JPH0723128B2 - シールされたパッケージを自動的に製造するコンパクトな成型充填シール機械 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景および目的 1.発明の分野 この発明は、成型充填シール機械に関するものであり、
特にシールされたカップおよびその他のシールされたパ
ッケージ構造を大きい効率をもって製造することができ
る著しくコンパクトなサイズの機械の製造の新しい有効
な改良に関するものである。

2.従来技術の説明 “成型充填シール”とは、熱成型することができる第１
プラスチックウエブを加熱ステーションに割り出し（多
くの場合、間欠的に割り出す）、そこで、ウエブを成型
温度にし、その後、これを成型ステーシレョンに割り出
し、バキューム手段または圧力空気によって加熱された
プラスチックウエブを１つまたはそれ以上の成型ダイス
に引き込むか、または押し込み、これによってウエブを
望ましい形状、普通はカップ状の形状に成型する形式の
機械の一般的名称である。

成型ステーションで成型するとき、ウエブは普通は各成
型ダイスの外周のまわりに連続的にクランプされる。成
型ダイスは後退可能に取り付けられており、ウエブの望
ましい成型がなされると、ダイスが後退し、成型された
ウエブを充填ステーションに進行させ、予め設定された
量の物質を各カップ状の成型部分に充填することができ
る。

前述した第１ウエブの成型および充填と同時に、第２ウ
エブが上側位置に配置され、第２ウエブは整合状態が要
求されない連続パターンをもってプリントされている
か、または底面ウエブの成型部分と正確に整合させ、単
一のパターンまたはデザインが各カップ上に配置される
ようにせねばならないデザインをもってプリントされて
いる。

種々のローラによって上側の第２ウエブが成型および充
填された下側のウエブと平行にそれに近接するよう配置
され、その後、上側のウエブが下側のウエブとプリント
整合された状態でシーリングステーションに割り出され
る。シーリングステーションにおいて、後退することが
できる加熱されたシーリングダイスが下側の成型および
充填されたウエブを上側のウエブにクランプおよびシー
ルし、その後、そのシーリングダイスが引き戻され、シ
ールされたパッケージが最終ステーションに割り出さ
れ、各パッケージが分離され、包装または積み込みステ
ーションに送られる。

一般に、これまでに知られているパッケージの成型充填
シール機械は大型であり、嵩張り、きわめて高価であ
る。たとえば、バター、マーガリンなどのプラスチック
カップの製造に広く使用されている機械は、およそ25f
t.の長さであり、40万〜50万ドル（U.S.）近いコストで
あり、しかも、分あたり5gのサイズの500個程度のカッ
プを製造することができるだけであった。

3.発明の目的 したがって、この発明の目的は、充填およびシールされ
たカップまたはその他のパッケージ構造を自動的に製造
する新規で改良された機械を提供することにある。

この発明の他の目的は、これまでに知られている機械よ
りもサイズがコンパクトで、パッケージ構造を効率的に
製造することができる充填およびシールされたカップま
たはその他のパッケージ構造を自動的に製造するための
新規で改良された機械を提供することにある。

この発明の他の目的は、これまでに知られている機械よ
りも著しく廉価に製造することができ、しかも、ほぼ同
一の製造能力をもつ充填およびシールされたカップまた
はその他のパッケージ構造を自動的に製造する新規で改
良された機械を提供することにある。

以下、この発明の実施例を説明する。

好ましい実施例の説明 第１図〜第16図を参照すると、この発明にかかる成型充
填シール機械の好ましい実施例が示されている。この機
械は米国特許第4493574号および同第4611715号明細書に
記載されている構造の４つのシールされたパッケージを
同時に成型、充填およびシールすることができる。

この実施例は前記特許明細書のパッケージを製造するた
めのものであるが、この発明はこのような用途に限定さ
れるものではない。しかしながら、この発明はこのよう
な用途に特に適しており、ここではその実施例を説明す
る。

この発明は、４つのパッケージを同時に製造することに
限定されるものではなく、それ以上またはそれ以下のパ
ッケージを同時に製造することも容易である。さらに、
この発明は特定のサイズのパッケージを製造することに
限定されるものではないが、特に数ｇから4oz.程度の物
質を含む比較的小さいパッケージの製造に適している。

図面を参照すると、熱成型することができる底面プラス
チックウエブが間欠的に加熱ステーションに割り出さ
れ、成型温度をもち、その後、そのプラスチックウエブ
が１つまたはそれ以上の雌成型ダイスを有する成型ステ
ーションに割り出されるのは明らかである。

一対のピンチェーンによって底面ウエブが種々のステー
ションに搬送され（割り出され）、ピンチェーンはその
全長にわたって一連の鋭いピンを取り付けたローラチェ
ーンからなる、底面ウエブの両側の耳（エッジ）におい
て、突き刺しドラムによって底面ウエブがピン上に配置
され、ピンが底面ウエブに突き刺さる。ローラチェーン
上に取り付けられたクランピングクリップなどの底面ウ
エブを把持する他の手段を使用してもよいが、これは高
価であり、ウエブを堅固に把持することができる簡単な
ピンの利点を保つことはできない。

成型ステーションにおいて、雌ダイスの非常に小さい孔
と連通するバキューム手段によって加熱されたプラスチ
ックウエブが雌ダイスに引き込まれるが、これに代えて
空気圧力をウエブの上方から加え、加熱されたウエブを
ダイスに押し込むようにしてもよい。空気圧力およびバ
キューム手段を組み合わせてもよい。

成型のとき、ウエブは普通は各雌ダイスの外周のまわり
に連続的にクランプされる。空気または液体冷却剤によ
って雌ダイスは冷却された状態に保たれる。望まれたと
き、成型した後、このクランピング機構によって予成型
プラグを加熱されたプラスチックに押し込み、ウエブの
厚さを制御することもできる。たとえば、そのプラグを
加熱または冷却してもよく、これを広い範囲の作用およ
び効果が得られるアルミニウムからテフロン、プラスチ
ックまでの種々の材料で成型してもよい。

成型ダイスおよびクランピング機構は後退可能に取り付
けられており、底面ウエブにカップ状のポケットが成型
されると、ダイスが下方向に後退し、クランピング機構
が上昇し、成型されたウエブを充填ステーションに進行
させることができ、充填機構が予め設定された量の物質
を各カップ状のポケットに送り、充填する。

底面ウエブの成型および充填と同時に上側のウエブが使
用される。上側のウエブは整合状態が要求されない連続
パターンをもってプリントされているか、または底面ウ
エブと正確に整合させ、全体のパターンまたはデザイン
が製造された各パッケージに配置されるようにせねばな
らないデザインをもってプリントされている。後述する
ように、熱成型することができる上側のプラスチックウ
エブが使用されるとき、この実施例はこのようなプリン
トの位置が整合されるものを製造することができるが、
連続パターンのデザインのものも同様である。ディファ
レンシャル駆動ローラおよびコンスタント駆動ローラに
よって上側のウエブが成型および充填された底面ウエブ
と平行にこれに近接するように配置される。その後、底
面ウエブと同時に、上側のウエブがプリントが位置合わ
せされた状態でシーリングステーションに割り出され
る。このシーリングステーションにおいて、加熱された
シーリングダイスおよびクランプ機構によって下側の成
型および充填されたウエブが上側のウエブにシールさ
れ、加熱されたシーリングダイスを後退させ、引き戻
し、シールされたパッケージを他のステーションに割り
出すことができる。

各パッケージを分離させるため、鋭いタングステン、カ
ーバイドブレードからなる長さ方向切断手段がパッケー
ジをピンチェーンからスリットするとともに、パッケー
ジ間を長さ方向にスリットする。ピンチェーンの他に、
１組の上側および下側の駆動引込ローラが取り付けられ
ており、ウエブがスリッティングブレードに沿って引っ
張られる。その後、パッケージが最終ステーションに割
り出され、ギロチン形式のナイフブレードによってその
パッケージが横方向に切断される。長さ方向および横方
向にスリットした後、パッケージの丸いコーナーまたは
斜めのコーナーを形式するため、上側および下側のウエ
ブがシールされた後、第１スリッティング動作がなされ
る直前の位置にダイスパンチングステーションが配置さ
れていることが好ましい。これに代えて、下側エブを穿
孔することが望まれるとき、パンチダイスをそれよりも
前のステーションに配置することができ、これは成型ス
テーションの前方であってもよく、後方であってもよい
が、充填ステーションの前方である必要がある。

前述したおよそ25ft.の長さの市販されている機械と比
較すると、この実施例の機械は60″（5ft.）程度の長さ
に構成され、しかも、同様のまたは幾らか高い出力をも
ち、前述した機械の価格の半分よりも小さい価格で製造
および販売することができる。

この発明の機械の著しく小さいサイズおよび効率的作用
を得ることができる要因をなす特徴および理由は、従来
の機械に基礎物理学的概念、すなわち慣性の法則、MV²
（質量×速度の自乗）が織り込まれるということにあ
る。前述した従来の機械はサイクルあたり30個のカップ
を５×６の配列をもって製造し、この機械は10×２の配
列をもち、サイクルあたり20個のカップを製造する。サ
イクルの速度にとって重要であるのは、V²のファクタ
（速度の自乗）である。分あたり30〜40サイクルで10×
２の配列をもって２×1 1/4＝2 1/2″（サイクルあたり
2 1/2インチ）走行させるのは、サイクルあたり7 1/2″
移動させるよりもきわめて容易である。

（7 1/2）^２＝56.25 （2 1/2）^２＝6.25 7 1/2″の割出動作の加速および減速力は、2 1/2″の割
出動作のそれの９倍よりも大きいのは明らかである。動
力入力が大きいほど構造が大型化され、大きいブレーキ
力が要求され、これは作用の非効率の要因をなす。

サイクルの移動時間の部分が全体のサイクルの33％であ
るとすると、 1/3×９＝３ したがって、機械全体において、この位相だけの機械効
率は3:1である。30個のカップが製造される効率の３倍
の効率で20個のカップが製造されるとすると、事実上、
大きい機械によって30個のカップが製造される毎に小さ
い機械で60個のカップが製造される。この機械全体の節
減に加え、そのサイズおよびコストを著しく軽減するこ
とができるのは明らかである（少くとも50％）。

この実施例では、パッケージのサイズ、引き込み深さ、
望ましい密封性などによって底面形成ウエブの厚さが４
〜８ミルの範囲で変更される。ウエブを製造することが
できる材料はポリスチレン、ポリプロピレン、ポリビニ
ルクロライドまたはポリエステルから多層共押出体まで
の種々の材料であってもよい。このウエブがピン突き刺
しローラの上方に通され、機械が割出操作されたとき、
この底面形状ウエブがその両方のエッジに沿って２つの
割出ピンチェーン上に導かれ、突き刺さる。そして、割
出駆動装置および図面の新規な強制チェーン駆動システ
ムによってチェーンが前方向に的確なインクリメントを
もって割り出される。

底面形成ウエブはまず輻射または接触式加熱ステーショ
ンに割り出され、成型温度まで加熱される。その後、そ
れが成型ステーションに送られ、クランプされ、必要で
あるとき、または望ましいとき、底面形成ウエブにプラ
グが押し込まれ、供給圧力またはバキューム処理または
その両方が加熱されたウエブに施され、これが冷却され
た雌ダイスに押し込まれ、望ましい成型が達成される。
その後、成型されたウエブが充填ステーションに割り出
され、流動物質が成型された空所に充填される。

第９図〜第10図から明らかなように、底面ウエブが成型
され、充填される間、一対の引張ローラによって頂面ウ
エブが引き込まれ、これと同時に、下側のウエブを割り
出す同一の駆動手段によって頂面ウエブが割り出され
る。上側のウエブは供給ロールから引き出され、剛性に
ローラを通り、剛性ローラは供給ロールと対面してお
り、その位置に一連の非常に鋭い剛性ブレードが設けら
れ、剛性ブレードはマイクロメータで制御される部材に
個別に取り付けられている。このブレードの目的は厚い
頂面プラスチックウエブを切り込み、折目線を生じさせ
ることにある。

前述した対の引き込みローラがディファレンシャル駆動
システムを介してメイン駆動手段に連結されており、光
電セルが頂面ウエブのプリントされた個所を読み取り、
そのプリントが整合されているがどうか指示し、ディフ
ァレンシャル駆動システムは光電セルの信号に応答し、
プリントされた頂面ウエブの移動量を減少または増大さ
せる。上側の駆動ローラは頂面ウエブをロールから引き
出し、折目線形成ブレードに通し、これを第２引き込み
ローラシステムまで下方向に送ることができるよう配置
されており、第２引き込みローラシステムはおよそ12イ
ンチ下側の位置に配置されていることが好ましい。

２つの引き込みローラシステム間のギャップに輻射ヒー
タおよび水平列のダイヤモンド形状の接触ヒータが配置
されており、各ダイヤモンドヒータの中心線は折目線と
同一線上にあり、その１割出距離だけ下流に水平列のダ
イヤモンド形状のパンチおよびダイスが設けられてい
る。２組の引き込みローラによってウエブが割り出され
るとき、的確に予め設定された温度をもつダイヤモンド
ヒータが頂面ウエブに圧縮され、上側のウエブに一連の
水平方向のダイヤモンド形状の成型可能領域が生じる。
次の割出動作において、ピラミッド形状のパンチがその
成型可能ダイヤモンド領域を雌ダイスに押し込み、小さ
いピラミッド形状の成型部分の水平線を生じさせ、折目
線はその中心を通る。下側引き込みローラシステムは安
全領域をもち、隆起したピラミッド突起をその領域に通
すことができ、ピラミッド突起は押しつぶされない。頂
面ウエブが下側の引き込みローラシステムを通るとき、
頂面ウエブが下側のローラのまわりに搬送され、下側の
ウエブの上方で水平方向に進行し、そのピラミッドは底
面ウエブのカップ状のポケットと整合される。

その後、頂面および底面ウエブが加熱された下側のシー
リングダイスを有するシーリングステーションに割り出
され、下側のシーリングダイスが垂直方向に移動し、下
側のウエブを上側のウエブに圧縮する。下側のウエブシ
ーリングダイスが上昇すると、上側の圧力パッドが下降
し、２つのパッド間で両方のウエブが圧縮され、加熱さ
れ、シールされ、下側のシールダイスが後退し、成型、
充填およびシールされた応力集中パッケージをパンチス
テーションに進行させることができる。

パンチステーションにおいて、一連の剛性スチールパン
チおよびダイスが各パッケージのコーナーの位置でウエ
ブに星形状の孔を穿孔し、パッケージのコーナーの縁取
りがなされ、丸いコーナーが生じる。そして、適当なバ
キューム手段によって星形状の切り取られた部分が取り
除かれる。

次のステーションにおいて、第13図および第15図に示さ
れているように、タングステンカーバイドからなる一連
の剛性の鋭いブレードがパッケージを長い帯にスリット
し、上側および下側の補助ローラおよびピンチェーンに
よってパッケージの帯がブレードから引っ張られる。

最後の割出動作において、一連の剛性の鋭いブレード
（タングステンカーバイド）を含む横方向バーがパッケ
ージの帯を切断し、一連の個別の完成したシールされた
パッケージが得られる。各ピンチェーンにプラスチック
の薄い帯が残り、空気モータによって駆動されるリール
にこれが巻き取られるか、またはローラに引き込まれ、
細断される。ピンチェーンが静止しているとき、空気モ
ータはスリップする。

前述した機械は著しい融通性をもち、サイズが小さく、
経済的であり、高い精度の構造であるという多くの他の
特徴を有する。

この機械については、アレン ブラッドリー カンパニ
ィで製造されている小さいコンピュータからなる市販の
プログラムコントローラによってこれを完全に制御する
ことができる。それは基本的には空気機械であり、プロ
グラムコントローラによって空気圧バルブ、空気圧力な
どを制御し、これによって種々の動作およびタイミング
調節を達成することができる。

応力集中部分上に的確な深さの切り込み（折目線）を施
し、マイクロメータコントローラに取り付けられる鋭い
剛性のブレードを除去する他の方法として、制御された
加熱されたブレードによって応力集中部分を横切る位置
に折目線を刻むようにしてもよい。この折目線を刻む方
法は、他の機械ですでに使用されており、それ自体はこ
の発明とは直接関係はない。

この実施例の充填手段も新規であり、これはダイヤフラ
ムを有し、シリンダに緩く嵌め込まれたピストンによっ
てダイヤフラムが押し下げられ、シリンダはバーに取り
付けられており、ダイヤフラムを圧縮するエアピストン
によってバーが押し上げられ、押し下げられる。ダイヤ
フラムは充填バーに取り付けられるか、またはクランプ
され、ダイヤフラム毎に充填バーにエアシリンダが取り
付けられている。

充填バーにその全幅にわたって比較的大きい孔が設けら
れている。ケチャップの場合、その孔はおよそ１″の直
径である。１つの孔は物質出口ポートであり、物質は圧
力をもってそれに送られる。ダイヤフラムに物質が完全
に充填されたとき、プログラムコンピュータによってバ
ルブが操作され、圧力が遮断される。その後、他の孔を
横切る回転バルブシャフトがおよそ30゜の角度をもって
回動し、その横方向に設けられた孔が出口ノズルおよび
充填バーに設けられた孔と整合する。次いで、ピストン
が伸縮し、充填されたダイヤフラムに押し付けられ、物
質が出口ノズルから押し出され、底面ウエブに形成され
たカップ状のポケットに押し込まれる。その後、ピスト
ンが後退し、ノズルにサクションが生じ、物質の滴下が
防止される。充填バーを横切るバルブシャフトの先端は
Ｏリングまたはそれと同様のものでシールされており、
物質の洩れが防止される。

充填装置全体を持ち上げ、その底端に特定の洗浄キャッ
プを配置し、洗浄水および洗浄剤を出口ホースに導き、
充填装置全体を洗浄することができるようにしてよい。

この発明には、種々の変形例が考えられる。

たとえば、頂面ウエブの応力集中突起を形成する頂面形
成システムによって米国特許第4493574号および同第461
1715号明細書に記載されている形状の突起を形成するこ
ともできる。前述した流動物質のための一体の充填装置
に代えて、市販されている充填装置のための開口ステー
ションを設け、ナットおよびボルトまたはキャンディか
ら機械部品、丸薬に至る他の固定物質を底面ウエブに形
成されたカップ状のポケットに落下させることもでき
る。

最後に、図示されている機械構造を設計変更し、第17図
に示されているもっとありふれたカップ状のパッケージ
構造を製造することも容易である。たとえば、異なった
ウエブのストック、異なった厚さの頂面および底面ウエ
ブ供給ロールを使用し、成型ダイスの形状を変更し、応
力集中部分形成手段を除去し、これによって第17図のカ
ップ状のパッケージ構造を容易に製造することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はパッケージの頂面に形成される応力集中突起を
横切ってのびる折目線を有するシールされたパッケージ
構造を製造することができるこの発明にかかる成型充填
シール機械の側面図、 第２図は底面ウエブのカップ状の空所を形成する底面ウ
エブ加熱およびバキュームおよび空気圧力提供手段を示
す拡大図、 第３図はピンチェーン駆動機構、雌成型ダイスおよび成
型および充填された底面ウエブのカップ状の形状を示
し、底面ウエブに同時に４つのパッケージが成型され、
各パッケージは二重カップ空所形状をもつことを示す第
１図の３−３線平面図、 第４図は底面ウエブの二重カップ状の形状を形成するた
めの雌成型ダイスおよびバキュムおよび空気圧力プラテ
ンを示す第１図の４−４線断面図、 第５図は一定量の流動物質を底面ウエブに形成された各
カップ状の空所に充填する充填機構の断面図、 第６図は充填バーの物質入口ポートを示す第５図の６−
６線断面図、 第７図は充填バーの物質出口ポートを示す第５図の７−
７線断面図、 第８図は第１図の底面ウエブ供給源、折目線切り込みナ
イフおよびナイフの切り込み深さを設定するためのマイ
クロメータ調節手段を示す拡大図、 第９図はシールされた各パッケージの折目線を同時に形
成する４つの切り込みナイフを示す第８図の９−９線底
面図、 第10図は頂面ウエブを応力集中加熱および成型手段に通
し、成型および充填された底面ウエブのカップ状の空所
に引き込み、整合させるディファレンシャルおよびコン
スタント駆動ローラを示し、頂面および底面ヒートシー
ルユニットが頂面ウエブを底面ウエブにシールし、パン
チダイスが各パッケージのコーナーの位置でウエブを穿
孔し、光電アイが頂面および底面ウエブの整合状態を走
査し、整合誤差を修正するための信号をディファレンシ
ャル駆動ローラ制御手段に伝達することを示す拡大図、 第11図は応力集中部分形成ダイスを示す第10図の11−11
線破断図、 第12図は頂面ウエブに形成されたパンチ開口、応力集中
部の位置および折目線を示す第10図の12−12線拡大図、 第13図は各パッケージを分離させる長さ方向および横方
向カッタ、完成したパッケージを収容するための傾斜路
および取り除かれた縁の巻取ロールを示す第１図の割出
駆動手段の断面図、 第14図はシールされた各パッケージを分離させるための
横方向切断ブレードを示す第13図の14−14線端面図、 第15図は第13図の15−15線平面図、 第16図は第１図〜第15図の機械によって製造された完成
したパッケージの斜視図、 第17図は第１図〜第15図の機械の他の実施例によって製
造される第16図のパッケージ構造の他の実施例の斜視図
である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】予め設定された数の充填およびシールされ
   た完成パッケージを自動的に同時に製造する機械であっ
   て、 メインシャフト部材を駆動するための気圧で駆動される
   調節可能な割出駆動手段と、 前記メインシャフトに取り付けられ、一対のウエブ搬送
   ローラチェーンと係合し、前記メインシャフトの動作に
   応答し、前記ローラチェーンを間欠的に進行および停止
   させるスプロケット手段とを備え、 前記ウエブ搬送ローラチェーンは一連の直立するピン部
   材を有し、さらに、 前記ローラチェーンによって駆動される回転突き刺しシ
   リンダ手段と、 熱成型することができる底面ウエブを供給ロールから前
   記突き刺しシリンダに搬送するローラ手段とを備え、 前記突き刺しシリンダは前記底面ウエブの両サイドエッ
   ジを前記ローラチェーンのピン部材上に導びき、突き刺
   し、さらに、 前記底面ウエブが加熱され、熱成型される加熱ステーシ
   ョンに前記ウエブ材料を間欠的に割り出す手段と、 加熱されたウエブを成型ステーションに間欠的に割り出
   す手段とを備え、前記成型ステーションは、 前記底面ウエブに一連のカップ状のポケットを成型する
   後退することができる成型ダイス手段を含み、さらに、 成型された底面ウエブを充填ステーションに間欠的に割
   り出す手段を備え、前記充填ステーションは前記充填ス
   テーションに供給される同一量の物質を前記各カップ状
   のポケットに充填する手段を含み、さらに、 熱成型することができる頂面ウエブ材料を前記底面ウエ
   ブの間欠移動、成型および充填と時間シーケンスをもっ
   て同時に進行させる駆動ローラ手段を備え、 前記カップ状のポケットに充填された後、前記頂面ウエ
   ブ駆動ローラ手段が前記頂面ウエブを前記底面ウエブと
   実質上平行に近接するように搬送し、さらに、 前記底面ウエブおよび前記頂面ウエブをシーリングステ
   ーションに間欠的に割り出す手段を備え、前記シーリン
   グステーションは、 前記頂面および底面ウエブをヒートシールするための後
   退することができるヒートシールダイスおよびクランピ
   ング手段を有し、さらに、 シールされた頂面および底面ウエブをパンチステーショ
   ンに間欠的に割り出す手段を備え、前記パンチステーシ
   ョンは成型される各パッケージのコーナーの位置でシー
   ルされたウエブに丸い開口部を穿孔する一連のパンチダ
   イスを有し、さらに、 シールされた頂面および底面ウエブを長さ方向切断ステ
   ーションに間欠的に割り出し、引き出す手段を備え、前
   記長さ方向切断ステーションでナイフ手段が前記頂面お
   よび底面ウエブを前記カップ状のポケットの第１方向両
   側で前記底面ウエブのピン係合エッジ部分に近接した位
   置でスリットし、さらに、 前記頂面および底面ウエブを前記カップ状のポケットの
   第２方向両側でスリットし、これによって完成パッケー
   ジを互いに分離させる横方向切断手段と、 完成パッケージを前記機械から搬送し、取り出す手段
   と、 前記底面ウエブの縁を前記ローラチェーンピンから取り
   除く巻取ローラ手段とを備えたことを特徴とする機械。
2. 【請求項２】前記割出駆動手段を制御するソリッドステ
   ートプログラムコントローラ手段を有する第１請求項に
   記載の機械。
3. 【請求項３】前記成型手段は前記底面ウエブを雌成型ダ
   イスに引き込むバキューム手段、および前記ウエブを前
   記成型ダイスに同時に押し込む空気圧力手段を有する第
   １請求項に記載の機械。
4. 【請求項４】前記頂面ウエブ駆動ローラは、 ディファレンシャル駆動ローラと、 コンスタント割出駆動ローラを有し、さらに、 前記頂面ウエブに前記ウエブの厚さ方向に部分的にのび
   る折目線を設ける切り込み手段を有し、 前記ディファレンシャル駆動およびコンスタント割出ロ
   ーラが切り込まれた頂面ウエブを加熱手段および応力集
   中部分成型手段に通し、乾燥し、 前記応力集中部分成型手段は前記折目線で前記頂面ウエ
   ブに突起を成型し、これによって前記折目線を前記ウエ
   ブの面から変位させ、さらに、 前記頂面ウエブが前記底面ウエブに形成されたカップ状
   のポケットと整合していないことを検出する整合走査手
   段を備え、前記走査手段が制御信号を前記ディファレン
   シャル駆動手段に送り、不的確な整合状態を修正するよ
   うにした第１請求項に記載の機械。
5. 【請求項５】前記充填ステーションは流動物質を前記底
   面ウエブに形成されたカップ状のポケットに充填し、前
   記充填ステーションは、 充填バーを有し、この充填バーは、 前記底面ウエブに形成された各カップ状のポケットと整
   合するよう配置された一連の物質出口ポートを有し、 前記物質出口ポートは膨脹ダイヤフラム室と連通し、そ
   の連通状態を遮断するためのバルブ手段を含み、 前記各膨脹ダイヤフラム室と連通する物質出口ポート
   と、 物質を圧力をもって前記各室に導入する手段と、 前記各室が満たされたとき、前記物質の圧力を遮断する
   手段と、 物質が前記室に充填されたとき、前記各室と前記出口ポ
   ート間の連通状態を遮断する手段とを有し、さらに、 満たされたとき、前記ダイヤフラムを押し下げ、前記各
   室の物質を前記物質出口ポートから押し出すピストン手
   段を備えた第１請求項に記載の機械。