JPH05100055A - 星座表示付時計 - Google Patents

星座表示付時計

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JPH05100055A
JPH05100055A JP26069691A JP26069691A JPH05100055A JP H05100055 A JPH05100055 A JP H05100055A JP 26069691 A JP26069691 A JP 26069691A JP 26069691 A JP26069691 A JP 26069691A JP H05100055 A JPH05100055 A JP H05100055A
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JP
Japan
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constellation
board
dial
front frame
constellation board
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JP26069691A
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Hideo Uehara
秀夫 上原
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 星座表示付時計に関し、星座盤を時刻に対応
して正確に回転させることの出来る簡易駆動機構を有す
る星座表示付時計を実現することを目的とする。 【構成】 時計本体を構成する前枠(11)とこれに固
定される後枠(35)、上記前枠に固定され周囲に月日
目盛りを描いた透明な文字板(17)、上記文字板に回
転自在に保持され外周に環状歯付部材(63)を有する
星座盤(15)、上記文字板裏面に設けられ星座盤を回
転自在に案内保持する保持部材(71、79)、上記文
字板裏面に設けられ星座盤の環状歯付部材に係合してこ
れを回転駆動する駆動機構(75)を有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽時と恒星時を表示す
る星座表示付時計、特に、中心に時針、分針等の針を有
さない星座表示付時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から時刻に対応した星座を表示する
星座表示付時計は公知である。従来の星座表示付時計は
その中心、即ち、天球の中心に時針、分針或いは秒針が
配置され、その針の動きに応じて星座盤が回転し、その
時刻の星座を表示するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の星座
表示付時計は上述の如く、時刻を示す針が天球の中心か
ら放射状に延びているために、特に天球中心近傍の恒
星、例えば北極星が針の回転中心部により隠されてしま
い、星座盤として完全なものとは言えなかった。又、従
来の星座表示付時計はバックライトがないために、或い
はバックライトがあってもその照明効果が不十分であ
り、星座盤全面にわたって均一な照度が得られなかっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上述の
如き従来技術の問題点を解決し、星座盤の中心に針を持
たず且つ星座盤を時刻に連動させて簡単な駆動機構によ
り正確に動かすことの出来る星座表示付時計を提供する
ことにある。本発明の別の目的は星座盤の裏側にバック
ライトを設け、その照明光を星座盤全面にわたってほぼ
均一に照射し得る星座表示付時計を提供することにあ
る。
【0005】上記目的を達成するために、本発明によれ
ば、時計本体を構成する前枠とこれに固定される後枠、
上記前枠に固定され周囲に月日目盛りを描いた透明な文
字板、上記文字板に回転自在に保持され外周に環状歯付
部材を有する星座盤、上記文字板裏面に設けられ星座盤
を回転自在に案内保持する保持部材、及び上記文字板裏
面に設けられ星座盤の環状歯付部材に係合してこれを回
転駆動する駆動機構から構成される星座表示付時計が提
供される。
【0006】前枠と後枠との間には星座盤を照明する光
源が付設される。前枠、文字板、星座盤、光源、後枠は
正面から見てこの順序で配設される。星座盤の裏面側に
は光源からの照明光を略均一に拡散する拡散手段、並び
に光源からの照明光を星座盤に向けて反射する反射手段
が付設される。光源として単一の蛍光灯を用いることが
出来る。蛍光灯は蛍光灯の取り付け部を有する裏蓋に取
り付けられ、この裏蓋自体は後枠に取外し容易に取り付
けられる。
【0007】星座盤駆動機構は前枠の裏面側に固設さ
れ、ステップモータと、該ステップモータの出力軸に連
結されそれにより回転駆動せしめられるタイミングプー
リと、該タイミングプーリにより回転駆動され星座盤の
歯車付部材に係合するタイミングベルトとを有する。星
座盤を回転自在に案内保持する保持部材は可動のガイド
プーリと固定のガイドプーリとを有し、可動ガイドプー
リは前枠に対して半径方向内方に向かって所定ストロー
クだけ移動自在に軸支される。
【0008】
【作用】本発明によれば、星座盤は時刻表示とは独立さ
せたので、その中央部に時針、分針等の針を配設する必
要は無く、従って、星座盤の駆動系をその中心では無く
外周部、即ち、外周歯付部材により行なうことが可能と
なる。星座盤は透明な文字板を通してその中心部を含め
全体を完全に見ることが出来る。星座盤を駆動する駆動
機構は時計枠体の空いて炒るスペースに有効に配置する
事が出来、そこから伝達機構を介して容易に外周歯付部
材に伝達される。星座盤はその裏面側からバックライト
により照明され、拡散手段、反射手段を介して無駄なく
有効に且つ盤面全体に均一に照射される。
【0009】蛍光灯の交換は裏蓋を取り外すのみで容易
に行なうことが出来る。星座盤に一回転に対応するステ
ップモータのパルス数は恒星時を勘案して適宜設計さ
れ、タイミング機構を介して確実に星座盤に伝えられ
る。半径方向に可動の可動ガイドプーリにより星座盤を
支持することにより、衝撃、熱膨張あるいは熱収縮等に
よる星座盤の位置ずれは有効に吸収される。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を用いて本発明の実施例を詳
細に説明する。図1乃至図8に本発明に係る星座時計
(星座表示付時計)の一実施例を示す。図示実施例にお
いて、略矩形ないし正方形の前枠11の中央には円形の
前枠穴13が形成されている。星座盤15は前枠11の
裏面に固定される透明な文字板17の内奥に回転自在に
積層される。文字板17の前枠穴13周辺部には一年間
分の月日目盛30が刻まれている。又、文字板17の中
央部分には天体の見かけの方位と高度を知るための多数
の方位高度線21が描かれている。
【0011】図示実施例では、星座盤15の回転中心位
置Oは時計の中心と一致し、天の北極に相当する。星座
盤15は北緯35°で見え得る天球範囲を全てカバーす
る。即ち、星座盤15の表示範囲は北緯35°での平均
大気差分まで含んだ赤緯−55°34′24″〜赤緯+
90°(天の北極)である。又、図示実施例においては
星座盤15の回転方向は反時計方向である。文字板17
の地平線L1より内側が北緯35°で見えている天球の
範囲を示し、地平線L1の直ぐ外側に方位を示す方位記
号(W,N,E,S等)20が記載されている。尚、地
平線L1より外側にも方位高度線21が描かれている
が、これは地球の丁度裏側の地点のほぼ周極星を除いた
星座配置も同時に読むことが出来るようにするためであ
る。星座盤15は拡散透光性材料で形成され、その表面
側に印刷した恒星、星雲星団、天の川等(33で表す)
が全て裏面側からの投射光(後述)により光るように構
成されている。
【0012】星座盤15の外周近傍には赤経目盛(0〜
23時の24時間表示)40が刻まれており、文字板1
7の子午線L2の真下に位置する赤経目盛40が現在の
恒星時を示す。又、赤経目盛40と文字板17の月日目
盛30を対応させて星座盤15の回転角度位置の初期合
わせや任意の月日、時刻の合わせ込みが出来るようにな
っている。正確な合わせ込みをするには日本標準時の基
準となる経度線(日本の場合、東経135°)との経度
差分の時差を考慮する必要があり、又、より厳密に合わ
せるためには年度による恒星時の年補正値も加味する必
要がある。正面から見て、前枠11の左下隅部には太陽
時(通常の24時間時刻)23と、星座配置と関係の深
い恒星時(24時間制)25とを備えた時計表示部27
が設けられている。又、時計表示部27の右側に隣接し
て透光式の等級スケール29が配置される。この等級ス
ケール29は大きさの異なる複数個の小円を順番に並べ
たものであり、星座盤15内の恒星の中の代表的な等級
を現す。つまり、恒星はこれらの小円に対応する大きさ
の円を基準により細かな階調で現されており、等級スケ
ール29の対応する小円を見ることにより当該恒星の等
級を詳しく知ることが出来る。
【0013】前枠11の右下隅部裏面側には星座盤15
を回転駆動する駆動部75(後述)が配設されている。
又、前枠11の裏面には後枠35が取り付けられて時計
本体枠部分を構成する。後枠35の両側面には時刻の修
正や星座盤15の操作、或いは照明(後述)の点灯を行
なうスイッチ類37a,37bが設けられている。以上
が本発明に係る星座時計の概略外観構成である。
【0014】図2に星座時計の前枠11を取り外した状
態の後枠35を示す。後枠35は前面が開放した中空の
枠体により形成され、その内部に星座盤15を背面側か
ら照明するための星座盤照明部41、及び星座盤15の
駆動や時刻表示部の表示や星座盤照明部の制御回路37
が設けられる。星座盤照明部41は反射板43、拡散板
45及び蛍光灯(光源)47から構成される。反射板4
3は中央に蛍光灯47を収容するためのスペース49を
形成する角錐台状の突出部51(図3)を有し、該突出
部51の上面に星座盤15を均一に照明するための拡散
板45が取り付けられる。反射板43は透明材料で形成
され、上記突出部51を除く部分は例えば白色塗法によ
り反射膜(反射面)43bが形成される。反射板43は
上記等級スケール29の背後まで延びる張出部53を有
し、その結果、等級スケール29も星座盤15と同様に
蛍光灯47の透過光により照明され得る。
【0015】拡散板45は例えば矩形の拡散透光材料に
より形成され、好ましくはその上面に透過光の強さを均
一にするための塗装膜45a(図3)が施される。即
ち、例えば拡散板45の上面は略同心円状に複数個の円
形或いは矩形の環状領域に分割され、これら環状領域に
最も明るくなる中心領域部から最も暗くなる外周領域部
に向けて透過率が徐々に大きくなるように透過率の異な
る塗装膜を施すことにより、拡散板45の略全面にわた
って明るさを実質上均一にする事が出来る。即ち、塗装
膜は遮光性且つ高反射率の膜により形成され、ここで反
射された光が効率よく星座盤15に向かって入射する。
このため、反射板43の外周部にはすり鉢状の反射面4
3aが形成される。斯くして、蛍光灯47からの光は図
3に矢印で示す如く、透明な突出部51を通ってすり鉢
状反射面43aにより星座盤15側に効率よく反射され
る。光源としての蛍光灯47は本実施例では一本のみで
よく、後枠35に形成した開口44を塞ぐようにして後
枠にネジ55により固定される裏蓋57に固定、保持さ
れる(後述)。
【0016】後枠左側部のスイッチ37aは、時刻表示
部のためのスイッチであり、図示実施例では上から3個
縦に並んでおり、一番上のスイッチが修正モードスイッ
チで上端を押した時太陽時が修正可能、下端を押した時
恒星時が修正可能、中間の位置は不感モードとなってい
る。中央部のスイッチは時の桁上げ修正スイッチ、一番
下のスイッチが分の桁上げ修正スイッチであり、修正モ
ードスイッチが太陽時又は恒星時の修正モードになって
いる時に働く様になっている。但し、修正モードになっ
ていても星座盤15が待機状態や自動復帰動作中、早送
り中は不感である。後枠右側部スイッチ37bは星座表
示部のためのスイッチであり、図示実施例では上から3
個縦に並んでおり、一番上のスイッチが照明切換スイッ
チで、上端を押した時明るい照明、中間の位置が暗い照
明、下端を押したときに照明が消える様になっている。
中央部のスイッチは星座盤15の早送りスイッチであ
り、星座盤15をステップ送り又は早送りさせることが
でき、任意の回転位置にすることが出来る。一番下のス
イッチはプリセットスイッチであり、星座盤15の早送
りスイッチを最後に押して星座盤15が止まった時から
一定時間内にのみ機能し、この間にプリセットスイッチ
を押すことによりその星座盤位置を基点として以後恒星
時回転する様に構成されている。尚、本発明の対象はこ
の様な時計の制御に向けられたものではないので、その
具体的な制御方法自体についての説明は省略する。
【0017】次に、図3を参照して照明部41の構成に
ついて詳細に説明する。照明部41では下側(裏側)か
ら順に、裏蓋57、蛍光灯47、反射板43、拡散板4
5、星座盤15、文字板17の順で積層されている。蛍
光灯47は反射板と放熱板とを兼ねた金属性の裏蓋57
と、反射板43との間に形成される密閉スペース(上述
の反射板43の角錐台状突出部51により形成されるス
ペース)49内に収納され、塵埃の発生しやすい蛍光灯
周辺部の遮蔽構造を実現している。又、蛍光灯47は裏
蓋57に設けられる蛍光灯取付具61に取付けられ、且
つ裏蓋57はネジ55により後枠35に簡単に取外し自
在に固定されるので、裏蓋のみを取り外すだけで蛍光灯
47の交換を容易に行なうことが出来る。星座盤15の
外周部にはこれを外周駆動するための星座盤リング63
(後述)が固定されており、この星座盤リング63は星
座盤15外周部からの照明光の漏れを防止するシールと
しても役立っている。
【0018】星座盤リング63はその外周に一定ピッチ
の不連続歯部63aを有し、これら歯部63aは後述の
ガイドプーリ71の溝深さ内に嵌入する大きさとなって
おり、ガイドプーリ71の最外周により滑らかに回転駆
動せしめられる。尚、図示実施例では星座盤リング63
は組立及び加工上の容易さのために八分割されており、
各セクタリング63は9個の歯部63a(計72歯)を
有する。
【0019】図4は前枠11を後方から見たもので、同
図から星座盤リング63が8個のセクタリングを環状に
連結したものであることが判る。星座盤リング63には
上述の如く、計72個の歯63aが設けられ、図におい
て左下隅に設けられる星座盤駆動部75のタイミングベ
ルト77の歯に4歯目毎に噛み合う。従って、タイミン
グベルト77の歯数で数えると星座盤15の一回転は2
88(=9×8×4)歯に相当する。星座盤リング63
は文字板17に固定される3個の固定ガイドプーリ79
と2個の可動ガイドプーリ71とによってがたつきなく
滑らかに回転自在に外周支持される。3個の固定ガイド
プーリ79の内、星座盤駆動部75の左上部に設けられ
るガイドプーリのみは星座盤リング63との間に僅かな
隙間が設けられ、それにより星座盤リング63の回転摩
擦力を小さくすると共に、何らかの衝撃が時計に加わっ
た時に星座盤リング63の衝撃ストッパの効果ももたせ
ている。タイミングベルト77は後述の如くステップモ
ータ100により回転駆動される。文字板17の右下隅
部は一部切り欠かれており、そこに時刻表示部27を構
成するLEDと回路基板(後述)が組み込まれる。
【0020】図5に星座盤駆動部75の拡大構成図を示
す。駆動部75はほぼ同一形状の一対の上板83(図
4)、下板85間に設けられる。図5においては上板8
3を取り外して示してある。下板85は止めネジ87に
より文字板17を挟んで前枠11に固定される。タイミ
ングベルト77は両歯ベルトであり、ステップモータ1
00(図7)に連結されるタイミングプーリ91により
回転駆動される。タイミングプーリ91は例えば16個
の外周歯を有し、従って、星座盤15はタイミングプー
リ91の18(=288÷16)回転で1回転する。
【0021】3個のタイミングベルトガイドプーリ93
は両歯タイミングベルト77がこれら3個のタイミング
ベルトガイドプーリ93により星座盤リング63の外周
の曲率に対応する円弧状に延びる様に配列される。タイ
ミングベルトガイドプーリ93は上板83と下板85と
の間で夫々の回転軸93aを中心に回転自在に支持され
る。特に、中央のタイミングベルトガイドプーリ93は
タイミングベルト77が星座盤リング63の歯先から脱
落するのを防止する径となっている。両歯タイミングベ
ルト77はその内周歯でタイミングプーリ91に噛み合
ってその回転力を受け、一方、外周歯により星座盤リン
グ63へ回転力を伝達する。タイミングプーリ91には
(図示実施例においては歯数=80の)平歯車97が固
定される。
【0022】2個の同一可動ガイドプーリ(可動ガイド
プーリユニット)71は、照明等の熱による星座盤15
の膨張あるいは星座盤リング63の歪み等により生ずる
キシミやアソビを吸収して滑らかで無理のない星座盤1
5の回転を保証するべく半径方向に可動となっている。
各可動ガイドプーリ71の可動機構は図6に示す如く、
文字板17を挟んで前枠11に固定される固定下板10
1とそれに対して可動の可動上板103とを有する。可
動上板103は文字板17に枢軸105を中心として回
転自在に取付けられ、ガイドプーリ71のプーリ支軸7
1aはこの可動上板103のL字型支持アーム103a
と可動上板103の本体部との間に形成される二股部内
に固設され、ガイドプーリ71は該プーリ支軸71aに
回転自在に軸支される。可動上板103と固定下板10
1との間には引張りコイルばね107が取付けられ、可
動上板103、従ってガイドプーリ71を図6において
位置71’で示す位置に向かって常に反時計方向に回動
付勢している。
【0023】可動上板103の回動位置(回転角度)は
可動上板103に形成した長穴111と、これに嵌入さ
れるストッパねじ109とにより規制される。即ち、固
定下板101に固定されるストッパねじ109はその抜
け止め用拡大頭部113(座金等の別部品により構成す
ることも可能)が長穴111から外方に突出し、従っ
て、可動上板103はストッパねじ109が長穴111
の両端に当接する範囲内でのみ回転支点(枢軸)105
を中心として回動可能である。ストッパねじ109の拡
大頭部(または座金)113並びに枢軸105に設けら
れる座金115と、可動上板103との間には僅かな隙
間が設けてあり、可動上板103がスムーズに回動する
様になっている。かくして、星座盤15は引張りコイル
ばね107により常にほぼ一定の力で外周方向から押圧
支持される。星座盤リング63が組み付け易い様に可動
上板103上の長穴111は充分な長さがとってある
が、ストッパねじ112を組み込み後は衝撃等で簡単に
外れることはない。
【0024】最後に図7を参照して駆動系を説明する。
駆動上板83に固定されるステップモータ100の出力
軸には例えば歯数12のピニオン121が固定される。
ステップモータ100は例えば48パルスで1回転す
る。従って、図示実施例の場合、星座盤15が1回転す
るためのパルス数はタイミングプーリ91の1回転の1
8倍としてあるので18×(80÷12)×48=57
60パルスである。即ち、恒星時で15秒に1パルスず
つ送れば星座盤15は正確に1恒星日で1回転する。ス
テップモータ100は吸振用ゴムブッシュ123(図7
では簡略化のため1個のみ示すが、180°間隔で2個
使用している)を介して駆動上板83に取り付けられて
おり、ステップモータの振動が駆動上板83を介して時
計本体側に伝わりにくくしてある。
【0025】星座盤15は一般には星座の動く方向(実
施例では反時計方向)にのみ回転する用に回転方向を設
定され、これにより、歯車系やタイミングベルトによる
バックラッシュによる表示誤差を最小限にすることが出
来る。尚、星座盤15の回転方向は、回転中心の方向を
天の南極方向にとる場合は、反対(時計方向)となる。
尚、図7において、135及び137は夫々、固定ガイ
ドプーリ79とタイミングベルトガイドプーリ93とを
一定位置に保持するスペーサ、及び前枠11と後枠35
とを固定するL型金具(上下2個)を示す。尚、図8は
本発明にかかる星座表示付時計の星座盤部分を正面から
見た状態を再現したものであるが、図面の縮尺の関係
上、星座等の細部まで再現不可能である。
【0026】
【発明の効果】以上に記載した如く、本発明によれば星
座盤は透明な文字板を通して正面から見ることが出来る
ので、従来の如く時針や分針等の針に邪魔されることな
く完全な星座を再現することが出来る。又、星座盤はス
テップモータからの駆動力により簡単な動力伝達機構を
介して所定の恒星時間に合わせて正確に回転する。更
に、星座盤の裏面側からはバックライトが略均一に照射
されるので、星座盤は照明むらがなく、美観上並びに観
察上優れた星座表示付時計が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる星座表示付時計の全体外観を示
す正面斜視図である。
【図2】図1に示される星座表示付時計の後枠部分の正
面斜視図である。
【図3】図1に示される星座表示付時計の照明部分の平
面断面図である。
【図4】図1に示される星座表示付時計の前枠部分を後
方から見た斜視図である。
【図5】図1に示される星座表示付時計の星座盤駆動部
分をその駆動上板を取り除いた状態で示す斜視図であ
る。
【図6】図1に示される星座表示付時計における星座盤
の可動ガイドプーリの可動機構を示す斜視図である。
【図7】図1に示される星座表示付時計の駆動部の拡大
断面図である。
【図8】本発明にかかる星座表示付時計の正面図であ
る。
【符号の説明】
11…前枠 15…星座盤 17…文字板 35…後枠 41…照明部 43…反射板 45…拡散板 47…蛍光灯 63…星座盤リング 71…可動ガイドプーリ 75…星座盤駆動部 77…タイミンベルト 79…固定ガイドプーリ 100…ステップモータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計本体を構成する前枠(11)とこれ
    に固定される後枠(35)、上記前枠に固定され周囲に
    月日目盛りを描いた透明な文字板(17)、上記文字板
    に回転自在に保持され外周に環状歯付部材(63)を有
    する星座盤(15)、上記文字板裏面に設けられ星座盤
    を回転自在に案内保持する保持部材(71、79)、及
    び上記文字板裏面に設けられ星座盤の環状歯付部材に係
    合してこれを回転駆動する駆動機構(75)を有する星
    座表示付時計。
  2. 【請求項2】 前枠と後枠との間に星座盤を照明する光
    源(47)が付設される請求項1に記載の星座表示付時
    計。
  3. 【請求項3】 前枠には太陽時と恒星時を表示する時刻
    表示部が形成される請求項1に記載の星座表示付時計。
  4. 【請求項4】 星座盤駆動機構は後枠に固設されるステ
    ップモータ(100)と、該ステップモータの出力軸に
    連結されそれにより回転駆動せしめられるタイミングプ
    ーリ(91)と、該タイミングプーリにより回転駆動さ
    れ星座盤の歯車付部材に係合するタイミングベルト(7
    7)とを有する請求項2に記載の星座表示付時計。
JP26069691A 1991-10-08 1991-10-08 星座表示付時計 Pending JPH05100055A (ja)

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JP26069691A JPH05100055A (ja) 1991-10-08 1991-10-08 星座表示付時計
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DE4293175T DE4293175T1 (de) 1991-10-08 1992-10-06 Uhr mit Sternbildanzeige
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015197347A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 リズム時計工業株式会社 からくり時計
JP2015197348A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 リズム時計工業株式会社 からくり時計
JP2017053996A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 有限会社大平技研 星空の表示方法および該方法に用いる星空ディスプレイ装置

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