JPH0510614A - スクリユー冷凍装置 - Google Patents

スクリユー冷凍装置

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JPH0510614A
JPH0510614A JP3161789A JP16178991A JPH0510614A JP H0510614 A JPH0510614 A JP H0510614A JP 3161789 A JP3161789 A JP 3161789A JP 16178991 A JP16178991 A JP 16178991A JP H0510614 A JPH0510614 A JP H0510614A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリュー圧縮機1の圧縮室の閉じ切り、開
放によって、エコノマイザ配管に介装する逆止弁がチャ
タリングを起こすような高低差圧が少ない低負荷運転
時、逆止弁のチャタリングをなくし、チャタリングによ
る音の発生とエコノマイザ配管の振動を防止すること。 【構成】 エコノマイザ配管7に介装する逆止弁8の二
次側に、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との前後差
圧が負となる高低差圧のときエコノマイザ通路を閉じる
開閉弁9を設けて、スクリュー圧縮機1の圧縮室の閉じ
切り、開放によって、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧
力との前後差圧が負になる低負荷運転時でも、逆止弁8
の二次側における圧力変動が逆止弁8に影響を与えない
ようにして逆止弁8のチャタリングを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリュー冷凍装置、
詳しくは、スクリュー圧縮機と中間冷却器との間に接続
したエコノマイザ配管に逆止弁を介装したスクリュー冷
凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種スクリュー冷凍装置では、
例えば特開昭60−134166号公報に開示され、か
つ、図4に示したように、スクリュー圧縮機Aの吐出側
に、凝縮器B、エコノマイザC、膨張弁D及び蒸発器E
を接続して、冷媒を実線矢印で示したように流して冷凍
運転できるようにする一方、前記スクリュー圧縮機Aの
圧縮室に開口するポートFと前記エコノマイザCとを、
逆止弁Gを介装したエコノマイザ配管Hで接続すると共
に、前記スクリュー圧縮機Aと前記エコノマイザCとを
キャピラリーIを介装した分岐管Jで接続し、前記スク
リュー圧縮機Aから吐出する冷媒の一部を、点線矢印で
示したように、前記キャピラリーIで減圧してから、前
記エコノマイザCへ供給することにより、該エコノマイ
ザCにおいて、前記キャピラリーIで減圧した冷媒と、
前記エコノマイザCを通過して前記蒸発器Eに流れる冷
媒との間で熱交換させ、前記蒸発器Eに流れる冷媒を冷
却して中間圧となった液ガス混合の冷媒を、前記ポート
Fを介してスクリュー圧縮機Aの圧縮室に注入できるよ
うにし、前記スクリュー圧縮機Aの冷凍能力を向上でき
るようにしたものが提案されている。
【0003】ところで、以上の構成において、前記エコ
ノマイザ配管Hに逆止弁Gを介装しているのは次の理由
による。即ち、前記ポートFはスクリュー圧縮機Aにお
けるスクリューロータを内装する圧縮室に開口してお
り、この圧縮室に開口する前記ポートFには、前記圧縮
室の閉じ切り、開放によって圧力変動が生じ、この圧力
変動によりエコノマイザ配管Hに脈動が発生し、配管振
動が生ずるのを防ぐためであって、前記逆止弁Gを前記
ポートF近くに設けることにより、該ポートFから前記
エコノマイザ配管Hへ逆流するガス冷媒の逆流を阻止
し、前記圧力変動による影響を受けないようになるので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した従
来では、前記ポートFに連通する前記エコノマイザ配管
Hに前記逆止弁Gを介装しているから、外気温の低いと
きや冷房負荷が減少したときなどの低負荷時において、
高低差圧が小さくなると、逆に前記逆止弁Gがチャタリ
ングを起こして音が発生したり、配管振動が生じたりす
る問題がある。即ち、前記スクリュー圧縮機Aの吐出圧
と吸入圧との高低差圧が小さくなると、前記キャピラリ
ーIで減圧される前記エコノマイザCにおける中間圧も
低くなり、前記逆止弁Gの一次側圧力が低くなる。
【0005】之れに対し、前記圧縮室の閉じ切り時の圧
力は、前記中間圧よりも高くなるため、つまり前記逆止
弁Gの二次側圧力が中間圧より高くなるため、この中間
圧に打勝って逆止弁Gを押し上げるのであり、また、前
記圧縮室の開放時の圧力は前記中間圧よりも低くなるた
め、つまり、前記逆止弁Gの二次側圧力は中間圧より低
くなるため押し上げられた逆止弁Gが復動するのであっ
て、前記逆止弁Gの一次側に作用する中間圧が低くなる
低負荷時には前記圧縮室の閉じ切り、開放による圧力変
動の影響を受けて所謂チャタリングが生ずることになる
のである。
【0006】従って、高低差圧が小さい低負荷時には逆
止弁Gを設けていても、逆にこの逆止弁Gのチャタリン
グにより音が発生したり、配管振動が生じたり、また、
脈動により僅かであるが動力ロスも生ずると共に、逆止
弁Gの信頼性も低下させる問題が生じるのである。
【0007】本発明の目的は、エコノマイザ配管に介装
する逆止弁がチャタリングを起こすような高低差圧が少
ない低負荷時でも、前記逆止弁のチャタリングを防止し
て、音の発生やエコノマイザ配管の振動を防止でき、ま
た、逆止弁の信頼性を向上させることができ、動力ロス
も防止することができるスクリュー冷凍装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、スクリュー圧縮機1と中間冷却器3と
の間にエコノマイザ配管7を接続し、該エコノマイザ配
管7に逆止弁8を介装したスクリュー冷凍装置におい
て、前記エコノマイザ配管7を含むエコノマイザ通路
で、前記逆止弁8の二次側に、前記逆止弁8の一次側圧
力と二次側圧力との前後差圧が負となる高低差圧のとき
前記エコノマイザ通路を閉じる開閉弁9を設けたのであ
る。
【0009】また、開閉弁9は、高圧側圧力が作用する
高圧側受圧面92と低圧側圧力が作用する低圧側受圧面
94とをもち、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との
前後差圧が負となる高低差圧のとき動作するスプール9
0を備えているのが好ましい。
【0010】
【作用】高低差圧が少ない低負荷運転時、前記スクリュ
ー圧縮機1の圧縮室の閉じ切り、開放によって生じる前
記逆止弁8の二次側における圧力変動の影響により、前
記逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との前後差圧が負
になるような高低差圧になるとき、前記開閉弁9の閉動
作により前記逆止弁8の二次側を閉じることができ、前
記逆止弁8は、該逆止弁8の二次側における圧力変動の
影響を受けることがない。従って、前記逆止弁8がチャ
タリングを起こすような高低差圧が少ない低負荷時でも
前記逆止弁8のチャタリングを防止でき、音の発生や前
記エコノマイザ配管7の振動も防止することができる。
この結果、前記逆止弁8の信頼性を向上できるし、脈動
による僅かな動力ロスも防止できるのである。
【0011】また、開閉弁9は、高圧側圧が作用する高
圧側受圧面92と低圧側圧力が作用する低圧側受圧面9
4とをもち、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との前
後差圧が負となる高低差圧のとき作動するスプール90
を備えている場合、前記逆止弁8の一次側圧力と二次側
圧力との前後差圧が負となる高低差圧のとき前記スプー
ル90が確実に作動し、前記逆止弁8の二次側を閉じる
ことができる。従って、それだけ確実に前記逆止弁8の
チャタリングを防止できるのである。
【0012】
【実施例】図1に示したスクリュー冷凍装置は、密閉ケ
ーシング10内に、モータ11を内装するモータ収容部
12と、該モータ11で駆動するスクリューロータ13
等を内装し圧縮室を形成する圧縮要素収容部14とを設
けると共に、この収容部14の吐出側に油分離器15を
設けたスクリュー圧縮機1を用い、このスクリュー圧縮
機1の吐出側に、凝縮器2、中間冷却器3、膨張弁4及
び蒸発器5を冷媒配管6を介して接続し、前記スクリュ
ー圧縮機1で圧縮した冷媒を、同図の実線矢印で示した
ような経路で循環させて、冷凍運転を行うようにしてい
る。
【0013】また、前記凝縮器2の出口側には、前記冷
媒配管6から分岐し、かつ、途中に中間膨張弁61を介
装した分岐管62を設けて、該分岐管62を前記中間冷
却器3に接続すると共に、該中間冷却器3とスクリュー
圧縮機1とを接続するエコノマイザ配管7には逆止弁8
を介装して、前記凝縮器2の出口側から前記中間膨張弁
61、前記中間冷却器3及び前記エコノマイザ配管7を
経てスクリュー圧縮機1の前記圧縮要素収容部14に至
るエコノマイザ通路を形成しているのであって、前記凝
縮器2を通過した液冷媒の一部を、図1点線矢印のよう
に、前記中間膨張弁61で減圧して後前記中間冷却器3
に導入し、該中間冷却器3において前記蒸発器5に供給
される液冷媒と熱交換させると共に、前記中間冷却器3
における熱交換により液ガス混合状態となった中間冷却
冷媒を、前記エコノマイザ配管7を介して前記圧縮要素
収容部14に注入するようにし、前記スクリュー圧縮機
1の冷凍能力を向上できるようにしている。
【0014】尚、63は前記中間膨張弁61の感温筒、
64は均圧ラインで、吐出ガスの過熱度を調整できるよ
うにしている。また、65は前記油分離器15の吐出側
に介装した逆止弁である。
【0015】しかして、以上のように構成したスクリュ
ー冷凍装置において、前記エコノマイザ配管7を含むエ
コノマイザ通路で前記逆止弁8の二次側に、前記逆止弁
8の一次側圧力と二次側圧力との前後差圧が負となる高
低差圧のとき前記エコノマイザ通路を閉じる開閉弁9を
設けたのである。
【0016】詳しくは、図2に示すように、前記スクリ
ュー圧縮機1の密閉ケーシング10の壁部16に、前記
圧縮要素収容部14に開口する中間注入ポート71をも
った中間吸入通路72を形成して、この中間吸入通路7
2に、前記エコノマイザ配管7における前記逆止弁8の
二次側を接続すると共に、後記するスプール90を摺動
自由に内装する弁室91を前記中間吸入通路72と交差
するように設けて、前記スプール90の移動により前記
中間吸入通路72を開閉できるようにして、前記開閉弁
9を形成するのである。
【0017】前記スプール90には、高圧側圧力が作用
する高圧側受圧面92をもった高圧側ランド93と、低
圧側圧力が作用する低圧側受圧面94をもった低圧側ラ
ンド95と、これら両ランド93、95の間に形成され
る環状の連通溝96とを設けると共に、前記弁室91に
内装した前記スプール90の摺動方向両側には、第1通
路101を介して低圧側に連通する低圧室102と、第
2通路103を介して高圧側に連通する高圧室104と
を形成し、前記低圧室102には、前記スプール90を
高圧室104の方向に付勢するばね105を設けて、こ
のばね105を前記低圧室102側に螺着する調整体1
06によりばね圧を調整可能に構成するのである。
【0018】前記スプール90は、前記ばね105によ
る付勢力と、第1通路101を介して低圧室102に導
入されて低圧側受圧面94に作用する低圧側圧力と、第
2通路103を介して高圧室104に導入されて高圧側
受圧面92に作用する高圧側圧力とのバランスにより移
動して、前記中間吸入通路72を開けたり、閉じたり開
閉制御するのであって、前記高圧側受圧面92に作用す
る高圧側圧力と前記低圧側受圧面94に作用する低圧側
圧力との高低差圧が所定差圧以下になったとき、前記連
通溝96が前記中間吸入通路72と非連通状となるので
あって、該中間吸入通路72を閉鎖、即ち、前記エコノ
マイザ配管7における前記逆止弁8の二次側を閉鎖する
のである。また、一方、前記高圧側及び低圧側受圧面9
2、94に作用する高低圧力の高低差圧が所定差圧以上
のときには、前記連通溝96を前記中間吸入通路72に
連通させて、該中間吸入通路72を開放し、前記エコノ
マイザ配管7から前記中間注入ポート71を介して前記
圧縮要素収容部14に中間冷却冷媒を注入できるように
するのである。
【0019】また、前記高圧側及び低圧側受圧面92、
94に作用して、前記スプール90を動作させる動作差
圧は、両受圧面92、94の受圧面積と前記調整体10
6により調整する前記ばね105のばね圧とで設定する
のであって、前記スクリュー圧縮機1の圧縮室の閉じ切
り、開放によって生じる前記逆止弁8の二次側における
圧力変動の影響により、前記逆止弁8の一次側圧力と二
次側圧力との前後差圧が負になるような高低差圧、即
ち、前記中間冷却冷媒の中間圧力、つまり前記逆止弁8
の一次側圧力が、前記圧縮室の閉じ切り時における圧
力、つまり逆止弁8の二次側圧力より低くなり、前記逆
止弁8の前後差圧が負となって、該逆止弁8が押し上げ
られるような高低差圧を基準とし、この高低差圧より少
し高い高低差圧のとき前記中間吸入通路72を閉じるよ
うに設定するのである。例えば、フロンR20を冷媒と
して用い、前記スクリュー圧縮機1の吐出圧を12〜1
4Kg/cm2 で運転する場合、前記動作差圧を5Kg
/cm2 に設定するのである。
【0020】しかして、前記スプール90は、以上のよ
うに設定する動作差圧、即ち、5Kg/cm2 を境にし
て、高低差圧がこの動作差圧より小さくなると閉動作
し、前記中間吸入通路72が閉鎖されるのであって、前
記逆止弁8は、前記スクリュー圧縮機1の圧縮室の閉じ
切り、開放によって生じる該逆止弁8の二次側における
圧力変動の影響を受けることはないのである。
【0021】次に、以上の構成としたスクリュー冷凍装
置の作用について説明する。
【0022】先ず、通常の負荷状態で運転しているとき
は、吐出圧力と吸入圧力の高低差圧が前記動作差圧(5
Kg/cm2 )より高いのであって、このように高低差
圧が高い場合には、図2に示したように、前記スプール
90が開動作し、前記逆止弁8の二次側が開放され、前
記中間注入ポート71から前記圧縮要素収容部14に中
間冷却冷媒を注入することができ、前記エコノマイザ通
路を利用して前記スクリュー圧縮機1の冷凍能力を向上
できるのである。
【0023】次に、外気温が低下したり、また、冷房を
行う部屋数が少なくなったりするなど冷房負荷が減少
し、低負荷運転になって前記スクリュー圧縮機1の高低
差圧が少なくなり、前記動作差圧(5Kg/cm2 )よ
り低くなると、前記スプール90を前記高圧室104の
方向に付勢する前記ばね105のばね力により前記スプ
ール90は、図2に示した位置から図3に示した位置に
移動し、前記低圧側ランド95により前記中間吸入通路
72を閉鎖するのであり、つまり、前記連通溝96を介
して前記中間吸入通路72は連通することができないの
であって、前記逆止弁8の二次側が閉鎖されるのであ
る。
【0024】即ち、低負荷運転時高低差圧が少なくな
り、前記中間注入ポート71が開口する圧縮室が閉じ切
られるとき、前記逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力と
の前後差圧が負になることがあっても、前記スプール9
0の閉動作により前記エコノマイザ配管7に介装した前
記逆止弁8の二次側を閉じることができるから、前記逆
止弁8は、該逆止弁8の二次側における圧力変動の影響
を受けないのである。従って、前記逆止弁8がチャタリ
ングを起こすような高低差圧が少ない低負荷時でも前記
逆止弁8のチャタリングを防止でき、音の発生を防止で
きるし、このチャタリングにより前記エコノマイザ配管
7が振動するのも防止することができる。この結果、前
記逆止弁8の信頼性を向上できるし、前記エコノマイザ
通路における脈動による僅かな動力ロスも防止できるの
である。
【0025】また、スプール90は、高圧側圧力が作用
する高圧側受圧面92と低圧側圧力が作用する低圧側受
圧面94とをもち、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力
との前後差圧が負となる高低差圧のとき作動するから、
前記逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との前後差圧が
負となる高低差圧のとき前記スプール90が作動して、
前記逆止弁8の二次側を閉じることができる。従って、
それだけ確実に前記逆止弁8のチャタリングによる音の
発生を防止することができる。
【0026】尚、以上の実施例では、前記開閉弁9を前
記密閉ケーシング10の壁部16に形成したが、前記逆
止弁8と前記密閉ケーシング10の壁部16との間に設
ける前記エコノマイザ配管7の途中に介装してもよい。
また、前記開閉弁9は自己圧を利用して開閉するように
したが、差圧検出器を設けて電気的に開閉するようにし
てもよいし、またスプール形式以外のものを用いてもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スク
リュー圧縮機1と中間冷却器3との間に接続するエコノ
マイザ配管7を含むエコノマイザ通路で前記逆止弁8の
二次側に、前記逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との
前後差圧が負となる高低差圧のとき前記エコノマイザ通
路を閉じる開閉弁9を設けたから、高低差圧が少ない低
負荷運転時、前記スクリュー圧縮機1の圧縮室の閉じ切
り、開放によって生じる前記逆止弁8の二次側における
圧力変動の影響により、前記逆止弁8の一次側圧力と二
次側圧力との前後差圧が負になるような高低差圧になる
とき、前記開閉弁9の閉動作により前記逆止弁8の二次
側を閉じることができ、前記逆止弁8は、該逆止弁8の
二次側における圧力変動の影響を受けることがない。従
って、前記逆止弁8がチャタリングを起こすような高低
差圧が少ない低負荷時でも前記逆止弁8のチャタリング
を防止でき、音の発生や前記エコノマイザ配管7の振動
も防止することができる。この結果、前記逆止弁8の信
頼性を向上できるし、脈動による僅かな動力ロスも防止
できるのである。
【0028】また、開閉弁9は、高圧側圧力が作用する
高圧側受圧面92と低圧側圧力が作用する低圧側受圧面
94とをもち、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との
前後差圧が負となる高低差圧のとき作動するスプール9
0を備えている場合、前記逆止弁8の一次側圧力と二次
側圧力との前後差圧が負となる高低差圧のとき前記スプ
ール90が作動し、前記逆止弁8の二次側を閉じること
ができる。従って、自己圧を利用できるから構成を簡単
にできるし、高低差圧の変化に遅れなく応答性よく動作
させ得るのであって、それだけ確実に前記逆止弁8のチ
ャタリングによる音の発生を防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスクリュー冷凍装置の配管系統
図である。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図である。
【図3】図1の作動状態を示す断面図である。
【図4】従来例を説明する配管系統図である。
【符号の説明】
1 スクリュー圧縮機 3 中間冷却器 7 エコノマイザ配管 8 逆止弁 9 開閉弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュー圧縮機1と中間冷却器3との
    間にエコノマイザ配管7を接続し、該エコノマイザ配管
    7に逆止弁8を介装したスクリュー冷凍装置において、
    前記エコノマイザ配管7を含むエコノマイザ通路で、前
    記逆止弁8の二次側に、前記逆止弁8の一次側圧力と二
    次側圧力との前後差圧が負となる高低差圧のとき前記エ
    コノマイザ通路を閉じる開閉弁9を設けていることを特
    徴とするスクリュー冷凍装置。
  2. 【請求項2】 開閉弁9は、高圧側圧力が作用する高圧
    側受圧面92と低圧側圧力が作用する低圧側受圧面94
    とをもち、逆止弁8の一次側圧力と二次側圧力との前後
    差圧が負となる高低差圧のとき動作するスプール90を
    備えている請求項1記載のスクリュー冷凍装置。
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