JP6662635B2 - 歯車の熱処理方法及び歯車の熱処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、周方向に並べられ径方向外側へ突出する複数の歯と、当該各歯の間に形成される歯底部と、を有する歯車の熱処理方法及び装置に関する。
この種の歯車の熱処理方法として、各歯を順次、レーザ光で焼入れするものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載のレーザ熱処理装置では、複数のレーザ照射手段を用いて焼入れを行っている。
特開2009−235490号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、各歯の焼入れをすると、各歯で複数のレーザ光を細かく制御しなければならず、制御が複雑となる。また、各歯が個別に加熱されることとなるので、熱処理中に歯車にて熱的な境界が生じ、熱処理後の歯車の品質が低下してしまう。さらに、既に焼入れ処理が終了した歯に隣接する歯の焼入れを行った際、焼入れ処理が終了した歯が再加熱されて品質が低下するという問題点もある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な制御で、熱処理後の歯車の品質を確保することのできる歯車の熱処理方法及び歯車の熱処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明によれば、周方向に並べられ径方向外側へ突出する複数の歯と、当該各歯の間に形成される歯底部と、を有する歯車の熱処理方法であって、前記歯車を回転させた状態で、少なくとも2つの前記歯を含む所定領域に第1レーザ光を連続的に照射しつつ、当該所定領域内における前記歯底部に第2レーザ光を照射する歯車の熱処理方法が提供される。
この歯車の熱処理方法によれば、歯車を回転させながら各レーザ光を照射するようにしたので、局所的な加熱によって歯車の表面や角部が溶融することはなく、歯車全体を均一に加熱することができる。また、所定箇所で熱的な境界が生じて熱処理後の歯車の品質が低下することを防止することができる。
ここで、各歯の表面には第1レーザ光が照射され、各歯底部の表面には第1レーザ光と第2レーザ光とが重畳的に照射される。すなわち、各歯については第1レーザ光からのみ熱量が供給されるのに対し、各歯底部については第1レーザ光と第2レーザ光から熱量が供給される。これにより、熱が歯車の内部へ逃げてしまう各歯底部について、各歯よりも多くの熱量を供給することができる。従って、各歯と各歯底部をともに均一な温度で加熱することができ、各歯及び各歯底部の熱処理に必要な温度を確保することができる。
さらに、第2レーザ光は第1レーザ光の照射範囲内で照射されるので、第1レーザ光の照射範囲外で照射される場合と比較して、各歯底部とその周囲の温度差が大きくなることはない。これによっても、所定箇所で熱的な境界が生じて熱処理後の歯車の品質が低下することを防止することができる。
上記歯車の熱処理方法において、前記第2レーザ光の照射は、前記歯底部に沿って走査して行われてもよい。
上記歯車の熱処理方法において、前記第1レーザ光の焦点は、前記歯底部に合わせられてもよい。
また、本発明によれば、周方向に並べられ径方向外側へ突出する複数の歯と、当該各歯の間に形成される歯底部と、を有する歯車の熱処理装置であって、前記歯車を回転自在に保持する保持部と、前記保持部に保持された前記歯車を回転させる回転部と、前記歯車における少なくとも2つの前記歯を含む所定領域に第1レーザ光を照射する第1レーザ部と、前記所定領域内における前記歯底部に第2レーザ光を照射する第2レーザ部と、を備えた歯車の熱処理装置が提供される。
上記歯車の熱処理装置において、前記第2レーザ部の前記第2レーザ光を前記歯底部に沿って走査可能な移動部を備えてもよい。
上記歯車の熱処理装置において、前記第1レーザ部の前記第1レーザ光の焦点は、前記歯底部に合わせられてもよい。
本発明によれば、簡単な制御で、熱処理後の歯車の品質を確保することができる。
本発明の一実施形態を示す歯車の熱処理装置の概略ブロック図である。 歯車の熱処理装置の一部斜視図である。 歯車の熱処理装置の動作を示す概略フローチャートである。 歯車に第1及び第2のレーザ光が照射される状態を示す歯車の断面説明図である。 歯車に第1及び第2のレーザ光が照射される状態を示す歯車の平面説明図である。 第1レーザ光の照射領域内における第2レーザ光の位置の移動方向を示す説明図である。
図1から図6は本発明の一実施形態を示すものであり、図1は歯車の熱処理装置の概略ブロック図、図2は歯車の熱処理装置の一部斜視図、図3は歯車の熱処理装置の動作を示す概略フローチャート、図4は歯車に第1及び第2のレーザ光が照射される状態を示す歯車の断面説明図、図5は歯車に第1及び第2のレーザ光が照射される状態を示す歯車の平面説明図、図6は第1レーザ光の照射領域内における第2レーザ光の位置の移動方向を示す説明図である。
図1に示すように、この歯車の熱処理装置1は、周方向に並べられた複数の歯101と、当該各歯101の間に形成される歯底部102と、を有する歯車100の熱処理を行う。本実施形態においては、歯車の熱処理装置1は、レーザ光を用いて、歯車100の焼入れを行う。熱処理に供される歯車100としては、各歯101が径方向外側へ突出されたものであればよく、例えば、平歯車、はすば歯車、かさ歯車、ねじ歯車、スプライン軸等の各種歯車の熱処理を行うことができる。本実施形態の歯車100は、スプライン120が形成されたスプライン軸である。
本実施形態の歯車の熱処理装置1は、歯車100を回転自在に保持するワーク保持部2と、ワーク保持部2に保持された歯車100を回転させる回転部としての回転モータ3と、歯車100における少なくとも2つの歯101を含む所定領域に第1レーザ光L1を照射する第1レーザ部4と、所定領域内における歯底部102に第2レーザ光L2を照射する第2レーザ部5と、第1レーザ部4を移動可能な第1移動部6と、第2レーザ部5を移動可能な第2移動部7と、を備えている。尚、図1においては説明のために第1レーザ光L1と第2レーザ光が重ならないように図示しているが、歯車の熱処理時には第1レーザ光L1と第2レーザ光L2は重畳的に歯車100に照射される。また、歯車の熱処理装置1は、回転モータ3、第1レーザ部4、第2レーザ部5、第1移動部6及び第2移動部7に接続された制御部8を有している。
ワーク保持部2は、歯車100の軸方向へ移動可能な2つのプレート21,22と、各プレート21,22が接続される回転自在の回転軸23と、を有する。各プレート21,22が歯車100の長手方向両端を保持することにより、歯車100は回転軸23を中心として回転自在に保持される。本実施形態においては、歯車100は、長尺な軸部110と、軸部110の長手方向所定位置に周方向にわたって形成されたスプライン120と、を有し、スプライン120に各歯101及び各歯底部102が形成されている。
回転モータ3は、ワーク保持部2の回転軸23に接続され、回転軸23とともに歯車100を回転させる。
第1レーザ部4は、第1レーザ光L1を発振する第1レーザ発振器41と、レーザ発振器41と第1光ファイバ42を介して接続される第1レーザヘッド43と、第1レーザヘッド43に装着され第1レーザ光Lを歯車100へ向けて照射する第1レンズユニット44と、を備えている。レーザ発振器41から発振された第1レーザL1は、第1光ファイバ42を介して第1レーザヘッド43へ案内され、第1レンズユニット44により焦点位置、照射範囲等が調整されて、歯車100の焼入れ部位に向けて照射される。ここで、第1レーザ部4に用いられるレーザの種類は任意であるが、例えば、レーザダイオード等の半導体レーザ、YAGレーザ等の固定レーザ等を用いることができる。
第2レーザ部5は、第2レーザ光L2を発振する第2レーザ発振器51と、レーザ発振器51と第2光ファイバ52を介して接続される第2レーザヘッド53と、第2レーザヘッド53に装着され第2レーザ光Lを歯車100へ向けて照射する第2レンズユニット54と、を備えている。レーザ発振器51から発振された第2レーザL2は、第2光ファイバ52を介して第2レーザヘッド53へ案内され、第2レンズユニット54により焦点位置、照射範囲等が調整されて、歯車100の焼入れ部位に向けて照射される。ここで、第2レーザ部5に用いられるレーザの種類は任意であるが、例えば、レーザダイオード等の半導体レーザ、YAGレーザ等の固定レーザ等を用いることができる。
第1移動部6は、多軸アーム型ロボットであり、アーム61と、アーム61の先端に設けられ第1レーザヘッド43が搭載されるハンド62と、を有する。また、第1移動部6は、アーム61及びハンド62の位置を制御する第1ロボットコントローラ63を有する。本実施形態においては、ハンド62は、歯車100の軸方向、径方向及び周方向に移動自在となっている。
第2移動部7は、多軸アーム型ロボットであり、アーム71と、アーム71の先端に設けられ第2レーザヘッド53が搭載されるハンド72と、を有する。また、第2移動部7は、アーム71及びハンド72の位置を制御する第2ロボットコントローラ73を有する。本実施形態においては、ハンド72は、第1移動部6のハンド62と独立して、歯車100の軸方向、径方向及び周方向に移動自在となっている。
次に、図3を参照して、歯車100の焼入れ時の制御部8の動作を説明する。
まず、制御部8は、歯車100の位置が検知されたか否かを判断する(ステップS1)。具体的には、歯車100におけるスプライン120の位置が検知されたか否かを判断する。本実施形態においては、歯車100の位置は、各移動部6,7に搭載されたセンサにより検出される。歯車100が検知されていない場合は、ステップS1の処理を繰り返し実行する。
歯車100の位置が検知された場合は、制御部8は、第1移動部6及び第2移動部7を用いて、第1レーザヘッド43と第2レーザヘッド53を照射位置に移動させる(ステップS2)。本実施形態においては、照射位置は、歯車100におけるスプライン120の形成位置である。
次いで、制御部8は、回転モータ3を用いて歯車100の回転を開始する(ステップS3)。そして、歯車100が所定の開始位置となったか否かを判断する(ステップS4)。歯車100の位置は、例えば歯車100を撮影するカメラの画像で認識することができる。歯車100が所定の開始位置に到達しない場合は、ステップ4の処理を繰り返し実行する。
そして、歯車100が所定の開始位置に到達すると、第1レーザ部4及び第2レーザ部5を用いて第1レーザ光L1及び第2レーザ光L2の照射を開始する(ステップS5)。図4及び図5に示すように、本実施形態においては、第1レーザ部4の第1レーザ光L1は少なくとも2つの歯101を含む矩形状であり、第1レーザ部4の第1レーザヘッド43を移動させることなく、歯車100の所定領域へ連続的に照射される。第1レーザ光L1により、所定領域内の各歯101及び各歯底部102は一括して加熱される。また、歯車100が回転していることから、歯車100の表面は、第1レーザ光L1により周方向にわたって全体的に加熱される。ここで、熱が歯車100の内部へ逃げやすい各歯底部102を優先的に加熱できるように、第1レーザ光L1の焦点を各歯底部102に合わせることが好ましい。
一方、図4及び図5に示すように、本実施形態においては、第2レーザ部5の第2レーザ光L2は、第1レーザ光L1が照射される領域内における歯底部102の軸方向一部に対応したスポット状であり、第2レーザ部5を軸方向一方に移動させて、第2レーザ光L2を歯底部102の領域にわたって走査して照射する。第2レーザ光L2の焦点は、各歯底部102に合わせられる。このとき、歯車100が回転していることから、第2レーザ部5の第2レーザヘッド53を歯車100の回転に合わせて周方向へ移動させつつ、軸方向へ移動させることとなる。すなわち、図6に示すように、第2レーザヘッド53は、走査時に、周方向及び軸方向について斜め方向へ移動する。
ここで、必要な第2レーザ光L2の走査速度Vs(mm/s)は、歯車100の回転速度をVr(rpm)、歯101の数をZ(個)、歯車100のモジュールをM(mm)、走査長をL(mm)としたとき、
Vs=Vr/60×Z×((πM)+L1/2
の式で表される。ただしこの式においては、第2レーザ光L2を原点へ復帰させるための時間は考慮していない。
1つの歯底部102の領域の走査が終了したら、一旦、第2レーザ光L2の照射を中断して、第2レーザ光L2の位置を隣接する次の歯底部102の軸方向他方まで移動させる。このとき、第2レーザ光L2の照射停止に加え、焦点を歯底部102からずらすことにより、意図せずに隣接する各歯101を加熱して溶融等させてしまうことを防止できる。本実施形態においては、図6に示すように、照射停止時に第2レーザ光L2の位置を走査方向と反対方向へ移動させて、第2レーザ光L2の位置を所定区間の往復移動で制御している。
そして、レーザの照射開始から所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS6)。この所定時間は、歯車100の焼入れに必要な熱量を考慮して設定される。所定時間が経過していない場合は、ステップS6の処理を繰り返し実行する。
レーザの照射開始から所定時間が経過したら、レーザの照射を終了する(ステップS7)。この後、第1レーザヘッド43及び第2レーザヘッド53を所定の待機位置へ移動させ(ステップS8)、レーザ焼入れ処理を終了する。
以上のように構成された歯車の熱処理装置1の熱処理方法によれば、歯車100を回転させながら各レーザ光L1,L2を照射するようにしたので、局所的な加熱によって歯車100の表面や角部が溶融することはなく、歯車全体を均一に加熱することができる。また、レーザ光を比較的長時間連続的に照射することができ、焼入れの深さ及び焼入れ後の硬さを十分に確保することができる。さらに、所定箇所で熱的な境界が生じて熱処理後の歯車100の品質が低下することを防止することができる。
また、本実施形態の熱処理方法によれば、各歯101の表面には第1レーザ光L1が照射され、各歯底部102の表面には第1レーザ光L1と第2レーザ光L2とが重畳的に照射される。すなわち、各歯101については第1レーザ光L1からのみ熱量が供給されるのに対し、各歯底部102については第1レーザ光L1と第2レーザ光L2から熱量が供給される。これにより、熱が歯車の内部へ逃げてしまう各歯底部102について、各歯101よりも多くの熱量を供給することができる。従って、各歯101と各歯底部102をともに均一な温度で加熱することができ、各歯101及び各歯底部102の焼入れに必要な温度を確保することができる。
また、第2レーザ光L2は第1レーザ光L1の照射範囲内で照射されるので、第1レーザ光L1の照射範囲外で照射される場合と比較して、各歯底部102とその周囲の温度差が大きくなることはない。これによっても、所定箇所で熱的な境界が生じて熱処理後の歯車100の品質が低下することを防止することができる。
尚、前記実施形態においては、第2レーザ光L2が各歯底部102において軸方向一方への走査を繰り返すものを示したが、軸方向一方への走査と、軸方向他方への走査を交互に行うようにしてもよい。また、第2レーザ光L2が歯底部102に対応した領域を照射するものであれば軸方向に走査させる必要はない。ただし、この場合であっても、歯車100の回転に同期させて第2レーザ光L2を周方向へ移動させる必要がある。
また、前記実施形態においては、ステップS5における第1レーザ光L1の照射開始から、ステップS7における第1レーザ光L1の照射終了にわたって、第2レーザ光L2の照射制御を行うものを示したが、第2レーザ光L2に関しては照射開始から照射終了までの間の所定時間だけ照射制御するようにしてもよい。例えば、第1レーザ光L1の照射開始後に所定時間だけ第2レーザ光L2の照射制御を行い、照射終了までの残りの時間は照射制御を停止して余熱を利用するようにしてもよい。また、例えば、第1レーザ光L1の照射開始後に直ちに照射制御を行わず、照射終了前の所定時間だけ第2レーザ光L2の照射制御を行い、歯車の熱処理の仕上げを行うようにしてもよい。さらに、例えば、第1レーザ光L1の照射開始後に直ちに照射制御を行わず、一定時間が経過した後に所定時間だけ第2レーザ光L2の照射制御を行い、照射終了までの残りの時間は照射制御を停止するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、スプライン軸の歯車100に焼入れ処理を行うものを示したが、径方向外側へ突出する複数の歯と、歯の間に形成された歯底部とを有していれば、他の種類の歯車の焼入れ処理を行うことが可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1 熱処理装置
2 ワーク保持部
3 回転モータ
4 第1レーザ部
5 第2レーザ部
6 第1移動部
7 第2移動部
8 制御部
100 歯車
101 歯
102 歯底部
L1 第1レーザ光
L2 第2レーザ光

Claims (6)

  1. 周方向に並べられ径方向外側へ突出する複数の歯と、当該各歯の間に形成される歯底部と、を有する歯車の熱処理方法であって、
    前記歯車を回転させた状態で、前記歯及び前記歯底部を含む所定領域に第1レーザ光を連続的に照射しつつ、当該所定領域内における前記歯底部に第2レーザ光を照射する歯車の熱処理方法。
  2. 前記第2レーザ光の照射は、前記歯底部に沿って走査して行われる請求項1に記載の歯車の熱処理方法。
  3. 前記第1レーザ光の焦点は、前記歯底部に合わせられる請求項1または2に記載の歯車の熱処理方法。
  4. 周方向に並べられ径方向外側へ突出する複数の歯と、当該各歯の間に形成される歯底部と、を有する歯車の熱処理装置であって、
    前記歯車を回転自在に保持する保持部と、
    前記保持部に保持された前記歯車を回転させる回転部と、
    前記歯車における前記歯及び前記歯底部を含む所定領域に第1レーザ光を照射する第1レーザ部と、
    前記所定領域内における前記歯底部に第2レーザ光を照射する第2レーザ部と、を備えた歯車の熱処理装置。
  5. 前記第2レーザ部の前記第2レーザ光を前記歯底部に沿って走査可能な移動部を備える請求項4に記載の歯車の熱処理装置。
  6. 前記第1レーザ部の前記第1レーザ光の焦点は、前記歯底部に合わせられる請求項4または5に記載の歯車の熱処理装置。
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