JPH05107143A - ホイールのアンバランスの修正方法 - Google Patents

ホイールのアンバランスの修正方法

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JPH05107143A
JPH05107143A JP26958891A JP26958891A JPH05107143A JP H05107143 A JPH05107143 A JP H05107143A JP 26958891 A JP26958891 A JP 26958891A JP 26958891 A JP26958891 A JP 26958891A JP H05107143 A JPH05107143 A JP H05107143A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホイールのアンバランスを精度よく修正し、ひ
いては、ハンドルのシミーを修正する作業を短時間で効
率よく容易に行うことができる方法を提供する。 【構成】ホイール2L,2Rを回転させながら、ロアア
ーム9L,9Rの前後方向の加速度を検出し、その検出
した加速度をスペクトル分析することにより、ホイール
2L,2Rの回転周波数におけるホイール2L,2Rの
アンバランスによるロアアーム9L,9Rの前後方向の
加速度の振動波形を抽出し、その振動波形の振幅及び位
相を前記ホイールのアンバランス量及びアンバランス位
置に相当する量としてホイール2L,2Rのアンバラン
スを修正し、ひいてはハンドル3のシミーを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のホイールのア
ンバランスを修正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のホイールは、一般に、その車軸
回りの重量分布に偏心的なアンバランスを有しており、
このようなアンバランスがあると、ホイールの回転時
に、ホイールに連結されたロアアーム等の振動が生じ、
また、その振動がホイールにステアリング系を介して連
結されたハンドルに伝わって、ハンドルの周方向の振動
(所謂、シミー)が生じることが知られている。
【0003】このため、自動車の製造ライン等において
は、ホイールのアンバランス量(ホイールの偏心重量
分)に対応する重量のバランスウェイトを、ホイールの
アンバランス位置に対応する箇所に取付け、これによ
り、ホイールのアンバランスを修正し、ひいては、ハン
ドルのシミーを修正するようにしている。
【0004】この場合、かかるホイールのアンバランス
によるロアアーム等の振動においては、本出願人が例え
ば特開昭63−266331号公報に開示しているよう
に、特に、ロアアームの前後方向の振動に着目すると、
ホイールのアンバランス量はロアアームの前後方向の変
位波形の振幅に略比例し、また、そのアンバランス位置
は、ホイールの回転位相に対するロアアームの前後方向
の変位波形の位相として現れる。
【0005】そこで、従来は、ホイールのアンバランス
の修正を行うに際しては、同号公報に開示されているよ
うに、ホイールを回転させつつ、ロアアームの前後方向
の変位をレーザ測距器等の光学式変位検出器により検出
し、その検出した変位波形の振幅からホイールのアンバ
ランス量をあらかじめ実験により求めたチューニングチ
ャートを参照して求めると共に、ホイールの回転位相に
対する該変位波形の位相からホイールのアンバランス位
置を求めるようにしている。そして、そのアンバンス量
に対応するバランスウェイトをホイールのアンバランス
位置に対応する箇所に取付け、これにより、ホイールの
アンバランスを修正し、ひいてはハンドルのシミーを低
減するようにしていた。
【0006】しかしながら、かかる従来の手法において
は、ロアアームの前後方向の変位を光学式変位検出器に
より検出するようにしているために、ロアアームの所定
の箇所に反射板を取付けると共に、これに対向した箇所
に発光・受光器を配置しなければならず、また、これら
の位置関係を精度よく適切に設定しなければならない。
【0007】このため、ロアアームの変位の検出に際し
て、光学式変位検出器の反射板や発光・受光器のセッテ
ィングに比較的、手間暇がかかり、ホイールのアンバラ
ンスやハンドルのシミーの修正のための測定作業の効率
を向上させる妨げとなっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、ホイールのアンバランスを精度よく修正し、
ひいては、ハンドルのシミーを修正する作業を短時間で
効率よく容易に行うことができる方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】ホイールのアンバランス
によるロアアームの前後方向の振動は、ホイールの回転
に同期して正弦波的に生じ、従って、該ロアアームの前
後方向の変位の二階微分値に相当するロアアームの加速
度もホイールの回転に同期して正弦波的に生じ、その加
速度波形の振幅は、ロアアームの変位の振幅に比例し、
また、その加速度波形の位相はロアアームの変位波形の
位相と一致する。
【0010】従って、ホイールのアンバランスによるロ
アアームの前後方向の加速度を検出すれば、その加速度
波形の振幅と位相により、ホイールのアンバランス量及
びアンバランス位置を求めることが可能である。
【0011】そして、この場合、ロアアームの前後方向
の振動には、ホイールのアンバランスによる高調波成分
やエンジン振動等による周波数成分も含まれ、これらの
不要な周波数成分をフィルター等により除去することに
より、ホイールのアンバランスによるロアアームの前後
方向の振動波形がホイールの回転周波数と同じ周波数で
得られる。
【0012】そこで、本発明は上記の目的を達成するた
めに、自動車のホイールのアンバランスを修正する方法
であって、前記ホイールを回転させる工程と、該回転時
にホイールに連結されたロアアームの前後方向の加速度
を検出する工程と、検出した加速度から前記ホイールの
回転周波数に相当する周波数成分を抽出し、ホイールの
アンバランスに起因するロアアームの加速度の振動波形
を得る工程と、該振動波形の振幅及び位相を前記ホイー
ルのアンバランス量及びアンバランス位置に相当する量
として当該振幅及び位相を基に前記ホイールのアンバラ
ンスを修正する工程とから成ることを特徴とする。
【0013】さらに、前記ホイールのアンバランスの修
正後に、前記ホイールを再び回転させる工程と、該ホイ
ールの回転時に前記自動車のハンドルの周方向の加速度
を検出する工程と、検出した加速度の振幅によりホイー
ルのアンバランスの修正の良否を判定する工程とを備え
たことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、前記ホイールのアンバランス
を修正する際には、前記ホイールを回転させながら、前
記ロアアームの前後方向の加速度を検出する。
【0015】この場合、検出した加速度には、エンジン
の振動等による周波数成分が含まれるので、その加速度
から前記ホイールの回転周波数に相当する周波数成分を
抽出することにより、ホイールのアンバランスによるロ
アアームの前後方向の加速度の振動波形が得られる。
【0016】そして、この加速度の振動波形の振幅及び
位相は、ホイールのアンバランス量及びアンバランス位
置に相当するものであるので、これらを基にホイールの
アンバランスを修正することが可能となり、さらに、こ
のアンバランスの修正により前記ハンドルのシミーが低
減されることとなる。
【0017】さらに、かかるホイールのアンバランスの
修正後に、前記ホイールを再び回転させつつ、前記ハン
ドルの周方向の加速度を検出すれば、その検出した加速
度の振幅を基に、ハンドルのシミーが確実に低減された
か否かを確認することが可能となり、ひいては、ホイー
ルのアンバランスの修正結果の良否を判定することが可
能となる。
【0018】尚、ロアアームの前後方向加速度を検出す
るには、加速度センサ等を用いればよい。
【0019】
【実施例】本発明の一例を図1乃至図4に従って説明す
る。図1は本発明の一例を適用してホイールのアンバラ
ンス及びハンドルのシミーを修正するための計測システ
ムの説明的構成図、図2(a),(b)及び図3
(a),(b)はそれぞれ該計測システムによる修正方
法を説明するための線図、図4(a),(b)はホイー
ルのアンバランスの修正後のハンドルのシミー及びロア
アームの加速度を例示的に示す線図である。
【0020】図1で、1は自動車の要部の構成を模式的
に示したものであり、図中、2L,2Rは自動車の前側
の左右のホイール、3はハンドルである。ハンドル3は
ステアリングシャフト4、ピニオン5、ラック6有する
タイロッド7及びナックルアーム8L,8Rを介してホ
イール2L,2Rに連結され、ナックルアーム8L,8
Rとホイール2L,2Rとの連結箇所からは、それぞ
れ、ホイール2L,2Rを車体(図示しない)に懸架す
るためのロアアーム9L,9Rが延設されている。
【0021】この場合、ホイール2L,2Rはそれぞれ
図示しない回転ドラム上に支承され、該回転ドラムを介
して回転駆動されるようになっている。
【0022】ロアアーム9L,9Rには、それぞれロア
アーム9L,9Rの前後方向(車長方向)の加速度を検
出する加速度センサ10L,10Rが取付けられ、これ
らの加速度センサ10L,10Rはそれぞれ検出した加
速度信号をアンプ11を介してスペクトルアナライザ1
2に出力するようにしている。
【0023】この場合、スペクトルアナライザ12は、
各加速度センサ10L,10R(以下、必要に応じてこ
れらを加速度センサ10と総称する)の検出信号をスペ
クトル分析する機能と、そのスペクトル分析を基に、各
加速度センサ10の検出信号からホイール2L,2R
(以下、必要に応じてこれらをホイール2と総称する)
の回転周波数における周波数成分のみを抽出するバンド
パスフィルタとしての機能とを有し、その抽出した加速
度信号をデータ処理装置13に出力するようにしてい
る。
【0024】また、ハンドル3には、その周方向の加速
度を検出する加速度センサ14が取付けられ、この加速
度センサ14は検出した加速度信号をアンプ15を介し
てデータ処理装置13に出力するようにしている。
【0025】尚、データ処理装置13は、図示しないパ
ソコン、レコーダ、ディスプレイ等により構成されるも
のであり、スペクトルアナライザ12及び加速度センサ
14からの出力信号をディスプレイ等に表示し、あるい
はレコーダ等に記録するようにしている。
【0026】また、各ホイール2の側方には、各ホイー
ル2の回転位相を検出するための位相検出器16が設け
られている。
【0027】この場合、各位相検出器16は、それぞれ
各ホイール2の外側周縁部に対向して設けられた光電管
17と、各ホイール2の外側周縁部の所定箇所に取付け
られた反射テープ18とにより構成されるものであり、
光電管17は、各ホイール2の回転時に、反射テープ1
8に対向する毎に、すなわち、各ホイール2の回転周波
数でデータ処理装置13にパルスを出力するようにして
いる。
【0028】次に、かかる計測システムにより、各ホイ
ール2のアンバランスを修正する方法を説明する。
【0029】各ホイール2のアンバランスを修正する際
には、各ホイール2を回転ドラム(図示しない)を介し
て回転させる。
【0030】この時、各ホイール2のアンバランスがあ
ると、各ロアアーム9L,9R(以下、必要に応じてこ
れらをロアアーム9と総称する)が前後方向に振動し、
これらの振動の加速度が各加速度センサ10により検出
される。
【0031】この場合、各加速度センサ10の検出信号
は、例えば図2(a)に示すように、大略、周期的なも
のとなるものの、乱れた波形となる。
【0032】また、この時、各ロアアーム9の振動がハ
ンドル3に伝達されて、該ハンドル3が周方向に振動
し、その振動の加速度が前記加速度センサ14により検
出される。
【0033】この場合、例えば各ホイール2に若干の回
転速度差を与えておくと、その回転周波数差に相当する
振動の周波数成分がハンドル3の周方向の振動に重畳さ
れ、加速度センサ14の検出信号は、例えば図2(b)
に示すようなビートを伴う振動波形となる。
【0034】そして、前記スペクトルアナライザ12
は、各ロアアーム9の加速度センサ10の検出信号を受
け取ると、これをスペクトル分析し、さらに、そのスペ
クトルデータを基に、各加速度センサ10の検出信号の
うちの各ホイール2の回転周波数における周波数成分、
すなわち、各ホイール2のアンバランスによる周波数成
分のみを抽出する。
【0035】さらに詳細には、例えば、図2(a)に示
す加速度の振動波形において、スペクトル分析を行う
と、図3(a)に示すスペクトルデータが得られる。
【0036】図3(a)に示すように、各加速度センサ
10の検出信号には、種々の周波数成分が混在するもの
の、三つの周波数f1 〜f3 において、大きなスペクト
ルS1 〜S3 が見られ、これらのスペクトルS1 〜S3
のうち、スペクトルS1 は、各ホイール2のアンバラン
スによる一次周波数成分(各ホイール2の回転周波数に
おける成分)、スペクトルS2 はエンジンの振動による
もの、スペクトルS3は、ホイール2のアンバランスに
よる高調波成分である。
【0037】従って、各加速度センサ10の検出信号の
うち、周波数f1 (各ホイール2の回転周波数)におけ
る成分のみを抽出すれば、各ホイール2のアンバランス
によるロアアーム9の振動の加速度波形が得られる。
【0038】そこで、スペクトルアナライザ12は、そ
のバンドパスフィルタとしての機能により、各加速度セ
ンサ10の検出信号のうち、周波数f1 (各ホイール2
の回転周波数)の成分のみを抽出し、これを前記データ
処理装置13に出力する。
【0039】この場合、各ホイール2のアンバランスに
よる各ロアアーム9の前後方向の加速度波形は、例え
ば、図3(b)に示すような略正弦波状の滑らかな波形
となる。そして、前述したように、この加速度波形は、
各ホイール2のアンバランスによる各ロアアーム9の前
後方向の変位の二階微分値に相当するものであるから、
その振幅及び位相は、各ホイール2のアンバランス量
(各ホイール2の偏心重量分)及びアンバランス位置に
対応する量となる。
【0040】一方、前記データ処理装置13は、各位相
検出器14の光電管15から、各ホイール2の一回転毎
に、すなわち、各ホイール2の回転周波数で、図3
(b)に加速度波形と併せて示したように、基準パルス
Pを受け取る。
【0041】そして、データ処理装置13は、スペクト
ルアナライザ12から受け取った各ロアアーム9の前後
方向の加速度波形と、各位相検出器14から受け取った
基準パルスPとを比較することにより、図3(b)に示
すように、各ロアアーム9の前後方向の加速度波形の基
準パルスPに対する位相角φを求めると共に、該加速度
波形の振幅Aを求め、これをレコーダやディスプレイ
(図示しない)等に出力する。
【0042】そして、このように、各ロアアーム9の前
後方向の加速度の振幅A及び位相角φが求められた後に
は、あらかじめ実験により求められたチューニングチャ
ート等を基に、振幅Aから各ホイール2毎にそのアンバ
ランス量が求められ、また、位相角φからアンバランス
位置が求められる。
【0043】この場合、各ホイール2のアンバランス量
及びアンバランス位置の求め方は、基本的には本出願人
が特開昭63−266331号公報に開示した手法と同
一であり、例えばアンバランス位置は、各位相検出器1
4の反射テープ16の各ホイール2への取付箇所を基準
として、位相角φにあらかじめ実験等により定められた
補正角を加えた角度だけ各ホイール2の周方向に移動さ
せた位置として特定される。
【0044】このように、各ホイール2のアンバランス
量及びアンバランス位置が判った後には、各ホイール2
の回転を一旦、停止し、この状態で、各ホイール2毎
に、そのアンバランス量に対応する重量のバランスウェ
イトをアンバランス位置に対応する箇所に取付け、これ
により、各ホイール2のアンバランスが修正される。
【0045】次いで、かかる修正後に、再び、各ホイー
ル2を回転させつつ、ハンドル3の周方向の加速度を前
記加速度センサ14を介して検出すると共に、各ロアア
ーム9の前後方向の加速度のうち、各ホイール2の回転
周波数の成分を各加速度センサ10及びスペクトルアナ
ライザ12を介して検出する。
【0046】この場合、ハンドル3の周方向の加速度の
波形と、各ロアアーム9の前後方向の加速度のうち、各
ホイール2の回転周波数の成分の波形とは、例えば、そ
れぞれ図4(a),(b)に示すような波形となる。
【0047】そして、これらの加速度波形により、各ホ
イール2のアンバランスの修正結果の良否が判定され
る。
【0048】すなわち、これらの加速度波形の振幅があ
らかじめ定められた基準値以下であれば、各ホイール2
のアンバランスが正しく修正され、さらにその修正によ
り、ハンドル3のシミーも良好に修正されたものとす
る。
【0049】逆に、これらの加速度波形の振幅があらか
じめ定められた基準値を越えている時は、各ホイール2
のアンバランスの修正が不完全なものであったか、ある
いは、各ホイール2のアンバランスは修正されたもの
の、ハンドル3のシミーが解消されなかったものとし、
この場合には、例えば、各ホイール2を別のホイールと
交換し、改めて前述のアンバランスの修正作業を行う。
【0050】これにより、各ホイール2のアンバランス
が確実に修正され、ひいては、ハンドル3のシミーも確
実に修正されることとなる。
【0051】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、ホイールを回転させながら、ロアアームの前
後方向の加速度を検出し、その検出した加速度をスペク
トル分析することにより、ホイールの回転周波数におけ
るホイールのアンバランスによるロアアームの前後方向
の加速度の振動波形を精度よく抽出し、その振動波形の
振幅及び位相を前記ホイールのアンバランス量及びアン
バランス位置に相当する量としてホイールのアンバラン
スを修正するようにしたことによって、その作業に際し
ては、加速度センサ等をロアアームに取付け、該加速度
センサから得られる加速度波形を分析することにより、
適切にホイールのアンバランスを精度よく修正し、ひい
ては、ハンドルのシミーを修正することができ、また、
その修正のための計測作業等を短時間で効率よく容易に
行うことができる。
【0052】さらに、ホイールのアンバランスに修正後
に、前記ホイールを再び回転させながら、ハンドルの周
方向の加速度を検出し、その検出した加速度の振幅によ
りホイールのアンバランスの修正の良否を判定するよう
にしたことによって、ホイールのアンバランス及びハン
ドルのシミーの修正を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を適用してホイールのアンバラン
ス及びハンドルのシミーを修正するための計測システム
の説明的構成図、
【図2】該計測システムによる修正方法を説明するため
の線図、
【図3】該計測システムによる修正方法を説明するため
の線図、
【図4】ホイールのアンバランスの修正後のハンドルの
シミー及びロアアームの加速度を例示的に示す線図。
【符号の説明】
2L,2R…ホイール、3…ハンドル、9L,9R…ロ
アアーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のホイールのアンバランスを修正す
    る方法であって、前記ホイールを回転させる工程と、該
    回転時にホイールに連結されたロアアームの前後方向の
    加速度を検出する工程と、検出した加速度から前記ホイ
    ールの回転周波数に相当する周波数成分を抽出し、ホイ
    ールのアンバランスに起因するロアアームの加速度の振
    動波形を得る工程と、該振動波形の振幅及び位相を前記
    ホイールのアンバランス量及びアンバランス位置に相当
    する量として当該振幅及び位相を基に前記ホイールのア
    ンバランスを修正する工程とから成ることを特徴とする
    ホイールのアンバランスの修正方法。
  2. 【請求項2】前記ホイールのアンバランスの修正後に、
    前記ホイールを再び回転させる工程と、該ホイールの回
    転時に前記自動車のハンドルの周方向の加速度を検出す
    る工程と、検出した加速度の振幅によりホイールのアン
    バランスの修正の良否を判定する工程とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のホイールのアンバランスの修
    正方法。
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