JPH0495089A - トリオキサンの精製方法 - Google Patents

トリオキサンの精製方法

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Publication number
JPH0495089A
JPH0495089A JP2208230A JP20823090A JPH0495089A JP H0495089 A JPH0495089 A JP H0495089A JP 2208230 A JP2208230 A JP 2208230A JP 20823090 A JP20823090 A JP 20823090A JP H0495089 A JPH0495089 A JP H0495089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trioxane
formaldehyde
catalyst
catalytic reduction
reduction catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2208230A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Takeda
武田 陸彦
Minoru Tsunoda
稔 角田
Masabumi Jinpo
神宝 正文
Norikazu Okuda
典和 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2208230A priority Critical patent/JPH0495089A/ja
Publication of JPH0495089A publication Critical patent/JPH0495089A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトリオキサンの精製に関し、さらに詳細には、
トリオキサン中に含まれるホルムアルデヒドの除去方法
に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
1、3.5−トリオキサン(以下単にトリオキサンと記
す)は防虫剤として用いられる他、ポリアセタール樹脂
の原料および有機合成原料などとして工業的に広(使用
されている重要な物質である。
トリオキサンは工業的に純度の高いものが得られるが、
不純物として微量のホルムアルデヒドを含むことがある
。トリオキサンを防虫剤などとして家庭用に用いる場合
、ホルムアルデヒドが16重量ppm以上含まれている
と、ホルムアルデヒドの臭気によりトリオキサン本来の
特長である微かな快香が損なわれてしまう可能性がある
。また、ポリアセタール樹脂の原料として使用する場合
は、トリオキサンに含まれるホルムアルデヒド濃度が高
いと、得られる樹脂の重合度が低くなり、品質が低下す
ることがある。
これまでに、トリオキサン中のホルムアルデヒドを除去
する方法として、蒸留による留去法が知られている。し
かしながら、蒸留による留去法では、通常、若干のホル
ムアルデヒドがトリオキサン中に残留する。
また、アンモニアなどのアミノ基を有する化合物を加え
てトリオキサンを蒸留する方法が提案されている(特公
昭42−8317号公報)。しかし、この方法では、得
られたトリオキサンにアンモニアなどが不純物として混
入し、防虫剤として使用する場合、臭気が問題になる。
また、トリオキサンを全量蒸発させなければならず、多
大のエネルギーを消費する。
さらに、トリオキサンに有機系のホルムアルデヒド除去
剤を加えた組成物とする方法がある(特開平1−197
410号公報)。しかし、この組成物を防虫剤として使
用した場合、トリオキサンが昇華した後に除去剤が残留
して見掛けが良くない。
このように、トリオキサン中のホルムアルデヒドを効率
良く取り去ることは容易でなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点に鑑み、ト
リオキサン中に含まれるホルムアルデヒドを効率良く除
去し、実用上問題のない高純度のトリオキサンを得るこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、トリオキサン中のホルムアルデヒド濃度
を低下させる方法について種々研究を重ねた。その結果
、トリオキサンと接触還元触媒とを接触させることが目
的に適合することを見出し本発明を完成させるに至った
すなわち、前記の課題を解決するための手段はトリオキ
サンと接触還元触媒とを接触させることである。
上記の解決手段において、接触還元触媒(以下単に触媒
ということがある)としては、たとえば白金、パラジウ
ム、鉄、ニッケル、コバルト、オスミウム、ロジウム、
ルテニウム、イリジウムで例示される周期律表第■B族
、クロム、モリブデン等の第VIB族、銅等の第1B族
金属などから選ばれた少なくとも一種からなる触媒が挙
げられる。これらのうち第■B族に属する金属の少なく
とも一種からなる触媒が好ましく、白金またはパラジウ
ムを含む触媒が特に好ましい。
触媒の形態としては、前記金属の少なくとも一種をその
まま用いるもの、これを担体に担持させた触媒などの不
均一触媒、または、カルボニル化した錯体などの均一触
媒としたものなどが挙げられる。
特に、不均一触媒を用いた場合は、触媒を濾過などの操
作により容易にトリオキサンから分離することができ、
好ましい。担体を用いる不均一触媒の場合の担体として
は、カーボン、シリカ、アルミナ、活性炭、ゼオライト
、ケイソウ土、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、亜クロ
ム酸銅、天然および合成の繊維などが挙げられ、シリカ
、アルミナ、活性炭などが特に好ましい。
本発明の精製方法は、たとえば、トリオキサン溶融液に
接触還元触媒を投入し、水素を吹き込めばよい。また、
接触還元触媒を予め水素その他の還元剤で還元処理して
おくことにより、水素の吹き込みを省略することもでき
る。水素を用いる場合において使用される水素としては
、純水素の他、窒素などの不活性ガスで希釈された水素
も使用し得る。
精製における反応時間は、原料トリオキサンの品質など
により異なるので特に制限はないが、−般にIO分〜3
時間が好ましい。精製における反応温度に特に制限はな
いが、通常、トリオキサンの凝固点以上であればよく、
一般に65〜100℃が好ましい。
触媒の使用量は原料トリオキサンに対して0.05〜3
0重量%の範囲が好ましく、0.5〜5重量%の範囲が
特に好ましい。
精製工程の形式に制限はなく、バッチ式、流通式とも可
能である。特に、工業的にトリオキサンを精製する場合
は、不均一触媒を用いた流通式とすることによりトリオ
キサンを連続的に処理することができる。反応器の形に
制限はなく、撹拌槽、充填塔ともに好適に使用できる。
本発明において、原料トリオキサン中のホルムアルデヒ
ドの濃度には特に制限はないが、実用上100重量pp
m以下であることが好ましく、50重量ppm以下であ
ることがさらに好ましい。また、原料トリオキサン中の
ホルムアルデヒド濃度が16重量ppm以下である場合
でも、本発明によりさらにホルムアルデヒド濃度を低(
することが可能である。
本発明により、ホルムアルデヒド濃度を通常2重量pp
m以下にまで低下させることができる。
本発明により得られるトリオキサンには、着色したり着
臭したりすることがない。
[実施例コ 実施例1〜2 トリオキサン粉粒体300gを窒素置換したl’セパラ
ブルフラスコに入れ、油浴上で撹拌しながら融解し、7
0℃の溶融液とした。一部をサンプリングし、ホルムア
ルデヒド初期濃度を定量した後、水素を0.3NL/h
にて吹き込みながら、接触還元触媒を所定量添加した。
70℃の油浴上で常圧にて90分間撹拌を続けた後、触
媒を濾別し、トリオキサン中のホルムアルデヒド濃度を
定量した。ホルム第1表 アルデヒドの定量はMBTH法(3−メチル−2−ペン
ゾチアソロンーヒドラゾンを指示薬とする比色法)によ
った。
結果を第1表に示した。
比較例1 接触還元触媒を用いない以外は実施例I〜2と同様の操
作を行い、トリオキサン中のホルムアルデヒド濃度を測
定した。
結果を第1表に示した。
実施例3 1%パラジウム/アルミナ触媒をオートクレーブ中、2
kg/cor−Gの水素気流下にて35℃で2時間還元
処理した。トリオキサン粉粒体100gを窒素置換した
300−セパラブルフラスコに入れ、油浴上で撹拌しな
がら融解し、70℃の溶融液とした。−部をサンプリン
グし、ホルムアルデヒド初期濃度を求めた後、前記の処
理済接触還元触媒を所定量添加した。70℃の油浴上で
常圧の窒素気流下にて60分間撹拌を続けた後、触媒を
濾別し、トリオキサン中のホルムアルデヒド濃度を定量
した。ホルムアルデヒドの定量はMBTH法によった。
結果を第2表に示した。
比較例2 接触還元触媒を添加しない以外は、実施例3と同様の操
作を行い、トリオキサン中のホルムアルデヒド濃度を定
量した。
結果を第2表に示した。
第2表 ムアルデヒドに因る安全衛生上の問題がないのはもとよ
り、臭気上の問題を有しない。
特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 代表者西川禮二

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トリオキサンと接触還元触媒とを接触させること
    を特徴とするトリオキサンの精製方法。
JP2208230A 1990-08-08 1990-08-08 トリオキサンの精製方法 Pending JPH0495089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208230A JPH0495089A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 トリオキサンの精製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2208230A JPH0495089A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 トリオキサンの精製方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0495089A true JPH0495089A (ja) 1992-03-27

Family

ID=16552814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2208230A Pending JPH0495089A (ja) 1990-08-08 1990-08-08 トリオキサンの精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0495089A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8536833B2 (en) 2009-03-11 2013-09-17 Honda Motor Co., Ltd. Power supplying apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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