JPH05111321A - 粉粒物撒布用ノズル - Google Patents

粉粒物撒布用ノズル

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JPH05111321A
JPH05111321A JP25473991A JP25473991A JPH05111321A JP H05111321 A JPH05111321 A JP H05111321A JP 25473991 A JP25473991 A JP 25473991A JP 25473991 A JP25473991 A JP 25473991A JP H05111321 A JPH05111321 A JP H05111321A
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finger tubular
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nozzle
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Hironobu Yamagishi
啓伸 山岸
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YAMASHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒物を比較的広く撒布し又は筋撒きするこ
とができる。 【構成】 腕管状部11と指管状部13a〜13eとか
ら成り、それら指管状部の先端開口12から粉粒物を撒
布し、親指に模した指管状部13aを下方向へ向けるこ
とでその指管状部の先端開口12から粉粒物を筋撒きす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒物撒布用ノズル
の改良に関し、肥料、農薬、種子類などの粉粒物を撒布
するノズルとして利用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉粒物を収容した袋などの容器本
体をその背負いベルトで背負い、該本体の底部にパイプ
を介して連結したノズルから、該パイプを作業者が手で
把持して該ノズルを左右方向へ振りながら、粉粒物を流
出させて撒布するように構成した撒布器が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のノズルは、
一般に、粉粒物が円滑に流出して塊状態で撒布されるこ
とがないように工夫されているが、そうした点において
未だ十分に満足できるものではない。しかも、一般に、
粉粒物の撒布作業においては、比較的広い範囲で撒布し
たり、狭い範囲で撒布(例えば、いわゆる筋撒き)した
りする必要があることが少なくないが、前記公知のノズ
ルは、その前者及び後者の一方だけの機能しか有してお
らず極めて不便である。尤も、市販ノズルには、粉粒物
の筋撒きも可能であるというものも存在しているが、粉
粒物を一つの開口から筋撒きしているとき、他の開口か
らも粉粒物が流出したりして、前記機能の使い分けが十
分にできるものではない。
【0004】この発明は、粉粒物の撒布用ノズルにおい
て、形状及び構造が特異かつ簡単であって、粉粒物を円
滑に流出させて撒布することができるとともに、前記両
機能を十分に使い分けることができるようにすることを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の、この発明に係る粉粒物撒布用ノズルは、腕管状部
と、該腕管状部の先端から延出し、かつ、先端面が開口
する複数の指管状部と、該指管状部の各々の付け根から
先端近傍へ延び、上面及び底面が内側へ湾曲し、かつ、
互いに隣接する該指管状部の各々の間を連通するウエブ
部の各々とから成っている。前記複数の指管状部の間隔
は、それら指管状部の付け根からそれら指管状部の先端
へ次第に前記ウエブ部の各々を介して広がるとともに、
それら指管状部の先端開口がそれぞれ異なる方向へ向い
ている。
【0006】この好ましい実施例において、前記複数の
指管状部がそれら指管状部のうち両外側に位置する両指
管状部の外側縁に接する両線がなす角度が140°以内
にあり、前記複数の指管状部のうち一つの最外側に位置
する指管状部の中心線が前記腕管状部の中心線に対して
なす角度が65°〜115°にあり、かつ、該指管状部
の中心線と該指管状部に隣接するもう一つの指管状部の
中心線とがなす角度が30°以内にある点を含んでい
る。
【0007】
【作用】この発明に係るノズルは、撒布器の底部から延
出するパイプの先端に腕管状部を嵌め込んで連結して使
用する。作業者が前記パイプを手で把持して左右方向へ
振ると、指管状部の各々から粉粒物が流出して撒布さ
れ、複数の指管状部のうち一つの最外側に位置する指管
状部、即ち、親指に対応する指管状部の先端開口を下方
向に向けると、該指管状部から粉粒物が流出して撒布
(いわゆる筋撒き)される。
【0008】
【実施例】図面を参照して、この発明に係るノズルの実
施例を説明すると、以下のとおりである。
【0009】図1は、実施例に係るノズルを粉粒物撒布
器に装着した斜視図を示す。撒布器1は、この出願人が
特開昭63ー273404号公報で開示したものであっ
て、背負板2にこれを背負うためのベルト3と、それを
起立させるための開閉可能な脚4と、背負板2の上端の
吊持枠(図示せず)に吊持した、カバー5を有する袋で
ある容器6と、容器6の底部の一端隅部に可撓性ホース
7を介して連結し、開閉弁9を内装したパイプ8とを備
えている。この発明に係るノズル10は、パイプ8の先
端に連結してある。
【0010】図2は、ノズル10の斜視図を示し、図3
は、図2のXーX線における断面図を示し、図4は、ノ
ズル10の上面の一部を破断した斜視図を示す。
【0011】ノズル10は、腕管状部11と、腕管状部
11の先端から放射状に延出し、それぞれの先端面12
が開口する複数の指管状部13a,13b,13c,1
3d,13eと、それら指管状部の各々の付け根から先
端近傍へ延び、上面及び底面が内側へ湾曲し、互いに隣
接する該指管状部の各々の間を連通するウエブ部14の
各々とから構成し、それら各部を合成樹脂から一体に成
形してある。
【0012】ノズル10は、全体形態が手袋状外観を呈
するように形成してあり、即ち、腕管状部11から延出
する指管状部13a,13b,13c,13d,13e
を、親指、人差し指、中指、薬指、小指に模してそれぞ
れ対応配列してある。
【0013】腕管状部11は、断面がほぼ円形で先端部
上面11aを下方向に傾斜させてそれと対向する底面部
との間隔を狭く形成してある。
【0014】指管状部13a〜13eは、腕管状部11
の先端から延出する領域13を上面及び底面から内側に
湾曲するウエブ部14でそれぞれに画成し、それらの間
隔がそれらの付け根からそれらの先端へ次第にウエブ部
14の各々を介して広がるとともに、指管状部13a〜
13eの先端開口12がそれぞれ異なる方向へ向き、し
かも、それらの先端を結ぶ線15がほぼ円弧を描くよう
に配列してある。
【0015】更に、指管状部13a〜13eは、それら
指管状部から粉粒物を撒布するには、指管状部13a,
13eの外側縁に接する両線16a,16bがなす角度
θ 1が140°以内にあるように配置してあることが好
ましい。また、指管状部13aは、該指管状部から粉粒
物を筋撒きするには、該指管状部の中心線17が腕管状
部11の中心線18に対してなす角度θ2が65°〜1
15°に、かつ、該指管状部13aの中心線17と指管
状部13bの中心線19とがなす角度θ3が30° 以上
にあるように配列してあることが好ましい。
【0016】更にまた、指管状部13a〜13eは、そ
れらの口径を、それら指管状部の付け根から先端近傍へ
次第に大きく、かつ、それら指管状部の先端近傍から先
端へ次第に小さく形成するとともに、それらの面をそれ
らの長さ方向両端部から中央部へ緩やかに湾曲する形状
に形成してある。
【0017】前記形状及び構造を付与したノズル10
は、図1に示すように、粉粒物を収容した撒布器1を背
負いベルト3で背負い、パイプ8の先端に腕管状部11
を嵌め込んで連結して使用する。その使用においては、
作業者がパイプ8を手で把持して左右方向へ振ることに
より、粉粒物を指管状部13a〜13eに案内誘導させ
ながらそれら指管状部の先端開口12から流出させて撒
布したり、親指に対応する指管状部13aの先端開口1
2を下方向へ向けることにより、粉粒物を該指管状部に
案内誘導させながら該指管状部の先端開口から粉粒物を
流出させて筋撒きしたりする。
【0018】なお、図示してないが、指管状部13a〜
13eの先端開口12を選択的に塞ぐための栓又は蓋を
所定間隔で連設した部材をノズル10の付属品として備
えてもよい。
【0019】
【発明の効果】この発明に係る粉粒物撒布器用ノズルに
よれば、腕管状部から複数の指管状部が放射状に延出す
るので、粉粒物を指管状部の各々に沿って案内誘導させ
ながら拡く撒布し、かつ、ウエブ部が内側へ湾曲して内
面に凸条を形成しているので、粉粒物が塊っていても、
ノズルを左右に振ることでその塊をほぐして先端開口の
各々から円滑に撒布することができる。しかも、複数の
指管状部のうち一つの最外側に位置する指管状部、即
ち、親指に対応する指管状部を、これに隣接するもう一
つの指管状部に対して所定角度で配置してあるので、前
者の指管状部から粉粒物を筋撒きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るノズルを粉粒物撒布器
に装着した斜視図。
【図2】前記ノズルの斜視図。
【図3】図2のXーX線における断面図。
【図4】前記ノズルの上面の一部を破断した斜視図。
【符号の説明】
10 ノズル 11 腕管状部 12 先端開口 13a〜13e 指管状部 14 ウエブ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕管状部と、該腕管状部の先端から延出
    し、かつ、先端面が開口する複数の指管状部と、該指管
    状部の各々の付け根から先端近傍へ延び、上面及び底面
    が内側へ湾曲し、かつ、互いに隣接する該指管状部の各
    々の間を連通するウエブ部の各々とから成り、 前記複数の指管状部の間隔がそれら指管状部の付け根か
    らそれら指管状部の先端へ次第に前記ウエブ部の各々を
    介して広がるとともに、それら指管状部の先端開口がそ
    れぞれ異なる方向へ向いていることを特徴とする粉粒物
    撒布用ノズル。
  2. 【請求項2】前記複数の指管状部がそれら指管状部のう
    ち両外側に位置する両指管状部の外側縁に接する両線が
    なす角度が140°以内にあり、前記複数の指管状部の
    うち一つの最外側に位置する指管状部の中心線が前記腕
    管状部の中心線に対してなす角度が65°〜115°で
    あり、かつ、該指管状部の中心線と該指管状部に隣接す
    るもう一つの指管状部の中心線とがなす角度が30°以
    上である請求項1に記載のノズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6027051A (en) * 1994-03-31 2000-02-22 Vesuvius Crucible Company Casting nozzle with diamond-back internal geometry and multi-part casting nozzle with varying effective discharge angles

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JPS4524489Y1 (ja) * 1966-05-17 1970-09-26
JPS57111606A (en) * 1980-12-26 1982-07-12 Fanuc Ltd Numerical control thread cutting device

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