JPH0510059Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は屋外に手洗い所を設置する場合の手洗
い所に関するものである。

［背景技術］ 従来、屋外に設置した生ごみ収納庫からごみを
出してごみを投棄した後や屋外で園芸作業等をし
た場合には必然的に手にごみや泥等の汚れが付着
してしまう場合がある。この場合には屋内にある
洗面手洗い所にまで行き、手に付着したごみや泥
等の汚れを洗い流すというものであつた。上述の
ような従来例においては手に付着したごみや泥等
の汚れを汚れが付着した時にすぐに洗い流したい
場合には屋内の洗面手洗い所にまで行つてから手
を洗わなくてはならず、すぐに洗うことができな
い。またすぐに洗うことができないために、汚れ
が落ちにくくなつたりしていた。また屋内の洗面
手洗い所にまで行つてから手を洗わなくてはなら
ないので、屋外で手に付着したごみや泥等の汚れ
を屋内に持つて入ることになり、屋内の壁等に汚
れが付着したりして不潔なものとなる。

［考案の目的］ 本考案は屋外に手洗い所を設けて屋外作業によ
り手等に付着したごみや泥等の汚れを屋外ですぐ
に洗い流せるようにすると共に屋外で使用した道
具等も屋外で洗うことができるようにすることを
目的とするものである。

［考案の開示］ 本考案屋外設置手洗い所は外壁１の屋外側の下
部に洗面手洗いボウル部２ａと蛇口部２ｂを設け
た洗面手洗いユニツト２を配置し、洗面手洗いユ
ニツト２の上方で壁面より屋外側に突出するよう
に屋根３を設け、屋根３と洗面手洗いユニツト２
との間に照明具４を設けたことにより従来例の欠
点を解決したものである。

以下本考案を実施例により詳述する。

本考案を生ごみ収納庫５の横に設置した場合に
は第１図に示すように外壁１の屋外側の下部に洗
面手洗いユニツト２と上部キヤビネツト７を設け
てあり、側部に生ごみ収納庫５の下部ストツカー
５ａと生ごみ用本体５ｂを設けてあつて、上部キ
ヤビネツト７と生ごみ用本体５ｂの上部に屋根３
を取り付けてある。洗面手洗いユニツト２は上部
と前面が開口した有底箱状であつて前面の開口に
丁番を介して開閉自在なように開閉扉６を設けて
あり、上部開口に蛇口部２ｂを設けた洗面手洗い
ボウル部２ａを取り付けてある。上部キヤビネツ
ト７は断面略コ字状で前面と上面及び下面が開口
し、内面の上部には蛍光灯のような照明具４が取
り付けてあり、照明具４の下部にはルーバ８が取
り付けてある。外壁１に屋内と屋外とを連通させ
るように投入筒体１５を設けてあり、投入筒体１
５の下部には本体取り付け金具９を固着具で壁面
に固着してある。生ごみ用本体５ｂは箱状で上部
が開口し、背面板には投入筒体を挿通するための
開口部１６と上記本体取り付け金具９に引掛ける
ためのフツク１０があり、前面は開閉自在なよう
に開閉扉１１が取り付けてあつて、開閉扉１１の
上方には換気フアンのような換気装置１２を取り
付けてある。この生ごみ用本体５ｂのフツク１０
を上記本体取り付け金具９に引掛けてあると共に
生ごみ用本体５ｂを壁面に固着具で固着してあ
る。下部ストツカー５ａは上部が開口した有底箱
状で上部の開口が略半分隠れるように前方に傾斜
した屋根１３を設けてあり、前面は開閉自在なよ
うに開閉扉１４が取り付けてある。下部ストツカ
ー５ａは上記生ごみ用本体５ｂの下面に固着具で
固着してある。生ごみ用本体５ｂの側面に上記上
部キヤビネツト７の側面を当接して固着具で生ご
み用本体５ｂの側方に上部キヤビネツト７を固着
してあり、壁面にも固着具で固着してある。上部
キヤビネツト７の下面に上記洗面手洗いユニツト
２の洗面手洗いボウル部２ａと上部キヤビネツト
７の両側板端部を固着具で固着してあり、洗面手
洗いユニツト２は固着具で壁面に固着してある。
上部キヤビネツト７の上部開口と生ごみ用本体５
ｂの上部開口を覆い隠すように上部開口に前方に
略傾斜した屋根３を固着具で上部キヤビネツト７
及び生ごみ用本体５ｂに固着してある。本考案を
使用するにあたつては次のように行なう。生ごみ
収納庫５内にたまつた内ごみを投棄するには屋外
にある生ごみ収納庫５の開閉扉１１を開閉して内
部の生ごみを投棄する。このとき手にごみ等の汚
れが付着する。この場合には横に設けた洗面手洗
いユニツト２の蛇口部２ｂの蛇口より水を出して
手を洗うことにより手に付着した汚れをすぐに洗
い流すことができる。また夜間などのように周辺
が暗い場合には上部キヤビネツト７に設けた照明
具４を点灯することにより夜間でもごみ投棄後に
手を洗うことができる。また照明具４の上方には
屋根３を取り付けてあるので照明具４を雨等から
保護することができる。なお屋外で使用する園芸
道具等を上記洗面手洗いユニツト２と下部ストツ
カー５ａ内に収納しておくこともできる。上述し
た実施例では生ごみ収納庫５の横に手洗い所を設
置した場合を示したが、手洗い所だけを家屋の屋
外側に設置してもよい。

［考案の効果］ 本考案は外壁の屋外側の下部に洗面手洗いボウ
ル部と蛇口部を設けた洗面手洗いユニツトを配置
したので、屋外で手作業をして手等にごみや泥等
の汚れが付着した場合にはすぐに屋外に設けた手
洗い所で手等に付着したごみや泥等の汚れを洗い
流すことができるものであり、従来のように屋内
の手洗い所にまで行つてから手を洗うということ
がないものであつて、手に付着した汚れをすぐに
屋外で洗い流すことができるので、手等に付着し
た汚れは落ちやすい。また屋内の手洗い所では洗
うことが困難な屋外で使用する園芸道具や生ごみ
容器、またはペツト、靴等を洗う場合に便利であ
る。またなお洗面手洗いユニツトの上方に屋根を
設け、屋根と洗面手洗いユニツトとの間に照明具
を取り付けたので、夜間でも照明具を点灯するこ
とにより洗面手洗いユニツトを使用することがで
き、照明具の上部に屋根を設けてあるので、屋根
で照明具を雨等から保護することができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の斜視図、第２図は
同上の分解斜視図、第３図は同上の縦断面図、第
４図は同上の分解斜視図、第５図は生ごみ収納庫
の分解斜視図であつて、１は外壁、２は洗面手洗
いユニツト、２ａは洗面手洗いボウル部、２ｂは
蛇口部、３は屋根、４は照明具である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外壁の屋外側の下部に洗面手洗いボウル部と蛇
   口部を設けた洗面手洗いユニツトを配置し、洗面
   手洗いユニツトの上方で壁面より屋外側に突出す
   るように屋根を設け、屋根と洗面手洗いユニツト
   との間に照明具を設けて成る屋外設置手洗い所。