JPH0510154U - 乗用作業機用トランスミツシヨン - Google Patents
乗用作業機用トランスミツシヨンInfo
- Publication number
- JPH0510154U JPH0510154U JP6456891U JP6456891U JPH0510154U JP H0510154 U JPH0510154 U JP H0510154U JP 6456891 U JP6456891 U JP 6456891U JP 6456891 U JP6456891 U JP 6456891U JP H0510154 U JPH0510154 U JP H0510154U
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- JP
- Japan
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- transmission
- steering
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、エンジンからの入力軸によって各
別に駆動される走行用中継軸と作業用中継軸とを有し、
下方位置にステアリング減速部を設けたトランスミッシ
ョンにおいて、トランスミッションの上下方向のスペー
スを小さくし、ステアリング減速部が突出しない構造の
トランスミッションを提供し、機体接地等の問題が生じ
ないようにすることを目的とする。 【構成】 走行用中継軸としての第二軸7と作業用中継
軸としての植付第一軸20を同一軸心上に軸支し、ステ
アリング減速部を走行駆動軸系のデファレンシャル用の
リングギアの前方位置に配置する。
別に駆動される走行用中継軸と作業用中継軸とを有し、
下方位置にステアリング減速部を設けたトランスミッシ
ョンにおいて、トランスミッションの上下方向のスペー
スを小さくし、ステアリング減速部が突出しない構造の
トランスミッションを提供し、機体接地等の問題が生じ
ないようにすることを目的とする。 【構成】 走行用中継軸としての第二軸7と作業用中継
軸としての植付第一軸20を同一軸心上に軸支し、ステ
アリング減速部を走行駆動軸系のデファレンシャル用の
リングギアの前方位置に配置する。
Description
【0001】
本考案は、田植機やトラクタ等の乗用作業機におけるトランスミッションの構 造に関するものである。
【0002】
従来、乗用作業機のトランスミッションでは、図3に示すように、ミッション ケース40に軸支された走行用中継軸7と作業用中継軸20とが別系統において 構成され、両中継軸7,20は同一軸上にはなく、植付け等の作業用中継軸20 が走行用中継軸7よりも上に配置されていた。また、ステアリング減速部45は 、走行駆動系のデファレンシャル用のリングギア26の後方に挿入されたステア リング軸35の下端に接続するように、リングギア26のほぼ真下に配設されて いた。
【0003】
しかし、両中継軸7,20が同一軸上にはないので、上下方向にスペースを要 し、特にステアリング減速部45が前記リングギア26のほぼ真下に配設されて いることから、ステアリング減速部45の収納部分がミッションケース40下方 に突出して作業機の地上高が例えば10cm前後も低くなり、湿田作業等におけ る機体接地等の不都合が生じていた。 そこで、本考案は、上下方向のスペースを小さくすることができ、ステアリン グ減速部が突出しない構造のトランスミッションを提供することを目的とするも のである。
【0004】
本考案における乗用作業機用トランスミッションでは、トランスミッション内 において、エンジンからの入力軸1によって各別に駆動される走行用中継軸7と 作業用中継軸20とをそれぞれ軸支し、上記トランスミッション内の下方位置に ステアリング軸35を挿入軸支するとともに、ステアリング減速部45を設けた 機構において、上記走行用中継軸7と作業用中継軸20を同一軸心上に軸支し、 ステアリング減速部45を走行駆動系のデファレンシャル用のリングギア26前 方位置に配置したことを特徴としている。
【0005】
本考案においては、走向用中継軸7と作業用中継軸20が同一軸心上に軸支さ れた構造をなしているので、本考案に基づくトランスミッション機構が上下方向 に占めるスペースを少なくすることができる。これに伴い空きスペースとなるデ ファレンシャル用のリングギア26の前方下方スペースがステアリング減速部4 5の設置部とし利用される。
【0006】
次に、本考案の実施例を乗用田植機について説明する。 図1、図2に示すように、本実施例におけるトランスミッションではミッショ ンケース40内に入力用主軸1とバック軸5、第二軸7及び植付第一軸20が並 列して回転自在に軸支され、主軸1はバック軸5をギア2,6を介して常時回転 連動させ、さらに該主軸1は第二軸7をギア2,8を介して常時回転連動させる 。バック軸5と主軸1は図2に示すようにミッションケース40内前方にそれぞ れ上下に配設されていて、第二軸7は前記両軸1,5よりもやや後部に設けられ ている。ここで第二軸7は走行用中継軸であり、植付第一軸20は植付作業動力 を伝動する作業用中継軸にあたる。主軸1には図1に示すように変則ギア3がス プライン嵌合されていて、ギア13と歯合することにより植付第一軸20の変速 を行う。
【0007】 また、第二軸7にはドックギア9がスプライン嵌合されていて、その左右のフ リー回転ギア8,8’間をスライド選択させることにより作業機の前後進及びニ ュートラル切換えを行う。第二軸7は該第二軸に固定されたギア10を介して前 輪用デファレンシャル用のリングギア26を連動させ、このリングギア26は前 輪走行軸デファレンシャル25及び27a,27bを差動連動させ、また、第4 軸30を介して後輪伝動軸31に連動している。
【0008】 ギア13はブッシュ14の端部に固定され、該ブッシュ13の他端はスプライ ン15により植付第一軸30に嵌合接続されている。この植付第一軸30は傘歯 車機構47を介してPTO軸22と一体に回転するように構成されている。ブッ シュ14はは、中間部ベアリング16で軸支されている。植付第一軸20はトル クリミッター部21を備え、伝動機構や植付爪のトラブルを未然に防止する。 ここで、第二軸7の右端部はブッシュ内に回転自在に配設されていて、第二軸 7と植付第一軸20とはそれぞれフリー回転するように構成されている。このよ うに第二軸7の端部が、植付第一軸20にスプライン15を介して固着されてい るブッシュ14内に回動自在に内設されているので、第二軸7と植付第一軸20 を同一軸心上に設けることができる。
【0009】 主軸1と第二軸7の間には、ステアリングシャフト35が挿通されていて、入 力軸の下方、リングギア26の下方前方にステアリング減速部45が設けられて いる。46は前輪操向用のステアリングアームである。従来ならば、図3に示す ように、デファレンシャル用のリングギア26の後方にステアリングシャフト3 5が挿通され、リングギア26及び走行用中継軸7の下方にステアリング減速部 45が設けられていたため、ステアリング減速部45がミッションケース40の 下方に大きく突出する構造となっていたが、上記のように走行用中継軸としての 第二軸7と作業用中継軸としての植付第一軸20を同一軸心上に配置したことに より、上記主軸1及び第二軸7、植付第一軸20の下方に空きスペースができ、 このスペースにステアリング減速部45を設けることができることから、ミッシ ョンケース40が従来のような下方が突出した構造とはならず、作業機の地上高 を高くすることができ、湿田作業における機体接地等の不都合が解消される。
【0010】
以上のように構成される本考案によれば、作業機の走行駆動系と作業駆動系を 同一軸心上に軸支したことにより、各別の軸心上に支持したものに比して機構が コンパクトで小型化するとともに、ミッションケースの加工が単一に加工できる ため加工コストの低減が実現できるほか、デファレンシャル用のリングギア前方 下方スペースをステアリング減速部の設置スペースとして有効利用するため、ト ランスミッション下方にステアリング減速部が突出することもなく、作業機の地 上高さを高くすることが可能となり、湿田作業等における機体接地等の不都合が 改善される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスミッションの平面断面図である。
【図2】トランスミッションの側断面図である。
【図3】従来例を示す側面略図である。
1 主軸 7 第二軸 20 植付第一軸 26 デファレンシャルギアリング 35 ステアリングシャフト 40 ミッションケース 45 ステアリング減速部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 トランスミッション内において、エンジ
ンからの入力軸(1)によって各別に駆動される走行用
中継軸(7)と作業用中継軸(20)とをそれぞれ軸支
し、上記トランスミッション内の下方位置にステアリン
グ軸(35)を挿入軸支するとともに、ステアリング減
速部(45)を設けた機構において、上記走行用中継軸
(7)と作業用中継軸(20)を同一軸心上に軸支し、
ステアリング減速部(45)を走行駆動系のデファレン
シャル用のリングギア(26)前方位置に配置してなる
乗用作業機用トランスミッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064568U JP2558720Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 乗用作業機用トランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991064568U JP2558720Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 乗用作業機用トランスミッション |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510154U true JPH0510154U (ja) | 1993-02-09 |
JP2558720Y2 JP2558720Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13261970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991064568U Expired - Fee Related JP2558720Y2 (ja) | 1991-07-20 | 1991-07-20 | 乗用作業機用トランスミッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558720Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02310129A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Kubota Corp | 作業車のpto系伝動構造 |
JPH0321521A (ja) * | 1989-06-17 | 1991-01-30 | Iseki & Co Ltd | 農作業機 |
-
1991
- 1991-07-20 JP JP1991064568U patent/JP2558720Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02310129A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Kubota Corp | 作業車のpto系伝動構造 |
JPH0321521A (ja) * | 1989-06-17 | 1991-01-30 | Iseki & Co Ltd | 農作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558720Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |