JPH0494070A - 低挿入力コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は例えば自動車用ワイヤーハーネス等における回
路の接続に用いられる低挿入カコ不りタに関する。

「従来の技術Ｊ 従来、コネクタの一例として第１１図ないし第１４図に
記載されたものがある。このものは、雄端子１を保持し
た雌ハウジング２に、雌端子３を保持した雄ハウジング
４を挿入する時、雌ハウジング２の係合部５に雄ハウジ
ング４の弾性片６に設けられたストッパ７か当接すると
、弾性片６が変位し、係合部５に形成された係合孔５ａ
にストッパ７が嵌入口弾性片６が復元して、係合部５に
ストッパ７が係止され、このとき雄ハウジング４の雌端
子３に雌ハウジング２の雄端子１が挿入されて接続され
、この雌ハウジング２に雄ハウジング４が挿入された状
態でロックされるようになされたものである。そして、
係合孔５ａが形成された係合部５、ストッパ７を有する
弾性片６によりハウジングロック機構が構成されている
。８は雌端子３を雄ハウジング４に固定するためのラン
ス、９は雌端子３にかしめられて接続された電線、１０
は雄端子１を雌ハウジング２に固定するためのランス、
１１は雄端子１にかしめられて接続された電線である。

このようなコ不・フタにおいては、一般に雌端子３の雄
端子１が挿入される接続部分３ａがばね性を有しており
、雄端子１と雌端子３とを接続したとき、接続部分３ａ
がそのばね性により雄端子１にある接触圧力を与えて嵌
合し、雄端子１と雌端子３との接続が電気的にも機械的
にも良好になるようになされている。

なお、第１３図は雄端子１と雌端子３との接続前の状態
を示す斜視図であり、第１４図は雄端子１と雌端子３と
の接続後の状態を示す斜視図である。

ところで、雌端子３に雄端子１を挿入して接続させると
き、雌端子３への雄端子ｌの挿入量がある一定の挿入量
になるまでは、この挿入量が大きくなるほど、前記接続
部分３ａがばね性をもつことによって雌ハウジング２へ
の雌ハウジング４の挿入力か大きくなり、前記ある一定
の挿入量を越えれば雄端子１と雌端子３との接触面の摩
擦力によってほぼ一定の挿入力が発生することか知られ
ている。

「発明が解決しようとする課題」 ところか、前述のようなコネクタにおいては、雌ハウジ
ング２への雄ハウジング４の挿入時に、雌端子３への雄
端子１の挿入量がある一定の挿入量となるまでは雌端子
３への雄端子１の挿入量か大きくなるほど雌ハウジング
２への雌ハウジング４の挿入力が大きくなるため、雌ノ
・ウジング２へ雄ハウジング４を挿入して雄端子１と雌
端子３とを接続して行うワイヤーハーネスの組み付は性
が悪くなるという問題があった。

特に、コネクタの端子極数が多くなればなるほど前記能
”ウジング２への雄ノ・ウジング４の挿入力も大きくな
り前記組み付は作業性を悪化させるという問題かあった
。

本発明は、従来のコネクタかもつ以上のような問題点を
解決した低挿入カコ不りタを提供することを目的とする
。

「課題を解決するための手段」 本発明は前記目的を達成させるために次のような構成と
している。即ち、内部に雄端子が保持された雌ハウジン
グと、内部に雌端子が保持され前記雌ハウジングに挿脱
自在に挿入される雄ハウジングと、前記雌ハウジングへ
の前記雄ハウジングの挿入時に前記雄端子と雌端子とか
挿抜自在に接続されるコネクタにおいて、 先端に設けられた係止片及び該係止片に係脱自在に係止
され前記雄端子と雌端子との挿抜方向に対し直交する方
向の雄端子幅を広狭自在に変化させ得る変位部を有する
前記雄端子の先端側に設けられた板ばね状舌片と、突起
を有し前記雌端子の先端側に設けられ前記雄端子と接続
するとき接続終了間際までは前記係止片による係止状態
の板ばね状舌片を低挿入力で挿入させ、接続終了間際に
前記係止片を前記突起により押圧し前記係止片による前
記板ばね状舌片の係止を解き前記雄端子幅を広げさせる
ことにより前記雄端子と接続する端子ハウジングとから
なるものとしている。

「作用」 前記構成によれば、雌ハウジングに雌ハウジングを挿入
するとき、雄端子先端の板ばね状舌片の変位部を係止片
により係止させると、雄端子と雌端子との挿抜方向に対
し直交する方向の雄端子幅か狭められ、この状態で雌端
子の端子ノ＼ウジングに一雄端子が低挿入力で挿入され
、この挿入の終了間際に係止片を雌端子の突起が押圧し
て係止片による板ばね状舌片の変位部の係止を解除する
。すると、変位部かそのばね性により変位し雄端子と雌
端子との挿抜方向に対し直交する方向の雄端子幅を広げ
、端子ハウジングに板ばね状舌片の変位部が付勢して接
触する。これにより雄端子と雌端子とが確実に接続され
る。

従って、雌ハウジングへの雄ハウジングの挿入時の挿入
力が軽減され、ワイヤーノ１−ネスの組み付は時の作業
性が向上する。

「実施例Ｊ 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第１Ｏ図に基づ
いて説明する。なお、本実施例において従来例と同一名
称部分には同一符号を付してその一部の説明を省略する
。

雌端子２１の先端側（電線９側を基端側とする）に雌端
子２１の長さ方向に延びる箱状の端子ノ・ウジング２２
が一体的に設けられている。端子ノ＼ウジング２２の電
線９側には、第６図に示す上板２２ａを電線９側に延出
して下方へ折り曲げ、さらに雌端子２１の先端側に折り
曲げられてなる突起２３が設けられている。また、端子
ノ＼ウジング２２の第６図の下板２２ｂには雄ハウジン
グ４に雌端子２１を係止させるための雌端子係止部２４
か形成されている。この雌端子係止部２４は、前記端子
ハウジング２２の下板先端側中央部に切り込みを入れて
この下板先端側中央部を電線９側へ傾斜状に折り曲げて
なるものである。

一方、雄ハウジング４の雌ノ・ウジング２に挿入する側
の第３図に示す内面下部には溝２５が形成されると共に
段２６か形成されている。雄ハウジング４内には前記雌
端子２１が嵌入され、雌端子係止部２４を段２６に係止
されて取り付けられている。

他方、雄端子２７の先端側には、ばね性を有する板ばね
状舌片２８が設けられている。板ばね状舌片２８は、雄
端子２７の先端側に一体的に設けられ雄端子２７の長さ
方向先方に延出された板ばね部材か電線ｌｌ側へ折り返
されてなる折曲部３０と、この折曲部３０の電線１１側
へ折り曲げられた板ばね部材をさらにＵ字状に折り曲げ
てばね性をもたせられた変位部３１と、この変位部３１
の先端に形成されたフック部３２と、雄端子２７の先端
に位置する折曲部３０の折り返し部分の一部が切り起こ
されてフ・ツク状に形成されてなるばね性を有する係止
部２９七からなっている。折曲部３０にはその電線１１
側基部を一部切り下げてなる雄端子係止部３３が設けら
れている。これは雌ハウジング２に雄端子２７を係止す
るためのものである。

板ばね状舌片２８の変位部３１は変位させられることに
より係脱自在に係止片２９に係止されるようになされて
いる。変位部３１を係止部２９側へ変位させて第８図に
示すように係止片２９により係止させると、雄端子２７
と雌端子２１との挿抜方向に対し直交する方向即ち第８
図における上下方向の雄端子幅Ｂが、雌端子２１の第７
図に示す端子ハウジング２２の内壁面間隔Ａより僅か小
となり、変位部３１の係止片２９による係止を解除する
と、変位部３１がもつばね性により係止片２９から変位
部３１が離間し雄端子２７と雌端子２１との挿抜方向に
対し直交する方向即ち第４図における上下方向の雄端子
幅が前記端子ハウジング２２の内壁面間隔Ａより大の雄
端子幅Ｃ（自由詩状態）となる。

雌ハウジング２には雄ハウジング４が挿入される凹部２
ａが形成されており、雌ハウジング２内には前記雄端子
２７か嵌入され、雄端子係止部３３を凹部２ａの底面に
係止されて取り付けられている。

次に、前記のように構成された低挿入力コネクタの作用
について説明する。

まず、板ばね状舌片２８の変位部３１の係止片２９によ
る係止が外れた状暢において、この変位部３１を係止片
２９側へ変位させて第８図に示すように係止片２９によ
り係止し、雌ハウジング２に雄ハウジング４を挿入する
と、この挿入終了間際まで、前記端子ハウジング２２の
内壁面間隔Ａ〉雄端子幅Ｂであるため、第１図、第１０
図に示すように、端子ハウジング２２内に板ばね状舌片
２８が遊びをもって低挿入力で挿入され、雌ハウジング
２への雄ハウジング４の挿入終了間際に係止片２９を突
起２３が押圧して係止片２９による変位部３１の係止を
解除する。すると、係止片２９からフック部３２が離れ
変位部３１が変位して端子ハウジング２２の内面に付勢
して接触する。

このとき雌ハウジング２への雄ハウジング４の挿入も終
了し、雌ハウジング２の係合孔５ａに雄ハウジング４の
ストッパ７が嵌入して係合部５に係合し雌ハウジング２
へ雄ハウジング４が挿入された状態でロックされる。雌
端子２１と雄端子２７との接続終了間際には、係止片２
９がばね性をもつため、この係止片２９を突起２３によ
り押圧して容易に撓ませることができ、これにより容易
に係止片２９からフック部３２を離間させて変位部３１
を変位させることかできる。

雌ハウジング２から雄ハウジング４を外す場合には、ス
トッパ７を下方へ押して係合孔５ａの下方へ位置させ、
雌ハウジング２に対し雄ハウジング４を雌端子２の長さ
方向に引き離す。これによりハウジングロック機構のロ
ックが外れ雌ハウジング２から雄ハウジング４か外れる
。

以上説明したコネクタ接続において、雌ハウジング２へ
の雄ハウジング４の挿入時の挿入力は、雌端子２１の端
子ハウジング２２に雄端子２７の板ばね状舌片２８が遊
びをもって嵌合するため低挿入力となり、従来より著し
く軽減される。またこのため、ワイヤーハーネスの組み
付は作業性が向上する。

また、雌端子２１と雄端子２７の接続は、端子ハウジン
グ２２の内面に変位部３１がばね性をもって押し付けら
れた状態で接触するので、常に確実となる。

なお、前記実施例においては、接続端子が一段ｌ極であ
る場合について説明したか、これに限られることなく、
例えば接続端子が二段多極であるコネクタのように、接
続端子が多極であるコネクタにも、各雌端子２１への各
雄端子２７の挿入力が極めて小さく、各係止片２９によ
る変位部３１の係止も容易に解除することができるため
、本発明を広く適用することができる。

「発明の効果」 本発明によれば、内部に雄端子が保持された雌ハウジン
グと、内部に雌端子が保持され前記雌ノ・ウジングに挿
脱自在に挿入される雄ハウジングと、前記雌ハウジング
への前記雄ハウジングの挿入時に前記雄端子と雌端子と
か挿抜自在に接続されるコネクタにおいて、 先端に設けられた係止片及び該係止片に係脱自在に係止
され前記雄端子と雌端子との挿抜方向に対し直交する方
向の雄端子幅を広狭自在に変化させ得る変位部を有する
前記雄端子の先端側に設けられた板ばね状舌片と、突起
を有し前記雌端子の先端側に設けられ前記雄端子と接続
するとき接続終了間際までは前記係止片による係止状態
の板ばね状舌片を低挿入力で挿入させ、接続終了間際に
前記係止片を前記突起により押圧し前記係止片による前
ｇ２板ばね状舌片の係止を解き前記雄端子幅を広げさせ
ることにより前記雄端子と接続する端子ハウジングとか
らなるものとしたので、雌ハウジングに雄ハウジングを
挿入するとき、雄端子先端の板ばね状舌片の変位部を係
止片により係止させると、雄端子と雌端子との挿抜方向
に対し直交する方向の雄端子幅が狭められるので、この
状態で雌端子の端子ハウジングに雄端子を低挿入力で挿
入することかでき、この挿入の終了間際には係止片を雌
端子の突起により押圧して容易に係止片による板ばね状
舌片の変位部の係止を解除することができ、この解除に
より、板ばね状舌片の変位部をそのばね性により変位さ
せて雌端子の端子ハウジングに付勢して接触させること
かでき、これにより、雌端子と雄端子とを確実に接続す
ることができ、従って、ワイヤーハーネスの組み付は時
の作業性を向上させることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は雌ハウジングに雄ハウジングが挿入された状態
を示す側断面図、第２図は雄端子か保持された雌ハウジ
ングの側断面図、第３図は雌端子が保持された雄ハウジ
ングの側断面図、第４図は雄端子の板ばね状舌片の変位
部が係止されていない状態を示す一部切り欠き側断面図
、第５図は第４図の■矢視図、第６図は雌端子の一部切
り欠き側断面図、第７図は第６図の■矢視図、第８図は
雄端子の板ばね状舌片の変位部が係止された状態を示す
一部切り欠き側断面図、第９図は雌端子の一部切り欠き
側断面図、第１０図は雄端子と雌端子との接続状態を示
す一部切り欠き側断面図、第１１図ないし第１４図は従
来のコネクタの一例を示すもので、第１１図は雌端子が
保持された雄ハウジングの側断面図、第１２図は雄端子
が保持された雌ハウジングの側断面図、第１３図は雌端
子と雄端子との分解斜視図、第１４図は雌端子と雄端子
とが接続された状態を示す斜視図である。 ２・・・・・・雌ハウジング、４・・・・・・雄ハウジ
ング、２１・・・・・雌′端子、２２・−・・・・端子
ハウジング、２３・・・・突起、２７・・・・・・雄端
子、２８・・・・・・板ばね状舌片、２９・・・・・係
止片、３０・・・・・折曲部、３１・・・・・・変位部
、３２・・・・・・フック部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部に雄端子（２７）が保持された雌ハウジング（２）
   と、内部に雌端子（２１）が保持され前記雌ハウジング
   に挿脱自在に挿入される雄ハウジング（４）と、前記雌
   ハウジングへの前記雄ハウジングの挿入時に前記雄端子
   と雌端子とが挿抜自在に接続されるコネクタにおいて、
   先端に設けられた係止片（２９）及び該係止片に係脱自
   在に係止され前記雄端子と雌端子との挿抜方向に対し直
   交する方向の雄端子幅を広狭自在に変化させ得る変位部
   （３１）を有する前記雄端子の先端側に設けられた板ば
   ね状舌片（２８）と、突起（２３）を有し前記雌端子の
   先端側に設けられ前記雄端子と接続するとき接続終了間
   際までは前記係止片による係止状態の板ばね状舌片を低
   挿入力で挿入させ、接続終了間際に前記係止片を前記突
   起により押圧し前記係止片による前記板ばね状舌片の係
   止を解き前記雄端子幅を広げさせることにより前記雄端
   子と接続する端子ハウジング（２２）とからなることを
   特徴とする低挿入力コネクタ。