JPH04943Y2 - - Google Patents

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JPH04943Y2
JPH04943Y2 JP13099787U JP13099787U JPH04943Y2 JP H04943 Y2 JPH04943 Y2 JP H04943Y2 JP 13099787 U JP13099787 U JP 13099787U JP 13099787 U JP13099787 U JP 13099787U JP H04943 Y2 JPH04943 Y2 JP H04943Y2
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chamber
cylinder chamber
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rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、液状の接着剤あるいは絶縁剤等の粘
状物をワークに塗布する粘状物の吐出装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来の技術として、第2図に示す構造のものが
あつた。
即ち、ケーシング1内の右部と左部とにシリン
ダ室2と弁室3とを形成するとともに、両者を仕
切り壁1aによつて仕切る。
上記シリンダ室2には、ピストン4を摺動可能
に嵌合し、このピストン4にロツド5を固定す
る。このロツド5は、仕切り壁1aを貫通して弁
室3に向かつて突出させ、その左端に円錐状の弁
体5aを形成する。
上記ピストン4は、ピストン作動機構6により
左右方向に往復動させる。
このピストン作動機構6は、シリンダ室2の右
部2aにコイルばね7を配置してこのコイルばね
7の反力によりピストン4を常時左方に弾圧付勢
し、シリンダ室2の左部2bにエア流入口2cを
形成し、このエア流入口2cに切り替え弁9によ
つて開閉されるエア供給ホース8を接続してな
る。
また、弁室3の左端側部と左端軸心部とに、粘
状物流入口3aと前記弁体5aによつて開閉され
る粘状物吐出口3bとを形成し、前記粘状物流入
口3aに粘状物が圧送される粘状物供給ホース1
0を接続してなる構造のものがあつた。
なお、第2図中、11は仕切り壁1aの軸孔に
取付けたOリングであり、ロツド5を摺動可能に
嵌合するとともに、シリンダ室2と弁室3とを遮
断するためのものである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のものは、粘状物吐出口3bを開閉す
るために、ロツド5が左右方向に往復すると、こ
のロツド5の基部5bが仕切り壁1aに取付けた
Oリング11に摺接しつつ、シリンダ室2と弁室
3とを往復することになる。
つまり、ロツド5の基部5bが弁室3に到来し
た際にはこの部に粘状物が付着し、基部5bがシ
リンダ室2に向かう際には上記付着した粘状物が
Oリング11によつて抜き取られることになる。
このため、Oリング11が摩耗したり、粘状物
が基部5bに強固に付着したりすると、基部5b
に付着した粘状物が該基部5bの移動と共にシリ
ンダ室2内に浸入し、この部で空気に触れて凝固
し、この凝固した粘状物によつて上記Oリング1
1が損傷したり、ロツド5の左右動が阻害された
りする欠点があつた。
特に、弁室3内の圧力がシリンダ室2内の圧力
よりも高圧となつている場合には、弁室3内の粘
状物がシリンダ室2に流入し易くなり、上記欠点
が顕著となる。
本考案は、上記欠点を解消した新規な粘状物の
吐出装置を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の
如く構成したものである。
即ち、ケーシング内に互いに独立したシリンダ
室と弁室とを直列状に形成し、シリンダ室にピス
トンを摺動可能に嵌合すると共に、該ピストンを
往復動させるピストン作動機構を設け、ピストン
に係止したロツドを前記弁室に突出配置すると共
に該ロツドの先端部に弁体を設け、前記弁室を可
撓性シート資材からなる隔膜によりシリンダ室側
と反シリンダ室側とに分割し、前記隔膜の中心部
を前記ロツドに気密に係止し、弁室のシリンダ室
側にエア流入口を、また弁室の反シリンダ室側に
粘状物流入口と前記弁体に対応する粘状物突出口
とを形成し、前記粘状物流入口を粘状物が収容さ
れた密閉容器内の底部に連通させ、前記エア流入
口を前記密閉容器に接続された圧縮空気供給路に
連通させる構成にしたものである。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、ピス
トンがピストン作動機構によつて弁室方向に移動
されると、ロツドに設けた弁体が弁室の粘状物吐
出口に当接してこの部を閉塞することになる。
この状態で圧縮空気路に圧縮空気を供給する
と、この圧縮空気が密閉容器内と弁室のシリンダ
室側(後部室)とに流入して両者の内圧が高くな
る。そして、密閉容器内の粘状物は弁室の反シリ
ンダ室側(前部室)に流入することになる。
この場合、弁室の後部室と前部室とは可撓性の
隔膜によつて互いに分割されているので、弁室の
前部室側に流入した粘状物が弁室の後部室側に流
入しなくなるとともに、弁室の後部室と前部室と
の圧力は、隔膜の撓みによつて略等圧に維持され
ることになる。
この状態でピストンがピストン作動機構によつ
て反弁室方向に移動されると、上記弁体が粘状物
吐出口から離間してこの部を開き、これにより弁
室の前部室の粘状物が上記粘状物吐出口から外部
に向かつて吐出されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例を示す断面図である。
第1図において、15はボデイ16とヘツド19
とにより形成したケーシングである。
上記ボデイ16はその軸方向中心部に仕切り壁
16aを有する筒状に形成する。そして、右端を
後板17により閉塞し、これにより仕切り壁16
aの右部にシリンダ室18を形成する。また、左
端に筒状のヘツド19を連設するとともに、この
ヘツド19の左端にノズル20を取付け、これに
より仕切り壁16aの左部に弁室21を形成す
る。
この弁室21内は、ボデイ16とヘツド19と
により挾持した軟質ゴム性の隔膜22により軸方
向に分割して、左部に吐出室21aを右部にバラ
ンス室21bを形成する。
上記シリンダ室18には、ピストン23を摺動
可能に嵌合し、このピストン23にロツド24を
固定する。
上記ロツド24は左部は、左方に延長させて仕
切り壁16aおよび隔膜22の軸心部を貫通させ
るとともに、その左端部を吐出室21a内に突出
させる。そして、上記突出室21a内に吐出した
ロツド24の左端部は小径に形成してその基部に
ナツト25を螺合し、このナツト25により隔膜
22の軸心部をロツド24に気密に連結する。
また、ロツド24の左端は、円錐状に加工して
弁体26を形成し、この弁体26をノズル20の
軸心部に穿設した粘状物吐出口20aに対面させ
る。
上記ロツド24の右部は、右方に延出させてそ
の右端部を後板17から右方に吐出させ、この部
に手動操作要のつまみ27を取付ける。
上記ピストン23は、ピストン作動機構30に
より左右方向に往復動させる。
このピストン作動機構30は、以下の如くなつ
ている。
まず、バランス室21b内に位置する基部24
aの外周にカラー31を、また、カラー31の外
周にコイルばね32を嵌挿する。
上記カラー31は、その左端を基部24aの左
部に形成した大径のフランジ24bに当接係止
し、上記コイルばね32は、その右端と左端とを
仕切り壁16aとカラー31の左端に形成した大
径の鍔とに当接係止し、これによりコイルばね3
2の反力によりロツド24を常時左方に弾圧付勢
する。
また、シリンダ室18の左部にエア流入口33
を形成し、このエア流入口33に切替弁35によ
つて開閉される作動用のエア供給ホース34を接
続する。
これにより、上記切替弁35を操作することに
よつて、ピストン23従つてロツド24を左右方
向に往復動させ、弁体26により粘状物吐出口2
0aを開閉させてなる。
また、弁室21の吐出室21a側壁とバランス
室21b側壁とに、粘状物流入口36とエア流入
口37とを形成する。
40は外気から密閉された密閉容器であり、この
密閉容器40内には接着剤からなる粘状物アを収
容するとともに、その上部にエア供給管41に接
続された圧縮空気供給ホース42を接続する。
そして、上記粘状物流入口36はホース36a
を介して密閉容器40内の底部に連通させ、ま
た、エア流入口37は、ホース37aを介して圧
縮空気供給ホース42に接続する。
なお、第1図中、43は圧縮空気供給ホース4
2を開閉する開閉弁である。
上記実施例によれば、切替弁35を閉操作して
エア供給ホース34内の圧力を低下させると、コ
イルばね32の反力によつてピストン23が左方
に移動され、これによりロツド24に設けた弁体
26がノズル20の粘状物吐出口20aを閉塞す
る。
この状態で開閉弁43を開操作すると、圧縮空
気供給ホース42から圧縮空気が密閉容器40内
と弁室21のバランス室21bとに流入し、両者
の内圧を高めることになる。そして、密閉容器4
0の内圧が高まると、該密閉容器内の粘状物アが
ホース36aを経て上記吐出室21aに流入する
ことになる。
この場合、弁室21の吐出室21aとバランス
室21bとは可撓性の隔膜22によつて互いに分
割されているので、吐出室21aに流入した粘状
物アバランス室21bに流入しなくなるととも
に、弁室21の吐出室21aとバランス室21b
との圧力は、隔膜22の撓みによつて略等圧に維
持されることになる。
この状態で切替弁35を開操作してエア供給ホ
ース34からシリンダ室18に作動用の圧縮空気
を供給すると、ピストン23がコイルばね32の
反力に抗して右方に移動され、これにより弁体2
6がノズル20から離間して粘状物吐出口20a
を開くことになる。
これにより上記吐出室21a内の粘状物アが粘
状物吐出口20aから外部に向かつて吐出される
ことになる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案は、ピス
トンによつて往復動されるロツドを弁室の軸心部
に配置し、このロツドの前端部に弁室の前端部に
設けた粘状物吐出口を開口する弁体を取付け、上
記弁室を可撓性シート資材からなる隔膜により前
後に分割して、その前部室を粘状物が収容された
密閉容器の底部に、その後部室を密閉容器に圧縮
空気を供給する圧縮空気供給路にそれぞれ連通さ
せるようにしたから、弁室の後部室は粘状物が流
通する弁室の前部室と略等圧となり、この後部室
に粘状物が浸入しなくなる。
このため、ロツドのケーシングとの摺動部に粘
状物が固着したり、ピストンが摺動するシリンダ
室内に粘状物が浸入したりすることがなくなり、
長期に亘つて作動の安定した粘状物の吐出装置を
得ることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来例を示す断面図である。 15……ケーシング、16……ボデイ、16a
……仕切り壁、17……後板、18……シリンダ
室、19……ヘツド、20……ノズル、20a…
…粘状物吐出口、21……弁室、21a……吐出
室、21b……バランス室、22……隔膜、23
……ピストン、24……ロツド、24a……基
部、24b……フランジ、25……ナツト、26
……弁体、27……つまみ、30……ピストン作
業機構、31……カラー、32……コイルばね、
33……エア流入口、34……エア供給ホース、
35……切替弁、36……粘状物流入口、36a
……ホース、37……エア流入口、37a……ホ
ース、40……密閉容器、41……エア供給管、
42……圧縮空気供給ホース、43……開閉弁、
ア……粘状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシング内に互いに独立したシリンダ室と弁
    室とを直列状に形成し、シリンダ室にピストンを
    摺動可能に嵌合すると共に、該ピストンを往復動
    させるピストン作動機構を設け、ピストンに係止
    したロツドを前記弁室に突出配置すると共に該ロ
    ツドの先端部に弁体を設け、前記弁室を可撓性シ
    ート資材からなる隔膜によりシンリダ室側と反シ
    リンダ室側とに分割し、前記隔膜の中心部を前記
    ロツドに気密に係止し、弁室のシリンダ室側にエ
    ア流入口を、また弁室の反シリンダ室側に粘状物
    流入口と前記弁体に対応する粘状物吐出口とを形
    成し、前記粘状物流入口を粘状物が収容された密
    閉容器内の底部に連通させ、前記エア流入口を前
    記密閉容器に接続された圧縮空気供給路に連通さ
    せたことを特徴とする粘状物の吐出装置。
JP13099787U 1987-08-28 1987-08-28 Expired JPH04943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13099787U JPH04943Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JPS6456877U JPS6456877U (ja) 1989-04-10
JPH04943Y2 true JPH04943Y2 (ja) 1992-01-13

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WO2018159043A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 株式会社スリーボンド 粘性材料供給装置、粘性材料供給装置に用いられる被覆シート、粘性材料供給方法及び被覆シートの取り付け方法
KR101942032B1 (ko) * 2017-08-04 2019-01-25 충북대학교 산학협력단 제팅 디스펜스

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