JPH0510127U - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置

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JPH0510127U
JPH0510127U JP5618591U JP5618591U JPH0510127U JP H0510127 U JPH0510127 U JP H0510127U JP 5618591 U JP5618591 U JP 5618591U JP 5618591 U JP5618591 U JP 5618591U JP H0510127 U JPH0510127 U JP H0510127U
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JP
Japan
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seat
pair
seat belt
webbing
belt device
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Withdrawn
Application number
JP5618591U
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English (en)
Inventor
秀郎 杉
勇 西村
達也 日比野
祥央 川上
英俊 八手亦
裕之 藤川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Publication of JPH0510127U publication Critical patent/JPH0510127U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着座者を良好に拘束することができ、且つ、
装着が容易なシートベルト装置を提供する。 【構成】 シートクッション2を挟むように配置された
各ガイドレール25と、各ガイドレール25に沿って移
動する各ブラケット28と、着座者の両肩部近傍を拘束
する一対の側部用ウエビング13,13と、着座者の胸
部近傍を拘束する一対の前部用ウエビング14,14
と、各前部用ウエビング14の内側端同士を接続するバ
ックル機構15等を備えるシートベルト装置10であ
る。各側部用ウエビング13の下端13aは、各緊急解
除用バックル18を介して各ブラケット28に接続され
ている。シート1に乗員が着座すると、コントローラ4
0は各パワーユニット33を操作して各ブラケット28
を移動させ、シートベルト装置10の装着を容易にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、着座者をシートに拘束するシートベルト装置に関し、特に、車両用 のシートベルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の乗員保護手段として普及するシートベルト装置として、着座者を良好に 拘束することができるフルハーネス式シートベルト装置が知られている。この種 のシートベルト装置は、3点式シートベルト機構と2点式シートベルト機構とを 組み合わせて構成されている。3点式シートベルト機構の肩ベルトと2点式シー トベルト機構とは、互いに筋交い状に着用されて着座者の胸部を拘束する。また 、3点式シートベルトの腰ベルトは、着座者の腰部を拘束する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のシートベルト装置においては、3点式シートベルト機 構と、2点式シートベルト機構とを別々に装着するために、シートベルトの着用 が煩わしくなるとの問題がある。 本考案は上述の問題点を解決するためになされたもので、着座者を良好に拘束 することができ、しかも、着用が容易なシートベルト装置を提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、 フロアに取り付けられたシートクッション部と、シートクッション部から略上 方に延びるシートバック部とを備えるシートに、着座者を拘束するシートベルト 装置において、 シートクッション部を左右から挟むように配置され、シートクッション部の前 後方向に延びる一対の移動機構と、シートバック部の上部両側近傍位置よりそれ ぞれシートバック部の両側近傍位置に沿って延び、各下端が前記各移動機構に接 続される一対の側部用ウエビングと、各側部用ウエビングに各外側端が接続され 、シートバック部の前面に沿って略水平に延びる一対の前部用ウエビングと、各 前部用ウエビングの内側端同士を取外し可能に接続するバックル機構とを備えて 構成するものである。
【0005】
【作用】
本考案のシートベルト装置においては、一対の側部用ウエビングが着座者の両 肩部近傍位置を拘束し、また、一対の前部用ウエビングが着座者の胸部近傍位置 を拘束する。 シートベルト装置を着用する際、一対の移動機構が各側部用ウエビングの下端 を移動させることで、シートベルト装置の着用が容易になり、各側部用ウエビン グを装着した後、バックル機構を嵌め込み各前部用ウエビングを装着する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて上述する。 図1及び図2は、本考案を適用したシートベルト装置の一実施例を示し、例え ば、車両用シート1に取り付けられるシートベルト装置10は、拘束部、駆動部 及び制御部より構成されている。拘束部は、一対の側部用ウエビング13,13 、一対の前部用ウエビング14,14、バックル機構15等より構成されている 。
【0007】 一対の側部用ウエビング13,13は、車両用シート1のシートバック3の上 部より延出している。つまり、シートバック3内には一対のリトラクタ17,1 7(図2)が収納されており、各リトラクタ17から延びる各側部用ウエビング 13は、シートバック3の前面に形成された各スリット5を介してシートバック 3の外方に延出している。各スリット5は、シートバック3の上部両側近傍位置 に形成されている。
【0008】 そして、各側部用ウエビング13は、シートバック3の両側部3aに沿うよう にして略下方に延び、その下端13aは、後述する緊急解除用バックル機構18 ,18を介して駆動部に接続されている。 一対の前部用ウエビング14,14は、それぞれ二つ折りにされて形成され、 折り返し側の外側端で各側部用ウエビング13を挟み、重ね合わせ側の内側端を シートバック3の前面に沿って略水平に延ばしている。つまり、各前部用ウエビ ング14の外側端は折り返されて形成されており、この外側端の中側を各側部用 ウエビング13が挿通している。
【0009】 そして、各前部用ウエビング14の外側端は、面ファスナを介して各側部用ウ エビング13に係止されている。従って、各前部用ウエビング14の各側部用ウ エビング13への取付高さは、所定の範囲で調整することが可能である。また、 各前部用ウエビング14の内側端同士は、バックル機構15で接続される。 バックル機構15は、タング20及びバックル本体21より構成されている。 タング20は、一方の前部用ウエビング14の内側端に、また、バックル本体2 1は、他方の前部用ウエビング14の内側端にそれぞれ固定されている。バック ル本体21内には、バックルスイッチ23が内蔵されている。このバックルスイ ッチ23は、後述するコントローラ40に電気的に接続されている。そして、タ ング20がバックル本体21内に所定の位置まで嵌め込まれると、バックルスイ ッチ23はコントローラ40にオン信号を供給する。
【0010】 シートベルト装置10の駆動部は、移動手段と駆動手段より構成されている。 移動手段は、一対のガイドレール25,25、一対のスライダ26,26等より 構成されている。各ガイドレール25は、フロア4に螺着固定されており、シー トクッション2の前後方向に延びて、当該シートクッション2を左右から挟むよ うに配置されている。各ガイドレール25は、図3に示すように、角筒状をなし ており、その上板25aにはスリット27が形成されている。各スリット27は 、各ガイドレール25の略全長に亘って形成されている。
【0011】 各スライダ26は、各ガイドレール25内に摺動自在に配置されている。各ス ライダ26の各々は、一側半部26A及び他側半部26Bより構成され、これら 各半部26A,26Bは、ブラケット28の下端を挟持している。従って、各ス ライダ26は、各ブラケット28を各ガイドレール25に沿って移動させること ができる。
【0012】 各ブラケット28は、各ガイドレール25のスリット27を介してそれぞれ上 方に延び、その上端をシートクッション2の上面と略同じ高さに位置させている 。各ブラケット28の上端には、緊急解除用バックル機構18が取り付けられて いる。 各緊急解除用バックル機構18は、タング(図示せず)及びバックル本体31 等より構成されている。前記各タングは、各側部用ウエビング13の下端13a に固定されている。また、各バックル本体31は、前記各ブラケット28の上端 に接続されている。これら各バックル本体31は、各ブラケット28に対して所 定範囲の角度で回動可能とされており、さらに、各ブラケット28は途中で捩じ られているので、各側部用ウエビング13が着座者に良好に密着するよう図られ ている。
【0013】 駆動手段は、一対のパワーユニット33よりなり、これらは各ガイドレール2 5の後方に配置されている。これらパワーユニット33の各々は、図4に示すよ うに、ハウジング35、電動モータ36、ワイヤ37等より構成されている。ハ ウジング35は、フロア4に固定されている。このハウジング35内には、図示 しない歯車機構が収納されており、この歯車機構にワイヤ37が巻き付けられて いる。そして、このワイヤ37は、ハウジンク35よりガイドレール25に向け て延び、当該ガイドレール25内を通って、前記ブラケット28に脱落不能に接 続されている。
【0014】 一方、電動モータ36は、コントローラ40に電気的に接続され、当該コント ローラ40に操作されて正逆両方向に選択的に回転する。この電動モータ36の 出力軸は、前記歯車機構に接続されており、電動モータ36が正転した場合には 、歯車機構がワイヤ37をハウジング35内に巻き取り、電動モータ36が逆転 した場合には、歯車機構がワイヤ37をハウジング35内から伸ばす。
【0015】 シートベルト装置10の制御部は、コントローラ40、シート内スイッチ41 、ドアラッチスイッチ42及び前述したバックルスイッチ23等より構成されて いる。シート内スイッチ41は、シートクッション2内に内蔵されている。この シート内スイッチ41は、コントローラ40に電気的に接続され、車両用シート 1に乗員が着座している場合にオン信号をコントローラ40に供給する。
【0016】 また、ドアラッチスイッチ42は、例えば、車両のセンタピラーに配設されて ドアを係止するドアラッチ機構(これらの図示省略)に取り付けられている。そ して、このドアラッチスイッチ42は、コントローラ40に電気的に接続され、 ドアが開いている場合にオン信号を供給する。 コントローラ40は、マイクロコンピュータを有しており、その入力側には、 前記バックルスイッチ23、シート内スイッチ41、ドアラッチスイッチ42が 電気的に接続され、また、出力側には、電動モータ36が電気的に接続されてい る。そして、このコントローラ40は、各スイッチ23,41,42からの信号 に基づいて電動モータ36を操作する。
【0017】 以上のように構成されたシートベルト装置10は、以下のように作動する。 先ず、駐車している車両のドアを開け、乗員がシート1に座ると、コントロー ラ40は、この状態をドアラッチスイッチ42及びシート内スイッチ41からの 信号で検出する。つまり、ドアラッチスイッチ42からオン信号が供給された後 、所定の時間内にシート内スイッチ41からオン信号が供給されると、コントロ ーラ40は、乗員が乗り込み着座したと判断する。
【0018】 なお、車両が駐車している状態においては、各スライダ26は、各ガイドレー ル25の後端近傍に位置付けられている。 そして、着座者がドアを閉めると、ドアラッチスイッチ42からのオン信号の 供給が絶たれるので、コントローラ40はドアの閉扉を検出する。これにより、 コントローラ40は、各パワーユニット33の電動モータ36に逆転信号を供給 し、各電動モータ36を所定の時間だけ逆転させる。各電動モータ36が逆転す ると、歯車機構が回転してワイヤ37がハウジング35から伸び、各スライダ2 6が各ガイドレール25を摺動して、各ブラケット28が前方に移動する。
【0019】 従って、各側部用ウエビング13の下端13aが前方に移動し、各側部用ウエ ビング13とシートバック3との間に大きな空間がそれぞれ形成される。着座者 は、これらの空間に両腕を通す。そして、バックル機構15のタング20を、バ ックル本体21に嵌め込む。これにより、バックルスイッチ23がオン信号をコ ントローラ40に供給する。
【0020】 このオン信号を受け取ったコントローラ40は、各電動モータ36に正転信号 を供給してこれらを所定の時間だけ正転させる。各電動モータ36が正転すると 、歯車機構が回転してワイヤ37が巻き取られ、各スライダ26が各ガイドレー ル25を摺動しながら後方に移動する。従って、各側部用ウエビング13の下端 13aが、後方に向けて所定の位置まで移動する。これにより、各側部用ウエビ ング13が着座者の両肩部近傍位置を拘束し、また、各前部用ウエビング14が 着座者の胸部近傍位置を拘束する。
【0021】 なお、本実施例においては、各ガイドレール25をフロア4に螺着固定する構 成としたが、これに限るものではなく、各ガイドレール25をシートクッション 2の両側面に固定する構成としても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、上述のようにシートベルト装置を構成し たので、着座者を良好に拘束することができ、しかも、シートベルト装置の着用 が容易になる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したシートベルト装置の一実施例
を示す概略構成図である。
【図2】図1のシート周りを示す斜視図である。
【図3】図1のガイドレールの断面図である。
【図4】図1のパワーユニットの平面図である。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 フロア 10 シートベルト装置 13 側部用ウエビング 14 前部用ウエビング 15 バックル機構 25 ガイドレール 33 パワーユニット 36 電動モータ 40 コントローラ
フロントページの続き (72)考案者 川上 祥央 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 八手亦 英俊 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)考案者 藤川 裕之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 フロアに取り付けられたシートクッショ
    ン部と、シートクッション部から略上方に延びるシート
    バック部とを備えるシートに、着座者を拘束するシート
    ベルト装置において、 シートクッション部を左右から挟むように配置され、シ
    ートクッション部の前後方向に延びる一対の移動機構
    と、シートバック部の上部両側近傍位置よりそれぞれシ
    ートバック部の両側近傍位置に沿って延び、各下端が前
    記各移動機構に接続される一対の側部用ウエビングと、
    各側部用ウエビングに各外側端が接続され、シートバッ
    ク部の前面に沿って略水平に延びる一対の前部用ウエビ
    ングと、各前部用ウエビングの内側端同士を取外し可能
    に接続するバックル機構とを備えることを特徴とするシ
    ートベルト装置。
JP5618591U 1991-07-18 1991-07-18 シートベルト装置 Withdrawn JPH0510127U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5618591U JPH0510127U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 シートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5618591U JPH0510127U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 シートベルト装置

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JPH0510127U true JPH0510127U (ja) 1993-02-09

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ID=13020052

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JP5618591U Withdrawn JPH0510127U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 シートベルト装置

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JP (1) JPH0510127U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7922195B2 (en) 2008-11-05 2011-04-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle occupant restraint system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
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Effective date: 19951102