JPH049487B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数の卵の夫々を物理的特徴により
選別する装置に関する。

一般に、同一の大きさ及び重量等を有する卵を
同じ卵用カートンに包装するため、個別に卵の受
容ステーシヨンに送付する卵の選別装置は、当業
者に公知である。卵の処理作業における重要なも
のとして卵の選別装置があるが、この卵の選別装
置により処理される各卵は、卵の重量及び大きさ
を含む特定の物理的特徴によつて分類又は選別さ
れる。一般に、卵を選別する方法には、血班、泥
汚れ、ざらざらした斑点、卵殻の亀裂、その他の
欠陥が判別される透光検査（candling）が含まれ
る。更に、選別する方法の１つとして、同等の重
量と大きさを有する卵を最終的に一緒に包装する
ために、各卵の重量が測定される。又、政府機関
により規定され、確立された重量範囲に基づく包
装を容易にするため、卵の重量が測定される。卵
は一般に小（small）、中（medium）、大
（large）、及び特大（extra large）等の重量によ
り指定された分類に選別される。更に、前記重量
による分類内に入らない卵に対しては極小
（peewee）及び超特大（jumbo）等の分類が用い
られる。

前記作業を行なう卵の選別装置には、完全自動
化された卵処理システムの最大作業速度を決定す
る卵の選別作業上の制限が存在する。このよう
に、卵処理システムの運転効率を改善するために
は卵の選別装置の運転速度を増大しなければなら
ず、これは、卵処理システムが高速応答時間を有
しており、しかも、夫々の卵の正確な選別と包装
とを維持することが必要である。

本発明の目的は、個々の卵の物理的特徴に応じ
て高速度且つ安全に卵を選別し得、しかも同じ物
理的特徴を有する卵を正確に分離し得、その結
果、卵の選別作業の効率を向上し得る、卵を選別
する装置を提供することにある。

本発明によれば、前記目的は、複数の卵の夫々
を物理的特徴により選別する装置であつて、物理
的特徴が計測された卵を互いに離間した状態で直
線的に連続して運搬すると共に当該運搬された卵
を物理的特徴により選別するために所定の順序で
下方へ放出する運搬手段と、長手中心軸が運搬手
段の運搬方向に平行になるように運搬手段の下方
に配設されており、周側部が前述の放出された卵
の夫々を弾性的に受容すると共に当該受容された
卵の夫々を下方へ移動させるように長手中心軸の
まわりにかつ所定の方向に回動する、弾性を有す
る円筒状部材と、円筒状部材の周側部に対向して
配設されており、前述の受容された卵の夫々を円
筒状部材の周側部に保持しつつ下方へ移動させる
ように当該受容された卵の夫々を円筒状部材と協
働して下方に案内する案内手段と、案内手段の下
方に配設されており、前述の案内された卵の夫々
を卵を包装する装置へ移送する移送手段とを備え
ている、卵を選別する装置によつて達成される。

本発明の卵を選別する装置によれば、運搬手段
は、物理的特徴が計測された卵を互いに離間した
状態で直線的に連続して運搬すると共に所定の順
序で下方へ放出し、弾性を有する円筒状部材は、
周側部が前述の放出された卵の夫々を弾性的に受
容すると共に当該受容された卵の夫々を下方へ移
動させるように長手中心軸のまわりにかつ所定の
方向に回動し、案内手段が、前述の受容された卵
の夫々を円筒状部材の周側部に保持しつつ下方へ
移動させるように当該受容された卵の夫々を円筒
状部材と協働して下方に案内し、移送手段が、前
述の案内された卵の夫々を卵を包装する装置へ移
送するが故に、選別すべき複数の卵を、構造物と
の接触又は卵同士の接触により破損することなく
安全に運搬し得、かつ卵を運搬する速度を高速化
し得る。従つて、個々か卵の物理的特徴に応じて
高速度且つ安全に卵を選別し得、しかも同じ物理
的特徴を有する卵を正確に分離し得、その結果、
卵の選別作業の効率を向上し得る。

以下、本発明を図面に示す好ましい実施例を用
いて詳述する。

図面、特に第１図には本発明による卵の選別装
置を卵処理システムに関連させて示しており、卵
処理システムの各部分は、同時出願された米国特
許出願明細書第394162号、第394443号、第394430
号及び第394444号に開示されている。

卵の選別装置では、卵は、例えば、殻の亀裂、
泥汚れ、血斑、ざらざらした斑点等の欠陥を有す
る卵が判別される透光検査ステーシヨン１０を介
して移送される。この透光検査ステーシヨンは米
国特許出願明細書第394444号により詳細に説明さ
れている。要するに透光検査ステーシヨンにおい
ては、卵の選別装置で処理される一群の卵１１
は、透光検査ステーシヨンの脇に立つているオペ
レータが、血斑、泥汚れ、殻の亀裂、ざらざらし
た斑点等を目で検出し得るように、強度光源（図
示せず）上の複数のスプールバー１２を含むスプ
ールバーコンベヤにより運搬される。スプールバ
ー１２は、互いに平行で一定距離離間していると
共に、端部がチエーン駆動装置によりコンベヤ方
式で駆動される複数の車輪と車軸に回転自在に装
着された複数の凹形シリンダとを備えている。ス
プールバー１２は、卵１１を互いに離間した状態
で直線的に、すなわち、透光検査ステーシヨン１
０の強度光源上を直線的な横列及び縦列を構成し
て運搬する。本発明の好ましい実施例では、卵１
１の欠陥を目で検出するために、透光検査ステー
シヨンを介して、及びスプールバー１２及び卵１
１の下方で光を発生する光源上を通過させるた
め、スプールバー１２上に６つの平行縦列を構成
して卵が配置される。

スプールバー１２上には、ほぼ鉛直方向に伸長
する可動ポインタ１３が配置されている。ポイン
タ１３は、スプールバーコンベヤの縦軸１６に平
行な方向、及び縦軸１６に直交する方向に関し
て、すなわち、スプールバー１２上の卵１１の縦
列及び横列に平行な方向に関しては、スプールバ
ー１２上の透光検査ステーシヨンの選択された部
分又は平面上を移動し得るように上端が回転自在
に支持されている。ポインタ１３の下端１７はス
プールバー１２に隣接して配置されており、ポイ
ンタ１３の縦軸１８の方向に可動である。従つ
て、ポインタ１３の下端１７は、下端１７が移動
し得る透光検査ステーシヨンのスプールバー１２
上における選択された部分内に配置された卵１１
の殻と係合し、又は卵１１の殻から外れるように
動き得る。前記米国特許出願明細書第394162号に
て詳細に説明されているように、オペレータによ
り判別された欠陥卵は、最初に透光検査ステーシ
ヨン１０を介して運搬され、次に重量計測ステー
シヨン１９に運搬され、更に運搬手段としてのコ
ンベヤシステム２１により複数の包装ステーシヨ
ン２２に運搬される。

第２図、第３図及び第４図に示すように、卵の
選別装置の受容ステーシヨンは、運搬手段として
の複数のキヤリジアセンブリ２３が取り付けられ
たキヤリジアセンブリコンベヤにより並んで運搬
される卵１１を受容し、その詳細は、米国特許出
願明細書第39430号に説明されている。各キヤリ
ジアセンブリ２３は、一対の保持部材２５が装着
されている金属薄板製のプラツトフオーム２４を
含んでいる。一対の保持部材２５は、共通軸を中
心として回動自在に装着されており、卵１１の幅
寸法の小さい方の外周面と係合するように互いに
対向して配置されている。保持部材２５の下方部
分は、卵１１の小さい方の幅を横切る曲線の曲率
に近づけるために曲線状に形成されている。各保
持部材２５の上方部分は、ほぼ水平方向に伸長す
る表面を提供するために、逆方向に折り曲げられ
ている。第４図に示されているように、保持部材
２５のこの折り曲げられた部分は、軸中心に回動
し得るように固定軸２６上に装着されている。対
向する保持部材２５が、同様に固定軸２６上に装
着されており、従つて、一対の保持部材２５が、
互いに反対方向に回動して開いたり閉じたりす
る。ばね２７の一端は固定軸２６の周りに巻かれ
ており、その自由端は保持部材２５のほぼ水平方
向に伸長する部分と係合する。

第５図に示されているように、固定装着軸２８
は、固定軸２６に関しほぼ直交するプラツトフオ
ーム２４上に配置されている。一般に、四角の外
形を有する複数のカム２９は軸２８に同軸的に装
着されており、カム２９の夫々は、保持部材２５
の水平方向に伸長する表面と係合するように配置
された平らな作用面を有する。適当な間隔と、カ
ム２９の作用面及び保持部材２５の水平方向に伸
長する表面の係合とを維持するため、隣接するカ
ム２９間に一体形の中間スペーサ３０が配置され
る。

スペーサ３２によりカム２９の端部から離間さ
れている延長バー３１が、各カム２９に連結され
ている。延長バー３１の上部には、軸２８の周り
の回転運動を始動させるため、ソレノイドのプラ
ンジヤ３４により係合されるＴ形部分３３が設け
られている。各延長バー３１は、スペーサ３２、
カム２９、中間スペーサ３０、及びカム２９に固
定されているか、又は直接連結されている。この
ように、各対の保持部材２５は共通の軸２８に装
着されているが、他の部材からは独立して作動す
る。

複数のキヤリジアセンブリ２３は、卵を離間し
た状態で直線的に卵の選別装置の受容ステーシヨ
ンに運搬し、キヤリジアセンブリ２３を駆動する
キヤリジアセンブリコンベヤの両側に共通チエー
ン部材３５により連結されている。各受容ステー
シヨンでは、プランジヤ３４を作動するソレノイ
ド３７を装着したフレーム３６（第２図参照）
が、チエーン部材３５に隣接して配置されてい
る。フレーム３６は、互いに離間して支持された
駆動軸４０に同軸的に装着された、一対の回転自
在で弾性を有する円筒状部材としてのシリンダ３
９上に配置されている。第２図及び第３図に示し
た本発明による実施例では、シリンダ３９はナイ
ロン製毛から製造されているのが好ましい、円筒
形のブラシを含む。卵１１をキヤリジアセンブリ
２３から受容するシリンダ３９に複数のチヤンネ
ルを規定するため、複数の回転自在なデイスク４
１が軸４０に各々の装置されている。シリンダ３
９は、フレーム３６とキヤリジアセンブリ２３の
下に、シリンダ３９の端面がキヤリジアセンブリ
２３の進行方向と直交するように配置されてお
り、シリンダ３９の周側部は隣接するシリンダ３
９の周側部と僅かに接触する。シリンダ３９の周
側部は、可撓性を有する案内手段としての支持部
材４２とほぼ隣接して配置されており、支持部材
４２は、実質的にシリンダ３９の全体長さに沿つ
て軸方向に伸びるフレーム（図示されず）上に、
伸長して装着されたマイラのようなプラスチツク
製シートを含む。ワイヤコンベヤ又はコンベヤの
長さに沿つて動く複数のストランド伸長部材を備
えた移送手段としてのコンベヤベルト４３が、シ
リンダ３９及び支持部材４２に受容された卵を所
望通りに、卵１１をカートン又はトレイに包装す
る卵の包装装置（図示されず）に運搬するため、
支持部材４２の下に配置される。コンベヤベルト
４３は、コンベヤベルト４３の運搬方向に伸長し
ている複数のガイド部材４４（第２図）により、
デイスク４１がシリンダ３９に構成するチヤンネ
ルに対応して一直線に配置された複数のチヤンネ
ルに分けられており、本発明による図示した実施
例では、ガイド部材４４は、コンベヤベルト４３
上に近接して配置されており、逆Ｖ字形状（上方
に凸）を有する。電気モータのような適当な駆動
手段がシリンダ３９を回転させるための軸４０に
連結されており、従つて、シリンダ３９の周側部
の互いに接触する側がキヤリジアセンブリ２３か
ら離れて下方に回動するように、互いに反対方向
に回転する。第３図で明白なように、支持部材４
２は、コンベヤ４３の移動方向に関して後方に位
置する軸４０の側へ上方に傾斜しており、その上
部表面４５は、シリンダ３９及び支持部材４２に
よつてコンベヤ４３上に案内される卵１１とシリ
ンダ３９との接触を維持するため、シリンダ３９
の周側部である先端毛の下にその周側部から僅か
に離間して配置されている。上部表面４５は実質
的にシリンダ３９の周側部に合わせてカーブさせ
てもよい。

運搬中の卵１１は、卵の選別装置の受容ステー
シヨンに達するまで、第４図に示されたキヤリジ
アセンブリ２３の保持部材２５により運搬され
る。卵１１が適当なステーシヨンに到達すると、
前記米国特許出願明細書第394162号に記載されて
いるように、ソレノイド３７は適当な手段により
選択的に作動される。ソレノイド３７のプランジ
ヤ３４は、延長バー３１のＴ形部分３３を係合さ
せ、延長バー３１を軸２８を中心として反時計回
りに（すなわち、キヤリジアセンブリコンベヤに
よる延長バー３１の移動方向と反対の方向に）回
転させて、従つて、卵１１をキヤリジアセンブリ
２３から開放する。プランジヤ３４がキヤリジア
センブリ２３の通り道に突き出され、延長バー３
１のＴ形部分３３と係合すると、延長バー３１は
反時計回りに回転し、保持部材２５を開放位置の
方へ付勢するばね２７が保持部材２５を軸を中心
として互いに外側に回転させる。卵１１は保持部
材２５から開放されて、第３図に示されるように
下に落ち、シリンダ３９により捕捉される。シリ
ンダ３９は、卵１１が落ちる速度を減少させると
共に、卵１１を支持部材４２及びコンベヤ４３の
チヤンネルに静かに移動する。コンベヤ４３は、
一般に、実質的にキヤリジアセンブリコンベヤ以
下の速度で作動する。

第６図に示されたように、キヤリジアセンブリ
２３からの卵１１の開放は、キヤリジアセンブリ
２３により受容ステーシヨンに運搬される卵１１
が、シリンダ３９でのデイスク４１とコンベヤ４
３上のガイド部材４４とにより構成されるチヤン
ネルに連続的に落されるように、選択的に制御さ
れる。第６図には、夫々６つ、５つ及び４つのチ
ヤンネルに対して用いられる順序が図示されてい
る。キヤリジアセンブリ２３からの卵１１をシリ
ンダ３９の全長にわたつて開放することにより、
卵１１がコンベヤ４３のチヤンネルに均等に分配
される。

一般に、同一又は同様な物理的特徴を有してい
ると決定された全ての卵は、第６図に示された順
序で１つのチヤンネルに落とされるのが好まし
い。例えば、１番目の卵がチヤンネルＡに落とさ
れ、２番目の卵がチヤンネルＢに落とされ、とい
う様に全てのチヤンネルが１つの卵を受容するま
で卵１１が落とされ、該方法は繰り返される。

第７図及び第８図は、駆動軸４６に固定された
１個の回転自在な弾性シリンダ４５上にフレーム
３６が配置されている、本発明による卵の選別装
置の別の実施例を示している。複数の回転自在な
デイスク４７も駆動軸４６に装着されており、キ
ヤリジアセンブリ２３からの卵１１を受容するた
めの複数のチヤンネルを規定している。シリンダ
４５は、フレーム３６とキヤリジアセンブリ２３
の下方に配置されており、可撓性を有する複数の
ガイド部材４８が、シリンダ４５の周側部に隣接
すると共に、僅かに離間して配置されており、各
ガイド部材は、一端がキヤリジアセンブリコンベ
ヤに隣接して配置された静止レール４９に固定さ
れると共に、他端がシリンダ４５の下端部下方に
配置された、剛性を有し、弓形の支持部材５０に
固定されたマイラのプラスチツク製シートを備え
ている。コンベヤベルト５１は、受容した卵１１
を所望通りに卵の包装装置（図示されず）に運搬
するために、シリンダ４５の下に配置されてお
り、上方に凸形であり、コンベヤベルト５１に近
接してコンベヤベルト５１上に懸垂されている複
数のガイド部材５２により、デイスク４７に対応
して一直線に位置する複数のチヤンネルに分けら
れている。電気モータのような適当な駆動手段
が、シリンダ４５を回転させるために駆動軸４６
に連結されており、シリンダ４５の周側部のガイ
ド部材４８側がキヤリジアセンブリ２３から離れ
て下方、即ち、反時計回りに回転する。第８図に
て明白なように、支持部材５０は、シリンダ４５
の駆動軸４６の下方に配置された上唇部材５３を
有しており、シリンダ４５の周側部の下に、周側
部から離間して位置している支持表面５４を含ん
でいる。支持表面５４は、シリンダ４５、ガイド
部材４８及び支持部材５０に沿うと共に、コンベ
ヤベルト５１上に案内された卵１１との接触を維
持するため、実質的にシリンダ４５の周側部の方
向と合致する（即ち、シリンダ４５の周側部に平
行な）方向でカーブしている。第１図から第６図
に関して説明したように、シリンダ４５は、ナイ
ロン製毛から製造された回転ブラシを含む。更
に、フオーム、膨張自在な手段等他の弾性部材も
使用され得る。

卵は、卵の選別装置の受容ステーシヨンに達す
るまでキヤリジアセンブリ２３の保持部材２５に
より運搬される。卵１１が適当なステーシヨンに
到達すると、ソレノイド３７は前記のように選択
的に作動され、従つて、ソレノイド３７のプラン
ジヤ３４は延長バー３１のＴ形部分３３と係合
し、延長バー３１を軸２８を中心として反時計回
り（即ち、キヤリジアセンブリコンベヤによる延
長バー３１の移動方向とは反対の方向）に回転さ
せ、従つて、卵１１をキヤリジアセンブリ２３か
ら開放する。次に、第８図に示されたように、卵
は下方に落ち、シリンダ４５、ガイド部材４８及
び支持部材５０により捕えられる。より明確に
は、米国特許出願明細書第394162号に特に記載さ
れているように、卵１１の受容ステーシヨンへの
開放は、機会の作動速度に依存している。次に、
シリンダ４５は、卵１１をキヤリジアセンブリ２
３の下方にあるコンベヤ５１のチヤンネルに運搬
する。

注目すべきことに、複数のガイド部材５０が図
に示されたが、キヤリジアセンブリ２３からコン
ベヤベルト５１へ開放された卵１１を捕捉すると
共に案内するための１個の伸長シート部材が、シ
リンダ４５と関係づけて用いられる。卵の選別装
置のいずれかの実施例に関し、シリンダ３９，４
５に対するフレーム３６の位置は、キヤリジアセ
ンブリコンベヤにより、ある速度で移動するキヤ
リジアセンブリ２３から開放されるとすると、卵
１１の落下軌道を考慮することにより決定され
る。

本明細書では、本発明による特定の範例的な実
施例に関して説明した。しかし、特許請求の範囲
に記載したように、本発明の幅広い理念と範囲か
ら外れることなく、様々な変更が可能であること
は明白である。従つて、発明の詳細な説明と図面
は、限定的ではなく例示的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の全体斜視図、第２図
は本発明の実施例の受容ステーシヨンの斜視図、
第３図は第２図の受容ステーシヨンの断面図、第
４図は第２図の受容ステーシヨンにおけるキヤリ
ジアセンブリコンベヤの断面図、第５図は第４図
の５−５断面図、第６図は受容ステーシヨンにお
いてキヤリジアセンブリからシリンダに落とされ
る卵の順序を示す図式工程図、第７図は本発明の
他の実施例の斜視図、第８図は第７図の受容ステ
ーシヨンの断面図である。 １０……透光検査ステーシヨン、１１……卵、
１２……スプールバー、１３……ポインタ、１６
……スプールバーコンベアの縦軸、１９……重量
計測ステーシヨン、２１……コンベヤステム、２
２……包装ステーシヨン、２４……プラツトフオ
ーム、２５……保持部材、２６……固定軸、２７
……ばね、２９……カム、３０……中間スペー
サ、３５……チエーン部材、３６……フレーム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の卵の夫々を物理的特徴により選別する
   装置であつて、前記物理的特徴が計測された卵を
   互いに離間した状態で直線的に連続して運搬する
   と共に前記運搬された卵を前記物理的特徴により
   選別するために所定の順序で下方へ放出する運搬
   手段と、長手中心軸が前記運搬手段の運搬方向に
   平行になるように前記運搬手段の下方に配設され
   ており、周側部が前記放出された卵の夫々を弾性
   的に受容すると共に前記受容された卵の夫々を下
   方へ移動させるように前記長手中心軸のまわりに
   かつ所定の方向に回動する、弾性を有する円筒状
   部材と、前記円筒状部材の周側部に対向して配設
   されており、前記受容された卵の夫々を前記円筒
   状部材の周側部に保持しつつ下方へ移動させるよ
   うに前記受容された卵の夫々を前記円筒状部材と
   協働して下方に案内する案内手段と、前記案内手
   段の下方に配設されており、前記案内された卵の
   夫々を卵を包装する装置へ移送する移送手段とを
   備えている、卵を選別する装置。 ２ 前記円筒状部材は、前記円筒状部材の長手中
   心軸と同軸的に配置されており、当該長手中心軸
   方向の長さが互いにほぼ等しい複数の円筒状のブ
   ラシと、互いに隣接する前記ブラシの２つの間に
   前記ブラシと同軸的に配設されており、直径が前
   記ブラシの直径にほぼ等しい複数の円板とを備え
   る特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３ 前記案内手段は、長手中心軸が前記運搬方向
   に平行であると共に周側部が前記円筒状部材の周
   側部に接しており、前記長手中心軸のまわりにか
   つ前記所定の方向と反対の方向に回動する、弾性
   を有する他の円筒状部材と、前記互いに接する前
   記円筒状部材の周側部及び前記他の円筒状部材の
   周側部の下方において前記円筒状部材の周側部に
   対向して配設された支持部材とを含んでいる特許
   請求の範囲第１項又は第２項に記載の装置。 ４ 前記他の円筒状部材は、前記他の円筒状部材
   の長手中心軸と同軸的に配置されており、当該長
   手中心軸方向の長さが互いにほぼ等しい複数の円
   筒状の他のブラシと、互いに隣接する前記他のブ
   ラシの２つの間に前記他のブラシと同軸的に配設
   されており、直径が前記他のブラシの直径にほぼ
   等しい複数の他の円板とを備える特許請求の範囲
   第３項に記載の装置。 ５ 前記支持部材は、前記移送手段に対して所定
   角度で傾斜している特許請求の範囲第３項に記載
   の装置。 ６ 前記支持部材は、前記円筒状部材に沿つて前
   記運搬方向に伸長している特許請求の範囲第３項
   に記載の装置。 ７ 前記案内手段は、一端が前記運搬手段の方へ
   伸長すると共に他端が前記円筒状部材の下方に前
   記円筒状部材の周側面に沿つて伸長する帯状部材
   を備えている特許請求の範囲第１項又は第２項に
   記載の装置。 ８ 前記帯状部材は前記周側面から所定の距離以
   上離間している特許請求の範囲第７項に記載の装
   置。 ９ 前記移送手段は、前記案内された卵を列をな
   して個別的に移送すべく前記移送手段の上方に配
   設された複数のチヤンネルを備えている特許請求
   の範囲第１項から第８項のいずれか一項に記載の
   装置。 １０ 前記円板は前記チヤンネルに各々対応して
   配置されている特許請求の範囲第９項に記載の装
   置。 １１ 前記運搬手段が前記卵を運搬する速度は、
   前記移送手段が前記卵を移送する速度よりも大き
   い特許請求の範囲第１項から第１０項のいずれか
   一項に記載の装置。 １２ 前記運搬手段は、前記卵の夫々を保持する
   複数の保持手段と、前記保持手段を選択的に作動
   させる作動手段とを備えている特許請求の範囲第
   １項から第１１項のいずれか一項に記載の装置。 １３ 前記運搬手段は、前記運搬方向に沿つて互
   いに平行に配設された２列の前記保持手段を備え
   ている特許請求の範囲第１２項に記載の装置。 １４ 前記作動手段は、前記運搬された卵の夫々
   を連続的に前記円筒状部材に放出するために、前
   記保持手段による前記卵の夫々の保持を連続的に
   解除するように構成されている特許請求の範囲第
   １２項又は第１３項に記載の装置。 １５ 前記作動手段は、前記運搬方向に伸長する
   フレームと、前記フレームに固定されたプランジ
   ヤ形ソレノイドとを備えており、前記保持手段
   は、前記フレームに隣接して設けられたプラツト
   フオームと、前記プラツトフオームに開閉自在に
   連結された一対の保持部材と、前記プラツトフオ
   ームに回動自在に支持されており一端が前記ソレ
   ノイドの可動部と係合すると共に他端が前記保持
   部材と係合するバーとを備えている特許請求の範
   囲第１２項から第１４項のいずれか一項に記載の
   装置。