JPH0511217U - シールド付きフラツトケーブル - Google Patents
シールド付きフラツトケーブルInfo
- Publication number
- JPH0511217U JPH0511217U JP1819891U JP1819891U JPH0511217U JP H0511217 U JPH0511217 U JP H0511217U JP 1819891 U JP1819891 U JP 1819891U JP 1819891 U JP1819891 U JP 1819891U JP H0511217 U JPH0511217 U JP H0511217U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat cable
- sealing material
- shielded
- covered
- cable
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】シールド付きフラットケーブルを使用して高速
信号の送受信を行う場合に、信号の同タイミング変化に
起因しケーブルで発生するノイズを低減する。 【構成】フラットケーブル2の周囲をシール材3で覆っ
たシールド付きフラットケーブルに於いて、フラットケ
ーブルとシール材との間に合成樹脂シート5を介在さ
せ、フラットケーブルとシール材との間の容量結合を少
なくする。
信号の送受信を行う場合に、信号の同タイミング変化に
起因しケーブルで発生するノイズを低減する。 【構成】フラットケーブル2の周囲をシール材3で覆っ
たシールド付きフラットケーブルに於いて、フラットケ
ーブルとシール材との間に合成樹脂シート5を介在さ
せ、フラットケーブルとシール材との間の容量結合を少
なくする。
Description
【0001】
本考案は、信号伝送するフラットケーブルに外来ノイズが侵入するのを防止す る為、前記フラットケーブルをシール材で覆ったシールド付きフラットケーブル に関するものである。
【0002】
コンピュータ、或はマイクロコンピュータと端末機器との間の信号の送受信を 媒介するものとしてフラットケーブルがあり、該フラットケーブルは外来ノイズ 対策としてシール材で覆われている。
【0003】 従来のシールド付きフラットケーブルとしては、図3に示すものがある。
【0004】 従来のシールド付きフラットケーブルは、多数の被覆配線1を平面的に連設し たフラットケーブル2を、金属箔のシール材3で被覆し、更に絶縁性の外被4で 覆ったものである。
【0005】
斯かる従来のシールド付きフラットケーブルを考察すると、フラットケーブル 2とシール材3とが密着しており、両者は容量結合している事が分る。
【0006】 現今マイクロコンピュータの動作周波数は増々高速化しており、この高速化に 伴い、フラットケーブルで送受信している信号も高速化し、更にマイクロコンピ ュータのA/D BUSのBIT数も増大している。従って、フラットケーブル で送受信している信号も同タイミングで変化する場合が増大している。
【0007】 この様に高速化された多数の信号が、同タイミングで同一極性に変化した場合 、前記した様に、従来のシールド付きフラットケーブルではフラットケーブル2 とシール材3とが容量結合しているので、シールド電位(シグナルGND)が大 きく揺さぶられ、受信信号の波形に大きなノイズとなって現れる。
【0008】 このノイズレベルが受信バッファのスレッシュホールドレベルを越えてしまう と装置の誤動作や誤表示の原因となる。
【0009】 本考案は、斯かる実情に鑑みてなしたものであり、シールド付きフラットケー ブルを使用して高速信号の送受信を行う場合に、信号の同タイミング変化に起因 しケーブルで発生するノイズを低減し、装置の誤動作、誤表示を解消しようとす るものである。
【0010】
本考案は、フラットケーブルの周囲をシール材で覆ったシールド付きフラット ケーブルに於いて、フラットケーブルとシール材との間に合成樹脂シートを介在 させたことを特徴とするものである。
【0011】
フラットケーブルとシール材との間に合成樹脂シートを介在させたことで、フ ラットケーブルとシール材との間隔が明き、容量結合が少なくなり、ノイズの発 生が低減される。
【0012】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
【0013】 尚、図1中、図3中で示したものと同一のものには同符号を付してある。
【0014】 フラットケーブル2の両面に合成樹脂性のシート、例えばビニールシート5を 挿入し、フラットケーブル2とシール材3との間隔を明ける。
【0015】 フラットケーブル2とシール材3との間隔が明くことで、フラットケーブル2 とシール材3との間の容量結合が減少し、高速化された多数の信号が、同タイミ ングで同一極性に変化した場合のノイズの発生を抑制することができる。
【0016】 次に、1mのシールド付きフラットケーブルに厚さ1mmのビニールシートを挿 入した場合のノイズ低減効果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】 又、該結果は、本考案に係るシールド付きフラットケーブルをマイクロコンピ ュータシステム開発支援装置に実施した場合であり、具体的事象の効果としては 従来のシールド付きフラットケーブルでは、装置の製造のバラツキにより常温、 定常2次電圧(装置出荷時の設定電圧)に於いても誤動作、誤表示が生じること があったが、本考案に係るシールド付きフラットケーブルでは定常電圧±10% 、温度サイクル0℃〜40℃の条件でも誤動作、誤表示の発生はなくなった。
【0019】
以上述べた如く本考案によれば、高速信号の送受信を行う場合に、信号の同タ イミング変化に起因しケーブルで発生するノイズを低減することができ、装置の 信頼性を向上させることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】同前分解説明図である。
【図3】従来例の説明図である。
1 被覆配線 2 フラットケーブル 3 シール材 4 外被 5 ビニールシート
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 フラットケーブルの周囲をシール材で覆
ったシールド付きフラットケーブルに於いて、フラット
ケーブルとシール材との間に合成樹脂シートを介在させ
たことを特徴とするシールド付きフラットケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1819891U JPH0511217U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | シールド付きフラツトケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1819891U JPH0511217U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | シールド付きフラツトケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511217U true JPH0511217U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=11964935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1819891U Pending JPH0511217U (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | シールド付きフラツトケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511217U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657207A (en) * | 1979-09-12 | 1981-05-19 | Carlisle Corp | Flat coated electric wire |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1819891U patent/JPH0511217U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657207A (en) * | 1979-09-12 | 1981-05-19 | Carlisle Corp | Flat coated electric wire |
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