JPH049898B2 - - Google Patents

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JPH049898B2
JPH049898B2 JP22063085A JP22063085A JPH049898B2 JP H049898 B2 JPH049898 B2 JP H049898B2 JP 22063085 A JP22063085 A JP 22063085A JP 22063085 A JP22063085 A JP 22063085A JP H049898 B2 JPH049898 B2 JP H049898B2
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asphalt
roofing
sbs
felt
layers
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JP22063085A
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JPS62296048A (ja
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Landscapes

  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は屋根下葺材の施工方法に関するもの
である。 〔発明の背景〕 従来、一般住宅の屋根ではアスフアルトルーフ
イング22Kg品の一層貼りが普通であるが、高級住
宅では防水性に対する信頼度をもり高める目的で
アスフアルトルーフイング22Kg品の二層貼りが行
われている。即ち、内層を野地板上に一定を重ね
代を設けて敷設し、その上面に重ね代をズラして
外層を敷設するものである。このアスフアルトル
ーフイング22Kg品は紙等にストレートアスフアル
ト又はピツチを充分含浸させた原紙の両面にフイ
ラーを混入したブローンアスフアルトを塗布し、
その塗布層の粘着防止のために、タルク、珪砂な
どの鉱物質粉粒を全面に撒着させたもので、アス
フアルト自身のもつ疏水性と高い耐腐巧性から、
耐水性及び耐久性には優れているが、夏期の高温
時には塗布が柔らかくなり、足跡がつき、屋根仕
上げ材等他の部分をアスフアルトで汚すことがあ
り、また、低温特性に欠けるため、冬期に脆く、
折り曲げ部に亀裂が入り易く、しかも、屋根材等
を固定する為に打つ釘によつて生ずる釘穴のシー
ル性に劣り、亀裂部や釘の周囲からの漏水の問題
や室内外の温度差により水蒸気がルーフイング面
において結露し、経時的に野地板を腐巧させる問
題があつた。これらの問題は一層貼りに比して二
層貼りにすればある程度の改善は可能であり、そ
の信頼度も向上すると考えられていた。 しかしながら、二層貼りにしたとしてもアスフ
アルトルーフイング自身に上記亀裂が生じたり、
釘穴のシール性に劣ること、結露することは変わ
りなく、漏水及び野地板の腐巧を防止するとは出
来なかつた。 〔発明の目的〕 この発明は上記の問題を解消するためのもの
で、内層に防露性、外層に亀裂防止、釘穴シール
性の機能を持たせた新規な施工方法を提供するこ
とを目的としている。 〔発明の構成〕 上記目的を達成するため、この発明は野地板上
にアスフアルトフエルト、該アスフアルトフエル
トの上面に、スチレン−ブタジエン−スチレン・
ブロツク・コポリマー(以下SBSという)入りア
スフアルトルーフイングを両者の重ね代をズラし
て二層貼りとすることを要旨とするものである。 〔実施例〕 次に、この発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて説明する。 図において、1は野地板、2は該野地板1上に
一定の重ね代3を設けて貼つたアスフアルトフエ
ルトである。アスフアルトフエルト2は故紙、パ
ルプ、解織した綿ボロ、毛屑などを原料とする紙
にアスフアルトを含浸させたもので、吸水、脱湿
性を有し、高い耐腐巧性をも兼ね備えている。前
期重ね代3は幅1mのアスフアルトフエルトで10
cmぐらいとられる。 4は前記アスフアルトフエルト2の上面にその
重ね代3から重ね代5をズラして重ね貼りした
SBS入りアスフアルトルーフイングで、該SBS入
りアスフアルトルーフイングは第2図示の如くア
スフアルトを含浸した原紙41の両面にSBS入り
アスフアルト層42,42′を塗布し、これらの
外表面に鉱物質粉粒43,43′を撒着してなる
ものである。このSBS入りアスフアルト42,4
2′は例えば5〜20%のSBSを混合したアスフア
ルト自体で構成している。このSBS入りアスフア
ルトのベースアスフアルトはストレートアスフア
ルトであるか、ブローンアスフアルトであるかは
問わない。また、必要に応じてタルク、消石灰等
のフイラーを入れてもよい。SBS入りアスフアル
ト層42,42′は低温時の脆性と、高温時のダ
レの改善に優れたもので、低温時の耐折性向上
と、高温時の機械的強度を大幅に向上させ、夏期
炎天下において勾配屋根施工に際して施工者の体
重がかかつて伸びたりズレたりすることがなく、
弾力性に富み、釘穴シール性が非常に高いもので
ある。ここにSBSの含有率を5〜20%とした理由
は5%未満の場合は低温耐折性や高温時の機械的
強度に欠け、しかも釘穴シール性が付与できず、
20%を越えるとコスト高となり実用に共し得なく
なるからである。なお、前記SBS入りアスフアル
トルーフイング4はその機械的強度をより高める
ためにSBS入りアスフアルト層42,42′を塗
布する前の原紙1に合成繊維若しくはガラス繊維
からなる層(例えば、ガラス、ポリエステル等の
寒冷紗のような織布や、ネツト状積層品、ポリプ
ロピレンのクロス、ビニロン、ポリエステル等の
不織布)、または機械的強度に優れた合成樹脂フ
イルムを接着したものを用いる場合もある。 〔発明の効果〕 以上の如く、この発明に係る屋根下葺材の施工
方法は野地板上にアスフアルトフエルト、該アス
フアルトフエルトの上面に、スチレン−ブタジエ
ン−スチレン・ブロツク・コポリマー入りアスフ
アルトルーフイングを両者の重ね代をズラして二
層貼りとすることを特徴としているから、本願方
法はアスフアルトルーフイング22Kg品二層貼りの
従来法に比し、次の如き優れた効果を奏するもの
である。 機能 (a) 防露性 本願法では結露した水分はフエル
ト面で吸水し、大気が乾燥した時に脱湿する
の野地板が傷まないが、従来法ではルーフイ
ング面で結露した水分が野地板に吸収され、
経時的に野地板が腐巧する。 (b) 釘穴シール性 本願法で外層となるゴム化
アスフアルトルーフイングのゴム化アスフア
ルト層がゴム弾性を有し、パツキン効果があ
るためシール性が非常に高いが、従来法に用
いるアスフアルトルーフイング22Kg品にはブ
ローンアスフアルトを使用しているので脆
く、堅いため、釘穴部分のシール性は期待で
きない。 今、12mm厚のベニヤ板を下地としてこれに
アスフアルトルーフイング22Kg品を釘打ちに
より二層貼りしてなる従来施工品と、同厚の
ベニヤ板を下地としてアスフアルトフエルト
20Kg品、及びSBS入りアスフアルトルーフイ
ング(アスフアルトルーフイング22Kg品の基
材を基材とし、これにSBS入りアスフアルト
の塗布層を設けて総厚1mmとしたもの)を釘
打ちにより二層貼りしてなる本願施工品とを
用意し、これらに水頭150mmをかけて、24時
間後の漏水の有無を見たところ次表の結果を
得た。
【表】 (c) 定温特性 本願法に用いるSBS入りアスフ
アルトルーフイングは低温でもゴム弾性を損
なわず、折れ、切れ、割れがないが、従来法
に用いるルーフイングは低温で脆化し、施工
時に折れ、切れ、割れを生じる。 今、5mmφのマンドレルに180゜/2秒の速
さでアスフアルトルーフイング22Kg品の従来
品と、SBS入りアスフアルトルーフイングと
を巻き付けたときの亀裂の入らない温度を5
℃間隔で測定したところ、次の結果を得た。
【表】 施工 本願法では夏季の高温下で施工するときも足
跡がつかないし、ベタツキ難いが、従来法に用
いるルーフイングは塗布層が柔かく、足跡がつ
き、屋根仕上げ材等他の部分をアスフアルトで
汚す虞れがある。 防水の信頼性 前記の(b),(c)に見るように本願法では漏水
に対して非常に信頼性が高いが、従来法は二層
貼りであつても、アスフアルトルーフイング22
Kg品自体のもつ欠点を払拭したものでないの
で、充分でない。 経済性 本願法では従来法のアスフアルトルーフイン
グ22Kg品の二層貼りに比し、機能施工面で優れ
ているにも拘わらずコスト的にはほぼ同程度で
あり、長期使用性を考慮すれば経済性が高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は屋根の
略示的断面図、第2図はSBS入りアスフアルトル
ーフイングの拡大断面図である。 1……野地板、2……アスフアルトフエルト、
3,5……重ね代、4……SBS入りアスフアルト
ルーフイング、41……原紙、42,42′……
SBS入りアスフアルト層、43,43′……鉱物
質粉粒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 野地板上にアスフアルトフエルト、該アスフ
    アルトフエルトの上面に、スチレン−ブタジエン
    −スチレン・ブロツク・コポリマー入りアスフア
    ルトルーフイングを両者の重ね代をズラして二層
    貼りとすることを特徴とする屋根下葺材の施工方
    法。 2 前記スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロ
    ツク・コポリマー入りアスフアルトルーフイング
    が、アスフアルトを含浸した原紙の両面にスチレ
    ン−ブタジエン−スチレン・ブロツク・コポリマ
    ー入りアスフアルト層を積層し、外表面に鉱物粉
    粒を撒着したものである特許請求の範囲第1項記
    載の屋根下葺材の施工方法。
JP22063085A 1985-10-03 1985-10-03 屋根下葺材の施工方法 Granted JPS62296048A (ja)

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JP22063085A JPS62296048A (ja) 1985-10-03 1985-10-03 屋根下葺材の施工方法

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JPS62296048A JPS62296048A (ja) 1987-12-23
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CN1037449C (zh) * 1992-07-24 1998-02-18 中国石油化工总公司齐鲁石油化工公司 用于防水卷材的橡胶改性沥青及制法
KR101426881B1 (ko) * 2012-07-26 2014-08-06 주식회사 견준씨에스 탈락방지 및 방수 지붕슁글의 구조 및 그 보수방법

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JPS62296048A (ja) 1987-12-23

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