JPH05110173A - レーザ励起光源管理装置 - Google Patents

レーザ励起光源管理装置

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JPH05110173A
JPH05110173A JP29646491A JP29646491A JPH05110173A JP H05110173 A JPH05110173 A JP H05110173A JP 29646491 A JP29646491 A JP 29646491A JP 29646491 A JP29646491 A JP 29646491A JP H05110173 A JPH05110173 A JP H05110173A
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JP
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laser
current
lamp
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light source
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JP29646491A
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English (en)
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Toshiyuki Muraki
俊之 村木
Hideo Yamamoto
英雄 山本
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Yamazaki Mazak Corp
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Yamazaki Mazak Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザ励起光源の更新時期が簡単にわかり該光
源の効率的管理ができるレーザ励起光源管理装置を提供
する。 【構成】 YAGレーザ加工装置は、発振部10、電源
部20、光学系30、電子制御部40とを中心に構成さ
れ、電子制御部にはランプ10bの交換時期を示す電流
閾値IMXの第2マップMP2が格納されている。電子制
御部では、電源部に指令して、実レーザ出力Pjが目標
出力Poに等しくなるようにランプ電流Iを制御し、第
2マップから求めた電流閾値IMXと光センサ30cによ
り検出された実レーザ出力が目標出力に等しくなったと
きのランプ指令電流Inが閾値電流IMX以上であると
き、ランプが劣化したとして警告灯50を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧印加による放電で
発光してレーザ媒質を励起するレーザ励起光源の発光状
態を管理するレーザ励起光源管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ発振器から出射されたレー
ザビームを熱源として用いて対象物を加工するレーザ加
工装置が知られている。この種の装置では、直流電源か
らの電圧印加による放電で発光する放電管(以下、ラン
プという)を用いて、レーザ媒質を励起しレーザ光を発
生させるレーザ発振器が、採用されている。たとえば、
クリプトン・アークランプでYAGロッドを励起するY
AGレーザや、クセノン・フラッシュランプでルビーロ
ッドを励起するルビーレーザなどの固体レーザ発振器
が、知られている。
【0003】ところで、ランプには耐用期間があり、そ
の期間を越えて長時間使用すると発光状態が劣化する。
たとえば、カソード電極回りのランプ管面が黒くなった
り、ランプ内に封入されたガス圧が下がったりするため
に、所定の電流をランプに給電してもランプの発光レベ
ルが規格レベルより下がり、レーザ発振器の出力が低下
するといったことが起こる。そのため、レーザ加工装置
の運転時間をランプの点灯時間として記録・管理して記
録データを基にランプ交換時期を決めたり、定期的に交
換したり、あるいは実際のレーザ加工の状態やランプの
点灯状態を見てランプ交換の必要の有無を判断してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ランプ管理では、複数本ランプを用いているときには再
使用可能なランプも一緒に交換してしまうといったこと
があり、きわめて効率が悪かった。また、レーザ加工装
置が多数配置されているときはランプ・データの記録・
管理に大変手間がかかっていた。 あるいは、加工現場
での勘や経験に頼るためにランプ交換を適切に行うこと
ができないといったことも指摘されていた。このような
ことから、ランプの効率的管理が簡単にできる装置が久
しく求められていた。そこで本発明の目的は、レーザ励
起光源の更新時期が簡単にわかり該光源の効率的管理が
できるレーザ励起光源管理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、図1に例示するように、電源からの電圧印加によ
る放電で発光してレーザ媒質を励起するレーザ励起光源
の発光状態を管理するレーザ励起光源管理装置であっ
て、上記レーザ励起光源の発光により励起されたレーザ
媒質の出力を検出するレーザ出力検出手段と、予め設定
された上記レーザ媒質の目標出力と上記レーザ出力検出
手段により検出された上記レーザ媒質の出力との偏差に
基づいて上記レーザ励起光源の放電電流を制御する電流
制御手段と、上記レーザ励起光源の放電電流を検出する
電流検出手段と、該検出された放電電流が上記レーザ媒
質の目標出力に対応して設定された所定の基準電流を越
えているか否かを判定する電流判定手段と、該判定手段
の判定結果に基づいて上記レーザ励起光源の発光状態が
劣化した否かを判定する発光状態判定手段と、該発光状
態判定手段により劣化判定がなされると上記レーザ励起
光源の更新時期が到来したことを報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とするレーザ励起光源管理装置にあ
る。
【0006】
【作用】以上のように構成された本発明の装置によれ
ば、電流制御手段が、予め設定されたレーザ媒質の目標
出力とレーザ出力検出手段により検出された実出力との
偏差に基づいてレーザ励起光源の放電電流を制御するの
で、レーザ出力は目標出力に達する。このとき、電流検
出手段が放電電流を検出し、電流判定手段が、検出され
た放電電流が目標出力に対応して設定された所定の基準
電流を越えているか否かを判定する。すると、発光状態
判定手段が、判定手段の判定結果に基づいてレーザ励起
光源の発光状態が劣化した否かを判定する。この発光状
態判定手段により劣化判定がなされると、報知手段がレ
ーザ励起光源の更新時期が到来したことを報知する。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図2は本発明を適用したYAGレーザ加工装
置の構成を表すブロック図である。
【0008】図示するように、YAGレーザ加工装置
は、レーザビームLBの発振部10と、発振部10に直
流を供給する電源部20と、レーザビームLBの出力レ
ベルを検出するための光学系30と、レーザビームLB
の出力レベルが一定になるように電源部20を制御する
電子制御部40とを主要部として構成されている。
【0009】なおYAGレーザ加工装置には、レーザビ
ームLBを加工対象上に絞り込むための集光光学系(不
図示)や、発振部10を冷却するための冷却装置(不図
示)、あるいは加工対象を移動させる機械系(不図示)
などが備えられているが、本発明の要部ではないので説
明は省略する。
【0010】発振部10は、レーザ媒質として周知のY
AGロッド10aと、YAGロッド10aを励起するた
めの光源であるクリプトン・アークランプ(以下、単に
ランプと呼ぶ)10bと、ランプ10bから出射された
光を反射してYAGロッド10aに集める集光器10c
と、全反射鏡M1及び部分反射鏡M2からなりYAGロ
ッド10aから出射されたレーザ光を増幅する共振器1
0dを中心に構成されている。
【0011】電源部20は、直流安定化電源20aと、
ランプ10bの放電電流を制御する電流制御回路20b
と、アーク放電を開始させるためのトリガ電圧発生回路
20cとからなる。また、電源部20の正極側がランプ
10bのアノード電極Anに、その負極側が該カソード
電極Caに、それぞれ接続され、ランプ10bに電流を
供給して発光させる。
【0012】直流安定化電源20aは、負荷電流やラン
プ10bのインピーダンスなどの外乱に対して出力電圧
の変動を充分小さく抑えることができる周知の電源であ
る。
【0013】電流制御回路20bは、電子制御部40か
らの指令信号SIV(後述する)に応じて電界効果トラジ
スタFETのゲート電圧を増減することで、ランプ10
bの放電電流I(以下、ランプ電流Iという)のレベル
を増減制御すると共に、電界効果トラジスタFETのソ
ース電圧を電流バッファBF側に負帰還させることによ
ってランプ電流Iを指令電圧SIVに応じた一定のレベル
に保持する。また、ランプ電流Iを検出するための検出
抵抗Rが設けられランプ電流Iに応じた電流検出信号
(電圧信号)SLIを電子制御部40へ出力する。
【0014】なお、ランプ電流Iが大きいときには検出
抵抗Rの発熱により、検出精度の温度ドリフトが生じる
が、高い検出精度が要求されるときには、検出抵抗Rに
代えてホールセンサなどの磁電変換素子や磁気回路を用
いればよい。
【0015】トリガ電圧発生回路20cは、電子制御部
40からの放電開始指令STGがあると、高電圧パルスを
発生させランプ10bのカソード電極Caに印加する。
その高電圧の印加によって、カソード電極Caの回りに
電子及びイオンが発生し、これらがトリガとなってアー
ク放電が開始される。
【0016】光学系30は、レーザビームLBの大部分
を透過するが僅かな一部を反射するベントミラー30a
と、ベントミラー30aからの光束を一点に集める集光
レンズ30bと、集光レンズ30bからの光束を受光す
る光センサ30cとからなり、レーザビームLBの出力
レベルに応じた光量が検出されるように構成されてい
る。
【0017】光センサ30cは、受光素子と増幅器(共
に不図示)とからなり、レーザビームLBの出力レベル
Pに応じた電圧信号、即ちレーザ出力検出信号SLAを出
力する。
【0018】電子制御部40は、相互にバス40aで接
続された周知のCPU40b、ROM40c、RAM4
0d、タイマ40e及び入出力ポート40fを中心に論
理演算回路として構成されている。
【0019】ROM40cには、初期値や各種処理に必
要な定数、ランプ電流I[A]−レーザ出力P[W]の
特性の第1マップMP1、ランプ交換時期を示す電流閾
値IMXの第2マップMP2、ランプ電流の補正値の第3
マップMP3などが格納されている。またRAM40d
には、周知の初期化処理の実行によりデータ処理のため
のワーク・エリアWAなどがセットされる。
【0020】図3の(A)欄に示すように、第2マップ
MP2は、ランプ10bの劣化状態をランプ電流Iのレ
ベルから判定するためのもので、ある出力レベルのレー
ザビームLBを得るために必要なランプ電流Iが、電流
閾値IMXを越えたときには、当該ランプは更新すべき状
態にあると判断される。ランプ電流−レーザ出力の関係
は直線的でなく、実験や実用時の経験などで得られたデ
ータに基づいて非線形の特性曲線として表されている。
【0021】なお第1マップMP1は、レーザビームL
Bの所定レベル出力Pのために必要なランプ電流Iを求
めるためのデータテーブルであって、ランプ10bの規
格で定まるランプ電流−放電光出力(電気入力から光放
射への変換)の特性に基づいて設定されている。また、
第3マップMP3は、ランプ指令電流Ioと実電流Ij
との偏差ΔIが生じたとき、第1マップのランプ電流I
を補正する補正値を求めるためのデータテーブルであっ
て、電源部20の回路特性やランプ10bのインピーダ
ンスに基づいて設定されている。
【0022】入出力ポート40fには、電流制御回路2
0bへ指令信号(電圧指令)SIVを出力するD/Aコン
バータ40g、入力される複数の信号から一つの信号を
選択するマルチプレクサ40h、及びマルチプレクサ4
0hからのアナログ信号をディジタル・データに変換す
るA/Dコンバータ40iが接続されている。さらに、
ランプ交換時期の到来を知らせる警告灯50を点灯する
ためのドライバ52や、電子制御部40にレーザビーム
LBの出力レベルPなどの各種データを入力するための
入力部54などが接続されている。
【0023】マルチプレクサ40hには、光センサ30
d及び検出抵抗Rが接続され、入出力ポート40fから
の選択信号に基づいてレーザ出力検出信号SLA又は電流
検出信号SLIをA/Dコンバータ40iへ出力する。
【0024】なお、D/Aコンバータ40g及びマルチ
プレクサ40hと電流制御回路20bとの間は、周知の
フォトカプラ(不図示)により電気的に絶縁され、発振
部10や電源部20から電磁ノイズが侵入するのを防い
でいる。
【0025】次に、電子制御部40で実行されるランプ
管理処理について、図4のフローチャートに沿って順次
説明する。
【0026】本処理は、電子制御部40からの放電開始
指令STGによりアーク放電が起こった後に開始され、所
定周期で繰り返し実行される。
【0027】本処理が開始されると、最初のステップ1
00で、入力部54から設定されたレーザ出力データP
を読み込んで、目標出力Poとして設定する。次のステ
ップ110では、目標出力Poに必要なランプ電流Iの
指令値Ioを、第1マップMP1から求め、D/Aコン
バータ40gに指令して、ランプ指令電流Ioに応じた
指令信号SIVを電流制御回路20bへ出力する。
【0028】続くステップ120では、光フィードバッ
ク処理を実行する。即ち、まずマルチプレクサ40hと
A/Dコンバータ40iとに命じて、レーザ出力検出信
号SLA及び電流検出信号SLIを、それぞれ読み込んで実
レーザ出力Pj及び実電流Ijとして設定し(第1プロ
セス)、次に目標出力Poと実レーザ出力Pjとの偏差
ΔP(=Po−Pj)を求めると共に、ランプ指令電流
Ioと実電流Ijとの偏差ΔI(=Io−Ij)を求め
る(第2プロセス)。続いて、D/Aコンバータ40g
に指令して、レーザ出力偏差ΔP及び第1マップMP1
と、電流偏差ΔI及び第3マップMP3とから補正値を
求めてランプ指令電流Ioを補正して、ランプ電流Iを
増加又は減少させるための指令信号SIVを電流制御回路
20bへ出力する(Io←Io±i,iは補正した後の
ランプ指令電流Ioの増減分。第3プロセス)。そし
て、実レーザ出力Pjが目標出力Poに等しくなるまで
(Po=Pj,Io=In、InはPo=Pjのときの
ランプ指令電流)、上記第1〜第3のプロセスを繰り返
し、等しくなるとステップ130へ進む。
【0029】ステップ130では、第2マップMP2か
ら目標出力Poのときのランプ交換時期の到来を判定す
るための電流閾値IMXを求める。続くステップ140で
は、求めた電流閾値IMXと、実レーザ出力Pjが目標出
力Poに等しくなったときのランプ指令電流Inとを、
大小比較する。ステップ140にて、ランプ指令電流I
nが電流閾値IMX以下であると肯定判断されたときに
は、ランプ10bは未だ劣化していないものとして、そ
のまま処理を終了する。
【0030】一方、ステップ140にて、ランプ指令電
流Inが電流閾値IMXを越えていると否定判断されたと
きには、ランプ10bが劣化したものとして、ステップ
150に進み、ドライバ52に指令して警告灯50を点
灯させ、処理を終了する。
【0031】上記の処理の結果、ランプ電流Iを電流閾
値IMXより増加しても所定のレーザビームLBの出力を
得られないときには、警告灯50が点灯してランプ10
bの劣化・ランプ交換時期の到来を知らせる。
【0032】以上説明したように本実施例では、所定レ
ベルのレーザビームLBを出力するために、ランプ電流
Iが該レベルに対応して設定された電流閾値IMXを越え
なければならないときには、ランプ10bの交換時期が
到来したことを適切に報知するので、ランプ10bの交
換時期が簡単且つ正確にわかる。
【0033】したがって、ランプ10bの点灯時間の記
録・管理の手間を省くことができる。あるいは、勘や経
験に頼ってランプ交換の時期を誤り加工不良を生じると
いうことを防ぐことができる。
【0034】また、ランプ10bの交換を自動的に行う
装置を付設した場合、ランプ10bの点灯指令をランプ
交換の指令としても使うことができ、拡張性がある。
【0035】なお本実施例では、部分反射鏡M2の側で
レーザビームLBの出力レベルを検出するように構成し
たが、この他、全反射鏡M1の側で該出力レベルを検出
するように構成してもよい。
【0036】さらに、本実施例ではROM40cに各マ
ップMP1〜MP3を格納したが、電源遮断時にもデー
タが保持できる周知のバックアップRAMに各マップM
P1〜MP3を格納し、入力部54からの設定データに
よって各マップMP1〜MP3を変更できるように構成
してもよい。
【0037】ここで、本実施例では単一のランプ10b
を用いた発振部10であったが、本発明はランプが複数
配設されている発振器にも適用できる。
【0038】たとえば図5の(A)欄に示すように、Y
AGロッドLDがカスケード接続され、かつ各々のYA
GロッドLDにランプL及び電源部PSが設けられてい
るとき(Aタイプという)、図5の(B)欄に示すよう
に、電源部PSが一つで複数のランプLが並列接続され
ているとき(Bタイプという)、あるいは図5の(C)
欄に示すように、1本のYAGロッドLDに複数のラン
プLが配設されているとき(Cタイプという)の何れの
場合でも、ランプ交換時期を示す電流閾値IMXの第2マ
ップMP2{図3の(A)欄に示した}を書き換えるこ
とで対応することができる。ただし、Aタイプの場合に
は、夫々のランプLに流れる電流Iを等しくする必要が
ある。
【0039】また、ランプが複数本配設されている発振
器について、全体としてのランプ交換判定を行ったのち
に、Aタイプでは各電源PSにより、Bタイプ及びCタ
イプではリレー回路RLにより個々にランプLを点灯さ
せ全体出力の本数分の1の出力として個々のランプLに
ついて電流検出を行い、別の電流閾値IMXのマップを使
って個々のランプLについて劣化ランプか否かを判定す
ることもできる。
【0040】上記のA・B・Cのタイプの場合には、複
数本ランプを用いたレーザ加工装置のときや、その加工
装置が多数配設されているときに、ランプ管理の効率向
上に特に大きな功を奏する。
【0041】さらに又本実施例では、ランプ指令電流I
nが電流閾値IMX以上であるときに、ランプ10bの劣
化と判定したが、ランプが複数本配設されている発振器
において、図3の(B)欄に示すように、電流閾値IMX
に加えて、ランプ10bが再使用可能な電流境界値ISH
を設けると共に電流閾値IMXと電流境界値ISHとの間に
劣化判定のための判定帯域GZを設け、劣化ランプと判
定されなかったランプについて、判定帯域GZにランプ
指令電流Io(In)が達していないものは再使用可能
なランプとする、あるいは判定帯域GZに達しているも
のは劣化ランプではないが同時に交換すべきランプとす
るようにしてもよい。
【0042】この場合には、再使用できるランプと交換
すべきランプとの選別判断が、ランプの発光状態により
一層即して行える。さらに、発光状態が再使用可能な状
態から交換すべき状態への過渡状態にあるランプについ
ても、使用の限界まで使うことができるので、より効率
的である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、レ
ーザ励起光源の放電電流がレーザ目標出力に対応する基
準電流を越えたか否かの判定に基づいて、上記光源の発
光状態が劣化した否かを判定し、劣化判定がなされたと
きに上記光源の更新時期の到来を報知するので、更新時
期が到来したことを適切に報知するので、上記光源の更
新時期が簡単にわかり上記光源を効率的に管理すること
ができる。したがって、レーザ励起光源の点灯時間の記
録・管理の手間を省くことができ、あるいは勘や経験に
頼って上記光源の交換時期を誤ることを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成を例示する構成図である。
【図2】実施例のレーザ加工装置の構成を表すブロック
図である。
【図3】電流閾値−レーザ出力の特性を表す説明図であ
る。
【図4】電子制御部で実行されるランプ管理処理のフロ
ーチャートである。
【図5】ランプを複数用いたときの発振部及び電源部の
説明図である。
【符号の説明】
10…発振部 10a…YAGロッド 10b…ランプ 20…電源部 20a…直流安定化電源 20b…電流制
御回路 30…光学系 30c…光センサ 40…電子制御部 50…警告灯 LB…レーザビーム MP2…第2マップ R…検出抵

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの電圧印加による放電で発光し
    てレーザ媒質を励起するレーザ励起光源の発光状態を管
    理するレーザ励起光源管理装置であって、 上記レーザ励起光源の発光により励起されたレーザ媒質
    の出力を検出するレーザ出力検出手段と、 予め設定された上記レーザ媒質の目標出力と上記レーザ
    出力検出手段により検出された上記レーザ媒質の出力と
    の偏差に基づいて上記レーザ励起光源の放電電流を制御
    する電流制御手段と、 上記レーザ励起光源の放電電流を検出する電流検出手段
    と、 該検出された放電電流が上記レーザ媒質の目標出力に対
    応して設定された所定の基準電流を越えているか否かを
    判定する電流判定手段と、 該判定手段の判定結果に基づいて上記レーザ励起光源の
    発光状態が劣化した否かを判定する発光状態判定手段
    と、 該発光状態判定手段により劣化判定がなされると上記レ
    ーザ励起光源の更新時期が到来したことを報知する報知
    手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ励起光源管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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