JPH05104543A - 光硬化樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置 - Google Patents
光硬化樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置Info
- Publication number
- JPH05104543A JPH05104543A JP29788691A JP29788691A JPH05104543A JP H05104543 A JPH05104543 A JP H05104543A JP 29788691 A JP29788691 A JP 29788691A JP 29788691 A JP29788691 A JP 29788691A JP H05104543 A JPH05104543 A JP H05104543A
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- JP
- Japan
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- visible light
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- setting resin
- curing
- metal halide
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- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高効率で安価な可視光硬化樹脂の硬化方法と光
源装置を提供する。 【構成】特定の波長域の可視光を照射することによって
硬化する光硬化樹脂用であって、前記波長域付近に輝線
を有する金属元素を添加、封入したメタルハライドラン
プ1からの可視光を照射する。
源装置を提供する。 【構成】特定の波長域の可視光を照射することによって
硬化する光硬化樹脂用であって、前記波長域付近に輝線
を有する金属元素を添加、封入したメタルハライドラン
プ1からの可視光を照射する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定波長域可視光硬化
樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置に関するも
のである。
樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、厚みのある透明材料の接着や深さ
を要求される接着など、従来のUV硬化型樹脂の使用が
困難な場所へ可視光硬化型樹脂の適用が始まっている。
このような樹脂の硬化用として使用されるランプとして
は、一般的なメタルハライドランプやハロゲンランプが
ある。
を要求される接着など、従来のUV硬化型樹脂の使用が
困難な場所へ可視光硬化型樹脂の適用が始まっている。
このような樹脂の硬化用として使用されるランプとして
は、一般的なメタルハライドランプやハロゲンランプが
ある。
【0003】しかしながら、これらのランプでは樹脂硬
化に不要なスペクトルも多量に含まれており、このため
投入電力に対する効率が低く樹脂硬化時間が長くかか
り、また発熱量が大きいため被照射試料の温度が上昇す
る等の欠点があった。
化に不要なスペクトルも多量に含まれており、このため
投入電力に対する効率が低く樹脂硬化時間が長くかか
り、また発熱量が大きいため被照射試料の温度が上昇す
る等の欠点があった。
【0004】図2は従来のランプの代表的なスペクトル
特性を示すグラフである。図2においてAはメタルハラ
イドランプの出射光、Bはハロゲンランプの出射光を示
す。また、図2の中に、可視光硬化樹脂の感応域の一例
を示す。
特性を示すグラフである。図2においてAはメタルハラ
イドランプの出射光、Bはハロゲンランプの出射光を示
す。また、図2の中に、可視光硬化樹脂の感応域の一例
を示す。
【0005】図2に示す通り、一般的なメタルハライド
ランプやハロゲンランプでは光硬化樹脂の感応域以外の
スペクトルが多量に含まれているため、投入電力に対す
る所要波長域の光エネルギーの放射効率が低く、また、
長波長側の熱線放射もあるため、発熱による被照射試料
の温度上昇の問題があり、場合により光学フィルターを
用いて所要の波長域のみを放射させる必要が生じ、高価
となる傾向があった。
ランプやハロゲンランプでは光硬化樹脂の感応域以外の
スペクトルが多量に含まれているため、投入電力に対す
る所要波長域の光エネルギーの放射効率が低く、また、
長波長側の熱線放射もあるため、発熱による被照射試料
の温度上昇の問題があり、場合により光学フィルターを
用いて所要の波長域のみを放射させる必要が生じ、高価
となる傾向があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の問題点
を解決しようとするものである。
を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定の波長域
の可視光を照射することによって硬化する光硬化樹脂用
であって、前記波長域付近に輝線を有する金属元素を添
加、封入したメタルハライドランプからの可視光を照射
することによる光硬化樹脂の硬化方法を提供するもので
ある。
の可視光を照射することによって硬化する光硬化樹脂用
であって、前記波長域付近に輝線を有する金属元素を添
加、封入したメタルハライドランプからの可視光を照射
することによる光硬化樹脂の硬化方法を提供するもので
ある。
【0008】また本発明は、前述の課題を解決するため
になされたものであり、特定の波長域の可視光を照射す
ることによって硬化する光硬化樹脂用であって、前記波
長域付近に輝線を有する金属元素を添加、封入したメタ
ルハライドランプを使用することを特徴とする光硬化樹
脂用光源装置を提供するものである。
になされたものであり、特定の波長域の可視光を照射す
ることによって硬化する光硬化樹脂用であって、前記波
長域付近に輝線を有する金属元素を添加、封入したメタ
ルハライドランプを使用することを特徴とする光硬化樹
脂用光源装置を提供するものである。
【0009】以下、本発明を実施例を用いて説明する。
図1に本発明に使用する波長が400〜500nmの短
波長の可視光域に感応域を有する光硬化樹脂用硬化装置
に使用するために、ベースとなる水銀に対して金属元素
としてインジウムをメインに添加、封入した短波長可視
光メタルハライドランプのスペクトル特性を示す。
図1に本発明に使用する波長が400〜500nmの短
波長の可視光域に感応域を有する光硬化樹脂用硬化装置
に使用するために、ベースとなる水銀に対して金属元素
としてインジウムをメインに添加、封入した短波長可視
光メタルハライドランプのスペクトル特性を示す。
【0010】このランプの放射スペクトルは、樹脂硬化
に必要な波長域にほとんど集中している。このランプか
らの可視光を樹脂に照射することは、本発明の光硬化樹
脂の硬化方法の1実施例である。
に必要な波長域にほとんど集中している。このランプか
らの可視光を樹脂に照射することは、本発明の光硬化樹
脂の硬化方法の1実施例である。
【0011】このランプに、放物面や拡散型など、適当
なリフレクターを組み合わせてライン用または据え置き
型の面照射光源装置を構成する。図3(a)、(b)に
構成例を示す。図において1は短波長可視光メタルハラ
イドランプ、2はリフレクター、3は照射装置本体、4
はライン用コンベアーである。また、本ランプに使用し
た封入ガスを、ショートアークメタルハライドランプに
適用し、光ファイバー型照射装置を構成することもでき
ることは言うまでもない。
なリフレクターを組み合わせてライン用または据え置き
型の面照射光源装置を構成する。図3(a)、(b)に
構成例を示す。図において1は短波長可視光メタルハラ
イドランプ、2はリフレクター、3は照射装置本体、4
はライン用コンベアーである。また、本ランプに使用し
た封入ガスを、ショートアークメタルハライドランプに
適用し、光ファイバー型照射装置を構成することもでき
ることは言うまでもない。
【0012】図4に光ファイバー型照射装置の構成例を
示す。図において5は楕円型リフレクター、6は光ファ
イバー、7は短波長可視光ショートアークメタルハライ
ドランプである。また、上述の例以外にも、他の金属元
素、例えばナトリウムを封入し他の可視光硬化樹脂の感
応域に合わせてランプの放射スペクトルを変更すること
が可能であることは言うまでもない。
示す。図において5は楕円型リフレクター、6は光ファ
イバー、7は短波長可視光ショートアークメタルハライ
ドランプである。また、上述の例以外にも、他の金属元
素、例えばナトリウムを封入し他の可視光硬化樹脂の感
応域に合わせてランプの放射スペクトルを変更すること
が可能であることは言うまでもない。
【0013】表1に本発明による前述の短波長可視光メ
タルハライドランプを使用した光源装置と、ハロゲンラ
ンプを使用した光源装置との特性比較表を示す。
タルハライドランプを使用した光源装置と、ハロゲンラ
ンプを使用した光源装置との特性比較表を示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明により、投入電力に対する所要波
長域の光エネルギー照射効率が極めて高くなり、樹脂硬
化に要する時間も短縮される。また、長波長側の照射ス
ペクトルがほとんどないため、発熱による試料の温度上
昇が極めて少なくできる。さらに、特別な光学フィルタ
ーを用いる必要もなく、高効率で安価な短波長可視光硬
化樹脂用光源装置を提供することが可能となる。
長域の光エネルギー照射効率が極めて高くなり、樹脂硬
化に要する時間も短縮される。また、長波長側の照射ス
ペクトルがほとんどないため、発熱による試料の温度上
昇が極めて少なくできる。さらに、特別な光学フィルタ
ーを用いる必要もなく、高効率で安価な短波長可視光硬
化樹脂用光源装置を提供することが可能となる。
【図1】本発明の短波長可視光メタルハライドランプの
スペクトル特性図
スペクトル特性図
【図2】従来装置用の一般的なランプのスペクトル特性
図
図
【図3】(a)本発明の装置構成例の正面図、(b)本
発明の装置構成例の側面図
発明の装置構成例の側面図
【図4】本発明の別の装置構成例の概観図
A メタルハライドランプの特性曲線 B ハロゲンランプの特性曲線 1 本発明の短波長可視光メタルハライドランプ 2 リフレクター 3 照射装置本体 4 ライン用コンベアー 5 楕円型リフレクター 6 光ファイバー 7 本発明の短波長可視光ショートアークメタルハライ
ドランプ
ドランプ
Claims (3)
- 【請求項1】特定の波長域の可視光を照射することによ
って硬化する光硬化樹脂用であって、前記波長域付近に
輝線を有する金属元素を添加、封入したメタルハライド
ランプからの可視光を照射することによる光硬化樹脂の
硬化方法。 - 【請求項2】特定の波長域の可視光を照射することによ
って硬化する光硬化樹脂用であって、前記波長域付近に
輝線を有する金属元素を添加、封入したメタルハライド
ランプを使用することを特徴とする光硬化樹脂用光源装
置。 - 【請求項3】前記金属元素がインジウムであることを特
徴とする請求項1記載の光硬化樹脂用の硬化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29788691A JPH05104543A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 光硬化樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29788691A JPH05104543A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 光硬化樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104543A true JPH05104543A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17852385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29788691A Withdrawn JPH05104543A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 光硬化樹脂の硬化方法および光硬化樹脂用光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104543A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003037530A1 (fr) * | 2001-11-02 | 2003-05-08 | Insight High Technology Co., Ltd. | Utilisation d'une lampe a halogenures de metal dans le durcissement de compositions photodurcissables |
JP6108257B1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-04-05 | ホロニクス・インターナショナル株式会社 | 樹脂硬化用光源装置 |
WO2017203727A1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | ホロニクス・インターナショナル株式会社 | 樹脂硬化用光源装置 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP29788691A patent/JPH05104543A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003037530A1 (fr) * | 2001-11-02 | 2003-05-08 | Insight High Technology Co., Ltd. | Utilisation d'une lampe a halogenures de metal dans le durcissement de compositions photodurcissables |
JP6108257B1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-04-05 | ホロニクス・インターナショナル株式会社 | 樹脂硬化用光源装置 |
WO2017203727A1 (ja) * | 2016-05-26 | 2017-11-30 | ホロニクス・インターナショナル株式会社 | 樹脂硬化用光源装置 |
US10406725B2 (en) | 2016-05-26 | 2019-09-10 | Holonix International Co., Ltd. | Light source apparatus for resin curing |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |