JPH049654B2 - - Google Patents

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JPH049654B2
JPH049654B2 JP15237886A JP15237886A JPH049654B2 JP H049654 B2 JPH049654 B2 JP H049654B2 JP 15237886 A JP15237886 A JP 15237886A JP 15237886 A JP15237886 A JP 15237886A JP H049654 B2 JPH049654 B2 JP H049654B2
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back pressure
pressure
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は加熱筒内のスクリユを回転し、かつ所
定の背圧力を付与して成形材料の計量を行う射出
成形機の計量方法に関する。
〔従来の技術〕
射出成形機における計量工程では通常第3図の
ように加熱筒31内のスクリユ32を回転させ、
ホツパー33内の材料をスクリユ溝に沿つて移
送、溶触してこの前方に成形材料を蓄積する。そ
して、この際に成形材料の混練効果を高めたり、
或は成形材料内に巻込んだ空気や揮発ガスの気泡
をホツパー33側へ逃がす等の目的でスクリユ3
2に所定の背圧力を付与する。
ところで、この背圧力は通常スクリユ32を駆
動する射出シリンダ34後室34rの圧力を制御
して発生させており、この圧力の制御方法として
は従来より次の方法が知られている。
まず、オープンループ制御の場合には射出シリ
ンダ後室に連通する油路(排出路)の途中にリリ
ーフ弁を接続し、このリリーフ弁により油圧、つ
まり背圧力を所定の大きさに制御する。
また、フイードバツク制御の場合には油圧源
(油圧ポンプ)と射出シリンダをサーボバルブを
介して接続するとともに、圧力センサによつて検
出した圧力検出値と予め設定した圧力設定値を比
較演算し、この結果によりサーボバルブを制御し
て射出シリンダ内の圧力が前記圧力設定値に一致
するように制御する。
しかし、このような背圧力制御を含む計量方法
は計量開始点から射出シリンダ内に所定の背圧力
が発生するため、次のような問題を生じる。ま
ず、計量開始点においてスクリユが前進力を受け
るため、例えば、クツシヨン量を全く残さないで
成形を行う、いわゆる押し切り成形法の場合には
スクリユ最前進位置での当接部(例えば射出ラム
の先端部とこれを受ける加熱筒後部)が背圧力に
基づく押圧力を受けつつ回転し、当接部が摩耗し
たり変質(かじり)を生ずる。また、計量開始時
にはスクリユの回転起動トルクも増大するため、
消費エネルギも大きくなる。
そこで、この問題を解消するため従来は第3図
のように油圧源35とサーボバルブ36の間に切
換弁37を接続し、射出工程では切換弁37を開
き、サーボバルブ36に圧油を供給してフイード
バツク制御を行い、他方計量工程では切換弁37
を閉じてサーボバルブ36への圧油供給を遮断
し、かつ射出シリンダ34内の背圧力が所定の大
きさになるようにサーボバルブ36を制御してい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記した従来の計量方法は次のような
問題点がある。
第一に、背圧力の制御は射出シリンダ後室34
rから排出される油の圧力をサーボバルブ36に
よつて受動的に行うため応答が遅くなる。
第二に、サーボバルブ36は通常これに内蔵す
るスプル部に圧力源35が直接接続されることを
前提に設計するため、加圧しないで使用した場合
には正規の使用状態に比べサーボバルブ36の入
出力間の伝達関数が変化し、本来の圧力設定値に
対して狂いが発生し易い。
第三に、計量工程が終了し、次の射出工程へ移
行する際には切換弁37の開動作によつて圧油が
急激にサーボバルブ36へ供給され、射出動作の
立上がりにシヨツクが生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述した従来技術に存在する諸問題を
解決した射出成形機における計量方法の提供を目
的とするもので、以下に示す方法によつて達成さ
れる。
即ち、本発明に係る射出成形機の計量方法は加
熱筒2内のスクリユ3を回転し、かつ所定の背圧
力を付与して成形材料の計量を行うに際し、ま
ず、スクリユ位置に対して計量開始点P0(第2
図)から背圧力を零にする初期区間Bに設定す
る。そして、この初期区間Bの終了後に所定の背
圧力、つまり、正規の背圧力を付与するようにし
たことを特徴としている。
〔作用〕
次に、本発明の作用について説明する。
本発明に係る計量方法はサーボバルブを圧力源
へ常時接続状態にして能動的に圧力制御する。そ
して、第2図のように計量開始点P0から初期区
間Bの間はスクリユ3に背圧力を全く印加しない
とともに、スクリユ3が後退し、初期区間Bを終
了した後から正規の背圧力を印加するように制御
する。
〔実施例〕
以下には本発明に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。第1図は本発明方法を実施
できる射出成形機の縦断面図を含む背圧力制御系
の回路図、第2図は本発明方法に基づくスクリユ
位置対背圧力特性図である。
実施例は公知のインラインスクリユ式射出成形
機を例示する。
まず、本発明に係る計量方法を明確にするた
め、第1図を参照して射出成形機Mの概略構成に
ついて説明する。
スクリユ3は射出シリンダ5の前方に一体の加
熱筒2の内部に摺動自在に装填し、その後端は当
該シリンダ5内の射出ラム6に結合する。一方、
射出ラム6はシリンダ5の後端に配設したオイル
モータ7のシヤフト8にスプライン結合する。よ
つて、計量工程ではオイルモータ7が回転してス
クリユ3を回転させるとともに、射出シリンダ5
の後室5rの油圧を制御して所定の背圧力を付与
する。
なお、射出シリンダ5の後室5rはサーボバル
ブ9を介して圧力源である油圧ポンプ10に接続
する。11は油圧ポンプ10及びサーボバルブ9
に接続したオイルタンクを示す。
一方、制御系は次のようになる。まず、射出シ
リンダ5内の圧力は圧力センサ12により検出
し、圧力信号S1はアンプ13を介してアナログ
スイツチ14に付与する。また、スクリユ3の位
置は位置センサ15によつて検出し、この位置信
号S2は演算処理部16に供給するとともに、他
方、アンプ17内で微分し速度信号S3に変換し
てアナログスイツチ14に付与する。このアナロ
グスイツチ14は演算処理部16からの信号に基
づいて前記圧力信号S1または速度信号S3をコ
ンパレータ18へ選択的に供給する機能をもつ。
また、前記演算処理部16にはさらに射出速度
設定器19、射出圧力設定器20、背圧力設定器
21、初期区間設定器22を接続し、この処理部
16は各設定器から与えられる所定の設定情報に
基づいて前記アナログスイツチ14を制御すると
ともに、コンパレータ18に基準信号S4を付与
するシーケンス機能と演算機能をもつ。
一方、前記コンパレータ18では検出された圧
力信号S1または速度信号S3と、前記基準信号
S4を比較し、その偏差に基づく制御信号S5を
出力する。そして、この制御信号S5は特性補償
回路23により、位相等が補償され、さらにアン
プ24を介してサーボバルブ9に供給される。
次に、本発明に係る計量方法について説明す
る。計量工程ではアナログスイツチ14を圧力検
出系に切り換え、圧力のフイードバツク制御を行
う。また、初期区間設定器22には第2図に示す
ように計量開始点P0から所定位置までの距離、
つまり初期区間Bの距離が設定されている。一
方、演算処理部16では位置センサ15からの位
置信号(位置検出値)S2を変数として背圧力が
設定される。この背圧力は本発明に従つて次のよ
うに設定される。まず、前記記区間B、つまり計
量開始点P0から終了点P1では背圧力が零とな
るように設定するとともに、当該終了点P1では
所定の背圧力となるように設定する。この所定の
背圧力とは背圧力設定器21で設定される正規の
背圧力である。
よつて、計量工程ではオイルモータ7の回転に
よつてスクリユ3が回転し、溶融樹脂がスクリユ
3の前方に蓄積されるとともに、これに伴つてス
クリユ3は徐々に後退する。この際、本発明によ
つて初期区間Bは背圧力が零、初期区間Bの終了
点P1から計量完了まではほぼ一定となる所定の
背圧力に維持される。
なお、射出工程は次のようになる。射出工程で
はアナログスイツチ14を速度検出系に切り換
え、速度のフイードバツク制御を行う。また、射
出速度設定器15の設定に基づく基準信号S4を
コンパレータ18に供給するとともに、速度信号
S3をコンパレータ18に供給し、この出力であ
る制御信号S5をサーボバルブ9に供給してスク
リユ3の前進速度が設定値と一致するように制御
する。これにより、スクリユ3前方の溶融樹脂は
不図示の金型キヤビテイ内に充填される。つい
で、アナログスイツチ14を圧力制御系に切り換
え、同時に射出圧力設定器20に基づく基準信号
S4をコンパレータ18に供給し、この出力であ
る制御信号S5をサーボバルブ9に供給して射出
シリンダの後室5rの圧力(保圧力)を設定値に
一致するように制御する。これにより成形品には
適度の圧縮と保圧力が印加され冷却による収縮分
が補われる。
以上、実施例について詳細に説明したが本発明
はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、例示回路において、回路部品のコンパレ
ータやアナログスイツチ等は演算処理部の中でソ
フトウエアで機能させてもよいし、必要により他
の補償回路や機能回路が付加されたり、アンプ等
を省略した回路でもよい。また、例示はフイード
バツク制御方式を挙げたが、オープンループ制御
方式でもよい。さらにまた、初期区間以外の他の
区間については一定に維持する他、必要に応じ任
意の曲線特性をもたせて設定できる。また、実施
例では油圧シリンダとサーボバルブによるフイー
ドバツク回路の例を示したが、これはサーボモー
タとボールねじによる電動駆動のものにも応用で
きる。
〔発明の効果〕
このように、本発明に係る射出成形機の計量方
法は計量開始点から背圧力を零にする初期区間を
設定したため、次のような著効を得る。
計量開始点から初期区間の終了点まで背圧力
を零に維持するため、所定の背圧力へスムーズ
に移行でき、しかもシヨツクが発生しない等、
安定に作動させることができる。
計量時のスクリユ回転起動トルクが小さくて
済むので省エネルギ化が図れ、また、押し切り
成形等においても機体に摩耗や変質を生じるこ
となく、耐久性を向上できる。
最適な実施形態によつてフイードバツク制御
を行う場合には、従来のような切換弁が不要と
なるため、サーボバルブは常に加圧状態に置く
ことができ、背圧力の制御は能動的に行うこと
ができる。したがつて、高応答の制御系を構成
でき、また、サーボバルブの伝達関数に変化を
生じないため、正確で高精度の制御を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明方法を実施できる射出成形機の
縦断面図を含む背圧力制御系の回路図、第2図:
本発明方法に基づくスクリユ位置対背圧力特性
図、第3図:従来の計量方法を実施する射出成形
機の縦断面図を含む背圧力制御系の回路図。 尚図面中、2:加熱筒、3:スクリユ、P0:
計量開始点、B:初期区間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱筒内のスクリユを回転し、かつ所定の背
    圧力を付与して成形材料の計量を行う射出成形機
    の計量方法において、スクリユ位置に対して計量
    開始点から背圧力を零にする初期区間を設定し、
    前記初期区間の終了後に所定の背圧力を付与する
    ことを特徴とする射出成形機の計量方法。
JP15237886A 1986-06-28 1986-06-28 射出成形機の計量方法 Granted JPS637921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15237886A JPS637921A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 射出成形機の計量方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP15237886A JPS637921A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 射出成形機の計量方法

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Publication Number Publication Date
JPS637921A JPS637921A (ja) 1988-01-13
JPH049654B2 true JPH049654B2 (ja) 1992-02-20

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