JPH05107164A - 試験機における曲げモーメント無し締付け装置 - Google Patents
試験機における曲げモーメント無し締付け装置Info
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- JPH05107164A JPH05107164A JP3183270A JP18327091A JPH05107164A JP H05107164 A JPH05107164 A JP H05107164A JP 3183270 A JP3183270 A JP 3183270A JP 18327091 A JP18327091 A JP 18327091A JP H05107164 A JPH05107164 A JP H05107164A
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- test piece
- bending
- tightening
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/02—Details
- G01N3/04—Chucks
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2203/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N2203/0014—Type of force applied
- G01N2203/0016—Tensile or compressive
- G01N2203/0017—Tensile
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試験片に引張り荷重および又は圧縮荷重およ
び又はねじり荷重を与える試験機において、単純な構成
で自動的に曲げモーメント無しに試験片を締付け固定で
きるようにする。 【構成】 締付け体(4,4′)が収容体(10)内に
おいて第1の回転軸心(9)を中心に回転可能に支持さ
れ、その収容体(10)が第2の軸心(13)を中心に
力伝達体(14)内に支持され、前記第1の回転軸心
(9)が第2の回転軸心(13)に対して直交し、これ
ら両方の回転軸心(9,13)がそれぞれ試験機の荷重
軸心(3)に対して直交して配置され、両回転軸心
(9,13)および荷重軸心(3)が共通の交点(2
1)を有している。
び又はねじり荷重を与える試験機において、単純な構成
で自動的に曲げモーメント無しに試験片を締付け固定で
きるようにする。 【構成】 締付け体(4,4′)が収容体(10)内に
おいて第1の回転軸心(9)を中心に回転可能に支持さ
れ、その収容体(10)が第2の軸心(13)を中心に
力伝達体(14)内に支持され、前記第1の回転軸心
(9)が第2の回転軸心(13)に対して直交し、これ
ら両方の回転軸心(9,13)がそれぞれ試験機の荷重
軸心(3)に対して直交して配置され、両回転軸心
(9,13)および荷重軸心(3)が共通の交点(2
1)を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試験片に引張り荷重お
よび又は圧縮荷重および又はねじり荷重を与えるために
試験片を収容するための試験片端部を収容する締付け体
を持った試験機における曲げモーメント無し締付け装置
に関する。
よび又は圧縮荷重および又はねじり荷重を与えるために
試験片を収容するための試験片端部を収容する締付け体
を持った試験機における曲げモーメント無し締付け装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】試験機において試験片を引張り試験およ
び又は圧縮試験をする場合、試験片はできるだけ精確に
規定した荷重をかけねばならない。即ち、試験片を締め
つける際および荷重をかける際に、試験片に望ましくな
い曲げ荷重がかからないようにしなければならない。か
かる曲げ荷重は例えば試験片の偏り、締付けヘッドのず
れ、試験片の締付け箇所の製造誤差あるいは類似した要
因によって生ずる。特に例えばセラミックス試験片のよ
うな脆い材料の場合、この材料が特に曲げ荷重に対して
敏感であるので、同心的に力を導入する必要がある。試
験片に曲げ荷重がかかることを避けるために、試験機の
荷重軸心が試験片の長手軸心と一致するように、試験片
を試験機の締付けヘッドに保持しなければならない。
び又は圧縮試験をする場合、試験片はできるだけ精確に
規定した荷重をかけねばならない。即ち、試験片を締め
つける際および荷重をかける際に、試験片に望ましくな
い曲げ荷重がかからないようにしなければならない。か
かる曲げ荷重は例えば試験片の偏り、締付けヘッドのず
れ、試験片の締付け箇所の製造誤差あるいは類似した要
因によって生ずる。特に例えばセラミックス試験片のよ
うな脆い材料の場合、この材料が特に曲げ荷重に対して
敏感であるので、同心的に力を導入する必要がある。試
験片に曲げ荷重がかかることを避けるために、試験機の
荷重軸心が試験片の長手軸心と一致するように、試験片
を試験機の締付けヘッドに保持しなければならない。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3731
460号公報によって、試験片が正確に同心的に締めつ
けられるように調整できる締付け装置が知られている。
この締付け装置は試験片を収容する締付け板および荷重
装置に結合されている締付け体を有している。試験片を
整合するために、締付け板および締付け体は試験を開始
する前に調整ボルトによって、相互の軸心のずれおよび
角度のずれに関して整合される。
460号公報によって、試験片が正確に同心的に締めつ
けられるように調整できる締付け装置が知られている。
この締付け装置は試験片を収容する締付け板および荷重
装置に結合されている締付け体を有している。試験片を
整合するために、締付け板および締付け体は試験を開始
する前に調整ボルトによって、相互の軸心のずれおよび
角度のずれに関して整合される。
【0004】試験片を荷重する際、場合によって生ずる
試験片および締付けヘッドの微小変形が荷重軸心に関し
て試験片の位置を変化してしまう。試験片の試験中に生
ずるこの試験片の位置の変化は補正できない。何故なら
ば、試験を開始する前に締付け板および締付けヘッドが
互いに整合され、この位置が調整ボルトによって固く固
定されるからである。
試験片および締付けヘッドの微小変形が荷重軸心に関し
て試験片の位置を変化してしまう。試験片の試験中に生
ずるこの試験片の位置の変化は補正できない。何故なら
ば、試験を開始する前に締付け板および締付けヘッドが
互いに整合され、この位置が調整ボルトによって固く固
定されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単純
に構成され、常に自動的に試験片の曲げモーメント無し
の締付けが保証されるような締付け装置を提供すること
にある。
に構成され、常に自動的に試験片の曲げモーメント無し
の締付けが保証されるような締付け装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、締付け体が収容体内において第1の回転軸心を中心
に回転可能に支持され、その収容体が第2の軸心を中心
に力伝達体内に支持され、前記第1の回転軸心が第2の
回転軸心に対して直交し、これら両方の回転軸心がそれ
ぞれ試験機の荷重軸心に対して直交して配置され、両回
転軸心および荷重軸心が共通の交点を有していることに
よって達成される。収容体の中に第1の回転軸心を中心
に回転可能に支持されている締付け体に試験片を締めつ
け固定し、その場合収容体が第1の軸心に対して垂直に
第2の回転軸心を中心に力伝達体に回転可能に支持さ
れ、これら両方の回転軸心が試験機の荷重軸心に対して
垂直に配置されていることによって、特に例えばセラミ
ックス試験片のような非常に脆い試験片に対して適して
いる単純で容易に作動できる締付け装置が得られる。
は、締付け体が収容体内において第1の回転軸心を中心
に回転可能に支持され、その収容体が第2の軸心を中心
に力伝達体内に支持され、前記第1の回転軸心が第2の
回転軸心に対して直交し、これら両方の回転軸心がそれ
ぞれ試験機の荷重軸心に対して直交して配置され、両回
転軸心および荷重軸心が共通の交点を有していることに
よって達成される。収容体の中に第1の回転軸心を中心
に回転可能に支持されている締付け体に試験片を締めつ
け固定し、その場合収容体が第1の軸心に対して垂直に
第2の回転軸心を中心に力伝達体に回転可能に支持さ
れ、これら両方の回転軸心が試験機の荷重軸心に対して
垂直に配置されていることによって、特に例えばセラミ
ックス試験片のような非常に脆い試験片に対して適して
いる単純で容易に作動できる締付け装置が得られる。
【0007】この試験片の自在式支持は、試験片の締付
け過程の際および続いて荷重をかける際に試験片に曲げ
モーメントが生ずることを阻止できる。何故ならば、試
験片端部がほとんど強制されずに互いに調整でき、即ち
試験片が常に荷重方向に向けられるからである。自在式
支持により常に自動的に試験片の曲げモーメント無しの
締付けが保証されるので、試験の開始前に試験片の応力
分布を測定する作業は省略できる。
け過程の際および続いて荷重をかける際に試験片に曲げ
モーメントが生ずることを阻止できる。何故ならば、試
験片端部がほとんど強制されずに互いに調整でき、即ち
試験片が常に荷重方向に向けられるからである。自在式
支持により常に自動的に試験片の曲げモーメント無しの
締付けが保証されるので、試験の開始前に試験片の応力
分布を測定する作業は省略できる。
【0008】目的に適った実施態様は、締付け体が軸と
して形成され、収容体が軸を支持するための孔を有して
いる。この実施態様によって、締付け装置はコスト的に
有利に且つ簡単に製造できる。別の実施態様は、軸が平
面対称に試験片を摩擦結合で収容するためのスリットを
有している。これにより試験片端部はスリットに収容さ
れ、締付けボルトによって摩擦結合で保持される。スリ
ットを境界づける壁が条溝を有していると有利である。
締付けボルトによって試験片端部を締付け固定する場
合、条溝が歯のように試験片端部にかみ合い、これによ
って試験片の摩擦結合およびかみ合い結合による収容が
達成される。本発明の別の実施態様は、締付け体および
収容体が静液圧軸受で支持されている。この実施態様に
よれば、特にクーロン粘着摩擦から解放された摩擦の少
ない支持が達成される。
して形成され、収容体が軸を支持するための孔を有して
いる。この実施態様によって、締付け装置はコスト的に
有利に且つ簡単に製造できる。別の実施態様は、軸が平
面対称に試験片を摩擦結合で収容するためのスリットを
有している。これにより試験片端部はスリットに収容さ
れ、締付けボルトによって摩擦結合で保持される。スリ
ットを境界づける壁が条溝を有していると有利である。
締付けボルトによって試験片端部を締付け固定する場
合、条溝が歯のように試験片端部にかみ合い、これによ
って試験片の摩擦結合およびかみ合い結合による収容が
達成される。本発明の別の実施態様は、締付け体および
収容体が静液圧軸受で支持されている。この実施態様に
よれば、特にクーロン粘着摩擦から解放された摩擦の少
ない支持が達成される。
【0009】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、引張り荷重および又は圧縮荷重
および又はねじり荷重を与えるために丸棒試験片2が締
めつけ固定されている上側の締付け装置1を示してい
る。図示していない材料試験機には、2つの引張り装置
1が垂直方向に互いに一直線に配置され、その上側の引
張り装置1は例えば試験機の荷重フレームの横梁に配置
され、下側の引張り装置は図示していない荷重装置に結
合されている。上側および下側の引張り装置は同じ構造
をしているので、図1には上側の引張り装置1しか示さ
れていない。荷重装置は荷重力が与えられる荷重軸心3
を有している。荷重軸心3が試験片2の長手軸心と一致
しているとき、試験片2の曲げモーメント無しの締付け
が保証される。
細に説明する。図1は、引張り荷重および又は圧縮荷重
および又はねじり荷重を与えるために丸棒試験片2が締
めつけ固定されている上側の締付け装置1を示してい
る。図示していない材料試験機には、2つの引張り装置
1が垂直方向に互いに一直線に配置され、その上側の引
張り装置1は例えば試験機の荷重フレームの横梁に配置
され、下側の引張り装置は図示していない荷重装置に結
合されている。上側および下側の引張り装置は同じ構造
をしているので、図1には上側の引張り装置1しか示さ
れていない。荷重装置は荷重力が与えられる荷重軸心3
を有している。荷重軸心3が試験片2の長手軸心と一致
しているとき、試験片2の曲げモーメント無しの締付け
が保証される。
【0010】丸棒試験片2の端部は軸4として形成され
た締付け体の中に収容されている。軸4は中央に垂直に
試験片端部の直径に適合された第1のラジアル貫通孔5
を有している。このラジアル貫通孔5には両側において
軸4の軸方向にスリット6が続いている。軸4にはラジ
アル貫通孔5の両側においてこの貫通孔5に対して垂直
にそれぞれラジアル貫通孔7が設けられている。このラ
ジアル貫通孔7はボルト8を収容するためのねじを備え
ている。水平に配置されたこのボルト8はスリット6を
橋渡しし、ねじ込んだ際に第1のラジアル貫通孔5に挿
入されている丸棒試験片2を締めつける。
た締付け体の中に収容されている。軸4は中央に垂直に
試験片端部の直径に適合された第1のラジアル貫通孔5
を有している。このラジアル貫通孔5には両側において
軸4の軸方向にスリット6が続いている。軸4にはラジ
アル貫通孔5の両側においてこの貫通孔5に対して垂直
にそれぞれラジアル貫通孔7が設けられている。このラ
ジアル貫通孔7はボルト8を収容するためのねじを備え
ている。水平に配置されたこのボルト8はスリット6を
橋渡しし、ねじ込んだ際に第1のラジアル貫通孔5に挿
入されている丸棒試験片2を締めつける。
【0011】平形試験片を収容するために軸4の軸方向
において中央に垂直に、試験片端部に適合されたスロッ
トが配置されている。締付け作用は丸棒試験片2と同じ
ように、ねじ孔に水平にねじ込まれたボルト8によって
行われる。この形態は図示されていない。炭素繊維強化
炭素から成る試験片の場合、ボルト8による試験片2の
摩擦結合式締付けでは不十分である。この試験片を確実
に締付け固定するために、試験片2を収容するためのラ
ジアル貫通孔5ないしスリット6を境界づける壁に条溝
が設けられている。この条溝は、試験片2を締付け固定
する際に試験片2に歯のようにかみ合い、摩擦結合によ
る収容作用に加えて試験片2をかみ合い結合で収容す
る。
において中央に垂直に、試験片端部に適合されたスロッ
トが配置されている。締付け作用は丸棒試験片2と同じ
ように、ねじ孔に水平にねじ込まれたボルト8によって
行われる。この形態は図示されていない。炭素繊維強化
炭素から成る試験片の場合、ボルト8による試験片2の
摩擦結合式締付けでは不十分である。この試験片を確実
に締付け固定するために、試験片2を収容するためのラ
ジアル貫通孔5ないしスリット6を境界づける壁に条溝
が設けられている。この条溝は、試験片2を締付け固定
する際に試験片2に歯のようにかみ合い、摩擦結合によ
る収容作用に加えて試験片2をかみ合い結合で収容す
る。
【0012】軸4はその回転軸心9を中心として直方体
の収容体10の中で回転できる。この収容体10は軸4
を収容するために軸4の直径に相応した貫通孔11を有
しており、従って軸4の滑り軸受が可能である。収容体
10は水平に互いに反対側に配置されている2本の軸受
ピン12を有している。軸受ピン12の回転軸心13は
軸4の回転軸心9に対して直交して延びている。両方の
回転軸心9,13は共通の水平平面内に位置している。
の収容体10の中で回転できる。この収容体10は軸4
を収容するために軸4の直径に相応した貫通孔11を有
しており、従って軸4の滑り軸受が可能である。収容体
10は水平に互いに反対側に配置されている2本の軸受
ピン12を有している。軸受ピン12の回転軸心13は
軸4の回転軸心9に対して直交して延びている。両方の
回転軸心9,13は共通の水平平面内に位置している。
【0013】軸受ピン12は収容体10を包囲する軸受
台14に回転可能に支持されている。この軸受台14は
収容体10を支持するために軸受ピン12の直径に相応
した2つの孔15を有している。荷重軸心3の方向に延
びるねじ付き軸16を介して、上側の締付け装置1の軸
受台14は試験機の横梁に結合され、下側の締付け装置
1の軸受台14は試験機の荷重装置に力を導入するため
に結合されている。収容体10の中に挿入された軸4
は、貫通孔11を両側において覆い収容体10にねじ止
めされた蓋17によって軸方向の移動を阻止されてい
る。各蓋17には調整可能に且つ係止可能にピン18が
嵌め込まれている。これらのピン18によって軸4の軸
方向における位置が、試験片2を収容するためのラジア
ル貫通孔5の中心軸心が荷重軸心3と一致するように位
置合わせされる。軸4は静液圧軸受あるいは転がり軸受
を介して支持することもでき、従って摩擦の少ない支持
ができ、特に試験片2を荷重する際に軸4および収容体
10は支持箇所において自由に回転できる。軸4ないし
軸受ピン12および対応した孔11,15は例えば合成
樹脂、金属カーバイト、ニトリート(Nitrit)などのよう
な摩擦係数の小さな被覆層が設けられる。軸受箇所には
追加的に潤滑剤が供給される。このようにして軸4ない
し軸受ピン12と孔11,15との間の運動性が向上さ
れ、摩擦が一層減少される。
台14に回転可能に支持されている。この軸受台14は
収容体10を支持するために軸受ピン12の直径に相応
した2つの孔15を有している。荷重軸心3の方向に延
びるねじ付き軸16を介して、上側の締付け装置1の軸
受台14は試験機の横梁に結合され、下側の締付け装置
1の軸受台14は試験機の荷重装置に力を導入するため
に結合されている。収容体10の中に挿入された軸4
は、貫通孔11を両側において覆い収容体10にねじ止
めされた蓋17によって軸方向の移動を阻止されてい
る。各蓋17には調整可能に且つ係止可能にピン18が
嵌め込まれている。これらのピン18によって軸4の軸
方向における位置が、試験片2を収容するためのラジア
ル貫通孔5の中心軸心が荷重軸心3と一致するように位
置合わせされる。軸4は静液圧軸受あるいは転がり軸受
を介して支持することもでき、従って摩擦の少ない支持
ができ、特に試験片2を荷重する際に軸4および収容体
10は支持箇所において自由に回転できる。軸4ないし
軸受ピン12および対応した孔11,15は例えば合成
樹脂、金属カーバイト、ニトリート(Nitrit)などのよう
な摩擦係数の小さな被覆層が設けられる。軸受箇所には
追加的に潤滑剤が供給される。このようにして軸4ない
し軸受ピン12と孔11,15との間の運動性が向上さ
れ、摩擦が一層減少される。
【0014】軸受台14に収容体10を支持するために
存在している孔15は同様に軸受台14に固定された蓋
19によって覆われている。これらの蓋19には同様
に、収容体10を回転軸心13に沿って移動できるよう
にするピン20が嵌め込まれている。収容体10は軸受
箇所に、軸4の回転軸心9および収容体10の回転軸心
13が互いに直交して延び、試験機の荷重軸心3に対し
て直交して配置されるように支持されねばならない。更
に両方の回転軸心9,13および荷重軸心3が共通の交
点21で交差しなければならない。試験を開始する前
に、試験片2を収容するために適合した軸4が収容体1
0の中に嵌め込まれる。その後で試験片2がラジアル貫
通孔5に嵌め込まれ、ボルト8によって締付け固定され
る。そのために収容体10および蓋19に孔22が設け
られ、これらの孔22はボルト8を収容する孔7と一直
線に配置されている。収容体10に軸4が嵌め込まれて
いる場合、収容体10および蓋19に配置された孔22
を通して、ボルト8の釈放および引き締めができる。
存在している孔15は同様に軸受台14に固定された蓋
19によって覆われている。これらの蓋19には同様
に、収容体10を回転軸心13に沿って移動できるよう
にするピン20が嵌め込まれている。収容体10は軸受
箇所に、軸4の回転軸心9および収容体10の回転軸心
13が互いに直交して延び、試験機の荷重軸心3に対し
て直交して配置されるように支持されねばならない。更
に両方の回転軸心9,13および荷重軸心3が共通の交
点21で交差しなければならない。試験を開始する前
に、試験片2を収容するために適合した軸4が収容体1
0の中に嵌め込まれる。その後で試験片2がラジアル貫
通孔5に嵌め込まれ、ボルト8によって締付け固定され
る。そのために収容体10および蓋19に孔22が設け
られ、これらの孔22はボルト8を収容する孔7と一直
線に配置されている。収容体10に軸4が嵌め込まれて
いる場合、収容体10および蓋19に配置された孔22
を通して、ボルト8の釈放および引き締めができる。
【0015】収容体10の孔11内に支持された軸4の
軸受遊びの調整は、収容体10において孔11に続いて
いるスリット27を介して行える。そのスリット27は
ボルト28を介して締めつけられる。軸受台14の孔1
5に支持された軸受ピン12の軸受遊びの調整は、同様
に孔15に続きボルトを介して締めつけられる図示して
いないスリットを介して行われる。図3には試験片2を
収容するための締付け体の別の実施例が示されている。
この締付け体は、中央で回転軸心9に対して垂直な平面
で垂直に分割されている軸4′として形成されている。
平形試験片2は両方の軸部分23の間に収容されてい
る。軸4′の回転軸心9に対して平行に軸方向にリーマ
ボルト24が嵌め込まれている。これらのボルト24は
両方の軸部分23を結合し、試験片2を締付け固定す
る。軸4′は図1および図2で既に述べたように、収容
体10内に回転軸心9を中心に回転可能に支持されてい
る。両方の軸部分23を同調するために、軸部分23の
端部26にはたわみばね25が接しており、これらのた
わみばね25は逆向きに同じ力で荷重し、収容体10に
取り付けられている。図3に示した締付け装置1の他の
部分は図1および図2に示されている締付け装置の既に
上述した構造と同じである。同一部品には同一符号を付
してある。
軸受遊びの調整は、収容体10において孔11に続いて
いるスリット27を介して行える。そのスリット27は
ボルト28を介して締めつけられる。軸受台14の孔1
5に支持された軸受ピン12の軸受遊びの調整は、同様
に孔15に続きボルトを介して締めつけられる図示して
いないスリットを介して行われる。図3には試験片2を
収容するための締付け体の別の実施例が示されている。
この締付け体は、中央で回転軸心9に対して垂直な平面
で垂直に分割されている軸4′として形成されている。
平形試験片2は両方の軸部分23の間に収容されてい
る。軸4′の回転軸心9に対して平行に軸方向にリーマ
ボルト24が嵌め込まれている。これらのボルト24は
両方の軸部分23を結合し、試験片2を締付け固定す
る。軸4′は図1および図2で既に述べたように、収容
体10内に回転軸心9を中心に回転可能に支持されてい
る。両方の軸部分23を同調するために、軸部分23の
端部26にはたわみばね25が接しており、これらのた
わみばね25は逆向きに同じ力で荷重し、収容体10に
取り付けられている。図3に示した締付け装置1の他の
部分は図1および図2に示されている締付け装置の既に
上述した構造と同じである。同一部品には同一符号を付
してある。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、試験片の締付け過程の
際および続いて荷重をかける際に試験片に曲げモーメン
トが生ずることはない。また試験の開始前に試験片の応
力分布を測定する作業は要らない。
際および続いて荷重をかける際に試験片に曲げモーメン
トが生ずることはない。また試験の開始前に試験片の応
力分布を測定する作業は要らない。
【図1】丸棒試験片に対する締付け装置の断面図。
【図2】図1におけるII−II線に沿った断面図。
【図3】平形試験片を収容するための締付け体の図2に
相応した断面図。
相応した断面図。
1 締付け装置 2 試験片 3 荷重軸心 4 軸 5 貫通孔 6 スリット 9 回転軸心 10 収容体 11 孔 12 軸受ピン 13 回転軸心 14 軸受台 23 軸部分
Claims (8)
- 【請求項1】試験片に引張り荷重および又は圧縮荷重お
よび又はねじり荷重を与えるために試験片を収容するた
めの試験片端部を収容する締付け体を持った試験機にお
ける曲げモーメント無し締付け装置において、 締付け体(4,4′)が収容体(10)内において第1
の回転軸心(9)を中心に回転可能に支持され、その収
容体(10)が第2の軸心(13)を中心に力伝達体
(14)内に支持され、前記第1の回転軸心(9)が第
2の回転軸心(13)に対して直交し、これら両方の回
転軸心(9,13)がそれぞれ試験機の荷重軸心(3)
に対して直交して配置され、両回転軸心(9,13)お
よび荷重軸心(3)が共通の交点(21)を有している
ことを特徴とする試験機における曲げモーメント無し締
付け装置。 - 【請求項2】締付け体(4,4′)が軸として形成さ
れ、収容体(10)が軸(4,4′)を支持するための
孔(11)を有していることを特徴とする請求項1記載
の曲げモーメント無し締付け装置。 - 【請求項3】収容体(10)が軸受ピン(12)を有
し、これらの軸受ピン(12)が力伝達体(14)の孔
(15)内に支持されていることを特徴とする請求項1
又は2記載の曲げモーメント無し締付け装置。 - 【請求項4】軸が平面対称に、試験片(2)を摩擦結合
で収容するためにスリット(6)あるいはラジアル貫通
孔(5)を有していることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれか1つに記載の曲げモーメント無し締付け装
置。 - 【請求項5】軸(4,4′)が中央で回転軸心(9)に
対して垂直の平面で分割され、両方の軸部分(23)が
リーマボルト(24)によって結合されていることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の曲げ
モーメント無し締付け装置。 - 【請求項6】スリット(6)あるいはラジアル貫通孔
(5)を境界づける壁が条溝を有していることを特徴と
する請求項1ないし5のいずれか1つに記載の曲げモー
メント無し締付け装置。 - 【請求項7】収容体(10)および締付け体(4,
4′)が静液圧軸受で支持されていることを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の曲げモーメン
ト無し締付け装置。 - 【請求項8】締付け体(4,4′)および収容体(1
0)が転がり軸受を介して支持されていることを特徴と
する請求項1ないし7のいずれか1つに記載の曲げモー
メント無し締付け装置。
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- 1991-06-27 JP JP3183270A patent/JPH05107164A/ja active Pending
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