JPH05112587A - O−ハロゲノシクロブチル s−アルキル (ジ)チオ燐酸エステル−アミド、その製造法、及びその有害生物防除剤としての使用 - Google Patents

O−ハロゲノシクロブチル s−アルキル (ジ)チオ燐酸エステル−アミド、その製造法、及びその有害生物防除剤としての使用

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JPH05112587A
JPH05112587A JP4097439A JP9743992A JPH05112587A JP H05112587 A JPH05112587 A JP H05112587A JP 4097439 A JP4097439 A JP 4097439A JP 9743992 A JP9743992 A JP 9743992A JP H05112587 A JPH05112587 A JP H05112587A
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Bernd-Wieland Krueger
ベルント−ビーラント・クリユガー
Dietmar Bielefeldt
デイートマー・ビーレフエルト
Karl-R Gassen
カール−アール・ガツセン
Juergen Hartwig
ユルゲン・ハルトビヒ
Wilhelm Stendel
ビルヘルム・シユテンデル
Christoph Erdelen
クリストフ・エルデレン
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は新規な、一般式(I) 【化1】 式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
コキシアルキルを表す、O-ハロゲノシクロブチル S-
アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミドに関する。 【効果】 本発明の化合物は有害生物防除剤として使用
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なO-ハロゲノシクロブチ
ル S-アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミド、その
幾つかの製造法、及び有害生物防除剤、特に殺虫剤、殺
ダニ剤、及び殺線虫剤としての使用に関する。
【0002】ある種のO-ハロゲノシクロブチル S-ア
ルキル(ジ)チオ燐酸エステル、例えばチオ燐酸 S-プ
ロピル O-エチル O-(3,3,2-トリフルオロ-2-クロロ-
シクロブチル トリエステルは、有害生物防除に使用す
ることができる(米国特許明細書第4,973,583号参
照)。
【0003】しかし、既知化合物の殺虫性、殺ダニ性、
及び殺線虫性は、全ての領域で完全に満足できるもので
はなく、特に活性化合物の濃度が低い場合、使用量が少
ない場合にそれが著しい。
【0004】新規な一般式(I)
【0005】
【化16】
【0006】式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
コキシアルキルを表す、のO-ハロゲノシクロブチル S
-アルキル(ジ)チオ燐酸エステルアミドが今、発見さ
れた。
【0007】適当ならば、式(I)の化合物は1個又は
それ以上の非対称中心を持っている。従って同化合物に
は各種の異性体があり、それらは異なった割合で得るこ
とができる。本発明はこれら異性体混合物及び個々の異
性体に関する。
【0008】しかし、簡単のために式(I)の化合物
は、常に下記のように表すが、これは純粋な化合物と、
もし適当ならば異性体が種々の割合で入っている混合物
との両方を意味するものである。
【0009】更に新規な式(I)のO-ハロゲノシクロ
ブチル S-アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミドが a)式(II)
【0010】
【化17】
【0011】式中 R1、R2、R3及びXが上記の意味を有し、そしてHal
はハロゲンを表す、のチオ-又はジチオ燐酸エステルア
ミドを、式(III)
【0012】
【化18】
【0013】式中 A及びBは上述の意味を有し、そしてZは水素又は、1
当量のアルカリ金属イオンを表す、のシクロブタノール
誘導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしても
し適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は b)第1反応段階で式(IV)
【0014】
【化19】 式中 X、R3及びHalは上述の意味を有する、の酸ハライド
を、式(V)
【0015】
【化20】 式中 R1及びR2は上述の意味を有する、の化合物をもし適当
ならば溶媒の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存
在下に反応させ、そして得られた式(II)の生成物
を、次の反応段階で式(III)のシクロブタノール誘
導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし
適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は c)第1反応段階で、式(VI)
【0016】
【化21】
【0017】式中 R1、R2、X及びHalは上述の意味を有する、の化合物
を、式(III)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の
存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応さ
せ、そして得られた式(VII)
【0018】
【化22】
【0019】式中 R1、R2、A、B、X及びHalは上述の意味を有する、
の化合物を、第2反応段階で式(VIIIa)又は(V
IIIb)
【0020】
【化23】Z1−SH (VIIIa) 又は (Z12−S (VIIIb) 式中 Z1は1当量のアルカリ金属イオンを表す、の化合物
と、もし適当ならば希釈剤の存在下に反応させ、そして
得られた式(IX)
【0021】
【化24】
【0022】式中 R1、R2、A、B、X及びZ1は上述の意味を有する、
の化合物を、式(X)
【0023】
【化25】R3−Hal (X) 式中 R3及びHalは上述の意味を有する、の化合物と、もし
適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩
基の存在下に反応させるか、又は d)第1反応段階で、式(IV)の化合物を式(II
I)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そ
してもし適当ならば塩基の存在下に反応させ、そして第
2反応段階で得られた式(XI)
【0024】
【化26】
【0025】式中 A、B、X、R3及びHalは上述の意味を有する、の化
合物を式(V)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存
在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応させ
るか、又は e)R2がホルミル又はアシルを表す式(I)の化合物を
製造するために、式(XII)
【0026】
【化27】
【0027】式中 A、B、X及びR3は上述の意味を有し、そしてR4はハ
ロゲン又はアルキルを表す、の化合物を、式(XII
I)
【0028】
【化28】R5−CO−Y (XIII) 式中 R5は水素又は随時ハロゲンによって置換されていて良
いアルキルを表し、そしてYはハロゲン又はアシル化反
応で開裂するその他の基を表す、の化合物と、もし適当
ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の
存在下に反応させることを特徴とする製造法が発見され
た。
【0029】更に式(I)の新規な化合物が、有害生物
防除剤、特に有害な節足動物類、例えば昆虫、ハダニ、
及び線虫の防除剤として優れた活性を有していることが
発見された。このように、新規な化合物は技術的にその
有用性が大きく高められたものである。
【0030】一般式で、基
【0031】
【化29】
【0032】は、下記式
【0033】
【化30】
【0034】のシクロブチル基を示す。
【0035】一般式で挙げられる基は下記のように説明
される。
【0036】アルキルは直鎖状、又は分枝鎖状で炭素原
子が1ないし6個、好ましくは1ないし4個、特に好ま
しくは1ないし3個、特定的に挙げれば、メチル、エチ
ル、n- 及びi-プロピル、及びn-、i-、sec-及びt-ブチ
ルを示す。
【0037】従って、アルキルに与えられた説明は-C
O-アルキル及びアルコキシアルキルにも適用される。
特に強調される可き-CO-アルキルは-CO-C1-C4-、
そして-COCH3、及び-COC25である。特に強調
される可きアルコキシアルキルはC1-C4-アルコキシ-
1-C4-アルキル、特にメトキシメチル、エトキシメチ
ル、メトキシエチル、及びエトキシエチルである。
【0038】-CO-アルキルは、1個又はそれ以上、好
ましくは1ないし5個、特に1ないし3個の同一か又は
異なるハロゲン原子によって置換することができる。そ
してCOCF3が特に強調される可きである。従って、
同じことはアルキル基R5にも適用される。
【0039】ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、又はヨー
ド、好ましくは塩素、臭素、又はヨード、特に好ましく
は塩素、又は臭素、そして特定的に好ましくは塩素を示
す。ハロゲンによって置換されたCO-アルキル(又は
アルキルR5)の場合、ハロゲンは好ましくはフッ素、塩
素、及び/又は臭素、特に好ましくは塩素、及び/又は
フッ素、特定的に好ましくはフッ素を示す。
【0040】好ましいアルカリ金属イオンは、リチウ
ム、ナトリウム及びカリウムイオンである。
【0041】Bは好ましくは水素、又はC1-C6-アルキ
ルを表し、R1は好ましくは水素、C1-C6-アルキル、-
COH又は随時ハロゲンによって置換されていて良い-
CO-C1-C6-アルキルを表す。
【0042】R2は好ましくは水素、又はC1-C6-アル
キルを表す。
【0043】R3はC1-C6-アルキル又はC1-C6-アル
コキシ-C1-C6-アルコキシを表す。本発明の好ましい
式(I)の化合物は、上に好ましいものとして挙げた意
味を組み合わせて持っている化合物である。
【0044】Bは特に好ましくは水素、又はC1-C4-ア
ルキルを表す。
【0045】R1は特に好ましくは水素、C1-C4-アル
キル、-COH、又はハロゲン(好ましくはフッ素)に
よって置換された-CO-C1-C4-アルキルを表す。
【0046】R2は特に好ましくは水素、又はC1-C4-
アルキルを表す。
【0047】R3は特に好ましくはC1-C4-アルキル又
はC1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキルを表す。
【0048】本発明の特に好ましい式(I)の化合物
は、特に好ましいとして上に挙げた意味を組み合わせて
有する化合物である。
【0049】Bは特定的に好ましくは水素を表す。
【0050】R1は特定的に好ましくは水素を表す。
【0051】R2は特定的に好ましくはメチル又はエチ
ル(特にエチル)を表す。
【0052】R3は特定的に好ましくはC3-C4-アルキ
ルを表す。
【0053】本発明の特定的に好ましい式(I)の化合
物は、上に特定的に好ましいとして掲げた意味を組み合
わせて有する化合物である。
【0054】本発明の特に強調される式(I)の化合物
は、Xが酸素を表す化合物である。本発明の特に強調さ
れる式(I)の化合物は、Bが水素、又はメチル、特に
水素を表す化合物である。
【0055】従って上に一般的に挙げた、又は好ましい
範囲で挙げた基の定義又は説明は、最終製品、及び出発
物質、及び中間物質に適用される。これらの基の定義は
要望により互いに、即ち、特に好ましい範囲の間でも組
み合わせることができる。
【0056】製造実施例で挙げた化合物に加えて、下記
のO-ハロゲノシクロブチル-S-アルキル-(ジ)チオ燐酸
エステルアミドを特定例として挙げることができる。
【0057】
【表1】 123 A B X H H n-C37 Cl H S H H i-C37 Cl H S H H s-C49 Cl H S CH3 H n-C37 Cl H O CH3 CH3 i-C37 Cl H O H H n-C37 F H O H H i-C37 F H O C25 H i-C37 F H O CH3 CH3 n-C37 F H O CH325 n-C37 F H O 出発物質として使用される一般式(II)、(IV)及
び(VI)の燐酸誘導体は公知であるか、又は公知の方
法で製造できる。[Methoden derorganischenChemie
(有機化学の方法)E2巻、1982、Georg Thieme Verla
g Stuttgart社(Stuttgart, New York) 300頁以降、及び
487頁以降参照]。 式(VII)、(IX)及び(XI)の出発物質は新規
であり、そして本発明の部分を形成する。これらの化合
物は、変法c)の第1反応段階、又は変法c)及びd)
の第2段階に従って得られる。これらは通常の方法、例
えば蒸留又はクロマトグラフィによって単離し、精製す
る。
【0058】一般式(VII)、(IX)及び(XI)
の新規な化合物は、一般式(XIV)
【0059】
【化31】
【0060】式中 A、B及びXは上述した意味を有し、R6はハロゲン、-
SZ1又は-SR3(ここでR3は上述された意味を有し、
そしてZ1は1当量のアルカリ金属イオンを表す)を表
し、そして (a)R6及びR7が同時にハロゲンを示さず、そして (b)R6は、R7がR12Nを表すならハロゲン又はS
1を表す、で要約することができる。
【0061】出発物質として使用される式(III)の
シクロブテン誘導体は、米国特許明細書第4,973,583号
から公知であるか、又は公知の方法により製造すること
ができる[例えば、R.N. Hazeldine et al., J.Fluorin
e Chemistry, 28, 291 (1985); H.Gilman et al., J. A
m. Chem. Soc; 70, 128 (1948); L.S. Bogut Iarskaya
et al., Zh. Org. Khim., 9, 296 (1973); 及びE.D. Be
rgmann etal., J. Chem. Soc., 1958, 2259 参照]。
【0062】本発明で使用するその他の出発物質は公知
であるか、又は一般に公知の方法及び工程で得ることが
できる。
【0063】本発明の変法a)で使用できる希釈剤は、
実質的に不活性の有機希釈剤及びその混合物である。そ
れらの中には特に、脂肪族及び芳香族、随時ハロゲン化
されていて良い炭化水素類、例えばペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、石油エーテル、ベンジ
ン、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、塩化
メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
クロロベンゼン、及びo-ジクロロベンゼン、エーテル
類、例えばジエチルエーテル、ジブチルエーテル、サイ
コルジメチルエーテル、ジグリコールジメチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、及びジオキサン、ケトン類、
例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイロプロ
ピルケトン、及びメチルイソブチルケトン、エステル
類、例えば酢酸メチル及びエチル、ニトリル類、例えば
アセトニトリル、及びプロピオニトリル、アミド類、例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及び
N-メチルピロリドン、及びジメチルスルホキシド、テ
トラメチレンスルホン、及びヘキサメチル燐酸トリアミ
ドが含まれる。
【0064】本発明の変法a)を実施するには、式(I
I)の燐誘導体1モル当たり、式(III)のシクロブ
タノール誘導体1ないし2モル、好ましくは1.0ないし
1.8モルを使用する。
【0065】本発明の変法b)、c)、d)及びe)で
使用できる希釈剤は、実質的に不活性有機溶剤全てであ
る。
【0066】本発明の変法a)を記載する際に挙げられ
た希釈剤が、好ましく使用される。もし適当ならば、変
法a)、b)、c)、d)及びe)は塩基の存在下に実
施することができる。使用できる塩基は全ての通常塩基
である。特に好ましい塩基は、アルカリ金属炭酸塩及び
アルコーラート、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、ナトリウムメチラート、又はエチラート、及びカリ
ウムメチラート、又はエチラート、そして更に脂肪族、
芳香族又は複素環アミン類、例えばコリジン、トリエチ
ルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、ジメ
チルベンジルアミン、テトラエチレンジアミン(DAB
CO)及びピリジンである。塩基は好ましくは、生成す
るハロゲン化水素をトラップするのに必要な量を添加す
る。
【0067】本発明の変法a)、b)、c)、d)及び
e)は一般に-70℃ないし+150℃の温度範囲で実施す
る。-40ないし110℃の温度範囲が好ましい。
【0068】反応は一般に常圧下に実施する。
【0069】本発明の変法b)を実施するには、式(I
V)の化合物1モル当たり1ないし1.6モル、好ましく
は1ないし1.4モルの、式(V)のアミンと、1ないし
2モル、好ましくは1ないし1.8モルの式(III)の
シクロブタノール誘導体を使用する。
【0070】本発明の変法c)を実施するために、式
(VI)の化合物1モル当たり1ないし1.6モル、好ま
しくは1ないし1.4モルの式(III)のシクロブタノ
ール誘導体、1ないし2モル、好ましくは1ないし1.8
モルの式(VIIIa)又は(VIIIb)の化合物、そ
して1ないし2モル、好ましくは1ないし1.8モルの式
(X)のアルキルハライドを使用する。
【0071】本発明の変法d)を実施するために、式
(IV)の化合物1モル当たり、1ないし2モル、好ま
しくは1ないし1.3モルの式(III)のシクロブタノ
ール誘導体が使用され、そして第2反応段階では、式
(XI)のモノハライド1モル当たり、1ないし4モ
ル、好ましくは1ないし1.5モルの式(V)のアミンが
使用される。
【0072】式(I)でR1がアシル又はホルミルを表
す化合物を得るには、変法e)で式(XII)の燐化合
物1モル当たり、1ないし2モル、好ましくは1ないし
1.3モルの式(XIII)の化合物を使用する。
【0073】本発明の化合物は通常の方法によって後処
理する。新規な化合物は、ある場合は油状物として得ら
れ、その幾つかは蒸留の際分解を伴うが、いわゆる"初
期蒸留"(incipient distillation)、即ち減圧下に穏や
かに温度を上昇させてゆっくり加熱して、揮発成分を最
後まで完全に追い出し、このやり方によって精製でき
る。このような化合物はその屈折率で確認する。
【0074】本発明の活性化合物は有害動物、特に農
業、林業、貯蔵製品及び材料の保護、及び衛生分野での
昆虫、ダニ類、及び線虫類の防除に適しており、そして
優れた植物耐性を有し、温血動物に対しては低毒性で好
ましい。本発明の活性化合物は、農薬に正常の感度を有
する有害生物及びその耐性種にたいして活性であり、そ
してその発生の全段階又は一部の発生段階に有効であ
る。上述の有害生物には下記のものが含まれる。
【0075】等脚目(Isopoda)、例えばオニスカス・ア
セルス(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ(Armadill
idium vulgare)、及びポルセリオ・スカバー(Porcelli
o scabar)(ヒゲエビの仲間)、 倍脚綱(Diplopoda)、例えばブラニウルス・グットゥラ
タス(Blaniulus guttulatus)(ヤスデの仲間)、 唇脚目(Chilopoda)、例えばゲオフィルス・カルポファ
グス(Geophilus carpophagus)及びスカチゲラ種(Scuti
gera spp.)(ムカデの仲間)、 結合綱(Symphyla)、例えばスカチゲレラ・イマキュラ
タ(Scutigerella immaculata)(コムカデの仲間)、 シミ目(Thysanura)、例えば西洋シミ(Lepisma sacchar
ina)、 トビムシ目(Collembola)、例えばオニチウルス・アルマ
ツス(Onychiurus armatus)、 直翅目(Orthoptera)、例えばブラッタ・オリエンタリ
ス(Blatta orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplanet
a americana)、ロイコファエ・マデラエ(Leucophaea ma
derae)、チャバネゴキブリ(Blattela germanica)、アチ
ータ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ(Gryll
otalpa spp.)、トノサマバッタ(Locusta migratoria mi
gratorioides)、メラノプルス・ジフェレンチアリス(Me
lanoplus differentialis)、及びシストセルカ・グレガ
リア(Schistocerca gregaria)、 ハサミムシ目(Dermaptera)、例えばホルフィキュラ・ア
ウリクラリア(Forficulaauricularia)、 シロアリ目(Isoptera)、例えばレチキュリテルメス(R
eticulitermes spp.)、 シラミ目(Anoplura)、例えばフィロクセラ・バスタリク
ス(Phylloxera vastatrix)、ペンフィグス(Pemphigus
spp.)及びヒトジラミ(Pediculus humanus corporis)、ケ
モノジラミ(Haematopinus spp.)、及びケモノホソジラ
ミ(Linognathusspp.) ハジラミ目(Mallophaga)、例えばケモノハジラミ(Trich
odectes spp.)及びダマリネア(Damalinea spp.)、 アザミウマ目(Thysanoptera)、例えばクリバネアザミウ
マ(Hoercinothrips femoralis)及びネギアザミウマ(T
hrips tabaci)、 半翅目(Heteroptera)、例えばチャイロカメムシ(Eury
gaster spp.)、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysder
cus intermedius)、ピエスマ・クワドラタ(Piesma quad
rata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウス
・プロリクス(Rhodnius prolixus)及びトリアトマ(Tr
iatoma spp.)、 同翅目(Homoptera)、例えばアレウロデス・ブラシカエ
(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ(Bemisia taba
ci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Trialeurodes
vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダ
イコンアブラムシ(Breviocoryne brassicase)、クリプ
トミズス・リビス(Cryptomyzusribis)、アフィスファバ
エ(Aphis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis pomi)、リ
ンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブ
ラムシ(Hyalopterus arundinis)、ムギヒゲナガアブラ
ムシ(Macrosiphum avenae)、コブアブラムシ(Myzus sp
p.)、ホツピボアブラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビ
レアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ(Empo
asca spp.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilob
atus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、
ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリーブ
カタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ(L
aodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata
lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella auranti
i)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hederae)、プシ
ュードコッカス(Pseudococcus spp.)、及びキジラミ(Psy
lla spp.)、 鱗翅目(Lepidoptera)、例えばワタアカミムシ(Pectinop
hora gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus
piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia br
umata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis
blancardella)、ヒポノミュウタ・パデラ(Hyponomeuta
padella)、コナガ(Plutella maculipennis)、ウメケムシ
(Malacosoma neustria)、クワノキンケムシ(Euprotis c
hrysorrhoea)、マイマイガ(Lymantria spp.)、ブッカラ
トリックス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiell
a)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ
(Agrotis spp.)、ユークソア(Euxoa spp.)、フェルチア
(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insu
lana)、ヘリオチス(Heliothis spp.)、スポドプテラエ
クジグア(Spodoptera exigua)、ヨトウムシ(Mamestra br
assicae)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、ハ
スモンヨトウ(Prodenia litura)、シロナヨトウ(Spodo
ptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusiani)、カ
ルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa pomonella)、アオム
シ(Pieris spp.)、ニカメイチュウ(Chilo spp.)、アワノ
メイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(E
phestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonell
a)、ティネオラ・ビセリア(Tineola bisselliella)、ティ
ネア・ペリオラ(Tinea pellinonella)、ホフマノフィラ
・プシュードスプレテラ(Hofmannophila pseudosprete
lla)、カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・
レチクラナ(Capua reticulana)、コリストネウラ・フミ
フェラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アン
ビグエラ(Clisiaambituella)、チャハマキ(Homona ma
gnanima)、及びトルトリスクス・ビリダナ(Tortrix vir
idana)、 鞘翅目(Coleoptera)、例えばアノビウム・プンクタツ
ム(Anobium punctatum)、コノノガシンクイムシ(Rhizo
pertha dominica)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscel
ides obtectus)、ヒロトルペス・バジュルス(Hylotrupe
s bajulus)、アゲラスチカ・アルニ(Agelastica alni)、
レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decem
ineata)、フェドン・コクレアリアエ(Phaedon cochle
ariae)、ジアブロチカ(Diabrotica spp.)、プシリオデス
・クリソセファラ(Psylliodes chrisocephala)、ニジュ
ウヤホシエテントウ(Epilachan varivestis)、アトマリ
ア(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephil
us surinamensis)、ハナゾウムシ(Anthonomus spp.)、
コクゾウムシ(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・ス
ルカツス(Otiorrhynchus sulcatus)、バショウゾウムシ
(Cosmopolites sordidus)、シュートリンクス・アシミリ
ス(Ceuthorrhynchus assimilis)、ヒペラ・ポスチカ
(Hypera postica)、カツオブシムシ(Dermestes spp.)、
トロゴデルマ(Trododerma spp.)、アントレヌス(Anthr
enus spp.)、アタゲヌス(Attagenus spp.)、ヒラタキク
イムシ(Lyctus spp.)、メリゲテス・アエネウス(Meli
gethes aeneus)、ヒョウホンムシ(Ptinus spp.)、ニプ
ツス・ホロレウカス(Niptus hololeucus)、セマルヒョ
ウホンムシ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ(T
riboliumspp.)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebr
io molitor)、コメツキムシ(Agriotes spp.)、コノデル
ス(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Melol
ontha melolontha)、アムフィマロン・ソルスチチアリス
(Amphimallon solstitialis)、及びコステリトラ・ゼア
ランジカ(Costelytra zealandica)、 膜翅目(Hymenoptera)、例えばマツハバチ(Diprion sp
p.)、ホプロカムパ(Hoplocampa spp.)、ラシウス(Las
ius spp.)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)及び
スズメバチ(Vespa spp.)、 双翅目(Diptera)、例えばヤブカ(Aedes spp.)、ハマダ
ラカ(Anopheles spp.)、イエカ(Culex spp.)、キイロシ
ョウジョウバエ(Drosophila melonogaster)、イエバエ
(Musca spp.)、ヒメイエバエ(Fannia spp.)、クロバエ
・エリスロファラ(Calliphore erythrocephala)、キン
バエ(Lucilia spp.)、オビキンバエ(Chrysomyia sp
p.)、クテレブラ(Cuterebra spp.)、ウマバエ(Gastro
philus spp.)、ヒッポボスカ(Hyppobosca spp.)、サシ
バエ(Stomoxys spp.)、ヒツシバエ(Oestrusspp.)、ウシ
バエ(Hypoderma spp.)、アブ(Tabanus spp.)、タニア
(Tannia spp.)、ケバエ(Bibiohortulanus)、オスシネラ
・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ(Phorbia sp
p.)、アカザモグリハナバエ(Pegomya hyoscyami)、セラ
チチス・キャピタータ(Ceratitis capitata)、ミバエオ
レアエ(Dacus oleae)及びガガンボ・パルドーサ(Tipu
la paludosa)、 ノミ目(Siphonaptera)、例えばケオプスネズミノミ(Xe
nopsylla cheopis)、及びナガノミ(Ceratopyllus sp
p.)、 蜘形綱(Arachnida)、例えばスコルピオ・マウルス(Sco
rpio maurus)、及びラトロデクタス・マクタンス(Latro
dectus mactans)、 ダニ目(Acarina)、例えばアシブトコナダニ(Acarus si
ro)、ヒメダニ(Argasspp.)、カズキダニ(Ornithodoro
s spp.)、ワクモ(Dermanyssus galllinae)、エリオフィ
エス・リビス(Eriophyes ribis)、ミカンサビダニ(Ph
yllocoptruta oleivora)、オウシマダニ(Boophilus sp
p.)、コイタマダニ(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ
(Amblyomma spp.)、イボマダニ(Hyalomma spp.)、マダニ
(Ixodes spp.)、キュウセンヒゼンダニ(Psoroptes sp
p.)、ショクヒヒゼンダニ(Chorioptes spp.)、ヒゼンダ
ニ(Sarcoptes spp.)、ホコリタニ(Tarsonemus spp.)、
クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンドハダ
ニ(Panonychus spp.)、及びナミハダニ(Tetranychus sp
p.)、 植物寄生線虫には次のものが含まれる:ネグサレセンチ
ュウ(Pratylenchus spp.)、ラドホルス・シミリス(Rad
opholussimilis)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus di
psaci)、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetr
ans)、シストセンチュウ(Heterodera spp.)、ネコブセン
チュウ(Meloidogyne spp.)、アフェレンコイデス(Aph
elenchoides spp.)、ロンギドルス(Longidorus spp.)、
クシフィネマ(Xiphinema spp.)、及びトリコドルス(Tr
ichodorus spp.)である。
【0076】本発明の式(I)の活性化合物は、他の化
合物には見られない高い殺虫性、殺ダニ性及びなかんず
く殺線虫活性を有している。同活性化合物は、特に植物
に害を及ぼす昆虫、例えばコナガ[diamond back moth
(Plutella maculipennis)]の毛虫、マスタードビートル
(Phaedon cochleariae)、そして又植物に害を与えるダ
ニ、例えばナミハダニ(Tetranychus urticae)に対して
使用することができる。更に本発明の活性化合物は、土
壌昆虫及び線虫の防除に際立って優れており、例えばPh
orbia antiqua(くろきんばえの1種)のうじ、Meloido
gyne incognita属(ねこぶせんちゅうの1種)の防除に
使用することができる。根から吸収されて植物全体に及
ぶ全身的な作用(root-systemic action)も優れており、
例えばフェドン・コクレアリアエ(Phaedoncochleariae)
の幼虫に対する効果も強調されるべきである。本発明の
活性化合物の殺線虫作用は又in vitro試験で、例えば内
部(体内)寄生虫として生息するケノルハブディティス
・エレガンス属の線虫に対する効果も確認されている。
【0077】更に本発明の式(I)の活性化合物は、衛
生害虫、及び貯蔵製品害虫にたいして高い作用を有して
おり、例えばコバネゴキブリ(Blatta orientalis)の防
除、あるいはゾウムシの1種(Sitophilus granarius)の
防除に使用することができる。本発明の活性化合物は更
に温血動物に寄生虫(体内及び体外寄生虫の両方)とし
て生息する有害生物、例えばヒツジウジバエ(Lucilia c
uprina)の幼虫、ウシマダニの1種(Boophilus micropl
us)、疥癬ダニ(Psoroptes ovis)、サシバエ(Stomoxys c
alcitrans)又はアキバエ(Musca autumnalis)に対して使
用されて、特に優れた効果を発揮する。
【0078】更に本発明の式(I)の活性化合物はま
た、優れた殺菌殺カビ作用を有し、植物の病害、例えば
稲いもち病病原菌(Pyricularia oryzae)又は腐敗病及び
ボツリテイス病病原生物の防除に使用することができ
る。
【0079】本発明の式(I)の活性化合物は、その適
当量を使用するときは、更に除草効果も有している。
【0080】本活性化合物は通常の配合物、例えば液
剤、乳剤、分散剤、粉剤、泡沫剤、塗沫剤、粒剤、エア
ロゾル、活性化合物含浸の天然及び合成物質、重合物質
中、又は種子被覆用組成物中の超微粒子カプセル、燃焼
装置、例えば燻蒸カートリッヂ、燻蒸缶、燻蒸コイルそ
の他で使用する配合物、並びにULV冷ミスト及び暖ミス
ト用配合物にする事が出来る。
【0081】その特殊な物理的及び/又は化学的性質に
従って、本活性化合物は通常の配合物、例えば液剤、乳
剤、分散剤、粉剤、泡沫剤、塗沫剤、粒剤、エアロゾ
ル、活性化合物含浸の天然及び合成物質、重合物質中、
又は種子被覆用組成物中の超微粒子カプセル、更に燃焼
装置、例えば燻蒸カートリッヂ、燻蒸缶、燻蒸コイルそ
の他で使用する配合物、並びにULV冷ミスト及び暖ミス
ト用配合物にする事が出来る。
【0082】これらの配合物は公知の方法、例えば活性
化合物を増量剤、即ち液状溶媒、加圧下液化ガス、及び
/又は固体状担体と、随時表面活性剤、即ち乳化剤及び
/又は分散剤及び/又は起泡剤を使用して混合して製造
される。水を増量剤として使用する時は、例えば有機溶
媒も又、補助溶媒として使用する事が出来る。
【0083】液状溶剤として適当なものの、主だったも
のを挙げると、芳香族化合物類、例えばキシレン、トル
エン、アルキルナフタレン、塩素化芳香族又は塩素化脂
肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレン
又は塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキ
サン、又はパラフィン類、例えば鉱物油溜分、アルコー
ル類、例えばブタノール又はグリコール並びにそのエー
テル及びエステル、ケトン類、例えばアセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキ
サノン、高度極性溶媒、例えばジメチルホルムアミド及
びジメチルスルホキシド、並びに水がある。
【0084】液化ガス増量剤又は担体とは常温常圧下で
は気体状である液体、例えばエアロゾール噴射剤を意味
し、例えハロゲン化炭化水素並びにブタン、プロパン、
窒素及び炭酸ガスが挙げられる。
【0085】固体状担体として適当なものには例えば磨
砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレー、タルク、チ
ョーク、石英、アタバルジャイト、モンモリロナイト又
は珪藻土、及び磨砕した合成鉱物、例えば高分散性珪
酸、アルミナそして珪酸塩がある。
【0086】粒剤用固体状担体として適当なものには、
例えば粉砕そして分級した天然岩、例えば石灰岩、大理
石、軽石、海泡石及び白雲石並びに無機及び有機のひき
割りの人工顆粒、及び有機質の顆粒、例えば鋸屑、椰子
殻、とうもろこしの穂軸及びたばこの茎がある。
【0087】乳化剤及び/又は起泡剤として適当なもの
には、例えば非イオン性及びアニオン性乳化剤、例えば
ポリオキシエチレンー脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンー脂肪アルコールエーテル、例えばアルキルアリー
ルグリコールエーテル、アルキルスルホン酸、アルキル
硫酸塩、アリールスルホン酸並びにアルブミン加水分解
物がある。分散剤として適当なものには、例えばリグニ
ンー亜硫酸廃液及びメチルセルロースがある。
【0088】接着剤、例えばカルボキシメチルセルロー
ス及び粉末状、粒状又はラテックス状の天然及び合成重
合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニール及び天然燐脂質、例えばセファリン及び
レシチン、及び合成燐脂質が配合物中で使用する事が出
来る。更に鉱物油及び植物油も添加する事が出来る。着
色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタニウム及
びプルッシャンブルー、及び有機染料、例えばアリザリ
ン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、及び微
量栄養素、例えば鉄、マンガン、ほう素、銅、コバル
ト、モリブデン及び亜鉛の塩類を使用する事が出来る。
【0089】配合物は一般に0.1ないし95重量%、好ま
しくは0.5ないし90重量%の活性化合物を含有する。
【0090】本発明の活性化合物は、市販の配合物、及
びそれから調整された施用形中に、他の公知の活性化合
物、例えば殺虫剤(insecticide)、誘引剤(attractan
t)、滅菌剤(sterilizing agent)、殺だに剤(acaricid
e)、殺線虫剤(nematicide)、殺菌殺カビ剤(fungicid
e)、成長調整剤又は除草剤(herbicide)との混合物とし
て存在する事が出来る。
【0091】本活性化合物は更に、市販配合物中に、及
び同配合物から調整した施用形中に共働剤(synergistic
agents)との混合物として存在することができる。共働
剤とは、それ自体は活性が無く、共働剤を必要とする活
性化合物にそれを加えることにより、相乗的に活性を強
化する化合物である。
【0092】市販配合物から調整した施用形の本活性化
合物の含量は、広範囲で変えることができる。施用形の
活性化合物の濃度は0.0000001ないし95重量%、好まし
くは0.0001ないし1重量%であることができる。
【0093】活性化合物は施用形に適した通常の方法で
使用される。
【0094】衛生有害生物及び貯蔵物質有害生物に対し
て使用するときは、本発明の活性化合物は、材木及びク
レイで他の物質には見られない優れた残存効果を発揮
し、また石灰処理した物質でアルカリに対して優れた安
定性を示す。
【0095】本発明の活性化合物は又、動物飼育、牛の
成育の分野で、昆虫、ダニ類、その他を防除するのに適
しており、有害生物の防除によって、例えばミルクの生
産が増え、体重がより増加し、動物の毛皮の質が向上
し、更に動物が長命になるなど良い結果が得られる。
【0096】本発明の活性化合物は、この分野では公知
の方法で、例えば浸漬(dipping)、散布(spraying)、潅
注(pouring-on)、点状塗布(spotting-on)及び粉末剤散
布(dusting)により、外部的に施用するなどして使用さ
れる。
【0097】本発明の化合物の製造について以下の実施
例により説明する。
【0098】
【実施例】
実施例1
【0099】
【化32】
【0100】10.5g(0.05モル)のチオ燐酸ジクロリドS
-(1-メチルプロピル)エステルを300mlのヘキサンに
溶解し、はじめ 8ml(0.057モル)のトリエチルアミン
を0ないし-5℃で添加、そして8.1g(0.05モル)の2-クロ
ロ-2,3,3-トリフルオロシクロブタン-1-オルを25mlの
塩化メチレンに溶解して添加する。得られた混合物を20
℃で2時間撹拌し、10g(0.22モル)のエチルアミンを20
℃で反応混合物に滴下する。反応を完結するために同混
合物を50ないし60℃で24時間撹拌し、固体を濾別、溶媒
を減圧下に溜去する。残渣をシリカゲル上で濾過して精
製する(シクロヘキサン:酢酸エチル=7:3容量
部)。溶媒を溜去して6.0g(理論量の35%)のチオ燐
酸O-(2-クロロ-2,3,3-トリフルオロシクロブチル) S-
(1-メチルプロピル)ジエステルN-エチルアミド(屈折
率:n20=1.4695)が得られる。
【0101】実施例2
【0102】
【化33】
【0103】3.3gのチオ燐酸O-(2-クロロ-2,3,3-トリ
フルオロシクロブチルエステル)-アミド S-プロピルジ
エステル(0.01 モル)を50mlのピリジンに溶解し、そ
れに0.5gの4-ピロリジノピリジン(3.4 ミリモル)及び
2gの無水酢酸(0.02モル)を20℃で添加する。反応溶液
を40℃で24時間撹拌し、水に注ぎ、塩化メチレンで抽
出、硫酸マグネシウム上で乾燥、そして溶媒を減圧下に
溜去する。残渣を更にシリカゲル上で濾過して精製する
(移動相:トルエン:酢酸エチル=7:3容量部)。溶
媒を溜去して 2g(理論量の59%)のチオ燐酸N-アセチ
ルアミド O-(2-クロロ-2,3,3-トリフルオロシクロブチ
ル) S-n-プロピルエステル(屈折率:n20=1.4725)
が得られる。
【0104】実施例3
【0105】
【化34】
【0106】実施例2と同様にして、3.3gのチオ燐酸
O-(2-クロロ-2,3,3-トリフルオロシクロブチルエステ
ル)N-エチルアミド S-プロピルエステルと 5gのトリ
フルオロ酢酸無水物とから、3g(理論量の80%)のチ
オ燐酸N-2,2,2-トリアセチル-N-エチルアミド O-(2-
クロロ-2,3,3-トリフルオロシクロブチル) S-プロピル
エステル(バルブチュウブ蒸留沸点:b.p.0.2=95 -
100℃)が得られる。
【0107】下記表1に掲げた式(I)
【0108】
【化35】
【0109】の化合物が、同様な方法を、本発明の変法
に記載されていることを考慮に入れながら実施して得ら
れる。
【0110】
【表2】
【0111】本発明の化合物の生物学的活性を下記の実
施例によって説明する。
【0112】実施例A コナガ(Plutella)試験 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、得られた原液を水で希釈して所望の濃度にした。
【0113】キャベツ(Brassica oleracea)を、所望濃
度の活性化合物製剤に浸漬して処理し、それにコナガ(P
lutella maculipennis)の幼虫(青虫)を取り付かせ
た。その間キャベツの葉はずっと濡れた状態にした。
【0114】一定期間後、幼虫の駆除率(destruction)
を調べた。100%は全ての青虫が死んだことを意味し、
一方0%は全く死ななかったことを意味する。
【0115】この試験で例えば、製造実施例4、8及び
9の化合物が、3日後例えば0.01%の濃度で100%の駆
除率を示した。
【0116】実施例B ナミハダニ(Tetranychus)試験(耐性種) 溶媒:7重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、得られた原液を水で希釈して所望の濃度にした。
【0117】豆の木[bean plant(Phaselous vulgaris)]
に、成虫、幼虫等全ての発育段階にあるナミハダニ(Tet
ranychus urticae)を取り付かせ、それを所望濃度の活
性化合物製剤に浸漬して処理した。
【0118】一定期間後、幼虫の駆除率(destruction)
を調べた。100%は全てのナミハダニが死んだことを意
味し、一方0%は全く死ななかったことを意味する。
【0119】この試験で例えば、製造実施例1,6,
7,8及び9の化合物が、例えば0.01%の濃度で2日
後、90%の駆除率を示した。
【0120】実施例C 臨界濃度試験/土壌昆虫 試験昆虫:土壌中のクロキンバエ幼虫 溶媒:4重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、得られた原液を水で希釈して所望の濃度にした。
【0121】活性化合物の製剤を土壌と緊密に混合し
た。この場合、製剤中の活性化合物の濃度は実際には重
要でなく、ただ土壌単位体積当たりの活性化合物の重量
が決定的な意味を有し、これは ppm (=mg/l)で表され
る。土壌はポットに移し、ポットは室温で放置する。
【0122】24時間後、試験動物を処理した土壌中に入
れ、更に2ないし7日後に試験昆虫の生存数及び死亡数
を数えて、活性化合物の効果度を測定した。もし全ての
昆虫が死ねば効果度は100%であり、未処理対照の場合
と丁度同じ数の昆虫が生きていれば、その場合効果度は
0%である。
【0123】この試験で例えば、製造実施例4の化合物
が、活性化合物濃度例えば、20 ppmで効果度100%を示
した。
【0124】実施例D 臨界濃度試験/線虫 試験線虫:ネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita) 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、得られた原液を水で希釈して所望の濃度にした。
【0125】活性化合物の製剤を試験線虫を重度に蔓延
させた土壌と緊密に混合した。この場合製剤中の活性化
合物の濃度は実際には重要でなく、ただ土壌単位体積当
たりの活性化合物の重量が決定的な意味を有し、これは
ppm (=mg/l)で表される。土壌はポットに移し、それ
にレタスを移植し、そしてポットは27℃の温室に置い
た。
【0126】4週間後、レタスの根が線虫の害を受けて
いるか(根瘤が生成しているか)を検査し、活性化合物
の効果度を%で定量した。根瘤ができていなければ効果
度は100%であり、同様に線虫を蔓延させただけの未処
理土壌中の対照レタスの場合と同じだけ害を受けていれ
ば、その場合効果度は0%である。
【0127】この試験で例えば、製造実施例4、5、8
及び9の化合物が、濃度例えば、20ppmで効果度100%を
示した。
【0128】実施例E 臨界濃度試験 試験線虫:グロボデラロストキエンシス(Globodera ros
tochiensis) 溶媒:3重量部のアセトン 乳化剤:1重量部のアルキルアリールポリグリコールエ
ーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、1重量部の
活性化合物を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、得られた原液を水で希釈して所望の濃度にした。
【0129】活性化合物の製剤を試験線虫を重度に蔓延
させた土壌と緊密に混合した。この場合製剤中の活性化
合物の濃度は実際には重要でなく、ただ土壌単位体積当
たりの活性化合物の重量が決定的な意味を有し、これは
ppm (=mg/l)で表される。土壌はポットに移し、それ
にトマトを移植し、そしてポットは18℃の温室に置い
た。
【0130】6週間後、トマトの根が線虫の害を受けて
いるか(包嚢が生成しているか)を検査し、活性化合物
の効果度を%で定量した。全く害をうけていなければ効
果度は100%であり、同様に線虫を蔓延させただけの未
処理土壌中の対照トマトの場合と同じだけ害を受けてい
れば、その場合効果度は0%である。
【0131】この試験で例えば、製造実施例4、5及び
8の化合物が、濃度例えば、20 ppmで効果度100%を示
した。
【0132】実施例F 蝿の試験 試験昆虫:いえばえ(Musca domestica)、WHO(N)系 溶媒:35部のエチレングリコールモノメチルエーテル 35部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な製剤を調製するために、3重量部の活性化合物を
7重量部の上述溶媒-乳化剤混合物と混合し、そしてこ
うして得られた乳剤原液を水で希釈して所望の濃度にし
た。
【0133】この活性化合物製剤2mlをピペットで取
り、適当な大きさの時計皿に置いた円形濾紙(直径:9.
5cm)上に滴下した。濾紙が乾燥してから、時計皿中
に25匹の蝿を入れ、蓋をした。
【0134】6時間後、活性化合物製剤の効果度を測定
した。効果度100%とは全ての蝿が死んだことを意味
し、0%は1匹も死ななかったことを意味する。
【0135】この試験で、例えば製造実施例4及び8の
化合物が、濃度例えば1,000 ppmで100%の駆除率を示し
た。
【0136】実施例G コクゾウムシの試験 試験昆虫:コクゾウムシ(Sitophilus granarius) 溶媒:35部のエチレングリコールモノメチルエーテル 35部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な製剤を調製するために、3重量部の活性化合物を
7重量部の上述溶媒-乳化剤混合物と混合し、そしてこ
うして得られた乳剤原液を水で希釈して所望の濃度にし
た。
【0137】この活性化合物製剤2mlをピペットで取
り、適当な大きさの時計皿に置いた円形濾紙(直径:9.
5cm)上に滴下した。濾紙が乾燥してから、時計皿中
に25匹のコクゾウムシを入れ、蓋をした。
【0138】3日後、活性化合物製剤の効果度を測定し
た。効果度100%とは全てのコクゾウムシが死んだこと
を意味し、0%は1匹も死ななかったことを意味する。
【0139】この試験で、例えば製造実施例1、4、5
及び8の化合物が、濃度例えば1,000 ppmで 100%の駆
除率を示した。
【0140】実施例G LD100試験 試験昆虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)及
び/又はワモンゴキブリ(Periplaneta americana)及び
コクゾウムシ(Sitophilus granarius) 溶媒:35部のエチレングリコールモノメチルエーテル 35部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 適当な製剤を調製するために、3重量部の活性化合物を
7重量部の上述溶媒-乳化剤混合物と混合し、そしてこ
うして得られた乳剤原液を水で希釈して所望の濃度にし
た。
【0141】この活性化合物製剤2mlをピペットで取
り、適当な大きさの時計皿に置いた円形濾紙(直径:9.
5cm)上に滴下した。濾紙が乾燥してから、時計皿中
にチャバネゴキブリ又はワモンゴキブリの場合は5匹
を、コクゾウムシの場合は約30匹を入れ、蓋をした。
【0142】この試験で、濃度例えば1,000 ppmで、各
害虫に対して下記製造実施例の化合物が 100%の駆除率
を示した。
【0143】 チャバネゴキブリ:製造実施例2、3、5及び6 ワモンゴキブリ: 製造実施例1 コクゾウムシ: 製造実施例1、2、3及び6 実施例J キンバエ幼虫試験 試験動物:キンバエの1種(Lucilia cuprina)の幼虫er
iplaneta americana)及びコクゾウムシ(Sitophilus gra
narius) 乳化剤:35部のエチレングリコールモノメチルエーテ
ル 35部のノニルフェノールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な製剤を調製するために、3重量部の
活性化合物を7重量部の上述溶媒-乳化剤混合物と混合
し、そしてこうして得られた乳剤原液を水で希釈して所
望の濃度にした。
【0144】約20匹のキンバエ耐性種の幼虫を、約1c
3の馬肉片と0.5mlの活性化合物製剤を含む試験管に
入れた。24時間後、活性化合物製剤の効果度を測定し
た。100%は全てのキンバエ幼虫が死んだことを意味
し、0%は1匹も死ななかったことを意味する。
【0145】この試験で、製造実施例1、4、5、6、
7、8及び10の化合物が濃度例えば1,000 ppmで、駆除
率100%であった。
【0146】本発明の主なる特徴、及び態様は以下のよ
うである。
【0147】1.一般式(I)
【0148】
【化36】
【0149】式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
コキシアルキルを表す、O-ハロゲノシクロブチル S-
アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミド。
【0150】2.上記第1項において、 式中 Aがフッ素又は塩素を表し、Bが水素又はC1-C6-アル
キルを表し、Xが酸素又は硫黄を表し、R1が水素、C1
-C6-アルキル、-COH(ホルミル)又は随時ハロゲン
によって置換されていて良い-CO-C1-C6-アルキル
(アシル)を表し、R2が水素又はC1-C6-アルキルを
表し、そしてR3がC1-C6-アルキル又はC1-C6-アル
コキシ-C1-C6-アルキルを表す、化合物。
【0151】3.上記第1項において、 式中 Aがフッ素又は塩素を表し、Bが水素又はC1-C4-アル
キルを表し、Xが酸素又は硫黄を表し、R1が水素、C1
-C4-アルキル、-COH(ホルミル)又は随時ハロゲン
によって置換されていて良い-CO-C1-C4-アルキル
(アシル)を表し、R2が水素又はC1-C4-アルキルを
表し、そしてR3がC1-C4-アルキル又はC1-C4-アル
コキシ-C1-C4-アルキルを表す、化合物。
【0152】4.上記第1項において、 式中 Aがフッ素又は塩素を表し、Bが水素を表し、Xが酸素
又は硫黄を表し、R1が水素を表し、R2がメチル又はエ
チルを表し、そしてR3がC3-C4-アルキルを表す、化
合物。
【0153】5.上記第1ないし第5項において、 式中 Hが酸素を表す、化合物。
【0154】6.一般式(I)
【0155】
【化37】
【0156】式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
コキシアルキルを表す、O-ハロゲノシクロブチル S-
アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミドの製造法にお
いて、 a)式(II)
【0157】
【化38】
【0158】式中 R1、R2、R3及びXが上記の意味を有し、そしてHal
はハロゲンを表す、のチオ-又はジチオ燐酸エステルア
ミドを、式(III)
【0159】
【化39】
【0160】式中 A及びBは上述の意味を有し、そしてZは水素又は、1
当量のアルカリ金属イオンを表す、のシクロブタノール
誘導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしても
し適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は b)第1反応段階で式(IV)
【0161】
【化40】 式中 X、R3及びHalは上述の意味を有する、の酸ハライド
を、式(V)
【0162】
【化41】 式中 R1及びR2は上述の意味を有する、の化合物をもし適当
ならば溶媒の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存
在下に反応させ、そして得られた式(II)の生成物
を、次の反応段階で式(III)のシクロブタノール誘
導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし
適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は c)第1反応段階で、式(VI)
【0163】
【化42】
【0164】式中 R1、R2、X及びHalは上述の意味を有する、の化合物
を、式(III)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の
存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応さ
せ、そして得られた式(VII)
【0165】
【化43】
【0166】式中 R1、R2、A、B、X及びHalは上述の意味を有する、
の化合物を、第2反応段階で式(VIIIa)又は(V
IIIb)
【0167】
【化44】Z1−SH (VIIIa) 又は (Z12−S (VIIIb) 式中 Z1は1当量のアルカリ金属イオンを表す、の化合物
と、もし適当ならば希釈剤の存在下に反応させ、そして
得られた式(IX)
【0168】
【化45】
【0169】式中 R1、R2、A、B、X及びZ1は上述の意味を有する、
の化合物を、式(X)
【0170】
【化46】R3−Hal (X) 式中 R3及びHalは上述の意味を有する、の化合物と、もし
適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩
基の存在下に反応させるか、又は d)第1反応段階で、式(IV)の化合物を式(II
I)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そ
してもし適当ならば塩基の存在下に反応させ、そして第
2反応段階で得られた式(XI)
【0171】
【化47】
【0172】式中 A、B、X、R3及びHalは上述の意味を有する、の化
合物を式(V)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存
在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応させ
るか、又は e)R2がホルミル又はアシルを表す式(I)の化合物を
製造するために、式(XII)
【0173】
【化48】
【0174】式中 A、B、X及びR3は上述の意味を有し、そしてR4はハ
ロゲン又はアルキルを表す、の化合物を、式(XII
I)
【0175】
【化49】R5−CO−Y (XIII) 式中 R5は水素又は随時ハロゲンによって置換されていて良
いアルキルを表し、そしてYはハロゲン又はアシル化反
応で開裂するその他の基を表す、の化合物と、もし適当
ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の
存在下に反応させることを特徴とする製造法。
【0176】7.上記第1項又は第6項に記載した式
(I)の化合物の少なくとも1種を含むことを特徴とす
る有害生物防除剤。
【0177】8.上記第1項又は第6項記載の式(I)
の化合物の少なくとも1種を含むことを特徴とする殺虫
剤、殺ダニ剤及び殺線虫剤。
【0178】9.昆虫及び/又はダニ類及び/又は線虫
の防除法において、上記第1項又は第6項に記載した式
(I)の化合物を昆虫、及び/又はダニ類及び/又は線
虫及び/又はその環境に作用させることを特徴とする防
除法。
【0179】10.上記第1項又は第6項記載の式
(I)の化合物の、昆虫及び/又はダニ類及び/又は線
虫類防除のための使用。
【0180】11.上記第1項又は第6項記載の式
(I)の化合物を増量剤及び/又は表面活性剤と混合す
ることを特徴とする有害生物防除剤の製造法。
【0181】12.一般式(XIV)
【0182】
【化50】
【0183】式中 A、B及びXは請求項1で与えられた意味を有する、R
6はハロゲン、-SZ1又は-SR3、ここでR3は請求項1
で与えられた意味を有し、そしてZ1は1当量のアルカ
リ金属イオンを表し、そして 有する、の化合物で、 (a) R6及びR7が同時にハロゲンを示さず、そして (b) R6がハロゲンを表すか、又はR7がR12-N-
を表すならSZ1を表すことを特徴とする化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイートマー・ビーレフエルト ドイツ連邦共和国デー4030ラテインゲン− ヘーゼル・ボイテナーシユトラーセ13 (72)発明者 カール−アール・ガツセン ドイツ連邦共和国デー5068オーデンター ル・アウエンベーク6アー (72)発明者 ユルゲン・ハルトビヒ ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルクー ゼン3・フランツ−エツセル−シユトラー セ44 (72)発明者 ビルヘルム・シユテンデル ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルタール 1・インデンビルケン55 (72)発明者 クリストフ・エルデレン ドイツ連邦共和国デー5653ライヒリンゲン 1・ウンテルビユシヤーホフ22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
    し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
    COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
    ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
    素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
    コキシアルキルを表す、O-ハロゲノシクロブチル S-
    アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミド。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 式中 Aはフッ素又は塩素を表し、Bは水素又はアルキルを表
    し、Xは酸素又は硫黄を表し、R1は水素、アルキル、-
    COH(ホルミル)又は随時ハロゲンによって置換され
    ていて良い-CO-アルキル(アシル)を表し、R2は水
    素又はアルキルを表し、そしてR3はアルキル又はアル
    コキシアルキルを表す、O-ハロゲノシクロブチル S-
    アルキル (ジ)チオ燐酸エステルアミドの製造法にお
    いて、 a)式(II) 【化3】 式中 R1、R2、R3及びXが上記の意味を有し、そしてHal
    はハロゲンを表す、のチオ-又はジチオ燐酸エステルア
    ミドを、 式(III) 【化4】 式中 A及びBは上述の意味を有し、そしてZは水素又は、1
    当量のアルカリ金属イオンを表す、のシクロブタノール
    誘導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしても
    し適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は b)第1反応段階で式(IV) 【化5】 式中 X、R3及びHalは上述の意味を有する、の酸ハライド
    を、式(V) 【化6】 式中 R1及びR2は上述の意味を有する、の化合物をもし適当
    ならば溶媒の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存
    在下に反応させ、そして得られた式(II)の生成物
    を、次の反応段階で式(III)のシクロブタノール誘
    導体と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし
    適当ならば塩基の存在下に反応させるか、又は c)第1反応段階で、式(VI) 【化7】 式中 R1、R2、X及びHalは上述の意味を有する、の化合物
    を、式(III)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の
    存在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応さ
    せ、そして得られた式(VII) 【化8】 式中 R1、R2、A、B、X及びHalは上述の意味を有する、
    の化合物を、第2反応段階で式(VIIIa)又は(V
    IIIb) 【化9】Z1−SH (VIIIa) 又は (Z12−S (VIIIb) 式中 Z1は1当量のアルカリ金属イオンを表す、の化合物
    と、もし適当ならば希釈剤の存在下に反応させ、そして
    得られた式(IX) 【化10】 式中 R1、R2、A、B、X及びZ1は上述の意味を有する、
    の化合物を、式(X) 【化11】R3−Hal (X) 式中 R3及びHalは上述の意味を有する、の化合物と、もし
    適当ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩
    基の存在下に反応させるか、又は d)第1反応段階で、式(IV)の化合物を式(II
    I)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存在下に、そ
    してもし適当ならば塩基の存在下に反応させ、そして第
    2反応段階で得られた式(XI) 【化12】 式中 A、B、X、R3及びHalは上述の意味を有する、の化
    合物を式(V)の化合物と、もし適当ならば希釈剤の存
    在下に、そしてもし適当ならば塩基の存在下に反応させ
    るか、又は e)R2がホルミル又はアシルを表す式(I)の化合物を
    製造するために、式(XII) 【化13】 式中 A、B、X及びR3は上述の意味を有し、そしてR4はハ
    ロゲン又はアルキルを表す、の化合物を、式(XII
    I) 【化14】R5−CO−Y (XIII) 式中 R5は水素又は随時ハロゲンによって置換されていて良
    いアルキルを表し、そしてYはハロゲン又はアシル化反
    応で開裂するその他の基を表す、の化合物と、もし適当
    ならば希釈剤の存在下に、そしてもし適当ならば塩基の
    存在下に反応させることを特徴とする製造法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は2に記載した式(I)
    の化合物の少なくとも1種を含むことを特徴とする有害
    生物防除剤。
  4. 【請求項4】 昆虫及び/又はダニ類及び/又は線虫の
    防除法において、上記請求項1又は2に記載した式
    (I)の化合物を昆虫、及び/又はダニ類及び/又は線
    虫及び/又はその環境に作用させることを特徴とする防
    除法。
  5. 【請求項5】 一般式(XIV) 【化15】 式中 A、B及びXは請求項1で与えられた意味を有する、R
    6はハロゲン、-SZ1又は-SR3、ここでR3は請求項1
    で与えられた意味を有し、そしてZ1は1当量のアルカ
    リ金属イオンを表し、そして 有する、の化合物で、 (a) R6及びR7が同時にハロゲンを示さず、そして (b) R6がハロゲンを表すか、又はR7がR12-N-
    を表すならSZ1を表すことを特徴とする化合物。
JP4097439A 1991-03-30 1992-03-25 O−ハロゲノシクロブチル s−アルキル (ジ)チオ燐酸エステル−アミド、その製造法、及びその有害生物防除剤としての使用 Pending JPH05112587A (ja)

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DE4110485A DE4110485A1 (de) 1991-03-30 1991-03-30 O-halogencyclobutyl-s-alkyl-(di)thiophosphorsaeureesteramide, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als schaedlingsbekaempfungsmittel

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DE3819632A1 (de) * 1988-06-09 1989-12-14 Bayer Ag O-halogencyclobutyl-s-alkyl-(di)thiophosphon(r)saeureester, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung als schaedlingsbekaempfungsmittel

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