JPH0499217A - レーザ焼入装置 - Google Patents

レーザ焼入装置

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JPH0499217A
JPH0499217A JP20916890A JP20916890A JPH0499217A JP H0499217 A JPH0499217 A JP H0499217A JP 20916890 A JP20916890 A JP 20916890A JP 20916890 A JP20916890 A JP 20916890A JP H0499217 A JPH0499217 A JP H0499217A
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JP
Japan
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laser beam
workpiece
laser
hardening
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP20916890A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nakayama
和雄 中山
Seiichiro Kimura
盛一郎 木村
Sadao Sugiyama
杉山 貞夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザ焼入装置に関する。
(従来の技術) 従来から、機械の回転部分に使われる軸や軸継手には、
動力伝達強度を上げるために、軸部の表面には焼入れに
よる硬化処理が施されている。
ところで、この焼入れによる表面硬化方法には、周知の
ように、従来から、2高周波焼入れ、浸炭焼入れ、火炎
焼入れやレーザ焼入れなどがあり、このうち、耐摩耗性
が要求される場合には、浸炭焼入れや高周波焼入れが使
われている。
ところが、軸や軸継手のように、繰り返しねしり応力や
曲げ応力がかかる部品には、静的強度と疲労強度を上げ
るために1表面の硬化層が深いことが要求される。
第7図は、従来のレーザ焼入装置を示す図で。
U形のワーク継動装置2の左側には、下部に電動機11
が設けられ、この電動機11の上方には、左側に把持機
構12が爪部を右側にして図示しない軸受を介して回転
自在に設けられ、この把持機構12の回転軸の左端には
プーリ12aが挿着され、このプーリ12aと電動機1
1の出力軸に挿着された小径のプーリllaとの間には
、ベルト13が巻装されている。
一方、ワーク駆動機構2の右端の内側には、回転自在の
センタ軸2aが把持機構12と対置して円心上に設けら
れ、このセンタ軸2aと把持機構12との間には、左端
が把持機構12の爪1.2bに挟持され右端の中心をセ
ンタ軸2aの先端で押圧された円柱状のワーク1が装着
され、このワーク1の焼入面1aには、黒鉛系の図示し
ない光吸収剤が塗布されている。
更に、駆動機構2の右側には、レーザ発振器3が設置さ
れ、このレーザ発振器3には図示しないレーザ伝送路5
が接続され、このレーザ伝送路5の先端の図示しないミ
ラー保持機構には反射ミラー5aが収納され、この反射
ミラー5aの下方に曲った伝送路の下端に設けられた集
光へッド6の内部には、集光ミラー6aが収納されてい
る。また、このレーザ伝送5は、レーザ発振器3から反
射ミラー5aが収納されたミラーボックスまでは、伸縮
自在となっている。
このように構成されたレーザ焼入装置においては、ワー
ク1を焼入れするときには、ワーク駆動機構2の電動機
11を駆動してベルト13と把持機構12などを介して
ワーク1を回転させながら、レーザ発振器3から出射さ
れ集光レンズ6aで集光されたレーザ光4をワーク1の
焼入面1aに照射する。
すなわち1発明者らの一実験では、ワーク1の材料が機
械構造用炭素鋼鋼材の545C1焼入れ面1aの直径8
01m、レーザ出力5に警、レーザビーム径40閣、焼
入速度1500m/m1n−デイフォカス距離90nn
(焼入面1aのレーザビーム径12国)のときには。
上記工程をレーザ伝送路5をワークの軸方向に幅Aだけ
ずらして繰り返すことで、第8図の断面図で示すように
硬化層の内部が波形に焼入れされたワークが得られてい
る。
すなわち、同図は、上記条件でワーク1を1回転させ、
自然冷却後に伝送路5をワーク1の軸方向にずらして再
び上記条件で焼入れし、合計3回焼入れした結果、断面
波形の硬化層を得た場合を示し、焼入れ幅Aは9mn、
焼入れ深さHAは1m。
で、硬度と焼入れ深さの関係は第9図に示すように、硬
さHV700の範囲が深さ約1mmあることを示す。
なお、上記条件と結果は一例で、ワーク1の焼入れ面1
aの直径、レーザ8力1回転速度、レーザ光の照射径な
どで焼入特性を変えることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、このように構成されたレーザ焼入装置におい
ては、上述のように、■f111程度の焼入れ深さまで
しか得られないので、上述の機械の回転力伝達部に使わ
れるねじり応力や曲げ応力の大きい軸や軸継手には使え
ない。
そのため、火炎焼入れを行う方法も考えられるが、する
と加熱・冷却で歪んで、後の研摩工程に時間がかかる。
そこで本発明の目的は、焼入れによる歪が少なく、焼入
れ深さを増やすことのできるレーザ焼入装置を得ること
である。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段および作用)駆動装置で回
転される鋼材のワークにレーザ光を照射してワークを加
熱し冷却してワークの表面を硬化させるレーザ焼入装置
において、レーザ光で加熱されたワークの表面温度を検
出してその結果をレーザ発振器に出力する温度検出器と
5この温度検出器の出力信号に従いレーザ光の照射が停
止されたワークの表面に冷却水を放圧する冷却装置と、
ワークに照射されるレーザ光の照射位置をワークの軸方
向に移動させる駆動部を設けることで、変態点に加熱さ
れたワークを急冷して硬化させ、焼入れによる歪が少な
く、深い硬化層を得ることのできるレーザ焼入装置であ
る。
(実施例) 以下、本発明のレーザ焼入装置の一実施例を図面を参照
して説明する。但し、第7図、第8図及び第9図と重複
する部分は同符号を付して説明を省く。
第1図は、本発明のレーザ焼入装置を示す図で。
第7図に対応する図である。
同図において、ワーク駆動部W2の左側上方には、内部
に冷却水が注入された冷却水タンク10が設置され、こ
の冷却水タンク10の下部右側面には電磁弁9が接続さ
れ、この電磁弁9の右側には。
下端の放出口がワーク1の焼入面1aの左上部に配置さ
れた冷却水放出管8の上端が接続されている。
一方、電磁弁9の図示しないコイルは、レーザ発振器3
に接続されている。
更に、集光ヘッド6の右側には、検出針の先端が第3図
に示すように、レーザ光の照射部の直後に延びた赤外線
温度計7が斜めに設けられ、この赤外線温度計7の出力
信号線は、比較器14の入力側に接続され、比較器14
の出力側はレーザ発振器13に接続されている。
さて、このように構成されたレーザ焼入装置において、
駆動機構2で回転されているワーク1の焼入面1aにレ
ーザ光4を照射して、ワーク1を焼入れするときには、
焼入面1aのレーザ光照射部直後の温度が赤外線温度計
7で検出され、その値が比較器14にあらかじめ入力さ
れ設定されていたワーク毎の設定値を超えると、その結
果がレーザ発振器3に出力されて、レーザ光4の出射が
停止される。すると同時に、レーザ発振器3からの信号
で電磁弁9が動作して、図示しないバルブが開いて冷却
水タンク10の冷却水は、冷却水放出管8の下端から回
転中のワーク1の焼入面1aに放出される。
発明者らは、このように構成されたレーザ焼入装置にお
いて、以下の条件でワーク1の焼入れを行った。
ワークの材質ニクロムモリブデン鋼SCM440焼入れ
面の直径:80I レーザ出カニ5kW(炭酸ガスレーザ)レーザ光のビー
ム径: 40mm 集光レンズの直径22.5インチ 集光レンズの焦点距離=10インチ デイフォカス距1[:50an ワークの回転速度: 300r、p、m (5回転/秒
)レーザ光の照射時間=20秒(100回転)この結果
、ワーク1の焼入面1aは、このワーク1の変態点の8
80℃を超える約1200℃となり、ワーク1の端面か
ら見た温度分布は第2図に示すようになった。同図にお
いては、a3の曲線が880℃の影響範囲である。
そして、レーザ光4の照射を停めた後に、冷却水を放出
してワーク1を冷却することで、第4図の後述する幅A
で示す硬化層が得られ、ワーク1を軸方向に幅Aと同寸
法だけずらして上記工程による焼入れを行い、それを合
計4回繰り返すことで、同図に示すように硬化層の内側
端が波形のワーク1を得た。
なお、同図において、幅Aは10〜15m、深さHAは
第6図のグラフに示すように5〜6薗である。
このように、材質の熱変態点に応じて、比較器14の設
定値を変え、焼入面1aの直径により加工速度を変える
ことで、所望の材料のワークを深い焼入れ深さで短時間
に焼入れすることができるだけでなく、第6図に示すよ
うに、高温部は外表面の約7m深さの部分だけなので、
熱処理によるワークの歪を減らすことのできるレーザ焼
入装置となる。
また、第5図は、レーザ光の集光系にセグメントミラー
を用いて上記方法で焼入れを行った場合を示し、この場
合には焼入幅Bは20〜30IIITlと増え、焼入れ
深さは上記と同様の第6図のように5〜6Iとなった。
なお、上記実施例においては、ワークに照射するレーザ
光の位置をワークをずらす場合で説明したが、従来のレ
ーザ焼入装置と同様に集光ヘット6を移動させてもよい
また、上記実施において、第4図に示す幅Aの波形の硬
化層の各両端が硬度不足となるときには、波形の交叉部
だけを後で再びレーザ焼入れして硬度を上げるとともに
、波形の高低の差を減らして平滑にしてもよい。
更に、上記実施例では、中実鋼の例で説明したが、中空
のものやフランジ部のあるものでも当然に適用できる。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、駆動装置で回転される鋼材のワ
ークにレーザ光を照射してワークを加熱して冷却しワー
クの表面を硬化させるレーザ焼入装置において、レーザ
光で加熱されたワークの表面温度を検圧してその結果を
レーザ発振器に出力する温度検出器と、この温度検出器
の信号に従いレーザ光の照射が停止されたワークの表面
に冷却水を放出する冷却装置と、ワークに照射されるレ
ーザ光の照射位置をワークの軸方向に移動させる駆動部
を設けることで、ワークの表面を所定の温度に加熱し冷
却水で急冷させたので、焼入れによる歪が少なく、硬化
層を増やすことのできるレーザ焼入装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ焼入装置の一実施例を示す図、
第2図は本発明のレーザ焼入装置の作用を示す図、第3
図は第1図のX−X断面図、第4図は本発明のレーザ焼
入装置の作用を示す部分縦断面図、第5図は本発明のレ
ーザ焼入装置の他の実施例の作用を示す部分縦断面図、
第6図は本発明のレーザ焼入装置の作用を示すグラフ、
第7図は従来のレーザ焼入装置を示す図、第8図は従来
のレーザ焼入装置の作用を示す部分縦断面図、第9図は
従来のレーザ焼入装置の作用を示すグラフである。 1・・ワーク      2・−ワーク開動装置3・・
・レーザ発振器   7・・赤外線温度計10・・冷却
水タンク (8733)  代理人 弁理士 猪 股 祥 晃(ほ
か1名)第1図 第2図 →邊刈に家’=(mm) 第6図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 駆動装置で回転される鋼材のワークにレーザ光を照射し
    て前記ワークの表面を硬化させるレーザ焼入装置におい
    て、 前記レーザ光で加熱された前記ワークの表面温度を検出
    してその結果を前記レーザ発振器に出力する温度検出器
    と、この温度検出器の出力信号に従い前記レーザ光の照
    射が停止された前記ワークの表面に冷却水を放出する冷
    却装置と、前記ワークに照射される前記レーザ光の照射
    位置を前記ワークの軸方向に移動させる駆動部を設けた
    ことを特徴とするレーザ焼入装置。
JP20916890A 1990-08-09 1990-08-09 レーザ焼入装置 Pending JPH0499217A (ja)

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JP20916890A JPH0499217A (ja) 1990-08-09 1990-08-09 レーザ焼入装置

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JP20916890A JPH0499217A (ja) 1990-08-09 1990-08-09 レーザ焼入装置

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JPH0499217A true JPH0499217A (ja) 1992-03-31

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ID=16568460

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JP20916890A Pending JPH0499217A (ja) 1990-08-09 1990-08-09 レーザ焼入装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100730534B1 (ko) * 2005-11-15 2007-06-20 한국생산기술연구원 레이저 열처리 장치 및 방법
JP2007327105A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Jtekt Corp レーザ熱処理方法及びその装置
KR100842888B1 (ko) * 2007-06-28 2008-07-02 주식회사 파카한일유압 다이오드 레이저를 이용한 스풀 열처리기 및 열처리방법
JP2013209912A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fuji Electric Co Ltd 蒸気タービン翼および蒸気タービン翼の硬化処理方法

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