JPH049474Y2 - - Google Patents

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JPH049474Y2
JPH049474Y2 JP1987044325U JP4432587U JPH049474Y2 JP H049474 Y2 JPH049474 Y2 JP H049474Y2 JP 1987044325 U JP1987044325 U JP 1987044325U JP 4432587 U JP4432587 U JP 4432587U JP H049474 Y2 JPH049474 Y2 JP H049474Y2
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JP
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face plate
sleeve
ball nut
ring
stopper
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JP1987044325U
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JPS63152960U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボールねじのボールナツトの移動端
部に設けられるボールねじのストツパーに関す
る。
従来技術及びその問題点 従来から、回転運動と直線運動との間の変換を
行うものとしてボールねじがある。
ボールねじは一般に搬送装置や、工作機械等の
送り機構等に使用されるが、搬送物の慣性や、雄
ねじ軸を駆動するモータの誤動作による雄ねじ軸
の過度の回動により、雄ねじ軸の螺旋溝端部にボ
ールナツトが喰込んだりするため、これを防止す
るため、雄ねじ軸端部にボールナツトの軸方向の
動きを規制するストツパーを設けることが多い。
実開昭57−172959号の考案は、従来のこの種ボ
ールねじのストツパーを改良したものであるが、
次のような欠点を有している。すなわち、 (1) 雄ねじ軸の円周溝に嵌合する環体は、ボール
ナツトの衝突力が作用したとき径方向に開く力
が働くため、環体を包んでいるスリーブが破損
する恐れがある。
(2) 前記スリーブはプレス加工を前提とするもの
で、多種少量生産品であるボールねじの場合
高価となるばかりでなく、折り曲げ部で前記
環体に固定しているので、この折り曲げ部が
数回の着脱で折損してしまう。
(3) 前記環体は分割片からなるので、径方向の動
きを規制するためOリングのような部材を必要
とする。
(4) 緩衝材は構造上、ゴムのような接着に適した
材料に限定されるので、耐薬品性、耐熱性等を
要求される使途には不向きである。
問題点を解決するための手段 本考案は、雄ねじ軸に設けた円周溝に嵌合され
軸方向断面がL字状をなす分割スリーブと、該ス
リーブの小径部に嵌合する弾性環体と、面板と、
前記弾性環体と面板の抜止め部材とからボールね
じのストツパーを構成することによつて前記問題
点を解決した。
作 用 本考案は、以上の構成であり、ボールナツトが
螺旋運動をしながら面板に接触しても、弾性環体
の弾性力がその衝撃を緩和し、弾性環体の圧縮力
によつてボールナツトを押し戻す。
組み立ては、分割スリーブを雄ねじ軸に嵌め、
その小径部に弾性環体と面板を嵌め、さらに抜止
め部材で固定するだけでよい。
実施例 第1図において、本考案のストツパー3は、全
体が雄ねじ軸1の外周に設けた円周溝12に装着
されている。
円周溝12には、一端に鍔31を有して円周方
向に2分割された軸方向断面がL字状のスリーブ
30が、鍔31をボールナツト2と反対側に位置
するように嵌合してある。スリーブ30の小径部
31aには複数枚の皿ばね(弾性環体)32と、
リング状の面板33とが挿入してあり、それ等
は、ボールナツト2側のスリーブ30の端部付近
に止め輪(抜止め部材)34を嵌着させることに
よつて脱落を防止されている。
なお、小径部31aの外径、皿ばね32と面板
33の内径は、雄ねじ軸1の外径よりやや大きめ
に設定される。
ボールナツト2の端面21には、止め輪34が
入り込む窪み状空間の止め輪逃げ部22が設けら
れている。
以上の構成において、ボールナツト2がねじ溝
11の終端まで移動すると、ボールナツト2の端
面21が面板33の側面に接触するが、その際止
め輪34は止め輪逃げ部22に進入するから、干
渉は生じない。なお、上記面間の接触により、衝
突エネルギーの一部は消費される。
ボールナツト2は、皿ばね32を圧縮し、その
圧縮力とボールナツト2の衝突力とが平衡したと
ころで停止する。この時点で、ボールナツト2に
何等外力が作用していなければ、皿ばね32の圧
縮力が解放され、ボールナツト2は押し戻され
る。
第3図は他の実施例のストツパー3′で、皿ば
ね32の代りに、ゴムや合成樹脂等からなるリン
グ状の緩衝材(弾性環体)32′を使用するとと
もに、この緩衝材32′と鍔31′との間にリング
状の背板36(特に必要がなければ設けなくても
よい。)を介在させている。又、この例では面板
33′に、止め環34の逃げ部34′が設けてあ
る。従つて、ボールナツト2′の端面21′の方に
は格別の加工を要しないメリツトがある。
なお、緩衝材32′は面板33′及び背板36に
接着或は焼付けしても良いし、単に挿入されてい
るだけでもよい。
以上の実施例のボールねじのストツパー3,
3′によると、スリーブ30,30′の小径部31
a,31a′に、皿ばね32或は緩衝材32′、面
板33,33′を挿入し、それ等を止め輪34で
抜止めするだけで組立が完了する。
又、繰返し着脱しても折り曲げによつて折損す
るような部分はない。
なお、抜止め部材34は通常C形止め輪でよい
が、特にこれに限定されるわけではない。
また、分割スリーブは円周方向に2分割である
と説明したが、3分割以上であつてもよい。
考案の効果 以上のように、本考案のボールねじのストツパ
ーは、構造が簡単であるから安価に製造できると
ともに、組立も容易である。
更に、着脱を繰返し行つても折損する部分がな
いので整備性が向上する。
又、弾性環体と面板は、スリーブの分離を規制
する機能をも兼ねるので、そのための別箇の部材
を必要としない。
さらに、弾性環体の材質を自由に選択して組込
めるので、耐薬品性、耐熱性等に応じた構造にで
き、使用範囲の限定を受けない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の上半分を断面で示した正
面図、第2図は第2実施例の上半分を断面で示し
た正面図である。 1……雄ねじ軸、2,2′……ボールナツト、
3,3′……ストツパー、12……円周溝、30,
30′……分割スリーブ、31a,31a′……小
径部、32……皿ばね(弾性環体)、32′……緩
衝材(弾性環体)、33,33′……面板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雄ねじ軸に設けた円周溝に嵌合され軸方向断面
    がL字状をなす分割スリーブと、該スリーブの小
    径部に嵌合する弾性環体と、面板と、前記弾性環
    体と面板の抜止め部材とからなる、ボールねじの
    ストツパー。
JP1987044325U 1987-03-27 1987-03-27 Expired JPH049474Y2 (ja)

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JP1987044325U JPH049474Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JP1987044325U JPH049474Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS63152960U JPS63152960U (ja) 1988-10-06
JPH049474Y2 true JPH049474Y2 (ja) 1992-03-10

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