JPH05108676A - 診療行為と病名の関連チエツクのチエツクマスタのデータ管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、医療事務専用システムにおける診
療行為と病名の関連チェックを行う為のチェックマスタ
のデータ管理方法に関し、チェック処理の時間を大幅な
短縮を図る。 【構成】 チェックNo. をキー部に持ち、関連チェック
を行う診療行為と、病名をデータ部に持つ関連チェック
マスタから、チェック対象の全ての診療行為コード
を、そのチェックNo. と対にして、該診療行為コード順
にソートしたファイルと、全ての病名コードを、その
チェックNo. と対にして、病名コード順にソートしたフ
ァイルとを作成して、関連チェックコードソートエリ
アに格納し、入力された患者の診療行為，及び、病名
データのコードをキーにして、上記関連チェックコード
ソートエリアの、上記ファイル，をサーチし、得
た該患者に対して施した診療行為に対応したチェックN
o. と, 付与した病名に対応したチェックNo. を元に、
該診療行為に対する病名の妥当性のチェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、医療事務専用システム
における診療行為と病名との関連チェックを行う為のチ
ェックマスタのデータ管理方法に関する。

【０００２】従来の医療事務専用システムでは、レセプ
ト発行が主な業務であったが、該診療行為コード, 病名
コードデータの増大化と, 多様化に伴い、今日では、レ
セプト発行の前処理として、該入力されたデータをレセ
プトを発行する前に、その整合性をチェックする機能が
要求されるようになってきた。

【０００３】本機能は、通常、レセプトチェックシステ
ムと呼ばれ、そのチェックの内容は，レセプトの形式チ
ェックを行う標準チェックとよばれるもの（氏名，生年
月日，保険者番号，記号番号の入力漏れ等の最低レセプ
トとして書式を満足しているかの形式チェック）と，機
械に入力されたデータ（各患者の診療行為と病名）の整
合性（ここでの整合性とは、個々の患者の診療行為と患
者に付けられた病名との妥当性，各種診療行為について
診療報酬点数表に基づく算定漏れ，算定誤り等）とをチ
ェックするための関連チェックと呼ばれるものがある。

【０００４】上記、従来の医療事務専用システムにおけ
るレセプトチェックシステムの関連チェック方式は、入
力された診療行為と病名の各々のコード（診療行為や病
名をシステムがユニークに識別するための数字，または
文字列のコード）と, オペレータが事前に登録する各病
医院ごとの関連チェックマスタとを、突き合わせるチェ
ック方式を取っていたため膨大な処理時間を要したこと
から、その処理速度の大幅な短縮を図ることができるチ
ェックマスタのデータ管理方法が必要とされる。

【０００５】

【従来の技術】図５，図６は、従来のチェックマスタの
データ管理方法を説明する図であり、図５(a) は従来の
関連チェックマスタのファイル構造の例を示し、図５
(b) は従来のチェック方法を模式的に示し、図６(c) は
従来のチェック方法の問題点を示している。

【０００６】従来の関連チェックマスタのファイル構
造：従来の各病医院ごとの関連チェックマスタは、図
５(a) のようなファイル構造である。即ち、チェックの
識別キーとなるチェックNo. をキー部に持ち、関連チェ
ックを行う診療行為コードと, 病名コードをデータ部に
持ち、エラーメッセージ表示時のチェックのタイトル印
刷に使用する代表名 (代表診療行為名, 代表病名) を持
つ。

【０００７】具体的なチェック内容と，関連チェックマ
スタへの登録例：チェック内容：例えば、「ペルサチ
ン」という薬が使用されていながら「心疾患」の病名
（即ち、狭心症，心不全，不整脈）がないことのチェッ
クを行う場合。

【０００８】・診療行為コードとしては、病医院ごとの
ペルサチンのコードを登録する。 ・病名コードとしては、心疾患病名として狭心症，心不
全，不整脈のコードを登録する。

【０００９】・代表診療行為名としては、ペルサチンを
登録する。 ・代表病名としては，心疾患を登録する。 チェックの方式：入力された診療行為データ，病名デー
タのファイルを読み、上記関連チェックマスタの登録
コード１〜Ｎを比較し、図５(b) に示したようにメモリ
上の作業領域に、チェックNo. 別診療行為展開テーブ
ル, チェックNo. 別病名展開テーブルを展開，作成す
る。

【００１０】このように展開したテーブルについて、チ
ェックNo. 毎に診療行為展開テーブルを参照し、チェッ
クNo. 別診療行為展開テーブルにコードがあって、チェ
ックNo. 別病名展開テーブル上にコードが１つもない場
合はエラーと判定して、次のようなエラーメッセージ “「ペルサチン」に対応する「心疾患」がない” を編集，出力する。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】上述のチェック方式の
問題点は、図６(c) に示したように、各患者の診療行
為，病名データを順読みし、チェックNo. 別診療行為展
開テーブルと, チェックNo. 別病名展開テーブルの個々
のコードとのマッチングを行い、その存在チェックを行
うところである。

【００１２】このマッチングでは、チェックNo. 別診療
行為展開テーブル／チェックNo. 別病名展開テーブルの
一つの関連チェックNo. 毎に、診療行為についてＮ回，
病名についてＮ回の比較を必ず行うことになり、さら
に、該展開テーブルの項目数が増えれば増えるほど、そ
のテーブルのチェックNo. に対応した各項目の内容の一
部が異なるケースであっても、総当りのマッチングとな
り処理時間が莫大になるという問題があった。

【００１３】本発明は上記従来の欠点に鑑み、医療事務
専用システムにおける診療行為と病名の関連チェックを
行う為のチェックマスタのデータを管理する際、チェッ
ク処理時間の大幅な短縮を図ることができるチェックマ
スタのデータ管理方法を提供することを目的とするもの
である。

【００１４】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の原理説
明図であり、(a) は診療行為コード順にソートした診療
行為−チェックNo. ファイルの例を示し、(b) は病名
コード順にソートした病名−チェックNo.ファイルの
例を示している。

【００１５】上記の問題点は下記の如くに構成したチェ
ックマスタのデータ管理方式によって解決される。 (1) チェックNo. をキー部に持ち、関連チェックを行う
診療行為コードと、病名コードをデータ部に持つ関連チ
ェックマスタから、チェック対象の全ての診療行為コ
ードを、そのチェックNo. と対にして、該診療行為コー
ド順にソートした診療行為−チェックNo. ファイル
と、全ての病名コードを、そのチェックNo. と対にし
て、病名コード順にソートした病名−チェックNo. ファ
イルとを作成して、関連チェックコードソートエリア
に格納しておき、各患者の診療行為, 病名データファ
イルから入力された患者の診療行為，及び、病名データ
のコードをキーにして、上記関連チェックコードソート
エリア内の、上記診療行為−チェックNo. ファイル
と、病名−チェックNo. ファイルとを、例えば、２分
探索法でサーチし、該患者に対して施した診療行為に対
応したチェックNo. と, 付与した病名に対応したチェッ
クNo. とを得るように構成する。

【００１６】(2) 上記関連チェックマスタから、チェ
ックNo. 毎に、代表診療行為名, 診療行為コード個数,
チェックNo.別コードテーブルアドレス (行為),及び、
代表病名, 病名コード個数, チェックNo. 別コードテー
ブルアドレス (病名) とからなる関連チェックNo. 管理
テーブルと、上記関連チェックNo. 管理テーブルが
指示するチェックNo. 別コードテーブルアドレス (行
為),チェックNo. 別コードテーブルアドレス (病名) か
ら、上記関連チェックNo. 管理テーブルが指示する診
療行為コード個数, 病名コード個数分のエリアを、チェ
ックNo. 別診療行為コードテーブルａ，チェックNo.
別病名コードテーブルｂとして確保しておき、上記入
力された患者の診療行為コード，及び、病名コードによ
り、上記関連チェックコードソートエリア内の上記診
療行為−チェックNo. ファイルと、病名−チェックN
o. ファイルをサーチして得られたチェックNo. に基
づいて、対応する関連チェックNo. 管理テーブルが指
示する、上記チェックNo. 別診療行為コードテーブル
ａ，チェックNo. 別病名コードテーブルｂのエリア
に、該診療行為コード, 病名コードを振り分けるように
構成する。

【００１７】

【作用】前述のように、従来のチェック方式では、関連
チェックマスタから、チェックNo. 別診療行為展開テ
ーブルと, チェックNo. 別病名展開テーブルの個々のコ
ードを展開，作成し、入力された診療行為データ，病名
データのファイルから診療行為コード，及び、病名コー
ドを読み、上記チェックNo. 別診療行為展開テーブル
と, チェックNo. 別病名展開テーブルの個々のコードと
のマッチングを行う為、このマッチングでは、一つの関
連チェックテーブルについて診療行為についてＮ回，病
名についてＮ回の比較を必ず行う必要があった。

【００１８】本発明においては、該関連チェックマスタ
から、チェック対象の全ての診療行為コードを、その
チェックNo. と対にして、該診療行為コード順にソート
した診療行為−チェックNo. ファイルと、全ての病名
コードを、そのチェックNo.と対にして、病名コード順
にソートした病名−チェックNo. ファイルとを作成し
て、関連チェックコードソートエリアに格納してお
き、各患者の診療行為,病名データファイルから入力さ
れた患者の診療行為，及び、病名データのコードをキー
にして、上記関連チェックコードソートエリア内の上
記診療行為−チェックNo. ファイルと, 病名−チェッ
クNo. ファイルとを、順に、或いは、２分探索法によ
り、該当の診療行為コード，及び、病名コードを持つ、
チェックNo. を検索するものである。

【００１９】後は、該診療行為コード，及び、病名コー
ドを持つチェックNo. 毎に、予め、エリアが確保されて
いる、チェックNo. 別診療行為コードテーブルａ, 及
び、チェックNo. 別病名コードテーブルｂに、該入力
されたある患者の診療行為コード, 及び、病名コードを
振り分けることにより、例えば、チェックNo. 別診療行
為コードテーブルａの該当領域に診療行為データがあ
って、対応する同じチェックNo. 別病名コードテーブル
ｂに病名データが存在しない場合、エラーと判定する
ようにしたものである。

【００２０】本発明の主眼は、関連チェックマスタか
ら、診療行為コードデータ, 及び、病名コードデータと
チェックNo. の対データを生成して、該診療行為コード
データ, 及び、病名コードデータ順にソートした診療行
為−チェックNo. ファイルと、病名−チェックNo. フ
ァイルを関連チェックコードソートエリアに格納し
ておき、検索を必要とする診療行為コード, 及び、病名
コードが入力されたとき、その診療行為コード, 及び、
病名コードで、該関連チェックコードソートエリア内
の上記診療行為−チェックNo. ファイルと，病名−チ
ェックNo. ファイルをサーチし、択一的に、該診療行
為コード, 病名コードを持つチェックNo. を認識できる
ようにしたものである。

【００２１】従って、入力された患者の診療行為コー
ド, 病名コードを持つチェックNo. を高速にサーチする
ことができるため、診療行為と病名との関連チェックを
高速に行うことができる効果がある。

【００２２】

【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図１は、本発明の原理説明図であり、図２
は、本発明による関連チェックマスタのファイル構成の
例であり、図３は、本発明によるチェック方法を示した
図であり、図４は本発明の効果を説明する図で、図４(a
1),(a2) は、従来方法の場合を示し、図４(b1),(b2) は
本発明の場合を示している。

【００２３】本発明においては、医療事務専用システム
における診療行為と病名の関連チェックのチェックマス
タのデータ管理方法において、チェックNo.をキー部に
持ち、関連チェックを行う診療行為コードと、病名コー
ドをデータ部に持つ関連チェックマスタから、チェッ
ク対象の全ての診療行為コードを、そのチェックNo.と
対にして、該診療行為コード順にソートした診療行為−
チェックNo. ファイルと、全ての病名コードを、その
チェックNo. と対にして、病名コード順にソートした病
名−チェックNo. ファイルとを作成して、関連チェッ
クコードソートエリアに格納しておき、入力された患
者の診療行為，及び、病名データのコードをキーにし
て、上記関連チェックコードソートエリア内の、上記
診療行為−チェックNo. ファイルと, 病名−チェック
No. ファイルを、例えば、２分探索法でサーチし、得
た該患者に対して施した診療行為に対応したチェックN
o. と, 付与した病名に対応したチェックNo. を元に、
該診療行為に対する病名の妥当性のチェックを行う手段
が、本発明を実施するのに必要な手段である。尚、全図
を通して同じ符号は同じ対象物を示している。

【００２４】以下、図１を参照しながら、図２〜図４を
用いて、本発明の医療事務専用システムにおける診療行
為と病名の関連チェックのチェックマスタのデータ管理
方法と、該関連チェックマスタ〜ａ，ｂによる診
療行為と病名のチェック方法を説明する。

【００２５】本発明においては、従来の関連チェックマ
スタのファイル構造を次のように変更して構成する。 本発明での関連チェックマスタのファイル構造： 1) 関連チェックNo. 管理テーブル（一つのチェックテ
ーブルについて一つ必要）の生成。

【００２６】図２(a) に示したように、チェックNo. 毎
に、代表診療行為名, 診療行為コード個数, チェックN
o. 別コードテーブルアドレス (行為) と, 代表病名,
病名コード個数, チェックNo. 別コードテーブルアドレ
ス (病名）から構成されるテーブルである。

【００２７】2) 関連チェックコードソートエリア： ・診療行為について、すべての関連チェックの診療行為
コードをそのチェックNo. とペアで診療行為コード順に
ソートした診療行為−チェックNo. ファイルを作成
し、関連チェックコードソートエリアに格納する。
｛図１(a) 参照｝ ・病名について、診療行為と同様に病名コードとそのチ
ェックNo. とペアで病名コード順にソートした病名−チ
ェックNo. ファイルを作成し、関連チェックコードソ
ートエリアに格納する。｛図１(b) 参照｝ 3) チェックNo. 別診療行為コードテーブルａ：図５
(a) で、従来の関連チェックマスタとして示したよう
に、チェックNo.対応に、特定の個数の診療行為コード
が定められているので、上記関連チェックNo. 管理テー
ブルが指示するチェックNo. 別コードテーブルアドレ
ス (行為)から、上記関連チェックNo. 管理テーブル
が指示する診療行為コード個数分のエリアを、チェック
No. 別診療行為コードテーブルａとして確保する。

【００２８】4) チェックNo. 別病名コードテーブル
ｂ：上記と同様にして、チェックNo. 対応に、特定の個
数の病名コードが定められているので、上記関連チェッ
クNo. 管理テーブルが指示するチェックNo. 別コード
テーブルアドレス (病名) から、上記関連チェックNo.
管理テーブルが指示する病名コード個数分のエリア
を、チェックNo. 別病名コードテーブルｂとして確保
する。

【００２９】本発明によるチェックの方法：入力された
診療行為コードデータ，病名コードデータのファイルを
読み、該読み出した診療行為コード，病名コードを、そ
れぞれ、上記チェックNo. 別診療行為コードテーブル
ａ，チェックNo. 別病名コードテーブルｂに振り分け
を行う。 具体的には、図３に示したように、 (1) 患者の診療行為データのコードで、関連チェックコ
ードソートエリア内の診療行為−チェックNo. ファイ
ル, 及び、病名−チェックNo. ファイルをサーチす
る。

【００３０】(2) 関連チェックコードソートエリア内
の、上記診療行為−チェックNo. ファイルにそのコー
ド (診療行為コード)が存在した場合に、関連チェックN
o.管理テーブル群上の、該関連チェックNo. 管理テー
ブルが指示するチェックNo. に対応するチェックNo.
別コードテーブルアドレス (本例では、アドレス“100"
〜"107")が指示する上記チェックNo. 別診療行為コード
テーブルａに、該診療行為コードを振り分ける。

【００３１】(3) 該関連チェックコードソートエリア
内の、上記診療行為−チェックNo.ファイルに同じ診
療行為コードが２つ以上存在する場合は、それらのチェ
ックNo. に対して振り分けを行う。

【００３２】同様のことを、病名データについても行い
（病名コードの振り分けは、本例では、アドレス "230"
〜"235")、すべての振り分け処理が終了した後、チェッ
クNo. 別診療行為コードテーブルａ，チェックNo. 別
病名コードテーブルｂ｛図２(b1),(b2) 参照｝を参照
して、チェックNo. 毎にエラー判定｛具体的には、チェ
ックNo. 別診療行為コードテーブルａに振り分けられ
た診療行為コードがあるのに、チェックNo. 別病名コー
ドテーブルｂに振り分けられた病名コードがないこ
と。例えば、診療行為コード「ＰＬ顆粒」に対する病名
コードが、誤って「喘息」になっていると、チェックN
o.1側のチェックNo. 別病名コードテーブルｂ欄に
は、該診療行為コード「ＰＬ顆粒」に対する正しい病名
コード「急性上気道炎」等が振り分けられないことにな
り、上記誤りが分かる。｝を行い、エラーメッセージを
編集，出力をする。

【００３３】上記図３に示したチェック方法から明らか
なように、本発明においては、患者の診療行為コード，
及び、病名コードが与えられると、本発明の関連チェッ
クコードソートエリア内の、前述の診療行為−チェッ
クNo. ファイル, 及び、病名−チェックNo. ファイル
をサーチ（昇順，降順，或いは、２分探索法等による
サーチ）するだけで、択一的に、該診療行為コード，及
び、病名コードを持つチェックNo. を知ることができる
ので、後は、関連チェックNo. 管理テーブル上におい
て、上記認識したチェックNo. に対応する欄の、チェッ
クNo. コードテーブルアドレスが指示するチェックNo.
別診療行為コードテーブルａ，及び、チェックNo. 別
病名コードテーブルｂに、当該診療行為コード，病名
コードを振り分けるだけで、該患者の診療行為コード，
及び、病名コードの関連性をチェックすることができ
る。

【００３４】

【発明の効果】従来の関連性チェックの方法で、次のよ
うな関連チェックを行ったときの判定の回数を比較し
て、本発明の効果をみる。

【００３５】従来の関連チェックマスタの例として、
チェックNo.1,2の例をみると下記のようになる。 (1) 風邪に対する上気道炎があるか否か（チェックNo.
１）

【００３６】

【診療行為】

【必要な病名】 20314 ダン・リッチ 03008 咽頭炎 24394 ＰＬ顆粒 03006 急性上気道炎 27913 ミオカマイシン錠200 03002 気管支炎 27178 ホスミシンカプセル500 40624 ＳＰトローチ明治 40346 イソジンガーグル 14153 オラセフ錠 13750 エンピナース・Ｐ (2) 抗ヒスタミン剤に対する感冒病名があるか否か（チ
ェックNo. ２）

【００３７】

【診療行為】

【必要な病名】 20314 ダン・リッチ 03000 感冒 24394 ＰＬ顆粒 03006 急性上気道炎 27913 ミオカマイシン錠200 03002 気管支炎 27178 ホスミシンカプセル500 03032 喘息 40624 ＳＰトローチ明治 02014 アレルギ−性鼻炎 40346 イソジンガーグル 図４(a1),(a2) は、上記の関連チェックマスタか
ら、図５(b) に説明した従来のチェックNo. 別診療行為
展開テーブル, チェックNo. 別病名展開テーブルの例
を、それぞれ、上記チェックNo.1,2について示したもの
である。

【００３８】今、患者の診療行為としてコード「24394
」ＰＬ顆粒が存在し、病名としてコード「03006」急性
上気道炎が存在した場合、まず、診療行為コード「2439
4 」ＰＬ顆粒について、上記診療行為展開テーブルをサ
ーチする場合に、少なくとも、６回の比較を必要とす
る。

【００３９】次に、病名コード「03006 」急性上気道炎
について、病名展開テーブルをサーチする場合に、少な
くとも、６回の比較を必要とする。従って、従来の関連
チェック方法では、上記の例で、少なくとも、合計12回
の比較を要する。

【００４０】本発明の関連チェックコードソートエリア
内の診療行為−チェックNo. ファイルをサーチして
上記と同じチェックをした場合は次のようになる。患者
の診療行為としてコード「24394 」ＰＬ顆粒が存在し、
病名としてコード「03006」急性上気道炎が存在した場
合、まず、診療行為コード「24394 」ＰＬ顆粒につい
て、関連チェックコードソートエリア内の、上記診療
行為−チェックNo. ファイルをサーチする場合に４回
の比較で終了する。次に、病名コード「03006 」急性上
気道炎について、病名に関する、上記関連チェックコー
ドソートエリアの、病名−チェックNo. ファイルを
サーチする場合も、４回の比較で終了し、合計８回の比
較となる。この例ではデータ量も少なく、またコードサ
ーチの方法として先頭から一個一個比較する例で示した
が、このデータ管理方式では、コードサーチの方法に、
例えば、２分探索法を用いて、更に、効率を上げること
が可能である。

【００４１】従って、入力された患者の診療行為コー
ド, 病名コードを持つチェックNo. を高速にサーチする
ことができるため、診療行為と病名との関連チェックを
高速に行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理説明図

【図２】本発明による関連チェックマスタのファイル構
成の例

【図３】本発明によるチェック方法を示した図

【図４】本発明の効果を説明する図

【図５】従来のチェックマスタのデータ管理方法を説明
する図（その１）

【図６】従来のチェックマスタのデータ管理方法を説明
する図（その２）

【符号の説明】 従来の関連チェックマスタ 診療行為−チェックNo. ファイル 病名−チェックNo. ファイル 関連チェックコードソートエリア 関連チェックNo. 管理テーブル ａ チェックNo. 別診療行為コードテーブル ｂ チェックNo. 別病名コードテーブル

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】チェックNo. をキー部に持ち、関連チェッ
   クを行う診療行為コードと、病名コードをデータ部に持
   つ関連チェックマスタ（）から、チェック対象の全て
   の診療行為コードを、そのチェックNo. と対にして、該
   診療行為コード順にソートした診療行為−チェックNo.
   ファイル（）と、全ての病名コードを、そのチェック
   No. と対にして、病名コード順にソートした病名−チェ
   ックNo. ファイル（）とを作成して、関連チェックコ
   ードソートエリア（）に格納しておき、 各患者の診療行為, 病名データファイルから入力された
   患者の診療行為，及び、病名データのコードをキーにし
   て、上記関連チェックコードソートエリア（）内の上
   記診療行為−チェックNo. ファイル（）と，病名−チ
   ェックNo. ファイル（）とをサーチし、該患者に対し
   て施した診療行為に対応したチェックNo. と, 付与した
   病名に対応したチェックNo. とを得ることを特徴とする
   診療行為と病名の関連チェックのチェックマスタのデー
   タ管理方法。
2. 【請求項２】上記関連チェックマスタ（）から、チェ
   ックNo. 毎に、代表診療行為名, 診療行為コード個数,
   チェックNo. 別コードテーブルアドレス (行為),及び、
   代表病名, 病名コード個数, チェックNo. 別コードテー
   ブルアドレス (病名)とからなる関連チェックNo. 管理
   テーブル（）と、上記関連チェックNo. 管理テーブル
   （）が指示するチェックNo. 別コードテーブルアドレ
   ス (行為),チェックNo. 別コードテーブルアドレス (病
   名) から、上記関連チェックNo. 管理テーブル（）が
   指示する診療行為コード個数, 病名コード個数分のエリ
   アを、チェックNo. 別診療行為コードテーブル（
   ａ），及び、チェックNo. 別病名コードテーブル（
   ｂ）として確保しておき、 上記入力された患者の診療行為コード，及び、病名コー
   ドにより、上記関連チェックコードソートエリア（）
   内の上記診療行為−チェックNo. ファイル（）と，病
   名−チェックNo. ファイル（）をサーチして得られた
   チェックNo. に基づいて、対応する関連チェックNo. 管
   理テーブル（）が指示する、上記チェックNo. 別診療
   行為コードテーブル（ａ），及び、チェックNo. 別病
   名コードテーブル（ｂ）に、該診療行為コード, 病名
   コードを振り分けることを特徴とする診療行為と病名の
   関連チェックのチェックマスタのデータ管理方法。