JP3415096B2 - 連続製袋装置 - Google Patents

連続製袋装置

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JP3415096B2 JP2000111716A JP2000111716A JP3415096B2 JP 3415096 B2 JP3415096 B2 JP 3415096B2 JP 2000111716 A JP2000111716 A JP 2000111716A JP 2000111716 A JP2000111716 A JP 2000111716A JP 3415096 B2 JP3415096 B2 JP 3415096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インフレーション
チューブから袋状容器を連続して形成する連続製袋装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】各種液状物を封入するためのプラスチッ
ク製容器、例えば輸液用の容器は、変形が自由であるこ
とが要求されることから、従来では一般にブロー成形に
より製造されている。
【0003】しかしブロー成形によるものでは、型を用
いて1個単位で成形されるものであるためコストの面で
も高価になるうえ、膨らんだ状態で形成されるため輸送
時に嵩張るという難点があった。
【0004】そこで最近では、連続的に筒状に形成され
るインフレーションチューブから袋状の容器を成形する
方法が採られるようになっている。このインフレーショ
ンチューブを用いて袋状容器を製造する従来の方法は、
インフレーションチューブを所定の長さに切断し、その
前後の開口部分を熱シールして袋状の容器とする方法、
または所定の箇所を熱シールしたのち一対の回転体でチ
ューブを移送し、次工程で裁断するとともに外形の整
形、孔あけ等を行なって袋状容器とする方法によってい
る。
【0005】しかるに上記前者によるものでは、自動化
することが難しいため人手に頼る部分が多くなり、生産
性が低いと同時にシール位置やシール状態にバラツキが
生じやすく、均一な製品が得難い。また後者によりもの
では、インフレーションチューブを回転体により移送す
るので、その移送時に該チューブに引張力が作用し、イ
ンフレーションチューブおよびその熱シール部の加熱に
よる軟化部分の伸びが生じて次工程での切断位置や穿孔
位置、外形の整形に狂いが生じ、精度のよい均一な製品
が得られない。
【0006】そこで本件出願人は、インフレーションチ
ューブから袋状の容器を連続的に製造することができる
とともに、インフレーションチューブに伸びを与えるこ
とがなく、正確な位置での裁断、穿孔、整形等の加工を
行なえるようにしたインフレーションチューブによる連
続製袋方法および装置を提供した(特開平5−1046
62号公報参照)。
【0007】上記公報に記載の技術は、インフレーショ
ンチューブの幅方向を熱シールする一対の加熱シール部
材により熱シールが行なわれたのちその加熱シール部材
間に冷却用挟持部材を進入させ、その冷却用挟持部材で
熱シール部を挟持して冷却させながらこの冷却用挟持部
材をチューブ移送方向へ移動させることによりチューブ
移送時に熱シール部における伸びが生じないようにした
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の技術
によっても加熱シールにより軟化した部分に伸びを生じ
させないという所期の目的は達成し得るが、インフレー
ションチューブを移送させる際に冷却用挟持部材がチュ
ーブの幅方向を挟持したまま各工程へ移送することにな
るので装置全体の設置幅が広大となり、広い設置スペー
スを必要とするばかりでなく冷却用挟持部材の移動機構
も複雑かつ大掛かりなものとなり、保守管理も容易でな
いなどの問題があった。
【0009】本発明は、インフレーションチューブによ
る製袋工程ラインをよりシンプルに構成することがで
き、それでいてインフレーションチューブの移送に伴う
伸びの発生がなく、後工程での裁断や穿孔、整形等を正
確にでき、精度の高い袋状容器を得ることができる連続
製袋方法および装置を提供することを課題としてなされ
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として本発明は、連続して筒状に成形されるインフレー
ションチューブを移送する工程中にそのチューブの両側
端と幅方向所定位置とを熱シールしたのち該幅方向シー
ル部で幅方向に裁断してトップシールおよびボトムシー
ルとすることにより袋状容器を順次成形する連続製袋装
置において、前記インフレーションチューブの移送路の
両側にあって該チューブの両側端部を挟持し得るよう対
設され互いに離接する方向に移動可能とされた一対の加
熱シール部材を有する加熱シール手段と、前記加熱シー
ル部材によりシールされたチューブの両側端部のシール
部を挟圧保持し得る複数の挟持部材を有し移動手段によ
り前記挟持部材を所定距離移動させることによりチュー
ブを次工程へ移動させる挟持移送手段と、前記チューブ
の移送路の両側にあってチューブの幅方向を挟持し得る
よう対設され互いに離接する方向に移動可能とされた一
対の加熱シール部材を有する幅方向加熱シール手段と、
この加熱シール手段により熱シールされたシール部を冷
却する冷却手段と、上記幅方向シール部で裁断し袋状容
器のトップシール部およびボトムシール部を形成する切
断手段とを具有することを特徴とする連続製袋装置であ
る。
【0011】前記挟持部材移動手段は、前記一対の挟持
部材を開閉動自在に支持する支持基台をネジ軸に螺挿
し、このネジ軸を正逆回転させることにより前記挟持部
材を所定距離往復移動させるように構成することが装置
全体の横幅をコンパクトに構成することができ、保守も
容易とすることができるので好ましい。
【0012】製造する袋状容器のトップおよびボトムが
シールされた形態(例えばポート付きの輸液容器)とす
る場合には、幅方向加熱シール手段により熱シールされ
た幅方向シール部の範囲で切断するように切断位置を設
定すればよい。
【0013】前記加熱シール手段として、インフレーシ
ョンチューブの両側端部を熱シールする側端部加熱シー
ル部材と、該チューブの移送方向中央部を熱シールする
中央加熱シール部材とを用い、並列する2袋を同時に製
造するようにすることができ、こうすることにより製造
効率を高めることが可能である。
【0014】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。
【0015】図1は本発明により袋状容器1を製造する
概念図を示し、連続的に形成されるインフレーションチ
ューブ(以下単にチューブという)から並列する2袋を
同時に形成する場合として示している。
【0016】図1(A)のようにチューブ1Aの移送方
向(イ)に対し両側端部1a,1aおよび移送方向中央
部1bをそれぞれ熱シールし、移送方向に所定の間隔を
おいて幅方向に熱シールしてその幅方向シール部2でA
−A線の箇所で切断することにより図1(B)のように
ポート挿入口3が開口されると同時に底部4が形成さ
れ、並列する2袋が中央部1bで切り離すとともに隅部
の裁断整形、吊孔5の穿孔が行なわれる。
【0017】その後前記ポート挿入口3にポート6が挿
入され、そのポート6とポート挿入口3とが該ポート6
の挿入部周辺所要範囲7を熱シールすることで気密状に
一体化され、図1(C)および図2に示す形態の袋状容
器1を得るものである。
【0018】なお図2において8は内容量を示す目盛や
各種表示が印刷される範囲を示し、図1(B)において
9は切り屑を示す。
【0019】図3は前記図1の製造工程の製造ラインを
略示する平面図であり、チューブ1Aの移送方向上流側
から「印刷工程」、チューブ1Aの両側端部1a,1a
および中央部1bの「熱シール工程」、幅方向の「熱シ
ール工程」(トップ・ボトムシール)、「吊孔穿孔工
程」、外形の「整形工程」、チューブ1Aの両側端部1
a,1aおよび中央部1bの「スリット工程」、幅方向
のシール部2での「切断工程」が順次行なわれ、別工程
である「ポート挿着工程」へと供給される。
【0020】図4は上記各工程を具体的に行なう装置の
一実施形態の平面図を、図5は同正面図を示すもので、
各工程を行なう装置はチューブ供給部10から引き出さ
れるチューブ1Aを直進状に移送する移送経路の両側に
配設された機枠11にそれぞれ設置されている。
【0021】すなわち上記チューブ供給部10に続いて
「印刷工程」を行なうホットスタンプ機12、チューブ
1Aの側端部および中央部の「熱シール工程」を行なう
加熱シール手段13、幅方向の「熱シール工程」を行な
う幅方向加熱シール手段14、この熱シール部の「冷却
工程」を行なう冷却手段15、幅方向熱シール部への
「穿孔」および外形の「整形」工程を行なうパンチ手段
16、チューブ1Aを左右2袋に分離する「中央スリッ
ト工程」を行なうスリッタ17、1袋ごとに切断する
「切断工程」を行なう切断手段18の順に配設される。
【0022】前記チューブ供給部10は、図6に示すよ
うに、チューブ1Aの原反ロール20が機枠19に軸2
1により回転自在に支持され、この原反ロール20から
引き出されたチューブ1Aは機枠11の上部のテーブル
22上を経由してチューブ繰り出しロール23,24間
を通り、段差ロール25、ガイドロール26を経て印刷
工程を行なうホットスタンプ機12へ導かれるようにな
っている。
【0023】上記ホットスタンプ機12は、図7(A)
〜(C)に一例を示すように、この例ではチューブ1A
の左右異なる位置で所定の箇所に印刷するように位置を
ずらして2基設けられており、前記機枠11に跨がって
設置されるフレーム27にチューブ1Aの下面を受ける
印台28を有し、この印台28の上方にスタンプ29が
エアシリンダ等の駆動機構30によりそれぞれ所定のス
トロークにわたり上下動してチューブ1Aの所定箇所に
押印するようになっている。
【0024】なお符号31はフレーム27に支持された
リール32,33間に巻装され前記印台28とスタンプ
29との間に位置してスタンプ29にインクを供給する
インクリボンで、押印時には退去するものであり、また
34はスタンプ29の幅方向位置調整用のスクリューを
回転させるハンドル、35はスタンプ29の上下位置調
整用のスクリューを回転させるためのハンドルである。
【0025】図8、図9は、チューブ1Aの所定箇所を
熱シールする加熱シール手段13,14および熱シール
後のチューブ1Aを一定距離ずつ間欠移送する挟持移送
手段36の一例を示すもので、前記機枠11にチューブ
移送方向上流側から、前述のようにチューブ1Aの両側
端部および中央部を熱シールする加熱シール手段13
と、チューブ1Aの所定位置の幅方向を熱シールする幅
方向加熱シール手段14と、この幅方向加熱シール手段
14により熱シールされた部位を冷却させる冷却手段1
5とが所定間隔をおいて配設され、これらの中間位置に
挟持移送手段36の挟持部材37A,37Bが配設され
ている。
【0026】チューブ1Aの両側端部1a,1aおよび
中央部1bを熱シールする加熱シール手段13は、チュ
ーブ1Aの移送路を挟んで配設させる一対の加熱シール
部材38,39を有し、これら加熱シール部材38,3
9をエアシリンダ等の駆動手段により接近動作させるこ
とによりチューブ1Aを両面から挟み、加熱シール部材
38,39が内蔵するヒータの熱によりチューブ1Aの
前記箇所を熱シールするものである。
【0027】チューブ1Aの所定位置の幅方向を熱シー
ルする幅方向加熱シール手段14も、前記の加熱シール
手段13と同様にチューブ1Aの移送路を挟んで配設さ
れる一対の加熱シール部材40,41を有し、これら加
熱シール部材40,41をエアシリンダ等の駆動手段に
より接近動作させることによりチューブ1Aを両側から
挟み、チューブ1Aの幅方向を熱シールするものであ
る。
【0028】この幅方向加熱シール手段14の加熱シー
ル部材40,41は、図1(A)に示したようにチュー
ブ1Aの移送方向(イ)に対し後部側の中央所要範囲
(図1(A)、(B)において符号3で示す部分)が熱
シールされないように型抜きされており、この範囲は熱
シールされない領域とされてポート挿入口3が形成され
るようになっている。
【0029】上記幅方向に熱シールされた箇所を冷却す
る冷却手段15は、チューブ1Aの移送路を挟んで配設
される一対の冷却板42,43を有し、これら冷却板4
2,43をエアシリンダ等の駆動手段により接近動作さ
せてチューブ1Aの幅方向熱シール部2を挟むことによ
り該シール部を冷却させ、直ちに次工程へ供し得るよう
にするものである。
【0030】前記挟持移送手段36は、チューブ1Aの
両側端部1a,1aの熱シールされた部位を両面から挟
持する一対の前記挟持部材37A,37Bと、この挟持
部材37A,37Bを一定距離にわたり移動させる挟持
部材移動手段44とで構成され、上記挟持部材37A,
37Bはチューブ1Aの移送方向の少なくとも2箇所で
挟持するよう左右に2対ずつ設けられている。
【0031】上記挟持部材37A,37Bは、図9にそ
の一組だけを取り出して示すように、前記機枠11にそ
って前記移動手段44を構成するネジ軸45が図示しな
い駆動系により正逆回転駆動自在に設けられ、このネジ
軸45に螺挿された支持基台46に一対の挟持部材37
A,37Bが軸47A,47Bにより上下方向揺動可能
に支持され、これら軸47A,47Bにはギャ48A,
48Bが固着されていて互いに噛合されており、一方の
軸48Bに前記支持基台46に取り付けられた正逆駆動
のモータ49の出力軸が連結されている。したがって前
記モータ49の駆動によりギャ48A,48Bを介して
挟持部材37A,37Bは互いに反対方向に揺動し、挟
持部材37A,37Bの先端部が閉じる方向に揺動する
ことによりチューブ1Aの側端部1a(シール部)を挟
圧保持し、また先端部が開く方向に揺動することにより
チューブ1Aを解放するようになる。
【0032】上記のように挟持部材37A,37Bがチ
ューブ1Aを挟圧保持した状態でネジ軸45が一方向に
回動するとこれに螺合している支持基台46がチューブ
1Aの移送方向Aにチューブ1Aを伴って進行し、一定
距離移動したとき挟持部材37A,37Bがチューブ1
Aを解放すると同時にネジ軸45が逆方向に回動して支
持基台46を原位置に戻すという作用を繰り返すことで
チューブ1Aを一定距離ずつ間欠移送することになる。
【0033】したがって上記チューブ1Aの間欠移送距
離を前記ホットスタンプ機12、加熱シール手段13、
幅方向加熱シール手段14、冷却手段15、後述するパ
ンチ手段である吊孔穿孔手段、外形整形手段、さらに切
断手段などの配置間隔に適合させるようにすることによ
り前記挟持部材37A,37Bが原位置に戻る間に上記
各手段による作業工程が行なわれるようにすればよいこ
とになる。
【0034】なお上記挟持部材37A,37Bの開閉機
構はギャ38A,38Bによるものについて示したが、
エアシリンダ等により開閉させるようにしてもよく、ま
た挟持部材37a,37bの移動手段44にネジ軸45
を用いた場合を示したが、これについてもエアシリン
ダ、チエン等により移動させるようにしてもよい。
【0035】図10は、吊孔5の穿孔およびコーナー部
を切り落として整形する吊孔穿孔工程、整形工程を行な
うパンチ手段16の一例を示す正面図で、チューブ1A
を挟んでその下部に穿孔用ダイス50および側端部切り
揃え用ダイス51,51が、上部にそれぞれ対応して穿
孔用パンチ52および切り揃え用パンチ53,53がフ
レーム54に設けられ、上記パンチ52,53,53を
エアシリンダ等の駆動手段55,56,56によりネジ
57,58,58を介して圧下させるようになってお
り、チューブ1Aの幅方向シール部2への穿孔と周囲の
切り揃えが行なえるようになっている。
【0036】図11はチューブ1Aの中央部1bを切り
裂いて左右2袋に分離するスリッタ17を示すもので、
機枠11に固設のフレーム60に軸架された軸61の中
央位置に回転刃62が取り付けられ、この回転刃62と
これに対設されるローラ63との間にチューブ1Aが通
ることによりその中央部1bで左右に2分されるように
なっている。
【0037】図11において64,64はチューブ1A
に送りを掛けるフイードローラで、モータ65からベル
ト66を介して回転駆動されるものであり、67は前記
ローラ63の高さ位置を調整するためのハンドル、68
は回転刃62の幅方向位置調整用のハンドルである。
【0038】図12は、チューブ1Aを図1(A)のA
−A線の位置で切断し、1袋ずつ分離するための切断手
段18の一例を示すもので、機枠11に固設のフレーム
70に下刃71が固定して設けられ、これと協働してチ
ューブ1Aを切断する上刃72がその両端をフレーム7
0のガイド73,73にそって上下動自在に設けられ、
この上刃72をエアシリンダ等の駆動手段74により下
降させることによりチューブ1Aを切断するようになっ
ている。
【0039】次に上記実施形態の作用を説明する。
【0040】チューブ供給部10から巻き出されるチュ
ーブ1Aは、繰り出しロール23,24により繰り出さ
れて移送路へ導かれ、挟持移送手段36の挟持部材37
A,37Bに受け渡し、以後この挟持移送手段36の前
述の動作によりチューブ1Aを一定距離ずつ間欠移送さ
れる。
【0041】ホットスタンプ機12の位置で停止したチ
ューブ1Aには、それぞれのスタンプ29,29が下降
してチューブ1Aの所定位置に所要の表示が印刷され、
次いで加熱シール手段13の位置へ送られ、加熱シール
部材38,39が接近動作してチューブ1Aの両側端部
1a,1aおよび中央部1bが熱シールされる。
【0042】続いてチューブ1Aが幅方向加熱シール手
段14の位置で停止し、その加熱シール部材40,41
が接近動作して幅方向の熱シールが行なわれ、次いでそ
の幅方向シール部2が冷却手段15の位置で停止する間
に冷却板42,43が接近動作して幅方向シール部2が
急速に冷却される。
【0043】冷却し終ったチューブ1Aはパンチ手段1
6の位置へ送られて停止し、パンチ52,53,53の
下降動により幅方向シール部2への吊孔5の穿孔および
側端部1a,1a、隅部の切り揃えが行なわれ、外形が
整えられる。
【0044】その後スリッタ17を通る際に回転刃62
により中央部1bが切り裂かれて左右に2分され、さら
に切断手段18において上刃72が下降し、チューブ1
Aの幅方向シール部2の図1(A)のA−A位置で切断
が行なわれる。
【0045】これにより移送路の末端に至ったチューブ
1Aは個々の袋状容器形態となり、以後ポート挿着工程
へ供給されてポート挿入口3にポート6が挿入溶着され
て図2に示した輸液用容器が完成する。
【0046】なお上記ポート挿着工程については本発明
とは直接関係しないのでその詳細な説明は省略する。ま
た各部の構成は一例を示した者で、図示の実施形態に限
定されるものではなく、適宜設計変更し得ることはもち
ろんである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、インフレ
ーションチューブを各製袋工程が行なわれる方向へ移送
させる手段として、該チューブの両側端部の複数箇所を
挟持部材により挟圧保持して移送させるようにしたの
で、両側端部の最も伸びやすい箇所が伸びてしまうこと
がなく、これにより印刷や穿孔、整形切断等の各工程に
おいて正確な処理ができ、精度の高い袋状容器を得るこ
とができる。
【0048】またチューブの移送にはその両側端部を挟
持しているのみであるから、チューブはオープン状態で
の移送が可能となり、印刷や穿孔、整形切断等の各手段
の設置が容易であり、メンテナンスも簡単に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は本発明による連続製袋過程を
示す説明図。
【図2】本発明によって形成される袋状容器の一例を示
す正面図。
【図3】本発明における連続製袋工程の一例を示す平面
図。
【図4】本発明による連続製袋装置の一実施形態を示す
側面図。
【図5】同、正面図。
【図6】図5におけるチューブ供給部の詳細を示す拡大
図。
【図7】図5におけるホットスタンプ機を拡大して示す
もので、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は平
面図。
【図8】図5における加熱シール手段、幅方向加熱シー
ル手段、および冷却手段の部分を拡大して示すもので、
(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面図。
【図9】図8における挟持移送手段の一部の斜視図。
【図10】図5のパンチ手段の拡大正面図。
【図11】図5におけるスリッタを拡大して示すもの
で、(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は平面
図。
【図12】図5における切断手段を拡大して示すもの
で、(A)は正面図、(B)は(A)の断面図、(C)
は平面図。
【符号の説明】
1 袋状容器 1A インフレーションチューブ 1a 側端部 1b 中央部 2 幅方向シール部 3 ポート挿入口 5 吊孔 6 ポート 10 チューブ供給部 11 機枠 12 ホットスタンプ機 13 加熱シール手段 14 幅方向加熱シール手段 15 冷却手段 16 パンチ手段 17 スリッタ 18 切断手段 36 挟持移送手段 37A,37B 挟持部材 38,39,40,41 加熱シール部材 42,43 冷却板 44 挟持部材移動手段 45 ネジ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−200862(JP,A) 特開 平6−155638(JP,A) 特開 平10−323920(JP,A) 特開 平8−118291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B31C 1/00 - 13/00 B31D 1/00 - 5/04 B65D 30/00 - 33/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して筒状に成形されるインフレーショ
    ンチューブを移送する工程中にそのチューブの両側端と
    幅方向所定位置とを熱シールしたのち該幅方向シール部
    で幅方向に裁断してトップシールおよびボトムシールと
    することにより袋状容器を順次成形する連続製袋装置に
    おいて、前記インフレーションチューブの移送路の両側
    にあって該チューブの両側端部を挟持し得るよう対設さ
    れ互いに離接する方向に移動可能とされた一対の加熱シ
    ール部材を有する加熱シール手段と、前記加熱シール部
    材によりシールされたチューブの両側端部のシール部を
    挟圧保持し得る複数の挟持部材を有し移動手段により前
    記挟持部材を所定距離移動させることによりチューブを
    次工程へ移動させる挟持移送手段と、前記チューブの移
    送路の両側にあってチューブの幅方向を挟持し得るよう
    対設され互いに離接する方向に移動可能とされた一対の
    加熱シール部材を有する幅方向加熱シール手段と、この
    加熱シール手段により熱シールされたシール部を冷却す
    る冷却手段と、上記幅方向シール部で裁断し袋状容器の
    トップシール部およびボトムシール部を形成する切断手
    段とを具有することを特徴とする連続製袋装置。
  2. 【請求項2】前記挟持部材移動手段は、前記一対の挟持
    部材を開閉動自在に支持する支持基台をネジ軸に螺挿
    し、このネジ軸を正逆回転させることにより前記挟持部
    材を所定距離往復移動させるように構成されている請求
    項1記載の連続製袋装置。
  3. 【請求項3】前記加熱シール部材は、インフレーション
    チューブの両側端部を熱シールする側端部加熱シール部
    材と、該チューブの移送方向中央部を熱シールする中央
    加熱シール部材とを有し、並列する2袋を同時に製造す
    るようにされている請求項1又は2のいずれか1項記載
    の連続製袋装置。
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