >10,000 (異性体1) 1,000 >10,000 10,000 11 39%@ 10+ >1,000 >1,000 12 1.2 >1,000 >1,000 13 150 >1,000 >1,000 14 38 10,000 >10,000 15 >10,000 >10,000 >10,000 16 650 >10,000 >10,000 17 14 8,200 5,400 18 450 >1,000 >10,000 19 18 13,700 4,330 20 72 >1,000 1,000 21 190 10,000 >10,000 22 2,400 >10,000 >10,000
【0293】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 23 625 >10,000 >10,000 24 640 >10,000 10,000 25 120 3,000 3,900 26 86%@ 1,000 10,000 10,000 27 79%@ 1,000 10,000 10,000 28 28%@ 100 >10,000 10,000 29 32%@ 100 >10,000 >10,000 30 20 12,000 747 31 100 >10,000 >1,000 32 >1,000 >10,000 >10,000 33 100 >10,000 >10,000 34 100 >1,000 10,000 35 >100 10,000 10,000 36 >100 >10,000 10,000 37 >100 10,000 >10,000 38 60%@ 100 >1,000 10,000 39 28%@ 100 >1,000 >10,000 40 59%@ 100 >1,000 >1,000 41 100 >1,000 >1,000 42 100 >1,000 >1,000 43 410 >1,000 >10,000 44 100 10,000 10,000 45 120 >1,000 10,000 46 60%@ 100 10,000 >1,000
【0294】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 47 620 >1,000 10,000 48 250 10,000 >10,000 49 320 10,000 10,000 50 310 >10,000 >1,000 51 >10,000 ND≠ ND 52 3,400 ND ND 53 2,600 ND ND 54 3,000 ND ND 55 2,500 ND ND 56 >10,000 ND ND 57 >10,000 ND ND 58 >10,000 ND ND 59 >1,000 ND ND 60 >10,000 ND ND 61 >10,000 ND ND 62 >1,000 ND ND 63 >10,000 ND ND 64 >10,000 ND ND 65 >10,000 ND ND 66 >10,000 ND ND 67 10,000 >10,000 >10,000 68 >>10,000 ND ND 69 10,000 ND ND 70 >10,000 ND ND
【0295】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 71 >10,000 ND ND 72 >10,000 ND ND 73 >>10,000 ND ND 74 4,400 10,000 >10,000 75 >10,000 ND ND 76 460 9,300 10,600 77 240 10,000 12,300 78 300 7,900 >1,000 79 1,700 >10,000 10,000 80 10,000 >10,000 >>10,000 81 77 >1,000 >1,000 82 73 10,000 10,000 83 940 10,000 10,000 84 >1,000 10,000 >10,000 85 1,000 >10,000 10,000 86 58%@ 1,000 >10,000 >10,000 87 62 >10,000 >1,000 88 18 5,780 1,000 89 35%@ 100 >10,000 >1,000 90 59%@ 100 >10,000 >10,000 91 93 >10,000 >1,000 92 7.7 >10,000 750 93 42%@ 1,000 >10,000 >10,000 94 64%@ 1,000 10,000 >10,000
【0296】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 95 36%@ 100 >10,000 >10,000 96 245 2,900 ND 97 >10,000 ND ND 98 7,700 >10,000 >10,000 99 >10,000 >>10,000 >>10,000 100 5,080 ND ND 101 >10,000 ND ND 102 >10,000 >10,000 >>10,000 103 370 5,690 >10,000 104 204 3,200 3,800 105 >10,000 >10,000 >10,000 106 1,900 >10,000 >10,000 107 >10,000 ND ND 108 655 10,000 10,000 109 933 >10,000 >10,000 110 500 >10,000 >10,000 111 111 4,200 3,500 112 14.7 3,450 1,170 113 >10,000 10,000 >10,000 114 675 >10,000 >10,000 115 460 >10,000 10,000 116 1,450 >>10,000 >10,000 117 >10,000 >10,000 >10,000 118 345 >10,000 10,000
【0297】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 119 260 7,300 3,100 120 120 10,000 10,000 121 270 10,000 10,000 122 130 >10,000 695 123 185 10,000 10,000 124 17.5 2,700 3,600 125 16 810 1,600 126 15 >1,000 1,000 127 22 1,600 330 128 118 10,000 10,000 129 100 10,000 10,000 130 120 >1,000 >1,000 131 7.2 400 500 132 65 >10,000 10,000 133 3,600 10,000 10,000 134 110 >10,000 8,000 135 3,400 8,800 5,000 136 410 >10,000 8,000 137 7.9 9,300 245 138 50%@ 100 10,000 42%@ 1,000 139 24%@ 100 8,000 8,000 140 13 9,000 84%@ 1,000 141 45 48%@ 1,000 78%@ 1,000 142 12%@ 1,000 >10,000 >10,000
【0298】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 143 68%@ 1,000 >10,000 >10,000 144 67%@ 1,000 >10,000 10,000 145 9%@ 1,000 >10,000 10,000 146 300 16,000 11,000 147 860 10,000 10,000 148 50%@ 1,000 >10,000 >10,000 149 53%@ 100 >10,000 10,000 150 44 10,000 62%@ 1,000 151 10 390 82 152 130 10,000 10,000 153 48%@ 10 10,000 35%@ 1,000 低いRf 42 70%@ 10,000 73%@ 10,000 高いRf 10 77%@ 10,000 >1,000 154 680 13,000 7,300 155 48%@ 100 10,000 30%@ 1,000 156 1,100 >30,000 >30,000 157 低いRf 6%@ 1,000 13,000 26,000 高いRf 590 10,000 >10,000 158 60%@ 10 >1,000 68%@ 1,000 159 1.8 4,650 690 160 53%@ 10 >1,000 66%@ 1,000 161 6.7 N.D. N.D. 162 54%@ 100 >10,000 10,000 163 49%@ 1,000 >10,000 >1,000 164 1,300 10,000 >10,000 165 150 6,600 2,600
【0299】 表6(続き) ──────────────────────────────────── 化合物 受容体結合結果IC50(nM) 実施例 [3H]OT [3H]-AVP-V1 [3H]-AVP-V2 ──────────────────────────────────── 166 23,000 >3,000 >3,000 167 5%@ 1,000 >>10,000 >>10,000 168 34 10,000 54%@ 1,000 169 74%@ 10 >10,000 10,000 170 3.1 6,850 175 171 3.9 15,000 335 172 20%@ 100 >10,000 >10,000 173 71 1,500 2,800 174 21 610 570 175 79%@ 1,000 54%@ 10,000 81%@ 10,000 176 80%@ 1,000 10,000 81%@ 10,000 177 76 16,000 12,000 178 77%@ 1,000 >10,000 >10,000 179 63%@ 1,000 >10,000 >10,000 180 150 44%@ 10,000 79%@ 10,000 181 100 >10,000 73%@ 10,000 182 56%@ 1,000 >>10,000 >10,000 183 58%@ 100 >>10,000 71%@ 10,000 184 6.0 3,980 1,050 ≠ND=未測定+ =与えた濃度での放射性配位子の阻害%として定義し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 99:00 (72)発明者 ロジヤー デー.ツング アメリカ合衆国,02140 マサチユーセツ ツ,ケンンブリツジ,マサチユーセツツ アヴエニユー 2561,アパートメント 2 ビー (72)発明者 ロジヤー エム.フレイデインガー アメリカ合衆国,19446 ペンシルヴアニ ア,ランスデール,ニユーポート レーン 744 (72)発明者 ダニエル エフ.ヴエバー アメリカ合衆国,19002 ペンシルヴアニ ア,アンブラー,バトルソン ロード 290 (72)発明者 ペーター デー.ウイリアムス アメリカ合衆国,19438 ペンシルヴアニ ア,ハーレイスヴイル,シヤデイノツク ロード 260

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式を有する化合物: 【化1】 〔上記式中:Aはグリシン、N−メチルグリシン、アラ
    ニン、N−メチルアラニン、セリン、 【化2】 であり(但しX=NH2 又はOHである場合、m≠0で
    ある);Bは 【化3】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
    レオニン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−
    4−ヒドロキシプロリン、アスパラギン、アスパラギン
    酸、グルタミン酸、グルタミン、リジン、アルギニン、
    ヒスチジン、オルニチン、シクロヘキシルアラニン、オ
    ルニチン−δ−tert−ブチルオキシカルボニルであ
    り;Cは 【化4】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、トレオニ
    ン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−4−ヒ
    ドロキシプロリン、ヒスチジン、シクロヘキシルアラニ
    ン、オルニチン−δ−tert−ブチルオキシカルボニ
    ルであり(Hetは非置換又は−もしくは二置換の5又
    は6員ヘテロシクロ環であって、1又は2のヘテロ原子
    は各々独立してN、O、S及び四級化Nからなる群より
    選択され、置換基は各々独立してヒドロキシル、C1
    6 アルキル、CF3 、C1 −C4 アルコキシ、ハロ、
    アミノ、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、グアニ
    ジル、CO2 H、CO2 −C1 −C4 アルキルからなる
    群より選択される);R1 は水素、グリシル、トリフル
    オロメチルスルホニル、メタンスルホニル、アセチル、
    ベンジルであり;R2 は水素、メチル、カルボキシメチ
    ル、ベンジルオキシカルボニルであり;R3 、R4 及び
    5 は同一又は異なり、各々独立して水素、メチル、エ
    チル、プロピル、アリル、ジヒドロキシプロピル、カル
    ボキシメチルからなる群より選択され;R6 は水素、フ
    ェニル、スチリル、アミノプロピル、2−ピリジル、3
    −ピリジル、4−ピリジル、4−アミノフェニル、4−
    イミダゾリル、3−インドリル、2−ベンゾチエニル、
    3−ベンゾチエニル、−又は二置換フェニル(置換基は
    各々独立してC1 −C4 アルキル、フルオロ、クロロ、
    ブロモ、ヨード、C1 −C4 アルコキシ、ヒドロキシ
    ル、ベンジルオキシ、フェニル、フェノキシ、アミノ、
    モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、ニトロ、シア
    ノ、アミノメチル、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミ
    ノメチル及びメチレンジオキシからなる群より選択され
    る)、1−ナフチル、2−ナフチル、置換1又は2−ナ
    フチル(置換基はフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、
    1 −C4 アルキル、ヒドロキシル、C1−C4 アルコ
    キシ、ベンジルオキシ、フェニル、フェノキシ、ニトロ
    及びシアノからなる群より選択される)、置換3−イン
    ドリル(置換基は炭素に結合されている場合C1 −C4
    アルキル、C1 −C4 アルコキシ、フルオロ、クロロ、
    ブロモ、ヨード、ヒドロキシル、シアノ、ニトロからな
    る群より選択され、窒素に結合されている場合置換基は
    ホルミル、アセチル、ベンゾイル、ベンジル及びC1
    4 アルキルからなる群より選択される)であり;R7
    は水素、メチル、エチル、2−プロピル、2−ブチル、
    1−ブチル、1−プロピル、シクロヘキシル、シクロペ
    ンチル、フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、4−
    ヒドロキシフェニル、4−tert−ブチルオキシカル
    ボニルオキシフェニル、4−tert−ブチルオキシフ
    ェニル、1−ベンジルオキシエチル、1−tert−ブ
    チルオキシエチル、1−ヒドロキシエチル、ヒドロキシ
    メチルであり;R8 は水素、ヒドロキシル、スルフヒド
    リル、3−インドリル、4−イミダゾリル、フェニル、
    ナフチル、アミノプロピル、N−(ベンジルオキシカル
    ボニル)アミノプロピル、N−(2−クロロベンジルオ
    キシカルボニル)アミノプロピル、グアニジルエチル、
    グアニジルプロピル、2−ピリジル、3−ピリジル、4
    −ピリジル、1−メチル−4−イミダゾリル、1−ベン
    ジルオキシメチル−4−イミダゾリル、1−メチル−5
    −イミダゾリル、(1,3−ジメチル−5−イミダゾリ
    ル)+- −S−ベンジル、 【化5】 【化6】 【化7】 −CO29 ,−CH2 CO29 、−又は二置換フェ
    ニル(置換基はC1 −C4 アルキル、ヒドロキシル、C
    1 −C4 アルコキシ、ベンジルオキシ、ニトロ、アミ
    ノ、モノ又はジC1 −C4 アルキルアミノ、1−ピロリ
    ジニル、シアノ、アミノメチル、モノ又はジC1 −C4
    アルキルアミノ、(N,N−ジメチルグリシル)アミ
    ノ、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、2−(4−モ
    ルホリニル)エトキシからなる群より選択される)であ
    り;R9 は水素、(CH2q NH2 、 【化8】 −(CH2q −NH(C1 −C5 アルキル)、 −(CH2q −N(C1 −C5 アルキル)2 、 −(CH2q −Het(Hetは前記と同義であ
    る)、 【化9】 であり;R10はアミノ、NH−t−ブチルオキシカルボ
    ニル、NH−ベンジルオキシカルボニル、NH−9−フ
    ルオレニルメチルオキシカルボニル、NH(C1 −C5
    アルキル)、N(C1 −C5 アルキル)2 、N+ (C1
    −C5 アルキル)3- 、グアニジル、NH−(1−メ
    チルキヌクリジニウム−3−カルボニル)+- 、He
    t(Hetは前記と同義である)、1−ピロリジニル、
    1−ピペリジニル、4−モルホリニル、2,3又は4−
    ピリジル、1−ピペラジニル、4−(C1 −C5 アルキ
    ル)−1−ピペラジニル、 【化10】 (Hetは前記と同義である) 【化11】 であり;R11はカルボキシル、アミノ、C1 −C5 アル
    キルアミノ、ジC1 −C5 アルキルアミノ、トリC1
    5 アルキルアミノZ、グアニジルであり;R12は水
    素、C1 −C5 アルキル、ベンジル、フェニルであり;
    13はC1 −C5 アルキル、ベンジル、フェニルであ
    り;Xは水素、NHR1 、OR1であり;YはCH2
    NR2 、S、SO、SO2 、 【化12】 CH−(CH2i −NH2 、CH−(CH2i −N
    H−(C1 −C5 アルキル)、CH−(CH2i −N
    (C1 −C5 アルキル)2 、CH−(CH2 )−Het
    (Hetは前記と同義である)であり;Zはクロリド、
    ブロミド、サルフェート、スルファメート、ホスフェー
    ト、ニトレート、アセテート、プロピオネート、サクシ
    ネート、グリコレート、ステアレート、ラクテート、マ
    レート、タートレート、シトレート、アスコルベート、
    パモエート、マレエート、ヒドロキシマレエート、フェ
    ニルアセテート、グルタメート、ベンゾエート、サリシ
    レート、スルファニレート、2−アセトキシベンゾエー
    ト、フマレート、トルエンスルホネート、メタンスルホ
    ネート、トリフルオロメタンスルホネート;エタンジス
    ルホネート、オキサレート、イセチオネート等であり;
    iは1又は2であり;mは0、1又は2であり;qは2
    又は3であり;rは1乃至5であり;但しC及びBは同
    時に 【化13】 及び 【化14】 であることはない〕及びその薬学上許容される塩。
  2. 【請求項2】 Aがグリシン、アラニン、N−メチルア
    ラニン、セリン、 【化15】 であり(但しX=NH2 又はOHの場合、m≠0であ
    る);Bが 【化16】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
    ランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−4−ヒドロキ
    シプロリン、アスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、
    オルニチン、シクロヘキシルアラニン、オルニチン−δ
    −tert−ブチルオキシカルボニルであり;Cが 【化17】 アラニン、N−メチルアラニン、プロリン、セリン、ト
    レオニン、トランス−4−ヒドロキシプロリン、シス−
    4−ヒドロキシプロリン、ヒスチジン、オルニチン、シ
    クロヘキシルアラニン、オルニチン−δ−tert−ブ
    チルオキシカルボニルであり;R1 が水素、N−ベンジ
    ルオキシカルボニルグリシル、メタンスルホニル、アセ
    チル、ベンジルであり;R2 が水素、ベンジルオキシカ
    ルボニルであり;R3 、R4 及びR5 が同一又は異な
    り、各々独立して水素、メチル、アリルからなる群より
    選択され;R6 が水素、フェニル、3−ピリジル、4−
    イミダゾリル、3−インドリル、−置換フェニル(置換
    基はヒドロキシル、ベンジルオキシ、メトキシ、エトキ
    シからなる群より選択される)、1−ナフチル、2−ナ
    フチル、置換3−インドリル(置換基は窒素に結合され
    ている場合メチルであり、炭素に結合されている場合メ
    チル、メトキシ、フルオロからなる群より選択される)
    であり;R7 が水素、2−プロピル、2−ブチル、シク
    ロヘキシル、フェニル、4−ベンジルオキシフェニル、
    4−ヒドロキシフェニルであり;R8 が水素、ヒドロキ
    シル、3−インドリル、4−イミダゾリル、フェニル、
    アミノプロピル、N−(ベンジルオキシカルボニル)ア
    ミノプロピル、N−(2−クロロベンジルオキシカルボ
    ニル)アミノプロピル、3−ピリジル、1−メチル−4
    −イミダゾリル、1−ベンジルオキシメチル−4−イミ
    ダゾリル、1−メチル−5−イミダゾリル、(1,3−
    ジメチル−5−イミダゾリル)+- 、−S−ベンジ
    ル、 【化18】 −CO29 、−置換フェニル(置換基はヒドロキシ
    ル、ベンジルオキシ、ニトロ、アミノ、(N,N−ジメ
    チルグリシル)アミノ、2−(4−モルホリニル)エト
    キシからなる群より選択される)であり;R9 が水素、
    (CH2q NH2 、 【化19】 であり;R10がアミノ、グアニジル、NH−t−ブチル
    オキシカルボニル、NH−ベンジルオキシカルボニル、
    NH−(1−メチルキヌクリジニウム−3−カルボニ
    ル)+- 、−CH=N−t−ブチルオキシカルボニ
    ル、−CO212であり;R12が水素、t−ブチルであ
    り;R13がベンジルであり;Xが水素、NHR1 、OR
    1 であり;YがCH2 、NR2 、 【化20】 であり;Zがクロリド、シトレート、マレエート、トリ
    フルオロメタンスルホネート、アセテートであり;iが
    1又は2であり;mが0、1又は2であり;qが2又は
    3である請求項1記載の化合物及びその薬学上許容され
    る塩。
  3. 【請求項3】 Aが 【化21】 であり;Bが 【化22】 であり;Cが 【化23】 であり;R2 が水素であり;R3 及びR5 が水素であ
    り;R4 がメチルであり;R6 がフェニル、3−インド
    リル、2−ナフチルであり;R7 が2−ブチルであり;
    8 が4−イミダゾリル、フェニルであり;R10がアミ
    ノ、グアニジルであり;Xが水素であり;YがNR2
    ある請求項2記載の化合物及びその薬学上許容される
    塩。
  4. 【請求項4】 シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イ
    ソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    (N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−アラニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−ピペコリル−D−フェニルアラニル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−ヒスチジル
    −L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル
    −D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N
    〔α〕−メチル)アラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−(N〔α〕−メチル)アラニル−D−(N
    〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−プロピル−D−(N〔α〕−メチ
    ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−(N〔α〕
    −メチル)アラニル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕
    −メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−アラニル−D−ピペコリ
    ル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    コリル−DL−3−ピリジルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−α−ナフタルアラニル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチ
    ジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−2−ナフタルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコ
    リル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル
    −L−ヒスチジル−D−(N〔α〕−メチル)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペラジル−L−ピペコ
    リル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    (N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−(N
    〔α〕−メチル)イソロイシル−D−ピペコリル−L−
    ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニ
    ル−L−プロリル〕;シクロ〔D−(N〔α〕−メチ
    ル)アラニル−L−(N〔α〕−メチル)イソロイシル
    −D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−
    メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−〔im−
    (CH32+ ヒスチジル−L−プロリル〕トリフル
    オロアセテート;シクロ〔D−トリプトファニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    (N〔α〕−メチル)ヒスチジル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−トリプトファニル−L−ノルロイシル−D−
    ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−ロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル
    −L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L
    −イソロイシル−D−ピペコリル−D−(3,4−デヒ
    ドロ)ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−(3,
    4−デヒドロ)ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)
    フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェ
    ニルアラニル−L−イソロイシル−D−(3,4−デヒ
    ドロ)ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−
    メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペコリル−D−トリプトファニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(2
    −クロロカルボベンジルオキシ)リシル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(カルボベ
    ンジルオキシ)オルニチル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル−O
    −ベンジル)チロシル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル
    −L−(カルボベンジルオキシ)リシル−D−トリプト
    ファニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコ
    リル−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L
    −プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−フ
    ェニルアラニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D
    −(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−ホモフェニ
    ルアラニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    (N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N〔α〕
    −メチル−O−ベンジル)チロシル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−(カルボベンジルオキシ)オルニチ
    ル−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキ
    シ)リシル−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニ
    ル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−
    L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−(カルボベン
    ジルオキシ)オルニチル−D−トリプトファニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−(カルボベンジルオキ
    シ)リシル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−(カルボベンジルオキシ)リシル−D−ヒ
    スチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコ
    リル−D−オルニチル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル
    −L−オルニチル−D−(N〔α〕−メチル)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−オルニ
    チル−D−トリプトファニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−リシル−D−トリプトファニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−リシル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−L−リシル−D−ヒス
    チジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニ
    ル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−リシル−
    D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニ
    ルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−
    ピペコリル−D−(N〔α〕−メチル)チロシル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(p
    −ニトロ)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペコリル−D−(p−アミノ)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコ
    リル−D−〔(N,N−ジメチルグリシル)−p−アミ
    ノ〕フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル
    −L−ピペコリル−D−〔N〔α〕−メチル−0−2−
    (モルホリン−4−イル)エチル〕チロシル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−アラニル−L−アラニル−D−フェニルアラ
    ニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル
    −L−イソロイシル−D−プロリル−L−プロリル−N
    −メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
    プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−N−メチル−D−アラニル−N−メチル−L
    −アラニル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−シクロヘキシルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−プロリル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−シクロヘキ
    シルアラニル−D−プロリル−L−プロリル−D−フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニル
    アラニル−L−イソロイシル−D−プロリル−L−プロ
    リル−D−α−グルタミニルグリシル〕;シクロ〔D−
    フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−プロリル−
    L−プロリル−D−システイニル(Acm)−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−プロリル−L−プロリル−D−システイニル
    (Bzl)−L−プロリル〕;シクロ〔L−フェニルア
    ラニル−D−イソロイシル−L−プロリル−D−プロリ
    ル−L−フェニルアラニル−D−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−プロ
    リル−L−プロリル−D−トレオニル(Bzl)−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−プロリル−L−プロリル−D−トレオニ
    ル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−
    L−フェニルグリシル−D−プロリル−L−プロリル−
    D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    フェニルアラニル−L−プロリル−D−プロリル−L−
    プロリル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
    シクロヘキシルグリシル−L−シクロヘキシルグリシル
    −D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−プロリル
    −L−プロリル−D−α−グルタミニルグリシル〕;シ
    クロ〔D−フェニルアラニル−L−シクロヘキシルグリ
    シル−D−プロリル−L−プロリル−D−フェニルアラ
    ニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル
    −L−イソロイシル−D−プロリル−L−プロリル−D
    −α−グルタミニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ヒスチジル−
    L−ヒスチジル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−フェニルグリシル−L−フェニルグリシル−D
    −フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−プロリル−L
    −トランスヒドロキシプロリル−D−フェニルアラニル
    −L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L
    −(O−ベンジル)トレオニル−D−プロリル−L−プ
    ロリル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シク
    ロ〔D−フェニルアラニル−L−トレオニル−D−プロ
    リル−L−プロリル−D−フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−プロリル−L−シスヒドロキシプロリル−D
    −フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−プロリル−シ
    ス−D−ヒドロキシプロピル−D−フェニルアラニル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−D−ピペラジン−2−
    イル(4−Cbz)−D−フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4
    −Cbz)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル−D−フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペラジン−2−イル
    (4−Cbz)−L−ピペラジン−2−イル(4−Cb
    z)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    ラジン−2−イル−L−ピペラジン−2−イル−D−フ
    ェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニ
    ルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−
    ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−D−ヒスチジル
    −L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L
    −イソロイシル−D−ピペコリル−D−ピペラジン−2
    −イル(4−Cbz)−D−ヒスチジル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−L−ピ
    ペコリル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−
    ピペラジン−2−イル−L−ピペコリル−D−フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペラジン−2−イル
    (4−Cbz)−D−ピペラジン−2−イル(4−Cb
    z)−D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L
    −プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イ
    ソロイシル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)
    −L−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−D−(N
    〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−トリプトフェニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトフ
    ァニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    ラジン−2−イル−D−トリプトファニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル(4−
    Cbz)−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)
    −D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペコリ
    ル−D−ピペラジン−2−イル(4−Cbz)−D−
    (N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−
    (N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−D−ピペラジン−2−イル(4−
    Cbz)−L−(BOM)ヒスチジル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−プロリル−L−ヒスチジル−D−ヒスチジル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−
    イソロイシル−D−プロリル−L−オルニチル(Cb
    z)−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    プロリル−D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−
    D−ピペラジル−L−ピペラジル−D−フェニルアラニ
    ル〕;シクロ〔D−リシル−L−イソロイシル−D−ピ
    ペラジル−L−ピペラジル−D−フェニルアラニル−L
    −プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イ
    ソロイシル−L−トレオニル−L−アスパラギニル−D
    −フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    (O−エチル)チロシル−L−イソロイシル−D−(O
    −tert−ブチル)トレオニル−L−アスパラギニル
    −D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −フェニルアラニル−L−イソロイシル−L−グルタミ
    ル−L−アスパラギニル−D−フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−(O−エチル)チロシル−D
    −イソロイシル−D−グルタミル−L−アスパラギニル
    −D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−グルタミ
    ル−L−アスパラギニル−D−フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニル
    アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
    ペコリル−D−N−メチルフェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−N−メチル−
    L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−
    N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−(O−tert−
    ブチル)トレオニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル
    −D−N−メチルフェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −(N〔δ〕−Boc)オルニチル−L−ピペコリル−
    N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェ
    ニルアラニル−L−ピペコリル〕;シクロ〔D−フェニ
    ルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−
    ピペコリル−N−メチル−D−フェニルアラニル−N−
    メチル−L−アラニル〕;シクロ〔D−フェニルアラニ
    ル−L−イソロイシル−D−プロリル−L−ピペコリル
    −N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペラジル−L−ピペコリル−N−メチル−D
    −フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジ
    ル−L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニルアラニ
    ル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−
    L−イソロイシル−D−オルニチル−L−ピペコリル−
    N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −プロリル−L−セリル−N−メチル−D−フェニルア
    ラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニ
    ル−L−イソロイシル−D−ピペコリル(O−tert
    −ブチル)−L−アスパルチル−N−メチル−D−フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニル
    アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ア
    スパルチル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−プロリル−デヒドロアラニル−N−メチ
    ル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−アスパアラギニル−N−メチル−D−フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニル
    アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−N
    〔β〕−(アミノエチル)−L−アスパラギニル−N−
    メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シク
    ロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピ
    ペコリル−N〔β〕−(イミダゾリルエチル)−L−ア
    スパラギニル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L
    −プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イ
    ソロイシル−D−ピペコリル−L−2,3−ジアミノプ
    ロピオニル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔(O−エチル)−D−チロシル−
    L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−
    N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−ピペコリル−N−アリル−D−フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニル
    アラニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−
    (N〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−N−メチル−
    D−δ−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D−Δ−
    ピペラジル−L−オルニチル−D−(N−メチル)フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕酢酸塩;シクロ〔D−ト
    リプトファニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジ
    ル−(N〔δ〕−Bco)−L−オルニチル−N−メチ
    ル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−Δ−
    ピペラジル−L−オルニチル−N−メチル−D−フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトフ
    ァニル−L−イソロイシル−D−ピペラジル−(N
    〔δ〕−Boc)−L−オルニチル−D−ヒスチジル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−(N〔δ〕−Boc)
    −L−オルニチル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕酢
    酸塩;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペラジル−L−オルニチル−D−ヒスチジル
    −L−プロリル〕トリフルオロ酢酸塩;シクロ〔D−フ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジ
    ル−L−アルギニル−D−(N〔α〕−メチル)フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕トリフルオロ酢酸塩;シク
    ロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピ
    ペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フェニルア
    ラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニ
    ル−L−ホモファニルアラニル−D−ピペコリル−L−
    ピペコリル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−フェニ
    ルアラニル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    (N−メチル)フェニルアラニル−プロリル〕;シクロ
    〔D−フェニルアラニル−L−ホモフェニルアラニル−
    D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−(N−メチル)
    フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェ
    ニルアラニル−L−フェニルアラニル−D−ピペコリル
    −L−ピペコリル−D−(N−メチル)フェニルアラニ
    ル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−
    L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−
    D−(N−メチル)チロシル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−(N−t−ブチルオキシカルボニル)
    リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−1−ナフチルアラニル−L−イ
    ソロイシル−D−ピペコリル−L−(N−t−ブチルオ
    キシカルボニル)リシル−D−(N−メチル)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−2−ナフチル
    アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−リ
    シル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メ
    チル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −(O−ベンジル)チロシル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−(N−t−ブチルオキシカルボニル)
    リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D,L−メタチロシル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−(N−t−ブチルオキシ
    カルボニル)リシル−D−(N−メチル)フェニルアラ
    ニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−(O−t−ブチ
    ル)チロシル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
    −(N−t−ブチルオキシカルボニル)リシル−D−
    (N−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−(O−ベンジル)チロシル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)
    フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D,L−
    メタチロシル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
    −リシル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−チロシル−L−イソロイシル
    −D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メチル)フ
    ェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−チロシ
    ル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−(N−t
    −ブチルオキシカルボニル)リシル−D−(N−メチ
    ル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−
    (O−メチル)チロシル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−(N−t−ブチルオキシカルボニル)リシ
    ル−D−(N−メチル)フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−(O−メチル)チロシル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−リシル−D−(N−メ
    チル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−〔N−(1−メチルキヌクリジニウム−3
    −イルカルボニル)〕リシル−D−(N−メチル)フェ
    ニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプト
    ファニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
    ペコリル−D−ヒスチジル−3,4−デヒドロプロリ
    ル〕;シクロ〔D,L−3−〔3−(1−メチル)イン
    ドリル〕アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル
    −L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D,L−3−〔3−(5−メチル)インドリ
    ル〕アラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L
    −ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シク
    ロ〔D,L−3−〔3−(7−メチル)インドリル〕ア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    コリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D,L−3−〔3−(5−メトキシ)インドリル〕ア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    コリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D,L−3−〔3−(5−フルオロ)インドリル〕ア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    コリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D
    −2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペラジン−2−イル−(4−カルボベン
    ジルオキシ)−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シク
    ロ〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチ
    ジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−2−ナフチルアラ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−D−ピペラ
    ジン−2−イル−(4−カルボベンジルオキシ)−D−
    ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−2−ナフチ
    ルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−D−
    ピペラジン−2−イル−D−ヒスチジル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシ
    ル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−(4
    −t−ブチルアセチル)−D−トリプトファニル−L−
    プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソ
    ロイシル−D−プロリル−L−ピペラジン−2−イル−
    (4−Cbz)−D−フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシ
    ル−D−プロリル−L−ピペラジン−2−イル−D−フ
    ェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−ホモフ
    ェニルアラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−
    L−ピペコリル−N−メチル−D−フェニルアラニル−
    L−プロリル〕;シクロ〔N−メチル−D−ホモフェニ
    ルアラニル−N−メチル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔N−メチル−D−アラニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−N−メチ
    ル−D−フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−Δ−
    ピペラジル−L−ピペラジン−2−イル−(4−Cb
    z)−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロリ
    ル〕;シクロ〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−
    (4−Cbz)−D−(N〔α〕−メチル)フェニルア
    ラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニ
    ル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−L−ピペ
    ラジン−2−イル−N〔α〕−メチル−D−フェニルア
    ラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−2−ナフチルア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    ラジン−2−イル−D−(N〔α〕−メチル)フェニル
    アラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファ
    ニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコ
    リル−D−(β−t−ブチル)アスパルチル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−Δ−ピペラジル−L−(N〔ε〕−t−ブチ
    ルオキシカルボニル)リシル−N−メチル−D−フェニ
    ルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルア
    ラニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−L−
    リシル−N−メチル−D−フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−2−トリプトファニル−L−イソ
    ロイシル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル
    −(4−Cbz)−D−ヒスチジル(BOM)−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−
    D−ヒスチジル(BOM)−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−ピペ
    コリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチジル
    (BOM)−L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルア
    ラニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペ
    ラジン−2−イル−D−(Nim−メチル)ヒスチジル−
    L−プロリル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−
    イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペコリル−D−
    (β−t−ブチル)アスパルチル−L−プロリル〕;シ
    クロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−(4−t−ブ
    チルアセチル)−D−(N〔α〕−メチル)フェニルア
    ラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニ
    ル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペラジ
    ン−2−イル−(4−カルボキシメチル)−D−(N
    〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−トリプトファニル(t−ブチルアセチル)
    −L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピペラジン
    −2−イル−(4−t−ブチルアセチル)−D−(N
    〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロイシル−D
    −ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−(4−ジベ
    ンジルホスホラミジル)−D−(N〔α〕−メチル)フ
    ェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプ
    トファニル−L−イソロイシル−D−Δ−ピペラジル−
    L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;で
    ある、請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】 シクロ〔D−トリプトファニル−L−イ
    ソロイシル−D−Δ−ピペラジル−L−ピペコリル−D
    −ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ〔D−トリプト
    ファニル−L−イソロイシル−D−ピペコリル−L−ピ
    ペコリル−D−ヒスチジル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−ピペコリル−D−ヒスチジル−L−プ
    ロリル〕;シクロ〔D−トリプトファニル−L−イソロ
    イシル−D−ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−
    D−(N〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロ
    リル〕;シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイ
    シル−D−Δ−ピペラジル−L−オルニチル−D−(N
    〔α〕−メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;
    シクロ〔D−フェニルアラニル−L−イソロイシル−D
    −Δ−ピペラジル−L−アルギニル−D−(N〔α〕−
    メチル)フェニルアラニル−L−プロリル〕;シクロ
    〔D−2−ナフチルアラニル−L−イソロイシル−D−
    ピペコリル−L−ピペラジン−2−イル−D−ヒスチジ
    ル−L−プロリル〕;である請求項4記載の化合物。
JP21676991A 1990-02-27 1991-02-27 環状ヘキサペプチドオキシトシン拮抗剤 Withdrawn JPH05112600A (ja)

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