JPH0510481Y2 - - Google Patents

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JPH0510481Y2
JPH0510481Y2 JP1987106342U JP10634287U JPH0510481Y2 JP H0510481 Y2 JPH0510481 Y2 JP H0510481Y2 JP 1987106342 U JP1987106342 U JP 1987106342U JP 10634287 U JP10634287 U JP 10634287U JP H0510481 Y2 JPH0510481 Y2 JP H0510481Y2
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inverter
evaporator
air conditioner
power
input terminal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気調和装置に係り、特に鉄道車
両、路面電車、モノレールカー等に好適な車両用
空調装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の車両用空調装置は、車両に搭載したMG
(電動発電機)、およびSIV(静止インバータ)に
よつて得られた3相交流の供給を受けて運転され
るものが一般であつた。しかし、最近になつて車
両に搭載のDC/DCコンバータから低圧直流の供
給を受け、これを空調装置に付属または内蔵のイ
ンバータで周波数可変の3相交流に変換して空調
装置を運転する方式が提案されている。
このように従来の車両用空調装置の場合、車両
の電源設備によつて空調装置の電源方式が異なる
ため、そのたびにそれぞれの車両電源に適した空
調装置を設計製作していた。
これらについては文献〔電気車の科学Vol39,
No.12,41〜46頁(1986)〕にシステムの比較が例
示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来技術は、種々の車両の電源に対応す
るための複数電源対応については考慮されておら
ず、装置の共通化において問題があつた。
本考案の目的は直流電源,交流電源の両方に適
用可能な交・直両用の車両用空調装置を提供する
ことに有る。また、インバータを設置しても空調
装置の大型化を防止することに有る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、空調装置に整流部と周波数可変部
とから構成したインバータを設置し、前記整流部
に交流電源の入力端子を設け、前記整流部と前記
周波数可変部との接続部に直流電源の入力端子を
設け、前記インバータを空調装置の室内器機室の
循環空気のリターン口であつて前記蒸発器から離
れた側に設置すること、によつて達成される。
〔作用〕
本考案の空調装置に付属または内蔵されたイン
バータの整流部には交流電源入力端子が接続され
ているので、交流電源への適用が可能であり、他
方、整流部から出て周波数可変部に接続されてい
る配線から分岐された直流電源入力端子も備えて
いるので、直流電源への適用も可能である。
すなわち、一つの空調装置で交流・直流の両電
源に共用できるようになつているので、種々の車
両に搭載される空調装置の共通化が可能になる。
また、インバータは循環空気のリターン口であ
つて前記蒸発器から離れた側に設置しているの
で、効率的に冷却され、空調装置を小型化できる
ものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図,第2図によ
り説明する。
第1図において、1は空調装置であり、以下の
構成である。2は、交流電源の入力端子10の交
流電源を直流に変換する整流部3aと、この整流
部3aの出力の直流を所望の周波数の交流に変換
する周波数可変部3bとからなるインバータであ
る。11は整流部3aと周波数可変部3bとの間
に接続した直流電源の入力端子である。周波数可
変部3bの出力端子は圧縮器4,凝縮器フアン
6、蒸発器フアン9のそれぞれの交流モータに接
続されている。
4は圧縮器、5は高温,高圧の動作ガスを冷
却,凝縮させる凝縮器、7は凝縮,液化された液
化ガスを減圧気化させる減圧機構(例えば、膨脹
弁やキヤピラリーチユーブなど)、8は2相混合
状態の動作ガスを蒸発させながら冷房作用を行う
蒸発器である。圧縮機4、凝縮器5、減圧機構
7、および蒸発器8は冷凍サイクルXを構成す
る。6は凝縮器5に送風する凝縮器フアン、9は
蒸発器フアンで有る。
第2図において、12は空調装置1の室外機器
室であり、圧縮器4、凝縮器5、凝縮器フアン6
を設置している。13は同じく室内器機室であ
り、電源などを収納する分電箱16、インバータ
2、蒸発器8、蒸発器フアン9等を設置してい
る。15は車内に接続する循環空気のリターン口
である。車内の空気はリターン口15、蒸発器
8、蒸発器フアン9を通つて車内に戻る。インバ
ータ2はリターン口15であつて蒸発器8から離
れた側に設置している。インバータ2と蒸発器8
との間には〓間がある。分電箱16の取付け位置
はインバータ2と同様である。
次に、電気系統を主体に作用について説明す
る。(冷凍サイクルの作用については、本実施例
の主目的ではないので省略する) まず、交流電源を供給できる車両に適用された
場合は、MGまたはSIV(ともに図示せず)から
の交流電源が交流電源入力端子10を介して供給
され、整流部3aでいつたん直流に変換され、周
波数可変部3bで任意の周波数の交流に変換され
て、圧縮器4,凝縮器フアン6および蒸発器フア
ン9に供給される。
圧縮器4,凝縮器フアン6および蒸発器フアン
9の駆動モータはもともと交流モータであるか
ら、周波数を変換させて運転する際にのみインバ
ータ2を介して給電する意味がある。
次に、直流電源を供給する車両に適用された場
合は、DC/DCコンバータ(図示せず)、または
架線電圧が低圧であればそのまま架線からの直流
電源が直流電源入力端子11を介して供給され、
周波数可変部3bで任意の周波数の交流に変換さ
れて、圧縮器4,凝縮器フアン6,および蒸発器
フアン9に供給される。
本実施例によれば、空調装置1に付属または内
蔵のインバータ2に交流電源入力端子10および
直流電源入力端子11を同時に備えているので、
交流電源設備を持つ車両にも直流電源設備を持つ
車両にも適用可能であり、車両用空調装置の共通
化ができるという効果がある。
また、インバータ2を室内からの循環空気が流
入するリターン口15であつて蒸発器8から離れ
た位置に設置しているので、インバータ2は循環
空気によつて効率良く冷却され、インバータ2の
冷却のために特別の冷風を取り入れたり、フアン
で冷風を送る必要がないものである。このとき、
インバータ2は蒸発器から離れた側に設置してい
るので、蒸発器8への空気の流れを阻害すること
がない。また、分電箱16についても同様であ
る。
さらに、もともとリターン口15に風速を一定
値以下に下げるのにある大きさを必要とするの
で、ここにインバータ2を設置することにより全
体がコンパクトになるという効果がある。
〔考案の効果〕
本考案によれば、インバータの整流部に接続さ
れる交流電源入力端子と、周波数可変部に接続さ
れる直流電源入力端子を同時に備えることによつ
て、交・直流の両電源に適用でき、装置の共通化
が可能になる。また、空調装置の室内機器室と車
内とを接続するリターン口にインバータを設置し
ているので、インバータの冷却を効率的に行なう
ことができると共に、大きな空間のリターン口を
活用でき、空調装置を小型化できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空調装置の一実施例の配
線および配管を示す回路図、第2図は第1図の空
調装置における機器配置を示す平面図である。 1……空調装置、2……インバータ、3a……
整流部、3b……周波数可変部、10……交流電
源入力端子、11……直流電源入力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮器4、凝縮器5、減圧機構7、蒸発器8か
    らなる冷凍サイクルXと、前記凝縮器5に送風す
    る凝縮器フアン6と、前記蒸発器8に送風する蒸
    発器フアン9と、交流電源の入力端子10の交流
    電源を直流に変換する整流部3aと該整流部3a
    の出力を所望の周波数の交流に変換する周波数可
    変部3bとかなるインバータ2と、前記整流部3
    aと前記周波数可変部3bとの接続部に接続した
    直流電源の入力端子11と、からなり、前記周波
    数可変部3bの出力を前記圧縮器4、凝縮器フア
    ン6および前記蒸発器フアン9のそれぞれの交流
    モータに通電するように設け、前記インバータ2
    を車内と前記蒸発器5とを接続する空気のリター
    ン口15であつて前記蒸発器8から離れた側に設
    置したこと、を特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5259414A (en) * 1975-11-11 1977-05-16 Toshiba Corp Auxiliary power source for electric vehicle

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