JPH0510745B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、デイスク型記録媒体の着脱が可能
なデイスク型記録媒体駆動装置において、スピン
ドル部に搭載されたデイスク型記録媒体をクラン
プするための装置に関する。

〔従来の技術〕

磁気デイスクの単板検査装置のように磁気デイ
スクの着脱が可能な磁気デイスク装置において
は、磁気デイスクをスピンドル部に搭載して回転
させる際に磁気デイスクをスピンドル部に対して
確実に固定しておくことが必要であり、このた
め、スピンドル部に搭載された磁気デイスクをス
ピンドル部上でクランプすることが一般に行われ
ている。

従来の磁気デイスク単板検査装置では、例えば
搬送のための掴み代を上部に具えたクランプ部材
を装置から分離独立して設けると共に、このクラ
ンプ部材を搬送するためのハンドリング機構を装
置のケースの外壁に取付けていた。そして検査を
開始する際には、装置のケースの一部を成す開閉
式カバーを開いて装置内のスピンドル部に被検査
デイスクを搭載した後、装置の外側に位置してい
るクランプ部材をハンドリング機構により被検査
デイスク上まで搬送して被検査デイスクのクラン
プを行い、次にハンドリング機構を退去させてか
ら開閉式カバーを閉じ、スピンドル部を回転駆動
させていた。また検査が終了した際には、開閉カ
バーを開いた後、被検査デイスク上のクランプ部
材をハンドリング機構によつて装置の外側に搬送
してから、被検査デイスクをスピンドル部から取
外していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このようなクランプ方式では、クラン
プ部材の上部にハンドリング機構のための掴み代
を設けなければならないので、クランプ部材が大
型化すると共にその重心が高くなつてしまう。こ
のため磁気デイスクをクランプした状態でスピン
ドル部を高速回転させた際に回転系に有害な振
動、偏心が発生するという問題があつた。また、
ハンドリング機構の動作に時間がかかるために全
体として検査処理時間が長くなつてしまうという
問題や、ハンドリング機構が装置から突出した構
造になるため操作等の安全性が低下するという問
題があつた。

この発明は上述の各問題点を解決するためにな
されたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るクランプ装置は、スピンドル部
上のデイスク型記録媒体をクランプするためのク
ランプ部材と、前記クランプ部材に係合し、少な
くとも該クランプ部材がデイスク型記録媒体をク
ランプするときこの係合が解かれるカプリング部
材と、前記クランプ部材を係合した前記カプリン
グ部材を前記スピンドル部に対して下降又は上昇
させる上下動手段と、前記クランプ部材を係合し
た前記カプリング部材を前記スピンドル部の上方
に又は該スピンドル部から離れた位置に水平移動
させる水平移動手段とを具えたことを特徴として
いる。

〔作用〕

クランプ部材はカプリング部材と係合した状態
で、上下動手段によつて下降又は上昇するので、
この動作に対応してスピンドル部上のデイスク型
記録媒体を該クランプ部材によりクランプするこ
とができる。従つてクランプ部材に搬送のための
掴み代を設ける必要がなくなるので、クランプ部
材を軽量化することができ、振動、偏心を発生す
ることなくスピンドル部を回転させることができ
るようになる。

また、一例として、スピンドル部を蓋うカバー
の開閉動作に連動して水平移動手段を動作させる
ようにした場合には、カバーの開閉動作と同時に
クランプ部材をスピンドル部に対して離隔又は接
近させることができるので、クランプ部材のみを
独自に水平移動させるための時間が不要となる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しながらこの発明の一実
施例を詳細に説明する。

第１図はこの発明に係るクランプ機構の一実施
例を採用した磁気デイスク駆動装置を示すもので
ある。この磁気デイスク駆動装置１のケース２内
には、磁気デイスクを搭載して回転駆動させるた
めのスピンドル４が石定盤５上に設けられてい
る。またケース２の上部は、図の横方向にスライ
ドして開閉可能なシユラウドカバー６を形成して
いる。カバー６は、スピンドル４に対して磁気デ
イスクの着脱を行う際等に開閉する。第１図では
閉じられた状態にあるカバー６を一点鎖線で示し
ている。

カバー６の内側には、該カバー６が閉じられた
状態のときスピンドル４の真上に位置するような
配置で、クランプ機構部７が固定して取付けられ
ている。クランプ機構部７は、スピンドル４上に
搭載された磁気デイスク３のクランプ及びアンク
ランプ作業を行う役割を果たす。このクランプ機
構部７は、カバー６の開閉動作に従つて同じく図
の横方向に移動する。第２図では、カバー６が開
かれた状態でのクランプ機構部７の位置を破線で
示している。

第３図は、このクランプ機構部７の構成を示す
ものである。カバー６のフレーム６ａには、ピス
トンロツド８ａを垂直方向（図の矢印Ｙ方向）下
方に向けたエアシリンダ８が固定して取付けられ
ている。ピストンロツド８ａの先端には、下端が
開放された円筒形のカプリング９が固定して取付
けられている。エアシリンダ８は、カプリング９
を垂直方向に変位させる役割を果たす。カプリン
グ９の内側には、プツシユヘツド１０を垂直に下
方に向けたジグシリンダ１１と、検出面を下向き
にした近接スイツチ１２が固定して取付けられて
いる。カプリング９の下端部９ａは内側に湾曲し
ており、該下端部９ａによつて囲まれた円形開口
部の直径はカプリング９の円筒側面の内径よりも
幾分小さくなつている。下端部９ａの上面にはデ
イスクキヤツプ部１３の上部円盤部１３ｂの縁部
が当接係合し得るようになつており、これにより
デイスクキヤツプ部１３がカプリング９の下端部
９ａで掛止されている。円盤部１３ｂの直径はカ
プリング９の円筒側面の内径よりも幾分小さくか
つ下端部９ａの内径より幾分大きい。カプリング
９の下端部９ａとデイスクキヤツプ部１３との当
接係合は固定されていず、デイスクキヤツプ部１
３をカプリング９に対して相対的に上方に変位さ
せることによりその係合を解くことが可能であ
る。

デイスクキヤツプ部１３において円盤部１３ｂ
の下方に設けられたデイスクキヤツプ１３ａは、
磁気デイスク３のスピンドル孔の直径よりも幾分
大きな直径を有する円盤状の形状を成したもので
あり、その縁部は下方に湾曲しており、この下方
湾曲部の内径はデイスクアダプタ１４に適合する
寸法である。このデイスクキヤツプ１３ａの下端
は、デイスクアダプタ１４を介してスピンドル４
上に搭載されたデイスク３のスピンドル孔周囲の
上面と当接する。デイスクアダプタ１４はスピン
ドル４の回転軸に着脱自在に固定されるものであ
り、その上部周囲に段付き部が設けられており、
段の内側で突出した頂部にデイスク３のスピンド
ル孔が嵌合し、段付き部で該デイスク３のスピン
ドル孔周囲の部分が支持される。

デイスクアダプタ１４の上部にはセンタガイド
１５が該アダプタ１４に対してねじ止め固定され
ており、このセンタガイド１５の上面には円周状
溝１５ａが設けられている。デイスクキヤツプ部
１３において、デイスクキヤツプ１３ａの内側に
は、この円周状溝１５ａに挿入し得る大きさの円
環部１３ｃが下方に突出して設けられている。円
環部１３ｃの側面の同じ高さの位置には、等間隔
な配置で所定数（例えば４個）の孔１３ｄが夫々
該側面を貫通して設けられている（第３図ではそ
のうちの２個のみが示されている）。各孔１３ｄ
の底面は円環部１３ｃの側面の外壁から内壁に向
けて下向きに傾斜している。

デイスクキヤツプ部１３において、円環部１３
ｃと前記上部円盤部１３ａとは一体に形成されて
おり、これらとデイスクキヤツプ１３ａとはねじ
止め等により固定されている。

デイスクキヤツプ部１３の中央にはクラツチ挿
入孔が設けられており、このクラツチ挿入孔には
クラツチ１６が垂直方向に変位可能に挿入されて
いる。クラツチ１６の下部は、デイスクキヤツプ
部１３の円環部１３ｃと同様にセンタガイド１５
の円周状溝１５ａに挿入させるための円環部１６
ａを形成している。円環部１６ａの先端は、円環
部１３ｃ側に向いたフランジ１６ｂとなつてい
る。

クラツチ１６の上部には、センサプレート１７
が固定して取付けられている。センサプレート１
７の下面とデイスクキヤツプ部１３の上面の間に
は、クラツチ１６の上部を取り囲むようにして所
定数の圧縮スプリング１８が取付けられている
（第３図ではそのうちの２本のみが示されてい
る）。ジグシリンダ１１はプツシユヘツド１０に
よつてこのセンサプレート１７を当接押圧し、ス
プリング１８を押し縮めながらセンサプレート１
７及びクラツチ１６を下降させる役割を果たす。
スプリング１８は、プツシユヘツド１０が引戻さ
れたとき、その復元力によりセンサプレート１７
及びクラツチ１６を上昇させる役割を果たす。最
も上昇したとき、センサプレート１７は近接スイ
ツチ１２の検出可能域内の高さに達する。

デイスクキヤツプ１３ａがスピンドル４上のデ
イスク３の上面と当接していないとき、プツシユ
ヘツド１０は通常センサプレート１７を当接押圧
してセンサプレート１７及びクラツチ１６を下降
させた状態にある。第３図はこの状態を示してい
る。この状態において、デイスクキヤツプ部１３
の円環部１３ｃの孔１３ｄの底面とクラツチ１６
の円環部１６ａのフランジ１６ｂの上面とはほぼ
同じ高さにある。各孔１３ｄ毎にボール１９が配
置されており、第３図の状態ではボール１９が孔
１３ｄの傾きに沿つて落下し、円環部１３ｃの内
側寄りに入つている。

センタガイド１５の円周状溝１５ａの下部は、
円周の外側に向けて拡張された中空部１５ｂとな
つている。デイスクキヤツプ１３ａがスピンドル
４上のデイスク３の上面と当接した状態では、第
４図に示すように円環部１３ｃの孔１３ｄの上面
とこの中空部１５ｂの上面とはほぼ同じ高さに位
置する。この状態においてクラツチ１６が上昇す
ると、それに伴なつてボール１９がフランジ１６
ｂによつて孔１３ｄの底部に沿つて押し上げら
れ、円環部１３ｃの外側寄りに移行する。その結
果ボール１９の一部が円環部１３ｃの側面から突
出する。こうしてボール１９が中空部１６ｂ及び
孔１３ｄの両者の上面に当接すると、ボール１９
はこれらの上面及びクラツチ１６のフランジ１６
ｂにより固くはさみ込まれて固定され、これによ
りデイスクキヤツプ部１３とセンタガイド１５と
クラツチ１６の３者がボール１９を介して結合す
る。第５図はその状態を示している。このとき、
デイスクキヤツプ１３ａはセンタガイド１５に対
して（従つてスピンドル４に対して）固定される
ので、デイスク３がスピンドル４上でクランプさ
れたことになる。

この駆動装置１における磁気デイスクのクラン
プ、アンクランプ作業の一例を示すと、次の通り
である。まず、第２図のようにカバー６を開け、
磁気デイスク３をデイスクアダプタ１４に搭載す
る。次にカバー６を再び閉じることにより、同時
にクランプ機構部７をスピンドル４の真上に位置
させる（第１図）。次に、第３図に示すような状
態からエアシリンダ８を駆動してカプリング９を
下降させる。デイスクキヤツプ１３ａがデイスク
３の上面と当接すると、カプリング９を引き続き
若干下降させてデイスクキヤツプ部１３とカプリ
ング９との係合を解いた後、エアシリンダ８の駆
動を停止する（第４図）。続いてジグシリンダ１
１を駆動してプツシユヘツド１０を上方に引戻
し、スプリング１８の復元力によつてセンサプレ
ート１７及びクラツチ１６を上昇させる。これに
より、前述のようにしてデイスクキヤツプ１３ａ
がスピンドル４に対して固定され、デイスク３の
クランプ作業が完了する（第５図）。デイスクキ
ヤツプ部１３はこのときカプリング９とは非接触
な状態にあるので、デイスク３は、このクランプ
された状態でスピンドル４上で自由に回転可能で
ある。また、このとき近接スイツチ１２がセンサ
プレート１７を検出するので、これに基づきクラ
ンプ作業の完了を確認することができる。

他方、第５図のような状態からジグシリンダ１
１を駆動してプツシユヘツド１０を下方に押し出
すと、センサプレート１７及びクラツチ１６が押
圧されて下降することによつて、ボール１９が再
び第４図の位置に戻る。これによりデイスクキヤ
ツプ１３ａの固定は解除され、デイスク３がアン
クランプされる。またこのときセンサプレート１
７が近接スイツチ１２の検出可能域から外れるの
で、これに基づきデイスク３がアンクランプされ
たことを確認することができる。続けてエアシリ
ンダ８を駆動してカプリング９を上昇させた後、
カバー６を開くことにより同時にクランプ機構部
７をスピンドル４の上方から退去させ（第２図）、
デイスク３の取出しを行う。

このようにこの磁気デイスク駆動装置１では、
シユラウドカバー６の開閉動作により同時にクラ
ンプ機構部７をスピンドル４に対して接近、離隔
させることができ、且つ、デイスクキヤツプ部１
３、クラツチ１６等から成る比較的小型軽量なク
ランプ部材を用いて磁気デイスクをクランプする
ことができる。

尚、この実施例では磁気デイスク駆動装置にお
いてこの発明に係るクランプ装置を採用している
が、他の適宜のデイスク型記録媒体（例えばフロ
ツピ・デイスク等）の駆動装置においてこのクラ
ンプ載置を採用してもよい。

〔発明の効果〕

以上の通り、この発明に係るデイスク型記録媒
体のクランプ装置によれば、デイスク型記録媒体
をクランプした状態において振動、偏心を発生さ
せることなくスピンドル部を回転させることがで
きる。従つて例えばデイスク型記録媒体の単板検
査装置においてこのクランプ装置を採用した場合
には、スピンドル部の振動、偏心による検査精度
の悪化を防止し、高精度な検査を実行することが
可能となる。

また、水平移動手段の動作をスピンドル部を蓋
うカバーの開閉動作に連動させるようにした場合
には、カバーの開閉動作と同時にクランプ部材を
スピンドル部に対して離隔又は接近させることが
できるので、クランプ部材のみを独自に水平移動
させるための時間が不要となる。従つて、例えば
デイスク型記録媒体の単板検査装置においてこの
クランプ装置を採用した場合には、全体としての
検査処理時間を短縮させ、検査能率を向上させる
ことができる。

また、上下動手段を前記カバーの内側に設け且
つ該カバー自体を水平移動手段として用いるよう
にした場合には、これらの手段がデイスク型記録
媒体駆動装置から突出しない構造となるので、操
作等の安全性を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るデイスク型記録媒体の
クランプ装置の一実施例を採用した磁気デイスク
駆動装置をケースの一部を切り欠いて示す斜視
図、第２図は第１図の磁気デイスク駆動装置のシ
ユラウドカバーが開かれた状態を示す斜視図、第
３図は第１図の磁気デイスク駆動装置において採
用されたクランプ装置の構成を示す一部断面側面
図、第４図は第３図のクランプ装置に含まれたデ
イスクキヤツプがスピンドル上の磁気デイスクの
上面と当接した状態を示す一部断面側面図、第５
図は第３図のクランプ装置によつて磁気デイスク
がスピンドル上でクランプされた状態を示す一部
断面側面図である。 １……磁気デイスク駆動装置、２……ケース、
３……磁気デイスク、４……スピンドル、５……
石定盤、６……シユラウドカバー、６ａ……フレ
ーム、７……クランプ部材変位駆動部、８……エ
アシリンダ、８ａ……ピストンロツド、９……カ
プリング、１０……プツシユヘツド、１１……ジ
グシリンダ、１２……近接スイツチ、１３……デ
イスクキヤツプ部、１３ａ……デイスクキヤツ
プ、１３ｂ……上部円盤部、１３ｃ……円環部、
１３ｄ……孔、１４……デイスクアダプタ、１５
……センタガイド、１５ａ……円周状溝、１５ｂ
……中空部、１６……クラツチ、１６ａ……円環
部、１６ｂ……フランジ、１７……センサプレー
ト、１８……圧縮スプリング、１９……ボール。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ デイスク型記録媒体を着脱可能に搭載し、搭
   載したデイスク型記録媒体を回転させるためのス
   ピンドル部を含むデイスク型記録媒体駆動装置に
   おいて、前記搭載されたデイスク型記録媒体を前
   記スピンドル部上でクランプするためのクランプ
   装置であつて、 前記スピンドル部上の前記デイスク型記録媒体
   をクランプするためのクランプ部材と、 前記クランプ部材に係合し、少なくとも該クラ
   ンプ部材が該デイスク型記録媒体をクランプする
   ときこの係合が解かれるカプリング部材と、 前記クランプ部材を係合した前記カプリング部
   材を前記スピンドル部に対して下降又は上昇させ
   る上下動手段と、 前記クランプ部材を係合した前記カプリング部
   材を前記スピンドル部の上方に又は該スピンドル
   部から離れた位置に水平移動させる水平移動手段
   と を具えたデイスク型記録媒体駆動装置におけるデ
   イスク型記録媒体のクランプ装置。 ２ 前記水平移動手段は、前記スピンドル部を蓋
   うカバーの開閉動作に連動して、開のとき該スピ
   ンドル部から離れた所定位置に前記カプリング部
   材を位置させ、閉のとき該スピンドル部の上方の
   所定位置に該カプリング部材を位置させるもので
   ある特許請求の範囲第１項記載のクランプ装置。 ３ 前記上下動手段が前記スピンドル部を蓋うカ
   バーの内側に設けられており、該カバーは水平方
   向にスライドして開閉動作を行うものであり、前
   記水平移動手段は前記カバーから成るものであ
   り、該カバーが開のとき該カバーと共に前記上下
   動手段を前記スピンドル部から離れた所定位置に
   位置させることにより該上下動手段と共に前記カ
   プリング部材及び前記クランプ部材を該所定位置
   に位置させ、該カバーが閉のときに該カバーと共
   に前記上下動手段を前記スピンドル部上方の所定
   位置に位置させることにより該上下動手段と共に
   前記カプリング部材及び前記クランプ部材を該所
   定位置に位置させるようにした特許請求の範囲第
   １項記載のクランプ装置。 ４ 前記カプリング部材は、横方向に延びた前記
   クランプ部材の係合部を下から支持する支持部を
   有しており、該クランプ部材の自重により前記係
   合部の下面が前記支持部の上面に当接して支持さ
   れているとき前記係合が達成され、この状態で前
   記カプリング部材は前記クランプ部材を垂下して
   おり、こうして該クランプ部材を垂下した状態で
   前記カプリング部材は前記上下動手段又は前記水
   平移動手段により移動されるようになつており、
   前記クランプ部材が前記スピンドル部上に置かれ
   たとき前記係合部の下面の高さよりも前記支持部
   の上面の高さの方が幾分低くなり、これにより前
   記係合が解かれるようになつている特許請求の範
   囲第１項記載のクランプ装置。 ５ 前記カプリング部材は、下端が開放された中
   空の円筒部材と、この円筒部材の下端にて内側に
   折れ曲がつて形成された前記支持部とを含み、前
   記クランプ部材の前記係合部は、該クランプ部材
   の上部に形成された円盤部の縁部から成り、該円
   盤部が前記円筒部材の内部に挿入されており、該
   円盤部の縁部の下面が前記支持部の上面に当接し
   て支持されるようになつている特許請求の範囲第
   ４項記載のクランプ装置。