JPH05102477A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05102477A
JPH05102477A JP25754391A JP25754391A JPH05102477A JP H05102477 A JPH05102477 A JP H05102477A JP 25754391 A JP25754391 A JP 25754391A JP 25754391 A JP25754391 A JP 25754391A JP H05102477 A JPH05102477 A JP H05102477A
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JP
Japan
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conductivity type
source
drain
region
transistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP25754391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Yasui
孝俊 安井
Junji Hirase
順司 平瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP25754391A priority Critical patent/JPH05102477A/ja
Publication of JPH05102477A publication Critical patent/JPH05102477A/ja
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソース領域又はドレイン領域の寄生容量を小
さくすることにより、より高速な回路動作を得るための
半導体装置を提供することを目的とする。 【構成】 第1導電型の半導体基板10と、この半導体
基板10に形成された第2導電型のトランジスタと、こ
のトランジスタのチャネル領域5下に形成された第1導
電型のパンチスルーストッパ4と、前記トランジスタの
ソース2・ドレイン3下に形成され、パンチスルースト
ッパ4より低濃度の第1導電型の低濃度層6とを備えた
ものである。 【効果】 トランジスタのチャネル領域直下の高濃度の
パンチスルーストッパ4によりソース、ドレイン間のパ
ンチスルーを阻止しながら、ソース領域およびドレイン
領域直下の低濃度層6によりソース、ドレインの寄生容
量を小さくし、回路動作を高速にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は 高速な回路動作を実現
するための半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置はその微細化の要請か
ら、種々の試みがなされている。以下図面を参照しなが
ら、上記の従来の半導体装置の一例について説明する。
図6は従来の半導体装置の断面図を示すものである。図
6において、MOSトランジスタがp型基板10上に形
成されたポリシリコンゲート1、ソース2、ドレイン
3、ゲート絶縁膜13により構成されている。4はパン
チスルーストッパ、7はLOCOS酸化膜、12は絶縁
膜である。以上のように構成された半導体装置ではパン
チスルーストッパ4により、ソース2、ドレイン3から
の空乏層の伸びが抑制され、ゲート長が小さくなっても
しきい値電圧の低下(短チャネル効果)が抑えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ソース領域又はドレイン領域の寄生容量
が大きいので、その回路動作の高速性が損なわれるとい
う問題点を有していた。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、ソース領域又
はドレイン領域の寄生容量を小さくすることにより、よ
り高速な回路動作を得るための半導体装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1導電型の半導体基板と、この半導体基板に形成され
た第2導電型のトランジスタと、このトランジスタのチ
ャネル領域下に形成された第1導電型の第1半導体領域
と、前記トランジスタのソース・ドレインの少なくとも
一方の下に形成され、前記第1半導体領域より低濃度の
第1導電型の第2半導体領域とを備えたものである。
【0006】上記第1導電型の第1半導体領域が、前記
半導体基板、ウェル、パンチスルーストッパ層のいずれ
かである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、チャネル領域
直下の高濃度の第1半導体領域によりソース、ドレイン
間のパンチスルーを阻止しながら、ソース領域叉は/お
よびドレイン領域直下の低濃度の第2半導体領域により
ソース、ドレインの寄生容量を小さくし、回路動作の高
速性を実現することとなる。
【0008】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例の半導体
装置について、図面を参照しながら説明する。
【0009】本実施例では、第1導電型の第1半導体領
域がパンチスルーストッパである場合を示す。図1は本
発明の第1の実施例における半導体装置の断面図を示す
ものである。図1において、MOSトランジスタがp型
基板10上に形成されたポリシリコンゲート1、ソース
2、ドレイン3、ゲート絶縁膜13により構成されてい
る。4は高濃度の第1導電型の第1半導体領域となるパ
ンチスルーストッパ、5はチャネル領域、6は第1導電
型の第2半導体領域となる低濃度層、7はLOCOS酸
化膜、12は絶縁膜である。
【0010】素子の集積化が進むにつれて、トランジス
タのゲート長も短くなり、短チャネル効果がますます顕
著となる。この短チャネル効果を抑えるために、通常パ
ンチスルーストッパ注入と称する基板やウェルと同じ導
電型のイオンの注入を行なっているが、それに伴って、
ソース2、ドレイン3の接合容量も増え、回路動作速度
が遅くなる。そこで本実施例では低濃度層6を設けるこ
とにより、接合容量が低減され、回路動作速度が改善さ
れることとなる。その際、チャネル領域5の下部は、パ
ンチスルーストッパ4となっているため短チャネル効果
も抑制される。
【0011】次に本発明の製造方法の実施例について図
2を参照しながら説明する。図2(a)では、7はLOCOS(L
OCal Oxidation of Silicon)酸化膜、8(膜厚300nm乃
至600nm)はイオン注入保護酸化膜で、以上は図1の構成
と同様なものである。通常のMOSトランジスタと同様にL
OCOS酸化膜7を設けた後、イオン注入保護酸化膜8を通
して、パンチスルーストッパ4(例えば、加速エネルギ
ー160KeV,ドーズ量2E12cm-2のボロンイオン)を注入す
る。
【0012】その後、図2(b)では、通常のゲート形成
を行ない、その後、このポリシリコンゲート1およびLO
COS酸化膜7をマスクとして、リン等の基板と反対の導
電型の不純物9を注入する。その後、通常の層間絶縁膜1
2形成、コンタクト孔形成プロセスを経て、図1の断面
図に示す様なトランジスタを得る。このように、ポリシ
リコンゲート1およびLOCOS酸化膜7をイオン注入マス
クとして、リン等の基板と反対の導電型の不純物9を注
入することにより、従来のプロセスとの整合性がよく、
しかも自己整合的に低濃度層6を形成することができ
る。
【0013】尚、ここで述べたゲート形成とは、膜厚15
0nm乃至300nmのリンをドープしたポリシリコンと、ゲー
トの側壁に形成した誘電体膜と、ゲート上に形成した誘
電体膜を含んでいる。ただし、ゲートの側壁に形成した
誘電体膜と、ゲート上に形成した誘電体膜は、必ずしも
必要ではない。
【0014】以上のように構成された半導体装置につい
て、どのようにして容量が減少するのかを説明する。ま
ず(数1)はpn接合の容量を示す式である。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】ここで、CDはpn接合の接合容量、XD
pn接合の空乏層の幅で(数2)で表される。 qは電荷
素量、 niは純粋なシリコン中の電化密度、ε0は真空の
誘電率、εsはシリコンの比誘電率、 NAはソース、ドレ
インの不純物濃度、 NBは空乏層付近の基板濃度、 VBS
は基板バイアス電圧(ソース基板間電圧)、Vbiはビル
トインポテンシャルをそれぞれ表す。また、ビルトイン
ポテンシャルVbiは、(数3)で表される。但し、kはボ
ルツマン定数、Tは絶対温度を表す。
【0018】
【数3】
【0019】これらの式を用いて、どの程度接合容量が
減少するか、計算してみる。図1における基板10の濃
度NBが、NB=1e+16cm-3(T=300度)の場合、その単位面
積当たりの接合容量CDは、CD=1.7e-8F/cm2であるのに
対し、低濃度層6を備えることにより、基板濃度NBを1
e+15cm-3にすると、その単位面積当たりの接合容量CD
は、CD=5.2e-9F/cm2となり、約3分の1に減少させる
ことができる。これを、実測したものが、図3である。
横軸にソース基板間電圧VBS、縦軸に接合容量を任意単
位で表している。従来例に対して、本実施例では、接合
容量が約半分になっていることがわかる。
【0020】以上のように本実施例によれば、トランジ
スタのソース・ドレイン2下に、第1導電型の半導体基
板10より低濃度な半導体領域6を設けることにより、
短チャネル効果を抑制しながら、寄生容量を小さくする
ことができる。
【0021】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
における半導体装置の断面図を示すものである。本実施
例では第1導電型の半導体領域が第1導電型のウェルで
ある場合を示す。
【0022】図4において、MOSトランジスタが高濃
度の第1導電型の第1半導体領域となるp型ウェル11
上に形成されたポリシリコンゲート1、ソース2、ドレ
イン3、ゲート絶縁膜13により構成されている。5は
チャネル領域、6は第1導電型の第2半導体領域となる
低濃度層、10はp型基板、12は絶縁膜である。素子
の集積化が進むにつれて、トランジスタのゲート長が短
くなるとともに短チャネル効果を抑えるため、ゲート酸
化膜13厚がますます薄くなる。それに伴って、ウェル11
の濃度が濃くなるため、ソース2、ドレイン3の接合容
量も増え、回路動作速度が遅くなる。そこで本実施例で
は低濃度層6を設けることにより、接合容量が低減さ
れ、回路動作速度が改善されることとなる。その際、チ
ャネル領域5の下部は、p型ウェル11と同じ濃度とな
っているため短チャネル効果も抑制される。
【0023】(実施例3)図5は本発明の第3の実施例
における半導体装置の断面図を示すものである。本実施
例では第1導電型の半導体領域が半導体基板である場合
を示す。
【0024】図5において、MOSトランジスタが高濃
度の第1導電型の第1半導体領域となるp型基板10上
に形成されたポリシリコンゲート1、ソース2、ドレイ
ン3、ゲート絶縁膜13により構成されている。5はチ
ャネル領域、6は第1導電型の第2半導体領域となる低
濃度層、12は絶縁膜である。素子の集積化が進むにつ
れて、p型基板の不純物濃度は高くなるが、それに伴っ
て、ソース2、ドレイン3の接合容量も増え、回路動作
速度が遅くなる。そこで本実施例では低濃度層6を設け
ることにより、接合容量が低減され、回路動作速度が改
善される。
【0025】なお上記実施例1〜3では、低濃度層6を
ソース領域及びドレイン領域直下に形成したが、ソース
領域、ドレイン領域いずれか一方の直下に形成されてい
ても同様の効果を有することは言うまでもない。
【0026】また上記実施例1〜3では、第1導電型の
半導体基板10としてp型基板とp型ウェルの場合を述べ
たが、n型基板でもよいし、n型ウェルでもよい。ただ
し、n型基板、n型ウェルの場合は、基板と反対の導電型
の不純物9として、ボロンイオン等が用いられる。
【0027】また、本実施例の場合、パンチスルースト
ッパとしてボロンイオンをあげたが、第1導電型の半導
体基板10としてn型基板、n型ウェルを使用する場合
は、パンチスルーストッパとしてリンイオン等を用い
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、トランジ
スタのチャネル領域直下の高濃度の第1半導体領域によ
りソース、ドレイン間のパンチスルーを阻止しながら、
ソース領域叉は/及びドレイン領域直下の低濃度の第2
半導体領域によりソース、ドレインの寄生容量を小さく
し、回路動作を高速にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の断
面図
【図2】同実施例における半導体装置の製造方法の工程
断面図
【図3】横軸にソース基板間電圧VBS、縦軸に接合容量
を任意単位で表した実測図
【図4】本発明の第2の実施例における半導体装置の断
面図
【図5】本発明の第3の実施例における半導体装置の断
面図
【図6】従来の半導体装置の断面図
【符号の説明】
1 ポリシリコンゲート 2 ソース 3 ドレイン 4 パンチスルーストッパ 5 チャネル領域 6 低濃度層 7 LOCOS酸化膜 8 イオン注入保護酸化膜 9 基板と反対の導電型の不純物 10 p型基板 11 p型ウェル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板と、この半導体基
    板に形成された第2導電型のトランジスタと、このトラ
    ンジスタのチャネル領域下に形成された第1導電型の第
    1半導体領域と、前記トランジスタのソース・ドレイン
    の少なくとも一方の下に形成され、前記第1半導体領域
    より低濃度の第1導電型の第2半導体領域とを備えた半
    導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の第1導電型の半導体領域が
    前記半導体基板、ウェル、パンチスルーストッパ層のい
    ずれかであることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】請求項1叉は請求項2記載の第1導電型の
    第2半導体領域が、第2導電型のトランジスタのゲート
    電極形成後にイオン注入法によって形成されたことを特
    徴とする半導体装置。
JP25754391A 1991-10-04 1991-10-04 半導体装置 Pending JPH05102477A (ja)

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JP25754391A JPH05102477A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 半導体装置

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JP (1) JPH05102477A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07176609A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH0864819A (ja) * 1994-08-17 1996-03-08 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07176609A (ja) * 1993-12-20 1995-07-14 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
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