JPH0510556B2 - - Google Patents
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- JPH0510556B2 JPH0510556B2 JP59239383A JP23938384A JPH0510556B2 JP H0510556 B2 JPH0510556 B2 JP H0510556B2 JP 59239383 A JP59239383 A JP 59239383A JP 23938384 A JP23938384 A JP 23938384A JP H0510556 B2 JPH0510556 B2 JP H0510556B2
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は熱機関におけるセラミツクス断熱壁と
金属構造体との間の熱遮蔽を図る、熱機関などの
断熱構造に関するものである。
金属構造体との間の熱遮蔽を図る、熱機関などの
断熱構造に関するものである。
[従来の技術]
従来から提案されているセラミツクスを利用し
た断熱内燃機関は、モノリスタイプのチツ化ケイ
素、炭化ケイ素などを主体としたセラミツクス断
熱壁を、ピストン本体、シリンダボデイ、シリン
ダヘツドなどの金属構造体の内面に結合してい
る。セラミツクス断熱壁からの熱放散を抑えるた
めに、セラミツクス断熱壁と金属構造体との間に
空部ないし空気層を介在させる(特願昭58−
151885号)とか、爆発圧力を受けるセラミツクス
断熱壁と金属構造体との間に金属板からなるガス
ケツトを挾む(特開昭58−25552号公報)などの
措置が講じられている。
た断熱内燃機関は、モノリスタイプのチツ化ケイ
素、炭化ケイ素などを主体としたセラミツクス断
熱壁を、ピストン本体、シリンダボデイ、シリン
ダヘツドなどの金属構造体の内面に結合してい
る。セラミツクス断熱壁からの熱放散を抑えるた
めに、セラミツクス断熱壁と金属構造体との間に
空部ないし空気層を介在させる(特願昭58−
151885号)とか、爆発圧力を受けるセラミツクス
断熱壁と金属構造体との間に金属板からなるガス
ケツトを挾む(特開昭58−25552号公報)などの
措置が講じられている。
しかし、上述のような手段では、セラミツクス
断熱壁から金属構造体へ放散される伝熱量を抑え
るには限界がある。燃焼室の壁部の熱伝導率はセ
ラミツクス断熱壁の採用により25分の1程度に減
少し得ても、燃焼室との金属構造体との熱落差が
3倍にも達するために、伝熱量は7分の1程度に
減少するにすぎない。
断熱壁から金属構造体へ放散される伝熱量を抑え
るには限界がある。燃焼室の壁部の熱伝導率はセ
ラミツクス断熱壁の採用により25分の1程度に減
少し得ても、燃焼室との金属構造体との熱落差が
3倍にも達するために、伝熱量は7分の1程度に
減少するにすぎない。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は上述の問題に鑑み、セラミツク
ス断熱壁と金属構造体との空部における熱対流を
抑えることにより断熱性を向上する、熱機関など
の断熱構造を提供することにある。
ス断熱壁と金属構造体との空部における熱対流を
抑えることにより断熱性を向上する、熱機関など
の断熱構造を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明の構成は耐
熱性金属からなる中空リングの内部に低熱伝導率
の粉末を充填して断熱ガスケツトを形成し、金属
構造体とセラミツクス断熱壁との間に前記断熱ガ
スケツトを介装して断熱ガスケツトを貫通するボ
ルトにより結合し、断熱ガスケツトで囲まれた空
部において金属構造体とセラミツクス断熱壁とに
耐熱性金属からなる熱反射板をそれぞれ重ね合
せ、熱反射板相互の間に耐熱性フアイバを充填し
たものである。
熱性金属からなる中空リングの内部に低熱伝導率
の粉末を充填して断熱ガスケツトを形成し、金属
構造体とセラミツクス断熱壁との間に前記断熱ガ
スケツトを介装して断熱ガスケツトを貫通するボ
ルトにより結合し、断熱ガスケツトで囲まれた空
部において金属構造体とセラミツクス断熱壁とに
耐熱性金属からなる熱反射板をそれぞれ重ね合
せ、熱反射板相互の間に耐熱性フアイバを充填し
たものである。
[作用]
耐熱性と断熱性に優れたセラミツクス断熱壁は
金属構造体を熱から保護し、金属構造体への伝熱
を抑える。セラミツクス断熱壁と金属構造体との
間に介装した中空リングは、ボルトの締付荷重を
支持し、かつセラミツクス断熱壁と金属構造体の
間に空部を保持する。
金属構造体を熱から保護し、金属構造体への伝熱
を抑える。セラミツクス断熱壁と金属構造体との
間に介装した中空リングは、ボルトの締付荷重を
支持し、かつセラミツクス断熱壁と金属構造体の
間に空部を保持する。
中空リングの内部に充填したチタン酸カリウム
粉末は、中空リングの内部の空気の熱対流を抑え
るだけでなく、ボルトを締め付けても圧縮荷重に
耐え、金属構造体とセラミツクス断熱壁との間隔
を維持する。
粉末は、中空リングの内部の空気の熱対流を抑え
るだけでなく、ボルトを締め付けても圧縮荷重に
耐え、金属構造体とセラミツクス断熱壁との間隔
を維持する。
セラミツクス断熱壁と金属構造体の間の空部は
熱反射板で覆われ、かつ耐熱性フアイバを充填さ
れるので、セラミツクス断熱壁から金属構造体へ
の熱対流と放射による伝熱を抑える。
熱反射板で覆われ、かつ耐熱性フアイバを充填さ
れるので、セラミツクス断熱壁から金属構造体へ
の熱対流と放射による伝熱を抑える。
[発明の実施例]
第1図は本発明の原理的な断熱構造を示す。燃
焼ガスに曝されるセラミツクス断熱壁51は環状
の断熱ガスケツト55を挾んで金属構造体52
に、これらを貫通するボルト53にナツト54を
締め付けて結合される。断熱ガスケツト55によ
りセラミツクス断熱壁51と金属構造体52との
間に空部Aが形成される。
焼ガスに曝されるセラミツクス断熱壁51は環状
の断熱ガスケツト55を挾んで金属構造体52
に、これらを貫通するボルト53にナツト54を
締め付けて結合される。断熱ガスケツト55によ
りセラミツクス断熱壁51と金属構造体52との
間に空部Aが形成される。
本発明によれば、空部Aにおける熱対流による
セラミツクス断熱壁51から金属構造体52への
伝熱を阻止するために、空部Aは耐熱性フアイバ
例えばセラミツクスフアイバ、ステンレスフアイ
バなどの熱対流防止材58を充填される。
セラミツクス断熱壁51から金属構造体52への
伝熱を阻止するために、空部Aは耐熱性フアイバ
例えばセラミツクスフアイバ、ステンレスフアイ
バなどの熱対流防止材58を充填される。
第2図に示すように、断熱ガスケツト55はス
テンレスなどの耐熱性金属からなる中空リング5
6の内部に、熱伝導率の小さいチタン酸カリウム
粉末、耐熱性フアイバ(例えばセラミツクスフア
イバ、ステンレスフアイバ)などの熱対流防止材
57を充填して構成され、ボルト53を挿通する
通孔に円筒体56aを嵌合し、円筒体56aの両
端を縁曲げして、中空リング56の上下両面に結
合される。
テンレスなどの耐熱性金属からなる中空リング5
6の内部に、熱伝導率の小さいチタン酸カリウム
粉末、耐熱性フアイバ(例えばセラミツクスフア
イバ、ステンレスフアイバ)などの熱対流防止材
57を充填して構成され、ボルト53を挿通する
通孔に円筒体56aを嵌合し、円筒体56aの両
端を縁曲げして、中空リング56の上下両面に結
合される。
特に中空リング56は内部に、耐熱性フアイバ
よりもチタン酸カリウム粉末を密実に充填するの
が製作や強度の点で好ましく、チタン酸カリウム
粉末は中空リング56の内部の空気の熱対流を抑
えるだけでなく、ボルト53を締め付けても圧縮
荷重に耐え、金属構造体52とセラミツクス断熱
壁51との間隔を維持する。
よりもチタン酸カリウム粉末を密実に充填するの
が製作や強度の点で好ましく、チタン酸カリウム
粉末は中空リング56の内部の空気の熱対流を抑
えるだけでなく、ボルト53を締め付けても圧縮
荷重に耐え、金属構造体52とセラミツクス断熱
壁51との間隔を維持する。
第3図に示す実施例では、セラミツクス断熱壁
51と金属構造体52は、空部Aを覆う内面に熱
反射面を備えられる。具体的には、セラミツクス
断熱壁51と金属構造体52の各内面に、ステン
レス、アルミニウムなどの耐熱性金属からなる熱
反射板59,59aを重ね合わせる。熱反射板5
9,59aを備える代りに、セラミツクス断熱壁
51の内面にはメタライズ層を形成した後にクロ
ムメツキを施し、金属構造体52の内面にはクロ
ムメツキを直接施し、それぞれ熱反射面を構成し
てもよい。
51と金属構造体52は、空部Aを覆う内面に熱
反射面を備えられる。具体的には、セラミツクス
断熱壁51と金属構造体52の各内面に、ステン
レス、アルミニウムなどの耐熱性金属からなる熱
反射板59,59aを重ね合わせる。熱反射板5
9,59aを備える代りに、セラミツクス断熱壁
51の内面にはメタライズ層を形成した後にクロ
ムメツキを施し、金属構造体52の内面にはクロ
ムメツキを直接施し、それぞれ熱反射面を構成し
てもよい。
本発明は上述のように、空部Aにセラミツクス
フアイバ、ステンレスフアイバなどの耐熱性フア
イバを充填したことにより、空部Aにおける熱対
流が阻止されるので、セラミツクス断熱壁51か
ら金属構造体52への伝熱量が減じられる。
フアイバ、ステンレスフアイバなどの耐熱性フア
イバを充填したことにより、空部Aにおける熱対
流が阻止されるので、セラミツクス断熱壁51か
ら金属構造体52への伝熱量が減じられる。
断熱ガスケツト55としての中空リング56
は、熱反射面として役立つステンレス鋼板から形
成されてセラミツクス断熱壁51と金属構造体5
2の各内面に接し、かつ中空リング56はチタン
酸カリウム粉末を充填されるから、中空リング5
6の内部における空気の熱対流が阻止され、セラ
ミツクス断熱壁51から中空リング56を経て金
属構造体52への伝熱量が減じされる断熱ガスケ
ツト55としての中空リング56は、熱反射面と
して役立つステンレス鋼板から形成されてセラミ
ツクス断熱壁51と金属構造体52の各内面に接
し、かつ中空リング56はチタン酸カリウム粉末
を充填されるから、中空リング56の内部におけ
る熱対流が阻止され、セラミツクス断熱壁51か
ら中空リング56を経て金属構造体52への伝熱
量が減じられる。。
は、熱反射面として役立つステンレス鋼板から形
成されてセラミツクス断熱壁51と金属構造体5
2の各内面に接し、かつ中空リング56はチタン
酸カリウム粉末を充填されるから、中空リング5
6の内部における空気の熱対流が阻止され、セラ
ミツクス断熱壁51から中空リング56を経て金
属構造体52への伝熱量が減じされる断熱ガスケ
ツト55としての中空リング56は、熱反射面と
して役立つステンレス鋼板から形成されてセラミ
ツクス断熱壁51と金属構造体52の各内面に接
し、かつ中空リング56はチタン酸カリウム粉末
を充填されるから、中空リング56の内部におけ
る熱対流が阻止され、セラミツクス断熱壁51か
ら中空リング56を経て金属構造体52への伝熱
量が減じられる。。
第4図はセラミツクスを用いた具体的な断熱内
燃機関の正面断面図である。通常の金属からなる
シリンダヘツド1に円筒部1aが形成され、円筒
部1aの内部にセラミツクスからなるカツプ形の
ヘツドライナ3が上下1対の位置決めリング9を
介して嵌合され、かつシリンダヘツド1の下面1
bとヘツドライナ3との間に、リング26と、燃
料噴射ノズル5と吸・排気ポート11をそれぞれ
取り囲むリング10,16とが介装される。吸・
排気ポート11はセラミツクスをコーテイングさ
れた吸・排気弁7により開閉される。燃焼室はセ
ラミツクスからなるカツプ形のヘツドライナ3と
セラミツクスからなるピストン冠部8とにより区
画され、燃焼室の主要部から離れた部分でヘツド
ライナ3が、セラミツクスからなるシリンダライ
ナ4と突き合される。
燃機関の正面断面図である。通常の金属からなる
シリンダヘツド1に円筒部1aが形成され、円筒
部1aの内部にセラミツクスからなるカツプ形の
ヘツドライナ3が上下1対の位置決めリング9を
介して嵌合され、かつシリンダヘツド1の下面1
bとヘツドライナ3との間に、リング26と、燃
料噴射ノズル5と吸・排気ポート11をそれぞれ
取り囲むリング10,16とが介装される。吸・
排気ポート11はセラミツクスをコーテイングさ
れた吸・排気弁7により開閉される。燃焼室はセ
ラミツクスからなるカツプ形のヘツドライナ3と
セラミツクスからなるピストン冠部8とにより区
画され、燃焼室の主要部から離れた部分でヘツド
ライナ3が、セラミツクスからなるシリンダライ
ナ4と突き合される。
実際には、ヘツドライナ3とシンリダライナ4
との熱膨張差による応力を回避するために、両者
の間に極めて僅かな隙間を備え、ヘツドライナ3
の下端面とシリンダボデイ2の上端面との間にガ
スケツト22を介装し、シリンダヘツド1から図
示してないボルトをシリンダボデイ2へ螺合して
締結される。シリンダライナ4はシリンダボデイ
2の円筒部20に嵌合される。
との熱膨張差による応力を回避するために、両者
の間に極めて僅かな隙間を備え、ヘツドライナ3
の下端面とシリンダボデイ2の上端面との間にガ
スケツト22を介装し、シリンダヘツド1から図
示してないボルトをシリンダボデイ2へ螺合して
締結される。シリンダライナ4はシリンダボデイ
2の円筒部20に嵌合される。
ピストン19はセラミツクスからなるピストン
冠部8を、普通の金属からなるスカート部6に重
ね合せ、上から挿通したボルト31にナツト33
を締め付けて構成される。ピストン冠部8は上面
に燃料と空気の混合を促す窪み39を設けられ、
下面中央に円筒部34を、下面周縁に段部をそれ
ぞれ設けられる。スカート部6は外周面にピスト
ンリング41を装着され、上面周縁部に設けた突
条24を、前述のピストン冠部8の段部に嵌合さ
れる。また、スカート部6は上面中央に形成した
柱35に、ガスケツト27を介してピストン冠部
8を重ね合され、柱35と円筒部34との間に空
部Dを形成される。ピストン冠部8とスカート部
6との周縁部の重合せ面は、リング28を介装さ
れる。
冠部8を、普通の金属からなるスカート部6に重
ね合せ、上から挿通したボルト31にナツト33
を締め付けて構成される。ピストン冠部8は上面
に燃料と空気の混合を促す窪み39を設けられ、
下面中央に円筒部34を、下面周縁に段部をそれ
ぞれ設けられる。スカート部6は外周面にピスト
ンリング41を装着され、上面周縁部に設けた突
条24を、前述のピストン冠部8の段部に嵌合さ
れる。また、スカート部6は上面中央に形成した
柱35に、ガスケツト27を介してピストン冠部
8を重ね合され、柱35と円筒部34との間に空
部Dを形成される。ピストン冠部8とスカート部
6との周縁部の重合せ面は、リング28を介装さ
れる。
このようにして、シリンダヘツド1の円筒部1
aの内周面とヘツドライナ3の外周面との間に、
上下1対の位置決めリング9により密閉された空
部Cが形成され、シリンダヘツド1の下面1bと
ヘツドライナ3の上面との間に、リング10,1
6,26により密閉された空部Bが形成される。
また、ピストン冠部8とスカート部6との間に、
リング28により密閉された空部Dが区画され
る。これらの空部B,C,Dは断熱層として働
く。
aの内周面とヘツドライナ3の外周面との間に、
上下1対の位置決めリング9により密閉された空
部Cが形成され、シリンダヘツド1の下面1bと
ヘツドライナ3の上面との間に、リング10,1
6,26により密閉された空部Bが形成される。
また、ピストン冠部8とスカート部6との間に、
リング28により密閉された空部Dが区画され
る。これらの空部B,C,Dは断熱層として働
く。
各部に用いるセラミツクスとして、ヘツドライ
ナ3にはチツ化ケイ素が、シリンダライナ4には
PSZ(部分安定ジルコニア)が、ピストン冠部8
にはチツ化ケイ素が好適である。
ナ3にはチツ化ケイ素が、シリンダライナ4には
PSZ(部分安定ジルコニア)が、ピストン冠部8
にはチツ化ケイ素が好適である。
上述のように構成されたシリンダヘツド1の空
部B,Cとピストン19の空部Dに、第1図に示
した空部Aと同様に、熱対流防止材58を充填す
ることにより、燃焼ガスに曝されるヘツドライナ
3からシリンダヘツド1への熱放散が抑えられ、
ピストン冠部8からスカート部6への熱放散が抑
えられる。
部B,Cとピストン19の空部Dに、第1図に示
した空部Aと同様に、熱対流防止材58を充填す
ることにより、燃焼ガスに曝されるヘツドライナ
3からシリンダヘツド1への熱放散が抑えられ、
ピストン冠部8からスカート部6への熱放散が抑
えられる。
具体的には、空部Bについては各リング10,
16,26を、第2図に示す断熱ガスケツト55
の場合と同様に、上下2枚の環状のステンレス鋼
板の周縁部分を重合せ結合するか、パイプを環状
に湾曲して中空リング56を構成し、中空リング
56の内部に熱対流防止材57を充填したうえ、
シリンダヘツド1の下面1bとヘツドライナ3の
上面との間に挾む。この場合、リング10,16
は燃料噴射ノズル5の取付穴と吸・排気ポート1
1を囲むように装着し、ヘツドボルトの締付荷重
を支持する。
16,26を、第2図に示す断熱ガスケツト55
の場合と同様に、上下2枚の環状のステンレス鋼
板の周縁部分を重合せ結合するか、パイプを環状
に湾曲して中空リング56を構成し、中空リング
56の内部に熱対流防止材57を充填したうえ、
シリンダヘツド1の下面1bとヘツドライナ3の
上面との間に挾む。この場合、リング10,16
は燃料噴射ノズル5の取付穴と吸・排気ポート1
1を囲むように装着し、ヘツドボルトの締付荷重
を支持する。
空部Cについては、ステンレス鋼板からなる内
外2つの円筒体を上下両端部で互いに結合する
か、内外2つの円筒体の間に上下1対の位置決め
リング9を介装したうえ、内部に熱対流防止材5
8を充填する。
外2つの円筒体を上下両端部で互いに結合する
か、内外2つの円筒体の間に上下1対の位置決め
リング9を介装したうえ、内部に熱対流防止材5
8を充填する。
ピストン19の空部Dについても、熱対流防止
材58を充填する。熱反射面を備えるアルミニウ
ム箔、銀箔などで予め熱対流防止材58を包んだ
袋体を、空部Dに収容すれば、熱反射面は空部D
の内面に密接して熱の放射伝達を抑え、組付が簡
単である。
材58を充填する。熱反射面を備えるアルミニウ
ム箔、銀箔などで予め熱対流防止材58を包んだ
袋体を、空部Dに収容すれば、熱反射面は空部D
の内面に密接して熱の放射伝達を抑え、組付が簡
単である。
[発明の効果]
本発明は上述のように、耐熱性金属からなる中
空リングの内部に低熱伝導率の粉末を充填して断
熱ガスケツトを形成し、金属構造体とセラミツク
ス断熱壁との間に前記断熱ガスケツトを介装して
断熱ガスケツトを貫通するボルトにより結合し、
断熱ガスケツトで囲まれた空部において金属構造
体とセラミツクス断熱壁とに耐熱性金属からなる
熱反射板をそれぞれ重ね合せ、熱反射板相互の間
に耐熱性フアイバを充填したものである。
空リングの内部に低熱伝導率の粉末を充填して断
熱ガスケツトを形成し、金属構造体とセラミツク
ス断熱壁との間に前記断熱ガスケツトを介装して
断熱ガスケツトを貫通するボルトにより結合し、
断熱ガスケツトで囲まれた空部において金属構造
体とセラミツクス断熱壁とに耐熱性金属からなる
熱反射板をそれぞれ重ね合せ、熱反射板相互の間
に耐熱性フアイバを充填したものである。
したがつて、本発明によれば、セラミツクス断
熱壁は金属構造体への伝熱を抑えかつ金属構造体
を熱から保護し、セラミツクス断熱壁と金属構造
体との間に介装した中空リングは、ボルトの締付
荷重を支持しかつセラミツクス断熱壁と金属構造
体との間に空部を保持する。
熱壁は金属構造体への伝熱を抑えかつ金属構造体
を熱から保護し、セラミツクス断熱壁と金属構造
体との間に介装した中空リングは、ボルトの締付
荷重を支持しかつセラミツクス断熱壁と金属構造
体との間に空部を保持する。
セラミツクス断熱壁と金属構造体との間の空部
は内面に熱反射材を重ね合され、かつ耐熱性フア
イバを充填されるので、セラミツクス断熱壁から
金属構造体への熱対流と放射による伝熱量を大幅
に低減できる。
は内面に熱反射材を重ね合され、かつ耐熱性フア
イバを充填されるので、セラミツクス断熱壁から
金属構造体への熱対流と放射による伝熱量を大幅
に低減できる。
金属構造体とセラミツクス断熱壁との間の空部
に耐熱性フアイバを充填することは、従来の断熱
内燃機関に何ら変更を加えないで実施でき、燃焼
室からの熱放散を抑え、熱機関の熱効率を向上で
きる。
に耐熱性フアイバを充填することは、従来の断熱
内燃機関に何ら変更を加えないで実施でき、燃焼
室からの熱放散を抑え、熱機関の熱効率を向上で
きる。
第1図は本発明に係る熱機関などの断熱構造の
原理的構成を示す断面図、第2図は同断熱構造に
おける金属構造体とセラミツクス断熱壁との間に
空部を構成するための断熱ガスケツトの一例を示
す正面断面図、第3図は同断熱構造の一部変更実
施例を示す断面図、第4図は本発明に係る断熱構
造にが適用される断熱内燃機関の正面断面図であ
る。 A〜D……空部、51……セラミツクス断熱
壁、52……金属構造体、55……断熱ガスケツ
ト、57,58……熱対流防止材、59……熱反
射板。
原理的構成を示す断面図、第2図は同断熱構造に
おける金属構造体とセラミツクス断熱壁との間に
空部を構成するための断熱ガスケツトの一例を示
す正面断面図、第3図は同断熱構造の一部変更実
施例を示す断面図、第4図は本発明に係る断熱構
造にが適用される断熱内燃機関の正面断面図であ
る。 A〜D……空部、51……セラミツクス断熱
壁、52……金属構造体、55……断熱ガスケツ
ト、57,58……熱対流防止材、59……熱反
射板。
Claims (1)
- 1 耐熱性金属からなる中空リングの内部に低熱
伝導率の粉末を充填して断熱ガスケツトを形成
し、金属構造体とセラミツクス断熱壁との間に前
記断熱ガスケツトを介装して断熱ガスケツトを貫
通するボルトにより結合し、断熱ガスケツトで囲
まれた空部において金属構造体とセラミツクス断
熱壁とに耐熱性金属からなる熱反射板をそれぞれ
重ね合せ、熱反射板相互の間に耐熱性フアイバを
充填したことを特徴とする、熱機関などの断熱構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23938384A JPS61119892A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱機関などの断熱構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23938384A JPS61119892A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱機関などの断熱構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61119892A JPS61119892A (ja) | 1986-06-07 |
JPH0510556B2 true JPH0510556B2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=17043966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23938384A Granted JPS61119892A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 熱機関などの断熱構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61119892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113408A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 熱制御装置および熱制御方法 |
JP5913652B1 (ja) * | 2015-02-02 | 2016-04-27 | 克巳 戸上 | 断熱構造体とそれを含む断熱シート及び建築用材並びに構築用材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0299718A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-11 | Mitsubishi Motors Corp | 直接噴射式ディーゼル機関の燃焼室構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59137489U (ja) * | 1983-03-05 | 1984-09-13 | ニチアス株式会社 | 金属製保温ジヤケツト |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP23938384A patent/JPS61119892A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013113408A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 熱制御装置および熱制御方法 |
JP5913652B1 (ja) * | 2015-02-02 | 2016-04-27 | 克巳 戸上 | 断熱構造体とそれを含む断熱シート及び建築用材並びに構築用材 |
JP2016142327A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 克巳 戸上 | 断熱構造体とそれを含む断熱シート及び建築用材並びに構築用材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61119892A (ja) | 1986-06-07 |
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