JPH049735Y2 - - Google Patents

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JPH049735Y2
JPH049735Y2 JP19855186U JP19855186U JPH049735Y2 JP H049735 Y2 JPH049735 Y2 JP H049735Y2 JP 19855186 U JP19855186 U JP 19855186U JP 19855186 U JP19855186 U JP 19855186U JP H049735 Y2 JPH049735 Y2 JP H049735Y2
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holder
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flange
cylindrical
disc
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前照灯やフオグランプなどの自動車
用電球に関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
前照灯やフオグランプなどの自動車用電球は、
反射鏡と組合せて所定の配光特性で照明するよう
になつているが、とりわけ、前照灯は厳密な配光
特性が要求されるため、電球のフイラメントと反
射鏡の位置関係が重要である。すなわち、電球を
正確な位置と角度で反射鏡に取付けなければなら
ず、また、振動や衝撃を受けてもこの位置関係が
変化しないようにしなければならない。
ところで従来、自動車用電球は、第4図に示す
ように、白熱電球1の圧着封止部12が偏平な四
角筒状のホルダー5に挿入されて挟圧保持される
が、このホルダー5が位置合せ用の円形状プレー
ト6の中央開口61に挿入され、ホルダー5の両
面から切り起された一対の舌部51を円形状プレ
ート6に溶接して固定していた。そして、円形状
プレート6を反射鏡4の取付け面42にセツト
し、図示略のスプリングで固定する。このとき、
ホルダー5は、軽量化のために薄い金属板を折曲
して成形されているので、ホルダー5の舌部51
による2カ所の溶接のみでは、剛性が不足し、振
動や衝撃を受けるとそれにともなつてホルダー5
が振動して配光特性を狂わせたり、著しいとき
は、溶接部が破損してしまうことがあつた。ま
た、一対の舌部51を円形状プレート6に接触さ
せて溶接しているので、ホルダー5の軸線が円形
状プレート6に対してなす角度は一義的に定ま
り、この角度を円形状プレート6に固定する時に
調整することは不可能である。従つて、電球のフ
イラメント13が少しでも偏位していると、反射
鏡4に対するフイラメント13の位置関係が狂う
という問題点があつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、ホルダーを強固に固定できる
とともに、フイラメントと円形状プレートの位置
関係が調整可能であり、常に正確な配光特性を得
ることが出来る自動車用電球を提供することを目
的とする。
〔考案の構成とその作用〕
本考案の自動車用電球は、一端に圧着封止部が
形成され、この圧着封止部を気密に貫通する外部
リードを有する白熱電球と、白熱電球の圧着封止
部が挿入されてこれを保持する金属製ホルダー
と、前面に位置合せ用のフランジ部を有し、該ホ
ルダーが固定される円筒型口金とよりなり、該ホ
ルダーの後端に該口金内に挿入可能な円板状部を
形成するとともに、この円板状部の周縁から後方
に伸びる複数個の舌部を形成し、この舌部が口金
のフランジ部から円筒部にかけて形成された窓部
に挿入されて口金の外側に突出し、該円板状部が
該フランジ部より内方に挿入された状態で、外側
に突出した舌部を口金の円筒部の外周面に溶接し
て固定したことを特徴とする。
すなわち、複数個の舌部が口金のフランジ部か
ら円筒部にかけて形成された窓部に挿入されて口
金の外側に突出した状態で溶接されるので、溶接
する前に、舌部と窓部のクリアランスを利用して
ホルダーの軸線を自由に調整できる。そして、窓
部への舌部の挿入距離も自由に調整できるので、
結局、フイラメントとフランジ部との位置と角度
を正確に定めた状態で溶接して固定できる。ま
た、複数個の舌部が口金の外周部に溶接されるの
で剛性は著しく向上する。そして、円板状部がフ
ランジ部より内方に挿入されているので、フラン
ジ部を反射鏡の取付け面にセツトする際の妨げに
ならず、正確に取付けることが出来る。従つて、
正確な状態でホルダーを口金に強固に固定するこ
とができ、常に正確な配光特性で照明できる自動
車用電球とすることができる。
〔実施例〕
以下に図面に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
白熱電球1は、定格が55Wの前照灯用電球であ
り、石英ガラスからなる封体11の一端に偏平な
圧着封止部12が形成されている。フイラメント
13を保持する一対の内部リード14の端部が、
圧着封止部12に埋設されたモリブデン箔15に
溶接され、同じく、外部リード16の端部がモリ
ブデン箔15に溶接されて圧着封止部12から外
部に伸びている。
この白熱電球1がホルダー2に保持されるが、
軽量化のために薄い金属板にて成形されるホルダ
ー2は、第2図に示すように、圧着封止部12が
挿入される偏平な四角筒部21の後端に円板状部
22が連設されている。四角筒部21には圧接部
24が内側に向けて折り曲げられ、圧着封止部1
2を挟圧して保持する。円板状部22の周縁には
L字状の舌部23が等間隔で設けられ、後方に伸
びている。この舌部23は複数個設けられるが、
ホルダー2の軸線に直角な力が作用したときにも
十分に耐える強度を得るために、少なくとも3個
以上が望ましい。
このホルダー2が円筒状の口金3に固定される
が、口金3は、第3図に示すように、ホルダー2
の円板状部22が挿入される円筒部31の先端に
鍔状のフランジ部32が一体に連設されている。
そして、フランジ部32から円筒部31にかけて
窓部33が形成されている。この窓部33は、ホ
ルダー2の舌部23と同数であり、かつ同じ間隔
であるが、その内寸法は舌部23の巾よりやゝ広
く、軸線方向に所定の長さだけ切り欠かれてい
る。そして、フランジ部32の周縁に位置決め用
の切り欠き34が形成されている。
しかして、ホルダー2の円板状部22がフラン
ジ部32より内方になるまで舌部23を窓部33
に挿入し、円筒部31の外側に突出させる。この
とき、舌部23と窓部33との間にクリアランス
があり、また、窓部33が軸線方向に長いため、
ホルダーの軸線と挿入距離が調整可能である。従
つて、これを利用してホルダー2の軸線のフラン
ジ部32に対する角度および挿入距離を正規な値
に調整し、反射鏡4に取付けたときにフイラメン
ト13が反射鏡4に対して正規の位置に配置され
るようにする。そして、この状態で外側に突出し
た舌部23を円筒部31の外周面に溶接して固定
する。
かかる構成の自動車用電球を、第1図に示すよ
うに、反射鏡4の中央開口41より嵌め込み、フ
ランジ部32を反射鏡4の取付け面42に切り欠
き34を利用して所定の位相でセツトして図示略
のスプリングで固定する。このとき、円板状部2
2がフランジ部32より内方に挿入されているの
で、セツトする際の妨げにならず、正確に取付け
ることが出来る。
このように、舌部23と窓部33との間にクリ
アランスがあり、また、窓部33が軸線方向に長
いため、ホルダーの軸線と挿入距離が調整可能と
なり、従つて、これを利用してホルダー2の軸線
のフランジ部32に対する角度および挿入距離を
調整し、反射鏡4に取付けたときにフイラメント
13が反射鏡4に対して正規の位置に配置される
ようにフイラメント13とフランジ部32の位置
関係を調節することが容易である。また、複数個
の舌部23が口金3の円筒部31外周面に溶接さ
れるので剛性は著しく向上する。従つて、振動や
衝撃が加わつても、白熱電球1のフイラメント1
3は常に反射鏡4に対して正規の位置に配置さ
れ、正確な配光特性にて照明することが出来る。
そして、口金3が円筒状であるので、その外周に
巻回される防水用のゴムパツキングが有効に機能
する利点もある。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案の自動車用電球
は、複数個の舌部をホルダーの円板状部周縁に形
成し、この舌部が口金のフランジ部から円筒部に
かけて形成された窓部に挿入されて口金の外側に
突出し、円板状部がフランジ部より内方に挿入さ
れた状態で、外側に突出した舌部を口金の円筒部
の外周面に溶接して固定するようにしたので、ホ
ルダーに挿入された白熱電球のフイラメントがフ
ランジ部に対して正確な角度と位置に調整してホ
ルダーを口金に溶接できる。従つて、ホルダーを
口金に強固に固定でき、常に正確な配光特性にて
照明することが出来る自動車用電球を提供するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の断面図、第2図はホル
ダーの斜視図、第3図は口金の斜視図、第4図は
従来例の断面図である。 1……白熱電球、11……封体、12……圧着
封止部、16……外部リード、2……ホルダー、
21……四角筒部、22……円板状部、23……
舌部、24……圧接部、3……口金、31……円
筒部、32……フランジ部、33……窓部、4…
…反射鏡、42……取付け面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に圧着封止部が形成され、この圧着封止部
    を気密に貫通する外部リードを有する白熱電球
    と、白熱電球の圧着封止部が挿入されてこれを保
    持する金属製ホルダーと、前面に位置合せ用のフ
    ランジ部を有し、該ホルダーが固定される円筒型
    口金とよりなり、該ホルダーの後端に該口金内に
    挿入可能な円板状部を形成するとともに、この円
    板状部の周縁から後方に伸びる複数個の舌部を形
    成し、この舌部が口金のフランジ部から円筒部に
    かけて形成された窓部に挿入されて口金の外側に
    突出し、該円板状部が該フランジ部より内方に挿
    入された状態で、外側に突出した舌部を口金の円
    筒部の外周面に溶接して固定したことを特徴とす
    る自動車用電球。
JP19855186U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH049735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19855186U JPH049735Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP19855186U JPH049735Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JPS63105263U JPS63105263U (ja) 1988-07-07
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