JPH05105230A - 処理ステーシヨンで停止される物体のためのコンベヤの制動装置 - Google Patents
処理ステーシヨンで停止される物体のためのコンベヤの制動装置Info
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- JPH05105230A JPH05105230A JP3303023A JP30302391A JPH05105230A JP H05105230 A JPH05105230 A JP H05105230A JP 3303023 A JP3303023 A JP 3303023A JP 30302391 A JP30302391 A JP 30302391A JP H05105230 A JPH05105230 A JP H05105230A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/002—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface comprising load carriers resting on the traction element
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- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 次の物体またはキャリヤが処理ステーション
で静止した物体またはキャリヤに突き当たるときに起こ
るような衝撃を有効に吸収して減衰させるコンベヤ用制
動装置を提供することである。 【構成】 この制動装置は、搬送手段(2) の上に物体
(6) を摺動可能に支持する支持ブロック(8) と、搬送手
段の上に摺動可能に隣会う支持ブロックの間に自由に配
置された弾性リング(9) とを有する。被加工物体が停止
されるステーションに、後続する物体が到達したとき
に、弾性リングが、後続する物体と関連した支持ブロッ
クにより物体の搬送方向に圧縮され、弾性リングが案内
側壁(4) と作用的に係合するように横方向に膨張され
て、それにより後続する物体の移動に制動を加えて、被
加工物体に対する衝撃を最小にする。
で静止した物体またはキャリヤに突き当たるときに起こ
るような衝撃を有効に吸収して減衰させるコンベヤ用制
動装置を提供することである。 【構成】 この制動装置は、搬送手段(2) の上に物体
(6) を摺動可能に支持する支持ブロック(8) と、搬送手
段の上に摺動可能に隣会う支持ブロックの間に自由に配
置された弾性リング(9) とを有する。被加工物体が停止
されるステーションに、後続する物体が到達したとき
に、弾性リングが、後続する物体と関連した支持ブロッ
クにより物体の搬送方向に圧縮され、弾性リングが案内
側壁(4) と作用的に係合するように横方向に膨張され
て、それにより後続する物体の移動に制動を加えて、被
加工物体に対する衝撃を最小にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、物体に加工実施作業を
するために組立または処理ステーションへコンベヤによ
り搬送されてそこで停止される物体のためのコンベヤの
制動装置であって、前記コンベヤが、連続的に移動する
搬送手段を有し、その運動が、平行な案内側壁により区
画されたトラフ内を案内されるようになっている制動装
置に関する。
するために組立または処理ステーションへコンベヤによ
り搬送されてそこで停止される物体のためのコンベヤの
制動装置であって、前記コンベヤが、連続的に移動する
搬送手段を有し、その運動が、平行な案内側壁により区
画されたトラフ内を案内されるようになっている制動装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】大量生産で、好ましくは自動車工業で行
われるような小さな物体の大量生産では、物体を種々の
組立または処理ステーションの間で移動させるためにコ
ンベヤがますます用いられている。問題にしている種類
のコンベヤシステムは非常にフレキシブルであり、この
コンベヤシステムには、なかんずく、ステーションを、
いわゆる移送ラインの場合のように、不連続的に作動す
る、通常直線のコンベヤに必ずしもゆだねられない製造
設備に配置できるという利点がある。これらのフレキシ
ブルコンベヤは、問題にしているステーションに到達す
るために直線状におよびカーブを案内できる、連続的に
移動する搬送手段を有し、与えられた組立作業または処
理後、フレキシブルコンベヤが物体をさらに次のステー
ションへ移動させる。搬送手段は、垂直な案内側壁によ
り区画されたトラフを案内されるフレキシブルリンク型
でもよい。物体は搬送手段に直接にまたはキャリヤ（ま
たはパレット）により摺動可能に支持され、次いでキャ
リヤは搬送手段に有効に支持され、そしてコンベヤのト
ラフ形成部分内を案内される。搬送手段とキャリヤ、ま
たはキャリヤが搬送手段により担持される場合に、それ
らの支持面は、物体が搬送手段の運動に同行するのに充
分な摩擦を与えると共に、キャリヤとその物体が静止し
ているときに過剰な動力損失もなく搬送手段の上を摺動
できる材料で作られる。キャリヤがステーションに到着
すると、ストッパーが発射されて、キャリヤが止めら
れ、そしてキャリヤが物体に加工作業をするために所望
な位置に維持される。物体がキャリヤに締付け手段また
は締め付けの目的に適当な同様なもので保持される。
われるような小さな物体の大量生産では、物体を種々の
組立または処理ステーションの間で移動させるためにコ
ンベヤがますます用いられている。問題にしている種類
のコンベヤシステムは非常にフレキシブルであり、この
コンベヤシステムには、なかんずく、ステーションを、
いわゆる移送ラインの場合のように、不連続的に作動す
る、通常直線のコンベヤに必ずしもゆだねられない製造
設備に配置できるという利点がある。これらのフレキシ
ブルコンベヤは、問題にしているステーションに到達す
るために直線状におよびカーブを案内できる、連続的に
移動する搬送手段を有し、与えられた組立作業または処
理後、フレキシブルコンベヤが物体をさらに次のステー
ションへ移動させる。搬送手段は、垂直な案内側壁によ
り区画されたトラフを案内されるフレキシブルリンク型
でもよい。物体は搬送手段に直接にまたはキャリヤ（ま
たはパレット）により摺動可能に支持され、次いでキャ
リヤは搬送手段に有効に支持され、そしてコンベヤのト
ラフ形成部分内を案内される。搬送手段とキャリヤ、ま
たはキャリヤが搬送手段により担持される場合に、それ
らの支持面は、物体が搬送手段の運動に同行するのに充
分な摩擦を与えると共に、キャリヤとその物体が静止し
ているときに過剰な動力損失もなく搬送手段の上を摺動
できる材料で作られる。キャリヤがステーションに到着
すると、ストッパーが発射されて、キャリヤが止めら
れ、そしてキャリヤが物体に加工作業をするために所望
な位置に維持される。物体がキャリヤに締付け手段また
は締め付けの目的に適当な同様なもので保持される。
【０００３】多くの場合、搬送手段は比較的高い速度を
有し、或る場合には毎分70メートル以上の速度を有す
る。実際には、各キャリヤが各ステーションで同じ時間
の間正確に保持されるように処理時間を調整するのが難
しいので、物体の搬送流れに或る程度の変化があると、
一つまたは複数のキャリヤが特別なステーションで静止
したキャリヤの後に集まることになる。そのとき、次の
キャリヤは、問題にしているステーションで処理するた
めに順番を待ちながら停止していなければならない。そ
のような場合に、キャリヤが、処理された物体を有する
静止したキャリヤに高速度で直接突き当たってはならな
い。なぜなら、このことが、ステーションで実施された
処理に不利益に影響しうるからである。従って、問題の
ある衝撃反作用を避けるように次のキャリヤを制動しな
ければならない。そのような衝撃反作用をできるだけ小
さくするために、単にキャリヤにゴムの停止緩衝部材を
設けることが知られている。しかしながら、そのような
配置は、キャリヤの間の衝撃を減衰させるのに充分では
ない。また、リンクローラを備えたチェンコンベヤの場
合、リンクローラを制動するために特別な摩擦バンドを
配置することも知られている。しかしながら、これらの
周知の配置は満足ではないか、または特別なかつ複雑な
道具を有するコンベヤを必要とする。
有し、或る場合には毎分70メートル以上の速度を有す
る。実際には、各キャリヤが各ステーションで同じ時間
の間正確に保持されるように処理時間を調整するのが難
しいので、物体の搬送流れに或る程度の変化があると、
一つまたは複数のキャリヤが特別なステーションで静止
したキャリヤの後に集まることになる。そのとき、次の
キャリヤは、問題にしているステーションで処理するた
めに順番を待ちながら停止していなければならない。そ
のような場合に、キャリヤが、処理された物体を有する
静止したキャリヤに高速度で直接突き当たってはならな
い。なぜなら、このことが、ステーションで実施された
処理に不利益に影響しうるからである。従って、問題の
ある衝撃反作用を避けるように次のキャリヤを制動しな
ければならない。そのような衝撃反作用をできるだけ小
さくするために、単にキャリヤにゴムの停止緩衝部材を
設けることが知られている。しかしながら、そのような
配置は、キャリヤの間の衝撃を減衰させるのに充分では
ない。また、リンクローラを備えたチェンコンベヤの場
合、リンクローラを制動するために特別な摩擦バンドを
配置することも知られている。しかしながら、これらの
周知の配置は満足ではないか、または特別なかつ複雑な
道具を有するコンベヤを必要とする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、次の
物体またはキャリヤが処理ステーションで静止した物体
またはキャリヤに突き当たるときに起こるような衝撃を
有効に吸収して減衰させるコンベヤの制動装置を提供す
ることである。
物体またはキャリヤが処理ステーションで静止した物体
またはキャリヤに突き当たるときに起こるような衝撃を
有効に吸収して減衰させるコンベヤの制動装置を提供す
ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による制動装置は、搬送手段の上に物体を
摺動可能に支持する支持ブロックと、搬送手段の上に摺
動可能に隣合う支持ブロックの間に自由に配置された弾
性リングとを備え、被加工物体が停止されるステーショ
ンに、後続する物体が到達したときに、弾性リングが、
後続する物体と関連した支持ブロックにより物体の搬送
方向に圧縮され、弾性リングは案内側壁と作用的に係合
するように横方向に膨張されて、それにより後続する物
体の移動に制動を加えて、加工されている物体に対する
衝撃を最小にすることを特徴とする。
めに、本発明による制動装置は、搬送手段の上に物体を
摺動可能に支持する支持ブロックと、搬送手段の上に摺
動可能に隣合う支持ブロックの間に自由に配置された弾
性リングとを備え、被加工物体が停止されるステーショ
ンに、後続する物体が到達したときに、弾性リングが、
後続する物体と関連した支持ブロックにより物体の搬送
方向に圧縮され、弾性リングは案内側壁と作用的に係合
するように横方向に膨張されて、それにより後続する物
体の移動に制動を加えて、加工されている物体に対する
衝撃を最小にすることを特徴とする。
【０００６】この制動装置によれば、弾性リングと案内
側壁との摩擦係合による案内側壁への主要制動力の移動
だけではなく弾性緩衝作用も成しとげられる。次の物体
またはキャリヤから吸収された運動エネルギーの小部分
が静止した物体またはキャリヤに加えられるが、ここで
作用する力は、弾性リングの横方向膨張を引き起こす力
と比較してとるに足らない。従って、静止した物体は衝
撃の影響を受けない。
側壁との摩擦係合による案内側壁への主要制動力の移動
だけではなく弾性緩衝作用も成しとげられる。次の物体
またはキャリヤから吸収された運動エネルギーの小部分
が静止した物体またはキャリヤに加えられるが、ここで
作用する力は、弾性リングの横方向膨張を引き起こす力
と比較してとるに足らない。従って、静止した物体は衝
撃の影響を受けない。
【０００７】弾性リングは、二つの物体またはキャリヤ
の間で搬送手段の上に摺動可能に載る好ましくは円筒形
リングからなり、かつ搬送方向に圧縮されたときに、弾
性リングが横方向に膨張して案内側壁に向かって必要な
制動摩擦力を発生させるような外側寸法を有する。この
ように、弾性リングは、搬送手段の上に摺動可能に載る
ように適当に配置された弾性リングまたは内側心部を備
えた弾性リングからなる。弾性リングは通常物体の間で
自由に移動可能であるが、妨げられないで横方向の膨張
ができるようにキャリヤに対する相対的な一定の自由度
をもってキャリヤに連結することができる。
の間で搬送手段の上に摺動可能に載る好ましくは円筒形
リングからなり、かつ搬送方向に圧縮されたときに、弾
性リングが横方向に膨張して案内側壁に向かって必要な
制動摩擦力を発生させるような外側寸法を有する。この
ように、弾性リングは、搬送手段の上に摺動可能に載る
ように適当に配置された弾性リングまたは内側心部を備
えた弾性リングからなる。弾性リングは通常物体の間で
自由に移動可能であるが、妨げられないで横方向の膨張
ができるようにキャリヤに対する相対的な一定の自由度
をもってキャリヤに連結することができる。
【０００８】搬送手段がカーブをたどるときに、好まし
くは停止緩衝部材と同じ材料製の案内リングにより、カ
ーブにおける別の改良された制動作用が得られ、その際
案内リングは、キャリヤをコンベヤ上に案内する支持ブ
ロックの周りに回転可能に取りつけられる。制動中、停
止緩衝部材はそのような二つの案内リングの間に圧縮さ
れてそれらの回転を阻止し、それにより有効な制動摩擦
力が、案内リングと、コンベヤのカーブ領域の案内リン
グとの間に発生する。制動中の減衰も案内リング自体の
弾性により得られる。
くは停止緩衝部材と同じ材料製の案内リングにより、カ
ーブにおける別の改良された制動作用が得られ、その際
案内リングは、キャリヤをコンベヤ上に案内する支持ブ
ロックの周りに回転可能に取りつけられる。制動中、停
止緩衝部材はそのような二つの案内リングの間に圧縮さ
れてそれらの回転を阻止し、それにより有効な制動摩擦
力が、案内リングと、コンベヤのカーブ領域の案内リン
グとの間に発生する。制動中の減衰も案内リング自体の
弾性により得られる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
に説明する。
【００１０】キャリヤ用のコンベヤを図１に全体的に符
号１により示す。このコンベヤ１は、中央のトラフが二
つの案内側壁４、４と底部５により区画された金属形材
の形態のベース部材３を有する。案内側壁４、４の上縁
から水平延長部が延びており、これらの水平延長部は、
下方に延びる補強フランジで終わっている。コンベヤ１
はまた搬送手段２を有し、この搬送手段２は底部５と係
合してかつ案内側壁４との間に間隙のある状態でトラフ
の底に沿って走行する。搬送手段２は、案内側壁４、４
の高さのほぼ半分まで上方へ延びている。キャリヤ（ま
たはパレット）７、７′が、中央のトラフに、キャリヤ
７、７′に不動に結合された支持ブロック８により案内
されており、支持ブロック８は搬送手段２に載っていて
その移動中搬送手段２に同行する。キャリヤ７、７′
は、その下にあるコンベヤ１の水平延長部との間に隙間
をもった水平板として形成されている。また、支持ブロ
ック８と案内側壁４、４の間に小さな間隙がある。搬送
手段２は、搬送手段２を比較的きついカーブでも導くこ
とができるリンクからなる。搬送手段２は、鋼製のベー
ス部材３にもたれてすべるのに適切な性質をもったアセ
タール樹脂（ＤELRINの商標名で販売されている) のよ
うな材料で作られる。支持ブロック８は、例えば鋼で作
ることができる。
号１により示す。このコンベヤ１は、中央のトラフが二
つの案内側壁４、４と底部５により区画された金属形材
の形態のベース部材３を有する。案内側壁４、４の上縁
から水平延長部が延びており、これらの水平延長部は、
下方に延びる補強フランジで終わっている。コンベヤ１
はまた搬送手段２を有し、この搬送手段２は底部５と係
合してかつ案内側壁４との間に間隙のある状態でトラフ
の底に沿って走行する。搬送手段２は、案内側壁４、４
の高さのほぼ半分まで上方へ延びている。キャリヤ（ま
たはパレット）７、７′が、中央のトラフに、キャリヤ
７、７′に不動に結合された支持ブロック８により案内
されており、支持ブロック８は搬送手段２に載っていて
その移動中搬送手段２に同行する。キャリヤ７、７′
は、その下にあるコンベヤ１の水平延長部との間に隙間
をもった水平板として形成されている。また、支持ブロ
ック８と案内側壁４、４の間に小さな間隙がある。搬送
手段２は、搬送手段２を比較的きついカーブでも導くこ
とができるリンクからなる。搬送手段２は、鋼製のベー
ス部材３にもたれてすべるのに適切な性質をもったアセ
タール樹脂（ＤELRINの商標名で販売されている) のよ
うな材料で作られる。支持ブロック８は、例えば鋼で作
ることができる。
【００１１】概略的に一点鎖線で表されかつブロックと
して示された物体６が、キャリヤ７、７′に取り外し可
能に締めつけられている。
して示された物体６が、キャリヤ７、７′に取り外し可
能に締めつけられている。
【００１２】支持ブロック８は、常時キャリヤ７、７′
から搬送方向に若干越えて突出している。ウレタンのよ
うな材料で作ることができる弾性リング９が、第１、２
および８図に示したように隣合うキャリヤ７、７′の二
つの支持ブロック８の間に配置されている。この弾性リ
ング９は円筒形を有しかつ小さな隙間がその外周と案内
側壁４、４の間に形成されるような直径を有する。弾性
リング９の高さは、搬送手段２の上側とベース部材３の
案内側壁４の頂部との間の垂直距離に対応する。弾性リ
ング９は、特に弾性リングの軸心に対し直角方向に薄く
なって変形力を吸収できる性質を有する弾性材料で作ら
れる。このように、コンベヤ１の制動装置は、本質的
に、搬送手段の上に物体を摺動可能に隣合う支持ブロッ
ク８の間に自由に配置された弾性リング９とからなる。
から搬送方向に若干越えて突出している。ウレタンのよ
うな材料で作ることができる弾性リング９が、第１、２
および８図に示したように隣合うキャリヤ７、７′の二
つの支持ブロック８の間に配置されている。この弾性リ
ング９は円筒形を有しかつ小さな隙間がその外周と案内
側壁４、４の間に形成されるような直径を有する。弾性
リング９の高さは、搬送手段２の上側とベース部材３の
案内側壁４の頂部との間の垂直距離に対応する。弾性リ
ング９は、特に弾性リングの軸心に対し直角方向に薄く
なって変形力を吸収できる性質を有する弾性材料で作ら
れる。このように、コンベヤ１の制動装置は、本質的
に、搬送手段の上に物体を摺動可能に隣合う支持ブロッ
ク８の間に自由に配置された弾性リング９とからなる。
【００１３】このように構成された制動装置を有するコ
ンベヤ１は、次のように作動する。
ンベヤ１は、次のように作動する。
【００１４】図１で見て左に示した物体６が、線Ａ−Ａ
により概略的に示した組立または処理ステーションで静
止していると仮定する。搬送手段２が右側のキャリヤ
７′とその物体６を一緒に連行しながら、図１の矢印の
方向に移動する。移動可能なキャリヤ７′が搬送手段２
により矢印の方向に動かされ、ついには静止したキャリ
ヤ７により弾性リング９を介してその運動が阻止され
る。移動するキャリヤ７′の運動エネルギーにより、力
が弾性リング９に向かって搬送方向に加えられ、そのた
め弾性リング９は図８に示したように搬送方向に圧縮さ
れ、同時に横方向に膨張する。このように、弾性リング
９がコンベヤ１の対向する案内側壁４、４に向かって、
互いに反対方向に向いた横方向の力Ｐ、Ｐ1 で押圧され
る。同時に、弾性リング９が搬送方向前方に若干押し進
められて相応する摩擦力ｆ、ｆ1 を生ずる。一定の対抗
力が弾性リング９の前方部分に加えられるまで横方向の
力Ｐ、Ｐ1 が生じないので、弾性リング９は小さな力Ｓ
を静止したキャリヤ７にその支持ブロック８を経て加え
る。しかしながら、この力Ｓは弾性リング９の変形の初
期段階で静的に弾性的に生じているだけではなく、生じ
た横方向の力Ｐ、Ｐ1 およびそれぞれの摩擦力ｆ、ｆ1
と比較して小さいので、静止したキャリヤ７に対するそ
の影響は無視できる。実際の制動力は、弾性リング９か
らの合力ｔ、ｔ1 が加えられる案内側壁４、４により吸
収される。
により概略的に示した組立または処理ステーションで静
止していると仮定する。搬送手段２が右側のキャリヤ
７′とその物体６を一緒に連行しながら、図１の矢印の
方向に移動する。移動可能なキャリヤ７′が搬送手段２
により矢印の方向に動かされ、ついには静止したキャリ
ヤ７により弾性リング９を介してその運動が阻止され
る。移動するキャリヤ７′の運動エネルギーにより、力
が弾性リング９に向かって搬送方向に加えられ、そのた
め弾性リング９は図８に示したように搬送方向に圧縮さ
れ、同時に横方向に膨張する。このように、弾性リング
９がコンベヤ１の対向する案内側壁４、４に向かって、
互いに反対方向に向いた横方向の力Ｐ、Ｐ1 で押圧され
る。同時に、弾性リング９が搬送方向前方に若干押し進
められて相応する摩擦力ｆ、ｆ1 を生ずる。一定の対抗
力が弾性リング９の前方部分に加えられるまで横方向の
力Ｐ、Ｐ1 が生じないので、弾性リング９は小さな力Ｓ
を静止したキャリヤ７にその支持ブロック８を経て加え
る。しかしながら、この力Ｓは弾性リング９の変形の初
期段階で静的に弾性的に生じているだけではなく、生じ
た横方向の力Ｐ、Ｐ1 およびそれぞれの摩擦力ｆ、ｆ1
と比較して小さいので、静止したキャリヤ７に対するそ
の影響は無視できる。実際の制動力は、弾性リング９か
らの合力ｔ、ｔ1 が加えられる案内側壁４、４により吸
収される。
【００１５】移動するキャリヤ７′に対する制動作用
は、弾性リング９の外周と案内側壁４、４の間の隙間を
適当に選択することにより制御することができる。この
隙間は、弾性リング９がコンベヤ１の案内側壁４、４に
くっついて動かなくならないように、充分な隙間を実際
的な理由のために設けなければならないことを考慮した
上で、できるだけ小さい方が望ましい。
は、弾性リング９の外周と案内側壁４、４の間の隙間を
適当に選択することにより制御することができる。この
隙間は、弾性リング９がコンベヤ１の案内側壁４、４に
くっついて動かなくならないように、充分な隙間を実際
的な理由のために設けなければならないことを考慮した
上で、できるだけ小さい方が望ましい。
【００１６】所望ならば、複数の弾性リング９、例えば
二つの弾性リング９をタンデムに用いることも出来る。
その場合には、制動をいっそう静かに行うことができ、
静止したキャリヤ７の運動するキャリヤ７′に対する影
響をさらに減少できる。
二つの弾性リング９をタンデムに用いることも出来る。
その場合には、制動をいっそう静かに行うことができ、
静止したキャリヤ７の運動するキャリヤ７′に対する影
響をさらに減少できる。
【００１７】弾性リングは、図６と図７に示したように
実施することもできる。この場合には、弾性リングは内
側心部１２の周りに配置され、この内側心部１２の底部
が、搬送手段２と係合する台板１１で終わっている。内
側心部１２と台板１１は、支持ブロック８の場合のよう
に、搬送手段２に対して相対的にすべることができる適
当なすべり特性をもった材料で作られる。内側心部１２
の直径が弾性リング９′の内径より小さいので、これら
の部品の間には隙間がある。搬送方向に圧縮すると、弾
性リング９′が図１と図２の弾性リング９の場合のよう
に、トラフの対抗する案内側壁４、４に向かって膨張す
る。図９に示したように弾性リング９′の搬送方向圧縮
と横方向膨張の両方が、内側心部１２と弾性リング９′
の内径の間の隙間により決められる。この配置によれ
ば、弾性リング９′と内側心部１２の間の隙間を調整す
ることにより制動力をいくらか制御できる。この実施例
の弾性リングは、その他の点では、原則として図８の実
施例について述べたと同じように作用する。
実施することもできる。この場合には、弾性リングは内
側心部１２の周りに配置され、この内側心部１２の底部
が、搬送手段２と係合する台板１１で終わっている。内
側心部１２と台板１１は、支持ブロック８の場合のよう
に、搬送手段２に対して相対的にすべることができる適
当なすべり特性をもった材料で作られる。内側心部１２
の直径が弾性リング９′の内径より小さいので、これら
の部品の間には隙間がある。搬送方向に圧縮すると、弾
性リング９′が図１と図２の弾性リング９の場合のよう
に、トラフの対抗する案内側壁４、４に向かって膨張す
る。図９に示したように弾性リング９′の搬送方向圧縮
と横方向膨張の両方が、内側心部１２と弾性リング９′
の内径の間の隙間により決められる。この配置によれ
ば、弾性リング９′と内側心部１２の間の隙間を調整す
ることにより制動力をいくらか制御できる。この実施例
の弾性リングは、その他の点では、原則として図８の実
施例について述べたと同じように作用する。
【００１８】前述したように、弾性リングは、物体また
はキャリヤの間で自由に移動可能でもよいし、またはキ
ャリヤに連結してもよい。後者の場合には、連結がフッ
クの形態を取り、フックの一端がキャリヤに不動に連結
され、フックの対向する自由端が弾性リング９′の中へ
下方にまたは内側心部１２の開口の中へ自由に突出する
ようにする。後者の場合の弾性リングは、その変形可能
性がどのようにしても悪影響を与えることなくキャリヤ
７に同行する。
はキャリヤの間で自由に移動可能でもよいし、またはキ
ャリヤに連結してもよい。後者の場合には、連結がフッ
クの形態を取り、フックの一端がキャリヤに不動に連結
され、フックの対向する自由端が弾性リング９′の中へ
下方にまたは内側心部１２の開口の中へ自由に突出する
ようにする。後者の場合の弾性リングは、その変形可能
性がどのようにしても悪影響を与えることなくキャリヤ
７に同行する。
【００１９】図１０は、コンベヤ１がカーブをたどると
きに特に有効な作用を有する本発明の実施例を示す。こ
の場合には、案内リング１５が、修正された支持ブロッ
ク８′の周りに回転可能に取りつけられている。前述し
た実施例の場合のように、各案内リング１５の外径は、
この案内リングがキャリヤ７、７′を案内するために案
内側壁４、４との間に小さな隙間を有するような外径で
ある。支持ブロック８′が搬送手段２の上に載るように
各支持ブロック８′の底端部がフランジ１７で終わって
いてかつ案内リング１５が搬送手段２と係合せずにフラ
ンジ１７の上に載っている。案内リング１５の外周がフ
ランジ１７の外周を越えて突出し、従って移送方向にキ
ャリヤ７のための衝突面を構成する（図１１参照）。す
でに述べたように、環状の弾性リング９は各キャリヤ
７、７′、７″の間に配置されている。キャリヤ７、
７′、７″がカーブを通って順々に搬送されるときに、
弾性リング９だけではなく案内リング１５、１５が、ト
ラフのカーブ区分の範囲で外側の案内側壁４と摩擦係合
する結果として、図に示された矢印の方向に回転する。
キャリヤ７、７′、７″が搬送手段２で図に示した矢印
の方向に搬送される。図１０に示した搬送方向の最初の
キャリヤ７が搬送方向に沿った所定のステーションで止
められたときに、次のキャリヤ７′が最初のキャリヤ７
に近接すると、弾性リング９に圧力を加え、弾性リング
９をコンベヤ１の横方向に膨張させ、これによって弾性
リング９の回転が止まる。従って、弾性リング９に向か
って押しつけられた案内リング１５も回転しないように
阻止されて、弾性リング９とトラフの案内側壁４、４の
間に押し込まれる。同様な状況が弾性リング９の反対側
の案内リング１５についても起こり、案内リング１５が
前述した微小な力により作用される。しかしながら、こ
の影響は比較的小さい。外側の案内側壁４とそれぞれの
弾性リング９および案内リング１５の間に生じた摩擦に
より、次のキャリヤ７′に対する増加した制動作用が得
られる。増大した減衰制動作用は、案内リング１５の固
有の弾性により得られる。
きに特に有効な作用を有する本発明の実施例を示す。こ
の場合には、案内リング１５が、修正された支持ブロッ
ク８′の周りに回転可能に取りつけられている。前述し
た実施例の場合のように、各案内リング１５の外径は、
この案内リングがキャリヤ７、７′を案内するために案
内側壁４、４との間に小さな隙間を有するような外径で
ある。支持ブロック８′が搬送手段２の上に載るように
各支持ブロック８′の底端部がフランジ１７で終わって
いてかつ案内リング１５が搬送手段２と係合せずにフラ
ンジ１７の上に載っている。案内リング１５の外周がフ
ランジ１７の外周を越えて突出し、従って移送方向にキ
ャリヤ７のための衝突面を構成する（図１１参照）。す
でに述べたように、環状の弾性リング９は各キャリヤ
７、７′、７″の間に配置されている。キャリヤ７、
７′、７″がカーブを通って順々に搬送されるときに、
弾性リング９だけではなく案内リング１５、１５が、ト
ラフのカーブ区分の範囲で外側の案内側壁４と摩擦係合
する結果として、図に示された矢印の方向に回転する。
キャリヤ７、７′、７″が搬送手段２で図に示した矢印
の方向に搬送される。図１０に示した搬送方向の最初の
キャリヤ７が搬送方向に沿った所定のステーションで止
められたときに、次のキャリヤ７′が最初のキャリヤ７
に近接すると、弾性リング９に圧力を加え、弾性リング
９をコンベヤ１の横方向に膨張させ、これによって弾性
リング９の回転が止まる。従って、弾性リング９に向か
って押しつけられた案内リング１５も回転しないように
阻止されて、弾性リング９とトラフの案内側壁４、４の
間に押し込まれる。同様な状況が弾性リング９の反対側
の案内リング１５についても起こり、案内リング１５が
前述した微小な力により作用される。しかしながら、こ
の影響は比較的小さい。外側の案内側壁４とそれぞれの
弾性リング９および案内リング１５の間に生じた摩擦に
より、次のキャリヤ７′に対する増加した制動作用が得
られる。増大した減衰制動作用は、案内リング１５の固
有の弾性により得られる。
【００２０】案内リング１５は、弾性リング９と同じ弾
性材料で、好ましくはウレタンで作るのが適当である。
修正された支持ブロック８′は、前述した実施例の場合
のように、鋼で作ることができ、キャリヤ７、７′、
７″に固定される。最初の実施例のような支持ブロック
８の鋼と案内側壁４の間のような摩擦よりウレタン製案
内リング１５と案内側壁４の間の摩擦がいっそう大きい
ので、そのような案内リング１５を使用するとカーブ領
域での制動作用が増大することは明らかである。この制
動作用の増大は別としても、案内リング１５のような特
別な案内リングには、キャリヤ７、７′、７″がカーブ
を通っていっそう容易にすべると共に案内リング１５が
外側のカーブした案内側壁４に接して回転するので、最
初の実施例のような固定した鋼製の支持ブロック８と案
内側壁４の間に生じるような摩耗が除去される利点があ
る。このように、本発明の図１０の実施例によれば、キ
ャリヤ７、７′、７″をカーブでいっそう小さい抵抗で
搬送できると共に、同時に弾性リング９と案内リング１
５の間の協働作用によりキャリヤ７、７′、７″をいっ
そう効果的に制動することができる。図１０による配置
でキャリヤ７、７′、７″をカーブを通って搬送する際
に、カーブの案内側壁４に係合して回転する弾性リング
９と案内リング１５から不利益は生じない。なぜなら、
ウレタン要素とウレタン要素の間の摩擦は、ウレタン要
素と金属要素を使用した場合に起こるようなそれらの間
の摩擦より相当小さいからである。
性材料で、好ましくはウレタンで作るのが適当である。
修正された支持ブロック８′は、前述した実施例の場合
のように、鋼で作ることができ、キャリヤ７、７′、
７″に固定される。最初の実施例のような支持ブロック
８の鋼と案内側壁４の間のような摩擦よりウレタン製案
内リング１５と案内側壁４の間の摩擦がいっそう大きい
ので、そのような案内リング１５を使用するとカーブ領
域での制動作用が増大することは明らかである。この制
動作用の増大は別としても、案内リング１５のような特
別な案内リングには、キャリヤ７、７′、７″がカーブ
を通っていっそう容易にすべると共に案内リング１５が
外側のカーブした案内側壁４に接して回転するので、最
初の実施例のような固定した鋼製の支持ブロック８と案
内側壁４の間に生じるような摩耗が除去される利点があ
る。このように、本発明の図１０の実施例によれば、キ
ャリヤ７、７′、７″をカーブでいっそう小さい抵抗で
搬送できると共に、同時に弾性リング９と案内リング１
５の間の協働作用によりキャリヤ７、７′、７″をいっ
そう効果的に制動することができる。図１０による配置
でキャリヤ７、７′、７″をカーブを通って搬送する際
に、カーブの案内側壁４に係合して回転する弾性リング
９と案内リング１５から不利益は生じない。なぜなら、
ウレタン要素とウレタン要素の間の摩擦は、ウレタン要
素と金属要素を使用した場合に起こるようなそれらの間
の摩擦より相当小さいからである。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制動装置
は、搬送手段の上に物体を摺動可能に支持する支持ブロ
ックと、搬送手段の上に摺動可能に隣合う支持ブロック
の間に自由に配置される弾性リングとからなるので、被
加工物体が停止されるステーションに、後続する物体が
到達したときに、弾性リングが、後続する物体と関連し
た支持ブロックにより物体の搬送方向に圧縮され、弾性
リングは案内側壁と作用的に係合するように横方向に膨
張されて、それにより後続する物体の移動に制動を加え
て、加工されている物体に対する衝撃を最小にすること
ができる。このように、弾性リングと案内側壁との摩擦
係合による案内側壁への主要制動力の移動だけではなく
弾性緩衝作用も成しとげられる。次の物体またはキャリ
ヤから吸収された運動エネルギーの小部分が静止したキ
ャリヤに加えられるが、ここで作用する力は、弾性リン
グの横方向膨張を引き起こす力と比較してとるに足らな
い。従って、静止した物体は衝撃の影響を受けない。
は、搬送手段の上に物体を摺動可能に支持する支持ブロ
ックと、搬送手段の上に摺動可能に隣合う支持ブロック
の間に自由に配置される弾性リングとからなるので、被
加工物体が停止されるステーションに、後続する物体が
到達したときに、弾性リングが、後続する物体と関連し
た支持ブロックにより物体の搬送方向に圧縮され、弾性
リングは案内側壁と作用的に係合するように横方向に膨
張されて、それにより後続する物体の移動に制動を加え
て、加工されている物体に対する衝撃を最小にすること
ができる。このように、弾性リングと案内側壁との摩擦
係合による案内側壁への主要制動力の移動だけではなく
弾性緩衝作用も成しとげられる。次の物体またはキャリ
ヤから吸収された運動エネルギーの小部分が静止したキ
ャリヤに加えられるが、ここで作用する力は、弾性リン
グの横方向膨張を引き起こす力と比較してとるに足らな
い。従って、静止した物体は衝撃の影響を受けない。
【図１】 図１はキャリヤを有するコンベヤの斜視図
で、本発明の制動装置に用いる弾性リングの一実施例を
示す図である。
で、本発明の制動装置に用いる弾性リングの一実施例を
示す図である。
【図２】図１に示したコンベヤの平面図である。
【図３】図２の線III-III に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の制動装置に用いる弾性リングの平面図
である。
である。
【図５】図４の弾性リングの中心を通る断面図である。
【図６】弾性リングの別の実施例を示し、図７の線VI-V
I に沿って切断した断面図である。
I に沿って切断した断面図である。
【図７】図６の弾性リングの中心線を通る断面図であ
る。
る。
【図８】コンベヤの案内側壁に係合したときに弾性力の
吸収中、二つのキャリヤの間にある、図４と図５に示し
た形式の変形した弾性リングの平面図である。
吸収中、二つのキャリヤの間にある、図４と図５に示し
た形式の変形した弾性リングの平面図である。
【図９】図６と図７の弾性リングの相応する変形を示す
図である。
図である。
【図１０】本発明の別の実施例の平面図で、キャリヤに
は、支持ブロックの周りに配置されかつ回転可能に取り
つけられた案内リングが設けられ、コンベヤがカーブを
走行している。
は、支持ブロックの周りに配置されかつ回転可能に取り
つけられた案内リングが設けられ、コンベヤがカーブを
走行している。
【図１１】図１０の線XI-XI に沿って切断した断面図で
ある。
ある。
１・・・コンベヤ ２・・・搬送手段 ４・・・案内側壁 ６・・・物体 ８・・・支持ブロック ９・・・弾性リング ９′・・・案内リング
Claims (6)
- 【請求項１】 物体に加工実施作業をするために組立ま
たは処理ステーションへコンベヤにより搬送されてそこ
で停止される物体のためのコンベヤの制動装置であっ
て、前記コンベヤが、連続的に移動する搬送手段を有
し、その運動が、平行な案内側壁により区画されたトラ
フ内を案内されるようになっている制動装置において、
搬送手段の上に物体を摺動可能に支持する支持ブロック
と、搬送手段の上に摺動可能に隣合う支持ブロックの間
に自由に配置された弾性リングとを備え、被加工物体が
停止されるステーションに、後続する物体が到達したと
きに、弾性リングが、後続する物体と関連した支持ブロ
ックにより物体の搬送方向に圧縮され、弾性リングは案
内側壁と作用的に係合するように横方向に膨張されて、
それにより後続する物体の移動に制動を加えて、加工さ
れている物体に対する衝撃を最小にすることを特徴とす
る制動装置。 - 【請求項２】 物体が、コンベヤの案内側壁の間で前記
支持ブロックにより案内されたキャリヤに載っており、
支持ブロックが移動する搬送手段に摺動可能に載ってい
ることを特徴とする請求項１の制動装置。 - 【請求項３】 弾性リングが円筒形輪郭を有しかつ弾性
リングに応力が加えられていないときに弾性リングと案
内側壁の間に隙間を与えるような直径を有することを特
徴とする請求項１の制動装置。 - 【請求項４】 弾性リングが、内側心部の周りに配置さ
れたリングでありかつ搬送手段と係合するようになって
おり、内側心部の直径が弾性リングの内径より小さいこ
とを特徴とする請求項１の制動装置。 - 【請求項５】 弾性リングが、前記支持ブロックにより
案内されたキャリヤに直接連結されていることを特徴と
する請求項１の制動装置。 - 【請求項６】 支持ブロックが、その周りにかつそれに
より回転可能に担持された円筒形案内リングを介してコ
ンベヤの案内側壁の間に案内され、弾性リングが前記案
内リングの間で制動を加えるように膨張されることを特
徴とする請求項１の制動装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE8402948A SE445544B (sv) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | Bromsbuffert for objekt pa transportbanor |
| SE8402948-7 | 1984-11-09 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60115529A Division JPS6160518A (ja) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | コンベヤ上の物体の停止緩衝部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05105230A true JPH05105230A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=20356092
Family Applications (3)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60115529A Granted JPS6160518A (ja) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | コンベヤ上の物体の停止緩衝部材 |
| JP3303023A Pending JPH05105230A (ja) | 1984-05-30 | 1991-11-19 | 処理ステーシヨンで停止される物体のためのコンベヤの制動装置 |
| JP91303024A Pending JPH054714A (ja) | 1984-05-30 | 1991-11-19 | 加工実施ステーシヨンの間を搬送される物体のためのコンベヤ |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60115529A Granted JPS6160518A (ja) | 1984-05-30 | 1985-05-30 | コンベヤ上の物体の停止緩衝部材 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP91303024A Pending JPH054714A (ja) | 1984-05-30 | 1991-11-19 | 加工実施ステーシヨンの間を搬送される物体のためのコンベヤ |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4605121A (ja) |
| EP (1) | EP0163617B1 (ja) |
| JP (3) | JPS6160518A (ja) |
| AT (1) | ATE30220T1 (ja) |
| CA (1) | CA1225351A (ja) |
| DE (1) | DE3560768D1 (ja) |
| SE (1) | SE445544B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009504429A (ja) * | 2005-08-25 | 2009-02-05 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 工作物支持体を搬送するための装置 |
| CN114955543A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-30 | 江苏大中电机股份有限公司 | 一种电机冲片的接料装置 |
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|---|---|---|---|---|
| SE445544B (sv) * | 1984-05-30 | 1986-06-30 | Wahren Ejvin Ab | Bromsbuffert for objekt pa transportbanor |
| SE448083B (sv) * | 1985-05-29 | 1987-01-19 | Per Erik Wahren | Transportbana med paletter for transport av tyngre laster |
| GB2214888A (en) * | 1988-02-16 | 1989-09-13 | Kuikka George Ltd | Improvements in tracks for conveyor systems |
| US4946025A (en) * | 1988-11-28 | 1990-08-07 | Simplimatic Engineering Company | Apparatus and method for separating articles on a conveyor |
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- 1985-03-08 AT AT85850081T patent/ATE30220T1/de not_active IP Right Cessation
- 1985-03-08 DE DE8585850081T patent/DE3560768D1/de not_active Expired
- 1985-04-24 CA CA000480001A patent/CA1225351A/en not_active Expired
- 1985-05-30 JP JP60115529A patent/JPS6160518A/ja active Granted
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- 1991-11-19 JP JP91303024A patent/JPH054714A/ja active Pending
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| A02 | Decision of refusal |
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