JPH05104703A - フオーム輪転印刷機における加工ピツチ測定方法 - Google Patents

フオーム輪転印刷機における加工ピツチ測定方法

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JPH05104703A
JPH05104703A JP3294958A JP29495891A JPH05104703A JP H05104703 A JPH05104703 A JP H05104703A JP 3294958 A JP3294958 A JP 3294958A JP 29495891 A JP29495891 A JP 29495891A JP H05104703 A JPH05104703 A JP H05104703A
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JP
Japan
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web
marginal punch
marginal
pitch
printing
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Application number
JP3294958A
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English (en)
Inventor
Koji Numata
幸治 沼田
Eiichiro Suzuki
栄一郎 鈴木
Takehiko Kamio
武彦 神尾
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォーム輪転印刷機において走行中のウェブ
のマージナルパンチ穴のピッチを測定する。 【構成】 マージナルパンチ穴加工位置の下流に、走行
するウェブ2のマージナルパンチ穴を検出する検出器4
5を設けて、マージナルパンチ穴の通過毎に検出信号を
出力させ、またその近傍にウェブの走行量に応じてパル
スを発生するパルスジェネレータ46を設けてパルスを
発生させ、マージナルパンチ穴の検出信号が所定個数出
力される間のパルス数をカウントすることにより、所定
数のマージナルパンチ穴間の距離をパルス数として測定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォーム輪転印刷機に
おいて、走行中の印刷用紙或いはフィルム等のウェブに
加工したマージナルパンチ穴のピッチをオンラインで測
定する加工ピッチ測定方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来のフォーム輪転印刷機は、図7に示
すように、巻取1からウェブ2を繰り出すフィードロー
ル4、5を備えたインフィード部3と、ウェブ2に所定
の印刷を行う複数の印刷ユニット7を備えた印刷部6
と、印刷後のウェブ2を下流に搬送する第一送りロール
9を有する第一アウトフィード部8と、ウェブ2のパス
長を調整するためのコンペンロール10を有する見当合
わせ部と、ウェブ2の印刷マーク(見当マーク)を検出
するマーク検出器11と、ウェブ2に一定ピッチのパン
チ穴を形成するファイルパンチ胴13、ウェブ2に一定
ピッチのマージナルパンチ穴を形成するマージナルパン
チ胴14、ウェブ2に一定ピッチで横ミシン目を形成す
る横ミシン胴15等を備えた加工部12と、ウェブ2を
搬送する第二送りロール17を備えた第二アウトフィー
ド部16と、ウェブ2を巻取18に巻き取る巻取部19
等を備えており、ウェブ2が巻取1からフィードロール
4、5で引き出され、印刷ユニット7、7で所定の印刷
が行われた後、加工部12で穴開け加工、ミシン目加工
等が施され、巻取部19で巻き取られるようになってい
た。また、巻き取る代わりに、ジグザグに折り畳むよう
に構成したものも知られている。
【0003】このようなフォーム輪転印刷機において、
フィードロール4、5、印刷ユニット7、第一送りロー
ル9、加工部12、第二送りロール17等は主駆動モー
タによって駆動されるラインシャフト(図示せず)によ
って、機械的に同期して駆動されるようになっており、
各ロールの周速差は、ウェブの紙質や厚さ等に応じて好
ましい張力分布が生じるように調整されていた。また、
加工後のマージナルパンチ穴のピッチに関しては、印
刷、加工終了後、オペレータが手作業により一定寸法の
ウェブをサンプリングし、これを定規等により測定し、
良否判断を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマージナルパンチ穴ピッチの測定をサンプリングの
状態で行うため、当然巻取部がある印刷機では、切り替
え後又はライン停止にて良否判定することとなり、ピッ
チ不良であることが判定した時点ではすでに大量の不良
品が生じてしまうという問題があった。
【0005】また、ピッチ測定後、そのピッチが不良で
あった場合には、フィードロール4、5の周速を調整す
ることによってマージナルパンチ穴ピッチを修正し適正
ピッチを得るものであるが、その周速の調整によってピ
ッチがどの程度修正できたかを判定するまでに時間がか
かり、従ってピッチ修正作業には熟練を要するという問
題もあった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、フォーム輪転印刷機の運転中にラインを停止する
ことなくマージナルパンチ穴ピッチの測定を行うことの
可能な加工ピッチ測定方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、走行中のウェブに印刷を行い、次いで
マージナルパンチ穴を加工するフォーム輪転印刷機にお
いて、マージナルパンチ穴加工位置よりも下流の位置
で、走行中のウェブに形成しているマージナルパンチ穴
を検出すると共にウェブの走行距離に応じたパルスを発
生させ、所定数のマージナルパンチ穴が通過する間のパ
ルス数を計測することによってマージナルパンチ穴ピッ
チを測定することを特徴とするフォーム輪転印刷機にお
ける加工ピッチ測定方法を要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の加工ピッチ測定方法では、上記したよ
うに、走行中のウェブの走行距離に応じてパルスを発生
させているので、一つのマージナルパンチ穴を検出した
後所定数後のマージナルパンチ穴を検出するまでの間に
発生したパルス数をカウントすることにより、所定数の
マージナルパンチ穴を有するウェブ長さをパルス数とし
て検出でき、そのパルス数をマージナルパンチ穴の個数
で割ることにより、1ピッチの長さを測定できる。この
ため、ライン停止することなく走行中のウェブのマージ
ナルパンチ穴ピッチをリアルタイムで検出することが可
能であり、ピッチ不良があった場合にはその結果に基づ
いて、インフィード部、第一アウトフィード部或いは第
二アウトフィード部のウェブ送り速度又はウェブ張力を
調整し、且つその後マージナルパンチ穴ピッチを監視す
ることにより、容易に所望のマージナルパンチ穴ピッチ
に調整でき、且つ不良品の多発を防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明方法の実施に使用するフォーム輪転
印刷機の要部及び制御装置を概略的に示すブロック図で
あり、図7に示す従来例と同一部品には同一符号を付け
て示している。図1において、印刷ユニット7は版胴2
1、ブランケット胴22、圧胴23を有しており、加工
部12はファイルパンチ胴13、マージナルパンチ胴1
4、横ミシン胴15を有している。これらの胴はすべて
同一直径に作られており、従って各胴の1回転によって
ウェブ2の同一長さに印刷或いは加工を行うことができ
る。
【0010】25は主駆動モータであり、原動シャフト
26を介して印刷ユニット7、加工部12を駆動するよ
うになっている。従って、印刷ユニット7と加工部12
とは機械的に同期して駆動される。原動シャフト26と
印刷ユニット7との間には、原動シャフト26に対する
印刷ユニット7の位相(版胴21、ブランケット胴2
2、圧胴23等の角度位相)を変化させるための差動減
速機27が設けられており、その差動減速機27には位
相調整用のサーボモータ28が設けられている。また、
原動シャフト26と加工部12との間にも、原動シャフ
ト26に対する加工部12の位相(ファイルパンチ胴1
3、マージナルパンチ胴14、横ミシン胴15等の角度
位相)を変化させるための差動減速機30が設けられて
おり、その差動減速機30には位相調整用のサーボモー
タ31が設けられている。従って、サーボモータ31に
よって差動減速機30を操作することにより、印刷ユニ
ット7に対して加工部12の位相を変化させることがで
き、印刷位置に対する加工位置の位置関係を調整でき
る。
【0011】差動減速機30の出側の駆動軸はマージナ
ルパンチ胴14には直結されるが、ファイルパンチ胴1
3、横ミシン胴15との間にはそれぞれ差動減速機3
3、35が設けられ、それぞれの差動減速機には位相調
整用のサーボモータ34、36が設けられている。これ
らの差動減速機33、35は、マージナルパンチ胴14
に対するファイルパンチ胴13、横ミシン胴15の位相
を変化させ、ウェブに形成するマージナルパンチ穴に対
するファイルパンチ穴及び横ミシン目の位置を調整する
ために設けている。
【0012】第一アウトフィード部8の第一送りロール
9には、主駆動モータ25とは別の駆動モータ38が連
結され、また第二アウトフィード部16の第二送りロー
ル17にも別の駆動モータ39が連結されている。第一
アウトフィード部8の上流にはウェブ2の張力を測定す
る張力検出器41が設けられ、また、第二アウトフィー
ド部16の上流にもウェブ2の張力を測定する張力検出
器42が設けられている。これらの張力検出器41、4
2からの検出信号は、駆動モータ38、39の制御に使
用される。なお、図示は省略しているが、印刷ユニット
7の上流にはウェブを繰り出すフィードロールを備えた
インフィード部が設けられており、そのフィードロール
も独立した駆動モータで駆動され、かつ上流に設けた張
力検出器からの検出信号によって制御されるようになっ
ている。
【0013】加工部12のマージナルパンチ胴14の下
流には、ウェブ2に印刷している見当マークを検出する
見当マーク検出器44と、ウェブ2に形成しているマー
ジナルパンチ穴を検出するマージナルパンチ穴検出器4
5が設けられている。見当マーク検出器44としては、
反射型の光センサを用いることができ、また、マージナ
ルパンチ穴検出器45としては、透過型の光センサを用
いることができる。これらの検出器44、45は、図2
に示すように、マージナルパンチ胴14に対して一定の
距離α、βだけ離れた位置に配置されている。図1にお
いて、更に、そのマージナルパンチ穴検出器45の近傍
には、ウェブ2の走行長さに応じてパルスを発生させる
ウェブ走行検出パルスジェネレータ46が設けられてい
る。このパルスジェネレータ46は、図3に示すよう
に、ウェブ2を案内するロール47と、揺動可能なアー
ム48の先端に保持されたウェブ走行検出ロール49
と、そのロール49の回転に応じてパルスを発生するエ
ンコーダ50等を有しており、このロール49を走行中
のウェブ2に押し当ててウェブ2と同一速度で回転さ
せ、その回転に応じたパルスをエンコーダ50で発生さ
せることにより、ウェブ2の走行長さに応じたパルスを
発生させることができるものである。
【0014】図1において、53は印刷機の各モータを
制御するための制御装置であり、各検出器からの信号が
入力されるようになっている。また、主駆動モータ2
5、駆動モータ38、39、及び各サーボモータにはそ
れぞれパルスジェネレータ(図中PGで示す)が連結さ
れ、回転位置を検出し、制御装置53に出力するように
なっている。この制御装置53は、図面にブロック線図
で示す各機能を備えており、その詳細は以下に示す動作
の説明において行う。
【0015】次に、上記構成のフォーム輪転印刷機の動
作を説明する。図4はウェブ2に印刷すべき印刷位置と
加工すべき加工位置との関係を示す平面図であり、線A
−Aは基準位置(印刷ユニット7の版胴21の位相0°
又は360°に対応する位置)である。55は印刷位置
を検出するために印刷された見当マーク、55aはマー
ジナルパンチ穴との整合状態を目視確認するために印刷
しているパンチトンボ、56はマージナルパンチ穴、5
6aはそのマージナルパンチ穴56のうちの基準とする
基準マージナルパンチ穴、57はファイルパンチ穴、5
8は横ミシン目である。基準マージナルパンチ穴56a
は基準位置Aより距離d離れた位置に、見当マーク55
は基準マージナルパンチ穴56aより距離e離れた位置
に、横ミシン目58は基準位置Aより距離f離れた位置
に、ファイルパンチ穴57は基準位置Aより距離g離れ
た位置に形成するものとする。なお、説明を分かり易く
するため、図1において、印刷ユニット7に対する加工
部12の各胴の位相差を0とした時、各胴がウェブの基
準位置A上にそれぞれ加工を行うことができるように、
各胴の配置位置が定められているものとする。また、印
刷ユニット7は通常複数個が設けられており、各印刷ユ
ニット間の見当合せのために差動減速機27が設けられ
ているが、本実施例では説明を簡略化するため、図示の
印刷ユニット7(最後部に配置された印刷ユニット)が
基準印刷ユニットとなり、その印刷ユニットに組み合わ
せられている差動減速機27は位相0に保たれるものと
する。
【0016】まず、制御装置53に運転条件(印刷速
度、ウェブの張力条件、上記したd、e、f、gの各値
等)を入力する。制御装置53は、その入力値に基づ
き、速度、張力、位相等の基本設定値を演算し、各制御
部61〜67に入力する。ここで、加工部12の各差動
減速機に対する位相設定値は次のようになる。 差動減速機30の位相指示値X1 (マージナルパンチ胴
14の位相) =(d×360)÷πD 差動減速機33の位相指示値X2 (ファイルパンチ胴位
相) =(g−d)×360÷πD 差動減速機35の位相指示値X3 (横ミシン胴位相) =(f−d)×360÷πD
【0017】以上の初期条件設定を行った後、フォーム
輪転印刷機による印刷及び加工を開始する。制御装置5
3の印刷部速度基準制御部61は、主駆動モータ25を
所定速度となるように制御し、これによって印刷ユニッ
ト7及び加工部12をそれぞれ所定速度で駆動し、ウェ
ブ2に対する所定の印刷並びに加工を行う。同時に、第
一アウトフィード張力制御部63は第一アウトフィード
部8の上流のウェブ張力が所定の設定値になるように駆
動モータ38を制御し、第一送りロール9の速度制御を
行う。また、同様に第二アウトフィード張力制御部67
は第二アウトフィード部16の上流のウェブ張力が所定
の設定値になるように駆動モータ39を制御し、第二送
りロール17の速度制御を行う。これにより、ウェブが
所定の張力に制御され、良好な印刷、加工が行われる。
また、印刷開始時には加工部12に組み合わせられてい
る各差動減速機30、33、35はそれぞれ上記位相指
令値になるように、制御される。
【0018】上記の初期条件によって印刷、加工を行う
と、理論的には図4に示すように、印刷位置に対する所
定の位置に印刷及び各種加工が行われるはずである。ま
た、マージナルパンチ穴は一定のピッチに形成されるは
ずである。しかしながら、実際にはウェブの伸縮によっ
て加工位置や加工ピッチ等にずれが生じる。本実施例の
装置では、この加工位置のずれを測定し、正しい位置に
加工されるように制御することが可能であり、また、加
工ピッチの測定を行うことも可能である。以下、加工位
置制御並びにピッチ測定動作を図5、図6の信号チャー
ト図も参照して説明する。
【0019】図1において、印刷、加工中、見当マーク
検出器44はウェブ2に印刷されている見当マーク55
やその他の印刷等を検出し、その検出信号をパンチ穴位
置計測演算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算部70に
出力する。マージナルパンチ穴検出器45は、ウェブ2
に形成されているマージナルパンチ穴56を検出し、そ
の検出信号をパンチ穴位置計測演算部69及びパンチ穴
ピッチ計測演算部70に出力する。パルスジェネレータ
46はウェブ2の走行長さに応じたパルスを発生し、パ
ンチ穴位置計測演算部69及びパンチ穴ピッチ計測演算
部70に出力する。これらの各信号は図5に示す通りで
ある。
【0020】ゲート発生部68は、マージナルパンチ胴
14の角度(基準マージナルパンチ穴を加工する時を基
準即ち0°とし、その位置からの回転角度)を測定する
角度測定器(図示せず)からの信号を受信し、マージナ
ルパンチ胴14の角度を基準として穴検出ゲート信号と
マーク検出ゲート信号をパンチ穴位置計測演算部69に
出力する。この穴検出ゲート信号は、マージナルパンチ
穴検出器45が検出した多数のマージナルパンチ穴信号
から基準マージナルパンチ穴56aの検出信号を区別す
るためのものであり、マージナルパンチ胴14の角度が
0°の時に形成した基準マージナルパンチ穴56aがマ
ージナルパンチ穴検出器45の位置に到達するタイミン
グ(マージナルパンチ胴の角度θ1 )の前後に適当な幅
に形成している。また、マーク検出ゲート信号は、見当
マーク検出器44が見当マークや他の印刷を検出した信
号から見当マークのみを区別するためのものであり、見
当マーク55が見当マーク検出器44の位置に到達する
タイミング(マージナルパンチ胴の角度θ2 )の前後に
適当な幅に形成している。
【0021】パンチ穴位置計測演算部69は、図5に示
すように、連続的に入力しているマージナルパンチ穴検
出信号と穴検出ゲート信号から、その穴検出ゲート信号
内に位置する信号(基準マージナルパンチ穴検出信号)
を検出し、ウェブ走行パルスを計測している走行パルス
数加算Aレジスタをリセットし、その際のAレジスタの
カウント値P0 をAレジスタ値格納Bレジスタに格納す
る。次いで、見当マーク検出器44からの信号とマーク
検出ゲート信号から、そのマーク検出ゲート信号内に位
置する信号(見当マーク検出信号)を検出し、ウェブ走
行パルスを計測している走行パルス数加算Aレジスタを
リセットし、その際のAレジスタのカウント値P1 をA
レジスタ値格納Bレジスタに格納する。この時のカウン
ト値P1 は、マージナルパンチ穴検出器45が基準マー
ジナルパンチ穴56aを検出してから見当マーク検出器
44が見当マーク55を検出するまでのウェブ走行長さ
を示している。ところで、見当マーク検出器44とマー
ジナルパンチ穴検出器45はウェブの走行方向に距離γ
だけ離れた位置(図2参照)に取り付けられているの
で、ウェブ2の見当マーク55と基準マージナルパンチ
56aの距離e′(実測値)は、 e′=γ+P1 ×sf (但し、sfは1パルス当た
りのウェブ走行長) となる。パンチ穴位置計測演算部69は、上記した距離
e′を演算して見当マーク55と基準マージナルパンチ
穴56aとの長さに関連するデータ値を求め、加工位相
制御部71及び表示部(図示せず)に出力する。これに
より、マージナルパンチ穴56の印刷位置に対する位置
関係を実測することができる。
【0022】加工位相制御部71は、実測値e′を入力
し、これを初期基準値として入力した値eと比較し、そ
の差をなくすように位相修正信号をマージナルパンチ位
相制御・検出部65に送り、マージナルパンチ位相制御
・検出部65はその信号に応じて差動減速機30のサー
ボモータ31を操作し、加工部12の位相を制御する。
このようにして、マージナルパンチ穴56の見当マーク
55に対する位置即ちマージナルパンチ穴の印刷位置に
対する位置が、オンライン、リアルタイムで実測され、
それに基づいて制御され、常にマージナルパンチ穴56
を印刷位置に対して所定位置に形成することが可能とな
る。なお、この時、マージナルパンチ穴以外の加工部
(ファイルパンチ胴13、横ミシン胴15)は、ファイ
ルパンチ位相制御・検出部64、横ミシン位相制御・検
出部66によって、初期設定した位相に保たれており、
従って、マージナルパンチ穴56の形成位置を制御して
も、常にマージナルパンチ穴56に対しては一定の位置
関係を保って加工される。
【0023】次に、パンチ穴ピッチ計測演算部70は、
図6に示すように、連続的に入力しているマージナルパ
ンチ穴検出信号をプリセットカウンタで計数し、予め設
定している個数を計数するとプリセットカウンタカウン
トアップ信号を出力し、走行パルスを計数している走行
ウェブ計数カウンタをリセットすると共に、その時のカ
ウント値Q0 、Q1 等をカウンタ最大値格納レジスタに
格納する。このカウンタ最大値格納レジスタに格納され
ている値QX は、所定個数(n個とする)のマージナル
パンチ穴間の長さに応じた値となっている。従って、マ
ージナルパンチ穴56の1ピッチの長さpは、 p=QX ×sf÷n となり、パンチ穴ピッチ計測演算部70はその長さpを
演算し、図示しない表示部に出力する。これにより、マ
ージナルパンチ穴56のピッチをオンライン、リアルタ
イムで実測し、表示することができる。
【0024】この穴ピッチが所定の値からずれた場合に
は、オペレータは、印刷ユニット7の上流にあるインフ
ィード部(図示せず)に対するウェブ張力設定値を変え
て、インフィード部におけるウェブ張力を変化させる。
これにより、マージナルパンチ穴のピッチが修正され
る。ここで、マージナルパンチ穴ピッチは常時表示され
ているので、オペレータはウェブ張力設定値の変更後の
穴ピッチを直ちに認識でき、その穴ピッチが適正ピッチ
になっていなければ再度ウェブ張力設定値を変える。こ
のようにして、極めて容易にマージナルパンチ穴のピッ
チを適正値に管理することができる。なお、マージナル
パンチ穴のピッチを調整するには、インフィード部のウ
ェブ張力設定値を変える場合に限らず、第一アウトフィ
ード部或いは第二アウトフィード部のウェブ張力設定値
を変えてもよい。
【0025】ここで、マージナルパンチ穴と見当マーク
との距離、或いはマージナルパンチ穴ピッチの検出精度
は、ウェブ走行検出パルスジェネレータ46の分解能で
きまる。例えば、次のような条件においては、下記に示
す分解能となる。 エンコーダパルス数 6000パルス/1回転 ウェブ走行検出ロール円周長 100mm 1パルス当たりのウェブ走行長さ=100mm÷600
0≒0.01667 従って、上記の例では測長精度は、16.67μmの分
解能で測長することができ、十分な精度を確保できる。
【0026】上記した制御装置53は自己学習機能を備
えており、自己学習を行うことにより、印刷加工良好時
の各部設定値を記憶することができ、このため、品質変
更時のプリセット動作を短時間で行うことができる。
【0027】なお、上記実施例では、インフィード部、
第一アウトフィード部、第二アウトフィード部の各ロー
ルを主駆動モータ25とは別に設けた駆動モータで駆動
し、各フィード部の上流におけるウェブ張力がそれぞれ
設定値になるように各駆動モータを制御する構成として
いるが、この構成に代えて、各フィード部のロールを主
駆動モータ25で駆動するようにし、且つ各ロールと主
駆動モータとの間に変速機を介在させて各ロールの周速
を調整可能としてもよい。その場合には、マージナルパ
ンチ穴のピッチが適正ピッチからずれた場合、ロール周
速を調整することによりピッチ修正を行うこととなる。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の加工ピ
ッチ測定方法では、上記したように、走行中のウェブの
走行距離に応じてパルスを発生させておき、所定個数の
マージナルパンチ穴を検出する間に発生したパルス数を
カウントすることにより、所定数のマージナルパンチ穴
を有するウェブ長さをパルス数として検出でき、そのパ
ルス数をマージナルパンチ穴の個数で割ることにより、
1ピッチの長さを測定でき、このため、ライン停止する
ことなく走行中のウェブのマージナルパンチ穴ピッチを
リアルタイムで検出することが可能であり、ピッチ管理
が容易となるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフォーム輪転印刷機の
要部の概略構成を示すブロック線図
【図2】上記実施例において、マージナルパンチ胴に対
するマージナルパンチ穴検出器、見当マーク検出器の位
置関係を示す概略側面図
【図3】上記実施例に用いるウェブ走行検出パルスジェ
ネレータの概略斜視図
【図4】ウェブに形成する印刷位置と各加工位置との関
係を示す概略平面図
【図5】上記実施例のパンチ穴位置計測演算部による動
作を説明する信号チャート図
【図6】上記実施例のパンチ穴ピッチ計測演算部による
動作を説明する信号チャート図
【図7】従来のフォーム輪転印刷機の概略構成を示す側
面図
【符号の説明】
2 ウェブ 7 印刷ユニット 8 第一アウトフィード部 9 第一送りロール 12 加工部 13 ファイルパンチ胴 14 マージナルパンチ胴 15 横ミシン胴 16 第二アウトフィード部 17 第二送りロール 25 主駆動モータ 27、30、33、35 差動減速機 28、31、34、36 サーボモータ 38、39 駆動モータ 53 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行中のウェブに印刷を行い、次いでマ
    ージナルパンチ穴を加工するフォーム輪転印刷機におい
    て、マージナルパンチ穴加工位置よりも下流の位置で、
    走行中のウェブに形成しているマージナルパンチ穴を検
    出すると共にウェブの走行距離に応じたパルスを発生さ
    せ、所定数のマージナルパンチ穴が通過する間のパルス
    数を計測することによってマージナルパンチ穴ピッチを
    測定することを特徴とするフォーム輪転印刷機における
    加工ピッチ測定方法。
JP3294958A 1991-10-15 1991-10-15 フオーム輪転印刷機における加工ピツチ測定方法 Pending JPH05104703A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019130684A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 理想科学工業株式会社 印刷装置

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JP2019130684A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 理想科学工業株式会社 印刷装置

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