JPH0494048A - 回転対陰極x線管の水シール機構 - Google Patents

回転対陰極x線管の水シール機構

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Publication number
JPH0494048A
JPH0494048A JP21177090A JP21177090A JPH0494048A JP H0494048 A JPH0494048 A JP H0494048A JP 21177090 A JP21177090 A JP 21177090A JP 21177090 A JP21177090 A JP 21177090A JP H0494048 A JPH0494048 A JP H0494048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
seals
oil
rotation axis
grease
Prior art date
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Pending
Application number
JP21177090A
Other languages
English (en)
Inventor
Akisuke Takahashi
高橋 章祐
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NIPPON X-RAY KK
Original Assignee
NIPPON X-RAY KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON X-RAY KK filed Critical NIPPON X-RAY KK
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Publication of JPH0494048A publication Critical patent/JPH0494048A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転対陰極X線管の水シール機構に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、低出力のX線を取り出す場合には、固定したター
ゲットを水冷しなから電子ビームを照射することか行わ
れているか、高出力のX線をとり出す場合には、溶解し
ないようにターゲット金属を水冷しながら高速回転させ
て電子ビームを照射するようにしている。
第2図はこのような回転対陰極X線管を説明するための
図で、上半分及び排水間部分を断面図で示したものであ
る。図中、−1はターゲット、2は回転軸、3は仕切り
、4は磁性流体シール、5はボールベアリング、6はベ
ルト、7はプーリ、8は回転監視センサ、9は排水管、
IOは水シール、11は本体、12は水路、20は真空
容器、21はベリリウム窓、22は電子銃である。
回転体陰極のターゲット側は真空容器20内に配置され
、高速回転状態のターゲットlの面に電子銃2より電子
線を照射すると、ターゲットを構成する銅等の金属から
はX線23が発生し、ベリリウム窓21を通してX線を
取り出し、分析装置等へ導くようになっている。回転体
陰極の回転軸2は中空になっており、ポールベアリング
5によって本体11に回動可能に支持され、プーリ7に
巻回したベルト6を通して図示しないモータにより回転
駆動され、これと一体のターゲットlも回転駆動される
ようになっている。ターゲット内は回転軸の中空部分と
連通して中空になっており、回転軸2及びターゲット1
の中空部分に渡って仕切り3が設けられて水の往路と復
路とか形成されている。なお、ターゲット側は真空のた
め、本体11と回転軸2との間には磁性流体シール4か
設けられている。また、本体11の内側円周部分には、
円環状に水路12か形成されて磁性流体シール4とポー
ルベアリング5の裏側を冷却するようになっており、水
路12は回転軸の中空部分の往路と連通し、また水路1
2に対して回転軸と接する円環状の水シール10が設け
られている。冷却水は図示しない金目より流入して磁性
流体シール4の背後を冷却し、順次矢印A→矢印B→矢
印C→矢印Dり矢印E−+矢印Fのように流れて排水管
9より排出され、ポールベアリング5とターゲット1の
背後を冷却し、電子線照射によるターゲット部の発熱、
高速回転による磁性流体シール部と水シール部の摩擦熱
による温度上昇を防止するようにしている。
〔発明か解決しようとする課題〕
このような回転対陰極X線管においては、回転軸部分に
おいて冷却水をシールする必要かあるが、この水シール
には、通常、ゴムシール(オイルシール)か使用されて
いる。オイルシールにトリルゴム製)は、潤滑油類のシ
ールとしては、ゴム製のシールリップか油膜に依って摩
擦保護され、耐久性が非常に高い。しかし水をシールす
る場合には、油膜か存在しないためにその摩耗速度か非
常に高くなってしまう。さらに、回転軸は出力か大きい
場合にはより高速回転になり、例えば2500rpm〜
8000rpmにも達し、かなりの摩擦熱か発生し、こ
の水シールを従来は1本のシールで行っていたために耐
久性に問題かあった。例えば、2500rpmの時、良
好な場合で約500時間程度て水漏れを発生していた。
本発明は上記課題を解決するためのもので、回転軸部分
における水シールの耐久性を飛躍的に向上させることか
可能な回転対陰極X線管の水シール機構を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、冷却水路が内部に形成された回転体陰極本体
内に回動可能に支持され、冷却水往復路用の中空部を有
する回転軸と、回転軸と一体に形成されるとともに、回
転軸の冷却水往復路用中空部と連通ずる冷却水路用の中
空部を有するターゲットとを備え、前記本体内の冷却水
路、回転軸の中空部、ターゲットの中空部を通して冷却
水を流すことにより内面を冷却するようにした回転対陰
極X線管において、回転体陰極本体と回転軸間に冷却水
路に対するシールを行うための2個のオイルシールを間
座を介在させて配置するとともに、オイルシール間に油
膜形成用グリースを充填したことを特徴とする。
(作用〕 本発明はターゲットとともに回転する回転軸に対して同
座を介在させて2個のオイルシールを、配置し、2個の
オイルソール間に油膜形成用グリースを充填することに
より、回転軸とシール間に油膜を形成し、オイルシール
の耐磨耗性を飛躍的に向上させ、長寿命化を図ることか
できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す図である。図中、第2
図と同一番号は同一内容であり、その動作は同しである
ので詳細な説明は省略する。なお、13はオイルシール
、14は間座である。
図において、回転軸に接触している円環状の水シール1
0に対して、間座14を介在させてもう一つの円環状オ
イルシール13を設ける。シール材としては、回転軸に
対して遠い側のオイルシール外輪はニトリルゴム、回転
軸と接触するシールリップには4フッ化樹脂配合剤のも
のを使用し2個のオイルシールは図示するように重ね、
シール間にはボールベアリング、プラスチック、ゴム用
の高速潤滑用グリース(耐水性型)を充填する。
なお、間座はシールリップが相手方シールに当たらない
ようにするとともに、潤滑用グリースを満たすための空
間を形成するためのものである。このような2つのシー
ルは、ソールlOが水をシールし、シール13がグリー
スをシールすることになるか、両シール間のグリースに
より回転軸との間に油膜が形成されるのでシールの耐磨
耗性は飛躍的に向上する。そして、シールと接触する回
転軸はステンレス材に、イオン窒素処理を施し、表面の
硬度を充分に上げて磨耗しにくいようにしておく。
以上の方法を採ることに依り、高速回転時(2500r
pm ) 、水に接している側のシールリップ及びグリ
ースのみをシールする側のシールリップも共に油膜が形
成され、冷却水のシール寿命か飛躍的に延命され、実験
の結果2000時間を経過しても、なおシール効果は継
続していた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、オイルシールを2個にし
て両者間に間座を設けるとともに、オイルシールの間に
高速耐水性グリースを充填するようにしたので、シール
リップに油膜が形成され、長寿命化を実現することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は従来の回
転対陰極X線管を説明するだめの図である。 ■・・・ターゲット、2・・・回転軸、3・・・仕切り
、4・・・磁性流体シール、5・・・ポールベアリング
、6・・・ベルト、7・・・プーリ、lO・・・水シー
ル、11・・・本体、12・・・水路、13・・・オイ
ルシール、14・・・間座。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷却水路が内部に形成された回転体陰極本体内に
    回動可能に支持され、冷却水往復路用の中空部を有する
    回転軸と、回転軸と一体に形成されるとともに、回転軸
    の冷却水往復路用中空部と連通する冷却水路用の中空部
    を有するターゲットとを備え、前記本体内の冷却水路、
    回転軸の中空部、ターゲットの中空部を通して冷却水を
    流すことにより内面を冷却するようにした回転対陰極X
    線管において、回転体陰極本体と回転軸間に冷却水路に
    対するシールを行うための2個のオイルシールを間座を
    介在させて配置するとともに、オイルシール間に油膜形
    成用グリースを充填したことを特徴とする回転対陰極X
    線管の水シール機構。
JP21177090A 1990-08-10 1990-08-10 回転対陰極x線管の水シール機構 Pending JPH0494048A (ja)

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JP21177090A JPH0494048A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 回転対陰極x線管の水シール機構

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JP21177090A JPH0494048A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 回転対陰極x線管の水シール機構

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Publication Number Publication Date
JPH0494048A true JPH0494048A (ja) 1992-03-26

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ID=16611302

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21177090A Pending JPH0494048A (ja) 1990-08-10 1990-08-10 回転対陰極x線管の水シール機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008108700A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Toshiba Corp 回転陽極型x線管装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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