JPH05100119A - 光フアイバの被覆除去方法 - Google Patents

光フアイバの被覆除去方法

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Publication number
JPH05100119A
JPH05100119A JP3259371A JP25937191A JPH05100119A JP H05100119 A JPH05100119 A JP H05100119A JP 3259371 A JP3259371 A JP 3259371A JP 25937191 A JP25937191 A JP 25937191A JP H05100119 A JPH05100119 A JP H05100119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
coating
fine powder
hardness
pressure gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3259371A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Arima
忠夫 有馬
Koji Okamura
浩司 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05100119A publication Critical patent/JPH05100119A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は光ファイバの被覆除去方法に関し、被
覆除去に際して光ファイバに傷が付きにくく且つ被覆の
残渣が光ファイバ表面にこげつくことがない方法の提供
を目的とする。 【構成】光ファイバ2の被覆4に硬度が光ファイバの硬
度と被覆の硬度の中間にある材質からなる微粉末を高圧
ガスにより吹き付けるようにして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバの被覆除去方
法に関し、さらに詳しくは、被覆を部分的に除去するの
に適した光ファイバの被覆除去方法に関する。
【0002】近年、光通信又は光伝送の分野において
は、損失特性等の面で有利なファイバ融着型光デバイス
(ファイバ融着型光カプラ、ファイバ融着型光合分波器
等)が多用されるに至っている。この種のファイバ融着
型光デバイスを製造するに際しては、光ファイバ表面を
保護するための被覆を部分的に除去する必要がある。被
覆を除去する方法としては、機械的に被覆を剥離するも
の、熱により被覆を溶かして除去するもの等種々提案さ
れており、被覆をファイバ長手方向について部分的に除
去するのに適した被覆除去方法が模索されている。
【0003】
【従来の技術】図2は光ファイバの従来の被覆除去方法
の説明図である。図2(A)に示された方法は、光ファ
イバ2の周囲に密着して設けられた被覆4をカッタナイ
フ6により機械的に削り落とすようにした方法である。
【0004】また、図2(B)に示された方法は、光フ
ァイバ2及びその被覆4に向けてノズル8から熱風を吹
きかけ、被覆4のみを溶融させてこれを吹き飛ばすよう
にした方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2(A)により説明
したカッタナイフによる機械的な被覆除去方法は、光フ
ァイバに傷が付きやすく光ファイバの機械的強度を低下
させるという問題を有している。
【0006】また、図2(B)により説明した熱風によ
る被覆除去方法は、シリコーン樹脂からなる被覆に対し
ては有効であるが、被覆がアクリル樹脂から形成されて
いる場合には、被覆の残渣が光ファイバ表面にこげつき
やすくなるという問題が生じる。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて創作され
たもので、光ファイバに傷が付きにくく被覆の残渣が光
ファイバにこげつくことがない光ファイバの被覆除去方
法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、一般的には
石英ガラスからなる光ファイバと一般的にはプラスチッ
ク樹脂からなる被覆の硬度差が大きいことに基づき、こ
れらの中間の硬度を有する材質からなる微粉末を用いる
ことにする。
【0009】即ち、本発明の光ファイバの被覆除去方法
は、光ファイバの被覆に硬度が光ファイバの硬度と被覆
の硬度の中間にある材質からなる微粉末を高圧ガスによ
り吹き付けるようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明方法によると、被覆よりも硬い材質から
なる微粉末を高圧ガスにより吹き付けるようにしている
ので、微粉末の運動エネルギーにより被覆は徐々に削り
取られて除去される。微粉末の材質の硬度は光ファイバ
の硬度よりも低いので、光ファイバ表面に傷が付く恐れ
はない。また、従来方法のように熱風を用いていないの
で、被覆の残渣が光ファイバ表面にこげつくことがな
い。
【0011】
【実施例】以下本発明の望ましい実施例を説明する。図
1は本発明方法の実施に使用する被覆除去装置の斜視図
である。10は本体ハウジングであり、その内部には、
それぞれ2組の支持台12及び押え板14が設けられて
いる。光ファイバ2及びその被覆4からなる光ファイバ
芯線16は、支持台12及び押え板14間に挟まれて本
体ハウジング10内に張架される。18は押え板14を
支持台12の方向に押し付けるためのネジである。
【0012】22はノズル20が固定された往復動ステ
ージであり、このステージ22は、本体ハウジング10
に固定されたレールシャフト24とモータ26により回
転駆動されるネジ付シャフト28とによって支持されて
いる。
【0013】ネジ付シャフト28はステージ22に螺合
しており、従って、モータ26を回転させることによっ
て、モータ26の回転方向に応じてステージ22を図中
矢印方向に直線運動させることができる。
【0014】30,32はステージ22の可動範囲を規
制するためのリミットスイッチであり、これらのスイッ
チに連動させてモータ26の回転方向を逆転させること
によって、光ファイバ芯線16に微粉末を吹き付ける範
囲を所定範囲内に制限することができる。
【0015】ノズル20には、高圧ガス供給管34を介
してエアコンプレッサ等からの高圧ガスが供給されると
ともに、微粉末供給管36を介して低圧ガス(キャリア
ガス)により微粉末が供給される。供給された微粉末は
ノズル20内で高圧ガスと混合され、ノズル20の下端
に設けられた図示しない吐出口からこれらの混合物が光
ファイバ芯線16に吹き付けられる。吐出口の内径は例
えば2mmであり、高圧ガスの圧力は例えば約4kg/cm2
である。
【0016】微粉末の材質としては、その硬度が光ファ
イバ2の硬度と被覆4の硬度の中間にあるものが選択さ
れる。微粉末の材質としては例えばアルミニウム、真
鍮、鉄、銅、カーボン等を採用可能である。
【0017】38はノズル20から吐出したガス及び微
粉末をこの装置の外部に排出するための排出口であり、
ノズルから噴出した微粉末は排出口38及びこれに接続
されたダクト40を介して図示しない回収装置に回収さ
れる。
【0018】この装置を用いると、光ファイバ芯線16
の長手方向の所要の範囲について微粉末を吹き付けて、
光ファイバ芯線の長手方向の必要な部分についてのみ被
覆を除去することができる。この場合、被覆が除去され
た部分について光ファイバ表面に傷が付くことはない
し、被覆残渣が光ファイバ表面に固着することもない。
【0019】特に、海底光ケーブルの被覆として用いら
れることがあるアクリル樹脂にあっては、従来の熱風に
よる除去方法を採用した場合には光ファイバ表面に残渣
が固着しやすかったものであるが、この実施例による
と、アクリル樹脂からなる被覆についても良好にこれを
除去することができる。
【0020】本実施例においては、本体ハウジング10
内に光ファイバ芯線16を固定して本発明方法を実施す
るようにしたが、光ファイバ芯線をその中心軸を中心に
回転させながら本発明方法を実施することによって、被
覆の除去速度を高めることができる。光ファイバの回転
速度は例えば2〜3回転/秒で十分である。
【0021】尚、本発明方法のみにより被覆を除去する
のではなく、熱風により被覆をある程度除去した後除去
しきれなかった被覆について本発明方法を適用するよう
にしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光ファイバに傷が付きにくく且つ被覆の残渣が光ファイ
バ表面にこげつくことがない光ファイバの被覆除去方法
の提供が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するのに適した光ファイバの
被覆除去装置の斜視図である。
【図2】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
2 光ファイバ 4 被覆 16 光ファイバ芯線 20 ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(2) の被覆(4) に硬度が光フ
    ァイバの硬度と被覆の硬度の中間にある材質からなる微
    粉末を高圧ガスにより吹き付けることを特徴とする光フ
    ァイバの被覆除去方法。
  2. 【請求項2】 上記微粉末の吹き付けは光ファイバをそ
    の中心軸を中心に回転させながら行われることを特徴と
    する請求項1に記載の光ファイバの被覆除去方法。
JP3259371A 1991-10-07 1991-10-07 光フアイバの被覆除去方法 Withdrawn JPH05100119A (ja)

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JPH05100119A true JPH05100119A (ja) 1993-04-23

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ID=17333195

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JP3259371A Withdrawn JPH05100119A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 光フアイバの被覆除去方法

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JP (1) JPH05100119A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100306383B1 (ko) * 1999-06-26 2001-09-24 윤종용 리본 집합 공정용 분말 도포 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100306383B1 (ko) * 1999-06-26 2001-09-24 윤종용 리본 집합 공정용 분말 도포 장치

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107