JPH05108152A - 移送経路自動割付装置 - Google Patents

移送経路自動割付装置

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JPH05108152A
JPH05108152A JP26952191A JP26952191A JPH05108152A JP H05108152 A JPH05108152 A JP H05108152A JP 26952191 A JP26952191 A JP 26952191A JP 26952191 A JP26952191 A JP 26952191A JP H05108152 A JPH05108152 A JP H05108152A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移送体の種類,移送元貯蔵庫,移送先貯蔵庫
が指定されれる移送システムにおいて、各経路における
洗浄の要否情報も含めて各経路割付要求に対して各経路
を効率的に各経路を割付ける。 【構成】 現在使用できない使用不可経路,各経路にお
ける前回移送体種類,各移送体の混合可否条件を記憶
し、外部から入力された移送体の種類,移送元貯蔵庫,
移送先貯蔵庫を指定した経路割付要求を一旦経路割付要
求記憶手段に記憶し、その後、適合経路抽出手段によっ
て、使用不可の経路を除く全部の経路のなかから経路割
付要求記憶手段に記憶された各割付要求に適合する全部
の経路をそれぞれ一次抽出し、さらに、そのなかから前
回移送体種類および混合可否条件に従って二次抽出す
る。そして、この二次抽出された各割付要求に対応する
各経路のうち、最も抽出経路数が少ない割付要求から順
番に経路を割付けていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の貯蔵庫相互間を中
継器を介した複数の経路で接続してなる移送システムに
おいて、貯蔵庫相互間で新たな複数の移送要求が同時に
発生した場合に、各経路の前回の移送情報をも考慮し
て、その経路を自動的に割付ける移送経路自動割付装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、化学工場における原料や製品の
貯蔵施設においては、多数のタンクが配設されており、
タンク相互間は配管で接続されており、さらに、配管に
はポンプが介挿されている。
【0003】そして、操作者が一対のタンクを移送元タ
ンクおよび移送先タンクに指定して、移送元タンクに貯
蔵された例えば油を移送先タンクに移送する必要が生じ
た場合には、どの経路を経由して移送するかを決定する
必要がある。また、石油の移送システムにおいては、移
送される油の種類によっては、他の種類の油に混合する
ことが禁止される場合もある。
【0004】油の種類数やタンク数や経路数が少ない場
合は、監視員は、現在の使用中の経路や故障点検中の経
路を除外した経路の中から、かつその中から前回に同一
種類の油を移送した経路を、各経路状態を示す監視盤や
CRT表示装置を参照しながら適当な一つの経路を選択
すればよい。
【0005】しかし、図5に示すように、移送元タンク
1の数および移送先タンク2の数が多くなると、必然的
に各タンク1,2相互間を接続する配管3a,3bの数
も多くなり、配管3a,3bの間に介挿されるポンプ4
の数も多くなる。例えば、移送元タンク1の数がLで、
移送先タンク2の数がMで、ポンプ4の数がNの場合、
移送元タンク1とポンプ4との間の経路が最大 LN
類存在し、ポンプ4と移送先タンク2との間の経路が最
NM 種類存在する。
【0006】また、図示するように、移送元タンク1に
それぞれ異なる種類の油が貯蔵され、a〜xの各種類の
油を指定された移送先タンク2へ移送する場合には、ポ
ンプ4及び下流側の配管3b及び移送先タンク2には異
なった種類の油が通流する場合もある。したがって、各
配管や各ポンプ4及び移送先タンク2を必要に応じて洗
浄しなければならない。
【0007】具体的には、図示するように各ポンプ4の
流入口に分岐弁5を設け、洗浄用油タンク6から洗浄用
油を洗浄しようとする各ポンプ4および配管3bに通流
させて移送先タンク2の流入口に設けられた分岐弁7か
ら洗浄用タンク8に回収する。また、移送先タンク2を
介して洗浄用タンク8に回収することによって、移送先
タンク2の洗浄も同時に行うことができる。
【0008】配管3a,3b及びポンプ4に一旦油が通
量すると、管壁が油で汚染されるので、原則として次に
他の種類の油を通流させる場合は、これらを前述した手
順でもって洗浄する必要がある。なお、油は原油が最も
グレードが低く、ナフサ,エチレン、灯油,カソリン等
のグレードが高くなるに従って、他の油が混入するのが
品質上から禁止される。したがって、グレードの低い油
を通流させた後の配管やポンプにグレードの高い油を通
流させる場合は必ず洗浄する必要がある。逆に、グレー
ドの高い油を通流させた後にグレードの低い油を通流さ
せる場合は必ずしも洗浄する必要はない。
【0009】したがって、常時各配管3a,3b及び各
ホンプ4からなる各経路が前回の油輸送においてどの種
類の油を通流させたかを記録いておく必要がある。例え
ば図5の移送システムにおいては、各移送元タンクTI
1 〜TIL にそれぞれa〜xの種類の油が貯蔵され、各
経路における前回通流した油の種類が表1に示されてい
る。例えばポンプP1 から移送先タンクTO1 への配管
3bにおいて、前回aの種類の油が移送されたことを示
す。なお、「洗浄済」の経路は前回までに洗浄用油でも
って洗浄されたことを示す。
【0010】
【表1】
【0011】さらに、各移送元タンクTI1 〜TIL に
貯蔵されたa〜xの各種類の油は相互に表2に示す混合
可否条件が設定されている。例えば、bの種類の油は、
同一種類の油及び種類cの油が通流した経路に対して必
ずしも該当経路を洗浄したのち、該当経路でもつて移送
する必要がないが、aの種類の油に対しては必ず該当経
路の洗浄を行った後に移送する必要がある。
【0012】
【表2】 また、既に移送中の経路に対しては新たに経路を割付け
ることができない。そして、既に移送中の経路が
【0013】のx経路存在し、かつ故障または定期点検
中のポンプ4がY台存在し、故障または定期点検中のタ
ンク2がZ台存在する条件下で、例えば移送元タンクT
Ip (油種類p)から移送先タンクTOq へ種類pの油
を移送する場合を考える必要がある。また、複数の経路
を同時に割付する場合もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような大
規模な移送システムにおいて、既にx種類の経路が使用
されており、また、表1に示す各経路の前回移送の油の
種類や、表2に示す各油相互間における混合可否条件を
考慮しながら。新たに複数種類の経路を同時に割付ける
割付作業は、もはや、監視者が自己の判断のみでは対処
しきれなくなる。また、たとえ最良の割付であると判断
した場合でも、割付ミスのために、既に使用中の経路に
割付けたり、故障や点検中の経路に割付ける懸念があ
る。
【0015】また、既に多数の使用中経路が存在してい
る条件下で、さらに別の複数の経路の割付要求が発生し
た場合には、複数の割付要求のうちの無作為に選択され
た割付要求から現在使用中や故障中でない空いた複数の
経路のなかから無作為に抽出した経路に割付けていった
場合には、最後に経路を割付できない割付要求が多数残
ってしまう懸念がある。すなわち、最適割付ができなく
なって、ポンプ4や配管3a,3bからなる経路を有効
に使用できない問題が生じる。
【0016】また、前述したように、現在使用していな
い経路であっても前回の移送履歴によっては、洗浄が必
要になる場合もある。洗浄作業には多大の労力と時間が
必要であるので、洗浄回数を最小限に抑制することも重
要なことである。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、移送体の種類を指定した複数の割付要求が
同時に発生した場合には、移送システムのうちの現在空
ている経路でかつ混合可否条件に合致する経路に対して
最も選択条件の厳しい割付要求に対する経路から順番に
割付することによって、操作者の判断を極力排除でき、
人為的な割付ミスを未然に防止でき、最後に割付ができ
ない割付要求が発生するのを最小限に抑制でき、また、
洗浄を行う条件における割付も同時に把握でき、移送シ
ステムを構成する各経路を最も効率よく利用できる移送
経路自動割付装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、複数の移送元貯蔵庫と、複数の移送先貯蔵
庫と、複数の移送元貯蔵庫と複数の移送先貯蔵庫とがそ
れぞれ移送路を介して接続され、指定された移送元貯蔵
庫から送出された各種の移送体を指定された移送先貯蔵
庫へ送出する複数の中継器とからなる移送システムにお
いて、
【0019】既に使用中および故障点検等によって現在
使用できない中継器を含む経路を記憶する使用不可経路
記憶手段と、各経路における前回移送した移送体の種類
を記憶する前回移送種類記憶手段と、各移送体相互間の
混合可否条件を記憶する混合可否記憶手段と、外部から
入力された移送体の種類,移送元貯蔵庫および移送先貯
蔵庫を指定した経路割付要求を記憶する経路割付要求記
憶手段と、使用不可経路を除く全部の経路のなかから各
経路における前回移送体種類と各種類の混合可否条件と
を加味して経路割付要求に適合する全部の経路を抽出す
る適合経路抽出手段と、この適合経路抽出手段によって
抽出された各割付要求の経路のうち、最も抽出経路数が
少ない割付要求から順番に経路を割付けていく最適経路
割付手段と、適合経路抽出手段における適合経路の抽出
時に経路の洗浄を指示することによって混合可否条件を
除去して経路を割付ける次候補経路割付手段と、この各
経路割付手段における各割付候補経路を表示する割付候
補経路表示手段とをを備えたものである。
【0020】
【作用】このように構成された移送経路自動割付装置に
おいは、現在時点における使用中および点検補修中等に
おいて現在使用不可能な経路が使用不可経路記憶手段に
記憶されている。さらに、各経路でもって移送された前
回の移送体の種類が記憶されている。また、混合可否記
憶手段には各移送体相互間の混合可否条件が記憶されて
いる。
【0021】そして、新たな移送体の種類を指定した経
路割付要求が入力すると、この入力された各割付要求は
一旦経路割付要求記憶手段に記憶される。そして、使用
不可経路記憶手段に記憶されている経路を除く全部の経
路のなかから、前記各割付要求に適合する全部の経路が
それぞれ一次抽出され、さらに抽出された各経路のなか
から前回の移送体の種類と混合可否条件を満足する経路
が、最終的に前記各割付要求に適合する各経路として二
次抽出される。そして、抽出された各割付要求の経路の
うち、最も抽出経路数が少ない割付要求から順番に経路
が割付られる。すなわち、最も条件のきつい割付要求に
対する割付処理から実行される。
【0022】なお、経路の洗浄を行えば、各経路におけ
る前回の移送体の種類は考慮する必要がないので、前記
一次抽出された各経路のなかから最も抽出経路数が少な
い割付要求から順番に経路が割付られる。
【0023】このように、各経路を洗浄しない条件にお
ける最適の経路と、洗浄する条件における次候補経路と
を個別に求めることができる。そして、得られた各割付
候補経路は例えばCRT表示装置に表示される。このよ
うに、たと移送体の種類を指定した複数の経路割付要求
が発生したとしても自動的に洗浄有無の各条件における
最適経路が割付けられる。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0025】図1は前述した図5に示す移送システムに
適用される移送経路自動割付装置の概略構成を示す模式
図である。なお、この移送経路自動割付装置は一種のコ
ンピュータで構成されており、以下に示す各手段は制御
プログラムで実現される。
【0026】図1において、固定経路記憶手段11に
は、図5に示した移送システムにおけるL個の移送元貯
蔵庫としての移送元タンク1と、M個の移送先貯蔵庫と
しての移送先タンク2と、中継器としてのN個のポンフ
4と、それらを接続する各配管3a,3bおよびポンプ
4からなる複数の経路とを記憶する。すなわち、固定経
路記憶手段11は、移送元タンク1とポンプ4との間の
LN 種類の経路と、ポンプ4と移送先タンク2との間
NM 種類の経路とを記憶する。なお、L個の各移送
元タンク1にはそれぞれaからxまでの各種類の移送体
としての油が貯蔵されている。
【0027】使用中経路記憶手段12は現在時点で既に
使用中又は割付済の各経路を記憶する。また、故障点検
中経路記憶手段13は、現在故障中,点検中の配管3
a,3b及びポンプ4を含む使用不可の各経路を記憶す
る。また、前回移送種類記憶手段14には、例えば表1
に示すように、N個の各ポンプ4毎に該当ポンプ4と各
移送先タンク2との間の配管3bに前回どの種類の油が
流通したかが記憶されている。
【0028】また、混合可否記憶手段15には、例えば
表2に示すように、前回移送した経路の管壁に付着して
いる各油の種類毎に、今回輸送する油の種類が前回の管
壁に付着している油と混合しても良いか否かの混合可否
情報が記憶されている。例えば、前回移送した油がaの
種類であった経路に対しては、同一経路に対してbの種
類の油を移送することが可能であるが、他の種類の油を
移送することは不可能であることを示す。
【0029】さらに、経路割付要求記憶手段16は、例
えば図示しないキーボード等から入力された油の種類と
移送元タンク1と移送先タンク2とを指定した経路割付
要求を一時記憶する。複数の移送経路割付要求が入力さ
れると、とりあえずこの経路割付要求記憶手段16へ記
憶される。なお、この経路割付要求記憶手段16以外の
各記憶手段11,12,13,14,15は予め必要な
情報が記憶されている。
【0030】経路割付要求記憶手段16に全ての割付要
求が記憶された時点で、例えば操作者がキーボード等か
ら必要に応じて各配管3a,3bおよび各ポンプ4を洗
浄しても良いか否かを選択した後に経路の割付演算指令
を入力すると、実際の割付処理が開始される。洗浄を行
なわない条件が指定された場合には、適合経路抽出手段
17が起動する。
【0031】適合経路抽出手段17は、固定経路記憶手
段11から出力された移送システムを構成する全ての経
路から、使用中経路記憶手段12から出力された使用中
情報、および故障中点検中経路記憶手段13から出力さ
れた使用不可情報の指定する各経路を除いた、現在空い
ている各経路を一次抽出する。さらに、この一次抽出さ
れた各割付要求に対する各経路の内から、前回移送種類
記憶部14に記憶されている該当する各経路に対する今
回移送要求に含まれる油の種類が混合可否記憶手段15
における混合可能(OK)条件を満足する経路のみを二
次抽出する。
【0032】洗浄を実施しない条件下における二次抽出
された各割付要求に対応する各経路は次の最適経路割付
手段18へ送出される。最適経路割付手段18は、入力
された各割込要求毎の適合経路のうち、最も適合経路数
が少ない割付要求および該当割付要求に適合する各経路
を割付候補経路として割付候補経路表示手段19へ送出
する。割付候補経路表示手段19は例えばCRT表示装
置等で構成されており、入力された割込要求およびこの
割込要求に対する候補経路を表示する。なお、複数の候
補経路が存在する場合は、その中の1個の経路を表示す
る。
【0033】操作者は、表示された1個の候補経路が妥
当であると判断すると、キーボードにて採用キーをキー
入力する。すると、その候補経路は正式に割付けられた
経路として使用中経路記憶手段12へ使用中経路として
追加記憶される。また、該当割付要求は経路割付要求記
憶手段16から削除される。
【0034】なお、操作者は、表示された1個の経路が
妥当でないと判断すると、キーボードにてスキップキー
をキー入力する。すると、複数の経路が選択可能の場合
は次の候補の経路がCRT表示部に表示される。そし
て、表示された候補経路の採用,不採用を判断する。こ
のように、最適経路割付手段18にて複数の経路が選択
可能な場合には、操作者の判断によって1つの経路が選
択される。
【0035】以上で、最も選択条件の厳しい割付要求に
対する割付処理が終了する。この割付処理が終了する
と、適合経路抽出手段17にて、残りの各割付要求に対
する適合する各経路を抽出する。但し、今回は、前回割
付済みの経路は除外されるので、各割付要求に適合する
経路数は減少する場合がある。そして、最適経路割付手
段18にて、最も厳しい条件の割付要求に対する経路割
付処理が実行される。すなわち、今回は、最初に経路割
付要求記憶手段16に記憶された各割付要求のうちの2
番目に厳しい条件の割付要求に対する経路の割付処理が
実行される。
【0036】このように、経路割付要求記憶手段16内
に記憶された複数の割付要求に対して、各経路に対する
洗浄を実行しない条件において、経路の選択条件が厳し
い割付要求から順番に経路の割付処理が実行される。よ
って、選択条件の最も緩い割付要求に対する割付処理が
最後に実行される。その結果、最後まで割付が実行不可
能の割付要求の数を極力抑制することができる。次に経
路に対する洗浄を実施してもよい条件で経路割付要求が
入力した場合の動作を説明する。この場合、割付演算指
令が入力されると、適合経路抽出手段17の代りに次候
補経路割付手段20が起動する。
【0037】まず、無条件に何回でも洗浄を実施しても
よい条件においては、次候補経路割付手段20は、固定
経路記憶手段11から出力された移送システムを構成す
る全ての経路から、使用中経路記憶手段12から出力さ
れた使用中情報、および故障中点検経路記憶手段13か
ら出力された使用不可情報の指定する各経路を除いた、
現在空いている各経路を抽出する。そして、この抽出さ
れ各経路のうち、最も適合経路数が少ない割付要求およ
び該当割付要求に適合する各経路を割付候補経路として
割付候補経路表示手段19へ送出する。この場合、最終
的に割付けられ各経路に対して洗浄が必要か否かを前回
移送種類記憶手段14及び混合可否記憶手段15の記憶
内容に従って判断し、選択された各経路に洗浄の要否情
報を付して割付候補経路表示手段19へ送出する。
【0038】また、例えば洗浄を1回だけ実施してもよ
い条件や、2回だけ洗浄を実施してもよい条件において
は、まず、上述したように洗浄を実施してもよい条件で
もって各割付要求に対する各経路を洗浄の要否とともに
抽出する。そして、まず洗浄が不要な各経路を該当する
割付要求に対して割付ける。次に、まだ経路の割付が済
んでいない割付要求が許可された洗浄回数の個数以下で
あれば、洗浄必要情報を付して該当経路を割付る。
【0039】また、経路の割付が済んでいない割付要求
が許可された洗浄回数の個数を越える場合は、この条件
下では割付不可能であるので、次善の対策として洗浄を
実施した場合の割付要求に対する各経路を洗浄の有無と
ともに表示する。
【0040】このように、洗浄を実施しないと割付要求
に応じられない場合は、最低の洗浄回数から徐々に洗浄
条件を緩くして経路を割付けた場合の割付状態が表示さ
れる。よって、操作者はそれらを判断して実際の割付を
指示すればよい。
【0041】次に、実施例の移送経路自動割付装置を実
際の移送システムに適用した例を説明する。説明を簡単
にするために、図2に示すように、4個の移送元タンク
TI1,TI2,TI3,TI4と、4個の移送先タンクTO1,
TO2,TO3,T04と、5個のポンプP1 ,P2 ,P3 ,
P4 ,P5 とで構成された移送システムについて説明す
る。
【0042】この移送システムにおいては、各移送元タ
ンクTI1,TI2,TI3,TI4にそれぞれ1〜4の種類の
油が貯蔵され、各移送元タンクTI1〜TI4と各ポンプP
1 〜P5 とは11本の配管3aで接続され、各ポンプP
1 〜P5 と各移送先タンクTO1〜TO4とは17本の配管
3bで接続されている。なお、この図においては各洗浄
用油タンクは省略されている。
【0043】そして、前回移送種類記憶手段4内には図
3に示す前回移送種類テーブル14aが記憶されてお
り、前記混合可否記憶手段15内には図4に示す混合可
否テーブル15aが記憶されている。 (1) 既に使用中の経路が1つ存在し、その使用中経路は
下記の通りである TI1−P2 −T02 なお、故障や点検中の経路は存在しない (2) 割付要求の経路は2つ存在する (a) 2の種類の油を移送元タンクTI2から移送先タンク
TO1へ移送する経路 (b) 3の種類の油を移送元タンクTI3から移送先タンク
TO3へ移送する経路
【0044】このような条件においては、ポンプP2 を
経由する全ての経路は新たに割付できないので、その経
路を除外した残りの経路のかなから割付要求(a) を満足
する経路は、ポンプP3 ,P4 を経由する2種類であ
る。 (a1) TI2−P3 −To1 (a2) TI2−P4 −To1 同様に、ポンプP2 を経由する経路を除外した経路のか
なから割付要求(b) を満足する経路は、ポンプP3 ,P
4 ,P4 を経由する3種類である。 (b1) TI3−P3 −TO3 (b2) TI3−P4 −TO3 (b3) TI3−P5 −TO3
【0045】ここで、それぞれ複数の経路候補が存在す
るので、先ず、洗浄を全く実施しない条件における割付
を実施する。この場合、図3の前回移送種類テーブル1
4a及び図4の混合可否テーブル15aより、ポンプP
3 と移送先ポンプT01との間の配管3bには割付け要
求(a) と同一の2の種類の油が残っているので、割付け
要求(a) に対しては(a1)の経路が最良となる。 (a1) TI2−P3 −To1
【0046】また、割付要求(b) に対しては、ポンプP
3 と移送先タンクT03との間の配管3bには割付け要求
(b) と同一の3の種類の油が残っており、ポンブP5 と
T05と移送先タンクT03との間の配管3bはまだ油を通
流させていないか、または洗浄済みであるので、(b3)の
経路も候補として残る。 (b1) TI3−P3 −TO3 (b3) TI3−P5 −TO3 すなわち、割付要求(a) の選択条件(1経路)が割付要
求(b) の選択条件(2経路)より厳しいので、まず、割
付要求(a) に対する経路(a1)を割付ける。
【0047】次に、割付要求(b) に対する経路を割付け
る。この場合、ポンプP3 は既に割付要求(a) に対して
割付済であるので、2種類の経路(b1),(b3)のうち経路
(b1)は割付不可能であるので、割付要求(b) に対する経
路は(b2)となる。しかして、最終的に、 割付要求(a) に対して(a1) TI2−P3 −To1 割付要求(b) に対して(b3) TI3−P5 −TO3 となる。
【0048】なお、洗浄を1回実施してもよい条件を加
えると、割付が一義的に定まらない。すなわち、割付要
求(a) に対するそれぞれの適合経路(a1),(a2)に対して
割付要求(b) の組合わせが複数考えられる。そして、下
記に示す合計3組の次候補経路が上記最適経路に加算さ
れる。 A) 割付要求(a) に対して(a2) TI2−P4 −To1 割付要求(b) に対して(b1) TI3−P3 −TO3 B) 割付要求(a) に対して(a2) TI2−P4 −To1 割付要求(b) に対して(b3) TI3−P5 −TO3 C) 割付要求(a) に対して(a1) TI2−P3 −To1 割付要求(b) に対して(b2) TI3−P4 −TO3
【0049】このように、洗浄を許可すると、上述した
最適割付に加えてA)〜C)の3つの次候補割付が可能
となる。そして、これらの各候補はCRT表示装置に表
示される。
【0050】したがって、操作者としては、今回の割付
作業のみならず、次回またはその次に発生する割付要求
等を考慮して、適当な頃合に順次各経路を洗浄しておい
て、次回またはその次に発生する割付要求名に対する経
路選択の自由度を確保すればよい。
【0051】このように、洗浄の許可または不許可の条
件を加味して、選択条件の厳しい順に各割付要求に対す
る割付処理を順次実行していくことによって、たとえ多
くの割付要求が同時に発生したとしても自動的に最適な
経路が割付られる。よって、操作者の人為的な判断ミス
に起因して生じる二重割付等の発生を未然に防止でき
る。
【0052】また、既に多数の経路が使用中であり、さ
らに多数の割付要求が生じた場合であっても、従来のよ
うに、操作者が無作為に割付けたり、操作者が経験と勘
により割付ける場合に比較して、最後まで割付不可能な
割付要求数を大幅に低減できる。よって、移送システム
に存在する各移送経路を効率よく使用できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移送経路自
動割付装置によれば、移送体の種類を指定した複数の割
付要求が同時に発生した場合には、移送システムのうち
の現在空ている経路でかつ混合可否条件に合致する経路
に対して最も選択条件の厳しい割付要求に対する経路か
ら順番に割付するようにしている。したがって、操作者
の判断を極力排除でき、人為的な割付ミスを未然に防止
でき、最後に割付ができない割付要求が発生するのを最
小限に抑制できる。
【0054】また、自動的に洗浄回数を最小値に設定で
きる。さらに、洗浄を行う条件における割付も同時に提
示でき、操作者が各経路に対する洗浄を実施するか否か
の判断を行う際の優れた判断基準を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる移送経路自動割付
装置の概略構成を示すブロック図、
【図2】 同実施例装置を適用した移送システムを示す
模式図、
【図3】 同実施例装置における前回移送種類テーブル
を示す図、
【図4】 同実施例装置における混合可否テーブルを示
す図、
【図5】 一般的な移送システムを示す模式図。
【符号の説明】
1…移送元タンク、2…移送先タンク、3a,3b…配
管、4…ポンプ、11…固定経路記憶手段、12…使用
中経路記憶手段、13…故障点検中経路記憶手段、14
…前回移送種類記憶手段、15…混合可否記憶手段、1
6…経路割付要求記憶手段、17…適合経路抽出手段、
18…最適経路割付手段、19…割付候補経路表示手
段、20…次候補経路割付手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移送元貯蔵庫と、複数の移送先貯
    蔵庫と、前記複数の移送元貯蔵庫と前記複数の移送先貯
    蔵庫とがそれぞれ移送路を介して接続され、指定された
    移送元貯蔵庫から送出された各種の移送体を指定された
    移送先貯蔵庫へ送出する複数の中継器とからなる移送シ
    ステムにおいて、 既に使用中および故障点検等によって現在使用できない
    前記中継器を含む経路を記憶する使用不可経路記憶手段
    と、前記各経路における前回移送した移送体の種類を記
    憶する前回移送種類記憶手段と、各移送体相互間の混合
    可否条件を記憶する混合可否記憶手段と、外部から入力
    された移送体の種類,移送元貯蔵庫および移送先貯蔵庫
    を指定した経路割付要求を記憶する経路割付要求記憶手
    段と、前記使用不可経路を除く全部の経路のなかから各
    経路における前回移送体種類と各種類の混合可否条件と
    を加味して前記経路割付要求に適合する全部の経路を抽
    出する適合経路抽出手段と、この適合経路抽出手段によ
    って抽出された各割付要求の経路のうち、最も抽出経路
    数が少ない割付要求から順番に経路を割付けていく最適
    経路割付手段と、前記適合経路抽出手段における適合経
    路の抽出時に前記経路の洗浄を指示することによって前
    記混合可否条件を除去して経路を割付ける次候補経路割
    付手段と、この各経路割付手段における各割付候補経路
    を表示する割付候補経路表示手段とをを備えた移送経路
    自動割付装置。
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