JPH0493800A - マイクロイオンビーム発生装置 - Google Patents
マイクロイオンビーム発生装置Info
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- JPH0493800A JPH0493800A JP21023690A JP21023690A JPH0493800A JP H0493800 A JPH0493800 A JP H0493800A JP 21023690 A JP21023690 A JP 21023690A JP 21023690 A JP21023690 A JP 21023690A JP H0493800 A JPH0493800 A JP H0493800A
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- slit
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- ion
- beams
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- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 4
- UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N tungsten carbide Chemical group [W+]#[C-] UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 description 1
- 102100027339 Slit homolog 3 protein Human genes 0.000 description 1
- LBDSXVIYZYSRII-IGMARMGPSA-N alpha-particle Chemical compound [4He+2] LBDSXVIYZYSRII-IGMARMGPSA-N 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はサイクロトロンから出力されるミリサイズのイ
オンビームを複数段階で絞ることにより、被照射体に照
射するのに好適なミクロンサイズのイオンビームを発生
し、以て各種のイオンビーム分析に用いることのできる
マイクロイオンビーム発生装置に関するものである。
オンビームを複数段階で絞ることにより、被照射体に照
射するのに好適なミクロンサイズのイオンビームを発生
し、以て各種のイオンビーム分析に用いることのできる
マイクロイオンビーム発生装置に関するものである。
[従来の技術1
従来においては、工業用利用としてサイクロトロンより
出力されるミリサイズのMeV級のエネルギーのイオン
ビームをミクロンサイズに収束させて使用する装置は無
い。
出力されるミリサイズのMeV級のエネルギーのイオン
ビームをミクロンサイズに収束させて使用する装置は無
い。
[発明が解決しようとする課題1
本発明の目的は、ミクロンサイズでかつMeV級の高エ
ネルギーのイオンビームを発生するマイクロイオンビー
ム発生装置を提供することにある。
ネルギーのイオンビームを発生するマイクロイオンビー
ム発生装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
このような目的を達成するために、本発明では、サイク
ロトロンより出力されるイオンビームをビーム通路を経
て複数段階で絞り被照射体に照射するイオンビームを発
生する装置において、前記ビーム通路の入力側の第1段
階に、イオンビームを正しい位置と方向をもったイオン
ビームに調整するビームアライメント装置を設け、第2
段階に、このビームアライメント装置によってほぼ中央
に入射されたイオンビームを所定のビーム形状に収束で
きるように不適性なイオンビームを取り除くプレスリッ
トを配置し、第3段階にはこのプレスリットを通過した
イオンビームがら更に残存する不適性なビームを取り除
き所定のビーム形状に収束できる性状のイオンビームの
みを通過させるオブジェクトスリットを設け、第4段階
には、イオンビームの広がり角度を規定し、および前記
オブジェクトスリットにおいて僅かに散乱したビームを
除去するサブスリットを設け、さらに、このサブスリッ
トの出力側にはサブスリットからのビームを所定形状に
収束させるビーム収束電磁石を設ける。
ロトロンより出力されるイオンビームをビーム通路を経
て複数段階で絞り被照射体に照射するイオンビームを発
生する装置において、前記ビーム通路の入力側の第1段
階に、イオンビームを正しい位置と方向をもったイオン
ビームに調整するビームアライメント装置を設け、第2
段階に、このビームアライメント装置によってほぼ中央
に入射されたイオンビームを所定のビーム形状に収束で
きるように不適性なイオンビームを取り除くプレスリッ
トを配置し、第3段階にはこのプレスリットを通過した
イオンビームがら更に残存する不適性なビームを取り除
き所定のビーム形状に収束できる性状のイオンビームの
みを通過させるオブジェクトスリットを設け、第4段階
には、イオンビームの広がり角度を規定し、および前記
オブジェクトスリットにおいて僅かに散乱したビームを
除去するサブスリットを設け、さらに、このサブスリッ
トの出力側にはサブスリットからのビームを所定形状に
収束させるビーム収束電磁石を設ける。
ここで、前記ビームアライメント装置は、前記イオンビ
ームの水平および垂直移動および偏向を行うための2個
1組の静電板あるいはマグネット板の組を二対、水平お
よび垂直にかつ前記イオンビームの進行方向に交互に配
置することができる。
ームの水平および垂直移動および偏向を行うための2個
1組の静電板あるいはマグネット板の組を二対、水平お
よび垂直にかつ前記イオンビームの進行方向に交互に配
置することができる。
前記プレスリット、前記オブジェクトスリットおよび前
記サブスリットは、それぞれ、断面が円形の2つの円形
スリット本体をビーム進行方向に対して直角にかつ互い
に対向して配置し、これら2つの円形スリット本体には
偏心回転軸を設け、該偏心回転軸を回転して前記円形ス
リット本体間のスリット幅を可変できるようにしてもよ
い。
記サブスリットは、それぞれ、断面が円形の2つの円形
スリット本体をビーム進行方向に対して直角にかつ互い
に対向して配置し、これら2つの円形スリット本体には
偏心回転軸を設け、該偏心回転軸を回転して前記円形ス
リット本体間のスリット幅を可変できるようにしてもよ
い。
前記円形スリット本体は中空となし、その中空部に冷却
水を供給することができる。
水を供給することができる。
前記円形スリット本体の材料をタングステンカーバイト
とすることができる。
とすることができる。
前記ビーム収束電磁石の次段には、該ビーム収束電磁石
によって収束された数ミクロンサイズのイオンビームに
電場を与え被照射体に対するビーム照射位置を任意に変
化させて走査するビームスキャニング装置を配置するこ
とができる。
によって収束された数ミクロンサイズのイオンビームに
電場を与え被照射体に対するビーム照射位置を任意に変
化させて走査するビームスキャニング装置を配置するこ
とができる。
前記プレスリットの次段に当該プレスリットによって不
適性なイオンビームを取り除いた後のビーム電流値およ
びビーム形状を測定する第1ファラデーカップ・ビーム
ビューア−を配設し、前記オブジェクトスリットの次段
に当該オブジェクトスリットによって不適性なイオンビ
ームを取り除いた後のビーム電流値およびビーム形状を
測定する第2ファラデーカップ・ビームビューア−を配
設し、前記サブスリットの次段に当該サブスリットによ
って僅かに散乱した不適性なイオンビームを取り除いた
後のビーム電流値およびビーム形状を測定する第3ファ
ラデーカップ・ビームを配設し、該第3ファラデーカッ
プ・ビームビューア−の次段に前記ビーム収束磁石を配
設することができる。
適性なイオンビームを取り除いた後のビーム電流値およ
びビーム形状を測定する第1ファラデーカップ・ビーム
ビューア−を配設し、前記オブジェクトスリットの次段
に当該オブジェクトスリットによって不適性なイオンビ
ームを取り除いた後のビーム電流値およびビーム形状を
測定する第2ファラデーカップ・ビームビューア−を配
設し、前記サブスリットの次段に当該サブスリットによ
って僅かに散乱した不適性なイオンビームを取り除いた
後のビーム電流値およびビーム形状を測定する第3ファ
ラデーカップ・ビームを配設し、該第3ファラデーカッ
プ・ビームビューア−の次段に前記ビーム収束磁石を配
設することができる。
[作 用]
本発明では、サイクロトロンより出力されるミリサイズ
のイオンビームはビームアライメント装置により正しい
方向をもったイオンビームに調整され、この調整された
イオンビームはプレスリットのほぼ中央に入射されて不
適性なビームが取り除かれ、このプレスリットより所定
のビーム形状に整形されたイオンビームが得られる。
のイオンビームはビームアライメント装置により正しい
方向をもったイオンビームに調整され、この調整された
イオンビームはプレスリットのほぼ中央に入射されて不
適性なビームが取り除かれ、このプレスリットより所定
のビーム形状に整形されたイオンビームが得られる。
このプレスリットを通過したイオンビームは、オブジェ
クトスリットに入射されて更に残存する不適性なビーム
が取り除かれて所定のビーム形状のイオンビームにされ
、このオブジェクトスリットより所定の形状に収束でき
る性状のイオンビームのみが得られる。このオブジェク
トスリットを通過したイオンビームはサブスリットに入
射されてビームの広がり角度を規定するとともにオブジ
ェクトスリットで僅かに散乱したイオンビームが除去さ
れる。さらに、このサブスリットからの出力イオンビー
ムはビーム収束電磁石で収束され、ミクロンサイズのイ
オンビームが得られる。
クトスリットに入射されて更に残存する不適性なビーム
が取り除かれて所定のビーム形状のイオンビームにされ
、このオブジェクトスリットより所定の形状に収束でき
る性状のイオンビームのみが得られる。このオブジェク
トスリットを通過したイオンビームはサブスリットに入
射されてビームの広がり角度を規定するとともにオブジ
ェクトスリットで僅かに散乱したイオンビームが除去さ
れる。さらに、このサブスリットからの出力イオンビー
ムはビーム収束電磁石で収束され、ミクロンサイズのイ
オンビームが得られる。
このイオンビームは被照射体に照射されイオンビーム分
析に供せられる。
析に供せられる。
[実施例j
以下、図面により本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明装置の一実施例の構成を示す正面図、第
2図は本発明におけるビームアライメント装置2の構成
例を示す概略図、第3図は本発明におけるビームスリッ
トの構成例を示す概略図である。
2図は本発明におけるビームアライメント装置2の構成
例を示す概略図、第3図は本発明におけるビームスリッ
トの構成例を示す概略図である。
まず、本実施例の構成を説明する。
第1図において、13は超小型サイクロトロン(図示せ
ず)より出力されたミリサイズのイオンビーム15を入
力して必要なビームに振り分けるスイッチングマグネッ
トである。1はこのスイッチングマグネット13により
必要なビームに振り分けられて出力するイオンビームの
ビーム通路である。14はスイッチングマグネット13
の出力側に配設され、振動を吸収する第1ベローズであ
る。
ず)より出力されたミリサイズのイオンビーム15を入
力して必要なビームに振り分けるスイッチングマグネッ
トである。1はこのスイッチングマグネット13により
必要なビームに振り分けられて出力するイオンビームの
ビーム通路である。14はスイッチングマグネット13
の出力側に配設され、振動を吸収する第1ベローズであ
る。
ビーム通路1の入力側の第1段階には、サイクロトロン
より出力するイオンビームな小型収束電磁石(図示しな
い)およびスイッチングマグネット13を経て正しい位
置と方向をもったイオンビームに調整するビームアライ
メント装置2が第1ベローズ14を介して設けられてい
る。
より出力するイオンビームな小型収束電磁石(図示しな
い)およびスイッチングマグネット13を経て正しい位
置と方向をもったイオンビームに調整するビームアライ
メント装置2が第1ベローズ14を介して設けられてい
る。
このビームアライメント装置2は、換言すれば、ミリサ
イズのイオンビームが次のビームスリットに正しい位置
と方向をもって入射するように調整する装置であり、第
2図に示すように、ミリサイズのイオンビーム100の
平行移動と偏向を行う2個1組の静電板もしくはマグネ
ット板、例えばマグネット板2a〜2dを4組、それぞ
れ、水平および垂直にかつビームの進行方向に交互に配
置して構成する。
イズのイオンビームが次のビームスリットに正しい位置
と方向をもって入射するように調整する装置であり、第
2図に示すように、ミリサイズのイオンビーム100の
平行移動と偏向を行う2個1組の静電板もしくはマグネ
ット板、例えばマグネット板2a〜2dを4組、それぞ
れ、水平および垂直にかつビームの進行方向に交互に配
置して構成する。
この実施例の場合、ビームの水平方向の移動は中心軸に
対して±1.5mm 、偏向角度は10mrad、ビー
ムアライメント装置2全体の長さは約500mmとなっ
ている。例えば、7MeVのα粒子や1.8MeVの陽
子の場合は1.3kV/mmの電界強度が必要となり、
これに相当する磁場は700ガウス程度となるため、磁
場の場合は双極マグネット板となる。マグネット板の場
合は磁場均一度を上げるためウィンドフレーム型を採用
することができる。この場合には、ウィンドフレーム型
の場合は4組のマグネット板を固定する強度部材の配置
がコンパクトになり、制約されたスペースに挿設するこ
とが可能になる。また、ビームアライメント装置2は後
述するファラデーカップ・ビームビューア−より得られ
る情報を受取、磁場の調整を行う連動機構を備え、ビー
ムの適性位置挿入をより精度のよいものにしている。
対して±1.5mm 、偏向角度は10mrad、ビー
ムアライメント装置2全体の長さは約500mmとなっ
ている。例えば、7MeVのα粒子や1.8MeVの陽
子の場合は1.3kV/mmの電界強度が必要となり、
これに相当する磁場は700ガウス程度となるため、磁
場の場合は双極マグネット板となる。マグネット板の場
合は磁場均一度を上げるためウィンドフレーム型を採用
することができる。この場合には、ウィンドフレーム型
の場合は4組のマグネット板を固定する強度部材の配置
がコンパクトになり、制約されたスペースに挿設するこ
とが可能になる。また、ビームアライメント装置2は後
述するファラデーカップ・ビームビューア−より得られ
る情報を受取、磁場の調整を行う連動機構を備え、ビー
ムの適性位置挿入をより精度のよいものにしている。
ビームスリットは不適性なビームを取り除くことを基本
機能として、入力側における2個のプレスリット3aお
よび3bと、1個のオブジェクトスリット4および出力
側における1個のサブスリット5よりなり、合計4個、
3種類のスリットよりなる。ビーム通路lの入力側の第
2段階には、ビームアライメント装置2によってほぼ中
央に入射されたイオンビームを所定のビーム形状に収束
できるように不適性なビームを取り除くプレスリット3
が配置されている。16はビームアライメント装置2と
プレスリット3aとの間に設けられたバルブである。
機能として、入力側における2個のプレスリット3aお
よび3bと、1個のオブジェクトスリット4および出力
側における1個のサブスリット5よりなり、合計4個、
3種類のスリットよりなる。ビーム通路lの入力側の第
2段階には、ビームアライメント装置2によってほぼ中
央に入射されたイオンビームを所定のビーム形状に収束
できるように不適性なビームを取り除くプレスリット3
が配置されている。16はビームアライメント装置2と
プレスリット3aとの間に設けられたバルブである。
プレスリット3aおよび3bは前後に合計2個設けられ
、ビームアライメント装置2によりほぼ中央に入射され
たビームをビーム通路1の出力側の位置に装着されたビ
ーム収束電磁石6によって所定のビーム形状に収束でき
るように不適性なビームを取り除く役目を果たすもので
、極めて高精度なオブジェクトスリット4の前段に配置
され、オブジェクトスリット4に過負荷を与えないよう
にするための予備的なスリットである。これらプレスリ
ット3aおよび3bを用いてほぼ99%の不適性なビー
ムを取り除く。
、ビームアライメント装置2によりほぼ中央に入射され
たビームをビーム通路1の出力側の位置に装着されたビ
ーム収束電磁石6によって所定のビーム形状に収束でき
るように不適性なビームを取り除く役目を果たすもので
、極めて高精度なオブジェクトスリット4の前段に配置
され、オブジェクトスリット4に過負荷を与えないよう
にするための予備的なスリットである。これらプレスリ
ット3aおよび3bを用いてほぼ99%の不適性なビー
ムを取り除く。
ビーム通路1の入力側の第3段階には、プレスリット3
bを通過したイオンビームから更に残存する不適性なビ
ームを取り除きビーム収束電磁石6によって所定のビー
ム形状にビームを収束できる性状のビームのみを通過さ
せるオブジェクトスリット4が設けられている。オブジ
ェクトスリット4は、位置の停止精度と再現性およびビ
ームの散乱を極小にする構造となっている。
bを通過したイオンビームから更に残存する不適性なビ
ームを取り除きビーム収束電磁石6によって所定のビー
ム形状にビームを収束できる性状のビームのみを通過さ
せるオブジェクトスリット4が設けられている。オブジ
ェクトスリット4は、位置の停止精度と再現性およびビ
ームの散乱を極小にする構造となっている。
オブジェクトスリット4を通過した後のビーム200の
サイズは100μmとなる。ビーム通路1の出力側の第
4段階には、イオンビームの広がり角度を1 mrad
程度に規定するとともに、オブジェクトスリット4にお
いて僅かに散乱したビームを除去するサブスリット5を
設けている。
サイズは100μmとなる。ビーム通路1の出力側の第
4段階には、イオンビームの広がり角度を1 mrad
程度に規定するとともに、オブジェクトスリット4にお
いて僅かに散乱したビームを除去するサブスリット5を
設けている。
これらのスリット3a、 3b、 4および5はスリッ
トの位置精度の維持および再現性は勿論のこと、ビーム
衝突により生ずる発熱によるスリットの変形や変位の防
止およびスリット通過後のビームの散乱を極小に抑える
構造とすることが必要である。
トの位置精度の維持および再現性は勿論のこと、ビーム
衝突により生ずる発熱によるスリットの変形や変位の防
止およびスリット通過後のビームの散乱を極小に抑える
構造とすることが必要である。
そのため、スリットの構造としては、ビームの散乱を僅
少に抑えるために円形スリット、すなわち断面が円形で
ある円筒状のスリットとし、位置精度を正確にするため
に偏心回転軸により円形スリットの位置の調整を行う構
成とすることができる。また、冷却効果を高め、その変
形を少なくするため、回転軸を中空とし直接冷却水を供
給する方式とすることができる。ビーム衝突によるスリ
ットの表面の損傷を防ぐために材料をタングステンカー
バイトとすることができる0位置設定および検出を行う
ために、スリットの軸にステッピングモータとエンコー
ダを直結することができる。
少に抑えるために円形スリット、すなわち断面が円形で
ある円筒状のスリットとし、位置精度を正確にするため
に偏心回転軸により円形スリットの位置の調整を行う構
成とすることができる。また、冷却効果を高め、その変
形を少なくするため、回転軸を中空とし直接冷却水を供
給する方式とすることができる。ビーム衝突によるスリ
ットの表面の損傷を防ぐために材料をタングステンカー
バイトとすることができる0位置設定および検出を行う
ために、スリットの軸にステッピングモータとエンコー
ダを直結することができる。
即ち、プレスリット3aと3b、オブジェクトスリット
4およびサブスリット5は、それぞれ、第3図に示すよ
うに構成する。すなわち、タングステンカーバイト族の
円筒状の円形スリット本体11aおよびllbをビーム
進行方向400に対して直角にかつ互いに対向して配置
する。これらの円形スリット本体11aおよびllbに
それぞれ偏心して取りつけた各中空偏心円形回転軸12
aおよび12bにステッピングモータおよびエンコーダ
(図示せず)を結合する。そのステッピングモータによ
り該当回転軸12aおよび12bを回転して両スリット
本体11aとllbとの間に形成されるスリット幅SW
が、プレスリット3a、 3bでo〜5ma+、オブジ
ェクトスリット4で、0〜1a+mおよびサブスリット
5でO〜3111Q+程度可変調整できる構造とする。
4およびサブスリット5は、それぞれ、第3図に示すよ
うに構成する。すなわち、タングステンカーバイト族の
円筒状の円形スリット本体11aおよびllbをビーム
進行方向400に対して直角にかつ互いに対向して配置
する。これらの円形スリット本体11aおよびllbに
それぞれ偏心して取りつけた各中空偏心円形回転軸12
aおよび12bにステッピングモータおよびエンコーダ
(図示せず)を結合する。そのステッピングモータによ
り該当回転軸12aおよび12bを回転して両スリット
本体11aとllbとの間に形成されるスリット幅SW
が、プレスリット3a、 3bでo〜5ma+、オブジ
ェクトスリット4で、0〜1a+mおよびサブスリット
5でO〜3111Q+程度可変調整できる構造とする。
このような構成のスリット3a、 3b、 4および5
を用いた場合には、偏心量をSとすると、円形スリット
本体11a、llbが180°回転するとスリット可動
量2Sに展開でき、位置精度が得易い、ここで、中空偏
心円形回転軸12aおよび12bとモータ回転軸とは直
結できるためバックラッシュ誤差が小さい、しかも、相
互のスリットの衝突が防げるとともにリミットスイッチ
の精度に左右されない、ここで、ビーム衝突面17はス
リット幅swによって変化するため、スリットの消耗を
軽減できる。中空偏心円形回転軸12aおよび12bの
偏心度はスリット可動量2Sのl/2、即ちSでよい等
の特徴がある。
を用いた場合には、偏心量をSとすると、円形スリット
本体11a、llbが180°回転するとスリット可動
量2Sに展開でき、位置精度が得易い、ここで、中空偏
心円形回転軸12aおよび12bとモータ回転軸とは直
結できるためバックラッシュ誤差が小さい、しかも、相
互のスリットの衝突が防げるとともにリミットスイッチ
の精度に左右されない、ここで、ビーム衝突面17はス
リット幅swによって変化するため、スリットの消耗を
軽減できる。中空偏心円形回転軸12aおよび12bの
偏心度はスリット可動量2Sのl/2、即ちSでよい等
の特徴がある。
サブスリット5の出力側には所定のビーム形状に収束す
るビーム収束電磁石6が設けられ、このビーム収束用電
磁石6の後段には収束された数ミクロンサイズ、例えば
、7μmサイズのイオンビーム300に電場を与え被照
射対に対するビーム照射位置を任意に変化させて走査す
るチェンバ18内のスキャニング装置lOが配置されて
いる。
るビーム収束電磁石6が設けられ、このビーム収束用電
磁石6の後段には収束された数ミクロンサイズ、例えば
、7μmサイズのイオンビーム300に電場を与え被照
射対に対するビーム照射位置を任意に変化させて走査す
るチェンバ18内のスキャニング装置lOが配置されて
いる。
ビーム収束用電磁石6は計算機シミュレーションにより
所定の磁石形状に設定した電磁石とする。このビーム収
束電磁石6は、3個の4極磁石からなり、入射したビー
ムを被照射体の像点において所定の形状まで収束させる
装置である。ビーム収束のための磁場分布は極めて正確
であるを要し、磁極の調整は精密さを要するため、電磁
石は精密微調整機構を備えている。
所定の磁石形状に設定した電磁石とする。このビーム収
束電磁石6は、3個の4極磁石からなり、入射したビー
ムを被照射体の像点において所定の形状まで収束させる
装置である。ビーム収束のための磁場分布は極めて正確
であるを要し、磁極の調整は精密さを要するため、電磁
石は精密微調整機構を備えている。
プレスリット3aおよび3bのうち、前段のスリット3
aの後段には当該スリット3aによって不適性なビーム
を取り除いた後のビーム電流値およびビーム形状を測定
する第1ファラデーカップ・ビームビューア−7が設け
られる。オブジェクトスリット4の次段には、このオブ
ジェクトスリット4によって不適性なビームを取り除い
た後のビーム電流値およびビーム形状を測定する第2フ
ァラデーカップ・ビームビューア−8が設けられている
。
aの後段には当該スリット3aによって不適性なビーム
を取り除いた後のビーム電流値およびビーム形状を測定
する第1ファラデーカップ・ビームビューア−7が設け
られる。オブジェクトスリット4の次段には、このオブ
ジェクトスリット4によって不適性なビームを取り除い
た後のビーム電流値およびビーム形状を測定する第2フ
ァラデーカップ・ビームビューア−8が設けられている
。
サブスリット5の次段には、サブスリット5によって僅
かに散乱した不適性なビームが取り除かれた後のビーム
電流値およびビーム形状を測定する第3ファラデーカッ
プ・ビームビューア−9が設けられている。
かに散乱した不適性なビームが取り除かれた後のビーム
電流値およびビーム形状を測定する第3ファラデーカッ
プ・ビームビューア−9が設けられている。
19はビーム通路1内を高真空状態にする真空ポンプ、
20aおよび20bは、それぞれ、この真空ポンプ19
の運転により生ずる振動を吸収するための第2および第
3ベローズ、21は第3ファラデーカップ・ビームビュ
ーア−9とビーム収束電磁石6との間に設けられたバル
ブ、22はチェンバ18内を真空状態にする真空ポンプ
、23は真空ポンプ23に取りつけられたバルブ、24
はチェンバ18とバルブ23との間に設けられた第4ベ
ローズである。
20aおよび20bは、それぞれ、この真空ポンプ19
の運転により生ずる振動を吸収するための第2および第
3ベローズ、21は第3ファラデーカップ・ビームビュ
ーア−9とビーム収束電磁石6との間に設けられたバル
ブ、22はチェンバ18内を真空状態にする真空ポンプ
、23は真空ポンプ23に取りつけられたバルブ、24
はチェンバ18とバルブ23との間に設けられた第4ベ
ローズである。
本実施例による装置の設計にあたっては、サイクロトロ
ンより出力されるイオンビームの性状を確定することか
ら始め、総合的な計算機シミュレーションにより各々の
装置の機能を設定して構成することになる。
ンより出力されるイオンビームの性状を確定することか
ら始め、総合的な計算機シミュレーションにより各々の
装置の機能を設定して構成することになる。
以上のような構成の本実施例の作用を説明する。
超小型サイクロトロンより出力するミリサイズのイオン
ビーム15がスイッチングマグネット13により必要な
ビームラインに振り分けられてビーム通路1の入力側に
入射される。このミリサイズのイオンビーム15に対し
て、第2図に示すように、2個1組のマグネット板2a
〜2dの4組よりなるビームアライメント装置2により
平行移動と偏向を順次行って、正しい位置と方向をもっ
たイオンビームが得られるように調整を行う、この調整
されたイオンビーム100は、プレスリット3a、 3
bを構成する円形スリット本体11aとllbとの間の
スリッド幅を偏心回転軸12aおよび12bを回転して
制御することにより不適性なビームが取り除かれ、この
ブレスレット3a、 3bより所定のビーム形状に整形
されたイオンビームが得られる。
ビーム15がスイッチングマグネット13により必要な
ビームラインに振り分けられてビーム通路1の入力側に
入射される。このミリサイズのイオンビーム15に対し
て、第2図に示すように、2個1組のマグネット板2a
〜2dの4組よりなるビームアライメント装置2により
平行移動と偏向を順次行って、正しい位置と方向をもっ
たイオンビームが得られるように調整を行う、この調整
されたイオンビーム100は、プレスリット3a、 3
bを構成する円形スリット本体11aとllbとの間の
スリッド幅を偏心回転軸12aおよび12bを回転して
制御することにより不適性なビームが取り除かれ、この
ブレスレット3a、 3bより所定のビーム形状に整形
されたイオンビームが得られる。
このブレスレット3a、 3bを通過したイオンビーム
はオブジェクトスリット4を構成する円形スリット本体
11aとllbとの間のスリット幅を偏心円形回転軸1
2aおよび12bを回転して制御することにより更に残
存する不適性なビームが取り除かれて所定のビーム形状
のビームにされ、このオブジェクトスリット4より所定
の形状に収束できる性状のビームのみが得られる。
はオブジェクトスリット4を構成する円形スリット本体
11aとllbとの間のスリット幅を偏心円形回転軸1
2aおよび12bを回転して制御することにより更に残
存する不適性なビームが取り除かれて所定のビーム形状
のビームにされ、このオブジェクトスリット4より所定
の形状に収束できる性状のビームのみが得られる。
このオブジェクトスリット4を通過したイオンビームは
数百ミクロン、例えば100μmサイズのイオンビーム
200となり、サブスリット5に入射される。サブスリ
ット5を構成する円形スリット本体11aとllbとの
間のスリット幅を偏心円形回転軸12aおよび12bを
回転して制御することにより、このイオンビーム200
の広がり角を1 mrad程度に規定するとともに、オ
ブジェクトスリット4において僅かに散乱したビームが
除去される。
数百ミクロン、例えば100μmサイズのイオンビーム
200となり、サブスリット5に入射される。サブスリ
ット5を構成する円形スリット本体11aとllbとの
間のスリット幅を偏心円形回転軸12aおよび12bを
回転して制御することにより、このイオンビーム200
の広がり角を1 mrad程度に規定するとともに、オ
ブジェクトスリット4において僅かに散乱したビームが
除去される。
このイオンビーム200はビーム収束電磁石6に入射さ
れて所定のビーム形状に収束され、所望のマイクロビー
ムサイズ、例えば7μmサイズのイオンビーム300が
照射位置で得られる。このイオンビーム300はビーム
スキャニング装置IOに入射されて、チェンバ18内に
設置された被照射体に対してビーム位置を任意に変化さ
せて走査を行いながら照射され、被照射体のイオンビー
ム分析に供せられる。
れて所定のビーム形状に収束され、所望のマイクロビー
ムサイズ、例えば7μmサイズのイオンビーム300が
照射位置で得られる。このイオンビーム300はビーム
スキャニング装置IOに入射されて、チェンバ18内に
設置された被照射体に対してビーム位置を任意に変化さ
せて走査を行いながら照射され、被照射体のイオンビー
ム分析に供せられる。
【発明の効果1
上述のように、本発明によれば、サイクロトロンより出
力されるイオンビームをビーム通路を経て複数段階で絞
り、被照射体に照射するイオンビームを発生する装置に
おいて、ビーム通路の入力側の第1段階に、イオンビー
ムを正しい位置と方向をもったイオンビームに調整する
ビームアライメント装置を設け、第2段階に、このビー
ムアライメント装置によってほぼ中央に入射されたイオ
ンビームを所定のビーム形状に収束できるよう不適性な
ビームを取り除くプレスリットを配置し、第3段階には
このプレスリットを通過したイオンビームから更に残存
する不適性なビームを取り除き所定のビーム形状に収束
できる性状のビームのみを通過させるオブジェクトスリ
ットを設け、ビーム通路の出力側の第4段階には、ビー
ムの広がり角度を規定し、更にオブジェクトスリットに
おいて僅かに散乱したビームを除去するサブスリットを
設け、さらにサブスリットから出射したイオンビームな
ビーム収束電磁石に入射させてマイクロビームサイズに
収束するようにしたので、イオンビームはビームアライ
メント装置により後段のスリット群に正しい位置と方向
を持って入射され、かつプレスリット、オブジェクトス
リットおよびサブスリットによりイオンビームから不適
性なビームを十分に除けるので、マイクロビームサイズ
でかつMeV級の高エネルギーのイオンビームを得るこ
とができ、以て被照射体のイオンビーム分析に適したマ
イクロイオンビーム発生装置を提供することができる。
力されるイオンビームをビーム通路を経て複数段階で絞
り、被照射体に照射するイオンビームを発生する装置に
おいて、ビーム通路の入力側の第1段階に、イオンビー
ムを正しい位置と方向をもったイオンビームに調整する
ビームアライメント装置を設け、第2段階に、このビー
ムアライメント装置によってほぼ中央に入射されたイオ
ンビームを所定のビーム形状に収束できるよう不適性な
ビームを取り除くプレスリットを配置し、第3段階には
このプレスリットを通過したイオンビームから更に残存
する不適性なビームを取り除き所定のビーム形状に収束
できる性状のビームのみを通過させるオブジェクトスリ
ットを設け、ビーム通路の出力側の第4段階には、ビー
ムの広がり角度を規定し、更にオブジェクトスリットに
おいて僅かに散乱したビームを除去するサブスリットを
設け、さらにサブスリットから出射したイオンビームな
ビーム収束電磁石に入射させてマイクロビームサイズに
収束するようにしたので、イオンビームはビームアライ
メント装置により後段のスリット群に正しい位置と方向
を持って入射され、かつプレスリット、オブジェクトス
リットおよびサブスリットによりイオンビームから不適
性なビームを十分に除けるので、マイクロビームサイズ
でかつMeV級の高エネルギーのイオンビームを得るこ
とができ、以て被照射体のイオンビーム分析に適したマ
イクロイオンビーム発生装置を提供することができる。
第1図は本発明装置の一実施例の構成を示す正面図、
第2図は、本発明におけるビームアライメント装置の構
成例を示す概略図、 第3図は本発明におけるビームスリットの構成例を示す
概略図である。 1・・・ビーム通路、 2・・・ビームアライメント装置、 28〜2d・・・マグネット板(静電板)、3a、 3
b・・・プレスリット・ 4・・・オブジェクトスリット、 5・・・サブスリット、 6・・・ビーム収束電磁石、 7・・・第1ファラデーカップ・ビームビューア− 8・・・第2ファラデーカップ・ビームビューア− 9・・・第3ファラデーカップ・ビームビューア− 10・・・ビームスキャニング装置、 11a 、 llb・・・円形スリット本体、12a
、 12b・・・偏心(円形)回転軸、13・・・スイ
ッチングマグネット、 14・・・第1ベローズ、 15・・・イオンビーム、 16・・・バルブ、 17・・・ビーム衝突面、 18・・・チェンバ、 19・・・真空ポンプ、 20a、20b−第2.第3ベローズ、21・・・バル
ブ、 22・・・真空ポンプ、 23・・・バルブ、 24・・・第4ベローズ、 100・・・ミリサイズのイオンビーム、200・・・
100ミクロンサイズのイオンビーム、300・・・7
ミクロンサイズのイオンビーム、400・・・ビーム進
行方向。
成例を示す概略図、 第3図は本発明におけるビームスリットの構成例を示す
概略図である。 1・・・ビーム通路、 2・・・ビームアライメント装置、 28〜2d・・・マグネット板(静電板)、3a、 3
b・・・プレスリット・ 4・・・オブジェクトスリット、 5・・・サブスリット、 6・・・ビーム収束電磁石、 7・・・第1ファラデーカップ・ビームビューア− 8・・・第2ファラデーカップ・ビームビューア− 9・・・第3ファラデーカップ・ビームビューア− 10・・・ビームスキャニング装置、 11a 、 llb・・・円形スリット本体、12a
、 12b・・・偏心(円形)回転軸、13・・・スイ
ッチングマグネット、 14・・・第1ベローズ、 15・・・イオンビーム、 16・・・バルブ、 17・・・ビーム衝突面、 18・・・チェンバ、 19・・・真空ポンプ、 20a、20b−第2.第3ベローズ、21・・・バル
ブ、 22・・・真空ポンプ、 23・・・バルブ、 24・・・第4ベローズ、 100・・・ミリサイズのイオンビーム、200・・・
100ミクロンサイズのイオンビーム、300・・・7
ミクロンサイズのイオンビーム、400・・・ビーム進
行方向。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)サイクロトロンより出力されるイオンビームをビー
ム通路を経て複数段階で絞って、被照射体に照射するイ
オンビームを発生する装置において、 前記ビーム通路の入力側に配設され、前記サイクロトロ
ンより出力されるイオンビームを正しい位置および方向
をもったイオンビームに調整するビームアライメント装
置と、 前記ビームアライメント装置によってほぼ中央に入射さ
れたイオンビームを所定のビーム形状に集束できるよう
に不適性なイオンビームを取り除くプレスリットと、 前記プレスリットを透過したイオンビームから更に残存
する不適性なイオンビームを取り除き所定のビーム形状
に収束できる性状のイオンビームのみを透過させるオブ
ジェクトスリットと、前記オブジェクトスリットの出力
側に配設され、前記オブジェクトスリットから出力され
るイオンビームの広がり角度を規定し、および前記オブ
ジェクトスリットにおいてわずかに散乱されるイオンビ
ームを除去するサブスリットと、 前記サブスリットの出力側に配設され、前記サブスリッ
トからの出力イオンビームを所定のビーム形状に収束さ
せるビーム収束電磁石と を具えたことを特徴とするマイクロイオンビーム発生装
置。 2)前記ビームアライメント装置は、前記イオンビーム
の水平および垂直移動および偏向を行うための2個1組
の静電板あるいはマグネット板の組を二対、水平および
垂直にかつ前記イオンビームの進行方向に交互に配置し
たことを特徴とする請求項1記載のマイクロイオンビー
ム発生装置。 3)前記プレスリット、前記オブジェクトスリットおよ
び前記サブスリットは、それぞれ、断面が円形の2つの
円形スリット本体をビーム進行方向に対して直角にかつ
互いに対向して配置し、これらの円形スリット本体には
偏心回転軸を設け、該偏心回転軸を回転して前記2つの
円形スリット本体間のスリット幅を可変できるようにし
たことを特徴とする請求項1または2に記載のマイクロ
イオンビーム発生装置。 4)前記円形スリット本体は中空となし、その中空部に
冷却水を供給するようにしたことを特徴とする請求項3
記載のマイクロイオンビーム発生装置。 5)前記円形スリット本体の材料をタングステンカーバ
イトとしたことを特徴とする請求項3または4に記載の
マイクロイオンビーム発生装置。 6)前記ビーム収束電磁石の次段には、該ビーム収束電
磁石によって収束された数ミクロンサイズのイオンビー
ムに電場を与え被照射体に対するビーム照射位置を任意
に変化させて走査するビームスキャニング装置を配置し
たことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
のマイクロイオンビーム発生装置。 7)前記プレスリットの次段に当該プレスリットによっ
て不適性なイオンビームを取り除いた後のビーム電流値
およびビーム形状を測定する第1ファラデーカップ・ビ
ームビューアーを配設し、前記オブジェクトスリットの
次段に当該オブジェクトスリットによって不適性なイオ
ンビームを取り除いた後のビーム電流値およびビーム形
状を測定する第2ファラデーカップ・ビームビューアー
を配設し、前記サブスリットの次段に当該サブスリット
によって僅かに散乱した不適性なイオンビームを取り除
いた後のビーム電流値およびビーム形状を測定する第3
ファラデーカップ・ビームを配設し、該第3ファラデー
カップ・ビームビューアーの次段に前記ビーム収束磁石
を配設したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
かに記載のマイクロイオンビーム発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21023690A JPH0493800A (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | マイクロイオンビーム発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21023690A JPH0493800A (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | マイクロイオンビーム発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493800A true JPH0493800A (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=16586039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21023690A Pending JPH0493800A (ja) | 1990-08-10 | 1990-08-10 | マイクロイオンビーム発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0493800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5546075A (en) * | 1994-05-27 | 1996-08-13 | Daifuku Co., Ltd. | Warning apparatus |
JP2006156246A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Sumitomo Eaton Noba Kk | ビーム照射装置 |
-
1990
- 1990-08-10 JP JP21023690A patent/JPH0493800A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5546075A (en) * | 1994-05-27 | 1996-08-13 | Daifuku Co., Ltd. | Warning apparatus |
JP2006156246A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Sumitomo Eaton Noba Kk | ビーム照射装置 |
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