JPH05106639A - 回転電機の軸受冷却装置 - Google Patents
回転電機の軸受冷却装置Info
- Publication number
- JPH05106639A JPH05106639A JP29812991A JP29812991A JPH05106639A JP H05106639 A JPH05106639 A JP H05106639A JP 29812991 A JP29812991 A JP 29812991A JP 29812991 A JP29812991 A JP 29812991A JP H05106639 A JPH05106639 A JP H05106639A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- inner cover
- electric machine
- ring
- shaft
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回転電機が回転することによって内部の温度が
上昇し、軸受部は直接この温度上昇の影響を受けるので
軸受の焼損につながり、これを解決することにある。 【構成】回転電機の軸に嵌着された軸受の外周に装着し
たハウジング、並びに軸受及びハウジングを覆う内カ
バ，外カバ、更に内カバの背面側にリングを設けて形成
した空間部屋からなり、ハウジング部分に少なくとも一
カ所以上の孔を設けて、外気と前記内カバ側の空間部屋
を連通せしめ、場合によっては前記リングの内カバ側に
羽根を取着したり、或いは軸の中心部分にリングと内カ
バで仕切られた空間部屋まで長孔を穿設し、この長孔と
空間部屋とを連通させたものである。
上昇し、軸受部は直接この温度上昇の影響を受けるので
軸受の焼損につながり、これを解決することにある。 【構成】回転電機の軸に嵌着された軸受の外周に装着し
たハウジング、並びに軸受及びハウジングを覆う内カ
バ，外カバ、更に内カバの背面側にリングを設けて形成
した空間部屋からなり、ハウジング部分に少なくとも一
カ所以上の孔を設けて、外気と前記内カバ側の空間部屋
を連通せしめ、場合によっては前記リングの内カバ側に
羽根を取着したり、或いは軸の中心部分にリングと内カ
バで仕切られた空間部屋まで長孔を穿設し、この長孔と
空間部屋とを連通させたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機の軸受冷却装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の回転電機の軸受構造は図６に示さ
れる。図６はその一例を示す軸受構造囲りの断面図であ
る。図６においては、11は軸、２は油切り、３は軸受、
４は外カバ、５は内カバ、６はハウジング、７はそれぞ
れのカバ固定用のボルトであり、軸11には軸受３が嵌着
され、この外周にはハウジング６が装着されている。そ
して、これらを内カバ５及び外カバ４で挟持すると共
に、油切り２が軸11に嵌着されている。従来の冷却構造
は、図６に示すように、外気による自然冷却による手段
が主に講じられている。
れる。図６はその一例を示す軸受構造囲りの断面図であ
る。図６においては、11は軸、２は油切り、３は軸受、
４は外カバ、５は内カバ、６はハウジング、７はそれぞ
れのカバ固定用のボルトであり、軸11には軸受３が嵌着
され、この外周にはハウジング６が装着されている。そ
して、これらを内カバ５及び外カバ４で挟持すると共
に、油切り２が軸11に嵌着されている。従来の冷却構造
は、図６に示すように、外気による自然冷却による手段
が主に講じられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】回転電機から発生する
熱により空気は高温になり、この高温の空気に軸受部が
直接さらされて軸受の温度が上昇し、このために軸受の
焼損を引き起こす欠点があった。本発明は上述した点に
鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、軸
受の破損を防止する回転電機の軸受冷却装置を提供する
ことにある。
熱により空気は高温になり、この高温の空気に軸受部が
直接さらされて軸受の温度が上昇し、このために軸受の
焼損を引き起こす欠点があった。本発明は上述した点に
鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、軸
受の破損を防止する回転電機の軸受冷却装置を提供する
ことにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】つまり、その目的を達成
するための手段は、回転電機の軸に嵌着された軸受の外
周に装着したハウジング、並びに軸受及びハウジングを
覆う内カバ，外カバからなる軸受構造において、前記内
カバの背面側にリングを軸に取り付け、このリングと内
カバからなる空間部屋を形成せしめ、この空間部屋と外
気を連通させるために、少なくとも１カ所以上の孔を設
けたことにある。また、前記リングの内カバ側に、ファ
ン機能をもたせる羽根を取着する場合があり、更には前
記軸に長孔を穿設し、更にこの長孔と前記空間部屋を連
通させる孔を設ける場合もある。
するための手段は、回転電機の軸に嵌着された軸受の外
周に装着したハウジング、並びに軸受及びハウジングを
覆う内カバ，外カバからなる軸受構造において、前記内
カバの背面側にリングを軸に取り付け、このリングと内
カバからなる空間部屋を形成せしめ、この空間部屋と外
気を連通させるために、少なくとも１カ所以上の孔を設
けたことにある。また、前記リングの内カバ側に、ファ
ン機能をもたせる羽根を取着する場合があり、更には前
記軸に長孔を穿設し、更にこの長孔と前記空間部屋を連
通させる孔を設ける場合もある。
【作用】その作用は、次に述べる実施例で併せて説明す
る。以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
る。以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
【０００５】
【実施例】図１は本発明の第１の実施例の回転電機の軸
受冷却装置を示す断面図、図２はその正面図、図３は本
発明の第２の実施例の回転電機の軸受冷却装置を示す断
面図、図４は本発明の第３の実施例の回転電機の軸受冷
却装置を示す断面図、図５は本発明の第４の実施例の回
転電機の軸受冷却装置を示す断面図であり図中、図６と
同符号のものは同じ機能を有する部分であるので、その
説明を割愛する。図１及び図２において、回転電機の軸
11に嵌着された軸受３の外周に装着したハウジング６、
並びに軸受３及びハウジング６を覆う内カバ５，外カバ
４からなり、内カバ５の背面側にリングを軸に取り付
け、このリング８と内カバ５からなる空間部屋Ａを形成
せしめ、この空間部屋Ａと外気を連通させるために、少
なくとも１カ所以上の孔、つまり内カバ５，ハウジング
６及び外カバ４を貫通する孔ｄ、及びこの外周に当たる
ハウジング６部を貫通する孔ｅが、図２に示すように、
複数箇所設けられている。かような構成においては、空
間部屋Ａが設けられているために、回転電機内部の高温
の空気に直接さらされることがなくなり、しかもこの空
間部屋Ａには回転電機外部の冷たい空気が絶えず循環さ
れているため、軸受部及び軸受の温度上昇が著しく抑え
られ、軸受の損傷を防止している。
受冷却装置を示す断面図、図２はその正面図、図３は本
発明の第２の実施例の回転電機の軸受冷却装置を示す断
面図、図４は本発明の第３の実施例の回転電機の軸受冷
却装置を示す断面図、図５は本発明の第４の実施例の回
転電機の軸受冷却装置を示す断面図であり図中、図６と
同符号のものは同じ機能を有する部分であるので、その
説明を割愛する。図１及び図２において、回転電機の軸
11に嵌着された軸受３の外周に装着したハウジング６、
並びに軸受３及びハウジング６を覆う内カバ５，外カバ
４からなり、内カバ５の背面側にリングを軸に取り付
け、このリング８と内カバ５からなる空間部屋Ａを形成
せしめ、この空間部屋Ａと外気を連通させるために、少
なくとも１カ所以上の孔、つまり内カバ５，ハウジング
６及び外カバ４を貫通する孔ｄ、及びこの外周に当たる
ハウジング６部を貫通する孔ｅが、図２に示すように、
複数箇所設けられている。かような構成においては、空
間部屋Ａが設けられているために、回転電機内部の高温
の空気に直接さらされることがなくなり、しかもこの空
間部屋Ａには回転電機外部の冷たい空気が絶えず循環さ
れているため、軸受部及び軸受の温度上昇が著しく抑え
られ、軸受の損傷を防止している。
【０００６】図３において、リング８でけいせいした空
間部屋Ａには、複数の羽根９がリング８に取着されてい
る。なおここでは通気用として、ハウジング６の部分に
のみ孔ｅが設けられている実施例を示している。羽根９
を設けたことによって、温められた外気の回転を一層効
率よく作用している。図４において、軸１の中心部分に
長孔ｆをくり抜き、この長孔ｆの先端から空間部屋Ａに
孔ｇを放射状に複数箇所貫通させている。かような構成
において、外気は軸１の長孔ｆから吸い込まれ、空間部
屋Ａに入り、軸受３やラビリンス２等を冷却したのち、
孔ｅから排出される。けられている。図５は図１の冷却
装置に羽根９を取着したもので、孔ｄから吸気した外気
はこの羽根９によって更に冷却効果が高められ、孔ｅか
ら排出される。
間部屋Ａには、複数の羽根９がリング８に取着されてい
る。なおここでは通気用として、ハウジング６の部分に
のみ孔ｅが設けられている実施例を示している。羽根９
を設けたことによって、温められた外気の回転を一層効
率よく作用している。図４において、軸１の中心部分に
長孔ｆをくり抜き、この長孔ｆの先端から空間部屋Ａに
孔ｇを放射状に複数箇所貫通させている。かような構成
において、外気は軸１の長孔ｆから吸い込まれ、空間部
屋Ａに入り、軸受３やラビリンス２等を冷却したのち、
孔ｅから排出される。けられている。図５は図１の冷却
装置に羽根９を取着したもので、孔ｄから吸気した外気
はこの羽根９によって更に冷却効果が高められ、孔ｅか
ら排出される。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
カバの背面側にリングを軸に取り付け、このリングと内
カバからなる空間部屋を形成せしめ、この空間部屋と外
気を連通させるために、少なくとも１カ所以上の孔を設
け、場合によってはリングの内カバ側に、ファン機能を
もたせる羽根を取着し、更には軸に長孔を穿設し、この
長孔と前記空間部屋を連通させる孔を設けたことによっ
て、外部の冷たい空気が絶えず循環されているため、軸
受部及び軸受の温度上昇が著しく抑えられ、軸受の損傷
を防止している。
カバの背面側にリングを軸に取り付け、このリングと内
カバからなる空間部屋を形成せしめ、この空間部屋と外
気を連通させるために、少なくとも１カ所以上の孔を設
け、場合によってはリングの内カバ側に、ファン機能を
もたせる羽根を取着し、更には軸に長孔を穿設し、この
長孔と前記空間部屋を連通させる孔を設けたことによっ
て、外部の冷たい空気が絶えず循環されているため、軸
受部及び軸受の温度上昇が著しく抑えられ、軸受の損傷
を防止している。
【０００８】
【図１】図１は本発明の一実施例の軸受冷却構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】図２は図１の正面図である。
【図３】図３は本発明の第２の実施例の回転電機の軸受
冷却構造を示す断面図である。
冷却構造を示す断面図である。
【図４】図４は本発明の第３の実施例の回転電機の軸受
冷却構造を示す断面図である。
冷却構造を示す断面図である。
【図５】図５は本発明の第４の実施例の回転電機の軸受
冷却構造を示す断面図である。
冷却構造を示す断面図である。
【図６】図６は従来の一例を示す軸受構造を示す断面図
である。
である。
【０００９】
１ 軸 11 軸 ２ 油切り ３ 軸受 ４ 外カバ ５ 内カバ ６ ハウジング ７ ボルト ｄ 孔 ｅ 孔 ｆ 長孔 ｇ 孔 Ａ 空間部屋
Claims (3)
- 【請求項１】 回転電機の軸に嵌着した軸受の外周に装
着するハウジング、並びに軸受及びハウジングを覆う内
カバ，外カバからなる軸受構造において、前記内カバの
背面側にリングを軸に取り付け、このリングと内カバか
らなる空間部屋を形成せしめ、この空間部屋と外気を連
通させるために、少なくとも１カ所以上の孔を設けたこ
とを特徴とする回転電機の軸受冷却装置。 - 【請求項２】 前記リングの内カバ側に、ファン機能を
もたせる羽根を取着した請求項１記載の回転電機の軸受
冷却装置。 - 【請求項３】 前記軸に長孔を穿設し、更にこの長孔と
前記空間部屋を連通させる孔を設けた請求項１又は請求
項２記載の回転電機の軸受冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29812991A JPH05106639A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 回転電機の軸受冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29812991A JPH05106639A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 回転電機の軸受冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05106639A true JPH05106639A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17855559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29812991A Pending JPH05106639A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 回転電機の軸受冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05106639A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09327163A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-12-16 | Yuyu Co Ltd | コアレス型ブラシレスディーシーモーターおよびステーターアセンブリーの製造方法 |
| KR100868896B1 (ko) * | 2007-11-02 | 2008-11-14 | 한국기계연구원 | 포일베어링과 이를 이용한 모터 |
| CN102003466A (zh) * | 2010-11-02 | 2011-04-06 | 西安瑞特快速制造工程研究有限公司 | 一种滚动轴承防尘降温装置 |
| CN112855774A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-05-28 | 单锦炜 | 一种可以有效防止轴承过热的冷却结构 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS642559B2 (ja) * | 1983-04-26 | 1989-01-17 | Fuji Heavy Ind Ltd |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP29812991A patent/JPH05106639A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS642559B2 (ja) * | 1983-04-26 | 1989-01-17 | Fuji Heavy Ind Ltd |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09327163A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-12-16 | Yuyu Co Ltd | コアレス型ブラシレスディーシーモーターおよびステーターアセンブリーの製造方法 |
| KR100868896B1 (ko) * | 2007-11-02 | 2008-11-14 | 한국기계연구원 | 포일베어링과 이를 이용한 모터 |
| CN102003466A (zh) * | 2010-11-02 | 2011-04-06 | 西安瑞特快速制造工程研究有限公司 | 一种滚动轴承防尘降温装置 |
| CN112855774A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-05-28 | 单锦炜 | 一种可以有效防止轴承过热的冷却结构 |
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