JPH05108402A - デバツグ装置 - Google Patents

デバツグ装置

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Publication number
JPH05108402A
JPH05108402A JP3294955A JP29495591A JPH05108402A JP H05108402 A JPH05108402 A JP H05108402A JP 3294955 A JP3294955 A JP 3294955A JP 29495591 A JP29495591 A JP 29495591A JP H05108402 A JPH05108402 A JP H05108402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
instruction
switching process
unit
process execution
Prior art date
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Pending
Application number
JP3294955A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Okuyama
英樹 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP3294955A priority Critical patent/JPH05108402A/ja
Publication of JPH05108402A publication Critical patent/JPH05108402A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバッグ装置に於いて、割り込み処理の走行
時間を低減することにより、信頼性の高いデバッグを行
なえるようにする。 【構成】 すり替え処理ハードウェア部105はデバッ
グ対象プログラムの実行中にアドレスバス108上にポ
イント設定レジスタ部110に設定されているアドレス
が現れ、且つ命令フェッチサイクルを検出すると、すり
替え処理実行履歴に基づいてすり替え処理を行なってい
るか否かを判定する。そして、行なっていないと判定し
た場合は特定のソフトウェア割り込み命令を上記アドレ
スに格納されている命令にすり替えてデータバス107
に出力してCPU103に割り込み処理を実行させると
共に、すり替え処理実行履歴を変更してすり替え処理を
禁止する。また、行なっていると判定した場合、従来割
り込み処理により行なわれていたすり替え処理禁止の解
除を、すり替え処理実行履歴を書き換えることにより行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデバッグ装置に関し、特
に、プログラムをROMに格納したシステムに於けるデ
バッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデバッグ装置は、以下の
(a)〜(c)に示す処理を順次行なうことにより、R
OMに格納されたデバッグ対象プログラムのデバッグを
行なっている。
【0003】(a)ROMに格納されたデバッグ対象と
なるプログラムの実行中にCPUが命令フェッチのため
に出力するアドレスをハードウェア装置によって常時モ
ニタし、予め設定されているアドレスと同一のアドレス
がアドレスバス上に出力されることにより、上記ハード
ウェア装置から特定のソフトウェア割り込み命令をデー
タバス上に送出し、上記アドレスに格納されている命令
の代わりに上記ソフトウェア割り込み命令をCPUにフ
ェッチさせる。
【0004】(b)CPUがフェッチしたソフトウェア
割り込み命令を実行することにより、割り込み処理プロ
グラムが起動され、CPUがこの割り込み処理プログラ
ムを実行することにより、 ・ブレーク動作,データトレースの開始/終了,指定さ
れたアドレスからアドレスまでの実行時間の計測の開始
/終了等のデバッグ処理 ・シングルステップモードフラグをセットする処理 ・すり替え処理の動作禁止を設定する処理 ・特定のソフトウェア割り込み命令にすり替えられた命
令をCPUにフェッチさせ実行させるために、スタック
に退避されているプログラムカウンタの値の一つ前の値
をプログラムカウンタに設定する処理 が順次行なわれ、その後、プログラム復帰が行なわれ
る。
【0005】(c)そして、プログラム復帰が行なわれ
ると、CPUは上記した或る特定のソフトウェア割り込
み命令にすり替えられてしまった命令をフェッチしなお
し、その命令をシングルステップ実行する。その結果、
割り込み処理プログラムが起動され、CPUがこの割り
込み処理プログラムを実行することにより、 ・シングルステップモードフラグをリセットする処理 ・すり替え処理の動作禁止を解除する処理 が順次行なわれ、その後、プログラム復帰が行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデバッ
グ装置はROMに格納されたプログラムをデバッグする
に当たって、上記(b),(c)に示した2回の割り込
み処理を必要とするため、プログラムの本来の走行時間
に対して冗長時間となる割り込み処理の走行時間によっ
て正しいデバッグを行なうことができなくなる場合があ
るという問題があった。例えば、デバッグ対象となるプ
ログラムのアドレスAからアドレスBまでの実行時間の
計測を行なう場合は、アドレスAが検出された時点で上
記(b)に示す割り込み処理により計測手段が起動さ
れ、その後、上記(c)に示す割り込み処理が行なわ
れ、更に、アドレスBが検出された時点で上記(b)に
示す割り込み処理により計測手段の計測結果が収集され
るが、上記(c)に示す割り込み処理の走行時間が誤差
になり、正しい計測結果を得ることができないという問
題がある。
【0007】本発明の目的はデバッグ対象となるプログ
ラムの本来の走行時間に対して冗長時間となる割り込み
処理の走行時間を低減させ、本来のプログラム実行環境
により近い状態でプログラムデバッグを行なうことによ
り、より信頼性の高いデバッグを行なうことができるデ
バッグ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、CPUと、デバッグポイントとなる命令の格
納アドレスが設定されるポイント設定レジスタと、該ポ
イント設定レジスタに設定されたアドレスとアドレスバ
ス上のアドレスとを比較するアドレスバス比較部と、ス
テータスバスを監視し、命令フェッチサイクルを検出す
るステータスバスデコーダ部と、前記アドレスバス比較
部がアドレスの一致を検出し、且つ前記ステータスバス
デコーダ部が命令フェッチサイクルを検出することによ
りすり替え処理実行履歴に基づいてすり替え処理が行な
われているか否かを判定し、すり替え処理が行なわれて
いないと判定することによりすり替え処理を許可すると
共に前記すり替え処理実行履歴をすり替え処理が行なわ
れたことを示すものに変更し、すり替え処理が行なわれ
ていると判定することにより前記すり替え処理実行履歴
をすり替え処理が行なわれていないことを示すものに変
更するすり替え処理実行判定部と、該すり替え処理実行
判定部がすり替え処理を許可することにより、特定のソ
フトウェア割り込み命令を前記アドレスバス比較部で一
致が検出されたアドレスに格納されている命令にすり替
えてデータバスに出力して前記CPUにフェッチさせる
データバス切り替え部と、該データバス切り替え部から
出力された前記特定のソフトウェア割り込み命令の実行
による割り込み発生時に、デバッグ処理を行ない、その
後、前記特定のソフトウェア割り込み命令とすり替えら
れた命令を前記CPUにフェッチさせる割り込み処理プ
ログラム及びデバッグ対象となるプログラムが格納され
たROMとを設けたものである。
【0009】
【作用】ROMに格納されているデバッグ対象プログラ
ムの実行中に、アドレスバス比較部がアドレスバス上に
ポイント設定レジスタに設定されているアドレスを検出
し、且つステータスバスデコーダ部が命令フェッチサイ
クルを検出すると、すり替え処理実行判定部はすり替え
処理実行履歴に基づいてすり替え処理が行なわれている
か否かを判定する。
【0010】そして、すり替え処理が行なわれていない
と判定した場合は、すり替え処理を許可すると共にすり
替え処理実行履歴をすり替え処理が行なわれていること
を示すものに変更する。また、すり替え処理が行なわれ
ていると判定した場合はすり替え処理実行履歴をすり替
え処理が行なわれていないことを示すものに変更する。
【0011】すり替え処理実行判定部ですり替え処理が
許可されると、データバス切り替え部は特定のソフトウ
ェア割り込み命令をアドレスバス比較部で一致が検出さ
れたアドレスに格納されている命令にすり替えてデータ
バスに出力し、CPUにフェッチさせる。
【0012】CPUがフェッチしたソフトウェア割り込
み命令を実行することにより、ROMに格納されている
割り込み処理プログラムが起動され、デバッグ処理,特
定のソフトウェア割り込み命令とすり替えられた命令を
CPUにフェッチさせる処理が順次行なわれ、再びデバ
ッグ対象となるプログラムが実行される。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、クロックを供給するクロック供給部101と、ワー
クエリアとして使用されるRAM102と、2クロック
を1CPU処理サイクルとするCPU103と、CPU
外部I/Oレジスタ部104と、ソフトウェア割り込み
命令のすり替え処理を行なうすり替え処理ハードウェア
部105と、アプリケーションプログラム126,割り
込み処理プログラム127及びコマンド処理プログラム
128が格納されるROM106と、データバス10
7,アドレスバス108,ステータスバス109から構
成されるCPUバス138を含んでいる。
【0015】クロック供給部101はすり替え処理ハー
ドウェア部105に対してすり替え処理ハードウェア部
供給クロック129を供給し、CPU103に対してC
PU動作クロック130を供給する。CPU動作クロッ
ク130はすり替え処理ハードウェア部供給クロック1
29を2分周したものである。
【0016】RAM102はアプリケーションプログラ
ム126の実行中、ワークエリアとして使用される。
【0017】CPU外部I/Oレジスタ部104はポイ
ント設定レジスタ部110と、リセットレジスタ111
と、デバッグ処理登録情報レジスタ141から構成され
ている。
【0018】ポイント設定レジスタ部110は複数のポ
イント設定レジスタ117−1〜117−nから構成さ
れている。各ポイント設定レジスタ117−1〜117
−nには特定のソフトウェア割り込み命令とすり替えら
れる命令のアドレス(デバッグポイントのアドレス)が
格納される。デバッグ処理登録情報レジスタ141には
各ポイント設定レジスタ117−1〜117−nに格納
されているアドレスに対応して実行するデバッグ処理の
種別を示すデバッグ処理登録情報が格納されている。
【0019】すり替え処理ハードウェア部105は図2
に示すように、タイミング生成部112と、アドレスバ
ス比較部113と、ステータスバスデコーダ部114
と、すり替え処理実行判定部115と、データバス切り
替え部116とから構成されている。
【0020】タイミング生成部112はクロック供給部
101からのすり替え処理ハードウェア部供給クロック
129と、CPU103からのCPU処理サイクルスタ
ート信号131とに基づいて、CPU処理サイクルが開
始されてから2つ目のすり替え処理ハードウェア部供給
クロック129の立ち上がりに於いてすり替え処理実行
判定タイミングトリガ132を生成する。
【0021】アドレスバス比較部113は各ポイント設
定レジスタ117−1〜117−nに対応した複数のコ
ンパレータ118−1〜118−nと、各コンパレータ
118−1〜118−nの出力信号を入力とする多入力
オアゲートから構成される比較結果論理和集約部119
とから構成されている。
【0022】各コンパレータ118−1〜118−nは
対応するポイント設定レジスタ117−1〜117−n
に設定されているアドレスとアドレスバス108上のア
ドレスとを常時比較し、比較一致を検出した場合、その
出力信号をイネーブル状態(“1”)にする。比較結果
論理和集約部119はコンパレータ118−1〜118
−nの出力信号の内の何れかがイネーブル状態となるこ
とにより、比較結果信号133をイネーブル状態にす
る。
【0023】ステータスバスデコーダ部114はステー
タスバス109を常時監視し、命令フェッチサイクルを
検出すると、命令フェッチサイクル信号135をイネー
ブル状態にする。
【0024】すり替え処理実行判定部115はすり替え
処理実行履歴レジスタ120と、すり替え処理実行条件
論理積集約部121と、すり替え処理実行許可レジスタ
122と、反転条件論理積集約部139と、遅延部14
0とから構成されている。
【0025】すり替え処理実行履歴レジスタ120及び
すり替え処理実行許可レジスタ122は立ち上がりクロ
ック動作の正論理リセット型フリップフロップから構成
される。
【0026】すり替え処理実行条件論理積集約部121
及び反転条件論理積集約部139は3入力アンドゲート
から構成される。
【0027】遅延部140は反転条件論理積集約部13
9の出力信号を僅かに遅延してすり替え処理実行履歴レ
ジスタ120のクロック端子Cに加える。その遅延時間
は1CPUサイクルよりも短い。
【0028】すり替え処理実行条件論理積集約部121
はアドレスバス比較部113から出力される比較結果信
号133,ステータスバスデコーダ部114から出力さ
れる命令フェッチサイクル信号135及びすり替え処理
実行履歴レジスタ120から出力されるすり替え処理実
行履歴信号136が全てイネーブル状態となることによ
り、その出力信号をイネーブル状態にする。
【0029】反転条件論理積集約部139はタイミング
生成部112から出力されるすり替え処理実行判定タイ
ミングトリガ132,アドレスバス比較部113から出
力される比較結果信号133及びステータスバスデコー
ダ部114から出力される命令フェッチサイクル信号1
35が全てイネーブル状態となることにより、その出力
信号をイネーブル状態にする。
【0030】すり替え処理実行許可レジスタ122はす
り替え処理実行条件論理積集約部121の出力信号がイ
ネーブル状態となることにより、クロック端子Cに加え
られるすり替え処理実行判定タイミングトリガ132の
立ち上がりに同期してその出力信号であるすり替え処理
実行許可信号137をイネーブル状態にする。
【0031】すり替え処理実行履歴レジスタ120はク
ロック端子Cに加えられる遅延部140の出力信号がイ
ネーブル状態となることにより、その出力信号であるす
り替え処理実行履歴信号136を反転する。
【0032】データバス切り替え部116は収容レジス
タ123と、ドライバ124と、トランシーバ125と
から構成される。
【0033】収容レジスタ123には特定のソフトウェ
ア割り込み命令が収容されている。
【0034】ドライバ124はすり替え処理実行判定部
115から出力されるすり替え処理実行許可信号137
がイネーブル状態となることにより、収容レジスタ12
3に収容されている特定のソフトウェア割り込み命令を
データバス107に出力する。
【0035】トランシーバ125はすり替え処理実行許
可信号137がイネーブル状態となることによりCPU
103とROM106との間を切断し、ディセーブル状
態となることによりCPU103とROM106とを接
続する。
【0036】ROM106に格納されているアプリケー
ションプログラム126はデバッグ対象となるプログラ
ムである。
【0037】割り込み処理プログラム127は収容レジ
スタ123に収容されている特定のソフトウェア割り込
み命令の実行による割り込み発生時に起動されるプログ
ラムであり、図3に示す処理を行なう。
【0038】即ち、割り込み処理プログラム127は、
図3に示すように、先ず、割り込み復帰情報(PSW)
から割り込み元(デバッグポイントのアドレス)を解析
し (ステップ301)、次いで解析結果に基づいて予め
デバッグ処理登録情報レジスタ141に登録されている
デバッグ処理登録情報を検索して実行すべきデバッグ処
理の種別を求める (ステップ302)。その後、求めた
種別に従ったデバッグ処理を行なう(ステップ30
3)。そして、デバッグ処理が終了すると、特定のソフ
トウェア割り込み命令にすり替えられてしまった命令を
CPU103にフェッチさせ、実行させるために、スタ
ックに退避させてあるプログラムカウンタの値を1つ戻
してプログラムカウンタに設定する (ステップ30
4)。
【0039】コマンド処理プログラム128は図示を省
略したキーボード等から入力されたコマンドを処理する
プログラムであり、図4に示すように、入力されたコマ
ンドに従ってリセットレジスタ111の設定、ポイント
設定レジスタ117−1〜117−nへのデバッグポイ
ントの設定、デバッグ処理登録情報レジスタ141への
デバッグ処理登録情報の設定、ポイント設定レジスタ1
17−1〜117−n,デバッグ処理登録情報レジスタ
141の内容の表示,変更等を行なう(ステップ40
1)。
【0040】図5,図6は本実施例の動作を示すタイミ
ングチャートであり、以下各図を参照して本実施例の動
作を説明する。
【0041】デバッグを行なう場合、操作者はリセット
レジスタ111を設定するコマンド,ポイント設定レジ
スタ部110内の各ポイント設定レジスタ117−1〜
117−nにデバッグポイントとなるアドレスを設定す
るコマンド及びデバッグ処理登録情報レジスタ141に
デバッグ処理登録情報を設定するコマンドを入力する。
【0042】これらのコマンドが入力されることによ
り、CPU103は図4に処理内容を示したコマンド処
理プログラム128を実行し、リセットレジスタ111
を設定し、ポイント設定レジスタ部110内の各ポイン
ト設定レジスタ117−1〜117−nにデバッグポイ
ントとなる各アドレスを設定し、デバッグ処理登録情報
レジスタ141に割り込み処理プログラム127が参照
するデバッグ登録情報を設定する (ステップ401)。
【0043】リセットレジスタ111が設定されること
により、リセット信号134がイネーブル状態になる。
これにより、すり替え処理実行履歴レジスタ120はそ
の出力信号であるすり替え処理実行履歴信号136をイ
ネーブル状態にし、すり替え処理実行許可レジスタ12
2はその出力信号であるすり替え処理実行許可信号13
7をディセーブル状態にする。
【0044】その後、CPU103はアプリケーション
プログラム126を実行する。
【0045】アプリケーションプログラム126の実行
中に、CPU103が命令フェッチのためにポイント設
定レジスタ117−1〜117−nに設定されているア
ドレスの内の1つをアクセスすると、図5に示すよう
に、アドレスバス比較部113から出力される比較結果
信号133及びステータスバスデコーダ部114から出
力される命令フェッチサイクル信号135が共にイネー
ブル状態になる。
【0046】比較結果信号133及び命令フェッチサイ
クル信号135がイネーブル状態になると、すり替え処
理実行条件論理積集約部121はすり替え処理実行履歴
レジスタ120から出力されているすり替え処理実行履
歴信号136がイネーブル状態となっているので、その
出力信号をイネーブル状態にする。これにより、すり替
え処理実行許可レジスタ122はすり替え処理実行判定
タイミングトリガ132に同期して図5に示すように、
時刻T1の立ち上がりに於いてその出力信号であるすり
替え処理実行許可信号137をイネーブル状態にする。
【0047】また、比較結果信号133及び命令フェッ
チサイクル信号135がイネーブル状態となると、反転
条件論理積集約部139はすり替え処理実行判定タイミ
ングトリガ132がイネーブル状態になったタイミング
でその出力信号をイネーブル状態にする。反転条件論理
積集約部139の出力信号は遅延部140で所定時間遅
延された後、すり替え処理実行履歴レジスタ120のク
ロック端子Cに加えられる。この結果、図5に示すよう
に、時刻T2に於いて、すり替え処理実行履歴信号13
6はディセーブル状態になり、すり替え処理の禁止を表
示する。
【0048】すり替え処理実行許可信号137が時刻T
1に於いてイネーブル状態になることにより、トランシ
ーバ125はCPU103とROM106との間を切断
し、ドライバ124は収容レジスタ123に収容されて
いる特定のソフトウェア割り込み命令をデータバス10
7に出力する。
【0049】これにより、CPU103はデータバス1
07に出力された上記特定のソフトウェア割り込み命令
をフェッチし、実行する。
【0050】その結果、割り込み処理プログラム127
が起動され、図3に示す処理が開始される。
【0051】CPU103は先ず、割り込み復帰情報に
基づいて割り込み元(デバッグポイント)を解析する
(ステップ301)。
【0052】次にCPU103は解析結果に基づいてデ
バッグ処理登録情報レジスタ141に登録されているデ
バッグ処理登録情報を検索し、実行すべきデバッグ処理
の種別を求める (ステップ302)。
【0053】その後、CPU103はステップS302
で求めた種別のデバッグ処理を行なう (ステップS30
3)。例えば、ステップ302で求めたデバッグ処理の
種別がブレーク動作である場合は、モニタに制御を渡
し、モニタから制御を戻されたら、ステップ304の処
理を行なう。また、種別がデータ・トレースであれば、
データを収集して次のステップ304に進む。また、走
行時間の計測開始なら計測手段を起動した後、ステップ
304の処理に進み、走行時間の計測終了なら計測結果
を収集した後、ステップ304の処理に進む。
【0054】ステップ304ではすり替え処理ハードウ
ェア部105によりすり替えられた命令を割り込み復帰
後にCPU103にフェッチさせ、実行させるために、
スタックに退避させてあるアドレス(割り込み発生時の
プログラムカウンタの値)の1つ前のアドレスをプログ
ラムカウンタに設定する処理が行なわれる。
【0055】上記した一連の処理が行なわれた後、割り
込み処理から復帰する。
【0056】割り込み処理から復帰すると、CPU10
3はステップ304でプログラムカウンタにセットされ
た値に従って特定のソフトウェア割り込み命令にすり替
えられ、フェッチされなかった命令をフェッチし、その
命令を実行する。
【0057】その際、図6に示すように、アドレスバス
比較部113から出力される比較結果信号133及びス
テータスバスデコーダ部114から出力される命令フェ
ッチサイクル信号135がイネーブル状態になるが、す
り替え処理実行履歴レジスタ120から出力されている
すり替え処理実行履歴信号136が時刻T3に於いては
ディセーブル状態になっており、すり替え処理実行条件
論理積集約部121の出力信号がイネーブル状態になる
ことはないので、すり替え処理が行なわれることはな
い。
【0058】また、比較結果信号133及び命令フェッ
チサイクル信号135がイネーブル状態となると、反転
条件論理積集約部139はすり替え処理実行判定タイミ
ングトリガ132がイネーブル状態になったタイミング
でその出力信号をイネーブル状態にする。反転条件論理
積集約部139の出力信号は遅延部140で遅延されて
すり替え処理実行履歴レジスタ120のクロック端子C
に加えられる。この結果、図6に示すように、時刻T4
に於いてすり替え処理実行履歴レジスタ120から出力
されるすり替え処理実行履歴信号136がイネーブル状
態となり、すり替え処理禁止を解除したことを表示す
る。
【0059】このように、本実施例によれば、すり替え
処理実行判定部115内のすり替え処理実行履歴レジス
タ120,すり替え処理実行条件論理積集約部121等
を利用してすり替え処理の禁止,解除をハードウェア的
に行なっているため、すり替え処理の禁止を解除させる
ための割り込み処理が不要となる。この結果、プログラ
ムの本来の走行時間に対して冗長時間となる割り込み処
理の走行時間を低減させ、プログラムの本来の実行環境
に近い状態でデバッグを行なうことができるので、従来
例に比較して信頼性の高いデバッグを行なうことが可能
になる。
【0060】例えば、プログラムのアドレスAからアド
レスBまでの実行時間を計測する場合は、アドレスAを
検出した時点で割り込み処理プログラム127により計
測手段を起動し、アドレスBを検出した時点で割り込み
処理プログラム127により計測手段の計測結果を収集
するだけで良く、従来の技術の(c)に示した割り込み
処理が不要となるので、割り込み処理(c)に伴う誤差
をなくすことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はハードウ
ェア的にすり替え処理の禁止,解除を行なうすり替え処
理実行判定部を設けたものであり、従来必要であったす
り替え処理の禁止を解除するための割り込み処理を不要
にすることができ、本来のプログラム実行環境により近
い状態でプログラムデバッグを行なうことができるの
で、信頼性の高いデバッグを行なうことが可能になる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】すり替え処理ハードウェア部105の構成例を
示すブロック図である。
【図3】割り込み処理プログラム127の処理例を示す
流れ図である。
【図4】コマンド処理プログラム128の処理例を示す
流れ図である。
【図5】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】実施例の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
101…クロック供給部 102…RAM 103…CPU 104…CPU外部I/Oレジスタ部 105…すり替え処理ハードウェア部 106…ROM 107…データバス 108…アドレスバス 109…ステータスバス 110…ポイント設定レジスタ部 111…リセットレジスタ 112…タイミング生成部 113…アドレスバス比較部 114…ステータスバスデコーダ部 115…すり替え処理実行判定部 116…データバス切り替え部 117−1〜117−n…ポイント設定レジスタ 118−1〜118−n…コンパレータ 119…比較結果論理和集約部 120…すり替え処理実行履歴レジスタ 121…すり替え処理実行条件論理積集約部 122…すり替え処理実行許可レジスタ 123…収容レジスタ 124…ドライバ 125…トランシーバ 126…アプリケーションプログラム 127…割り込み処理プログラム 128…コマンド処理プログラム 129…すり替え処理ハードウェア部供給クロック 130…CPU動作クロック 131…CPU処理サイクルスタート信号 132…すり替え処理実行判定タイミングトリガ 133…比較結果信号 134…リセット信号 135…命令フェッチサイクル信号 136…すり替え処理実行履歴信号 137…すり替え処理実行許可信号 138…CPUバス 139…反転条件論理積集約部 140…遅延部 141…デバッグ処理登録情報レジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、デバッグポイントとなる命令
    の格納アドレスが設定されるポイント設定レジスタと、 該ポイント設定レジスタに設定されたアドレスとアドレ
    スバス上のアドレスとを比較するアドレスバス比較部
    と、 ステータスバスを監視し、命令フェッチサイクルを検出
    するステータスバスデコーダ部と、 前記アドレスバス比較部がアドレスの一致を検出し、且
    つ前記ステータスバスデコーダ部が命令フェッチサイク
    ルを検出することによりすり替え処理実行履歴に基づい
    てすり替え処理が行なわれているか否かを判定し、すり
    替え処理が行なわれていないと判定することによりすり
    替え処理を許可すると共に前記すり替え処理実行履歴を
    すり替え処理が行なわれたことを示すものに変更し、す
    り替え処理が行なわれていると判定することにより前記
    すり替え処理実行履歴をすり替え処理が行なわれていな
    いことを示すものに変更するすり替え処理実行判定部
    と、 該すり替え処理実行判定部がすり替え処理を許可するこ
    とにより、特定のソフトウェア割り込み命令を前記アド
    レスバス比較部で一致が検出されたアドレスに格納され
    ている命令にすり替えてデータバスに出力して前記CP
    Uにフェッチさせるデータバス切り替え部と、 該データバス切り替え部から出力された前記特定のソフ
    トウェア割り込み命令の実行による割り込み発生時に、
    デバッグ処理を行ない、その後、前記特定のソフトウェ
    ア割り込み命令とすり替えられた命令を前記CPUにフ
    ェッチさせる割り込み処理プログラム及びデバッグ対象
    となるプログラムが格納されたROMとを備えたことを
    特徴とするデバッグ装置。
  2. 【請求項2】 前記データバス切り替え部は前記特定の
    ソフトウェア割り込み命令を収容した収容レジスタと、 前記すり替え処理実行判定部がすり替え処理を許可する
    ことにより前記収容レジスタに収容されている前記特定
    のソフトウェア割り込み命令を前記データバスに出力す
    るドライバと、 前記すり替え処理実行判定部がすり替え処理を許可する
    ことにより、前記CPUと前記ROMとの間を切断する
    トランシーバとから構成されることを特徴とする請求項
    1記載のデバッグ装置。
  3. 【請求項3】 前記すり替え処理実行履歴はフリップフ
    ロップに記憶されることを特徴とする請求項1記載のデ
    バッグ装置。
JP3294955A 1991-10-15 1991-10-15 デバツグ装置 Pending JPH05108402A (ja)

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