JPH0510058A - ステアリングロツク装置 - Google Patents

ステアリングロツク装置

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Publication number
JPH0510058A
JPH0510058A JP15915291A JP15915291A JPH0510058A JP H0510058 A JPH0510058 A JP H0510058A JP 15915291 A JP15915291 A JP 15915291A JP 15915291 A JP15915291 A JP 15915291A JP H0510058 A JPH0510058 A JP H0510058A
Authority
JP
Japan
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key cylinder
sleeve
follower
slider
rotor
Prior art date
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Application number
JP15915291A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Oogawara
潤充 大河原
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Alpha Giken KK
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Giken KK
Alpha Corp
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Publication date
Application filed by Alpha Giken KK, Alpha Corp filed Critical Alpha Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ステアリングロック装置10の不正解錠時にキ
−シリンダ16を完全に自由回転させる。 【構成】キーシリンダ16とロータ18とを連結する係
合位置とこれらの連結を解除する分離位置との間で移動
可能に設けられたラッチ装置19と、ハウジング12に
対してスリーブ15が相対的に回転されるときにラッチ
装置19を分離位置に移動させる係合解除装置20とを
設ける。正規のキーをキーシリンダ16に挿入すると、
キーシリンダ16とスリーブ15との係合が解除され、
スライダ21がキーシリンダ16の凹部23内に係合し
ているので、ロータ18はキーシリンダ16の回転に伴
いロック位置又はアンロック位置に回転される。異種の
キーをキーシリンダ16に挿入すると、キーシリンダ1
6とスリーブ15とが同時に同一方向に回転され、係合
解除装置20が作動してラッチ装置19が分離位置に移
動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は錠装置、特に破壊に対
する大きな抵抗力を有するステアリングロック装置に関
連する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリンダ錠装置は、ケ−スに形成
された溝に係合するタンブラを備えたキ−シリンダに正
規のキ−をロック位置又はアンロック位置に回転するこ
とができる。ケ−ス内の溝に係合するタンブラによりキ
−シリンダの回転を阻止する従来のステアリングロック
装置ではタンブラの破壊による不正解錠が行われる危険
がある。そこで、例えば特開平1−315569号公報
に開示されるように、キ−シリンダに回転力を加える不
正解錠の際に、キ−シリンダが自由に回転するフリ−タ
−ン式シリンダ錠が提案されている。このシリンダ錠は
ケ−ス内に回転可能に配置されたスリ−ブと、スリ−ブ
内に回転可能に支持されたキ−シリンダとを備えてい
る。
【0003】正規のキ−をキ−シリンダ内に挿入する
と、キ−シリンダ内のタンブラがスリ−ブに形成された
溝から離脱してキ−シリンダをスリ−ブに対して相対的
に回転することができる。これにより、滑動リングがロ
ック片作動部材と係合してロック装置を操作することが
できる。また、キ−シリンダ内に異種のキ−が挿入され
たとき、キ−シリンダはタンブラによりスリ−ブと係合
した状態に保持されているので、キ−シリンダはスリ−
ブと共に回転する。これによりロック片作動部材を回転
できないから、ロック装置を操作することができない。
【0004】このようなフリ−タ−ン式シリンダ錠では
異種のキ−を使用した場合にキ−シリンダが自由に回転
する。このため、タンブラを破壊する回転力を加えるこ
とができないので、破壊に対して大きな抵抗力を与える
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平1−
315569号公報に開示されたロック装置はステアリ
ングロック装置に実施することができない。フリーター
ン式シリンダ錠をステアリングロック装置に応用する場
合に更に技術開発が必要である。
【0006】そこで、この発明は前記の欠点を解消して
不正解錠時にキ−シリンダが完全に自由回転できるステ
アリングロック装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるステアリ
ングロック装置は、フレームと、フレーム内に回転可能
に配置されたスリーブと、スリーブ内に回転可能に配置
されたキーシリンダと、キーシリンダ内で滑動可能に配
置されかつスリーブの係止部に係合可能なタンブラと、
フレームに対して回転可能に設けられかつロッキングロ
ッド及びイグニッションスイッチに作動連結されたロー
タと、キーシリンダとロータとを連結する係合位置とこ
れらの連結を解除する分離位置との間で移動可能に設け
られたラッチ装置と、フレームに対してスリーブが相対
的に回転されるときにラッチ装置を分離位置に移動させ
る係合解除装置とを備えている。このステアンリングロ
ック装置では、フレーム内に摺動可能に配置されかつ第
1の収容孔を有するハウジングが設けられ、第2の収容
孔及び係止部を有するスリーブがハウジングの第1の収
容孔内に回転可能に配置される。キーシリンダは、スリ
ーブの第2の収容孔内に回転可能に配置される。
【0008】ラッチ装置はキーシリンダ又はロータに滑
動可能に設けられたスライダと、スライダを押圧するス
ライダスプリングと、ロータ又はキーシリンダに形成さ
れかつスライダの端部が嵌合される凹部とを有する。ス
ライダの端部とスライダの端部が嵌合される凹部にはテ
ーパが形成されている。係合解除装置は径方向に滑動可
能にスリーブに設けられかつハウジングのカム面に対し
て当接する端部を有するフォロアと、フォロアを径方向
外側に向かって押圧するフォロアスプリングと、回動可
能にスリーブに軸着されかつフォロアに連結された一端
とラッチ装置に連結された他端とを備えた解除レバーと
を備えている。ラッチ装置はフォロアの移動に対応して
係合位置又は分離位置に移動する。
【0009】ラッチ装置のスライダはロータに滑動可能
に設けられ、凹部はキーシリンダに形成されている。ラ
ッチ装置のスライダはキーシリンダに滑動可能に設けら
れ、凹部はロータに形成されている。ハウジングのカム
面には内側凹部が形成され、フォロアが内側凹部から離
間したとき、フォロアがキーシリンダの凹部に嵌合され
る。係合解除装置はスリーブの回転時に節度感を与え
る。係合解除装置は径方向に滑動可能にハウジングに設
けられかつスリーブのカム面に対して当接する端部を有
するフォロアと、フォロアを径方向外側に向かって押圧
するフォロアスプリングと、回動可能にハウジングに軸
着されかつフォロアに連結された一端とラッチ装置に連
結された他端とを備えた解除レバーとを備えている。ラ
ッチ装置はフォロアの移動に対応して係合位置又は分離
位置に移動する。
【0010】
【作用】キーをキーシリンダに挿入しないとき、キーシ
リンダとスリーブはタンブラにより接続された状態とな
っており、ラッチ装置はキーシリンダ及びロータとを連
結する係合位置にある。この状態で正規のキーをキーシ
リンダに挿入すると、タンブラがキーシリンダ内に引っ
込み、キーシリンダとスリーブとの係合が解除される。
スリーブは係合解除装置により初期の位置に保持され
る。従って、キーを回転すると、スリーブは固定された
状態でキーシリンダはキーと共に回転される。このと
き、ロータはラッチ装置によりキーシリンダに接続され
ているので、キーシリンダの回転に伴いアンロック位置
に回転され、イグニッションスイッチがオンになると共
に、ロッキングロッドがステアリングシャフトから離間
したアンロック位置に移動される。
【0011】異種のキーをキーシリンダに挿入すると、
キーシリンダはタンブラを介してスリーブと係合した状
態に保持される。従って、キーを回転すると、キーシリ
ンダはスリーブと一体に回転する。このとき、スリーブ
とハウジングとの間に設けられた係合解除装置が作動し
て、キーシリンダとロータとの連結を解除する分離位置
にラッチ装置を移動させる。従って、ロータをアンロッ
ク位置に回転することができない。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるステアリングロック装
置の実施例を図1〜図9について説明する。
【0013】この発明によるステアリングロック装置
は、フレーム10と、フレーム10の空洞部10a内に
配置されかつ第1の収容孔11を有するハウジング12
と、ハウジング12の第1の収容孔11内に回転可能に
配置されかつ第2の収容孔13及び係止部14aと14b
を有するスリーブ15と、スリーブ15の第2の収容孔
13内に回転可能に配置されたキーシリンダ16と、キ
ーシリンダ16内で滑動可能に配置されかつスリーブ1
5の係止部14a又は14bに係合可能なタンブラ17
と、ハウジング12に対して回転可能に設けられたロー
タ18と、キーシリンダ16とロータ18とを連結する
係合位置とこれらの連結を解除する分離位置との間で移
動可能に設けられたラッチ装置19と、ハウジング12
に対してスリーブ15が相対的に回転されるときにラッ
チ装置19を分離位置に移動させる係合解除装置20と
を備えている。スリーブ15の内端部には径方向に形成
された溝15bを備えたフランジ部15aが形成されてい
る。
【0014】ロータ18には凹部18aが形成され、凹
部18a内にはスプリング35と係止部34が配置され
る。図6及び図7に示すように、キーシリンダ16がロ
ック位置からアンロック位置に回転されたときに、係止
部34はフレーム10の内面に形成された環状凹部10
bに係合される。ロータ18の後方にはスプリング30
を介してコネクタ31が回転可能に配置されている。コ
ネクタ31にはロータ18の凹部18aを形成する突起
部18bが嵌合される凹部31aと、キーシリンダ16の
突出部16aが嵌合される凹部31bと、リンク部材27
及びハンガ36を介してロッキングロッド29に連結さ
れる連結突起31cとを備えている。
【0015】ロータ18の後方にはブラケット32がね
じ33によりフレーム10の内部に固定される。ブラケ
ット32には係止部34の傾斜面34aに当接可能な傾
斜突起32aと突起32bが形成される。突起32bは通
常ロータ18の突起部18bに当接しており、キーシリ
ンダ16の内側移動を阻止する。
【0016】図5に示すように、ラッチ装置19はロー
タ18に滑動可能に設けられたスライダ21と、キーシ
リンダ16に対してスライダ21を押圧するスライダス
プリング22と、キーシリンダ16に形成されかつスラ
イダ21の端部21aが嵌合される凹部23とを有す
る。スライダ21の端部21aと、スライダ21の端部
21aが嵌合される凹部23にはテーパが形成されてい
る。スライダ21にはスリーブ15の溝15b内で移動
可能な突起21bと、図9に示すハウジング12の凹部
12hに嵌合可能な突起部21cが形成されている。ラッ
チ装置19のスライダ21は図2に示すロータ18の案
内溝18c内に滑動可能に設けられている。
【0017】図3に示すように、係合解除装置20は径
方向に滑動可能にスリーブ15に設けられかつハウジン
グ12のカム面12aに対して当接する端部24aを有す
るフォロア24と、フォロア24を径方向外側に向かっ
て押圧するフォロアスプリング25と、シャフト28に
より回動可能にスリーブ15に軸着されかつフォロア2
4に連結された一端とラッチ装置19を構成するスライ
ダ21の突起21bに係合可能な他端とを有する解除レ
バー26とを備えている。ラッチ装置19のスライダ2
1はスプリング22により径方向内側に押圧されてい
る。フォロア24が径方向内側に移動するときに、解除
レバー26の一端は径方向内側に移動されるので、解除
レバー26の他端は径方向外側に移動される。このた
め、ラッチ装置19のスライダ21は径方向外側に移動
され、スライダ21の端部21aはキーシリンダ16の
凹部23から離間する。このときスライダ21の突起部
21cはハウジング12の凹部12hに嵌合して回転が阻
止される。このため、キーシリンダ16とロータ18と
の係合が解除される。ハウジング12のカム面12aに
は内側凹部12bが形成され、フォロア24が内側凹部
12bに嵌合されたとき、ラッチ装置19は係合位置に
移動され、フォロア24が内側凹部12b以外のカム面
12aにあるとき、ラッチ装置19は分離位置に移動さ
れる。係合解除装置20はスリーブ15の回転時に節度
感を与える。フォロア24の内端はキーシリンダ16の
凹部16bに嵌合可能である。
【0018】上記の構成において、キーをキーシリンダ
16に挿入しないとき、キーシリンダ16とスリーブ1
5はタンブラ17により接続された状態となっており、
ラッチ装置19はキーシリンダ16及びロータ18とを
連結する係合位置にある。この状態で正規のキーをキー
シリンダ16に挿入すると、タンブラ17がキーシリン
ダ16内に引っ込み、キーシリンダ16とスリーブ15
との係合が解除される。スリーブ15はスプリング25
によって径方向外側に向かってハウジング12の内側凹
部12b内に押圧されるフォロア24により初期の位置
に保持される。従って、キーを回転すると、図8に示す
ようにフォロア24が内側凹部12bに嵌合されたまま
スリーブ15は固定された状態でキーシリンダ16はキ
ーと共に回転される。このとき、ロータ18はスプリン
グ22により径方向内側に押圧されるスライダ21がキ
ーシリンダ16の凹部23内に係合しているので、キー
シリンダ16の回転に伴いアンロック位置に回転され
る。このため、ロッキングロッド29がステアリングシ
ャフトから離間したアンロック位置に移動される。この
とき、係止部34は図6から図7に示す位置に移動さ
れ、フレーム10の環状凹部10b内に嵌合される。
【0019】その後、キーをアンロック位置からロック
位置に向かって回転すると、係止部34はフレーム10
の凹部10aの端部に当接して回転が阻止される。この
位置では、ロータ18の突起18bとブラケット32の
突起32bとの係合が解除されている。そこで、キーを
押圧すると、係止部34の傾斜面34aがブラケット3
2の傾斜突起32aに当接して、スプリング35の弾力
に抗して径方向内側に移動され、凹部10aの端部との
係合が解除され、キーをロック位置に回転することがで
きる。このキーの押圧動作は自動車の運転者にステアリ
ングロック装置がロック状態になることを警告すること
を意味する。ロック位置では係止部34は図6に示す状
態となる。
【0020】異種のキーをキーシリンダ16に挿入する
と、キーシリンダ16はタンブラ17を介してスリーブ
15と係合した状態に保持される。従って、キーを回転
すると、キーシリンダ16はスリーブ15と一体に回転
する。このとき、フォロア24が内側凹部12bから離
間して、カム面12aを摺動し、フォロア24の内端は
キーシリンダ16の凹部16bに嵌合されるから、解除
レバー26の一端は径方向内側に移動される。このた
め、解除レバー26の他端は径方向外側に移動され、ス
ライダ21の突起21bを介してスライダ21を径方向
外側に移動させる。このため、スライダ21の突起21
bはキーシリンダ16の凹部23から離間され、スライ
ダ21の突起21bはスリーブ13のフランジ部15aの
外周部に係止される。このため、図9に示すようにスラ
イダ21はキーシリンダ16との係合が解除されて、分
離位置に移動かつ保持される。更にキーシリンダ16を
回転すると、スライダ21の突起21bはキーシリンダ
16の次の凹部23に嵌合されるが、対応するフォロア
24が再び外側凹部12bから離間するときに突起21b
と凹部23との係合が解除される。従って、図8に示す
ように異種のキーを使用するときは継続的にロータ18
をロック位置又はアンロック位置に回転することができ
ない。即ち、キーシリンダ16とスリーブ15とが同時
に同一方向に回転されると、係合解除装置20が作動し
てラッチ装置19が分離位置に移動される。
【0021】この発明の実施例は上記の実施例に限定さ
れることなく種々の変更が可能である。上記の実施例で
は、ラッチ装置19をロータ18に設け、係合解除装置
20をスリーブ15に設けた例を示す。
【0022】しかしながら、図12〜図14に示すよう
に、ラッチ装置19をロータ18ではなくキーシリンダ
16に取り付けてもよい。即ち、キーシリンダ16に滑
動可能に設けられかつ凹部21cを有するスライダ21
と、スライダ21を外側に付勢するスライダスプリング
22と、ロータ18に形成された半環状の凸部18bと
によりラッチ装置19を構成してもよい。スライダ21
の肩部21dは解除レバー26の他端に当接している。
正規のキーを使用するときはスライダ21は凸部18b
に当接してレバー18を回転させるが、異種のキーを使
用したとき、フォロア24が径方向内側に移動され、解
除レバー26の他端が外側に移動されるから、スライダ
21も外側に移動される。このため、凸部18bは凹部
21cを貫通するから、スライダ21はロータ18をロ
ック位置又はアンロック位置に回転しない。
【0023】また、図15〜17に示すように、係合解
除装置20のフォロア24及びフォロアスプリング25
をスリーブ15に設ける代わりにハウジング12に設け
て、カム面24aをスリーブ15に形成してもよい。即
ち、径方向に滑動可能にハウジング12に設けられかつ
スリーブ15のカム面15cに対して当接する端部24a
を有するフォロア24と、フォロア24を径方向外側に
向かって押圧するフォロアスプリング25と、回動可能
にハウジング12に軸着されかつフォロア24に連結さ
れた一端とラッチ装置19を構成するスライダ21に連
結された他端とを備えた解除レバー26とにより係合解
除装置20を構成してもよい。この場合にも、ロータ1
8には半環状の凸部18bが形成され、スライダ21に
は凹部21cが設けられる。正規のキーを使用するとき
は図15に示すようにスライダ21は凸部18bに当接
してロータ18を回転させるが、異種のキーを使用した
とき、フォロア24が径方向外側に移動され、解除レバ
ー26の他端が内側に移動されるから、スライダ21も
径方向内側に移動される。このため、凸部18bは凹部
21cを貫通するから、スライダ21はロータ18をロ
ック位置又はアンロック位置に回転しない。
【0024】上記の実施例ではブラケット32の傾斜突
起32aを使用して係止部34を径方向内側に移動させ
る例を示したが、図18に示すように、係止部材34を
ピンに形成し、スプリング35によりフレーム10の内
壁に向かって付勢させると共に、フレーム10の内壁に
傾斜面10c及び当接面10dを設けて、キーシリンダ1
6のロック位置への回転を阻止すると共に、キーシリン
ダ16を押圧したときに係止部材34と当接面10dと
の係合が解除されるように構成してもよい。
【0025】更に、上記の実施例ではタンブラ17とし
てディスクタンブラを使用する例を示したが、ピンタン
ブラを使用することも可能である。また、凹部23をキ
−シリンダ16に形成せずに、キ−シリンダ16と一体
に回転する回動部材に形成することもできる。
【0026】
【発明の効果】上記のように、この発明では破壊に対す
る大きな抵抗力を有するステアリングロック装置が得ら
れるので、自動車内への不正侵入又は盗難等の犯罪を有
効に防止することが可能となる。更に、この発明のステ
アリングロック装置では、正規のキーをキーシリンダに
挿入して回転すると、キーシリンダとロータとが常時連
結しているので、ロータとの連結に必要な予備回転を必
要としない。このため、キーシリンダの回転が直接ロー
タの回転に変換され、余分な動作を必要としない。この
ため、摺動部品が少なくステアリングロック装置の故障
を軽減して寿命を延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるステアリングロック装置の断面
【図2】この発明によるステアリングロック装置の分解
斜視図
【図3】図1のA−A線に沿う断面図
【図4】図1のB−B線に沿う断面図
【図5】図1のC−C線に沿う断面図
【図6】図1のD―D線に沿う断面図
【図7】図6からオン位置までキーシリンダを回転した
状態を示す断面図
【図8】正規のキーでキーシリンダを回転した状態を示
す断面図
【図9】異種キーによるキーシリンダの回転直後の状態
を示す断面図
【図10】異種キーで更にキーシリンダを回転した状態
を示す断面図
【図11】キーシリンダを押圧した状態を示す断面図
【図12】この発明の他の実施例を示す断面図
【図13】図12のA−A線に沿う断面図
【図14】図12のB−B線に沿う断面図
【図15】この発明の更に他の実施例を示す断面図
【図16】図15のA−A線に沿う断面図
【図17】図15のB−B線に沿う断面図
【図18】係止部材の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
10..フレーム、11..第1の収容孔、12..ハ
ウジング、12a..カム面、13..第2の収容孔、
14..係止部、15..スリーブ、16..キーシリ
ンダ、17..タンブラ、18・・レバ−、19..ラ
ッチ装置、20..係合解除装置、21..スライダ、
21a..端部、22..スライダスプリング、2
3..凹部、24..フォロア、24a..端部、2
5..フォロアスプリング、26..解除レバー、

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 フレーム内に回転可能に配置されたスリーブと、 スリーブ内に回転可能に配置されたキーシリンダと、 キーシリンダ内で滑動可能に配置されかつスリーブの係
    止部に係合可能なタンブラと、 フレームに対して回転可能に設けられかつロッキングロ
    ッド及びイグニッションスイッチに作動連結されたロー
    タと、 キーシリンダとロータとを連結する係合位置とこれらの
    連結を解除する分離位置との間で移動可能に設けられた
    ラッチ装置と、 フレームに対してスリーブが相対的に回転されるときに
    ラッチ装置を分離位置に移動させる係合解除装置とを備
    えたことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 【請求項2】 フレームと、 フレーム内に摺動可能に配置されかつ第1の収容孔を有
    するハウジングと、 ハウジングの第1の収容孔内に回転可能に配置されかつ
    第2の収容孔及び係止部を有するスリーブと、 スリーブの第2の収容孔内に回転可能に配置されたキー
    シリンダと、 キーシリンダ内で滑動可能に配置されかつスリーブの係
    止部に係合可能なタンブラと、 ハウジングに対して回転可能に設けられかつロッキング
    ロッド及びイグニッションスイッチに作動連結されたロ
    ータと、 キーシリンダとロータとを連結する係合位置とこれらの
    連結を解除する分離位置との間で移動可能に設けられた
    ラッチ装置と、 ハウジングに対してスリーブが相対的に回転されるとき
    にラッチ装置を分離位置に移動させる係合解除装置とを
    備えたことを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 【請求項3】 ラッチ装置はキーシリンダ又はロータに
    滑動可能に設けられたスライダと、スライダを押圧する
    スライダスプリングと、ロータ又はキーシリンダに形成
    されかつスライダの端部が嵌合される凹部とを有する
    「請求項2」に記載のステアリングロック装置。
  4. 【請求項4】 スライダの端部と、スライダの端部が嵌
    合される凹部にはテーパが形成された「請求項3」に記
    載のステアリングロック装置。
  5. 【請求項5】 係合解除装置は径方向に滑動可能にスリ
    ーブに設けられかつハウジングのカム面に対して当接す
    る端部を有するフォロアと、フォロアを径方向外側に向
    かって押圧するフォロアスプリングと、回動可能にスリ
    ーブに軸着されかつフォロアに連結された一端とラッチ
    装置に連結された他端とを備えた解除レバーとを備え、
    ラッチ装置はフォロアの移動に対応して係合位置又は分
    離位置に移動する「請求項2」に記載のステアリングロ
    ック装置。
  6. 【請求項6】 ラッチ装置のスライダはロータに滑動可
    能に設けられ、凹部はキーシリンダに形成された「請求
    項2」又は「請求項3」に記載のステアリングロック装
    置。
  7. 【請求項7】 ラッチ装置のスライダはキーシリンダに
    滑動可能に設けられ、凹部はロータに形成された「請求
    項2」又は「請求項3」に記載のステアリングロック装
    置。
  8. 【請求項8】 ハウジングのカム面には内側凹部が形成
    され、フォロアが内側凹部から離間したとき、フォロア
    がキーシリンダの凹部に嵌合される「請求項5」に記載
    のステアリングロック装置。
  9. 【請求項9】 係合解除装置はスリーブの回転時に節度
    感を与える「請求項5」に記載のステアリングロック装
    置。
  10. 【請求項10】 係合解除装置は径方向に滑動可能にハ
    ウジングに設けられかつスリーブのカム面に対して当接
    する端部を有するフォロアと、フォロアを径方向外側に
    向かって押圧するフォロアスプリングと、回動可能にハ
    ウジングに軸着されかつフォロアに連結された一端とラ
    ッチ装置に連結された他端とを備えた解除レバーとを備
    え、ラッチ装置はフォロアの移動に対応して係合位置又
    は分離位置に移動する「請求項2」に記載のステアリン
    グロック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100570027B1 (ko) * 2004-07-12 2006-04-10 현대자동차주식회사 자동차용 이그니션 키 조합체의 커넥터 장착구조
JP2006299722A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Honda Lock Mfg Co Ltd シリンダ錠

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