JPH0747091B2 - 多機能濾過機 - Google Patents
多機能濾過機Info
- Publication number
- JPH0747091B2 JPH0747091B2 JP3247465A JP24746591A JPH0747091B2 JP H0747091 B2 JPH0747091 B2 JP H0747091B2 JP 3247465 A JP3247465 A JP 3247465A JP 24746591 A JP24746591 A JP 24746591A JP H0747091 B2 JPH0747091 B2 JP H0747091B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- container
- impeller
- cake
- filtration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は容器部と濾過部と攪拌翼
部とからなる多機能濾過機に関し、特に濾過部を改良し
た多機能濾過機に関するものである。
部とからなる多機能濾過機に関し、特に濾過部を改良し
た多機能濾過機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の多機能濾過機の全体の一構
成の概念を示す図である。図２に示す例において、３１
は金属製の缶体からなる容器部、３２は容器部３１の底
部の底板上に設けた、スペーサ上に濾布を配するかまた
はセラミック多孔体を配してなる濾過部、３３は容器部
３１の外部に設けた駆動部３４と直結するインペラーシ
ャフト３５と、インペラーシャフト３５と直角に取り付
けたインペラーアーム３６ー１、３６ー２と、インペラ
ーアーム３６ー１、３６ー２に複数取り付けたレーキ３
７とからなる攪拌翼部である。
成の概念を示す図である。図２に示す例において、３１
は金属製の缶体からなる容器部、３２は容器部３１の底
部の底板上に設けた、スペーサ上に濾布を配するかまた
はセラミック多孔体を配してなる濾過部、３３は容器部
３１の外部に設けた駆動部３４と直結するインペラーシ
ャフト３５と、インペラーシャフト３５と直角に取り付
けたインペラーアーム３６ー１、３６ー２と、インペラ
ーアーム３６ー１、３６ー２に複数取り付けたレーキ３
７とからなる攪拌翼部である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述した構成の
多機能濾過機においては、図２に示すように濾過部３２
が平板状に構成されているため、例えば濾過後の濾過部
３２上に堆積したケークを側面の排出口から排出する
際、回転するレーキ３７によりケークを側面に集めなけ
ればならないが、そのときの排出性能が悪化する問題が
あった。また、多機能濾過機の機能のうち濾過部３２上
に堆積したケークを延展する際、ケークが乾燥してくる
とセンター方向に収縮を生じ、外周部より加圧ガスがシ
ョートパスしてしまい、延展の効果を十分に発揮できな
い問題もあった。さらに、多機能濾過機の機能のうち、
乾燥機能を実施する際の乾燥効率が悪化する問題もあっ
た。さらに、レーキ３７にケークの排出すなわちケーク
を外周より押し出す機能を持たせる必要があるため、レ
ーキ３７の形状が複雑となる問題もあった。
多機能濾過機においては、図２に示すように濾過部３２
が平板状に構成されているため、例えば濾過後の濾過部
３２上に堆積したケークを側面の排出口から排出する
際、回転するレーキ３７によりケークを側面に集めなけ
ればならないが、そのときの排出性能が悪化する問題が
あった。また、多機能濾過機の機能のうち濾過部３２上
に堆積したケークを延展する際、ケークが乾燥してくる
とセンター方向に収縮を生じ、外周部より加圧ガスがシ
ョートパスしてしまい、延展の効果を十分に発揮できな
い問題もあった。さらに、多機能濾過機の機能のうち、
乾燥機能を実施する際の乾燥効率が悪化する問題もあっ
た。さらに、レーキ３７にケークの排出すなわちケーク
を外周より押し出す機能を持たせる必要があるため、レ
ーキ３７の形状が複雑となる問題もあった。
【０００４】本発明の目的は上述した課題を解消し、レ
ーキ形状が簡単でもケーク排出性能が良好な多機能濾過
機を提供しようとするものである。
ーキ形状が簡単でもケーク排出性能が良好な多機能濾過
機を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の多機能濾過機
は、(a) 容器部と、(b) この容器部の底部の底板上に設
けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセラミック多
孔体を配してなる濾過部と、(c) 前記容器部の外部に設
けた駆動部に連結するインペラーシャフトと、インペラ
ーシャフトと直角に複数取り付けたインペラーアーム
と、必要に応じてインペラーアームに複数取り付けたレ
ーキとからなる攪拌翼部とを備える多機能濾過機におい
て、前記濾過部を上に凸の形状とすることを特徴とする
ものである。
は、(a) 容器部と、(b) この容器部の底部の底板上に設
けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセラミック多
孔体を配してなる濾過部と、(c) 前記容器部の外部に設
けた駆動部に連結するインペラーシャフトと、インペラ
ーシャフトと直角に複数取り付けたインペラーアーム
と、必要に応じてインペラーアームに複数取り付けたレ
ーキとからなる攪拌翼部とを備える多機能濾過機におい
て、前記濾過部を上に凸の形状とすることを特徴とする
ものである。
【０００６】
【作用】上述した構成において、濾過部の形状を上に凸
の形状とすることにより、濾過後のケークは中心の高い
部分から外周部の低い部分に自重により移動するため、
ケークの移動をレーキのみにより行う必要がなく、排出
性能を向上することができるとともに、乾燥時にも熱が
伝わる外周壁にケークが接触しやすくなるため、乾燥効
率を上げることができる。また、延展の際も、堆積した
ケークには自重により外周方向へ移動しようとする力が
かかるため、ケークの中心方向への収縮を防止し、加圧
ガスのショートパスをなくすことができる。さらに、平
板の濾過部に比べて濾過面積を大きくすることができ
る。
の形状とすることにより、濾過後のケークは中心の高い
部分から外周部の低い部分に自重により移動するため、
ケークの移動をレーキのみにより行う必要がなく、排出
性能を向上することができるとともに、乾燥時にも熱が
伝わる外周壁にケークが接触しやすくなるため、乾燥効
率を上げることができる。また、延展の際も、堆積した
ケークには自重により外周方向へ移動しようとする力が
かかるため、ケークの中心方向への収縮を防止し、加圧
ガスのショートパスをなくすことができる。さらに、平
板の濾過部に比べて濾過面積を大きくすることができ
る。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の多機能濾過機の全体の一構成
を示す図であり、図１（ａ）は部分断面で示した正面図
を、図１（ｂ）はその側面図を、図１（ｃ）はその平面
図をそれぞれ示す。図１に示す例において、１はステン
レス等の金属製缶体からなる容器部であり、容器部１の
上部中央には、スラリー供給口２および点検窓３を設け
ている。また、容器部１の側面には、処理済みのスラリ
ー等を容器部１内から外部へ排出するための排出口４を
設けるとともに、乾燥の際に使用する加熱ジャケット５
を設けている。さらに、容器部１内には、洗浄水を容器
部１内に供給するためのノズル６を設けている。
を示す図であり、図１（ａ）は部分断面で示した正面図
を、図１（ｂ）はその側面図を、図１（ｃ）はその平面
図をそれぞれ示す。図１に示す例において、１はステン
レス等の金属製缶体からなる容器部であり、容器部１の
上部中央には、スラリー供給口２および点検窓３を設け
ている。また、容器部１の側面には、処理済みのスラリ
ー等を容器部１内から外部へ排出するための排出口４を
設けるとともに、乾燥の際に使用する加熱ジャケット５
を設けている。さらに、容器部１内には、洗浄水を容器
部１内に供給するためのノズル６を設けている。
【０００８】容器部１の底部には液密に濾過部１１を設
けている。本実施例において、濾過部１１は、底板１２
上にスペーサ１３を介して濾布１４を設けて構成してい
る。底板１２には、スペーサ１３および濾布１４を固定
するためのピンを捜通するピン穴１２ａを設けるととも
に、その周縁部にはフランジ部１２ｂを設け、濾液がフ
ランジ部１２ｂと容器部１の下部との間に構成される濾
液通路１２ｃを通じて濾液排出口１２ｄから外部へ排出
できるよう構成している。また、スペーサ１３としてテ
フロン製のスペーサを使用すると、耐食性の点でより良
い性能を得ることができるため好ましい。さらに、本実
施例では底板１２上にスペーサ１３と濾布１４とを配し
て濾過部１１を構成したが、スペーサ１３と濾布１４と
の代わりに多孔質セラミック板を使用することもでき
る。
けている。本実施例において、濾過部１１は、底板１２
上にスペーサ１３を介して濾布１４を設けて構成してい
る。底板１２には、スペーサ１３および濾布１４を固定
するためのピンを捜通するピン穴１２ａを設けるととも
に、その周縁部にはフランジ部１２ｂを設け、濾液がフ
ランジ部１２ｂと容器部１の下部との間に構成される濾
液通路１２ｃを通じて濾液排出口１２ｄから外部へ排出
できるよう構成している。また、スペーサ１３としてテ
フロン製のスペーサを使用すると、耐食性の点でより良
い性能を得ることができるため好ましい。さらに、本実
施例では底板１２上にスペーサ１３と濾布１４とを配し
て濾過部１１を構成したが、スペーサ１３と濾布１４と
の代わりに多孔質セラミック板を使用することもでき
る。
【０００９】本発明で重要なのは、濾過部１１の形状を
図示のように上に凸の形状とする点である。すなわち、
底板１２、スペーサ１３、濾布１４の組み合わせまたは
底板１２、多孔質セラミック板の組み合わせを、それぞ
れの部材が上に凸の同一の曲率を有するように構成する
必要がある。そのため、後述するレーキ２４も、図示の
ように中心部のレーキ２４ほど短く、外周部のレーキ２
４ほど長く構成するとともに、それぞれの底面が濾過部
１１の対応する部分の曲率とほぼ同一となるようにする
必要がある。なお、上述した例では中心のレーキ２４ほ
ど短く、外周部のレーキ２４ほど長く構成したが、アー
ム自身を曲げて構成しても、アームを下に凸に構成して
も同様の構造をとることができることはいうまでもな
い。また、濾過部１１が円すい形状の場合は底面をその
形状に対応する形状にすることはいうまでもない。
図示のように上に凸の形状とする点である。すなわち、
底板１２、スペーサ１３、濾布１４の組み合わせまたは
底板１２、多孔質セラミック板の組み合わせを、それぞ
れの部材が上に凸の同一の曲率を有するように構成する
必要がある。そのため、後述するレーキ２４も、図示の
ように中心部のレーキ２４ほど短く、外周部のレーキ２
４ほど長く構成するとともに、それぞれの底面が濾過部
１１の対応する部分の曲率とほぼ同一となるようにする
必要がある。なお、上述した例では中心のレーキ２４ほ
ど短く、外周部のレーキ２４ほど長く構成したが、アー
ム自身を曲げて構成しても、アームを下に凸に構成して
も同様の構造をとることができることはいうまでもな
い。また、濾過部１１が円すい形状の場合は底面をその
形状に対応する形状にすることはいうまでもない。
【００１０】容器部１の上部および開口１ａを介した内
部には、液密に攪拌翼部２１を設けている。本実施例に
おいて、攪拌翼部２１は、開口１ａに液密かつ回動自由
に設けたインペラーシャフト２２と、このインペラーシ
ャフト２２の容器部１内の端部に直角に２本設けた中空
のインペラーアーム２３ー１、２３ー２と、インペラー
アーム２３ー１、２３ー２に複数取り付けたレーキ２４
と、インペラーシャフト２２の容器部１の上部に設け
た、インペラーシャフトに回転および昇降運動を与える
駆動部２５とから構成している。
部には、液密に攪拌翼部２１を設けている。本実施例に
おいて、攪拌翼部２１は、開口１ａに液密かつ回動自由
に設けたインペラーシャフト２２と、このインペラーシ
ャフト２２の容器部１内の端部に直角に２本設けた中空
のインペラーアーム２３ー１、２３ー２と、インペラー
アーム２３ー１、２３ー２に複数取り付けたレーキ２４
と、インペラーシャフト２２の容器部１の上部に設け
た、インペラーシャフトに回転および昇降運動を与える
駆動部２５とから構成している。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、濾過部の形状を上に凸の形状のとしたため、濾
過後のケークは中心の高い部分から外周部の低い部分に
自重により移動する。そのため、ケークの移動をレーキ
のみにより行う必要がなく、ケーク排出性能を向上させ
ることができる。また、乾燥時にも熱が伝わる外周壁に
ケークが接触しやすくなるため、乾燥効率を上げること
ができる。さらに、延展の際も、ケークの中心方向への
収縮を防止し、加圧ガスのショートパスをなくすことが
できるため、延展の効率を上げることができる。さらに
また、平板の濾過部に比べて濾過面積を大きくすること
ができるため、濾過効率を高めることができる。
よれば、濾過部の形状を上に凸の形状のとしたため、濾
過後のケークは中心の高い部分から外周部の低い部分に
自重により移動する。そのため、ケークの移動をレーキ
のみにより行う必要がなく、ケーク排出性能を向上させ
ることができる。また、乾燥時にも熱が伝わる外周壁に
ケークが接触しやすくなるため、乾燥効率を上げること
ができる。さらに、延展の際も、ケークの中心方向への
収縮を防止し、加圧ガスのショートパスをなくすことが
できるため、延展の効率を上げることができる。さらに
また、平板の濾過部に比べて濾過面積を大きくすること
ができるため、濾過効率を高めることができる。
【図１】本発明の多機能濾過機の一例の構成を示す図で
ある。
ある。
【図２】従来の多機能濾過機の一例の構成を示す図であ
る。
る。
１ 容器部 ２ スラリー供給口 ３ 点検窓 ４ 排出口 ５ 加熱ジャケット ６ ノズル １１ 濾過部 １２ 底板 １３ スペーサ １４ 濾布 ２１ 攪拌翼部 ２２ インペラーシャフト ２３ー１、２３ー２ インペラーアーム ２４ レーキ ２５ 駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｄ 29/62 Ｃ０２Ｆ 11/12 Ｄ 7446−4Ｄ 8925−4Ｄ Ｂ０１Ｄ 29/04 ５３０ Ｄ 23/02 Ｚ 23/24 Ｚ
Claims (2)
- 【請求項１】 (a) 容器部と、(b) この容器部の底部の
底板上に設けた、スペーサ上に濾布を配するかまたはセ
ラミック多孔体を配してなる濾過部と、(c)前記容器部
の外部に設けた駆動部に連結するインペラーシャフト
と、インペラーシャフトと直角に複数取り付けたインペ
ラーアームと、必要に応じてインペラーアームに複数取
り付けたレーキとからなる攪拌翼部とを備える多機能濾
過機において、前記濾過部を上に凸の形状とすることを
特徴とする多機能濾過機。 - 【請求項２】 前記濾過部の底板の周縁部にフランジ部
を設け、濾過部を通過した濾液を、前記フランジ部と容
器部との間に構成される濾液通路を通じて濾液排出口か
ら外部へ排出する請求項１記載の多機能濾過機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247465A JPH0747091B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多機能濾過機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3247465A JPH0747091B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多機能濾過機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576707A JPH0576707A (ja) | 1993-03-30 |
| JPH0747091B2 true JPH0747091B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=17163856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3247465A Expired - Lifetime JPH0747091B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 多機能濾過機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0747091B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3247465A patent/JPH0747091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0576707A (ja) | 1993-03-30 |
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