JPH05106270A - 構造物の応力及び変形制御機構 - Google Patents
構造物の応力及び変形制御機構Info
- Publication number
- JPH05106270A JPH05106270A JP29478391A JP29478391A JPH05106270A JP H05106270 A JPH05106270 A JP H05106270A JP 29478391 A JP29478391 A JP 29478391A JP 29478391 A JP29478391 A JP 29478391A JP H05106270 A JPH05106270 A JP H05106270A
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- JP
- Japan
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- stress
- deformation
- prestress
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- construction
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、鉄骨造等の構造物、特に長大スパ
ン構造や重層構造物における応力及び変形制御機構に関
し、構造上経済的な方法を提供することを目的とする。 【構成】 構造物の梁2の必要な部分のみにプレストレ
スを導入すること。
ン構造や重層構造物における応力及び変形制御機構に関
し、構造上経済的な方法を提供することを目的とする。 【構成】 構造物の梁2の必要な部分のみにプレストレ
スを導入すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨造等の構造物、特
に長大スパン構造や重層構造物における応力及び変形を
制御する機構に関する。
に長大スパン構造や重層構造物における応力及び変形を
制御する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梁等の支持部材にプレストレスを
導入するには、この支持部材の全長に亘り、図3乃至図
4に示すように、柱1,1間に架設された梁2におい
て、PC鋼材3を緊張させることにより、梁2を圧縮さ
せて曲げ引張応力や軸方法引張応力を打ち消し、構造物
の荷重や外力による断面の応力レベルを下げて、支持部
材の見かけ上の耐力を向上させるものであった。
導入するには、この支持部材の全長に亘り、図3乃至図
4に示すように、柱1,1間に架設された梁2におい
て、PC鋼材3を緊張させることにより、梁2を圧縮さ
せて曲げ引張応力や軸方法引張応力を打ち消し、構造物
の荷重や外力による断面の応力レベルを下げて、支持部
材の見かけ上の耐力を向上させるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
プレストレスの導入方法では、設計上不必要な部分にま
でプレストレスを導入してしまうことがあり、構造上不
経済になると言った欠点が存在した。
プレストレスの導入方法では、設計上不必要な部分にま
でプレストレスを導入してしまうことがあり、構造上不
経済になると言った欠点が存在した。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、構造物に構造上経済的にプレストレスの導入を行
う応力及び変形の制御を目的とする。
ので、構造物に構造上経済的にプレストレスの導入を行
う応力及び変形の制御を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、構造物の柱や梁等
の荷重・外力を支持する支持部材のうち、応力及び変形
に対して有効になる部分を選定し、その部分にプレスト
レスを導入することに存する。
し上記目的を達成するための要旨は、構造物の柱や梁等
の荷重・外力を支持する支持部材のうち、応力及び変形
に対して有効になる部分を選定し、その部分にプレスト
レスを導入することに存する。
【0006】
【作用】構造物の柱や梁等の支持部材に加わる荷重や外
力に対して、予め逆の応力及び変形を与えておくこと
で、経済上効果的な対策となる。
力に対して、予め逆の応力及び変形を与えておくこと
で、経済上効果的な対策となる。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係る応力及び変形制御機構の説明
図、図2は同じく他の例の説明図である。図において符
号1は柱、2は梁、3はプレストレスを導入する材料を
各々示している。
る。図1は、本発明に係る応力及び変形制御機構の説明
図、図2は同じく他の例の説明図である。図において符
号1は柱、2は梁、3はプレストレスを導入する材料を
各々示している。
【0008】図1に示すような長大スパンの梁2を有す
る構造物において、外力で最も撓む部分である中央部に
プレストレスを与える。即ち、梁2の中央部の両側に支
圧板を梁2に固着した定着装置4,4を設けて、これら
の定着装置4,4間に架け渡したプレストレスを導入す
る材料3をナットなどの緊張具でもって所定量で緊張さ
せる。これを各階層又は必要な階層に装着して各梁2の
一部分にプレストレスを与える。
る構造物において、外力で最も撓む部分である中央部に
プレストレスを与える。即ち、梁2の中央部の両側に支
圧板を梁2に固着した定着装置4,4を設けて、これら
の定着装置4,4間に架け渡したプレストレスを導入す
る材料3をナットなどの緊張具でもって所定量で緊張さ
せる。これを各階層又は必要な階層に装着して各梁2の
一部分にプレストレスを与える。
【0009】また、図2に示すように、柱1と梁2との
接合部に近い場所にて上述と同様にしてプレストレスを
導入する場合もある。
接合部に近い場所にて上述と同様にしてプレストレスを
導入する場合もある。
【0010】このようにして、長大スパンの場合にはそ
のスパンの中央部分に対して、それだけでは不足である
構造物に対しては、スパンの左右端部に対してプレスト
レスを導入して、構造物の特色に応じて応力及び変形を
制御することにより経済的な構造物とする。
のスパンの中央部分に対して、それだけでは不足である
構造物に対しては、スパンの左右端部に対してプレスト
レスを導入して、構造物の特色に応じて応力及び変形を
制御することにより経済的な構造物とする。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構造物の
応力及び変形制御機構は、構造物の柱や梁等の荷重・外
力を支持する支持部材のうち、応力及び変形に対して有
効になる部分を選定し、その部分にプレストレスを導入
することとしたので、プレストレスの導入の工事も簡易
にして容易であり、かつ、梁せいという部材を小さくす
ることが可能となる為長大スパンの構造物に特に効力を
発揮しこれらのコストの低減となる。
応力及び変形制御機構は、構造物の柱や梁等の荷重・外
力を支持する支持部材のうち、応力及び変形に対して有
効になる部分を選定し、その部分にプレストレスを導入
することとしたので、プレストレスの導入の工事も簡易
にして容易であり、かつ、梁せいという部材を小さくす
ることが可能となる為長大スパンの構造物に特に効力を
発揮しこれらのコストの低減となる。
【図1】本発明に係る応力及び変形制御機構の説明図で
ある。
ある。
【図2】同じく他の例の説明図である。
【図3】従来例に係るプレストレス導入方法の説明図で
ある。
ある。
【図4】同じく従来例に係るプレストレス導入方法の説
明図である。
明図である。
1 柱、2 梁、3 プレストレスを導入する部材。
Claims (1)
- 【請求項1】 構造物の柱や梁等の荷重・外力を支持す
る支持部材のうち、応力及び変形に対して有効になる部
分を選定し、その部分にプレストレスを導入することを
特徴としてなる構造物の応力及び変形制御機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29478391A JPH05106270A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 構造物の応力及び変形制御機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29478391A JPH05106270A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 構造物の応力及び変形制御機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106270A true JPH05106270A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17812229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29478391A Pending JPH05106270A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 構造物の応力及び変形制御機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05106270A (ja) |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP29478391A patent/JPH05106270A/ja active Pending
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