JPH05104035A - 液体噴霧装置 - Google Patents
液体噴霧装置Info
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- JPH05104035A JPH05104035A JP4093934A JP9393492A JPH05104035A JP H05104035 A JPH05104035 A JP H05104035A JP 4093934 A JP4093934 A JP 4093934A JP 9393492 A JP9393492 A JP 9393492A JP H05104035 A JPH05104035 A JP H05104035A
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- B05B5/1608—Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 液体が噴霧ヘッドから液糸(リガメント;l
igamemt)の状態で初期投射され、クーロン力の
影響下に小滴に破壊されて霧状に噴霧される液体の静電
噴霧装置を提供する。 【構成】 比較的低い抵抗率の液体が、印加電界の影響
下に、ノズルとその周囲状況(例えば接地電位)との間
の作用により噴霧状態に変形成される。液体はノズルか
ら液糸として発せられ、ノズルオリフィス14の直径よ
りも小さい直径のくびれ形成を受け、これにより、オリ
ィス直径以下の体積中心値直径の小滴を生成する。
igamemt)の状態で初期投射され、クーロン力の
影響下に小滴に破壊されて霧状に噴霧される液体の静電
噴霧装置を提供する。 【構成】 比較的低い抵抗率の液体が、印加電界の影響
下に、ノズルとその周囲状況(例えば接地電位)との間
の作用により噴霧状態に変形成される。液体はノズルか
ら液糸として発せられ、ノズルオリフィス14の直径よ
りも小さい直径のくびれ形成を受け、これにより、オリ
ィス直径以下の体積中心値直径の小滴を生成する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体が噴霧ヘッドから
液糸(リガメント;ligamemt)の状態で初期投
射され、クーロン力の影響下に小滴に破壊されて霧状に
噴霧される液体の静電噴霧装置に関するものである。こ
の種の静電噴霧装置はよく知られており、例えば、先行
技術の英国特許第1569707号に記載されている。 【0002】 【従来の技術】従来の液糸モードの噴霧装置において、
液体抵抗率が真に重要であること、および、霧状化を充
分に確実なものとし、比較的に低い抵抗率を有している
水および他の液体は、抵抗率が1×107Ωcm以下に
減少された際の液糸モードでの使用のためには更に不適
当となることは広く認識されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これに限定されない
が、本発明は、特に、水,アルコール,および、防臭
剤,汗止め剤,香水,ヘアースプレーなどの個人用ケア
製品に普通に使用されるアルコール/水をベースとする
液体などの比較的に低い抵抗率の液体の噴霧装置に関す
るのものであり、過去においてエアゾール製品として市
場に出された多くのそのような製品は、発射剤が使用さ
れ、展型的には直径50ミクロン以下の微細な小滴にす
る液体の霧状化がなされる。 【0004】しかしながら、現在の知覚されつつある環
境問題は、エアゾールにおいて従来に使用されていた発
射剤に関心が向けられているので、個人用ケア液体を調
剤する別の方法に注目が向けられている。静電噴霧は、
1つの別のアプローチを提示する。しかし、ここで分配
されるべき成分は、水,および/またはアルコール搬送
媒体(または他の比較的抵抗率の低い液体)と組合され
るものであり、現在の見識では、実際の流率(展型的に
は数cc/min)については、そのような搬送媒体
は、そのエアゾール噴霧で得られるものと比較できる大
きさの範囲の小滴として生成物を分配することはできな
い。 【0005】欧州特許第152446号は、水性液体の
静電噴霧装置を開示し、それを説明しているが、次のよ
うな理由により完全には理解されていない。すなわち、
多くの目的のため、不所望な低い流率で、水系統の満足
な霧状化がなされているのみであり、水性液体による液
糸形成がなされていない。欧州特許第152446号
は、直径400ミクロンの狭い金属管から成る噴霧ヘッ
ドの近傍におけるコロナ放電針状電極組立部の使用と、
その電極組立部が現出する液体に対し対称に配置されて
おり、液体を衝撃して、液体が安定した液糸形状となる
ようなイオンを生成するような構成とを目的としてい
る。説明されている実施例では、10〜50ミクロンの
体積中心値直径を有する小滴を生成することが述べられ
ている。個人用ケア製品および家庭内使用のための同様
製品のためには、美的見地から、および、静電電圧ショ
ックの危険性の点から、その双方で装置出口近傍におけ
る針状電極組立部の配設はあまり望まれない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の1つの課題によ
れば、約1×107Ωcmより低く、かつ約1×104
Ωcmより大きい抵抗率を有する液体の噴霧において使
用するための液糸モード静電噴霧装置であって、オリフ
ィスを有する噴霧ヘッド,該オリフィスを通して放射の
ための噴霧ヘッドに前記液体を供給する手段,および、
噴霧ヘッドに供給する液体が優勢的に静電気力の影響下
にオリフィスから噴射される該噴霧ヘッドに高電位を印
加する手段から成り、オリフィスからの液体の出口速度
とオリフィス直近の電位勾配とが、結果として放射液体
のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よりも実質的に
小さい横断面寸法を有する液糸を形成する構成である液
糸モード静電噴霧装置が提供される。 【0007】本発明の第2の課題によれば、約1×10
7Ωcmより低く、かつ約1×104Ωcmより大きい
抵抗率を有する液体を静電噴霧するための方法であっ
て、噴霧ヘッドのオリフィスを通して放射のための噴霧
ヘッドに前記液体を供給し、噴霧ヘッドに供給される液
体が主として静電気力の影響下にオリフィスから噴射さ
れるように高電位を印加し、オリフィスからの液体の出
口速度とオリフィス直近の電位勾配とを制御して、結果
として放射液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法
よりも実質的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成す
る静電噴霧方法が提供される。 【0008】効果的には、液体の抵抗率は1×105乃
至5×104Ωcmの範囲内である。 【0009】本発明の他の課題によれば、オリフィスを
定める噴霧ヘッド,該オリフィスを通して放射のための
噴霧ヘッドに前記液体を供給する手段,および、噴霧ヘ
ッドに供給する液体が優勢的に静電気力の影響下にオリ
フィスから噴射される該噴霧ヘッドに高電位を印加する
手段から成る液体噴霧用液糸モード静電噴霧装置であっ
て、 約1×107Ωcmより低く、かつ約1×104
Ωcmより大きい抵抗率を有する液体の液糸性の噴霧
を、放射液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よ
りも実質的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成する
ようにして有効に行うために、(a)少なくともオリフ
ィスを定める噴霧ヘッド部品は電気的絶縁材料からな
り、(b)オリフィスの直径は350ミクロンを越え
ず、(c)オリフィスからの液体出口速度は0.30〜
2.7m/secの間である構成であることを特徴とす
る液糸モード静電噴霧装置が提供される。 【0010】本発明の更に別の課題によれば、約1×1
07Ωcmより低い抵抗率を有する液体を静電噴霧する
ための方法であって、350ミクロンを越えない大きさ
の直径を有し、当該噴霧ヘッドの電気的絶縁部分を形成
しているオリフィス,噴霧ヘッドのオリフィスを通して
放射のための噴霧ヘッドに前記液体を供給し、高電位を
印加して、噴霧ヘッドに供給される液体が優勢的に静電
気力の影響下にオリフィスから噴射されるようにし、オ
リフィスに対して供給される液体は、当該オリフィスか
らの液体の出口速度が0.30〜2.7m/secの間
であり、これにより、液糸がオリフィスの横断面寸法よ
りも実質的に小さい寸法となるくびれ形成を受ける方法
が提供される。 【作用】 【0011】ここで、噴霧されるべき液体は、適度に分
極化されるだけである。すなわち、当該液体は、水また
は水混合体よりも少ない分極性を有し、約1×106〜
1×107Ωcmの間の抵抗率を有しており、噴霧ヘッ
ドの幾何学的形状は、比較的鋭いアールを有する縁部お
よび/または公表角構造を有する。ここでの液体は水の
ような分極要素を含んでおり、1×106Ωcm以下の
抵抗率を有する。また、公知の噴霧ヘッドの幾何学的形
状を用いることが可能であるが、有効抵抗率(水の場
合、印加電圧に対して非線形となる)が減少すると、コ
ロナ放電の始まりが、液糸の実質的なくびれ形成が安定
するまでにオリフィス直近での利用可能な電位勾配を減
ずる傾向にある。しかし、後述するように非自明な工夫
により、オリフィスの直近の電位勾配を変形することに
より、約1×104Ωcmより下の抵抗率を有する液体
についても、液糸のくびれ形成を安定化することが可能
となる。 【0012】通常、液糸がジェットとして噴射される
と、小滴への流体破壊を受け、液糸が壊れ、ジェット直
径の約1.9倍の直径を有する小滴となる。本発明によ
れば、同様のものが一般に適用されると、液糸がくびれ
形成を受ける結果として、オリフィスから放射される単
一流体ジェットから得られるものよりも体積中心値直径
が実質的に小さい小滴が生成されることになる。好まし
くは、くびれ形成の程度は、生成される小滴がオリフィ
スの寸法よりも実質的に小さい体積中心値直径を有する
ようなものとなる。 【0013】ここで用いる用語「体積中心値直径」は5
0%の適粒の体積%がその直径よりも大きくなく、残り
の50%の適粒の体積がその直径よりも大きいものとし
て定義される。 【0014】好ましくは、体積中心値直径が150ミク
ロンを越えない構成とされ、更に好ましくは、100ミ
クロンを越えない構成とされる。 【0015】また、好ましくは、少なくともオリフィス
を定めている噴霧ヘッドの部品は、電気的絶縁材料から
なる。 【0016】発明者らは、意外にも、その後に上述のパ
ラメータを制御することにより、液体抵抗率が特定の範
囲内であることが提供されると、液体が流出するオリフ
ィスの寸法よりも小さい横断面直径を有する安定な液糸
として表われる液糸から「テェイラーコーン」に引かれ
る液体により特徴づけられる高抵抗率液体により呈示さ
れるものと同様の液糸形状を得ることが可能であること
に気付いた。このような方法においては、特定範囲の抵
抗率を有する液体の使用で得られる他の方法でのサイズ
より小さい小滴サイズを得ることが可能となる。 【0017】好ましくは、オリフィスの寸法は、400
ミクロンを越えず、更に好適には、350ミクロンを越
えない。そして、最も好適には、125ミクロンと25
0〜300ミクロンとの間である。 【0018】印加電圧は、負極性の電圧はコロナ放電を
増加させるようなので一般的には好ましくなく、好まし
くは正極性である。通常、印加電圧は少なくとも5kV
であり、展型的には10〜20kVの範囲である。しか
し、特に、上述の特定範囲の低位端に近い抵抗率を有す
る液体の場合には、20kVを越える場合もある。 【0019】オリフィスからの液体の流率は、好ましく
は、8cc/minまでであり、更に好ましくは1〜4
cc/minである。 【0020】オリフィスに給送される間の液体に加えら
れる圧力は、オリフィスでの適当な出口速度を得るため
に、一般には低い。与えられる圧力に対する出口速度は
粘性に依存するので、加圧は液体の粘性に依存する。水
およびアルコールのような液体に対しては、加圧は展型
的には0.5〜5psiの範囲であり、好ましくは1〜
3psiの範囲である。 【実施例】 【0021】本発明は装置に実施されるが、そこでは、
オリフィスからの液体の出力速度を決める印加圧が、ユ
ーザにより加えらる作力から引き出され、その場合の手
段として、ユーザにより加えられる作力とは関係なく、
液体の出力速度が以下の特定定義範囲内であるように、
ユーザにより加えられる作力を所定の圧力にまたは所定
範囲内の圧力に変換する手段が提供される。 【0022】本発明の一つの実施例においては、装置は
携帯使用に適切であり、装置のハウジング内のコンテナ
に貯蔵された液体に対して圧力を加える加圧手段の操作
を制御するユーザ操作可能部材を含む。コンテナは可撓
性壁で囲まれており、これにより、コンテナに対し圧縮
加圧により圧力は液体に対し加えられる。また、加圧手
段は、利便性よく、上記の可撓性壁コンテナに加圧する
ユーザ操作可能部材の操作により引き出される作用力を
経て、弾力的に変形され得る材料のパッドを含んでお
り、上記のパッドの特徴は作用力が所望範囲内の圧力に
変換されるようなものである。 【0023】一般的には、オリフィスから放射する液体
に対する出口速度(直線速度)は約2.7m/secを
越えず、約0.30(好ましくは0.35)m/see
以下とならい。また、好ましくは出口速度は2.1m/
secを越えず、好ましくは0.40m/sec以下と
ならない。実際的に、充分満足する噴霧を行うために必
要とされる現実的な出力速度は、噴霧される液体の本性
により、特に、液体がオリフィス周囲の直近のノズルの
表面を濡らす程度による。表面を濡らす傾向が大きい液
体は、低い湿り傾向の液体よりも通常より速い出力速度
が要求される。 【0024】更に詳細に説明すると、本発明は流体の静
電噴霧装置として実施される。この流体の静電噴霧装置
は、圧縮された状態に応じてその内容物の分配を操作で
きるタイプのコンテナを収容するハウジングと、噴霧さ
れる流体の噴霧用のノズルと、ノズルに対して流体を給
送するコンテナを圧縮する手段と、流体が荷電された噴
霧形態で装置から流出するように、流体に対して静電電
位を印加する高電圧手段とを備え、前記圧縮手段は、ユ
ーザ変位可能な部材と0.3〜2.7m/see(好ま
しくは0.4〜2.1m/sec)の範囲内の出口速度
で液体がノズルから放射される圧縮力に変位を変換する
非線形変換手段を備えており、ユーザ変位可能な部材
は、噴霧が有効となる変位の所定の操作範囲を有し、装
置構造では、変換手段が効果的にその操作範囲内の前記
部材の変位にかかわらず、上記出口速度範囲の出口速度
を得るための十分な圧縮力を生成するような装置構造と
される。 【0025】好まししくは、ノズルを通して給送される
液体は、大きな横断面の上流部と小さな横断面の下流部
を有を有する通路,上記下流部により定められるオリフ
ィスと、10:1よりも小さいアスペクト比(即ち直径
に対する長さ)、好ましくは5:1よりも小さいアスペ
クト比を有する下流部を経由して給送される。このよう
に、ノズルを通しての圧力低下は、比較的に小さく保つ
ことができ、におい袋のような可撓性壁コンテナから、
装置の操作でユーザにより加えられる作力から引出され
る圧力により、液体が分配される場合の環境では有利で
ある。 【0026】ここでは要求されることは、オリフィス近
傍の電位勾配の制御が、放電オリフィスを定めるノズル
構造の適当な形状によりなされることである。通常に先
端のあるノズルチップ、本発明で使用されるように低抵
抗率液体に関連して、非常に急勾配の電位勾配を減ずる
ことは、その他に液体ジェットからのコロナ放電を増大
させるる場合に、特に、約1×105Ωcmよりやや低
い抵抗率を有する液体においては、オリフィスから生成
されるその液体の液糸のくびれ形成を促進するための十
分な電位勾配を提供するためにオリフィス直近における
電位勾配を減衰することが重要である。このような減衰
は、ノズル寸法の適当な設計形状により、および/また
は電界調整電極により、または液体への印加電位と同極
性に帯電させるノズルオリフィスに近接して配設された
同等物手段により行なうことができる。このような同等
物手段は、例えば、カラー(つば;collar),シ
ュラウド,または実質的な電気的絶縁材料からなる他の
投射形状の態様となり、そのような配置により、その液
体に印加される電位と同極性を有する電位形成を展開し
て、結果として、必然的に当該装置の操作の間に生ずる
迷走コロナ放電から、その上に電荷蓄積を行うことにな
る。 【0027】ここでのカラー,シュラウド,または他の
投射形状は、オリフィスの近傍における電位勾配を減衰
させるために利用される。電位勾配は調整可能であり、
噴霧される液体の抵抗率に応じて最適化することが可能
となる。 【0028】静電噴霧装置のための公知のノズル設計形
状において、ノズルの寸法は、電界を強めるために放電
オリフィス直近において鋭い縁部または鋭いアールを有
する縁部が用いられる傾向にある。これに反して、特
に、低い抵抗率の液体が噴霧される場合、すわなち、1
×106Ωcmより低い抵抗率を有する液体が噴霧しな
ければならない場合、本発明で使用に適切なノズル設計
形状では、本発明の目的の電位勾配の減衰を行うために
は、効力を高める局部電界を避けるようにし、ノズルの
幾何学形状は、放電オリフィスに直くに近接している表
面が平らであるか、または、比較的に浅い曲率半径を有
し、オリフィスの平面に対して通常の平行面または対応
平面となる平面で拡張されるような鈍角形状またはブル
フエンド形状を有するものとなる。 【0029】適切なノズル設計形状は、ノズルの機何形
状をベースするか、または、カラー,シュラウド,また
は他の投射形状が用いられるが、オリフィスに対する電
位勾配を局部的にある程度に減衰させるようにする。す
なわち、噴霧するため重力場に対して垂直方向に装置が
向けられている場合、装置は、もし1m/secの出口
速度で125ミクロンの直径のオリフィスを通して放射
され、8×105Ωcm位の抵抗性を有する液体に、2
5kVを越す電圧印加の操作を行う場合、オリフィスの
直径の50%を越えない直径を有する液糸を生成するよ
うにする。 【0030】図1を参照すると、図は液体の液糸的な噴
霧を誘導する電界が生成されているタイプの静電噴霧装
置での使用設計の公知のノズル10を示している。ノズ
ルは、例えばプラスチック材料(例えば、ABS,ポリ
プロピレン,ポリエチレン,ポリビニルクロライド,ア
クリル,ポリカーボネイト,アセタルなど)のような電
気的絶縁材料から成る。ここで噴霧される液体は、高い
絶縁性を有し、ノズル材料の抵抗率は、抵抗が低いと、
ノズルに印加される高電圧の過度の減衰を避ける液体に
より現われる抵抗と並列的な抵抗として作用する。 【0031】展型的には10kV以上の高電圧が、ノズ
ルのチップ12にHTジェネレータ20により、液体自
体を通して、またはノズルオリフィスに対し貯蔵器21
から液体が給送される液体と接触しているノズルの内壁
内に埋められた導電体(図示せず)を通して印加され
る。従来においては、その目的がコロナ放電を最小化す
る際にノズルのチップと接地の間の電界を強めることあ
り、これは、ノズルの放電オリフィス14を定めるチッ
プ12における鋭いアールを有する縁部を提供すること
により、および公表角構造を有するノズルを設計するこ
とにより実現される。従来の設計ではノズルオリフィス
は展型的には約600ミクロンの直径である。 【0032】例えば2cc/minの流率を与えるため
比較的に低圧で適当な手段により、ノズルに液体は供給
される。これにより、十分な霧状とするに、液糸の破壊
により小滴に続く液体の液糸噴霧を誘導する電界の要因
を主として霧状とするに充分でない低圧で液体はノズル
チップ12に達する。 【0033】実際には、従来の液体の流率(すなわち、
少なくとも2cc/min)を用いるそのようなノズル
の効果的な作用は、ある種の水,アルコール,個人用ケ
ア製品で使用される普通の水/アルコールをベースとす
る液体などの低抵抗率液体を除いて噴霧する液体が少な
くとも1×107Ωcmの抵抗率を有することが要求さ
れる。これによりも低い抵抗率の液体は、液糸噴霧によ
り霧状化されるが、極端に低い流率、例えば、0.1c
c/minが使用されなければならない。低い抵抗率の
液体に対して公知のノズルを行うための試みがなされる
場合、抵抗率が約1×107Ωcm以下に減じられる際
には、噴霧は、荒めおよび微細の噴霧小滴の混合体から
なる多分散となり、ノズルからぱらぱら降り、また落下
する。抵抗率が更に減じられるにつれ、霧状化に利用可
能な電位勾配が全体として無効となる程度に液体自体か
らのコロナ放電が生ずるまで、噴霧は更にその品質が低
下する。 【0034】発明者らは、低い抵抗率の液体の有効な液
糸噴霧は、ある限度内で1×104Ωcm以上である
が、1×107Ωcm以下である抵抗率の液体に対して
は特に安定となることを気付いた。したがって、蒸留水
および低アルコール,エタノールおよびメタノールとの
有効な霧状化が可能となる。ノズル設計に関する従来の
見識に反して、本発明の1つの課題で利用する適切なノ
ズルでは、鋭いアールを有する縁部またた鋭角構造を用
いない。 【0035】図2を参照すると、低い抵抗率の液体の液
糸噴霧で利用されるノズル10aの一形状では、ノズル
の平面端部壁30内でオリフィス14aが形成される鈍
角形状またはブルフエンド形状を有するものとなる。し
たがって、オリフィス14aは、一般に平行面またはオ
リフィスの平面に対して対応の平面となる拡張表面(展
型的には直径8mm)に囲まれる。拡張表面は効力は、
オリフィス直近における電位勾配を減衰させることであ
る。 【0036】そのようなノズルが、例えば数cc/mi
nの従来の流率で供給される低い抵抗率の液体に対する
他の公知の液糸噴霧装置で利用される場合には、液糸形
状を誘導する電界が得られ、液糸が観察され、オリフィ
スの直径よりもやや小さい直径に対してオリフィスを越
えて短い距離でのくびれ形成されることが発見された。
この結果の液糸は、実質的には破壊されて、オリフィス
と同じ直径を有する液糸で得られるものより小さい中心
落下直径を有する小滴を形成した。 【0037】オリフィスに対する液体の流率は約1cc
/min以下に減少された場合、満足する液糸噴霧が停
止した。液体は単にノズルの端部表面を濡らし、ノズル
上の最下点からランダム過帯電された静電モードでぱら
ぱらと降り/落下した。流率が8cc/min越えて増
加された場合、高流率のため主として液体は液糸として
噴霧することが見い出され、くびれ形成のないことが観
察され、後続の破壊で形成された小滴は、オリフィスの
直径より1.9倍程度の大きいサイズとなった。 【0038】図3は、例えば、プラスチック材料から成
る絶縁ディスク32にノズル10bを適合させ、端部壁
30bを実質的に平らな一表面とすることにより、オリ
フィス14bを囲っている表面が、図2の実施例による
程度以上に大きく拡張される場合の変形を説明してい
る。図2のノズルに対し上で特定したものと同じ寸法値
を用い、直径30mmのディスク32を用いると、ノズ
ル14bは図2のものと同様な結果が得られることが発
見された。 【0039】図4は、ノズルが鈍角形状またはブルフエ
ンド形状を有する場合のノズル構造の更に別の変形を示
している。この場合の例は、ノズル10cの端部表面3
0cは、比較的大きな曲率半径を有する曲線形状を有
し、オリフィス直近での電位勾配を減衰させる効果を有
するオリフィス14cを囲む拡張表面を提供する。 【0040】図5は、ノズルオリフィス14を輪形で囲
っている補助投射カラーまたはシラウド40と共にノズ
ル10dが提供される場合の別の実施例を示している。
カラー34は、例えば、適当なプラスチック材料のよう
な電気的絶縁材料から成り、装置の操作の間に、必然的
にノズルから生ずる小コロナ放電の結果として、電荷を
蓄積する。これにより、ノズルチップで液体に印加され
る電圧と同極性の電位を形成する。カラー34での優勢
な電位は、オリフィス14dの直近における電位勾配を
減衰するためには有効となる。 【0041】図2に示されるノズル構造を用いる実験で
は、約2×105Ωcmの抵抗率を有する水は、1.1
5(0.39m/sec)および2.3cc/min
(0.78m/sec)の流率に対して、直径250ミ
クロンのオリフィスから充分な霧状化スプレーを生成す
ることが見出された。これらの流率に対しての体積中心
値直径は、30および45ミクロンのオーダを有してお
り、24kVのHTと、直径6mmmのノズルのブルフ
エンド面とが適用された。同様に、図3に示めされるノ
ズル構造を用いる場合には、1.15cc/min
(0.39m/sec),2.3cc/min(0.7
8m/sec),および5.72cc/min(1.9
4m/sec)の流率に対して滴粒の体積中心値直径3
5,50,および85ミクロンのオーダである場合に充
分な霧状化スプレーを生成された。この場合、直径25
0ミクロンのオリフィスと、直径6mmmのノズル端部
面と、直径30mmの包囲ディスク(32)と、約5.
35×105Ωcmの抵抗率を有する水を用いている。 【0042】図2および図3のノズルの間の注目すべき
差は、スプレーする間の電流消費であった。その場合、
拡張端部面(例えば図3に示すようなもの)を有するノ
ズル構造が、水のスプレーに用いられる際の図2のそれ
より実質的に少ない電流消費となる。 【0043】図6を参照すると、ここには、携帯使用お
よび液体を用いる個人ケア製品の分配での使用に適当な
装置に組込まれた図2に示されたタイプのノズルが示さ
れている。この装置においては、実際の成分が分散され
るか、水またはアルコールまたはその双方の組合せであ
る(そのような液体は約1×107Ωcmより低い抵抗
率を有する)搬送媒体に溶解されて分散される。この装
置は、取りはずし可能なキャップ52を含むハウジング
50から構成され、キャップ52はスナップ合せ,バイ
オネット(bayonet)合せ、ネジ山合せで嵌め合
せられる。ハウジング50およびキャップ52は、展型
的には絶縁性プラスチック材料から製造される。ハウジ
ング50は、分配される液体のコンテナ54の収容する
役目に供され、コンテナは、その内容物が使い尽くされ
場合に、キャップ50を取りはずしにより、取り替え可
能となっている。コンテナは多種の形状を用いることが
できる。この例では、コンテナは、液体が金属箔袋56
内に入れられ、袋56とコンテナ54の間の空間内に推
進流体による加圧される形態、いわゆる、バリヤパック
(barrier pack)の形態となる。推進流体
は常時にコンテナ内に保有されている。すなわち、分配
されるべき液体と共に放散されない。コンテナ54は、
バルブ組立部58により締め付けられ、バルブが開放さ
れる時に、バルブ部を介して袋の内容物が放散される。 【0044】バルブ58は、エアゾールコンテナで利用
されるタイプであり、その開栓および閉栓は、コンテナ
に対してバルブ軸方向の変位により有効となる。スプリ
ング手段は、その閉栓される位置に対してバルブにバイ
アスを与える。コンテナ54に向うバルブ58の変位
は、バルブを開き、バルブ組立部58に装着された電気
的絶縁材料のノズル10内の通路60に袋56の液体を
放散させる推進させるようにする。通路60はノズルオ
リフィスを形成し、また、展型的には2または3cc/
minの液体流率を制限するする狭い穴14で終端して
いる。このため、液体は本来的に液体を有効に霧状化す
るには不十分な非常に低い圧力で、ノズルオリフィスに
到達する。バルブ組立部58に給送される液体は流量制
限器として作用する浸漬管59を介して、要求される出
口速度と一致したさせるように所望限度内でノズルオリ
フィスに供給される液体の圧力を制限を助長する。ノズ
ルオリフィス14は、また、圧力を低下させるが、組立
を容易とするため、浸漬管59が大部分の圧力低下を与
えるように、オリファス通路14のアスペクト比(直径
に対する長さ)を小さく、例えば4:1より小さく守る
ことができる構成とする。 【0045】高電圧は、展型的には10〜25kVの位
のものが、バッテリ電源66から給電されているHTジ
ェネレータ64によりノズルオリフィスから放散の前に
液体に印加される。ジェネレータおよびバッテリ電源は
共にハウジング50内に収容されている。ジェネレータ
の高電圧出力は、金属性(または絶縁材料がバルブ組立
部に導通する導電材料のストリップを結合されてる場
合)のコンテナ54を介して、そして、バルブ組立部5
8を介して液体に印加される。ジェネレータのためのバ
ッテリ電源回路は、スプリング70により開位置をバイ
アスしているユーザ操作可能スイッチ68を含む。スイ
ッチは、スライド可能でハウジング内で開放を受けるス
リーブ72から成る。ユーザによるスイッチ58の押圧
は、ジェネレータを付勢する回路を閉じ、そして、更
に、ユーザを介しての接地戻りパスを提供し、枢軸点7
6についてのレバー74をロックして、コンテナ54を
キャップ52に向って変位させる。ノズル10はトレー
リングヘッド(trailing head)78を含
み、コンテナのその変位上で、キャップ52の内部端部
面に接する。そのため、コンテナの後続する変位が、バ
ルブ組立部の押圧して、ノズルオリフィスへの液体給供
が有効となる。なお、スプリング手段(バルブ58と連
係したスプリングにより、または図示しない個別スプリ
ングにより構成される)が、スイッチ68が解放された
場合に図示した位置に各種要素を戻すために組合せられ
ている。 【0046】ノズル10は、図2におけるように、鈍角
形状またはブルフ構成の端面を有しており、このため、
結果的にオリフィス直近の電位勾配を減衰し、液体の出
口速度に関連して、ジェネレータより発生された電界の
影響下にノズルから放射される液体の液糸のくびれ形成
を行う。その後、液糸が破壊され、オリフィス14の直
径よりもやや小さい体積中心値直径の滴粒を生成する。 【0047】図7を参照すると、ここには、ノズルへの
液体の分配を効果的に行う圧力がユーザの手で加えらる
作力から導出される場合の携帯型静電スプレー装置が示
されている。図示されるように、装置は、握り部82お
よび普通の筒型の本体部84を有するピストル型箱体の
形態をとる。本体部84は、使用時に液体が静電的にス
プレーされるノズル片88を装着した取り外し可能キャ
ップ86に嵌め合せられる。ノズル片88は、角張った
構造を有するように示されているが、上述したように、
鈍角形状またはブルフ端部面に構成されている。キャッ
プ86は、キャップ86の固定端壁140に近接した弾
力性泡パッド114と、可動駆動板142により運ばれ
て弾性変形可能な材料のパッド146との間の可撓性壁
の袋の形態の液体コンテナ130を収容する中空部90
の開放端を閉じる。なお、ここの可動駆動板142は、
中空部90内に滑動可能に装着され、本体部84内で滑
動可能なピストン91に結合されている。なお、スプリ
ング手段(図示せず)が、パッド146が圧縮されず、
また限界までには圧縮されない場合に、図示される位置
に対してのピストンのバイアスを与える。 【0048】ピストン91は、低電圧源から効果的に静
電スプレーを行うための適当な高電圧を作成するHTジ
ェネレータにより構成される。ジェネレータは、可撓性
リード94により袋130の出口166に接続される高
電圧出力極92を有する。低電圧源は、握り部82に収
容されているバッテリーパック96から構成される。こ
の回路に対する接地は、抵抗98およびユーザの手との
接触のため露出している接触部100を経由することで
提供される。 【0049】装置の操作は、枢軸点103で回転し、カ
ム部104を有する引き金部102により制御される。
引き金部102は、ピストン/ジェネレータ91の近接
端部を押圧力を伝える構成とされる。このため、引き金
部が押し込まれると、図7に示すようにピストンが左に
変位し、これにより、駆動板142が移動し、袋部分1
30を圧縮する。引き金部の動作の初期状態において
は、カム104が、端子92で袋部出口166に印加す
る高電圧を作成するジェネレータを能動化する回路を形
成するマイクロスイッチ106に閉じる構成となる。駆
動板142の初期変位は、袋部分に進行し、パッド14
6より堅くないパッド114を圧縮する。そして、袋部
出口166のノズル108が接触表面に対してノズル片
88内に押し進められ、その結果、ノズル108が出口
166に対し相対的に押し付けられる。これより、出力
部166のバルブを開く。したがって、駆動板142の
初期変位はバルブを効果的に開く操作となる。駆動板1
42の続く変位は袋部分を圧縮し、以下に述べるように
制御された比率での液体を分配を効果的に行う。 【0050】バルブ調節される出口166のノズル10
8を通して吐き出される液体は、ノズル片88のチップ
にまで延長している断面110および111で構成され
ている通路に入る。静電電位が端子92,リード94,
出口66および液体を経由して印加される。装置は1×
107Ωcmを越えない抵抗率を有する液体の液糸スプ
レーを効果的に行うようになる。したがって、前述のよ
うに、ノズル片88は設計される。 【0051】駆動板142の初期変位の間の袋部のバル
ブ調節出口における作用力は、袋部130のフランジ1
38を介して伝えられる。このフランジ実質的には堅固
であり、または少なくとも実質的に袋部の可撓性壁より
も堅固となっている。フランジ138は、図7に示すも
のより大きく、ある状況においては、フランジは袋部の
一方の壁、または第1の可撓性壁および実質的に堅固
な、または少なくとも当該可撓性壁より実質的に堅固な
第2の壁で作製されている袋部と実質的に同時に延長さ
れる。このとき、更に堅固な壁は、袋部のバルブ調節さ
れる出口に対しての駆動板142からの力の伝達に使わ
れる。 【0052】パッド114は、図7に示される位置に袋
部を押し戻す役割を果たすが、その作用はスプリングの
ある種の別の態様によって為されるようにしても良い。 【0053】パッド146を圧縮する効力を有する平板
140に向って平板142を移動させることにより、圧
縮負荷が袋部に加えられ、次に、袋部130の形状に従
うように変形され、平板142上に作用する力を袋部の
液体収容部に渡って実質的に均等に加えられる圧力に変
換することが理解されよう。 【0054】液体が袋部から放射されるように、バルブ
調節出力166が開かれると、パッド146の袋部接触
面が、後部が変化しするように、袋部の液体収容部分の
形状に連続して合致するようになる。袋部130に対す
る圧力は、袋部が満杯,ほぼ空状態,または中位の状態
であるか否かに関孫せず、また、引き金部102を介し
てのユーザにより印加される作力に関係せず、実質的に
定比率で分配される。この際には、パッド146(およ
びパッド114)を構成する材料は、袋部に加えらる圧
力が、パッド142が変形される程度に関係せずに、実
質的に一定値に維持されるようなものに選択される。 【0055】図8は、この目的のため、材料に要求され
る特性を概略的に示している。図8のグラフにおいて、
座標軸dはパッドがその本来的な厚さ寸法dnから変形
される度合を示しており、座標Pは、そのように変形の
結果として袋部が受ける圧力を示している。圧力を実質
的に一定比率で効果的に配分する適当な材料は、カーブ
の他の区間と比べて、dに対する圧力Pの変換率が減少
する区間Rを有する非線形カーブを呈する。 【0056】したがって、袋部が満杯の時に点dfで初
期圧縮されるようなパッドに対する前負荷により、およ
び、袋部の満杯状態および空状態に合せて形状を変化さ
せる際にバッドが受ける変形におれる縮少度に範囲Rが
少なくとも等しい材料を選択することにより、(前負荷
の設定時に平板142および140の間の相対間隙が一
定値に維持されると仮定して)袋部は、分配サイクルす
なわち満杯から空までの分配サイクルを間に実質的に一
定圧力を受けることが明らかとなろう。 【0057】図8に表わされた曲線は、理想的な場合を
示している。実際的には、この高原部曲線は良好に定義
されたものでなく、または急勾配のようなものでもない
が、にもかかわらず、作力が合理的に泡状部の圧縮/変
位の範囲に渡って一定に留まる際に曲線高原部領域を呈
する場合は、実質的に一定比率の(圧力)分配を要求す
る多くの応用に対して泡状部材料が適当である。また、
泡状部が所定程度にまで圧縮された場合、泡状部は時間
と共に減衰する押圧力を生成するが、泡状部の減衰特性
に関しては、実質的に定率圧力配分が必要とされる特定
の応用、特に、持続噴霧を含むような応用の場合には、
したがって、泡状部の圧縮の注目が当然にその減衰特性
で与えられるような応用の場合には、その特定応用に対
する泡状部の再選択がなされる。多くの噴霧器の応用、
例えば、香水,防臭剤,ヘアースプレーなどの個人用ケ
ア製品の噴霧器に応用については、噴霧は比較的に短時
間の間維持されるだけであり、したがって、泡状部の減
衰特性が過度に噴霧をなすことはない。本発明のこの要
点での使用のため適当な作用を提示す適当な泡状部は、
発泡ポリエーテル(polyether foam)の
ような40kg/m3のオーダの密度を有するような弾
力性のある開放泡細胞体である。これらの適当な発泡ポ
リエーテルは英国ハイ・ウイコムのフォーム・エンジニ
ア・リミテッドからグレードET14W,ET22Y,
およびET29Gとして供給される。 【0058】ここで、図9,図10Aおよび図10Bを
参照すると、図示された装置は、ユーザ操作可能な枢軸
点156で回動する引き金部154を提供する握り部1
52を有するハウジング150と、図示しないスプリン
グ手段による無効位置への握り部152の外方向荷重ス
プリングとから構成されている。この実施例において
は、図示するように電気的観点からは電圧発生器158
とマイクロスイッチ160のみが示されており、残りの
回路部は、図7の実施例で示されたものと概して同様の
ものある。引き金部154は、高電圧発生器158と結
合された低電圧回路部分を形成するスイッチ160と共
に操作されるよう構成される。このスイッチは、その無
効位置からの引き金部154の初期変位に応答し、これ
により高電圧発生器158を付勢する操作を行う構造と
なっている。使用時に接地とのパスを提供するために、
手と噛み合わせ部を露出している接触部(図示せず)を
握り部または引き金部が提供する。 【0059】一方の端部でハウジングは、ハウジング1
50にスナップ合せまたはネジ山合せで結合されるキャ
ップ162を取り外し可能に終端している。逆穴明きノ
ズル164はキャップ162を通して投射する形とな
り、ハウジング内のコンテナ130から液体が給され
る。コンテナは、図7を参照した説明のように、同様な
設計の袋部の態様となっており、袋部のバルブ調節出口
166は、断面直径の大きなノズル164に嵌め合せら
れるノズル部分170から構成される。電圧発生器15
8の高電圧出力は、電気的に袋部出口の導電部分に接続
され、高電圧が使用時にノズルに供給される液体に印加
される。 【0060】袋部130および電圧発生器158は、キ
ャップ162から離れる方向に移動して、ハウジング1
50内に滑動可能に装着されるキャリア172内に収容
される。引き金部154の押し込みに応じて、キャップ
に向かう移動が生じる。図示しないスブリング手段、例
えば、キャップ162とキャリア172の前方端に配置
された閉鎖部材174との間の動作するスプリング手段
による反対方向の移動は結果として引き金部を弛める。
このスプリング手段は、また、引き金部を結果的に、ス
イッチ160が開とされ、電圧発生器158が消勢され
るその無効位置に戻す。 【0061】図10Aおよび図10Bにより明確に示す
ように、キャリア172は、内側スリーブ176と外側
スリーブ178から成る2重スリーブ構造を有する。内
側スリーブ176および外側スリーブ178は、キャリ
アの一方端でバネ付勢されたウェブ180により一体化
されており、内側スリーブが外側スリーブに対して相対
的に軸移動可能となっている。図10Aにおいては、キ
ャリアが押圧されない状態で示されており、この状態で
は、内側スリーブが外側スリーブをわずかに越えて突き
出している。図10Bは、内側スリーブが外側スリーブ
に対して相対的に内部方向に変位し、その結果として、
キャリアがウェブ180を押圧している状態となり、ウ
ェブ180が内側スリーブを図10Aに示す位置に戻す
ように、バイアスされている状態でのキャリアが示して
いる。内側スリーブ176は電圧発生器158に対する
ハウジングを形成し、更にマイクロスイツチ160を収
容する。電圧発生器およびマイクロスイッチは、例え
ば、マイクロスイッチ160と電圧発生器158との間
の空間を満たす樹脂を封入することにより、また、電圧
発生器をマイクロスイッチにおよびバッテリパック(図
示せず)に接続している電気的リード線(図示せず)を
カプセル化して、内側スリーブ内に堅固に固定される。
内側スリーブ176は長さが外側スリーブ172より短
かく、その前方端は、外側スリーブの前方端に密接して
いる閉鎖部材174に相対して間隙を保ち固定される駆
動板179を有している。閉鎖部材板174は解放可能
にキャリアに付設されて、例えば、ネジ山により、閉鎖
部材174の上の環状フランジ182上に、および外側
スリーブ178上の内側周囲上で提供されるネジ山によ
り、外側スリーブ178にネジ山嵌め合せにより結合さ
れる。 【0062】閉鎖部材174の内部側に現らわる面が、
環状保持フランジ184と共に形成されて、袋部の収容
のための中空部を定め、閉鎖部材174はその開口部を
形成しており、そこにはバルブ調節出口168が取付け
られ、このため、その出口部が閉鎖部材174に繋留さ
れる。泡状パッド186は、袋部と駆動板179との間
に挿入されており、また駆動板179に固定されて、フ
ランジ184により定められる中空部内に収容される。
または、パッド186は駆動板179からは分離された
状態で中空部内に収められる。望ましくは弾性変形可能
な泡状材料の層が袋部と閉鎖部材172との間に(図7
の実施例と同様な態様で)提供される。キャリア172
の前方の移動は、キャップ162の停止部材188によ
り制限される。 【0063】引き金部154が無効位置にあるとき、キ
ャリア172が右側に移行されており、閉鎖部材172
は停止部材188から間隙を保ち、図10Aに示すよう
に、内側スリーブ176が外側スリーブを越えて外部側
に突き出している。この状態においては、袋部130の
ノズル部分170は、バルブの後部の閉鎖部材に延長さ
れており、また、マイクロスイッチアクチュエータ19
0が延長されて、マイクロスイッチが開とされ、電圧発
生器が消勢されている。引き金部154が押し込められ
ると、引き金部の初期変位がマイクロスイッチアクチュ
エータ190をレバーアーム192を介して押し下げ、
スイッチを閉じて電圧発生器158を付勢する。ウェブ
180は、この地点で、引き金部を連続して変位させ
て、アクチエエータとレバーアーム192との間の接触
により、キャリアを一体として移動できる十分なバネ力
を得られるように設計されている。このバネ圧によるキ
ャリア移動で、キャップ162に向ってノズル部170
をエアゾールバルブのように押し下げて、これによりバ
ルブを開き、袋部からノズル164に液体を供給できる
ようになる。キャリアの軸方向移動は、閉鎖部材174
が停止部材188に接するまで続き、停止点に続く引き
金部の変位が、ウェブ180により提示されるバネ抵抗
力に打ち勝ち、(図9に示すように)外側スリーブ17
8に対する内側スリーブ176の内部側の移動に変換さ
れる。このような相対移動はパッド186を圧縮する役
目を果たして、袋部166の後続する圧縮を与え、静電
噴霧のためのノズル164に対して液体を供給する。 【0064】引き金部154が弛緩されると、各種の部
品要素が、引き金部の操作に先立ち上述したような状態
に復帰する。装置は比較的に均一な比率の噴霧を行うよ
うに設計されており、装置がユーザによりどのように力
強く操作されるかその力強さに関係せず、液体の出口速
度が例えば0.4と2.1m/secとの間の或る値で
あり、泡状パッドは、図8を参照して説明したタイプで
あり、グラフ高原領域内で作用するように予備圧縮され
ているものである。また、例えば、予め負荷されたスプ
リング手段などの他の機械的に同等な装置が用いられ、
実質的に一定の出口速度または所望の出口速度範囲を確
実なものとすることが理解されよう。 【発明の効果】 【0065】以上に述べたように、したがって、ノズル
設計形状は鈍角形状またはブルフエンド形状のタイプの
ものでありるが、図1に示すような鋭角構造を有するノ
ズル設計形状でも、腰部状くびれまたは首部状くびれの
形成により、所定範囲内で、低い抵抗率の液体の液糸噴
霧を有効に行うことができる。すなわち、水または水性
混合体よりも分極度が低く、1×107Ωcm以下の特
に1×106Ωcm〜1×107Ωcmの範囲の抵抗率
を有する適度に分極した液体に対して、350ミクロン
以下の好ましくは125〜250ミクロンの出口オリフ
ィス直径の絶縁材料のノズルを用い、ノズルからの液体
の出口速度を0.3〜2.7m/sec(好ましくは
0.4〜2.1m/sec)の範囲内とした制御を行う
ことにより液糸噴霧を確実に行う。加えて、液体を放射
する際に液体に印加する高電圧は、ある限度内であるこ
とが要求されるが、上記のパラメータを与えられると、
適当な電圧が経験的に容易に決定できる。 【0066】上述した変形例と同じく、従来の鋭角形状
のノズルの使用は約1×105Ωcmおよびそれ以上の
実用的な抵抗率範囲で噴霧できる液体を制限する。 【0067】したがって、本発明のここでの観点に従っ
て、図6,図7,および図9の実施例は、先端があり、
また角張った形状を示す鈍角形状の端部を有するノズル
に取り換えることにより、変形されうる。例えば図1に
示すようなものでは、作用が上に特定されるパラメータ
に制限される。
液糸(リガメント;ligamemt)の状態で初期投
射され、クーロン力の影響下に小滴に破壊されて霧状に
噴霧される液体の静電噴霧装置に関するものである。こ
の種の静電噴霧装置はよく知られており、例えば、先行
技術の英国特許第1569707号に記載されている。 【0002】 【従来の技術】従来の液糸モードの噴霧装置において、
液体抵抗率が真に重要であること、および、霧状化を充
分に確実なものとし、比較的に低い抵抗率を有している
水および他の液体は、抵抗率が1×107Ωcm以下に
減少された際の液糸モードでの使用のためには更に不適
当となることは広く認識されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これに限定されない
が、本発明は、特に、水,アルコール,および、防臭
剤,汗止め剤,香水,ヘアースプレーなどの個人用ケア
製品に普通に使用されるアルコール/水をベースとする
液体などの比較的に低い抵抗率の液体の噴霧装置に関す
るのものであり、過去においてエアゾール製品として市
場に出された多くのそのような製品は、発射剤が使用さ
れ、展型的には直径50ミクロン以下の微細な小滴にす
る液体の霧状化がなされる。 【0004】しかしながら、現在の知覚されつつある環
境問題は、エアゾールにおいて従来に使用されていた発
射剤に関心が向けられているので、個人用ケア液体を調
剤する別の方法に注目が向けられている。静電噴霧は、
1つの別のアプローチを提示する。しかし、ここで分配
されるべき成分は、水,および/またはアルコール搬送
媒体(または他の比較的抵抗率の低い液体)と組合され
るものであり、現在の見識では、実際の流率(展型的に
は数cc/min)については、そのような搬送媒体
は、そのエアゾール噴霧で得られるものと比較できる大
きさの範囲の小滴として生成物を分配することはできな
い。 【0005】欧州特許第152446号は、水性液体の
静電噴霧装置を開示し、それを説明しているが、次のよ
うな理由により完全には理解されていない。すなわち、
多くの目的のため、不所望な低い流率で、水系統の満足
な霧状化がなされているのみであり、水性液体による液
糸形成がなされていない。欧州特許第152446号
は、直径400ミクロンの狭い金属管から成る噴霧ヘッ
ドの近傍におけるコロナ放電針状電極組立部の使用と、
その電極組立部が現出する液体に対し対称に配置されて
おり、液体を衝撃して、液体が安定した液糸形状となる
ようなイオンを生成するような構成とを目的としてい
る。説明されている実施例では、10〜50ミクロンの
体積中心値直径を有する小滴を生成することが述べられ
ている。個人用ケア製品および家庭内使用のための同様
製品のためには、美的見地から、および、静電電圧ショ
ックの危険性の点から、その双方で装置出口近傍におけ
る針状電極組立部の配設はあまり望まれない。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の1つの課題によ
れば、約1×107Ωcmより低く、かつ約1×104
Ωcmより大きい抵抗率を有する液体の噴霧において使
用するための液糸モード静電噴霧装置であって、オリフ
ィスを有する噴霧ヘッド,該オリフィスを通して放射の
ための噴霧ヘッドに前記液体を供給する手段,および、
噴霧ヘッドに供給する液体が優勢的に静電気力の影響下
にオリフィスから噴射される該噴霧ヘッドに高電位を印
加する手段から成り、オリフィスからの液体の出口速度
とオリフィス直近の電位勾配とが、結果として放射液体
のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よりも実質的に
小さい横断面寸法を有する液糸を形成する構成である液
糸モード静電噴霧装置が提供される。 【0007】本発明の第2の課題によれば、約1×10
7Ωcmより低く、かつ約1×104Ωcmより大きい
抵抗率を有する液体を静電噴霧するための方法であっ
て、噴霧ヘッドのオリフィスを通して放射のための噴霧
ヘッドに前記液体を供給し、噴霧ヘッドに供給される液
体が主として静電気力の影響下にオリフィスから噴射さ
れるように高電位を印加し、オリフィスからの液体の出
口速度とオリフィス直近の電位勾配とを制御して、結果
として放射液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法
よりも実質的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成す
る静電噴霧方法が提供される。 【0008】効果的には、液体の抵抗率は1×105乃
至5×104Ωcmの範囲内である。 【0009】本発明の他の課題によれば、オリフィスを
定める噴霧ヘッド,該オリフィスを通して放射のための
噴霧ヘッドに前記液体を供給する手段,および、噴霧ヘ
ッドに供給する液体が優勢的に静電気力の影響下にオリ
フィスから噴射される該噴霧ヘッドに高電位を印加する
手段から成る液体噴霧用液糸モード静電噴霧装置であっ
て、 約1×107Ωcmより低く、かつ約1×104
Ωcmより大きい抵抗率を有する液体の液糸性の噴霧
を、放射液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よ
りも実質的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成する
ようにして有効に行うために、(a)少なくともオリフ
ィスを定める噴霧ヘッド部品は電気的絶縁材料からな
り、(b)オリフィスの直径は350ミクロンを越え
ず、(c)オリフィスからの液体出口速度は0.30〜
2.7m/secの間である構成であることを特徴とす
る液糸モード静電噴霧装置が提供される。 【0010】本発明の更に別の課題によれば、約1×1
07Ωcmより低い抵抗率を有する液体を静電噴霧する
ための方法であって、350ミクロンを越えない大きさ
の直径を有し、当該噴霧ヘッドの電気的絶縁部分を形成
しているオリフィス,噴霧ヘッドのオリフィスを通して
放射のための噴霧ヘッドに前記液体を供給し、高電位を
印加して、噴霧ヘッドに供給される液体が優勢的に静電
気力の影響下にオリフィスから噴射されるようにし、オ
リフィスに対して供給される液体は、当該オリフィスか
らの液体の出口速度が0.30〜2.7m/secの間
であり、これにより、液糸がオリフィスの横断面寸法よ
りも実質的に小さい寸法となるくびれ形成を受ける方法
が提供される。 【作用】 【0011】ここで、噴霧されるべき液体は、適度に分
極化されるだけである。すなわち、当該液体は、水また
は水混合体よりも少ない分極性を有し、約1×106〜
1×107Ωcmの間の抵抗率を有しており、噴霧ヘッ
ドの幾何学的形状は、比較的鋭いアールを有する縁部お
よび/または公表角構造を有する。ここでの液体は水の
ような分極要素を含んでおり、1×106Ωcm以下の
抵抗率を有する。また、公知の噴霧ヘッドの幾何学的形
状を用いることが可能であるが、有効抵抗率(水の場
合、印加電圧に対して非線形となる)が減少すると、コ
ロナ放電の始まりが、液糸の実質的なくびれ形成が安定
するまでにオリフィス直近での利用可能な電位勾配を減
ずる傾向にある。しかし、後述するように非自明な工夫
により、オリフィスの直近の電位勾配を変形することに
より、約1×104Ωcmより下の抵抗率を有する液体
についても、液糸のくびれ形成を安定化することが可能
となる。 【0012】通常、液糸がジェットとして噴射される
と、小滴への流体破壊を受け、液糸が壊れ、ジェット直
径の約1.9倍の直径を有する小滴となる。本発明によ
れば、同様のものが一般に適用されると、液糸がくびれ
形成を受ける結果として、オリフィスから放射される単
一流体ジェットから得られるものよりも体積中心値直径
が実質的に小さい小滴が生成されることになる。好まし
くは、くびれ形成の程度は、生成される小滴がオリフィ
スの寸法よりも実質的に小さい体積中心値直径を有する
ようなものとなる。 【0013】ここで用いる用語「体積中心値直径」は5
0%の適粒の体積%がその直径よりも大きくなく、残り
の50%の適粒の体積がその直径よりも大きいものとし
て定義される。 【0014】好ましくは、体積中心値直径が150ミク
ロンを越えない構成とされ、更に好ましくは、100ミ
クロンを越えない構成とされる。 【0015】また、好ましくは、少なくともオリフィス
を定めている噴霧ヘッドの部品は、電気的絶縁材料から
なる。 【0016】発明者らは、意外にも、その後に上述のパ
ラメータを制御することにより、液体抵抗率が特定の範
囲内であることが提供されると、液体が流出するオリフ
ィスの寸法よりも小さい横断面直径を有する安定な液糸
として表われる液糸から「テェイラーコーン」に引かれ
る液体により特徴づけられる高抵抗率液体により呈示さ
れるものと同様の液糸形状を得ることが可能であること
に気付いた。このような方法においては、特定範囲の抵
抗率を有する液体の使用で得られる他の方法でのサイズ
より小さい小滴サイズを得ることが可能となる。 【0017】好ましくは、オリフィスの寸法は、400
ミクロンを越えず、更に好適には、350ミクロンを越
えない。そして、最も好適には、125ミクロンと25
0〜300ミクロンとの間である。 【0018】印加電圧は、負極性の電圧はコロナ放電を
増加させるようなので一般的には好ましくなく、好まし
くは正極性である。通常、印加電圧は少なくとも5kV
であり、展型的には10〜20kVの範囲である。しか
し、特に、上述の特定範囲の低位端に近い抵抗率を有す
る液体の場合には、20kVを越える場合もある。 【0019】オリフィスからの液体の流率は、好ましく
は、8cc/minまでであり、更に好ましくは1〜4
cc/minである。 【0020】オリフィスに給送される間の液体に加えら
れる圧力は、オリフィスでの適当な出口速度を得るため
に、一般には低い。与えられる圧力に対する出口速度は
粘性に依存するので、加圧は液体の粘性に依存する。水
およびアルコールのような液体に対しては、加圧は展型
的には0.5〜5psiの範囲であり、好ましくは1〜
3psiの範囲である。 【実施例】 【0021】本発明は装置に実施されるが、そこでは、
オリフィスからの液体の出力速度を決める印加圧が、ユ
ーザにより加えらる作力から引き出され、その場合の手
段として、ユーザにより加えられる作力とは関係なく、
液体の出力速度が以下の特定定義範囲内であるように、
ユーザにより加えられる作力を所定の圧力にまたは所定
範囲内の圧力に変換する手段が提供される。 【0022】本発明の一つの実施例においては、装置は
携帯使用に適切であり、装置のハウジング内のコンテナ
に貯蔵された液体に対して圧力を加える加圧手段の操作
を制御するユーザ操作可能部材を含む。コンテナは可撓
性壁で囲まれており、これにより、コンテナに対し圧縮
加圧により圧力は液体に対し加えられる。また、加圧手
段は、利便性よく、上記の可撓性壁コンテナに加圧する
ユーザ操作可能部材の操作により引き出される作用力を
経て、弾力的に変形され得る材料のパッドを含んでお
り、上記のパッドの特徴は作用力が所望範囲内の圧力に
変換されるようなものである。 【0023】一般的には、オリフィスから放射する液体
に対する出口速度(直線速度)は約2.7m/secを
越えず、約0.30(好ましくは0.35)m/see
以下とならい。また、好ましくは出口速度は2.1m/
secを越えず、好ましくは0.40m/sec以下と
ならない。実際的に、充分満足する噴霧を行うために必
要とされる現実的な出力速度は、噴霧される液体の本性
により、特に、液体がオリフィス周囲の直近のノズルの
表面を濡らす程度による。表面を濡らす傾向が大きい液
体は、低い湿り傾向の液体よりも通常より速い出力速度
が要求される。 【0024】更に詳細に説明すると、本発明は流体の静
電噴霧装置として実施される。この流体の静電噴霧装置
は、圧縮された状態に応じてその内容物の分配を操作で
きるタイプのコンテナを収容するハウジングと、噴霧さ
れる流体の噴霧用のノズルと、ノズルに対して流体を給
送するコンテナを圧縮する手段と、流体が荷電された噴
霧形態で装置から流出するように、流体に対して静電電
位を印加する高電圧手段とを備え、前記圧縮手段は、ユ
ーザ変位可能な部材と0.3〜2.7m/see(好ま
しくは0.4〜2.1m/sec)の範囲内の出口速度
で液体がノズルから放射される圧縮力に変位を変換する
非線形変換手段を備えており、ユーザ変位可能な部材
は、噴霧が有効となる変位の所定の操作範囲を有し、装
置構造では、変換手段が効果的にその操作範囲内の前記
部材の変位にかかわらず、上記出口速度範囲の出口速度
を得るための十分な圧縮力を生成するような装置構造と
される。 【0025】好まししくは、ノズルを通して給送される
液体は、大きな横断面の上流部と小さな横断面の下流部
を有を有する通路,上記下流部により定められるオリフ
ィスと、10:1よりも小さいアスペクト比(即ち直径
に対する長さ)、好ましくは5:1よりも小さいアスペ
クト比を有する下流部を経由して給送される。このよう
に、ノズルを通しての圧力低下は、比較的に小さく保つ
ことができ、におい袋のような可撓性壁コンテナから、
装置の操作でユーザにより加えられる作力から引出され
る圧力により、液体が分配される場合の環境では有利で
ある。 【0026】ここでは要求されることは、オリフィス近
傍の電位勾配の制御が、放電オリフィスを定めるノズル
構造の適当な形状によりなされることである。通常に先
端のあるノズルチップ、本発明で使用されるように低抵
抗率液体に関連して、非常に急勾配の電位勾配を減ずる
ことは、その他に液体ジェットからのコロナ放電を増大
させるる場合に、特に、約1×105Ωcmよりやや低
い抵抗率を有する液体においては、オリフィスから生成
されるその液体の液糸のくびれ形成を促進するための十
分な電位勾配を提供するためにオリフィス直近における
電位勾配を減衰することが重要である。このような減衰
は、ノズル寸法の適当な設計形状により、および/また
は電界調整電極により、または液体への印加電位と同極
性に帯電させるノズルオリフィスに近接して配設された
同等物手段により行なうことができる。このような同等
物手段は、例えば、カラー(つば;collar),シ
ュラウド,または実質的な電気的絶縁材料からなる他の
投射形状の態様となり、そのような配置により、その液
体に印加される電位と同極性を有する電位形成を展開し
て、結果として、必然的に当該装置の操作の間に生ずる
迷走コロナ放電から、その上に電荷蓄積を行うことにな
る。 【0027】ここでのカラー,シュラウド,または他の
投射形状は、オリフィスの近傍における電位勾配を減衰
させるために利用される。電位勾配は調整可能であり、
噴霧される液体の抵抗率に応じて最適化することが可能
となる。 【0028】静電噴霧装置のための公知のノズル設計形
状において、ノズルの寸法は、電界を強めるために放電
オリフィス直近において鋭い縁部または鋭いアールを有
する縁部が用いられる傾向にある。これに反して、特
に、低い抵抗率の液体が噴霧される場合、すわなち、1
×106Ωcmより低い抵抗率を有する液体が噴霧しな
ければならない場合、本発明で使用に適切なノズル設計
形状では、本発明の目的の電位勾配の減衰を行うために
は、効力を高める局部電界を避けるようにし、ノズルの
幾何学形状は、放電オリフィスに直くに近接している表
面が平らであるか、または、比較的に浅い曲率半径を有
し、オリフィスの平面に対して通常の平行面または対応
平面となる平面で拡張されるような鈍角形状またはブル
フエンド形状を有するものとなる。 【0029】適切なノズル設計形状は、ノズルの機何形
状をベースするか、または、カラー,シュラウド,また
は他の投射形状が用いられるが、オリフィスに対する電
位勾配を局部的にある程度に減衰させるようにする。す
なわち、噴霧するため重力場に対して垂直方向に装置が
向けられている場合、装置は、もし1m/secの出口
速度で125ミクロンの直径のオリフィスを通して放射
され、8×105Ωcm位の抵抗性を有する液体に、2
5kVを越す電圧印加の操作を行う場合、オリフィスの
直径の50%を越えない直径を有する液糸を生成するよ
うにする。 【0030】図1を参照すると、図は液体の液糸的な噴
霧を誘導する電界が生成されているタイプの静電噴霧装
置での使用設計の公知のノズル10を示している。ノズ
ルは、例えばプラスチック材料(例えば、ABS,ポリ
プロピレン,ポリエチレン,ポリビニルクロライド,ア
クリル,ポリカーボネイト,アセタルなど)のような電
気的絶縁材料から成る。ここで噴霧される液体は、高い
絶縁性を有し、ノズル材料の抵抗率は、抵抗が低いと、
ノズルに印加される高電圧の過度の減衰を避ける液体に
より現われる抵抗と並列的な抵抗として作用する。 【0031】展型的には10kV以上の高電圧が、ノズ
ルのチップ12にHTジェネレータ20により、液体自
体を通して、またはノズルオリフィスに対し貯蔵器21
から液体が給送される液体と接触しているノズルの内壁
内に埋められた導電体(図示せず)を通して印加され
る。従来においては、その目的がコロナ放電を最小化す
る際にノズルのチップと接地の間の電界を強めることあ
り、これは、ノズルの放電オリフィス14を定めるチッ
プ12における鋭いアールを有する縁部を提供すること
により、および公表角構造を有するノズルを設計するこ
とにより実現される。従来の設計ではノズルオリフィス
は展型的には約600ミクロンの直径である。 【0032】例えば2cc/minの流率を与えるため
比較的に低圧で適当な手段により、ノズルに液体は供給
される。これにより、十分な霧状とするに、液糸の破壊
により小滴に続く液体の液糸噴霧を誘導する電界の要因
を主として霧状とするに充分でない低圧で液体はノズル
チップ12に達する。 【0033】実際には、従来の液体の流率(すなわち、
少なくとも2cc/min)を用いるそのようなノズル
の効果的な作用は、ある種の水,アルコール,個人用ケ
ア製品で使用される普通の水/アルコールをベースとす
る液体などの低抵抗率液体を除いて噴霧する液体が少な
くとも1×107Ωcmの抵抗率を有することが要求さ
れる。これによりも低い抵抗率の液体は、液糸噴霧によ
り霧状化されるが、極端に低い流率、例えば、0.1c
c/minが使用されなければならない。低い抵抗率の
液体に対して公知のノズルを行うための試みがなされる
場合、抵抗率が約1×107Ωcm以下に減じられる際
には、噴霧は、荒めおよび微細の噴霧小滴の混合体から
なる多分散となり、ノズルからぱらぱら降り、また落下
する。抵抗率が更に減じられるにつれ、霧状化に利用可
能な電位勾配が全体として無効となる程度に液体自体か
らのコロナ放電が生ずるまで、噴霧は更にその品質が低
下する。 【0034】発明者らは、低い抵抗率の液体の有効な液
糸噴霧は、ある限度内で1×104Ωcm以上である
が、1×107Ωcm以下である抵抗率の液体に対して
は特に安定となることを気付いた。したがって、蒸留水
および低アルコール,エタノールおよびメタノールとの
有効な霧状化が可能となる。ノズル設計に関する従来の
見識に反して、本発明の1つの課題で利用する適切なノ
ズルでは、鋭いアールを有する縁部またた鋭角構造を用
いない。 【0035】図2を参照すると、低い抵抗率の液体の液
糸噴霧で利用されるノズル10aの一形状では、ノズル
の平面端部壁30内でオリフィス14aが形成される鈍
角形状またはブルフエンド形状を有するものとなる。し
たがって、オリフィス14aは、一般に平行面またはオ
リフィスの平面に対して対応の平面となる拡張表面(展
型的には直径8mm)に囲まれる。拡張表面は効力は、
オリフィス直近における電位勾配を減衰させることであ
る。 【0036】そのようなノズルが、例えば数cc/mi
nの従来の流率で供給される低い抵抗率の液体に対する
他の公知の液糸噴霧装置で利用される場合には、液糸形
状を誘導する電界が得られ、液糸が観察され、オリフィ
スの直径よりもやや小さい直径に対してオリフィスを越
えて短い距離でのくびれ形成されることが発見された。
この結果の液糸は、実質的には破壊されて、オリフィス
と同じ直径を有する液糸で得られるものより小さい中心
落下直径を有する小滴を形成した。 【0037】オリフィスに対する液体の流率は約1cc
/min以下に減少された場合、満足する液糸噴霧が停
止した。液体は単にノズルの端部表面を濡らし、ノズル
上の最下点からランダム過帯電された静電モードでぱら
ぱらと降り/落下した。流率が8cc/min越えて増
加された場合、高流率のため主として液体は液糸として
噴霧することが見い出され、くびれ形成のないことが観
察され、後続の破壊で形成された小滴は、オリフィスの
直径より1.9倍程度の大きいサイズとなった。 【0038】図3は、例えば、プラスチック材料から成
る絶縁ディスク32にノズル10bを適合させ、端部壁
30bを実質的に平らな一表面とすることにより、オリ
フィス14bを囲っている表面が、図2の実施例による
程度以上に大きく拡張される場合の変形を説明してい
る。図2のノズルに対し上で特定したものと同じ寸法値
を用い、直径30mmのディスク32を用いると、ノズ
ル14bは図2のものと同様な結果が得られることが発
見された。 【0039】図4は、ノズルが鈍角形状またはブルフエ
ンド形状を有する場合のノズル構造の更に別の変形を示
している。この場合の例は、ノズル10cの端部表面3
0cは、比較的大きな曲率半径を有する曲線形状を有
し、オリフィス直近での電位勾配を減衰させる効果を有
するオリフィス14cを囲む拡張表面を提供する。 【0040】図5は、ノズルオリフィス14を輪形で囲
っている補助投射カラーまたはシラウド40と共にノズ
ル10dが提供される場合の別の実施例を示している。
カラー34は、例えば、適当なプラスチック材料のよう
な電気的絶縁材料から成り、装置の操作の間に、必然的
にノズルから生ずる小コロナ放電の結果として、電荷を
蓄積する。これにより、ノズルチップで液体に印加され
る電圧と同極性の電位を形成する。カラー34での優勢
な電位は、オリフィス14dの直近における電位勾配を
減衰するためには有効となる。 【0041】図2に示されるノズル構造を用いる実験で
は、約2×105Ωcmの抵抗率を有する水は、1.1
5(0.39m/sec)および2.3cc/min
(0.78m/sec)の流率に対して、直径250ミ
クロンのオリフィスから充分な霧状化スプレーを生成す
ることが見出された。これらの流率に対しての体積中心
値直径は、30および45ミクロンのオーダを有してお
り、24kVのHTと、直径6mmmのノズルのブルフ
エンド面とが適用された。同様に、図3に示めされるノ
ズル構造を用いる場合には、1.15cc/min
(0.39m/sec),2.3cc/min(0.7
8m/sec),および5.72cc/min(1.9
4m/sec)の流率に対して滴粒の体積中心値直径3
5,50,および85ミクロンのオーダである場合に充
分な霧状化スプレーを生成された。この場合、直径25
0ミクロンのオリフィスと、直径6mmmのノズル端部
面と、直径30mmの包囲ディスク(32)と、約5.
35×105Ωcmの抵抗率を有する水を用いている。 【0042】図2および図3のノズルの間の注目すべき
差は、スプレーする間の電流消費であった。その場合、
拡張端部面(例えば図3に示すようなもの)を有するノ
ズル構造が、水のスプレーに用いられる際の図2のそれ
より実質的に少ない電流消費となる。 【0043】図6を参照すると、ここには、携帯使用お
よび液体を用いる個人ケア製品の分配での使用に適当な
装置に組込まれた図2に示されたタイプのノズルが示さ
れている。この装置においては、実際の成分が分散され
るか、水またはアルコールまたはその双方の組合せであ
る(そのような液体は約1×107Ωcmより低い抵抗
率を有する)搬送媒体に溶解されて分散される。この装
置は、取りはずし可能なキャップ52を含むハウジング
50から構成され、キャップ52はスナップ合せ,バイ
オネット(bayonet)合せ、ネジ山合せで嵌め合
せられる。ハウジング50およびキャップ52は、展型
的には絶縁性プラスチック材料から製造される。ハウジ
ング50は、分配される液体のコンテナ54の収容する
役目に供され、コンテナは、その内容物が使い尽くされ
場合に、キャップ50を取りはずしにより、取り替え可
能となっている。コンテナは多種の形状を用いることが
できる。この例では、コンテナは、液体が金属箔袋56
内に入れられ、袋56とコンテナ54の間の空間内に推
進流体による加圧される形態、いわゆる、バリヤパック
(barrier pack)の形態となる。推進流体
は常時にコンテナ内に保有されている。すなわち、分配
されるべき液体と共に放散されない。コンテナ54は、
バルブ組立部58により締め付けられ、バルブが開放さ
れる時に、バルブ部を介して袋の内容物が放散される。 【0044】バルブ58は、エアゾールコンテナで利用
されるタイプであり、その開栓および閉栓は、コンテナ
に対してバルブ軸方向の変位により有効となる。スプリ
ング手段は、その閉栓される位置に対してバルブにバイ
アスを与える。コンテナ54に向うバルブ58の変位
は、バルブを開き、バルブ組立部58に装着された電気
的絶縁材料のノズル10内の通路60に袋56の液体を
放散させる推進させるようにする。通路60はノズルオ
リフィスを形成し、また、展型的には2または3cc/
minの液体流率を制限するする狭い穴14で終端して
いる。このため、液体は本来的に液体を有効に霧状化す
るには不十分な非常に低い圧力で、ノズルオリフィスに
到達する。バルブ組立部58に給送される液体は流量制
限器として作用する浸漬管59を介して、要求される出
口速度と一致したさせるように所望限度内でノズルオリ
フィスに供給される液体の圧力を制限を助長する。ノズ
ルオリフィス14は、また、圧力を低下させるが、組立
を容易とするため、浸漬管59が大部分の圧力低下を与
えるように、オリファス通路14のアスペクト比(直径
に対する長さ)を小さく、例えば4:1より小さく守る
ことができる構成とする。 【0045】高電圧は、展型的には10〜25kVの位
のものが、バッテリ電源66から給電されているHTジ
ェネレータ64によりノズルオリフィスから放散の前に
液体に印加される。ジェネレータおよびバッテリ電源は
共にハウジング50内に収容されている。ジェネレータ
の高電圧出力は、金属性(または絶縁材料がバルブ組立
部に導通する導電材料のストリップを結合されてる場
合)のコンテナ54を介して、そして、バルブ組立部5
8を介して液体に印加される。ジェネレータのためのバ
ッテリ電源回路は、スプリング70により開位置をバイ
アスしているユーザ操作可能スイッチ68を含む。スイ
ッチは、スライド可能でハウジング内で開放を受けるス
リーブ72から成る。ユーザによるスイッチ58の押圧
は、ジェネレータを付勢する回路を閉じ、そして、更
に、ユーザを介しての接地戻りパスを提供し、枢軸点7
6についてのレバー74をロックして、コンテナ54を
キャップ52に向って変位させる。ノズル10はトレー
リングヘッド(trailing head)78を含
み、コンテナのその変位上で、キャップ52の内部端部
面に接する。そのため、コンテナの後続する変位が、バ
ルブ組立部の押圧して、ノズルオリフィスへの液体給供
が有効となる。なお、スプリング手段(バルブ58と連
係したスプリングにより、または図示しない個別スプリ
ングにより構成される)が、スイッチ68が解放された
場合に図示した位置に各種要素を戻すために組合せられ
ている。 【0046】ノズル10は、図2におけるように、鈍角
形状またはブルフ構成の端面を有しており、このため、
結果的にオリフィス直近の電位勾配を減衰し、液体の出
口速度に関連して、ジェネレータより発生された電界の
影響下にノズルから放射される液体の液糸のくびれ形成
を行う。その後、液糸が破壊され、オリフィス14の直
径よりもやや小さい体積中心値直径の滴粒を生成する。 【0047】図7を参照すると、ここには、ノズルへの
液体の分配を効果的に行う圧力がユーザの手で加えらる
作力から導出される場合の携帯型静電スプレー装置が示
されている。図示されるように、装置は、握り部82お
よび普通の筒型の本体部84を有するピストル型箱体の
形態をとる。本体部84は、使用時に液体が静電的にス
プレーされるノズル片88を装着した取り外し可能キャ
ップ86に嵌め合せられる。ノズル片88は、角張った
構造を有するように示されているが、上述したように、
鈍角形状またはブルフ端部面に構成されている。キャッ
プ86は、キャップ86の固定端壁140に近接した弾
力性泡パッド114と、可動駆動板142により運ばれ
て弾性変形可能な材料のパッド146との間の可撓性壁
の袋の形態の液体コンテナ130を収容する中空部90
の開放端を閉じる。なお、ここの可動駆動板142は、
中空部90内に滑動可能に装着され、本体部84内で滑
動可能なピストン91に結合されている。なお、スプリ
ング手段(図示せず)が、パッド146が圧縮されず、
また限界までには圧縮されない場合に、図示される位置
に対してのピストンのバイアスを与える。 【0048】ピストン91は、低電圧源から効果的に静
電スプレーを行うための適当な高電圧を作成するHTジ
ェネレータにより構成される。ジェネレータは、可撓性
リード94により袋130の出口166に接続される高
電圧出力極92を有する。低電圧源は、握り部82に収
容されているバッテリーパック96から構成される。こ
の回路に対する接地は、抵抗98およびユーザの手との
接触のため露出している接触部100を経由することで
提供される。 【0049】装置の操作は、枢軸点103で回転し、カ
ム部104を有する引き金部102により制御される。
引き金部102は、ピストン/ジェネレータ91の近接
端部を押圧力を伝える構成とされる。このため、引き金
部が押し込まれると、図7に示すようにピストンが左に
変位し、これにより、駆動板142が移動し、袋部分1
30を圧縮する。引き金部の動作の初期状態において
は、カム104が、端子92で袋部出口166に印加す
る高電圧を作成するジェネレータを能動化する回路を形
成するマイクロスイッチ106に閉じる構成となる。駆
動板142の初期変位は、袋部分に進行し、パッド14
6より堅くないパッド114を圧縮する。そして、袋部
出口166のノズル108が接触表面に対してノズル片
88内に押し進められ、その結果、ノズル108が出口
166に対し相対的に押し付けられる。これより、出力
部166のバルブを開く。したがって、駆動板142の
初期変位はバルブを効果的に開く操作となる。駆動板1
42の続く変位は袋部分を圧縮し、以下に述べるように
制御された比率での液体を分配を効果的に行う。 【0050】バルブ調節される出口166のノズル10
8を通して吐き出される液体は、ノズル片88のチップ
にまで延長している断面110および111で構成され
ている通路に入る。静電電位が端子92,リード94,
出口66および液体を経由して印加される。装置は1×
107Ωcmを越えない抵抗率を有する液体の液糸スプ
レーを効果的に行うようになる。したがって、前述のよ
うに、ノズル片88は設計される。 【0051】駆動板142の初期変位の間の袋部のバル
ブ調節出口における作用力は、袋部130のフランジ1
38を介して伝えられる。このフランジ実質的には堅固
であり、または少なくとも実質的に袋部の可撓性壁より
も堅固となっている。フランジ138は、図7に示すも
のより大きく、ある状況においては、フランジは袋部の
一方の壁、または第1の可撓性壁および実質的に堅固
な、または少なくとも当該可撓性壁より実質的に堅固な
第2の壁で作製されている袋部と実質的に同時に延長さ
れる。このとき、更に堅固な壁は、袋部のバルブ調節さ
れる出口に対しての駆動板142からの力の伝達に使わ
れる。 【0052】パッド114は、図7に示される位置に袋
部を押し戻す役割を果たすが、その作用はスプリングの
ある種の別の態様によって為されるようにしても良い。 【0053】パッド146を圧縮する効力を有する平板
140に向って平板142を移動させることにより、圧
縮負荷が袋部に加えられ、次に、袋部130の形状に従
うように変形され、平板142上に作用する力を袋部の
液体収容部に渡って実質的に均等に加えられる圧力に変
換することが理解されよう。 【0054】液体が袋部から放射されるように、バルブ
調節出力166が開かれると、パッド146の袋部接触
面が、後部が変化しするように、袋部の液体収容部分の
形状に連続して合致するようになる。袋部130に対す
る圧力は、袋部が満杯,ほぼ空状態,または中位の状態
であるか否かに関孫せず、また、引き金部102を介し
てのユーザにより印加される作力に関係せず、実質的に
定比率で分配される。この際には、パッド146(およ
びパッド114)を構成する材料は、袋部に加えらる圧
力が、パッド142が変形される程度に関係せずに、実
質的に一定値に維持されるようなものに選択される。 【0055】図8は、この目的のため、材料に要求され
る特性を概略的に示している。図8のグラフにおいて、
座標軸dはパッドがその本来的な厚さ寸法dnから変形
される度合を示しており、座標Pは、そのように変形の
結果として袋部が受ける圧力を示している。圧力を実質
的に一定比率で効果的に配分する適当な材料は、カーブ
の他の区間と比べて、dに対する圧力Pの変換率が減少
する区間Rを有する非線形カーブを呈する。 【0056】したがって、袋部が満杯の時に点dfで初
期圧縮されるようなパッドに対する前負荷により、およ
び、袋部の満杯状態および空状態に合せて形状を変化さ
せる際にバッドが受ける変形におれる縮少度に範囲Rが
少なくとも等しい材料を選択することにより、(前負荷
の設定時に平板142および140の間の相対間隙が一
定値に維持されると仮定して)袋部は、分配サイクルす
なわち満杯から空までの分配サイクルを間に実質的に一
定圧力を受けることが明らかとなろう。 【0057】図8に表わされた曲線は、理想的な場合を
示している。実際的には、この高原部曲線は良好に定義
されたものでなく、または急勾配のようなものでもない
が、にもかかわらず、作力が合理的に泡状部の圧縮/変
位の範囲に渡って一定に留まる際に曲線高原部領域を呈
する場合は、実質的に一定比率の(圧力)分配を要求す
る多くの応用に対して泡状部材料が適当である。また、
泡状部が所定程度にまで圧縮された場合、泡状部は時間
と共に減衰する押圧力を生成するが、泡状部の減衰特性
に関しては、実質的に定率圧力配分が必要とされる特定
の応用、特に、持続噴霧を含むような応用の場合には、
したがって、泡状部の圧縮の注目が当然にその減衰特性
で与えられるような応用の場合には、その特定応用に対
する泡状部の再選択がなされる。多くの噴霧器の応用、
例えば、香水,防臭剤,ヘアースプレーなどの個人用ケ
ア製品の噴霧器に応用については、噴霧は比較的に短時
間の間維持されるだけであり、したがって、泡状部の減
衰特性が過度に噴霧をなすことはない。本発明のこの要
点での使用のため適当な作用を提示す適当な泡状部は、
発泡ポリエーテル(polyether foam)の
ような40kg/m3のオーダの密度を有するような弾
力性のある開放泡細胞体である。これらの適当な発泡ポ
リエーテルは英国ハイ・ウイコムのフォーム・エンジニ
ア・リミテッドからグレードET14W,ET22Y,
およびET29Gとして供給される。 【0058】ここで、図9,図10Aおよび図10Bを
参照すると、図示された装置は、ユーザ操作可能な枢軸
点156で回動する引き金部154を提供する握り部1
52を有するハウジング150と、図示しないスプリン
グ手段による無効位置への握り部152の外方向荷重ス
プリングとから構成されている。この実施例において
は、図示するように電気的観点からは電圧発生器158
とマイクロスイッチ160のみが示されており、残りの
回路部は、図7の実施例で示されたものと概して同様の
ものある。引き金部154は、高電圧発生器158と結
合された低電圧回路部分を形成するスイッチ160と共
に操作されるよう構成される。このスイッチは、その無
効位置からの引き金部154の初期変位に応答し、これ
により高電圧発生器158を付勢する操作を行う構造と
なっている。使用時に接地とのパスを提供するために、
手と噛み合わせ部を露出している接触部(図示せず)を
握り部または引き金部が提供する。 【0059】一方の端部でハウジングは、ハウジング1
50にスナップ合せまたはネジ山合せで結合されるキャ
ップ162を取り外し可能に終端している。逆穴明きノ
ズル164はキャップ162を通して投射する形とな
り、ハウジング内のコンテナ130から液体が給され
る。コンテナは、図7を参照した説明のように、同様な
設計の袋部の態様となっており、袋部のバルブ調節出口
166は、断面直径の大きなノズル164に嵌め合せら
れるノズル部分170から構成される。電圧発生器15
8の高電圧出力は、電気的に袋部出口の導電部分に接続
され、高電圧が使用時にノズルに供給される液体に印加
される。 【0060】袋部130および電圧発生器158は、キ
ャップ162から離れる方向に移動して、ハウジング1
50内に滑動可能に装着されるキャリア172内に収容
される。引き金部154の押し込みに応じて、キャップ
に向かう移動が生じる。図示しないスブリング手段、例
えば、キャップ162とキャリア172の前方端に配置
された閉鎖部材174との間の動作するスプリング手段
による反対方向の移動は結果として引き金部を弛める。
このスプリング手段は、また、引き金部を結果的に、ス
イッチ160が開とされ、電圧発生器158が消勢され
るその無効位置に戻す。 【0061】図10Aおよび図10Bにより明確に示す
ように、キャリア172は、内側スリーブ176と外側
スリーブ178から成る2重スリーブ構造を有する。内
側スリーブ176および外側スリーブ178は、キャリ
アの一方端でバネ付勢されたウェブ180により一体化
されており、内側スリーブが外側スリーブに対して相対
的に軸移動可能となっている。図10Aにおいては、キ
ャリアが押圧されない状態で示されており、この状態で
は、内側スリーブが外側スリーブをわずかに越えて突き
出している。図10Bは、内側スリーブが外側スリーブ
に対して相対的に内部方向に変位し、その結果として、
キャリアがウェブ180を押圧している状態となり、ウ
ェブ180が内側スリーブを図10Aに示す位置に戻す
ように、バイアスされている状態でのキャリアが示して
いる。内側スリーブ176は電圧発生器158に対する
ハウジングを形成し、更にマイクロスイツチ160を収
容する。電圧発生器およびマイクロスイッチは、例え
ば、マイクロスイッチ160と電圧発生器158との間
の空間を満たす樹脂を封入することにより、また、電圧
発生器をマイクロスイッチにおよびバッテリパック(図
示せず)に接続している電気的リード線(図示せず)を
カプセル化して、内側スリーブ内に堅固に固定される。
内側スリーブ176は長さが外側スリーブ172より短
かく、その前方端は、外側スリーブの前方端に密接して
いる閉鎖部材174に相対して間隙を保ち固定される駆
動板179を有している。閉鎖部材板174は解放可能
にキャリアに付設されて、例えば、ネジ山により、閉鎖
部材174の上の環状フランジ182上に、および外側
スリーブ178上の内側周囲上で提供されるネジ山によ
り、外側スリーブ178にネジ山嵌め合せにより結合さ
れる。 【0062】閉鎖部材174の内部側に現らわる面が、
環状保持フランジ184と共に形成されて、袋部の収容
のための中空部を定め、閉鎖部材174はその開口部を
形成しており、そこにはバルブ調節出口168が取付け
られ、このため、その出口部が閉鎖部材174に繋留さ
れる。泡状パッド186は、袋部と駆動板179との間
に挿入されており、また駆動板179に固定されて、フ
ランジ184により定められる中空部内に収容される。
または、パッド186は駆動板179からは分離された
状態で中空部内に収められる。望ましくは弾性変形可能
な泡状材料の層が袋部と閉鎖部材172との間に(図7
の実施例と同様な態様で)提供される。キャリア172
の前方の移動は、キャップ162の停止部材188によ
り制限される。 【0063】引き金部154が無効位置にあるとき、キ
ャリア172が右側に移行されており、閉鎖部材172
は停止部材188から間隙を保ち、図10Aに示すよう
に、内側スリーブ176が外側スリーブを越えて外部側
に突き出している。この状態においては、袋部130の
ノズル部分170は、バルブの後部の閉鎖部材に延長さ
れており、また、マイクロスイッチアクチュエータ19
0が延長されて、マイクロスイッチが開とされ、電圧発
生器が消勢されている。引き金部154が押し込められ
ると、引き金部の初期変位がマイクロスイッチアクチュ
エータ190をレバーアーム192を介して押し下げ、
スイッチを閉じて電圧発生器158を付勢する。ウェブ
180は、この地点で、引き金部を連続して変位させ
て、アクチエエータとレバーアーム192との間の接触
により、キャリアを一体として移動できる十分なバネ力
を得られるように設計されている。このバネ圧によるキ
ャリア移動で、キャップ162に向ってノズル部170
をエアゾールバルブのように押し下げて、これによりバ
ルブを開き、袋部からノズル164に液体を供給できる
ようになる。キャリアの軸方向移動は、閉鎖部材174
が停止部材188に接するまで続き、停止点に続く引き
金部の変位が、ウェブ180により提示されるバネ抵抗
力に打ち勝ち、(図9に示すように)外側スリーブ17
8に対する内側スリーブ176の内部側の移動に変換さ
れる。このような相対移動はパッド186を圧縮する役
目を果たして、袋部166の後続する圧縮を与え、静電
噴霧のためのノズル164に対して液体を供給する。 【0064】引き金部154が弛緩されると、各種の部
品要素が、引き金部の操作に先立ち上述したような状態
に復帰する。装置は比較的に均一な比率の噴霧を行うよ
うに設計されており、装置がユーザによりどのように力
強く操作されるかその力強さに関係せず、液体の出口速
度が例えば0.4と2.1m/secとの間の或る値で
あり、泡状パッドは、図8を参照して説明したタイプで
あり、グラフ高原領域内で作用するように予備圧縮され
ているものである。また、例えば、予め負荷されたスプ
リング手段などの他の機械的に同等な装置が用いられ、
実質的に一定の出口速度または所望の出口速度範囲を確
実なものとすることが理解されよう。 【発明の効果】 【0065】以上に述べたように、したがって、ノズル
設計形状は鈍角形状またはブルフエンド形状のタイプの
ものでありるが、図1に示すような鋭角構造を有するノ
ズル設計形状でも、腰部状くびれまたは首部状くびれの
形成により、所定範囲内で、低い抵抗率の液体の液糸噴
霧を有効に行うことができる。すなわち、水または水性
混合体よりも分極度が低く、1×107Ωcm以下の特
に1×106Ωcm〜1×107Ωcmの範囲の抵抗率
を有する適度に分極した液体に対して、350ミクロン
以下の好ましくは125〜250ミクロンの出口オリフ
ィス直径の絶縁材料のノズルを用い、ノズルからの液体
の出口速度を0.3〜2.7m/sec(好ましくは
0.4〜2.1m/sec)の範囲内とした制御を行う
ことにより液糸噴霧を確実に行う。加えて、液体を放射
する際に液体に印加する高電圧は、ある限度内であるこ
とが要求されるが、上記のパラメータを与えられると、
適当な電圧が経験的に容易に決定できる。 【0066】上述した変形例と同じく、従来の鋭角形状
のノズルの使用は約1×105Ωcmおよびそれ以上の
実用的な抵抗率範囲で噴霧できる液体を制限する。 【0067】したがって、本発明のここでの観点に従っ
て、図6,図7,および図9の実施例は、先端があり、
また角張った形状を示す鈍角形状の端部を有するノズル
に取り換えることにより、変形されうる。例えば図1に
示すようなものでは、作用が上に特定されるパラメータ
に制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は公知の静電噴霧ノズルの説明図、
【図2】図2は図1と同様な脱明図であり、本発明によ
る第1ノズル構造を示す図、 【図3】図3は同じく本発明による第2ノズル構造を示
す図、 【図4】図4は同じく本発明による第3のノズル構造を
示す図、 【図5】図5はノズル放電オリフィスの電位を局部的に
減衰させるためにカラーまたはシュラウドを用いる別の
ノズル構造を示す図である。 【図6】図6は本発明によるノズルを組込んだ静電噴霧
装置を図示する縦断面図、 【図7】図7は本発明による装置の一態様の操作の原理
を説明する説明図である。 【図8】図8は所望限度内の出口速度で分配を行う際に
適切な材料の変形に対する圧力の関係を図示するグラ
フ、 【図9】図9は本発明による別の態様の静電噴霧装置を
図解的に説明する図、 【図10】図10(a)は、図9に示した装置の部品の
斜視図である。 図10(b)は、図9に示した装置の部品の斜視図であ
る。 【符号の説明】 10a…ノズル、12…チップ、14…放電オリフィ
ス、14a…オリフィス、20…HTジェネレータ、2
1…貯蔵器、30…平面端部壁、32…ディスク、13
0…コンテナ、150…ハウジング、152…握り部、
154…引き金部、158…電圧発生器、160マイク
ロスイッチ、162…キャップ、164…ノズル、16
6…バルブ調節出口、170…ノズル部分、172…キ
ャリア、174…閉鎖部材、176…内側スリーブ、1
78…外側スリーブ、179…駆動板、180…ウェ
ブ、182…環状フランジ、184…環状保持フラン
ジ、186…パッド、118…停止部材、190…マイ
クロスイッチアクチュエータ、192レバーアーム
る第1ノズル構造を示す図、 【図3】図3は同じく本発明による第2ノズル構造を示
す図、 【図4】図4は同じく本発明による第3のノズル構造を
示す図、 【図5】図5はノズル放電オリフィスの電位を局部的に
減衰させるためにカラーまたはシュラウドを用いる別の
ノズル構造を示す図である。 【図6】図6は本発明によるノズルを組込んだ静電噴霧
装置を図示する縦断面図、 【図7】図7は本発明による装置の一態様の操作の原理
を説明する説明図である。 【図8】図8は所望限度内の出口速度で分配を行う際に
適切な材料の変形に対する圧力の関係を図示するグラ
フ、 【図9】図9は本発明による別の態様の静電噴霧装置を
図解的に説明する図、 【図10】図10(a)は、図9に示した装置の部品の
斜視図である。 図10(b)は、図9に示した装置の部品の斜視図であ
る。 【符号の説明】 10a…ノズル、12…チップ、14…放電オリフィ
ス、14a…オリフィス、20…HTジェネレータ、2
1…貯蔵器、30…平面端部壁、32…ディスク、13
0…コンテナ、150…ハウジング、152…握り部、
154…引き金部、158…電圧発生器、160マイク
ロスイッチ、162…キャップ、164…ノズル、16
6…バルブ調節出口、170…ノズル部分、172…キ
ャリア、174…閉鎖部材、176…内側スリーブ、1
78…外側スリーブ、179…駆動板、180…ウェ
ブ、182…環状フランジ、184…環状保持フラン
ジ、186…パッド、118…停止部材、190…マイ
クロスイッチアクチュエータ、192レバーアーム
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 マイケル・レスリー・グリーン
イギリス国.チエシヤー.ランコーン.
ザ・ヒース(番地その他表示なし)
(72)発明者 テイモテイ・ジエームス・ノークス
イギリス国.チエシヤー.ランコーン.
ザ・ヒース(番地その他表示なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 約1×107Ωcmより低く、かつ約1
×104Ωcmより大きい抵抗率を有する液体の噴霧に
おいて使用するための液糸モード静電噴霧装置であっ
て、オリフィスを有する噴霧ヘッド,該オリフィスを通
して放射のための噴霧ヘッドに前記液体を供給する手
段,および、噴霧ヘッドに供給する液体が優勢的に静電
気力の影響下にオリフィスから噴射される該噴霧ヘッド
に高電位を印加する手段から成り、オリフィスからの液
体の出口速度とオリフィス直近の電位勾配とが、結果と
して放射液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よ
りも実質的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成する
構成であることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項2】 請求項1に記載された静電噴霧装置にお
いて、上記オリフィスの寸法は、400ミクロンを越え
ないことを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項3】 請求項1に記載された静電噴霧装置にお
いて、上記オリフィスの寸法は、350ミクロンを越え
ないことを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
された静電噴霧装置において、オリフィスから放射され
る液体に対する出口速度が約2.7m/secを越えな
い構成であることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
された静電噴霧装置において、オリフィスから放射され
る液体に対する出口速度が、約0.3m/sec(好ま
しくは0.35m/sec)以下とならない構成である
ことを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項6】 オリフィスを定める噴霧ヘッド,該オリ
フィスを通して放射のための噴霧ヘッドに前記液体を供
給する手段,および、噴霧ヘッドに供給する液体が優勢
的に静電気力の影響下にオリフィスから噴射される該噴
霧ヘッドに高電位を印加する手段から成る液体噴霧用液
糸モード静電噴霧装置であって、 約1×107Ωcmより低く、かつ約1×104Ωcm
より大きい抵抗率を有する液体の液糸性の噴霧を、放射
液体のくびれ形成を行い、オリフィスの寸法よりも実質
的に小さい横断面寸法を有する液糸を形成するようにし
て有効に行うために、 (a)少なくともオリフィスを定める噴霧ヘッド部品は
電気的絶縁材料からなり、 (b)オリフィスの直径は350ミクロンを越えず、 (c)オリフィスからの液体出口速度は0.30〜2.
7m/secの間である構成であることを特徴とする液
糸モード静電噴霧装置。 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
された静電噴霧装置において、上記オリフィスの寸法
は、125ミクロンと250〜300ミクロンとの間で
あることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項8】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
された静電噴霧装置において、オリフィスから放射され
る液体に対する出口速度が、0.4〜2.1m/sec
の範囲内である構成であるこを特徴とする静電噴霧装
置。 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
された静電噴霧装置において、少なくともオリフィスを
定めている噴霧ヘッド部品は、電気的絶縁材料から構成
されていることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
載された静電噴霧装置において、ユーザにより加えられ
る作力を所定圧力に、またはオリフィスからの出口速度
が約0.3から2.7m/secの範囲内であるような
圧力範囲に変換する手段を組み込むことを特徴とするこ
と特徴とする静電噴霧装置。 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
記載された静電噴霧装置において、液体の液糸からの多
くのコロナ放電を上昇させることなく、上記オリフィス
直近での電位勾配がオリフィスから生成される液体の液
糸のくびれ形成を促進する手段または形状を、ノズルが
備えることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項12】 請求項11に記載された静電噴霧装置
において、ノズルは鈍角形状またはブルフエンド形状を
有することを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項13】 請求項11に記載された静電噴霧装置
において、上記オリフィスには、放射オリフィスを密接
して囲む拡張表面領域が平らであり、または比較的に浅
い曲率半径を有し、通常の平行面にまたはオリフィスを
定める縁部を含む平面との対応平面に延長され、その周
囲表面領域の放射延長範囲が、実質的にオリフィスの直
径より大きくなることを特徴とする静電噴霧装置。 【請求項14】圧縮されるに応じてその内容物を分配す
る操作の可能なタイプのコンテナを収容するハウジング
と、液体が噴霧されるノズルと、コンテナを圧縮してノ
ズルに液体を供給して所定範囲内の出口速度で液体を放
射する手段と、液体に静電電位を印加する高電圧手段と
を備え、液体を静電噴霧する装置であって、電気的に荷
電された噴霧の形態で装置から液体が発射されてノズル
により整形され、または電位勾配制御手段を備えてお
り、約1×104〜1×107Ωcmの範囲内の抵抗率
を有する液体が前記所定範囲内の出口速度でノズルから
放射される場合に、液糸の形態で噴霧を行い、ノズル放
射出口で直径より小さい直径へのくびれ形成を行い、そ
の後に小滴に破壊して噴霧を行うことを特徴とする静電
噴霧装置。 【請求填15】 請求項14に記載された静電噴霧装置
において、圧縮手段は、0.3から2.7m/sec
(好ましくは0.4から2.1m/sec)の範囲内の
出口速度上でノズルから液体を放射する構成であること
を特徴とする静電噴霧装置。 【請求項16】 約1×107Ωcmより低く、かつ約
1×104Ωcmより大きい抵抗率を有する液体を静電
噴霧するための方法であって、噴霧ヘッドのオリフィス
を通して放射のための噴霧ヘッドに前記液体を供給し、
噴霧ヘッドに供給される液体が主として静電気力の影響
下にオリフィスから噴射されるように高電位を印加し、
オリフィスからの液体の出口速度とオリフィス直近の電
位勾配とを制御して、結果として放射液体のくびれ形成
を行い、オリフィスの寸法よりも実質的に小さい横断面
寸法を有する液糸を形成する静電噴霧方法。 【請求項17】 請求項16に記載された静電噴霧方法
において、液体はオリフィスから、少なくとも約0.3
m/sec(好ましくは0.35m/sec)から2.
7m/secまでの出口速度で放射されることを特徴と
する静電噴霧方法。 【請求項18】 約1×107Ωcmより低い抵抗率を
有する液体を静電噴霧するための方法であって、 350ミクロンを越えない直径を有し、噴霧ヘッドの電
気的絶縁材料部品で形成されているオリフィス,噴霧ヘ
ッドのオリフィスを通して放射のための噴霧ヘッドに前
記液体を供給し、噴霧ヘッドに供給される液体が、主と
して静電気力の影響下に液糸としてオリフィスから噴射
されるように高電位を印加し、液体がオリフィスに供給
される場合、オリフィスからの液体の出口速度が0.3
0と2.7m/secとの間であり、これにより、オリ
フィスの横断面寸法よりも実質的に小さい寸法に、液糸
がくびれ形成を受けることを特徴とする静電噴霧方法。 【請求項19】 請求項16乃至請求項18のいずれか
にに記載された静電噴霧方法において、オリフィスから
放射される液体は、小滴の体積中心値直径が150ミク
ロンを越えない噴霧に形成されることを特徴とする静電
噴霧方法。
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB919104373A GB9104373D0 (en) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | Spraying of liquids |
GB919104374A GB9104374D0 (en) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | Spraying of liquids |
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