JPH05105325A - ワインダ - Google Patents
ワインダInfo
- Publication number
- JPH05105325A JPH05105325A JP27122491A JP27122491A JPH05105325A JP H05105325 A JPH05105325 A JP H05105325A JP 27122491 A JP27122491 A JP 27122491A JP 27122491 A JP27122491 A JP 27122491A JP H05105325 A JPH05105325 A JP H05105325A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- package
- creeping
- yarn
- traverse
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/02—Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
- B65H54/38—Arrangements for preventing ribbon winding ; Arrangements for preventing irregular edge forming, e.g. edge raising or yarn falling from the edge
- B65H54/385—Preventing edge raising, e.g. creeping arrangements
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Winding Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パッケージ作成過程において、パッケージ径
の大小に関わらず均一に巻き取ることを可能とする。 【構成】 フリクションローラ11上のパッケージPに
巻き取られる給糸Yをパッケージ軸方向に往復移動させ
るトラバースガイド16を、クリーピング機構21によ
り給糸方向に移動させて振り幅を制限する。この際、パ
ッケージPの回転速度検出パルスが一定値になる度に、
クリーピング機構21をあるパルス数分だけ投入し、パ
ッケージPの径が増大するにつれ、クリーピング周期及
びクリーピング時間間隔を長くする。
の大小に関わらず均一に巻き取ることを可能とする。 【構成】 フリクションローラ11上のパッケージPに
巻き取られる給糸Yをパッケージ軸方向に往復移動させ
るトラバースガイド16を、クリーピング機構21によ
り給糸方向に移動させて振り幅を制限する。この際、パ
ッケージPの回転速度検出パルスが一定値になる度に、
クリーピング機構21をあるパルス数分だけ投入し、パ
ッケージPの径が増大するにつれ、クリーピング周期及
びクリーピング時間間隔を長くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパッケージを形成すべく
これに巻き取られる給糸を綾振りする合糸機などのワイ
ンダに係り、特に耳高を防止して内側層及び外側層とも
均一にパッケージを巻き取ることのできるワインダに関
するものである。
これに巻き取られる給糸を綾振りする合糸機などのワイ
ンダに係り、特に耳高を防止して内側層及び外側層とも
均一にパッケージを巻き取ることのできるワインダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、合糸機においてはパッケージに巻
き取られる給糸をパッケージの軸方向にトラバースガイ
ドで往復移動させて綾振りさせている。
き取られる給糸をパッケージの軸方向にトラバースガイ
ドで往復移動させて綾振りさせている。
【0003】具体的には図4に示す如く、フリクション
ローラ1によりパッケージPが給糸Yを巻き取るべく回
転駆動され、このパッケージPの給糸経路2の途中で給
糸Yに係合するトラバースガイド3が、パッケージPの
軸方向に往復移動するようになっている。このトラバー
スガイド3は下方に設けられたレール4のガイド溝5内
に配置されており、フリクションローラ1の回転と同期
してパッケージPの軸方向に往復移動し、これにより給
糸Yは左右に振られながらパッケージPに巻き取られ
る。
ローラ1によりパッケージPが給糸Yを巻き取るべく回
転駆動され、このパッケージPの給糸経路2の途中で給
糸Yに係合するトラバースガイド3が、パッケージPの
軸方向に往復移動するようになっている。このトラバー
スガイド3は下方に設けられたレール4のガイド溝5内
に配置されており、フリクションローラ1の回転と同期
してパッケージPの軸方向に往復移動し、これにより給
糸Yは左右に振られながらパッケージPに巻き取られ
る。
【0004】フリクションローラ径dとパッケージ径D
との径比の関係から、パッケージPが成長しパッケージ
径Dが大きくなるに従い、相対的にパッケージPの回転
数は小さくなる。従って、フリクションローラ1の回転
速度とトラバース速度Vを一定にすると、パッケージ径
Dが大きくなるに伴いトラバースガイド3によりトラバ
ースされる給糸Yの1回転当りのターン数が多くなる。
そこで、パッケージのワインド数を一定とする場合、即
ちプレシジョン巻きとする場合には、トラバース速度V
を図5に示すように可変とし、パッケージ形成の当初に
おいてはトラバース速度Vを速く、パッケージ形成が進
行してパッケージ径Dが大きくなるに従ってトラバース
速度Vを遅くし、常に同じワインド数を得る。
との径比の関係から、パッケージPが成長しパッケージ
径Dが大きくなるに従い、相対的にパッケージPの回転
数は小さくなる。従って、フリクションローラ1の回転
速度とトラバース速度Vを一定にすると、パッケージ径
Dが大きくなるに伴いトラバースガイド3によりトラバ
ースされる給糸Yの1回転当りのターン数が多くなる。
そこで、パッケージのワインド数を一定とする場合、即
ちプレシジョン巻きとする場合には、トラバース速度V
を図5に示すように可変とし、パッケージ形成の当初に
おいてはトラバース速度Vを速く、パッケージ形成が進
行してパッケージ径Dが大きくなるに従ってトラバース
速度Vを遅くし、常に同じワインド数を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
場合、パッケージPの軸方向に綾振りされる給糸Yは殆
ど同じ位置でターンされて行く。従って、そのターン点
における巻取り密度が高くなり、パッケージPの両端部
が部分的に膨らんでいわゆる耳高現象が生じる。この耳
高を防止するには、例えばトラバースガイド3を給糸方
向に一定の時間間隔Tだけ近付けて間欠的にトラバース
幅を制限(クリーピング)することが有効である。トラ
バースガイド3をパッケージP側から遠ざけると、給糸
Yの追従性が悪くなり、遠ざけた期間中だけトラバース
幅Sを狭めることができるからである。
場合、パッケージPの軸方向に綾振りされる給糸Yは殆
ど同じ位置でターンされて行く。従って、そのターン点
における巻取り密度が高くなり、パッケージPの両端部
が部分的に膨らんでいわゆる耳高現象が生じる。この耳
高を防止するには、例えばトラバースガイド3を給糸方
向に一定の時間間隔Tだけ近付けて間欠的にトラバース
幅を制限(クリーピング)することが有効である。トラ
バースガイド3をパッケージP側から遠ざけると、給糸
Yの追従性が悪くなり、遠ざけた期間中だけトラバース
幅Sを狭めることができるからである。
【0006】しかし、トラバース幅を制限する時間間隔
Tを一定の時間周期tで繰り返すことは、理想的な耳高
防止方法とはいえない。何故なら、同じ周上にターン部
分が重なるという点では、パッケージの径が小さいとき
と大きいときとで何等変わりがないが、耳を作り次にそ
の耳を崩すという操作において、形成される耳の高さは
パッケージ径が小さいほど高い。従って、平面的に展開
して見た場合は全く同一であっても、パッケージ径の小
さい場合ほど均一な巻き取りができないことになるから
である。
Tを一定の時間周期tで繰り返すことは、理想的な耳高
防止方法とはいえない。何故なら、同じ周上にターン部
分が重なるという点では、パッケージの径が小さいとき
と大きいときとで何等変わりがないが、耳を作り次にそ
の耳を崩すという操作において、形成される耳の高さは
パッケージ径が小さいほど高い。従って、平面的に展開
して見た場合は全く同一であっても、パッケージ径の小
さい場合ほど均一な巻き取りができないことになるから
である。
【0007】本発明は、上記問題点を有効に解決すべく
創案されたもので、パッケージ作成過程におけるパッケ
ージ径の大小に関わらず、均一な巻き取りができるワイ
ンダを提供することを目的とする。
創案されたもので、パッケージ作成過程におけるパッケ
ージ径の大小に関わらず、均一な巻き取りができるワイ
ンダを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のワインダは、フ
リクションローラ上のパッケージに巻き取られる給糸を
パッケージ軸方向に往復移動させるトラバースガイド
と、該ガイドを給糸方向に沿って移動させて振り幅を制
限するクリーピング機構と、パッケージの回転速度が低
下するにつれ、クリーピング機構の投入周期及び振り幅
を制限する時間間隔を長くする制御装置とを備えた構成
のものである。
リクションローラ上のパッケージに巻き取られる給糸を
パッケージ軸方向に往復移動させるトラバースガイド
と、該ガイドを給糸方向に沿って移動させて振り幅を制
限するクリーピング機構と、パッケージの回転速度が低
下するにつれ、クリーピング機構の投入周期及び振り幅
を制限する時間間隔を長くする制御装置とを備えた構成
のものである。
【0009】
【作用】クリーピング機構を投入してトラバースガイド
を給糸方向に移動させると、トラバース幅を制限するこ
とができる。そこで、クリーピング機構の投入周期及び
振り幅を制限する時間をパッケージの回転速度が低下す
るにつれて長くする制御を行うと、内側層のパッケージ
径の小さいときには短周期、短時間で耳形成及び耳崩し
が行われ、外側層になるに従い、より長い周期、長時間
で耳形成及び耳崩しが行われる。このため、内側層及び
外側層で耳形成及び耳崩しの高さが同じになり、その内
側層及び外側層とも均一に巻き取ることができる。
を給糸方向に移動させると、トラバース幅を制限するこ
とができる。そこで、クリーピング機構の投入周期及び
振り幅を制限する時間をパッケージの回転速度が低下す
るにつれて長くする制御を行うと、内側層のパッケージ
径の小さいときには短周期、短時間で耳形成及び耳崩し
が行われ、外側層になるに従い、より長い周期、長時間
で耳形成及び耳崩しが行われる。このため、内側層及び
外側層で耳形成及び耳崩しの高さが同じになり、その内
側層及び外側層とも均一に巻き取ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0011】図1および図2は本発明に係るワインダと
しての合糸機を示すものであり、フリクションローラ1
1上にパッケージPが載置され、フリクションローラ1
1で回転駆動されて給糸Yを巻き取るようになってい
る。このパッケージPはクレードル12で両端部を回転
自在に把持されて、クレードル12の基端部は、ピン部
材13によりフレームなどの支持系14に回動可能に支
持されている。また、このクレードル12のパッケージ
把持部には、パッケージPの1回転当り所定数のパルス
を出力する回転速度センサ15が設けられている。
しての合糸機を示すものであり、フリクションローラ1
1上にパッケージPが載置され、フリクションローラ1
1で回転駆動されて給糸Yを巻き取るようになってい
る。このパッケージPはクレードル12で両端部を回転
自在に把持されて、クレードル12の基端部は、ピン部
材13によりフレームなどの支持系14に回動可能に支
持されている。また、このクレードル12のパッケージ
把持部には、パッケージPの1回転当り所定数のパルス
を出力する回転速度センサ15が設けられている。
【0012】フリクションローラ11の下方の給糸経路
には、給糸Yに係合してこれをパッケージPの軸方向に
移動させて綾振りするトラバースガイド16が設けられ
ている。このトラバースガイド16は回転駆動される送
りネジにより、レール17のガイド溝18に案内されつ
つパッケージPと平行に移動するようになっている。
には、給糸Yに係合してこれをパッケージPの軸方向に
移動させて綾振りするトラバースガイド16が設けられ
ている。このトラバースガイド16は回転駆動される送
りネジにより、レール17のガイド溝18に案内されつ
つパッケージPと平行に移動するようになっている。
【0013】21はこのトラバースガイド16を給糸方
向に移動させて給糸Yの振り幅を制限するクリーピング
機構であり、図1に示すように、先端部にレール17を
有するアーム22を、ピン部材23を回動中心として上
下方向に回動自在に支持し、このアーム22をその下方
から伸縮自在なエアシリンダ24で支持した構成となっ
ている。このエアシリンダ24のストローク量は予め適
宜調整されるように構成される。
向に移動させて給糸Yの振り幅を制限するクリーピング
機構であり、図1に示すように、先端部にレール17を
有するアーム22を、ピン部材23を回動中心として上
下方向に回動自在に支持し、このアーム22をその下方
から伸縮自在なエアシリンダ24で支持した構成となっ
ている。このエアシリンダ24のストローク量は予め適
宜調整されるように構成される。
【0014】25は上記クリーピング機構21の制御装
置であり、センサ15から検出される回転速度信号たる
パルスをカウントして、計数値が一定値に達するとその
時点からエアシリンダ24を一定パルス数分だけ作動さ
せる。これにより制御装置25は、トラバースガイド1
6を非作用位置aから給糸Yの振り幅Sを制限する作用
位置(クリーピング位置)bへ間欠的に移動させる時期
(投入周期t)と、この作用位置bへ停留させておく時
間間隔(クリーピング時間T)とを定める。従って、そ
の制御の仕方は、パッケージPが成長しセンサ15から
検出される回転速度が低下するにつれ、トラバースガイ
ド16を非作用位置bから作用位置aへ移動させる投入
周期t及び作用位置aへ停留させておくクリーピング時
間Tを長くする制御となる。なお、トラバース速度Vは
同じワインド数を得るために従来通りパッケージPの成
長の進行に従って遅くするように制御される。
置であり、センサ15から検出される回転速度信号たる
パルスをカウントして、計数値が一定値に達するとその
時点からエアシリンダ24を一定パルス数分だけ作動さ
せる。これにより制御装置25は、トラバースガイド1
6を非作用位置aから給糸Yの振り幅Sを制限する作用
位置(クリーピング位置)bへ間欠的に移動させる時期
(投入周期t)と、この作用位置bへ停留させておく時
間間隔(クリーピング時間T)とを定める。従って、そ
の制御の仕方は、パッケージPが成長しセンサ15から
検出される回転速度が低下するにつれ、トラバースガイ
ド16を非作用位置bから作用位置aへ移動させる投入
周期t及び作用位置aへ停留させておくクリーピング時
間Tを長くする制御となる。なお、トラバース速度Vは
同じワインド数を得るために従来通りパッケージPの成
長の進行に従って遅くするように制御される。
【0015】図3(a)に本発明の制御の仕方を、投入
周期t及びクリーピング時間Tを一定で繰り返す場合
(図3(b))と比較して示す。
周期t及びクリーピング時間Tを一定で繰り返す場合
(図3(b))と比較して示す。
【0016】まず、パッケージPの形成当初においては
パッケージ回転数が速い。つまり制御装置25において
カウントしているパルス数が一定値に達する時点が早期
に到来する。制御装置25はカウントしたパルス数が一
定値に達するとエアシリンダ24を所定パルス数に相当
する期間だけ作動させ、これにより投入周期t及びクリ
ーピング時間Tを定める。このため、トラバースガイド
16が高速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びクリ
ーピング時間Tは図示の如くt1,T1と短い。この繰
り返し動作において、エアシリンダ24が伸長されてい
るT1の期間中は、図1に示すように、トラバースガイ
ド16はフリクションローラ11から離れた位置bに設
定される。従って、トラバースガイド16とフリクショ
ンローラ11に給糸Yが接触する接触点Qとの離間距離
Lが長くなり、パッケージPにはトラバースガイド16
の移動範囲より狭い綾振り幅Sで給糸Yが巻き取られ、
振り幅Sが制限される。
パッケージ回転数が速い。つまり制御装置25において
カウントしているパルス数が一定値に達する時点が早期
に到来する。制御装置25はカウントしたパルス数が一
定値に達するとエアシリンダ24を所定パルス数に相当
する期間だけ作動させ、これにより投入周期t及びクリ
ーピング時間Tを定める。このため、トラバースガイド
16が高速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びクリ
ーピング時間Tは図示の如くt1,T1と短い。この繰
り返し動作において、エアシリンダ24が伸長されてい
るT1の期間中は、図1に示すように、トラバースガイ
ド16はフリクションローラ11から離れた位置bに設
定される。従って、トラバースガイド16とフリクショ
ンローラ11に給糸Yが接触する接触点Qとの離間距離
Lが長くなり、パッケージPにはトラバースガイド16
の移動範囲より狭い綾振り幅Sで給糸Yが巻き取られ、
振り幅Sが制限される。
【0017】パッケージPの成長に従いパッケージ径D
が次第に大きくなると、これに追従してパッケージ回転
数が低下し、制御装置25においてパルス数が一定値に
達する時点が遅れる。このため、トラバースガイド16
がより低速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びクリ
ーピング時間Tは図示の如くt2,T2と長くなる。更
に、パッケージ径Dが大きくなりパッケージ回転数が低
下すると、制御装置25においてパルス数が一定値に達
する時点が更に遅れる。このため、トラバースガイド1
6が更に低速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びク
リーピング時間Tは図示の如くt3,T3と長くなる。
が次第に大きくなると、これに追従してパッケージ回転
数が低下し、制御装置25においてパルス数が一定値に
達する時点が遅れる。このため、トラバースガイド16
がより低速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びクリ
ーピング時間Tは図示の如くt2,T2と長くなる。更
に、パッケージ径Dが大きくなりパッケージ回転数が低
下すると、制御装置25においてパルス数が一定値に達
する時点が更に遅れる。このため、トラバースガイド1
6が更に低速で間欠的に往復移動し、投入周期t及びク
リーピング時間Tは図示の如くt3,T3と長くなる。
【0018】このように、パッケージPはパッケージ径
の小さい時点から大きい時点まで、同じ高さの耳が形成
されては耳崩しの振り幅制限が行われるという操作を繰
り返す。このため、内側層と外側層の区別なく、均一に
巻かれたパッケージが生産される。これに対し、タイマ
等により図3(b)のように一定周期t,一定時間間隔
Tで繰り返すだけの制御の場合、内側層と外側層で形成
される耳の高さが異なり、内側層及び外側層とも均一な
パッケージは得ることができない。
の小さい時点から大きい時点まで、同じ高さの耳が形成
されては耳崩しの振り幅制限が行われるという操作を繰
り返す。このため、内側層と外側層の区別なく、均一に
巻かれたパッケージが生産される。これに対し、タイマ
等により図3(b)のように一定周期t,一定時間間隔
Tで繰り返すだけの制御の場合、内側層と外側層で形成
される耳の高さが異なり、内側層及び外側層とも均一な
パッケージは得ることができない。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、パッケー
ジの回転速度が低下するにつれ、クリーピング機構の投
入周期及び振り幅を制限する時間間隔を長くするため、
内側層の場合には短時間だけ耳形成及び耳崩しを行い、
外側層になるに従いより長い時間だけ耳形成及び耳崩し
を行うこととなり、満巻のパッケージ全体としての耳高
を防止しつつ、その内側層及び外側層とも均一なパッケ
ージを得ることができる。
ジの回転速度が低下するにつれ、クリーピング機構の投
入周期及び振り幅を制限する時間間隔を長くするため、
内側層の場合には短時間だけ耳形成及び耳崩しを行い、
外側層になるに従いより長い時間だけ耳形成及び耳崩し
を行うこととなり、満巻のパッケージ全体としての耳高
を防止しつつ、その内側層及び外側層とも均一なパッケ
ージを得ることができる。
【図1】本発明のワインダの要部を示す側面図である。
【図2】ワインダの要部を示す正面図である。
【図3】クリーピング機構の制御をパッケージの糸の長
さ方向に展開して示した図である。
さ方向に展開して示した図である。
【図4】従来のワインダの要部を示す正面図である。
【図5】従来の巻取り状態を示す図である。
1 フリクションローラ 2 給糸経路 3 トラバースガイド 4 レール 5 ガイド溝 11 フリクションローラ 12 クレードル 13 ピン部材 14 支持系 15 回転速度センサ 16 トラバースガイド 17 レール 18 ガイド溝 21 クリーピング機構 22 アーム 23 ピン部材 24 エアシリンダ 25 制御装置 P パッケージ Y 給糸 d フリクションローラ径 D パッケージ径 V トラバース速度 S 振り幅 a 作用位置(クリーピング位置) b 非作用位置 t 投入周期 T クリーピング時間 Q 接触点 L 離間距離
Claims (1)
- 【請求項1】 フリクションローラ上のパッケージに巻
き取られる給糸をパッケージ軸方向に往復移動させるト
ラバースガイドと、該ガイドを給糸方向に沿って移動さ
せて振り幅を制限するクリーピング機構と、パッケージ
の回転速度が低下するにつれ、クリーピング機構の投入
周期及び振り幅を制限する時間間隔を長くする制御装置
とを備えたことを特徴とするワインダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27122491A JPH05105325A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ワインダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27122491A JPH05105325A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ワインダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105325A true JPH05105325A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17497084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27122491A Pending JPH05105325A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | ワインダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05105325A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0927694A2 (en) * | 1997-12-29 | 1999-07-07 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Yarn winding method and take-up winder for yarn |
JP2005089188A (ja) * | 2003-09-13 | 2005-04-07 | Saurer Gmbh & Co Kg | 綾巻きパッケージおよび綾巻きパッケージ製作法 |
WO2005095246A1 (de) * | 2004-04-02 | 2005-10-13 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum aufwickeln eines fadens sowie eine aufspulmaschine |
JP2011195218A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Murata Machinery Ltd | 糸巻取機 |
JP2011195217A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Murata Machinery Ltd | 糸巻取機 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27122491A patent/JPH05105325A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0927694A2 (en) * | 1997-12-29 | 1999-07-07 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Yarn winding method and take-up winder for yarn |
EP0927694A3 (en) * | 1997-12-29 | 2000-05-24 | Murata Kikai Kabushiki Kaisha | Yarn winding method and take-up winder for yarn |
JP2005089188A (ja) * | 2003-09-13 | 2005-04-07 | Saurer Gmbh & Co Kg | 綾巻きパッケージおよび綾巻きパッケージ製作法 |
JP4617123B2 (ja) * | 2003-09-13 | 2011-01-19 | ザウラー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | 綾巻きパッケージおよび綾巻きパッケージ製作法 |
WO2005095246A1 (de) * | 2004-04-02 | 2005-10-13 | Saurer Gmbh & Co. Kg | Verfahren zum aufwickeln eines fadens sowie eine aufspulmaschine |
JP2011195218A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Murata Machinery Ltd | 糸巻取機 |
JP2011195217A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Murata Machinery Ltd | 糸巻取機 |
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