JPH05104661A - フイルムの加熱シール装置 - Google Patents
フイルムの加熱シール装置Info
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- JPH05104661A JPH05104661A JP3269599A JP26959991A JPH05104661A JP H05104661 A JPH05104661 A JP H05104661A JP 3269599 A JP3269599 A JP 3269599A JP 26959991 A JP26959991 A JP 26959991A JP H05104661 A JPH05104661 A JP H05104661A
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Abstract
にフイルムが貼りついてフイルムを変位させたり変形さ
せることのない加熱シール装置を提供する。 【構成】 フイルム2の移送経路に向かって進退駆動自
在に設けられフイルム2を加熱溶着するための加熱体1
3と、この加熱体13の周辺位置にあって該加熱体と同
方向に進退可能に設けられた少なくとも左右一対のフイ
ルム押え部材16,16とを有し、加熱体13の進退駆
動時にフイルム押え部材16,16によりフイルム2が
押えられて加熱体13へのフイルム2の貼りつきを防止
するようにしたものである。
Description
ルム(例えばインフレーションチューブ等)の加熱シー
ル装置に関する。
ク容器、例えば輸液用容器は、変形自由であることが必
要であるため、従来ではブロー成形により製造されてい
るが、ブロー成形では型を用いて1個単位で成形される
のでコスト面でも高価になるうえ、膨らんだ形態に形成
されるため輸送時に嵩張るという問題がある。
る筒状プラスチックフイルム(インフレーションチュー
ブ)から袋状の容器を成形する方法が採られるようにな
っている。このような素材から袋状容器を製造するに
は、一般に筒状プラスチックフイルム(以下単に筒状フ
イルムという)をその長手方向に送りながら所定の長さ
に切断し、その前後の開口部分を熱シールして袋状の容
器とする方法、または所定の箇所を熱シールしたのち一
対の回転体で筒状フイルムを移送し、次工程で裁断とと
もに目的に応じた外形の整形、孔あけ等を行なって袋状
の容器とする方法によっている。
の熱シールはその両面からヒータによる加熱体を押し当
てて溶着するようにしている。
ルムの両面を加熱体で挟持して加熱溶着するときその溶
着箇所およびその周辺の筒状フイルムは半溶融状態にお
かれるので、加熱体を筒状フイルムから離間させる際に
筒状フイルムの溶けた部分が加熱体に貼りついて筒状フ
イルムに伸びを与えたり、移送の際に蛇行を生じさせ、
これらにより後工程での裁断位置や穿孔位置に狂いが生
じ、精度のよい高品質の袋状容器が得られないという問
題があった。
より溶着するとき加熱体にフイルムが貼りついてフイル
ムを変位させたりフイルムに変形等を与えることのない
加熱シール装置を提供することを目的としてなされたも
のである。
問題点を解決するため、本発明は、フイルムの移送経路
に向かって進退駆動自在に設けられフイルムを加熱溶着
するための加熱体と、この加熱体の周辺位置にあって該
加熱体と同方向に進退可能に設けられた少なくとも左右
一対のフイルム押え部材とを具備し、加熱体の進退駆動
時にフイルム押え部材によりフイルムが押えられるよう
にしたことを特徴とする。
ールすべき箇所が加熱体の位置に到達したときフイルム
の移送を停め、加熱体を前進駆動させる。これにより加
熱体の周辺位置にあるフイルム押え部材がフイルムに当
接してこれを押え、ついで加熱体の当接により加熱して
シールがなされる。熱シール完了後加熱体が進退移動
し、加熱体がフイルムから離間するが、そのフイルムの
熱シール箇所の近傍はフイルム押え部材により押えられ
ているのでフイルムが加熱体に貼りついて変位すること
がなく、しわの発生や移送経路のずれ(蛇行)等を生じ
ることがない。
説明する。
シールするようにした加熱シール装置1(図1)を示し
ており、図2、図3は加熱シール装置1を複数台(図で
は6基)並設し、水平方向に移送される筒状のフイルム
2の6箇所を上下から同時に熱シールして袋状容器を複
数同時に成形するに適用する場合を示している。
(A)に一部の平面を示すように筒状のフイルム2の所
定箇所を加熱シール装置1,1…で熱シール3,3し、
その後熱シールした箇所に袋状容器を懸吊して使用する
ための孔4,4の穿設、袋状容器の外形の整形を図4
(B)のように行ない、ついで一部に樹脂製筒状のポー
ト5を挿入して溶着し、図4(C)のような袋状容器6
を得るものである。そしてこの袋状容器6の表面には、
図示しないが目盛、所要の表示が印刷されている。
図1に一部を分解分離した斜視図を示すように、側面形
状がコ字状をなすフレーム7の縦フレーム8にそって上
下方向に配設されたガイドレール9に加熱シール部材1
0,10が互いに離接する方向に移動可能に支持されて
いる。この加熱シール部材10,10は、基部が前記ガ
イドレール9にスライド自在に片持ち状に支持される加
熱体受台11,11と、この加熱体受体11,11の対
向面に断熱材12,12を介して取付けられたヒータ内
蔵の加熱体13,13とで構成され、この加熱体13,
13の表面13a,13aには熱シールパターンが形成
されている。
台11,11は、フレーム7に装着された駆動手段とし
てのエアシリンダ14,14のロッド15,15が連結
され、このエアシリンダ14,14の駆動により加熱シ
ール部材10,10が離接する方向へ駆動されるように
なっている。
横幅が広く形成されており、この加熱体13の両側に位
置するようにフイルム押え部材16,16が設けられて
いる。このフイルム押え部材16は、図2のようにロッ
ド17とその下端に設けられた押板18とで構成され、
このロッド17が加熱体受台11の上面両側部に支持部
材19を介して取付けられた軸受部20に嵌挿されて上
下動自在に支持され、この軸受部20の上端から突出す
るロッド17のネジ部に螺合されるナット21により押
え部材16の下降限が定められているとともに前記押板
18と加熱体受台11との間のロッド17にコイルバネ
22が嵌合されていて押板18に突出習性が与えられて
おり、この押板18の下面は前記加熱体13の面13a
よりも若干下方に突出した位置におかれるようになって
いる。なおこのフイルム押え部材16は図1のようにフ
レーム7に支持部材19を介して取付けるエアシリンダ
により押板18を昇降させるようにしてもよい。
両側位置にフイルム位置決め部材23,23が設けられ
ている。この位置決め部材23,23は、フレーム7に
固着されて立上がる支持部材24,24に支持された駆
動手段としてのエアシリンダ25と、このエアシリンダ
25のロッド26の上端に固着された位置決め板27と
で構成され、この位置決め板27は加熱体13よりも若
干先行して上昇するようエアシリンダ25のタイミング
がプログラムされている。
ル間隔の変更や間隔微調整のために加熱シール装置1,
1…の相互間隔を調整することができるようにするた
め、図1に示しているように加熱シール装置1のフレー
ム7が基台28上にフイルム2の移送方向に移動可能に
載装され、この基台28に軸架されたネジ軸29にフレ
ーム7側の雌ネジ部材30を螺合し、この雌ネジ部材3
0をフレーム7に搭載されたモータ31からベルト32
を通じて回動させることによりフレーム7がフイルム2
の移送方向に移動されるようになされている。
ル部材10,10の間にフイルム2が水平状態で移送さ
れると、下部のフイルム位置決め部材23,23のエア
シリンダ25,25が作動してロッド26,26が伸長
し、その先端の位置決め板27,27がフイルム2の下
面の定位置に進出して停止する一方、下部の加熱シール
部材10のエアシリンダ14が作動を開始する。これと
ともに上部の加熱シール部材10のエアシリンダ14が
作動して加熱シール部材10が下降し、これと一緒にフ
イルム押え部材16,16も下降してその押板18,1
8がフイルム2に接し、前記下部の位置決め板27,2
7と上部の押板18,18とでフイルム2の熱シールす
べき箇所の両側を挟持する。ついで加熱体13,13が
互いに接近してフイルム2の上下面に接触し、そのシー
ルパターンにそった熱シールが行なわれる。
0,10のエアシリンダ14,14が短縮作動して上下
の加熱シール部材10,10がフイルム2から離間す
る。このとき上部のフイルム押え部材16,16および
下部の位置決め部材23,23は熱シールが行なわれた
箇所の両側を挟持した状態を維持しており、加熱体1
3,13がフイルム2から離間する際にフイルム2が加
熱体13,13が貼りついて引きずられたり、位置ずれ
を起こすことが防がれる。
た時期にフイルム押え部材16,16のロッド17,1
7が加熱体受台11の上昇に伴なわれて上昇し、その押
板18,18がフイルム2から離間して初期の位置へ復
帰する。また下側の加熱体13がフイルム2から離間し
た時期にエアシリンダ25,25が短縮作動して位置決
め板27,27が下降し、初期の位置に復帰する。
し、フイルム2が所定長さにわたり移送され、新たに熱
シールすべき箇所が加熱シール装置1,1…の加熱シー
ル部材10,10間にきて再び前記と同様な作用によっ
て熱シールが行なわれる。
向に移送して加熱シールする場合について説明したが、
フイルム2を縦送りとし、そのフイルムの移送経路の両
側に加熱シール部材10,10が位置するように配置し
ても実施可能であることはもちろんであり、またフイル
ム2が薄い場合には下側の加熱シール部材10およびフ
イルム位置決め部材23を省略し、下側は単に受台とし
てもよい。さらにフイルム押え部材16およびフイルム
位置決め部材23の構成に関しても図示の具体例に限定
されるものではなく、要すれば加熱体13,13による
熱シール箇所の両側を押え得るものであればよい。
イルムを熱溶着する加熱シール部材の加熱体の周辺位置
にフイルムの熱シール位置の両側を押えるフイルム押え
部材を設けたので、加熱体によりフイルムを溶着したの
ち加熱体がフイルムから離間する際にフイルムが加熱体
に貼りついて変位したり、フイルムの貼りつきによりフ
イルムを伸ばしたりすることがなく、これによりフイル
ム移送時の蛇行が生じず、熱シール後のフイルムへの穿
孔や裁断等の工程時に寸法上の誤差を殆どなくすること
ができる。また請求項2のようにフイルム押え部材をバ
ネ付勢し、加熱体に先行してフイルムを押え、加熱体が
後退後離間するようにすれば、フイルムの押えがより確
実になされ、フイルムの変位を一層防止することができ
る。さらに請求項3のように前記フイルム押え部材と対
応してフイルム位置決め部材を設ければ、フイルムを空
間中で移送しても熱シール位置に正確にフイルムを保持
することができ、厚手のフイルム等両面加熱を要する場
合きわめて有効である。
斜視図。
の正面図。
の袋状容器の製造過程を示す平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】フイルムの移送経路に向かって進退駆動自
在に設けられフイルムを加熱溶着するための加熱体と、
この加熱体の周辺位置にあって該加熱体と同方向に進退
可能に設けられた少なくとも左右一対のフイルム押え部
材とを具備し、加熱体の進退駆動時にフイルム押え部材
によりフイルムが押えられるようにしたことを特徴とす
るフイルムの加熱シール装置。 - 【請求項2】前記フイルム押え部材はバネにより進出習
性が与えられているとともに加熱体より先行してフイル
ムに当接するようにされている請求項1記載のフイルム
の加熱シール装置。 - 【請求項3】前記加熱体をフイルムの移送経路を挟むよ
うに相対向して一対設け、前記フイルム押え部材に対向
しフイルムの移送経路に進出してフイルムを位置決めす
る位置決め部材を設けた請求項1または2記載のフイル
ムの加熱シール装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269599A JPH05104661A (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | フイルムの加熱シール装置 |
US07/959,655 US5662575A (en) | 1991-10-16 | 1992-10-13 | Method and apparatus for continuously forming bags |
EP19920117599 EP0539800B1 (en) | 1991-10-16 | 1992-10-15 | Method and apparatus for continuously forming bags |
DE1992616991 DE69216991T2 (de) | 1991-10-16 | 1992-10-15 | Verfahren und Vorrichtung zum kontinuierlichen Formen von Beuteln |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269599A JPH05104661A (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | フイルムの加熱シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104661A true JPH05104661A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17474610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3269599A Pending JPH05104661A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-17 | フイルムの加熱シール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104661A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010099952A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Kenji Nakamura | シート類包装体ヒートシール装置 |
JP2014177308A (ja) * | 2014-05-16 | 2014-09-25 | Kenji Nakamura | シート類包装体ヒートシール装置 |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP3269599A patent/JPH05104661A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010099952A (ja) * | 2008-10-24 | 2010-05-06 | Kenji Nakamura | シート類包装体ヒートシール装置 |
JP2014177308A (ja) * | 2014-05-16 | 2014-09-25 | Kenji Nakamura | シート類包装体ヒートシール装置 |
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