JPH05100631A - 表示反転制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の白黒状態の反転を、専用スイッチ
や、煩雑な操作なしに得ることを目的とする。 【構成】 表示部の開閉を検出するスイッチと、そのス
イッチで生成されるパルスで反転保持する反転制御回路
とを設け、この反転制御回路出力で表示器の白黒状態を
制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置等におい
て、文字、イメ−ジ等の白黒の表示状態を反転する回路
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】情報処理装置の出力表示に液晶表示装置
がよく使用される。ところでこの液晶表示装置は場合に
より白地に黒色文字が見易かったり、黒地に白色文字が
見易かったりする。従来はこの白黒の反転のために、別
に切り替えスイッチを設けたり、または反転設定モ−ド
にして他との兼用スイッチを押下したり、または特開平
３−２７４３８のようにプログラムにより状態を検出し
て反転する構成となっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の表示反転制御回
路は以上のように構成されていたので、反転のための専
用のスイッチが必要であったり、反転モ−ドにしてから
でないと切替ができなかったり、またはソフトウエアに
よる場合のようにセットアップに戻って設定する必要が
あった。即ち、余分な部品と操作がいったり、特別な状
態で設定する必要があるという課題があった。この発明
は上記の課題を解決するためになされたもので、余分な
スイッチが不要で、操作が簡単でまた任意のプログラム
の任意の状態で、いつでも白黒の表示の反転ができる表
示反転制御回路を得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明に係る表示反転
制御回路は、表示部の開閉を検出するスイッチと、その
検出の都度、状態を反転保持する反転制御回路とを備
え、この出力により表示器の白黒状態を反転するように
した。

【０００５】

【作用】この発明における表示反転制御回路は、表示部
が開閉される都度、パルスが出て、これにより反転制御
回路の状態が反転保持されて、表示器の白黒状態が反転
する。

【０００６】

【実施例】

実施例１．図１は本発明の一実施例の構成を示す図であ
る。図において、１は表示部の開閉を検出するスイッ
チ、２はスイッチが閉じられてまた開かれる度に加わる
電圧を検出する波形整形回路である。３は波形整形回路
２の出力が来る度毎に状態が反転してその１、０の状態
を保持する反転制御回路である。４は表示コントロ−ラ
５からの信号を反転させるか否かを決める表示反転回
路、６は表示器である。図２は開閉検出スイッチ１が実
際に用いられる様子を示した図である。開閉検出スイッ
チ１は、本来閉じられていることを検出して使用状態に
無いと判断して、バックライトを消すため等に使用され
る。本発明においては、この開閉検出スイッチを白黒の
表示反転用に兼用できる。

【０００７】次に動作を説明する。いま、反転制御回路
３の出力Ｑが０で、表示コントロ−ラ５の信号が白地に
黒色だったとする。このとき表示部を閉じて開くと、そ
の間波形整形回路２は１レベルのパルスをだす。このパ
ルスにより反転制御回路３のレベルは反転し、出力Ｑは
１となる。こうして表示反転回路４により、表示器は黒
地に白色となる。表示部のスイッチを用いること、即ち
表示部を開閉することで白黒の反転をさせることは直感
的で分かり易いという効果もある。

【０００８】

【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、開閉検
出スイッチの生成パルスで駆動される反転制御回路を備
え、この出力により表示器の白黒状態を反転させるよう
にしたので、余分な部品や、煩雑な操作をなくする効果
がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の構成図である。

【図２】開閉検出スイッチの使用状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 開閉検出スイッチ ３ 反転制御回路 ４ 表示反転回路 ６ 表示器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表示部の開閉を検出するスイッチと、そ
   の検出の都度状態を反転保持する反転制御回路とを備
   え、上記反転制御回路出力によって表示器の白黒状態を
   反転する表示反転制御回路。