JPH05103919A - 多機能濾過機 - Google Patents

多機能濾過機

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JPH05103919A
JPH05103919A JP3265974A JP26597491A JPH05103919A JP H05103919 A JPH05103919 A JP H05103919A JP 3265974 A JP3265974 A JP 3265974A JP 26597491 A JP26597491 A JP 26597491A JP H05103919 A JPH05103919 A JP H05103919A
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Shinji Yamaguchi
慎治 山口
Kuniharu Kondo
邦治 近藤
Yutaka Yaginuma
豊 柳沼
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Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd
NGK Insulators Ltd
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Ikebukuro Horo Kogyo Co Ltd
NGK Insulators Ltd
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐食性、耐摩耗性に優れるとともに金属イオ
ンの混入がない多機能濾過機を提供する。 【構成】 容器部1と、この容器部1の底部の底板12
上に設けた、スペーサ13上に濾布14を配するかまた
はセラミック多孔体を配してなる濾過部11と、容器部
1の外部に設けた駆動部25と直結するインペラーシャ
フト22と、インペラーシャフト22に複数取り付けた
インペラーアーム23ー1、23ー2と、インペラーア
ームに複数取り付けたレーキ24とからなる攪拌翼部2
1とを備え、攪拌、洗浄、乾燥、排出、晶析、濾過のう
ち2つ以上の機能を有する多機能濾過機において、前記
容器部1の内面、前記攪拌翼部21のインペラーシャフ
ト22およびインペラーアーム23ー1、23ー2、お
よび前記濾過部11の底板12表面にグラスライニング
を施すとともに、攪拌翼部21のレーキ24をセラミッ
クスより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、攪拌、洗浄、乾燥、排
出、晶析、濾過のうち2つ以上の機能を単一機械で処理
可能な多機能濾過機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、攪拌、洗浄、乾燥、排出、晶析、
濾過のうち2つ以上の機能を有する多機能濾過機が使用
されている。この多機能濾過機では、各種の工程を単一
機械で処理可能であるため、試料の製品移送に伴うコン
タミネーションや酸化劣化を防止でき製品品質を向上で
きるとともに、製造工程および設備を簡素化できるとい
った大きな特徴がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、上述した多機能
濾過機を多方面に応用しようという要望が高くなってお
り、特にファインケミカルプラントにおいて、多機能濾
過機を使用したいという要望が高くなっていた。しかし
ながら、従来の多機能濾過機をそのままファインケミカ
ルプラント等に使用すると、従来の多機能濾過機は通常
ステンレス等の金属ですべての部材が作られているた
め、酸、アルカリ等に対する耐食性や耐摩耗性が劣り、
また金属イオンの混入が避けられないといった問題があ
った。
【0004】この問題を解決するため、多機能濾過機を
構成するすべての部材にテフロンライニングすることも
考えられるが、真空で処理する場合に処理後の乾燥時に
剥離が生じたり、スラリーや粉体による摩耗が大である
問題があった。また、多機能濾過機を構成するすべての
部材にグラスライニングを施すことも考えられるが、鋭
角部の製作が困難であり、ケーク層の掻き取りができな
いとともに、粉体攪拌時にやや摩耗する恐れがある問題
があった。さらに、すべての部材をセラミックスで構成
することも考えられるが、製作が不可能であったり、高
価となり事実上不可能であった。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
耐食性、耐摩耗性に優れるとともに金属イオンの混入が
ない多機能濾過機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多機能濾過機
は、(a) 容器部と、(b) この容器部の底部の底板上に設
けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセラミック多
孔体を配してなる濾過部と、(c) 前記容器部の外部に設
けた駆動部により回転・上下動するインペラーシャフト
と、インペラーシャフトと直角に複数取り付けたインペ
ラーアームと、インペラーアームに取り付けた少なくと
も1個のレーキとからなる攪拌翼部とを備え、攪拌、洗
浄、乾燥、排出、晶析、濾過のうち2つ以上の機能を有
する多機能濾過機において、前記容器部の内面、前記攪
拌翼部のインペラーシャフトおよびインペラーアーム、
および前記濾過部の底板表面にグラスライニングを施す
とともに、攪拌翼部のレーキをセラミックスより構成し
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上述した構成において、多機能濾過機の各部材
のうち、所定の部材にグラスライニングを施すととも
に、所定の部材をセラミックスより構成したため、すべ
ての部材にテフロンライニングまたはグラスライニング
を施した場合およびすべての部材をセラミックスにより
構成した場合の上述した問題はなくなり、高い耐食性、
耐摩耗性を有し、しかも金属イオンの混入のない多機能
濾過機を得ることができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の多機能濾過機の全体の構成を
示す図であり、図1(a)は部分断面で示した正面図
を、図1(b)はその側面図を、図1(c)はその平面
図をそれぞれ示す。図1に示す例において、1はステン
レス等の金属製缶体からなる容器部であり、容器部1の
上部中央には、スラリー供給口2および点検窓3を設け
ている。また、容器部1の側面には、処理済みのスラリ
ー等を容器部1内から外部へ排出するための排出口4を
設けるとともに、乾燥の際に使用する加熱ジャケット5
を設けている。さらに、容器部1内には、洗浄水を容器
部1内に供給するためのノズル6を設けている。
【0009】容器部1の底部には液密に濾過部11を設
けている。本実施例において、濾過部11は、底板12
上にスペーサ13を介して濾布14を設けて構成してい
る。底板12には、スペーサ13および濾布14を固定
するためのピンを捜通するピン穴12aを設けるととも
に、その周縁部にはフランジ部12bを設け、濾液がフ
ランジ部12bと容器部1の下部との間に構成される濾
液通路12cを通じて濾液排出口12dから外部へ排出
できるよう構成している。また、スペーサ13としてテ
フロン製のスペーサを使用すると、耐食性の点でより良
い性能を得ることができるため好ましい。さらに、本実
施例では底板12上にスペーサ13と濾布14とを配し
て濾過部11を構成したが、スペーサ13と濾布14と
の代わりに多孔質セラミック板を使用することもでき
る。
【0010】容器部1の上部および開口1aを介した内
部には、液密に攪拌翼部21を設けている。本実施例に
おいて、攪拌翼部21は、開口1aに液密かつ回動自由
に設けたインペラーシャフト22と、このインペラーシ
ャフト22の容器部1内の端部に直角に2本設けたイン
ペラーアーム23ー1、23ー2と、インペラーアーム
23ー1、23ー2に複数取り付けたレーキ24と、イ
ンペラーシャフト22の容器部1の上部に設けた、イン
ペラーシャフトに回転および昇降運動を与える駆動部2
5とから構成している。また、図1には図示されていな
いが、インペラーシャフト22の容器部1内の外周部
に、テフロンベローを設けることもできる。本実施例で
は、所定の形状のレーキ24を所定の方法でインペラー
アーム23ー1、23ー2に取り付けているが、その詳
細は後述する。
【0011】本発明で重要なのは、上述した多機能濾過
機を構成する各部材の選択であり、その限定により本発
明を達成することできる。すなわち、図1に示す実施例
において、容器部1の内面全体、すなわち缶体の内面の
みならず開口1a、スラリー供給口2、点検窓3の内
面、攪拌翼部21のインペラーシャフト22の外周面全
体、インペラーアーム23ー1、23ー2の外周面全
体、および濾過部11の底板12の表面全体にグラスラ
イニングを施すとともに、インペラーアーム23ー1、
23ー2に取り付けたレーキ24をセラミックスから構
成する点が重要である。グラスライニングの方法につい
ては、従来から公知の方法を用いることができ、例えば
特開昭62ー44566号公報において開示されている
溶射被覆によるグラスライニング方法等を好適に使用す
ることができる。
【0012】上述した構成の多機能濾過機においては、
単一の濾過機で攪拌、濾過、洗浄、乾燥、排出、晶析の
各機能を達成することができる。以下、上述した構成の
多機能濾過機の各機能について、図2(a)〜(f)に
基づいて簡単に説明する。まず、攪拌機能は、図2
(a)に示すように、容器部1内にスラリー供給口23
を介してスラリーを供給し、駆動部25を駆動してイン
ペラーアーム23ー1、23ー2を回転させ、特殊形状
のレーキ24を回転させたり昇降させることにより達成
される。濾過機能は、図2(b)に示すように、容器部
1内のスラリーを、重力によりまたは内部を加圧状態に
することにより、濾過部11を通過させることにより達
成される。この際、インペラーアーム23ー1、23ー
2を回転させる必要はないが、濾過部11の濾布14表
面近くに緻密なケーク層ができ易い場合は、インペラー
アーム23ー1、23ー2を回転させ、レーキ24でケ
ークを掻き取るようにすることもできる。
【0013】脱水機能は、図2(c)に示すように、容
器部1内において、レーキ24の底面がスラリー表面に
接する状態にして、インペラーアーム23ー1、23ー
2を逆回転させるとともに、徐々に下降させることによ
り、レーキ24のR形状の部分を使用しスラリーを圧搾
することで達成される。乾燥機能は、図2(d)に示す
ように、容器部1内の濾過部11上のケークをジャケッ
ト5内に熱風を循環させること、または、容器部1内を
減圧することにより達成される。排出機能は、図2
(e)に示すように、インペラーアーム23ー1、23
ー2を回転させて、容器部1内のケークをレーキ24に
より外周部へ移動させて、排出口4から外部へ取り出す
ことにより達成される。なお、レーキ24のインペラー
アーム23ー1、23ー2に対する取付方法を変えるこ
とにより、ケークを容器部1の中心に集めることも可能
であり、その場合は容器部1の中央に排出口を設けてケ
ークを外部へ取り出せば良い。
【0014】図3は本発明の多機能濾過機の他の例の構
成を示す図である。図3に示す例において、図1に示し
た例と同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省
略する。図3に示す例において図1に示した例と異なる
点は、インペラーシャフト22にグラスライングを施さ
ず、その代わりに容器部1内に存在するインペラーシャ
フト22全体を覆うための、一端が容器部1の開口1a
にメカニカルシール構造で固定されるとともに他端がイ
ンペラーシャフト22のインペラーアーム23ー1、2
3ー2と接続する基部に固定されているテフロンベロー
31を設けて、インペラーシャフト22の耐食性を保っ
ている点である。ここでテフロンベロー31が必要なの
は、レーキ24の高さを調節する際、テフロンベロー3
1が伸縮しなければならないためである。図3に示す例
では、インペラーシャフト22にグラスライニングを施
さなくてもよいが、グラスライニングが存在するとさら
に耐食性を向上できることはいうまでもない。
【0015】図4は本発明の多機能濾過機に使用するレ
ーキ24の形状を示し、図4(a)はその平面図を、図
4(b)はその正面図を示す。本発明の多機能濾過機で
使用するレーキ24としては、底面41と、ボス部42
とこのボス部42に埋め込まれたインペラーアーム23
ー1および23ー2に取り付けるために使用する金属軸
43とからなるレーキ取付部46と、前記底面41に対
して鋭角のL字形状に立ち上がるケーク掻き取り面44
と、前記底面41に対してケーク掻き取り面44と反対
側に底面41に対してR形状に立ち上がるのケークなら
し面45とを有する必要がある。また、ケーク掻き取り
面44の上端面44aおよびケークならし面45の上端
面45aは、図4に示すように傾斜していると、ケーク
の流れが良くなるため好ましい。さらに、ケークならし
面45は図4に示すようにふたつの方向を向く面から構
成することもできる。なお、レーキ24を構成するセラ
ミックスとしては、部分安定化ジルコニア、アルミナ、
炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム等を使用するこ
とができる。
【0016】ケークならし面45の存在する底部の厚さ
は5〜50mmであると好ましく、またボス部42は付
け根から上端部までテーパがつけてあると好ましい。ボ
ス部42内に埋め込まれた金属軸43は、その上端部の
ナット部をインペラーアーム23ー1、23ー2にネジ
止めする際に、ケーク掻き取り面44およびケークなら
し面45が所定の方向を向くように予め調節しておく必
要がある。ケーク24の形状は図4に示した形状に限定
されるものではなく、他の形状のものでも好適に使用す
ることができる。その一例の斜視図を図5(a)〜
(c)に示す。図5(a)〜(c)に示すように、いず
れの場合も所定のケーク掻き取り面44、ケークならし
面45およびレーキ取付部46が存在すれば、本発明の
レーキ24を得ることができる。
【0017】上述した構造のセラミックス製のレーキ2
4によれば、軽量化とコスト低減が可能であるととも
に、粉体が上面に残りにくく、そのため洗浄スプレーに
より簡単に洗い流すことができる。また、底面に対して
L字形状に立ち上がったケーク掻き取り面44を有して
いるため、攪拌時にらせん流が発生し、攪拌の効果が増
大する。さらに、セラミックスを使用しているため、形
状の複雑な一体成形品を得ることが可能であり、またイ
ンペラーアームにかかる重量が小さいため、たわみによ
るインペラーアームの表面に施したグラスライニングの
剥離なども起こりにくくなる。さらにまた、レーキ取付
部46としてボス部42と金属軸43の組み合わせを使
用する場合は、強度を高くすることができ、掻き取り面
の壁厚の薄肉化等を達成することができる。
【0018】図6及び図7は本発明の多機能濾過機にお
けるインペラーアーム23ー1、23ー2に対するレー
キ24の取付方法を示す図であり、図6はケーク側面取
り出しの場合を示し、図7はケーク中央取り出しの場合
を示す。まず、図6に示すケーク側面取り出し場合も図
7に示す中央取り出しの場合も、図6(a)または図7
(a)に示すように、互いに90°角度の異なるインペ
ラーアーム23ー1、23ー2に対し、複数のレーキ2
4をその取付位置に応じて取付角度を異ならせ、ネジ止
めして着脱可能に配している。
【0019】すなわち、図6に示すケーク側面取り出し
の場合は、図6(b)に全体のレーキ24を重ねて示す
ように、インペラーアームの回転中心とケーク掻き取り
面44の外側端部44aを結ぶ直線とケーク掻き取り面
44とのなす角θを、内から外のレーキ24へ行くにつ
れて角度θが徐々に大きくなるように取り付けている。
なお、図6に示す例において、中心に一番近いレーキ2
4は、中央部にケークが残らないようにするため、ケー
ク掻き取り面44の内側の一部44bが容器部1の中心
と一致するよう配置する必要があるため、上述した規則
に従うと限らない。なお、ケーク掻き取り面44は曲線
により構成することもできるが、その場合は曲線の端部
同士を結んだ直線がθを求める際の基準となる。また、
図7に示すケーク中央取り出しの場合は、図7(b)に
全体のレーキ24を重ねて示すように、上述した図6に
示すケーク側面取り出しの場合とは異なり、上述した角
度θが内から外へ行くにつれて徐々に小さくなるように
取り付けている。さらに、いずれの例でも、複数個取り
付けられたレーキ24の回転軌跡において、外側のレー
キ24のケーク掻き取り面44の内側端部44cと、内
側にあるレーキ24の掻き取り面44の外側端部44b
とが、1mm以上で好ましくはレーキ24の掻き取り面
44の長さの1/5程度までの重なりを持つよう配置す
る必要がある。
【0020】上述した構成で、図6(a)および図7
(a)中回転方向aにインペラーアーム23ー1、23
ー2を回転することにより、レーキ24の掻き取り面4
4の働きで、図6に示すケーク側面取り出しの場合はケ
ークを外周部へ、また図7に示すケーク中央取り出しの
場合はケークを中心部へ、それぞれ好適に移動させるこ
とができる。一方、濾過時はインペラーアーム23ー
1、23ー2を回転方向bに回転させるとともに徐々に
下降させるように制御することにより、R形状のケーク
ならし面45でケーク表面を平坦にならすとともにケー
クを押さえることができる。
【0021】上述した本発明におけるレーキ取付方法に
よれば、粉対排出性能を向上させることができ、その結
果レーキ数を削減できるため、レーキ間隔を大きくと
れ、レーキとレーキとの間に粉対がブリッジを作ってし
まうブリッジ化を起こりにくくすることができる。ま
た、角レーキの形状を変えることなくレーキの取付角度
を変えるだけで本発明を達成できるため、レーキ形状を
共通化することができ、コストを低減することができ
る。
【0022】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、上述した実施例においては、多機能濾過機を構成す
る各部材例えばレーキやその取付方法等についても詳細
に説明したが、これはその一例であり、本発明で限定し
たように各部材をグラスライニングしまたセラミックス
化すれば、各部材の構成は従来から公知の構成の内いず
れの構成のものでも使用できることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、多機能濾過機を構成する各部材のうち、容器
部の内面、攪拌翼部のインペラーシャフトおよびインペ
ラーアーム、および濾過部の底板表面にグラスライニン
グを施すとともに、攪拌翼部のレーキをセラミックスよ
り構成しているため、すべての部材にテフロンライニン
グまたはグラスライニングを施した場合およびすべての
部材をセラミックスにより構成した場合の上述した問題
はなくなり、高い耐食性、耐摩耗性を有し、しかも金属
イオンの混入のない多機能濾過機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多機能濾過機の全体の構成を示す図で
ある。
【図2】本は姪の多機能濾過機における各機能を説明す
るための図である。
【図3】本発明の多機能濾過機の他の例の構成を示す図
である。
【図4】本発明の多機能濾過機に使用するレーキ形状の
一例を示す図である。
【図5】本発明の多機能濾過機に使用するレーキ形状の
他の例を示す図である。
【図6】本発明の多機能濾過機におけるレーキ取付方法
の一例を示す図である。
【図7】本発明の多機能濾過機におけるレーキ取付方法
の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 容器部 2 スラリー供給口 3 点検窓 4 排出口 5 加熱ジャケット 6 ノズル 11 濾過部 12 底板 13 スペーサ 14 濾布 21 攪拌翼部 22 インペラーシャフト 23ー1、23ー2 インペラーアーム 24 レーキ 25 駆動部
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多機能濾過機
は、(a) 容器部と、(b) この容器部の底部の底板上に設
けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセラミック多
孔体を配してなる濾過部と、(c) 前記容器部の外部に設
けた駆動部により回転・上下動するインペラーシャフト
と、インペラーシャフトに複数取り付けたインペラーア
ームと、インペラーアームに取り付けた少なくとも1個
のレーキとからなる攪拌翼部とを備え、攪拌、洗浄、乾
燥、排出、晶析、濾過のうち2つ以上の機能を有する多
機能濾過機において、前記容器部の内面、前記攪拌翼部
のインペラーシャフトおよびインペラーアーム、および
前記濾過部の底板表面にグラスライニングを施すととも
に、攪拌翼部のレーキをセラミックスより構成したこと
を特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】容器部1の上部および開口1aを介した内
部には、液密に攪拌翼部21を設けている。本実施例に
おいて、攪拌翼部21は、開口1aに液密かつ回動自由
に設けたインペラーシャフト22と、このインペラーシ
ャフト22の容器部1内の端部に直角に2本設けたイン
ペラーアーム23ー1、23ー2と、インペラーアーム
23ー1、23ー2に複数取り付けたレーキ24と、イ
ンペラーシャフト22の容器部1の上部に設けた、イン
ペラーシャフトに回転および昇降運動を与える駆動部2
5とから構成している。また、図1には図示されていな
いが、インペラーシャフト22の容器部1内の外周部
に、テフロンベローを設けることもできる。本実施例で
は、所定の形状のレーキ24を所定の方法でインペラー
アーム23ー1、23ー2に取り付けているが、その詳
細は後述する。なお、インペラーシャフト22とインペ
ラーアーム23−1、23−2の取付け方は、直角に取
付けることが一般的だが、インペラーアームの回転に伴
うバランスをとりながらインペラーシャフトに対し下向
又は上向の角度をもたせて固定することも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C02F 11/12 D 7824−4D

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 容器部と、(b) この容器部の底部の
    底板上に設けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセ
    ラミック多孔体を配してなる濾過部と、(c)前記容器部
    の外部に設けた駆動部により回転・上下動するインペラ
    ーシャフトと、インペラーシャフトと直角に複数取り付
    けたインペラーアームと、インペラーアームに取り付け
    た少なくとも1個のレーキとからなる攪拌翼部とを備
    え、攪拌、洗浄、乾燥、排出、晶析、濾過のうち2つ以
    上の機能を有する多機能濾過機において、前記容器部の
    内面、前記攪拌翼部のインペラーシャフトおよびインペ
    ラーアーム、および前記濾過部の底板表面にグラスライ
    ニングを施すとともに、攪拌翼部のレーキをセラミック
    スより構成したことを特徴とする多機能濾過機。
  2. 【請求項2】 前記インペラーシャフトの外周部にテフ
    ロンベローを設けた請求項1記載の多機能濾過機。
  3. 【請求項3】 前記濾過部のスペーサがテフロンからな
    る請求項1または2記載の多機能濾過機。
  4. 【請求項4】 前記攪拌翼部のセラミック製のレーキ
    が、底面と、前記インペラーアームに取り付けるために
    使用するレーキ取付部と、前記底面に対して鋭角のL字
    形状に立ち上がるケーク掻き取り面と、前記底面に対し
    てケーク掻き取り面と反対側に底面に対してR形状に立
    ち上がるケークならし面とを有する請求項1〜3のいず
    れかに記載の多機能濾過機。
  5. 【請求項5】 前記攪拌翼部のセラミック製のレーキ
    が、前記インペラーアームにネジ止めされている請求項
    1〜4のいずれかに記載の多機能濾過機。
  6. 【請求項6】 前記セラミック製レーキの取付法が、イ
    ンペラーアームの方向と各レーキのケーク掻き取り面の
    外側端部とを結んだとき、インペラーアーム方向と各レ
    ーキのケーク掻き取り面とのなす角を、ケーク側面取り
    出しの場合は、内から外へ行くにつれて大きくなるよう
    に、またケーク中央取り出しの場合は、内から外へ行く
    につれて小さくなるようにした請求項1〜5のいずれか
    に記載の多機能濾過機。
JP03265974A 1991-10-15 1991-10-15 多機能濾過機 Expired - Fee Related JP3078621B2 (ja)

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