JPH0499938A

JPH0499938A - 給水加熱器の漏洩検出方法

Info

Publication number: JPH0499938A
Application number: JP21708990A
Authority: JP
Inventors: Shinji Nishikawa; 西川　伸二; Takeshi Dosono; 堂園　武志; Shigeru Yamaji; 茂山地; Tokinori Okada; 岡田　時則
Original assignee: Toshiba Engineering Corp; Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Engineering Corp; Toshiba Corp
Priority date: 1990-08-20
Filing date: 1990-08-20
Publication date: 1992-03-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は、例えば発電プラントに使用される給水加熱
器にかかり、とりわけ熱交換部からの漏水を検出するに
適する給水加熱器の漏洩検出方法に関する。

（従来の技術）例えば、発電所に使用される蒸気タービンプラントは、
熱効率向上の観点から再生サイクルが適用されており、
このサイクルを満すものとして給水加熱器がある。

給水加熱器は、一般の熱交換器で代表されるシェルアン
ドチューブ式のもので、加熱源にタービン途中段落から
引き抜いた抽気蒸気のほかに、前部配置の給水加熱器か
らのドレンを活用している。

また、被加熱源としては復水器から送り出される復水・
給水が使用されている。そして、給水加熱器は、蒸気発
生側で求める水温になるよう直列配置の複数台が設置さ
れている。

このような給水加熱器において、内部構造は、シェル内
にＵ字状のチューブが多く配設されて熱交換部を形成し
、チューブ内を復水・給水が通り、チューブ外を上述加
熱源が通過し、こうして蒸気発生側に送り出される水を
熱交換部で予熱している。

（発明が解決しようとする課題）ところで、従来の熱交換部は、チューブ内を略３００ｋ
ｇ／ａ＃の復水・給水が通過し、チューブ外を略１０ｋ
ｇ／ｄの加熱源が通過するきわめて高い圧力差になって
いる。このため、チューブの財力低下やチューブの管板
への取付けが甘いとチューブ内からの漏水問題が発生し
、加熱源と被加熱源との熱交換率がきわめて悪くなる。

従来、給水加熱器の漏水検出策は、種々の手段が講じら
れているが、とりわけシェル内の標準水位を予じめ設定
しておき、この標準値を越えたときに警報を出すものが
簡易であるため多く採用されている。

しかし、このような従来技術では、警報が出たときには
もはや漏水している状態であり、予じめ漏水の兆候を知
るには不向であった。また、漏水後の処理して、漏水個
所の交換作業に入るが、何分にも給水加熱器は、一般の
熱交換器と違って超大形であり、交換部品も特殊なもの
が使用されているため、交換作業を短時間で行うことが
できず、このため発電所をやもう得す停止せざるを得な
い等の不具合があった。

この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、給水
加熱器が運転に入る前に、漏水の兆候を早く見い出して
おこうとする給水加熱器の漏洩検出方法を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）この発明は、内部にチューブで形成された熱交換部を有
するシェルを直列に配し、シェルの入口側に加熱源とし
て利用するタービン抽気蒸気をコントロールする第１入
口弁と、他の加熱源として利用する前部配置の給水加熱
器のドレンをコントロールする第２入口弁とを備え、ま
た前記熱交換部で生成されたドレンをコントロールして
後部配置の給水加熱器に送り出す出口弁を備えた給水加
熱器において、前記熱交換部のチューブに通水のまま、
第１入口弁、第２入口弁、および出口弁を閉口させ、こ
の間、シェル内のドレン水位の上昇を監視することを特
徴とする。

（作用）この発明の構成によれば、運転前に、熱交換部のチュー
ブに通水のまま、第１入口弁、第２入口弁、および出口
弁を閉口させてシェル内のドレン水位の上昇を監視する
ので、漏水の兆候を事前に知ることができる。したがっ
て、給水加熱器は事前に漏水兆候がわかるので、迅速な
対応処理を採ることができる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図はこの発明を給水加熱器の一実施例を適用した概
略図である。

給水加熱器は、複数台のシェルを直列に配設しであるが
、図では説明の便宜上、二つにしである。

給水加熱器は、横長のシェル１，１を有し、このシェル
１，１内にＵ字状のチューブ２，２を配設し、熱交換部
３，３を形成する。また給水加熱器は、管板４，４を介
して水室５，５と熱交換部３゜３とに区画する。

上記シェル１，１には、加熱源としてタービン抽気蒸気
をコントロールする第１入口弁６，６のほかに前部配置
の給水加熱器からのドレンをコントロールする第２入口
弁７，７が設けられている。

また、シェル１，１には後部配置の給水加熱器に加熱源
として送り出すドレンをコントロールする出口弁８，８
が設けられ、これら出口弁８，８は熱交換部３，３で生
成されたドレンを水位検出器９で検出され、検出された
ドレンの高低水位いかんによって開閉制御されるように
なっている。なお、水室５，５を通過する被加熱源は、
図示しない復水器からの復水・給水がある。

しかして上記構成において、この発明では起動前に、チ
ューブ２，２またはチューブ２，２と管板４，４との接
合部からの漏水兆候を検出するものである。すなわち、
チューブ２，２内を通水しておき、この状態で第１入口
弁６，６、第２入口弁７，７および出口弁８，８に制御
部９から信号を与えて閉口させ、一定時間そのままの状
態に保持する。そしてチューブ２，２などからの漏水が
あれば、シェル１，１内の水位が高くなるので、このよ
うな挙動を検出部１０で検知し、検出信号を表示部１１
でデスプレーする画像を監視すれば漏水の有無を検出す
ることができる。

第２図は、この発明にかかる漏水検知方法をステップと
してあられしたフローチャートである。

ここで、符号Ｒ０〜Ｒ４，３は各ステップを示している
。

先ず、漏水検査に先立ち、給水加熱器の起動有無が態認
されるステップ（Ｒ１，Ｒ２）。給水加熱器が起動前、
修理点検など特殊の事情があれば、上記第１入口弁６，
６、第２入口弁７，７および出口弁８，８を閉口できな
いので、漏水検査を中止する（ステップＲ１□）。給水
加熱器の漏水検査可能状態になると、上記弁６，６，７
．７・・・に閉口指令を出しくステップＲ３）、全弁の
閉口を確認する（ステップＲ４）。　この確認が終ると
、シェル内の熱交換部で生成されたドレンの水位を測定
する（ステップＲ５）。　この測定値を初期値として一
定時間保持する（ステップＲ，）。そして、一定時間経
過、ドレンの水位を測定しくステップＲ７）、初期値と
比較する（ステップＲ８）。比較後、偏差が許容値以内
かどうか確認され、偏差が許容値を越えると、計算され
（ステップＲ□。）、その結果が表示される（ステップ
Ｒ１１）。なお、上述全弁の閉口の確認の際、一つでも
閉口していないときは、漏水検査不能として警報が出さ
れる（ステップＲ□３）。

以上のようなステップを経ることにより、給水加熱器の
漏水検査が行なわれ、こうして漏水兆候を事前にキャッ
チすれば、以後の処理を迅速に行うことができる。

〔発明の効果〕

以上のとおり、この発明では給水加熱器の運用上、支障
をきたさないように事情に漏水兆候を検知できるように
したので、これにもとすいて適切な処理を採ることがで
き、その結果、安全運転が続行できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる給水加熱器の漏洩一検出方法の一実施例を示す概略図、第２図は給水加熱器
の漏洩検出の際の各ステップを示すフローチャート図で
ある。１　・・シェル、３・・・チューブ、７・・・第２入口弁、２・・・熱交換部、６・・・第１入口弁、８・・・出口弁。代理人　弁理士　則　近　憲　佑

Claims

【特許請求の範囲】

　内部にチューブで形成された熱交換部を有するシェル
を直列に配し、シェルの入口側に加熱源として利用する
タービン抽気蒸気をコントロールする第１入口弁と、他
の加熱源として利用する前部配置の給水加熱器のドレン
をコントロールする第２入口弁とを備え、また前記熱交
換部で生成されたドレンをコントロールして後部配置の
給水加熱器に送り出す出口弁を備えた給水加熱器におい
て、前記熱交換部のチューブに通水のまま、第１入口弁
、第２入口弁、および出口弁を閉口させ、この間、シェ
ル内のドレン水位の上昇を監視することを特徴とする給
水加熱器の漏洩検出方法。